JP6768296B2 - 電子部品装着機 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を基板に装着する電子部品装着機に関する。
多数の電子部品(以下、単に「部品」という)が装着された基板を生産する装置として、電子部品装着機がある。この電子部品装着機には、一定の間隔(ピッチ)に複数の送り穴と複数の部品収納用のキャビティを設けたキャリアテープを部品供給位置に間欠送りするテープフィーダが装填される。
そして、電子部品装着機は、テープフィーダの部品供給位置に供給されるキャビティ内の部品を部品移載装置の吸着ノズルで吸着し、吸着した部品を部品装着位置に搬送位置決めされた基板上に移送して装着する。上述の部品吸着動作時は、部品吸着ミスを防止するため、吸着ノズルを部品供給位置にあるキャビティに正確に位置決めする必要がある。
例えば特許文献1には、複数の送り穴が複数のキャビティの2倍のピッチで形成されたキャリアテープを使用したとき、テープフィーダの部品供給位置にあるキャビティの位置を認識できる電子部品装着機が記載されている。このテープフィーダの部品供給位置側には、ピッチ送りするキャリアテープを押さえる押さえ部材が設けられる。そして、この押さえ部材には、部品供給位置にあるキャリアテープのキャビティ、送り穴、及び部品供給位置からさらに1ピッチだけピッチ送りされた位置にある送り穴を含む範囲を露出させる開口部が設けられる。
電子部品装着機は、キャリアテープのピッチ送りが停止状態のときの部品供給位置にある送り穴を開口部を通して撮像装置で撮像し当該送り穴の位置を求め、この送り穴の位置から部品供給位置にある現キャビティの位置を認識する。そして、さらにキャリアテープを1ピッチだけピッチ送りして停止させたときの先に撮像した送り穴を開口部を通して再度撮像し当該送り穴の位置を求め、この送り穴の位置から部品供給位置にある次キャビティの位置を認識する。
特開2011−171419号公報
電子部品装着機においては、テープフィーダの電子部品装着機に対する装填誤差による傾きや、キャリアテープが巻回されたリールのテープフィーダに対する取り付け誤差による傾きにより、キャリアテープの幅方向にズレが発生する場合がある。また、キャリアテープの送り穴の形成誤差による影響で、キャリアテープの送り方向にズレが発生する場合がある。しかし、従来の電子部品装着機では、上述のズレについては考慮されておらず、近年のさらなる小型化が図られた部品では部品吸着ミスが発生するおそれがある。
本発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、部品供給位置にあるキャビティを正確に認識できる電子部品装着機を提供する。
上記課題を解決する本発明の電子部品装着機は、一定の間隔に複数の送り穴と複数の部品収納用のキャビティを設けたキャリアテープを部品供給位置に搬送するテープフィーダと、前記テープフィーダにて搬送される前記キャリアテープにおける前記複数の送り穴の画像を、前記部品供給位置の近傍に設けられる第1窓及び第2窓を通して撮像する撮像装置と、前記複数の送り穴の画像に基づいて、前記キャビティに収納された部品を採取する吸着ノズルを位置決めする位置を補正し、前記キャビティに収納された部品を採取して、部品装着位置に位置決めされる基板上に前記部品を装着する部品移載装置と、を備え、前記部品移載装置は、前記複数の送り穴の画像に基づいて、電子部品装着機本体における機械座標系の1つの座標軸線方向に設定されるべき前記キャリアテープの搬送方向の傾きを求め、求めた前記傾きに基づいて前記吸着ノズルを位置決めする位置を補正する。
これによれば、部品移載装置は、複数の所定位置の画像に基づいて、キャリアテープの幅方向のズレや送り方向のズレを求めることができる。そして、部品移載装置は、求めた上記ズレから部品供給位置を補正して当該部品供給位置にあるキャビティを正確に認識できる。よって、部品移載装置は、補正した部品供給位置にあるキャビティに収納された部品を、部品採取ミスを起こすことなく確実に採取できる。
実施形態の電子部品装着機の全体構成を示す平面図である。 電子部品装着機で用いるキャリアテープの平面図である。 図2の3−3矢視図であり、キャリアテープに部品が収納された状態を示す断面図である。 電子部品装着機のテープフィーダの詳細構成を示す側面図である。 テープフィーダのテープ剥離機構の拡大斜視図である。 電子部品装着機の動作を説明するためのフローチャートである。 図5の7−7矢視図であり、開放部材によってキャリアテープのキャビティが開放される動作を説明するための図である。 キャリアテープの幅方向や送り方向のズレの補正を説明するための図である。
(1.電子部品装着機の全体構成)
本発明の実施形態の電子部品装着機の全体構成について説明する。図1に示すように、電子部品装着機9は、基板搬送装置92、複数のテープフィーダ1、部品移載装置94、撮像装置として基板カメラ946、部品カメラ95、及び制御装置96などが電子部品装着機本体91に組み付けられて構成される。電子部品装着機本体91における機械座標系の1つであるX軸方向は、基板搬送装置92における基板Kの搬入出方向、機械座標系の1つであるY軸方向は、テープフィーダ1におけるキャリアテープ8(図2、図3参照)の搬送方向(部品の供給方向)、機械座標系の1つであるZ軸方向は、X,Y軸方向、すなわち水平方向に直交する垂直方向である。
基板搬送装置92、各テープフィーダ1、部品移載装置94、基板カメラ946、及び部品カメラ95は、制御装置96から制御され、それぞれが所定の作業を行う。なお、以下の説明では、電子部品装着機9において、基板搬送装置92側を前方、テープフィーダ1側を後方という。
基板搬送装置92は、基板Kを搬入及び搬出する。基板搬送装置92は、第1及び第2ガイドレール921,922、図略の一対のコンベアベルト、及び図略のクランプ装置などで構成される。第1及び第2ガイドレール921,922は、電子部品装着機本体91の上面中央を横断してX軸方向に延在し、かつ互いに平行して電子部品装着機本体91に組み付けられる。第1及び第2ガイドレール921,922の向かい合う内側に、無端環状の一対のコンベアベルトが並設される。
一対のコンベアベルトは、コンベア搬送面に基板Kの両縁をそれぞれ戴置した状態で輪転して、基板Kを電子部品装着機本体91の中央部に設定された部品装着位置に対し搬入及び搬出する。部品装着位置のコンベアベルトの下方には、クランプ装置が設けられる。クランプ装置は、基板Kを押し上げて水平姿勢でクランプし、部品装着位置に位置決めする。
複数のテープフィーダ1は、それぞれキャリアテープ8を間欠送りして部品P(図2、図3参照)を順次供給する。複数のテープフィーダ1は、幅方向寸法が小さな扁平形状であり、電子部品装着機本体91上のパレット部材11の上面のX軸方向に並べて装填される。各テープフィーダ1は、本体部12、本体部12の後部に設けられた2個の供給リール13,14、本体部12の前端付近の上部に設けられた部品供給位置15などを有する。各供給リール13,14には、キャリアテープ8が巻回保持される。
部品移載装置94は、複数のテープフィーダ1の各部品供給位置15から部品Pを吸着採取し、吸着採取した部品Pを位置決めされた基板Kまで移送して装着する。部品移載装置94は、X軸方向及びY軸方向に水平移動可能なXYロボットタイプの装置である。部品移載装置94は、一対のY軸レール941,942、Y軸スライダ943、X軸スライダ944、装着ヘッド945、及び基板カメラ946などで構成される。
一対のY軸レール941,942は、電子部品装着機本体91の両方の側面寄りに配置されて、Y軸方向に延在している。Y軸レール941,942上に、Y軸スライダ943がボールねじ機構によってY軸方向に移動可能に装架される。X軸スライダ944は、Y軸スライダ943にボールねじ機構によってX軸方向に移動可能に装架される。装着ヘッド945は、X軸スライダ944に交換可能に保持される。
装着ヘッド945は、部品を吸着して基板Kに装着する吸着ノズル947を有する。基板カメラ946は、X軸スライダ944に装着ヘッド945と並んで設けられる。基板カメラ946は、基板Kの正確な位置を検出するために、基板Kに付設されたフィデューシャルマークを撮像し、また、部品供給位置15の正確な位置を検出するために、テープフィーダ1で供給されるキャリアテープ8における複数の所定位置の画像、例えば送り穴832,841(図2、図3参照)を撮像する。
部品カメラ95は、基板搬送装置92とテープフィーダ1との間の電子部品装着機本体91の上面に、上向きに設けられる。部品カメラ95は、装着ヘッド945がテープフィーダ1から基板K上に移動する途中で、吸着ノズル947に吸着される部品の状態を撮像する。部品カメラ95の撮像データによって部品の吸着姿勢の誤差や回転角のずれなどが判明すると、制御装置96は、必要に応じて部品装着動作を微調整し、装着が困難な場合には当該部品を廃棄する制御を行う。
制御装置96は、基板Kに装着する部品の種類及び順序、当該部品を供給するテープフィーダ1を指定した装着シーケンスを保持する。制御装置96は、基板カメラ946及び部品カメラ95の撮像データ、並びに図略のセンサの検出データなどに基づき、装着シーケンスにしたがって部品装着動作を制御する。また、制御装置96は、生産完了した基板Kの生産数や、部品の装着に要した装着時間、部品の吸着エラーの発生回数などの稼動状況データを逐次収集して更新する。
(2.キャリアテープの構成)
次に、供給リール13,14に巻回保持されて送り出されるキャリアテープ8の詳細な構成について説明する。図2及び図3に示すように、キャリアテープ8は、カバーテープ81、ベーステープ83及びボトムテープ84を備える。なお、キャリアテープ8において後述する送り穴832,841側を左側、送り穴832,841側とは反対側を右側と称する。
ベーステープ83は、紙材や樹脂などの柔軟な材料により形成される。ベーステープ83のテープ幅方向の中央よりも少し右側位置には、テープ長さ方向に等ピッチで多数の矩形のキャビティ831F,831が穿設される。先端寄りの数箇所のキャビティ831Fには、部品Pは収納されず、数箇所を除いた以降のキャビティ831には、それぞれ部品Pが収納保持される。
ベーステープ83の左側の側縁寄りには、テープ長さ方向に等ピッチ(本例では、キャビティ831F,831のピッチの2倍)で側縁に平行して多数の送り穴832,841が穿設される。ベーステープ83の下面には、ボトムテープ84が貼設される。ボトムテープ84は、薄く透明な高分子フィルムにより形成される。ボトムテープ84は、その幅寸法がベーステープ83の幅寸法に一致している。そして、ベーステープ83の送り穴832に重なるように、ボトムテープ84にも送り穴841が穿設される。
一方、ベーステープ83の上面には、カバーテープ81が剥離可能に接着される。詳述すると、ベーステープ83のキャビティ831と右の側縁との間の上面に、テープ長さ方向に延びる接着部833が設定される。また、ベーステープ83のキャビティ831と送り穴832との間の上面に、テープ長さ方向に延びる接着部834が設定される。2つの接着部833,834に対して、カバーテープ81の両縁に近い部分が接着される。
カバーテープ81は、薄く透明な高分子フィルムにより形成される。カバーテープ81は、その幅寸法がベーステープ83よりも小さく、キャビティ831を覆うが、送り穴832,841を覆わない。上述した構成により、部品Pは、ベーステープ83の各キャビティ831に収納保持され、ボトムテープ84及びカバーテープ81によって脱落が防止される。
キャリアテープ8は、使用を開始する前に図2のC−C切断線で切断され、部品Pの収納されていないキャビティ831Fが取り除かれる。キャリアテープ8の切断された端面は、送り出し方向の先端面8Tとなる。この先端面8Tが、後述するテープ剥離機構5へ向かって送り出される。
(3.テープフィーダの構成)
次に、テープフィーダ1の詳細な構成について説明する。図4に示すように、テープフィーダ1は、本体部12を形成する2枚の側板に、レール2、後側テープ送り出し機構3、前側テープ送り出し機構4、テープ剥離機構5、次テープ制御機構6、及び制御部7などが組み付けられて構成される。本体部12を形成する2枚の側板は、扁平形状の幅方向分だけ離隔平行して配置されており、図4では紙面手前側の側板が省略されている。
レール2は、その上面でキャリアテープ8の送り出しを案内する部材である。レール2は、キャリアテープ8のテープ幅よりもわずかに広幅でかつ細長い板状の部材により形成される。レール2は、本体部12の後方の概ね中間高さから前方の上部へと傾斜して配置される。レール2の後端の上側に形成される挿入口21は、2個の供給リール13,14から引き出されるキャリアテープ8を上下に重ねて挿入できる。
レール2の長さ方向の中間付近に、浮上防止部材22が設けられる。浮上防止部材22は、トーションスプリング23によってレール2の上面に押圧される。浮上防止部材22は、レール2との間にキャリアテープ8を送り出し可能に挟持して、浮上を防止する。レール2の前端付近の上側に、部品供給位置15が設けられる。なお、レール2の両方の側縁から上方に向けて、キャリアテープ8の幅方向を保持する図略のガイド部材が立設される。
後側テープ送り出し機構3は、レール2の後方寄りの下部に配設される。後側テープ送り出し機構3は、第1モータ31、第1ギヤ32、第2ギヤ33、第1スプロケット34、及び第2スプロケット35などで構成される。第1モータ31の出力軸は、ギヤ結合により第1ギヤ32及び第2ギヤ33を介して、第1スプロケット34及び第2スプロケット35に回転連結される。
第1スプロケット34及び第2スプロケット35の出力歯は、レール2に形成された間隙から上方に突出してキャリアテープ8の送り穴832,841に係入する。したがって、第1モータ31が間欠的に一定の回転量ずつ駆動されると、後側テープ送り出し機構3は、キャリアテープ8をレール2の上面に沿って前方へと間欠的に一定ピッチずつ送り出す。
前側テープ送り出し機構4は、レール2の前方寄りの下部に配設される。前側テープ送り出し機構4は、第2モータ41、第3ギヤ42、第4ギヤ43、第3スプロケット44、及び第4スプロケット45などで構成される。第2モータ41の出力軸は、ギヤ結合により第3ギヤ42及び第4ギヤ43を介して、第3スプロケット44及び第4スプロケット45に回転連結される。
第3スプロケット44及び第4スプロケット45の出力歯は、レール2に形成された間隙から上方に突出してキャリアテープ8の送り穴832,841に係入する。したがって、第1モータ31に同期して第2モータ41が間欠的に一定の回転量ずつ駆動されると、前側テープ送り出し機構4は、キャリアテープ8をレール2の上面に沿って前方へと間欠的に一定ピッチずつ送り出す。
テープ剥離機構5は、レール2の前方寄りの上部、換言すると前側テープ送り出し機構4の上側に配設される。図5に示すように、テープ剥離機構5は、送り出されるキャリアテープ8のカバーテープ81をベーステープ83から剥離し、部品供給位置15でキャリアテープ8のキャビティ831から部品Pを供給可能にする機構である。テープ剥離機構5は、上壁51、右側壁52、及び左側壁53を有し、キャリアテープ8の送り方向に長く、送り方向に直角な断面が下向きに開いたコ字形に形成される。
上壁51の中央左側には、第4スプロケット45を視認可能な長穴形状の窓511が形成される。上壁51の中央左側の窓511よりも前方側には、キャリアテープ8の送り穴832,841を視認可能な2つの矩形状の第1、第2窓512,513がキャリアテープ8の送り方向に並んで形成される。上壁51の前方寄りには、前後方向に長くかつ幅方向の右側半分程度が切り欠かれて矩形の切欠部54が形成される。
切欠部54の内部には、剥離部材55が配置される。剥離部材55の先端部551は、鋭利に形成されており、カバーテープ81の一側部側を剥離する。剥離部材55の後方寄りの部位は、一定厚さで一定幅に形成され、右側壁52に固定される。この近傍において、切欠部54は、中央寄りの一部のみが開放される。切欠部54のうち剥離部材55が配置されない前方寄りの範囲は、部品供給位置15が設けられる。
剥離部材55及び上壁51の上方には、板状の開放部材56が配置される。開放部材56は、上壁51との間にわずかな隙間が形成されるように左側壁53に固定される。開放部材56の後方寄りの位置には、剥離部材55よりも幅方向の左側に突出する傾斜面562が形成される。
開放部材56は、剥離部材55で剥離されたカバーテープ81を傾斜面562で徐々に立ち上げ、さらに左側に折り曲げて上記隙間に通すことで、キャリアテープ8のキャビティ831の開放状態を維持する。部品供給位置15が設けられる開放部材56の部分は、前後方向に長くかつ幅方向の右側半分程度が切り欠かれて矩形の切欠部561が形成される。開放部材56の切欠部561の左側には、第3スプロケット44を視認可能な長穴形状の窓563が形成される。
ここで、発明が解決しようとする課題で説明したように、電子部品装着機9においては、テープフィーダ1の電子部品装着機9に対する装填誤差による傾きや、キャリアテープ8が巻回された供給リール13,14のテープフィーダ1に対する取り付け誤差による傾きにより、キャリアテープ8の幅方向(X軸方向)にズレが発生する場合がある。また、キャリアテープ8の送り穴832,841の形成誤差による影響で、キャリアテープ8の送り方向(Y軸方向)にズレが発生する場合がある。
詳細は後述するが、本実施形態では、第1、第2窓512,513を通して視認可能なキャリアテープ8の送り穴832,841を基板カメラ946でそれぞれ撮像し、それらの画像を処理して上述のズレを求める。そして、求めたズレから部品供給位置15として部品供給位置15にあるキャビティ831の位置を補正し、補正したキャビティ831の位置に吸着ノズル947を位置決めすることで部品吸着ミスを防止する。
なお、本実施形態のテープフィーダ1では、キャリアテープ8の送り穴832,841は、部品供給位置15に隣接する窓563においてはカバーテープ81に遮られるため正確に認識できず、また、窓511においては第4スプロケット45の出力歯が噛み合っているため正確に認識できない。このため、本実施形態のテープフィーダ1では、第1、第2窓512,513を設けてキャリアテープ8の送り穴832,841を正確に視認するようにしている。
図4に示すように、次テープ制御機構6は、レール2の後方寄りの上部、換言すると後側テープ送り出し機構3の上側に配設される。次テープ制御機構6は、2個の供給リール13,14から挿入口21へと重ねて挿入された2つのキャリアテープ8の送り出しを制御する。
つまり、次テープ制御機構6は、現在使用している第1のキャリアテープ8の送り出しを許容し、次に使用する第2のキャリアテープ8の先端付近を保持する。そして、次テープ制御機構6は、第1のキャリアテープ8が無くなると自動的に第2のキャリアテープ8の送り出しを開始するとともに、第3のキャリアテープ8の挿入を許容する。
制御部7は、本体部12の下方寄りに配設される。制御部7は、図略のマイクロプロセッサやメモリ、ドライバ、通信部などを備え、ソフトウェアで動作する。テープフィーダ1は、パレット部材11上に装備されると、本体部12の前面に設けられたコネクタ71を介して制御装置96と通信接続される。
これにより、制御部7は、制御装置96と必要な情報を授受できるようになる。制御部7は、ドライバを介して、後側テープ送り出し機構3の第1モータ31、及び前側テープ送り出し機構4の第2モータ41の駆動電流を制御する。また、制御部7は、図略のテープ端検出センサの検出結果に基づいて、キャリアテープ8の先端面8T及び後端面がテープ端検出センサを通過したことを検出する。
(4.電子部品装着機の動作)
次に、電子部品装着機9の動作について図6のフローチャートを参照して説明する。なお、テープフィーダ1には、作業者により供給リール13,14が既にセットされているものとする。また、基板搬送装置92の部品装着位置には、基板Kが既に位置決め固定されているものとする。制御装置96は、テープフィーダ1を駆動制御し(図6のステップS1)、キャリアテープ8を送り出す。これにより、キャリアテープ8の先端面8Tと剥離部材55の先端部551とが対向する。
そして、制御装置96は、さらにキャリアテープ8を送り出す。これにより、剥離部材55の先端部551がカバーテープ81とベーステープ83との間に侵入し、カバーテープ81をベーステープ83から剥離する。このとき、剥離部材55は、右側の接着部834を剥離するが、左側の接着部834を剥離しない。そして、キャリアテープ8は、右側の接着部833が剥離され左側の接着部834が接着状態を保ちつつ、前方の開放部材56へと送り出される。
そして、図7に示すように、開放部材56は、右側の接着部833から剥離されるカバーテープ81を剥離されない左側の接着部834の上方に立ち上げ、さらにカバーテープ81を左側に折り返す。これにより、キャビティ831の上部が開放される。キャビティ831の上部が開放された状態は、剥離部材55が無くなる前方の部品供給位置15でも維持され、吸着ノズル947による部品Pの吸着採取が可能となる。
制御装置96は、テープフィーダ1からのテープ端検出センサの検出結果に基づいて、キャリアテープ8の先頭のキャビティ831が部品供給位置15に達したと判断したら(図6のステップS2)、テープフィーダ1の駆動制御を停止してキャリアテープ8の送り出しを停止する(図6のステップS3)。そして、部品移載装置94を駆動制御して基板カメラ946を第1窓512の上方に位置決めし(図6のステップS4)、キャリアテープ8の送り穴832,841(以下、第1送り穴832Aという)を第1窓512を通して撮像する(図6のステップS5)。
続いて、部品移載装置94を駆動制御して基板カメラ946を第2窓513の上方に位置決めし(図6のステップS6)、キャリアテープ8の送り穴832,841(以下、第2送り穴832Bという)を第2窓513を通して撮像する(図6のステップS7)。そして、第1、第2窓512,513を通して撮像した第1、第2送り穴832A,832Bの画像を処理して第1、第2送り穴832A,832Bの機械座標系における位置座標(以下、単に「位置座標」という)を求める(図6のステップS8)。
そして、制御装置96は、第1、第2送り穴832A,832Bの位置座標に基づいて、キャリアテープ8のY軸方向に対する傾き、及びキャリアテープ8の送り穴832,841のピッチを求める(図6のステップS9)。そして、制御装置96は、キャリアテープ8のY軸方向に対する傾き、及びキャリアテープの送り穴832,841のピッチに基づいて、部品供給位置15を補正する(図6のステップS10)。
具体的には、本実施形態では、送り穴832,841の位置座標は、円形の中心の位置座標とし、キャビティ831の位置座標は、矩形の対向する縦の各中心を通る線と、対向する横の各中心を通る線との交点、すなわち矩形の中心の位置座標とする。そして、部品供給位置15の補正は、部品供給位置15にあるキャビティ831の中心の位置座標の補正を行うこととする。
先ず、図8に示すように、第1送り穴832Aの位置座標(X1,Y1)及び第2送り穴832Bの位置座標(X2,Y2)を求める。そして、第1、第2送り穴832A,832Bの位置座標(X1,Y1),(X2,Y2)を次式(1)に代入してキャリアテープ8のY軸方向に対する傾きθを求める。さらに、第1、第2送り穴832A,832Bの位置座標(X1,Y1),(X2,Y2)を次式(2)に代入して送り穴832,841のピッチPPを求める。
Figure 0006768296
Figure 0006768296
そして、求めた第1、第2送り穴832A,832BのピッチPPと位置座標(X1,Y1),(X2,Y2)を次式(3)に代入して部品供給位置15にある第3送り穴832Cの位置座標(X3,Y3)を求める。なお、次式(3)におけるnは、既知の第1送り穴832Aから第3送り穴832Cまでのピッチ数を示す。そして、第3送り穴832Cの位置座標(X3,Y3)を次式(4)に代入して部品供給位置15にあるキャビティ831Cの位置座標(x,y)を求める。なお、次式(4)におけるdは、既知の第3送り穴832Cと部品供給位置15にあるキャビティ831Cとの中心間距離を示す。
Figure 0006768296
Figure 0006768296
そして、制御装置96は、求めた部品供給位置15にあるキャビティ831Cの位置座標(x、y)に吸着ノズル947を位置決めして部品Pを吸着採取する(図6のステップS11)。そして、吸着採取した部品Pを基板K上に移送し、基板K上の部品装着位置に部品Pを装着する(図6のステップS12)。そして、基板Kへの部品装着が完了したか否かを判断し(図6のステップS13)、基板Kへの部品装着が完了しない場合はステップS1に戻って上述の処理を送り返す。一方、基板Kへの部品装着が完了した場合は処理を終了する。
(5.その他)
上述の実施形態では、基板カメラ946で送り穴832,841を撮像して部品供給位置15を補正するようにしたが、キャビティ831を撮像して部品供給位置15を補正するようにしてもよい。また、撮像個数としては3つ以上であってもよい。また、キャリアテープ8の先頭のキャビティ831が部品供給位置15に達したときに撮像するようにしたが、任意のタイミングで撮像するようにしてもよい。
また、部品供給位置15の補正は、部品供給位置15にあるキャビティ831の中心の位置座標の補正を行うようにしたが、部品供給位置15にあるキャビティ831の任意の位置、例えば角部の位置座標の補正を行うようにしてもよい。また、キャビティ831のピッチの2倍のピッチの送り穴832,841を有するキャリアテープ8に本発明を適用する場合を説明したが、他の種類のキャリアテープ、例えばキャビティ831及び送り穴832,841が等ピッチのキャリアテープにも本発明を適用できる。
また、電子部品装着機9は、送り穴832,841の撮像を、部品移載装置94の基板カメラ946で行うようにしたが、テープフィーダ1近傍に設けた専用の撮像装置で行うようにしてもよい。また、電子部品装着機9は、部品Pを吸着する吸着ノズル947を有する装置としたが、部品Pを把持する把持装置を有する装着機にも本発明を適用できる。
(6.効果)
本実施形態の電子部品装着機9は、一定の間隔に複数の送り穴832,841と複数の部品収納用のキャビティ831を設けたキャリアテープ8を部品供給位置15に搬送するテープフィーダ1と、テープフィーダ1にて搬送されるキャリアテープ8における複数の所定位置の画像を撮像する基板カメラ946(撮像装置)と、複数の所定位置の画像に基づいて部品供給位置15を補正し、補正された部品供給位置15でキャビティ831に収納された部品Pを採取して、部品装着位置に位置決めされる基板K上に部品Pを装着する部品移載装置94と、を備える。
これによれば、部品移載装置94は、複数の所定位置の画像に基づいて、キャリアテープ8の幅方向のズレや送り方向のズレを求めることができる。そして、部品移載装置94は、求めた上記ズレから部品供給位置15を補正して当該部品供給位置15にあるキャビティ831を正確に認識できる。よって、部品移載装置94は、補正した部品供給位置15にあるキャビティ831に収納された部品Pを、部品採取ミスを起こすことなく確実に採取できる。
また、部品移載装置94は、複数の所定位置の画像に基づいて、電子部品装着機本体91における機械座標系の1つの座標軸線方向に設定されるべきキャリアテープ8の搬送方向の傾きを求め、求めた傾きに基づいて部品供給位置15を補正する。これにより、キャリアテープ8の幅方向のズレが発生していても、補正した部品供給位置15にあるキャビティ831に収納された部品Pを、部品採取ミスを起こすことなく確実に採取できる。
また、部品移載装置94は、複数の所定位置の画像に基づいて複数の送り穴832,841の間隔を求め、求めた間隔に基づいて部品供給位置15を補正するので、キャリアテープ8の送り方向のズレが発生していても、補正した部品供給位置15にあるキャビティ831に収納された部品Pを、部品採取ミスを起こすことなく確実に採取できる。
また、基板カメラ946は、複数の所定位置の画像として複数の送り穴832,841の画像を撮像するので、撮像時に障害となるものがなく、高精度な画像処理が可能となる。また、基板カメラ946は、複数の所定位置の画像として複数のキャビティ831の画像を撮像するので、補正した部品供給位置15にあるキャビティ831を直接的に認識できる。
1:テープフィーダ 15:部品供給位置 5:テープ剥離機構 512:第1窓 513:第2窓 8:キャリアテープ 81:カバーテープ 83:ベーステープ 831,831F:キャビティ 832,841:送り穴 84:ボトムテープ 9:電子部品装着機 91:電子部品装着機本体 92:基板搬送装置 94:部品移載装置 947:基板カメラ(撮像装置) 96:制御装置 K:基板 P:部品

Claims (3)

  1. 一定の間隔に複数の送り穴と複数の部品収納用のキャビティを設けたキャリアテープを部品供給位置に搬送するテープフィーダと、
    前記テープフィーダにて搬送される前記キャリアテープにおける前記複数の送り穴の画像を、前記部品供給位置の近傍に設けられる第1窓及び第2窓を通して撮像する撮像装置と、
    前記複数の送り穴の画像に基づいて、前記キャビティに収納された部品を採取する吸着ノズルを位置決めする位置を補正し、前記キャビティに収納された部品を採取して、部品装着位置に位置決めされる基板上に前記部品を装着する部品移載装置と、
    を備え
    前記部品移載装置は、前記複数の送り穴の画像に基づいて、電子部品装着機本体における機械座標系の1つの座標軸線方向に設定されるべき前記キャリアテープの搬送方向の傾きを求め、求めた前記傾きに基づいて前記吸着ノズルを位置決めする位置を補正する、電子部品装着機。
  2. 前記部品移載装置は、前記複数の送り穴の画像に基づいて前記複数の送り穴の間隔を求め、求めた前記間隔に基づいて前記吸着ノズルを位置決めする位置を補正する、請求項1に記載の電子部品装着機。
  3. 一定の間隔に複数の送り穴と複数の部品収納用のキャビティを設けたキャリアテープを部品供給位置に搬送するテープフィーダと、
    前記テープフィーダにて搬送される前記キャリアテープにおける複数の所定位置の画像を撮像する撮像装置と、
    前記複数の所定位置の画像に基づいて、前記キャビティに収納された部品を採取する吸着ノズルを位置決めする位置を補正し、前記キャビティに収納された部品を採取して、部品装着位置に位置決めされる基板上に前記部品を装着する部品移載装置と、
    を備え、
    前記部品移載装置は、前記複数の所定位置の画像に基づいて、電子部品装着機本体における機械座標系の1つの座標軸線方向に設定されるべき前記キャリアテープの搬送方向の傾きを求め、求めた前記傾きに基づいて前記吸着ノズルを位置決めする位置を補正する、電子部品装着機。
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