JP6767490B2 - 欠陥検査装置、欠陥検査方法、およびプログラム - Google Patents

欠陥検査装置、欠陥検査方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、欠陥検査装置、欠陥検査方法、およびプログラムに関し、特に検査対象である工業製品の画像を用いた欠陥の検査を支援するための欠陥検査装置、欠陥検査方法およびプログラムに関する。
特許文献1は、太陽電池セルの欠陥を検査する検査装置に関するものであり、特許文献1には、セル画像内のひび部、暗領域部、および断線部の欠陥に対応するひび識別画像、暗領域識別画像、および断線識別画像をそれぞれ異なる色彩により生成し、ひび部、暗領域部、および断線部に重ねて表示することが提案されている(特許文献1の図6)。
特開2010−54365号公報
ここで、被検査体が撮影された画像(受光画像)を利用して欠陥の検査を行う一つの方法として、検査員(読影者)が受光画像を目視し、欠陥の発見および欠陥の分類を行う読影と呼ばれる手法がある。この場合読影者は、自分の経験および知識に基づいて受光画像において欠陥を発見し、その欠陥の種類を判別することとなる。
しかし、全ての読影者が豊富な経験および高いレベルの知識を有しているとは限らず、読影者によっては欠陥の発見および欠陥の種類の判別が不正確になったり、読影に時間を要してしまう場合がある。そこで、予め受光画像に画像処理などの技術を適用することによって、欠陥の候補となる箇所を明示するような補助表示を行うと、読影者は明示された欠陥候補画像に主に注目すればよく、より効率的な読影を行うことができる。
さらに、予め受光画像を画像処理などの技術を適用することによって推測された欠陥の種類が補助的に明示されていると、読影者は示された種類を基準にして欠陥の種類を判別すればよく、より効率的な読影を行うことができる。
一方で、受光画像に欠陥候補画像を示す補助表示が数多く示されていたり、補助表示が欠陥候補画像に重ねられて表示されていたりすると、かえって表示された補助表示が読影の妨げになってしまい正確且つ迅速な読影が困難な場合が発生する。
上述した特許文献1では、受光画像における読影を正確に且つ迅速にする技術に関しては言及されていない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、読影を正確に且つ迅速に行えるように読影者を支援する欠陥検査装置、欠陥検査方法、およびプログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の一の態様である欠陥検査装置は、被検査体に放射線を照射することにより得られる被検査体からの透過光に基づいて作成された受光画像を取得する画像取得部と、被検査体の欠陥候補に対応する画像である欠陥候補画像を受光画像から画像処理により抽出する画像処理部と、過去に抽出された被検査体の欠陥に対応する欠陥画像および欠陥画像の特徴を示す情報のうち少なくとも一方と、欠陥画像の欠陥の分類を示す分類結果を含む分類情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された分類情報に基づいて、抽出した欠陥候補画像に欠陥の分類を付与する欠陥候補分類部と、受光画像を表示する表示部と、欠陥候補画像の位置および欠陥候補画像の分類を示す補助表示の表示部への表示または非表示の選択を受け付け、選択された補助表示の表示または非表示の指令を出力する操作部と、操作部から出力される指令に基づいて、補助表示を表示部に表示または非表示にする表示制御部と、を備える。
本態様によれば、欠陥候補に対応する画像の欠陥候補画像の位置およびその欠陥の分類が補助表示により示されるとともに、読影者は補助表示の表示または非表示の制御を行うことができる。これにより本態様は、欠陥候補画像の位置を示す補助表示により欠陥候補画像を正確に且つ迅速に発見することができ、欠陥の分類を示す補助表示に基づいて欠陥の分類を正確に且つ迅速に判断することができ、補助表示の表示または非表示を任意に制御することができるので正確で且つ迅速な読影の実行を支援することができる。
好ましくは、記憶部は、欠陥の発生原因に基づいて分類された分類結果を記憶する。
本態様によれば、記憶部は欠陥の発生原因に基づいて分類された分類結果を記憶し、欠陥候補分類部は記憶された欠陥の発生原因に基づいて欠陥候補画像の欠陥を分類する。これにより本態様は、欠陥の発生原因に基づいた欠陥の分類を行う読影を支援することができる。
好ましくは、表示制御部は、欠陥候補画像の位置を示す図形を含む補助表示を表示部に表示させる。
本態様によれば、表示制御部が表示部に表示させる補助表示は、欠陥候補画像の位置を示す図形を含むので、読影者に欠陥候補画像の位置をより正確且つ迅速に認識させることができる。
好ましくは、表示制御部は、受光画像における欠陥候補画像の回りを囲む図形を有する補助表示を表示部に表示させる。
本態様によれば、表示制御部が表示部に表示させる補助表示は、欠陥候補画像の回りを囲む図形であるので、欠陥候補画像の位置をより正確に且つ迅速に読影者に認識させることができる。
好ましくは、表示制御部は、記号および文字のうち少なくとも一方で付与された分類を示す補助表示を表示部に表示させる。
本態様によれば、表示制御部が表示部に表示させる補助表示は、記号および文字のうち少なくとも一方で分類を示すので、読影者に欠陥候補画像の欠陥の分類をより正確に且つ迅速に認識させることができる。
好ましくは、表示制御部は、付与された分類に応じて補助表示の一部または全部の色を変えた補助表示を表示部に表示させる。
本態様によれば、表示制御部が表示部に表示させる補助表示は、欠陥の分類に応じて補助表示の一部または全部の色が変えられるので、正確に且つ迅速に読影者に欠陥の分類を認識させることができる。
好ましくは、表示制御部は、抽出された欠陥候補画像に基づく欠陥候補のサイズに関する情報を含む補助表示を表示部に表示させる。
本態様によれば、表示制御部が表示部に表示させる補助表示は、欠陥候補のサイズに関する情報を含むので、読影者に対して正確で且つ迅速な読影の支援をすることができる。
好ましくは、欠陥検査装置は、記憶部で記憶される分類の種類の入力を受け付ける入力部をさらに備え、記憶部は、入力部で入力された種類に基づいて分類結果を記憶する。
本態様によれば、ユーザが任意の分類の種類を入力するための入力部を有し、記憶部は入力部で入力された種類に基づいて分類結果を記憶する。これにより本態様は、ユーザの任意の分類を示す表示を補助表示に含ませることができる。
好ましくは、操作部は、被検査体の肉厚、被検査体の領域、または欠陥候補のサイズの入力により、補助表示の表示または非表示の選択を受け付ける。
本態様によれば、読影者は被検査体の肉厚、被検査体の領域、または欠陥候補のサイズの入力を行って、補助表示の表示または非表示の選択を行うことができるので、読影者が必要とする補助表示を表示させることができ、且つ読影者が不必要とする補助表示を非表示とさせることができる。これにより本態様は、読影者の読影に必要な補助表示のみ表示させるので、より正確で且つ迅速な読影の支援を行うことができる。
好ましくは、欠陥候補分類部は、抽出した欠陥候補画像と記憶部に記憶された欠陥画像および欠陥画像の特徴を示す情報のうち少なくとも一方との類似度を算出し、算出された類似度が最も高い欠陥画像の分類結果に基づいて、抽出した欠陥候補画像の分類を付与する。
本態様によれば、欠陥候補分類部は、抽出された欠陥候補画像と記憶部に記憶されている欠陥画像および/または欠陥画像の特徴を示す情報との類似度を算出し、その類似度に基づいて、欠陥候補画像に分類を付与する。これによれば、本態様は、より確かな欠陥の分類の補助表示を行うことができる。
本発明の他の態様である欠陥検査方法は、被検査体に放射線を照射することにより得られる被検査体からの透過光に基づいて作成された受光画像を取得する画像取得ステップと、被検査体の欠陥候補に対応する画像である欠陥候補画像を受光画像から画像処理により抽出する画像処理ステップと、過去に抽出された被検査体の欠陥に対応する欠陥画像および欠陥画像の特徴を示す情報のうち少なくとも一方と、欠陥画像の欠陥の分類を示す分類結果を含む分類情報を記憶部に記憶する記憶ステップと、記憶部に記憶された分類情報に基づいて、抽出した欠陥候補画像に欠陥の分類を付与する欠陥候補分類ステップと、受光画像を表示部に表示する表示ステップと、欠陥候補画像の位置および欠陥候補画像の分類を示す補助表示の、表示部への表示または非表示の選択を受け付け、選択された補助表示の表示または非表示の指令を出力する操作ステップと、操作ステップから出力される指令に基づいて、補助表示を表示部に表示または非表示にする表示制御ステップと、を含む。
本発明の他の態様である欠陥検査プログラムは、被検査体に放射線を照射することにより得られる被検査体からの透過光に基づいて作成された受光画像を取得する画像取得ステップと、被検査体の欠陥候補に対応する画像である欠陥候補画像を受光画像から画像処理により抽出する画像処理ステップと、過去に抽出された被検査体の欠陥に対応する欠陥画像および欠陥画像の特徴を示す情報のうち少なくとも一方と、欠陥画像の欠陥の分類を示す分類結果を含む分類情報を記憶部に記憶する記憶ステップと、記憶部に記憶された分類情報に基づいて、抽出した欠陥候補画像に欠陥の分類を付与する欠陥候補分類ステップと、受光画像を表示部に表示する表示ステップと、欠陥候補画像の位置および欠陥候補画像の分類を示す補助表示の、表示部への表示または非表示の選択を受け付け、選択された補助表示の表示または非表示の指令を出力する操作ステップと、操作ステップから出力される指令に基づいて、補助表示を表示部に表示または非表示にする表示制御ステップと、をコンピュータに実現させる。この欠陥検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な非一時的有形媒体も本発明の態様に含まれる。
本発明によれば、欠陥候補に対応する画像の欠陥候補画像の位置およびその欠陥の分類が補助表示により示されるとともに、読影者は補助表示の表示または非表示の制御を行うことができるので、欠陥候補画像の位置を示す補助表示により欠陥候補画像を正確に且つ迅速に発見することができ、欠陥の分類を示す補助表示により欠陥の分類を正確に且つ迅速に判断することができる。また、補助表示の表示または非表示を任意に制御することができるので正確で且つ迅速な読影の実行を支援することができる。
欠陥検査装置を示すブロック図である。 処理部が有する機能の一例を示すブロック図である。 被検査体撮影データの例を示すブロック図である。 製品データの例を示すブロック図である。 被検査体検査結果データの例を示すブロック図である。 撮影システムの例を示すブロック図である。 表示部の外観を示す正面図である。 表示部に表示される受光画像および補助表示の表示例を示す図である。 表示部に表示される受光画像および補助表示の表示例を示す図である。 欠陥のサイズの算出の仕方の例に関して説明をする図である。 表示部に表示させた場合のスライダーを移動させたときの表示の変化を説明する図である。 表示部に表示させた場合のスライダーを移動させたときの表示の変化を説明する図である。 表示部に表示させた場合のスライダーを移動させたときの表示の変化を説明する図である。 表示部に表示させた場合のスライダーを移動させたときの表示の変化を説明する図である。 欠陥検査装置の動作フローを示す図である。
以下、添付図面にしたがって本発明に係る欠陥検査装置、欠陥検査方法およびプログラムの実施の形態について説明する。
[欠陥検査装置の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る欠陥検査装置を示すブロック図である。
本実施形態に係る欠陥検査装置10は、検査対象の工業製品(被検査体)を撮影した画像から欠陥の候補(欠陥候補)を検出および表示を行う装置であり、読影者による被検査体の欠陥の診断を支援するための装置である。ここで被検査体とは、検査の対象物のことであり様々なものが想定されている。特に被検査体としては、高精密度の設計が必要とされる工業部品である工業製品が想定され、欠陥検査装置10の用途は工業検査用が想定される。また受光画像とは、被検査体に放射線を照射することにより得られた被検査体の透過光または反射光に基づいて作成された画像である。
図1に示すように、本実施形態に係る欠陥検査装置10は、制御部12、操作部14、入出力インターフェース(以下、I/F(interface)という。)16、表示部18、バッファメモリ20、処理部22および記憶部24を備えている。
制御部12は、欠陥検査装置10の各部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)を含んでいる。制御部12は、表示制御部として機能し、操作部14を介して読影者からの操作入力を受け付け、この操作入力に応じた制御信号を欠陥検査装置10の各部に送信して各部の動作を制御する。例えば制御部12は、操作部14から出力される指令に基づいて、補助表示を表示部18に表示または非表示にする表示制御を行う。ここで補助表示とは、欠陥候補画像の位置および欠陥候補画像の分類を示す表示であり、表示部18に欠陥候補画像と共に表示される。読影者は、表示部18に表示される補助表示を見ながら読影を行うことにより、より正確に且つ迅速に読影を行うことができる。すなわち、読影者は、補助表示により正確に且つ迅速に欠陥候補画像を発見することができ、補助表示に基づいて欠陥候補の分類を判別することができる。
操作部14は、読影者からの操作入力を受け付ける入力装置であり、文字入力のためのキーボード、表示部18に表示されるポインタ、アイコン等を操作するためのポインティングデバイス(マウス、トラックボール等)を含んでいる。なお、操作部14としては、上記に列挙した手段に代えて、または、上記に列挙した手段に加えて、表示部18の表面にタッチパネルを設けることもできる。例えば操作部14は、補助表示の表示部18への表示または非表示の選択を受け付けて、選択された補助表示の表示または非表示の指令を制御部12に出力する。表示部18への補助表示の表示および非表示が制御されることにより、補助表示がかえって読影の妨げになることが防止される。
I/F16は、ネットワークNWを介して外部装置との間で通信を行うための手段である。欠陥検査装置10と外部装置との間のデータの送受信方法としては、有線通信(例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット接続等)または無線通信(例えば、LAN、WAN、インターネット接続等)を用いることができる。I/F16は、画像取得部として機能し、被検査体に光線または放射線を照射することにより得られる被検査体からの反射光または透過光に基づいて作成された受光画像を取得する。
欠陥検査装置10は、I/F16を介して撮影システム100によって撮影された被検査体OBJの撮影画像データを含む被検査体撮影データD100の入力を受け付けることが可能である。ここで撮影画像データは、受光画像を構成する画像データである。また、被検査体撮影データD100を撮影システム100から欠陥検査装置10に入力する方法は、上記に列挙したネットワークNWを介した通信に限定されるものではない。例えば、欠陥検査装置10と撮影システム100を、USB(Universal Serial Bus)ケーブル、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信等により接続してもよいし、被検査体撮影データD100を、欠陥検査装置10に着脱および読取可能なメモリカードに格納して、このメモリカードを介して欠陥検査装置10に画像データを入力するようにしてもよい。
さらに、欠陥検査装置10は、ネットワークNWを介して製品データベース(製品DB(database))200と通信可能となっている。製品DBには、検査対象となり得る工業製品ごとの製品データD200が格納されている。制御部12は、撮影システム100から取得した被検査体OBJの被検査体撮影データから被検査体を特定するための被検査体特定情報を検索して読み出し、読み出した被検査体特定情報に対応する製品データD200を製品DB200から取得することが可能となっている。この製品データD200を用いることにより、被検査体OBJの種類または特徴に応じた欠陥候補の検出が可能となる。
なお、製品DB200は、本実施形態のように、ネットワークNW上に設置して、製品データD200をメーカー等が更新可能としてもよいし、欠陥検査装置10の中に設けられていてもよい。
表示部18は、画像を表示するための装置である。表示部18としては、例えば、液晶モニタ(図7参照)を用いることができる。表示部18は、受光画像および受光画像に関連付けて表示される補助表示を表示する。なお、表示部18の表示の制御は、制御部12により行われている。
バッファメモリ20は、制御部12の作業領域、表示部18に出力される画像データを一時記憶するための領域として用いられる。
記憶部24は、制御部12が使用する制御プログラムを含むデータを格納するための手段である。記憶部24としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスクを含む装置、eMMC(embedded Multi Media Card)、SSD(Solid State Drive)等のフラッシュメモリを含む装置等を用いることができる。記憶部24には、被検査体撮影データD100および製品データD200が格納される。また記憶部24は、過去に抽出された被検査体の欠陥に対応する欠陥画像および欠陥画像の特徴を示す情報のうち少なくとも一方と、欠陥画像の欠陥の分類を示す分類結果を含む分類情報を記憶する。すなわち記憶部24は、過去に抽出された被検査体の欠陥に対応する欠陥画像、および/または、過去に抽出された被検査体の欠陥に対応する欠陥画像の特徴を示す情報を記憶し、且つ欠陥画像の分類結果を欠陥画像と関連付けて記憶している。記憶部24は検査が行われる前に予め複数の欠陥画像および/または複数の欠陥画像の特徴を示す情報を記憶し、それらの欠陥画像または欠陥画像の特徴を示す情報は分類結果を示す分類情報と関連付けられて記憶されている。ここで過去に抽出された欠陥画像とは、過去に欠陥検査装置10で検査されたときに抽出された欠陥画像であってもよいし、他の検査装置により過去に抽出された欠陥画像であってもよい。また欠陥画像の特徴を示す情報とは、欠陥画像の画像データにおいて特徴的な部分を示すデータである。記憶部24に記録される欠陥画像および/または欠陥画像の特徴を示す情報、および、分類情報は欠陥候補に分類を付与する場合に使用される。
また記憶部24は、操作部14を介して入力される分類の種類を記憶することができる。この場合操作部14は記憶部24に記憶させる分類の種類を入力する入力部として機能し、記憶部24は入力部で入力された種類に基づいて分類結果を記憶する。例えば記憶部24は、「JIS Z 2300」で記載されているような欠陥の種類を分類付与のために入力してもよいし、ユーザが独自に定める欠陥の種類が操作部14を介して入力された場合には、その欠陥の種類を記憶してもよい。また例えば記憶部24は、欠陥の発生原因に基づいて分類された分類結果を記憶してもよい。ここで欠陥の発生原因とはガス混入による気泡、部材の亀裂、異物付着、溶着、および溶接不良などがあげられる。なお、記憶部24での欠陥画像および/または欠陥画像の特徴を示す情報と、欠陥の分類を示す分類結果との記憶形態は公知の形態が採用される。
さらに記憶部24に記憶された情報(データ)は更新されてもよい。例えば記憶部24に記憶された情報は、欠陥検査装置10で読影者が読影した読影結果を記憶部24に逐次記憶させることにより更新されてもよい。
処理部22は、被検査体の欠陥候補に対応する画像である欠陥候補画像を受光画像から画像処理により抽出する。また欠陥候補分類部224は、記憶部24に記憶された分類情報に基づいて、抽出した欠陥候補画像に欠陥の分類を付与する。なお処理部22の機能に関しては後で説明する。
処理部22は、被検査体撮影データD100から被検査体OBJの撮影画像データを読み出し、撮影画像データに画像処理を施して欠陥候補の抽出を行う。処理部22は、撮影画像データと検出した欠陥候補の検出結果(特徴の算出結果)を示す欠陥候補画像に関する情報とをバッファメモリ20に出力する。また処理部22は、欠陥候補画像に付与された分類もバッファメモリ20に出力する。制御部12は、バッファメモリ20に出力されたデータを用いて、受光画像の欠陥候補画像に補助表示を付した表示用画像を作成し、この表示用画像を表示部18に表示させる。これにより、読影者は、表示部18に表示された画像を読影して被検査体OBJの検査を行うことが可能となる。
読影者は、操作部14を介して、表示部18に表示された画像に付された欠陥候補画像に関する情報のそれぞれに対して、例えば、「すぐに被検査体OBJを新しいものと交換する」、「経過を観察する(a日後に再検査する)」、「放置する(欠陥ではない)」等の診断結果を入力することが可能となっている。制御部12は、上記診断結果データを含む被検査体検査結果データD10(図5参照)を作成して記憶部24に格納する。これにより、記憶部24に記憶されている情報(データ)は更新される。
図2は、処理部22が有する機能の一例を示すブロック図である。図2に示すように、処理部22は、欠陥候補抽出部220、測定部222、および欠陥候補分類部224を備えている。
欠陥候補抽出部220は、画像処理部として機能し、撮影画像データに画像処理(例えば、色変換処理、モノクロ変換処理、エッジ強調処理、3次元データへの変換処理等)を施して、被検査体OBJの色および輝度値等の変化を検出することにより、被検査体OBJの欠陥(例えば、傷、ヒビ割れ(クラック)、磨耗、さび等)の候補の検出を行う。欠陥候補抽出部220は、例えば、色の変化、エッジの検出結果等に基づいて、欠陥の検出を行う。これにより、欠陥候補の位置および形状が特定される。
なお、例えば、被検査体OBJの同一の欠陥が検出されていない(新品の)製品の画像を含む製品画像データを製品データD200に含めておき、この製品画像データと被検査体OBJの撮影画像データとを比較することにより、欠陥候補の検出を行うようにしてもよい。
測定部222は、被検査体OBJの撮影画像データおよび撮影条件データに基づいて被検査体OBJの各部の寸法を測定する。測定部222は、例えば、撮影時のカメラと被検査体OBJとの間の距離、焦点距離、ズーム倍率等の撮影条件データと、撮影画像データ中の被検査体OBJの大きさに基づいて、被検査体OBJのサイズを測定する。測定部222は、測定した被検査体OBJのサイズと、撮影画像データ中の被検査体OBJの大きさと、欠陥候補の大きさを用いて、欠陥候補のサイズ(例えば、最大寸法、最小寸法、ヒビ割れの深さ、角度等)を算出する。なお、被検査体OBJのサイズについては、製品データD200を介して取得するようにしてもよい。
さらに、測定部222は、被検査体OBJの各部の寸法と、例えば、被検査体OBJの撮影時の照射光の反射率、透過率(透過減衰)を示す情報を用いて、被検査体OBJの位置ごとの肉厚を測定する。なお、肉厚については、撮影時に撮影システム100で測定して、被検査体撮影データD100に含めるようにしてもよい。
欠陥候補分類部224は、記憶部24に記憶された分類情報に基づいて、抽出した欠陥候補画像に欠陥の分類を付与する。例えば欠陥候補分類部224は、処理部22で抽出された欠陥候補画像と、過去に抽出された被検査体の欠陥に対応する欠陥画像および欠陥画像の特徴を示す情報のうち少なくとも一方との類似度を算出し、その類似度に基づいて、欠陥候補分類部224は欠陥候補画像に欠陥の分類を付与する。ここで欠陥候補分類部224が算出する類似度は、公知の手法で算出される。例えば欠陥候補分類部224は、処理部22により抽出された欠陥候補画像と過去に抽出された欠陥画像とのブロックマッチングにより類似度を算出する。例えば欠陥候補分類部224は、抽出された欠陥候補画像と記憶部24に記憶されている欠陥画像(欠陥画像の特徴を示す情報)との類似度を算出し、その類似度が最も高い欠陥画像に付されている分類結果を、欠陥候補画像の欠陥の分類として付与する。
図3は、被検査体撮影データの例を示すブロック図である。図3に示すように、被検査体撮影データD100は、被検査体特定情報、撮影画像データ、撮影条件データおよび照明条件データを含んでいる。
被検査体特定情報は、被検査体OBJを特定するための情報であり、例えば、被検査体OBJの製品名、製品番号、メーカー名、技術分類を示す情報を含んでいる。
撮影画像データは、被検査体OBJを撮影した画像データ(例えば、X線画像、可視光画像)である。
撮影条件データは、被検査体OBJの撮影画像データごとに格納されており、撮影日時、各撮影画像データの撮影対象箇所、撮影時における被検査体OBJとカメラとの間の距離およびカメラに対する角度を示す情報を含んでいる。
照明条件データは、被検査体OBJの撮影に用いた放射線の種類(例えば、X線、可視光線、透過光線、反射光線)、照射強度、照射角度を示す情報を含んでいる。
図4は、製品データの例を示すブロック図である。図4に示すように、製品情報には、製品特定情報、製品の属性情報、検査領域指定情報が含まれている。製品データD200は、被検査体特定情報および製品特定情報を介して、被検査体撮影データD100および被検査体検査結果データD10と関連付けられて記憶部24に記録されてもよいし、欠陥検査の都度、製品DB200から取得するようにしてもよい。
製品特定情報は、製品を特定するための情報であり、例えば、製品名、製品番号、メーカー名、技術分類を示す情報を含んでいる。
製品属性情報は、例えば、製品の各部の材質、寸法、製品の用途を示す情報を含んでいる。製品の用途を示す情報は、例えば、製品が取り付けられる装置等の名称、種類、加工状態および取付方法(例えば、接合部、溶接部、ねじ止め、はめ込み、ハンダ付け)に関する情報を含んでいる。また、製品属性情報は、欠陥発生情報を含んでいる。欠陥発生情報は、例えば、過去の検査日時、被検査体OBJの材質、過去に発生した欠陥の種類(例えば、異物、亀裂等)、形状、大きさ、深さ、発生部位(部位座標、材質の肉厚、加工状態(例えば、接合部、溶接部等))、欠陥発生頻度に関する頻度情報、欠陥のキャプチャー画像のうち少なくとも1つの情報を含んでいる。
検査領域指定情報は、各製品のメーカー等によって指定された検査領域を示す情報(例えば、検査領域の位置を含む情報であり、過去の欠陥発生の有無、欠陥発生頻度に関する頻度情報等の欠陥発生情報に基づいて作成される。)を含んでいる。検査領域指定情報は、例えば、メーカー等が製品を過去に修理したときの情報に基づいて、統計的、構造的に欠陥が生じやすい箇所を特定することにより作成される。
処理部22は、被検査体OBJから欠陥候補を検出する場合に、検査領域指定情報によって指定された検査領域については、欠陥候補の検出精度を上げる(例えば、欠陥候補として検出する傷等の最小サイズ(サイズの閾値)、ヒビ割れの深さの閾値を小さくする)ことが可能である。また、被検査体OBJの画像および欠陥候補の画像を表示部18に表示する際に、検査領域の撮影画像データおよび検出対象領域から検出された欠陥候補を識別するためのマーク等を付与してもよいし、これらを強調する処理を施すようにしてもよい。
なお、複数の用途がある製品の場合には、製品の用途ごとに(例えば、製品が取り付けられる装置の種類、取付場所ごとに)検査領域指定情報を作成し、指定された用途に対応する検査領域指定情報を用いて欠陥候補の検出を行うようにしてもよい。
また、製品名または製品番号が一致する製品データが存在しない場合には、技術分類が類似する製品の製品データを取得して、画像処理に用いるようにしてもよい。
図5は、被検査体検査結果データの例を示すブロック図である。図5に示すように、被検査体検査結果データD10は、上記の被検査体特定情報に加えて、被検査体測定データ、欠陥候補画像に関する情報および診断結果データを含んでいる。被検査体検査結果データD10は、被検査体特定情報を介して被検査体撮影データD100と関連付けられて記憶部24に記録される。
被検査体測定データは、被検査体OBJのサイズ、被検査体OBJの位置ごとの肉厚の測定部222による測定結果を示す情報を含んでいる。
欠陥候補に関する情報は、欠陥候補の特徴(例えば、欠陥候補の位置、サイズ、肉厚の変化量、種類)を示す情報を含んでいる。欠陥候補の位置を示す情報は、例えば、被検査体OBJの形状に応じて設定された座標系(例えば、3次元直交座標系、極座標系、円柱座標系等)上の座標により表すことが可能である。欠陥候補の種類を示す情報は、上述したように欠陥候補分類部224に付与される情報であり、例えば、粒状欠陥、シミ状欠陥、ヒビ状欠陥等の情報である。
診断結果データは、検査日時および欠陥候補に対して読影者が追加入力した情報を含んでいる。診断結果データは、例えば「欠陥である。分類はシミ状である」、「欠陥である。分類は異物影である。」、または「欠陥でない。」である。さらに診断結果データは、例えば「すぐに被検査体OBJを新しいものと交換する」、「経過を観察する(n日後に再検査する)」、「放置する(欠陥ではない)」等の読影者により入力された診断結果を示す情報を含んでいてもよい。
なお、被検査体検査結果データD10には、被検査体撮影データD100および製品データD200の一部を含めるようにしてもよい。
また、被検査体検査結果データD10を製品DB200に送信して蓄積しておき、被検査体検査結果データD10に含まれる欠陥候補に関する情報および診断結果データを解析した結果を用いて、製品データD200の検査領域指定情報が更新されるようにしてもよい。
[撮影システムの構成]
次に、被検査体OBJの画像を撮影するための撮影システム100について説明する。図6は、撮影システム100の例を示すブロック図である。
撮影システム100は、撮影室114内に置かれた被検査体OBJを撮影するためのものであり、図6に示すように、撮影制御部102、撮影操作部104、画像記録部106、カメラ108ならびに放射線源110および112を備えている。
撮影制御部102は、撮影システム100の各部の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)を含んでいる。撮影制御部102は、撮影操作部104を介してオペレータ(撮影者)からの操作入力を受け付け、この操作入力に応じた制御信号を撮影システム100の各部に送信して各部の動作を制御する。
撮影操作部104は、オペレータからの操作入力を受け付ける入力装置であり、文字入力のためのキーボード、表示部18に表示されるポインタ、アイコン等を操作するためのポインティングデバイス(マウス、トラックボール等)を含んでいる。オペレータは、撮影操作部104を介して、被検査体OBJに関する情報の入力、カメラ108に対する撮影実行の指示の入力(露出時間、焦点距離、絞り等の撮影条件、撮影角度、撮影箇所等の設定を含む)、放射線源110および112に対する放射線の照射の指示の入力(照射開始時間、照射継続時間、照射角度、照射強度等の設定を含む)、取得した画像データを画像記録部106に記録する指示の入力を行うことができる。
画像記録部106は、カメラ108によって撮影された被検査体OBJの画像データ(受光画像)を記録する。画像記録部106には、被検査体OBJを特定するための情報が画像データと関連付けられて記録される。
カメラ108、放射線源110および112は、撮影室114の内部に配置されている。放射線源110および112は、例えば、X線源であり、撮影室114と外部との間の隔壁および出入口には、X線防護材料(例えば、鉛、コンクリート等)によりX線防護が施されている。なお、被検査体OBJに可視光を照射して撮影を行う場合には、防護を施した撮影室114を用いる必要はない。
放射線源110および112は、撮影制御部102からの指示にしたがって、撮影室114内に置かれた被検査体OBJに放射線を照射する。
カメラ108は、撮影制御部102からの撮影実行の指示にしたがって、放射線源110から被検査体OBJに照射されて被検査体OBJにより反射された放射線、または放射線源112から被検査体OBJに照射されて被検査体OBJを透過した放射線を受光して被検査体OBJを撮影する。被検査体OBJは、不図示の保持部材(例えば、マニピュレーター、載置台、可動式の載置台)によって撮影室114内に保持されており、被検査体OBJは、カメラ108、放射線源110および112に対する距離および角度が調整可能となっている。操作者は、撮影制御部102を介して、被検査体OBJ、カメラ108、放射線源110および112の相対位置を制御可能となっており、被検査体OBJの所望の箇所を撮影可能となっている。
放射線源110および112は、カメラ108による撮影の実行の終了に同期して、被検査体OBJに対する放射線の照射を終了する。
なお、図6に示す例では、カメラ108は、撮影室114の内部に配置されているが、カメラ108は、撮影室114内の被検査体OBJを撮影可能であれば、外部に配置されていてもよい。
また、図6に示す例では、カメラ108が1台、放射線源110および112が2台設けられているが、カメラおよび放射線源の台数はこれに限定されるものではない。例えば、カメラおよび放射線源は、それぞれ複数台あってもよいし、1つずつであってもよい。
次に、受光画像および補助表示の表示制御の例について説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る欠陥検査装置10の表示部18の外観を示す正面図である。図7に示すように、表示部18の一例として液晶モニタがあげられる。この他にも表示部18の具体例としては、スマートフォンの表示画面または携帯端末の表示画面があげられる。
図8および図9は、制御部12の制御により表示部18に表示される受光画像および補助表示の表示例を示す図である。
図8に示すように、表示部18には主に、被検査体OBJの受光画像IMG1と、表示対象を変更するためのGUI(Graphical User Interface)が表示される。
受光画像IMG1には、処理部22によって検出された欠陥候補を示す画像(以下、欠陥候補画像D1およびD2)が含まれている。また、欠陥候補画像の位置および欠陥候補画像の分類を示す補助表示C1およびC2が受光画像IMG1に重畳的に表示されている。
補助表示C1およびC2は、欠陥候補画像の位置を示す図形として正方形が採用されている。すなわち、補助表示C1およびC2に含まれる正方形は、欠陥候補画像D1およびD2の回りを囲んでおり、欠陥候補画像D1およびD2の位置を明確に読影者に示している。また補助表示C1およびC2は、記号および文字のうち少なくとも一方で付与された分類を示す情報を表示する。具体的には補助表示C1では、「I」により欠陥候補画像の分類を示し、ここでは「I」はインクルージョンの欠陥の分類を示している。また補助表示C2では、「BH」により欠陥候補画像の分類を示し、ここでは「BH」はブローホールの欠陥の分類を示している。また補助表示C1およびC2は、抽出された欠陥候補画像に基づく欠陥候補のサイズに関する情報を含む。具体的には補助表示C1においては、欠陥候補画像D1のサイズは5mmと表示され、欠陥候補画像D2のサイズは3mmと表示されている。なお、欠陥候補画像における欠陥候補のサイズの計測の仕方に関しては後で説明する。さらに補助表示C1およびC2は、欠陥候補画像に付与された分類に応じて、補助表示C1およびC2の一部または全部の色を変えてもよい。例えば、補助表示C1を赤で表示し、補助表示C2を緑で表示してもよい。
チェックボックスCB1は、受光画像IMG1の上に表示する欠陥の種類を選択するためのGUIである。チェックボックスCB1の「インクルージョン(I)」または「ブローホール(BH)」が操作部14により選択されると、制御部12は、選択された種類の欠陥候補画像のみを受光画像IMG1の上に表示する。例えば、「インクルージョン(I)」が選択されると、受光画像IMG1の上に、欠陥候補画像D1のみが表示され、欠陥候補画像D2の表示が消去される。読影者は、操作部14のポインティングデバイスを介して、チェックボックスCB1を操作することにより、「インクルージョン(I)」および「ブローホール(BH)」の中から、表示対象の欠陥の種類を選択することができる。
図9は、チェックボックスCB1において「ブローホール(BH)」が選択された場合を説明する図である。図9に示す場合では、チェックボックスCB1において「ブローホール(BH)」が選択されているので、受光画像IMG1には、ブローホールに分類された欠陥候補画像D2の補助表示C2のみが示されており、「インクルージョン(I)」の分類を示していた補助表示C1は非表示とされている。
図8に戻って、表示部18に表示される補助表示は操作部14において、被検査体の肉厚、被検査体の領域、または欠陥候補のサイズの入力により、欠陥候補画像の表示または非表示、および/または、補助表示の表示または非表示の選択を受け付けてもよい。
スライダー(スライダーバー)L1およびL2は、受光画像IMG1の上に表示する欠陥の肉厚(または被検査体の肉厚)および欠陥のサイズを、それぞれ連続的または段階的に変更するためのGUIであり、表示部18に表示される操作部14である。各スライダーL1およびL2には、それぞれヒストグラムH1およびH2が並べて表示されている。ヒストグラムH1およびH2は、それぞれ肉厚およびサイズごとの欠陥候補の検出度数の度数分布を示している。
図8に示す例では、肉厚およびサイズの両方とも「全て」表示するように設定されており、被検査体OBJの全ての箇所の欠陥候補が表示されている。操作部14によりスライダーL1、L2が操作(移動)されると、スライダーL1によって選択された肉厚の範囲内であって、スライダーL2によって選択されたサイズの範囲内の補助表示および/または欠陥候補画像のみが表示され、それぞれの範囲外の欠陥候補画像は消去される。なお、図8では欠陥候補画像D1およびD2と補助表示C1およびC2のみを表示して、他の欠陥候補画像および補助表示は省略されている。
また本実施形態では、欠陥候補が検出された箇所の肉厚および欠陥候補のサイズをスライダーL1およびL2を含むGUIを用いて、連続的または段階的に変更することにより、表示対象の欠陥候補または補助表示を選択できるようにしたが、本実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、操作部14を介して、肉厚またはサイズを示す数値または数値の範囲(以下、数値等という。)の入力を受け付けて、入力された数値等に含まれる欠陥候補および/または補助表示のみを選択的に表示するようにしてもよい。数値の範囲の入力を受け付ける場合には、操作部14を介して、上限値または下限値の入力を受け付けて、入力された肉厚またはサイズの上限値以下または下限値以上の欠陥候補および/または補助表示のみが表示されるようにすればよい。
また、本実施形態のスライダーL1およびL2と一緒に、スライダーL1およびL2によって指定された数値または数値の範囲をそれぞれ表示するようにしてもよい。スライダーL1およびL2と数値等を一緒に表示する場合には、制御部12により、スライダーL1およびL2の操作に応じて表示される数値等を更新するようにしてもよいし、操作部14からの数値入力に連動してスライダーL1およびL2を移動させるようにしてもよい。また、操作部14によるドラッグ操作、または、操作部14からの数値入力によって、各スライダーバーにおけるスライダーL1およびL2の幅、すなわち、スライダーL1およびL2によって指定可能な数値の範囲を変更可能としてもよい。例えば、スライダーL1の幅が1μmに指定された場合、スライダーL1の位置を基準として±0.5μmの範囲の欠陥候補のみが表示部18に表示されるようにすればよい。なお、ドラッグ操作によってスライダーL1およびL2の幅を変更する場合には、ドラッグ操作に連動して、スライダーL1およびL2の幅を示す数値を更新表示するようにしてもよい。
図8に示す場合には、補助表示の表示を行う入力領域L3が示されている。例えばユーザは、表示部18がタッチパネルで構成されている場合にはタッチすることにより、入力領域L3を特定して、入力領域L3において補助表示を表示させるように選択することができる。
次に、測定部222が行う欠陥のサイズ測定の一例に関して説明する。図10は、欠陥候補画像の欠陥のサイズの算出の仕方の例に関して説明をする図である。図10に示すように、例えば欠陥候補画像を内包して最小面積を示す矩形の対角線の長さを欠陥候補画像の欠陥のサイズとしてもよい。なお欠陥候補画像の欠陥のサイズは、他の方法によって算出をされてもよい。
次にスライダーL1およびL2を移動させたときの表示の変化の一例を説明する。図11から図14は、受光画像IMG2を表示部18に表示させた場合のスライダーを移動させたときの表示の変化を説明する図である。図11に示す例では、ヒストグラムH1およびH2において欠陥候補の検出数が最大の位置に、スライダーL1およびL2が移動されている。スライダーL1を欠陥候補の検出数が最大の位置に移動させることにより、欠陥候補の検出数が多い箇所、すなわち、欠陥の発生頻度が高いと考えられる箇所を非検査体の肉厚と共に特定することが可能になる。また、スライダーL2を欠陥候補の検出数が最大の位置に移動させることにより、読影者は、発生頻度の高い欠陥のサイズを推定することができる。
図11では、チェックボックスCB1において異種金属巻き込みが選択されているので、受光画像IMG2の選択された入力領域L3内に位置し、スライダーL1で選択された被検査体の肉厚部分に存在する、スライダーL2で選択されたサイズの欠陥候補画像が表示されている。表示された各欠陥候補画像は補助表示を有し、その補助表示において欠陥候補画像の欠陥候補の分類がMIというアルファベットで示され、サイズは数値で示され、欠陥候補画像の位置が四角形の枠で示されている。なお、読影者の選択操作によって、各欠陥候補画像に示された補助表示の表示または非表示を制御することができる。
図12に示す例では、図11で示した例からスライダーL1およびL2により、被検査体OBJ内において肉厚が比較的薄い箇所であって、サイズが比較的小さい欠陥候補画像を表示するように設定されている。そして、表示部18にはスライダーL1で選択された被検査体の肉厚部分に、スライダーL2で選択されたサイズの欠陥候補が示されている。示された各欠陥候補画像は、補助表示を有し図11で説明をしたように欠陥候補の位置、分類およびサイズが示されている。
図13に示す例では、図11で示した例からスライダーL1およびL2により、被検査体OBJ内において肉厚が比較的厚い箇所であって、サイズが比較的大きい欠陥候補画像を表示するように設定されている。そして、表示部18にはスライダーL1で選択された被検査体の肉厚部分に、スライダーL2で選択されたサイズの欠陥候補が示されている。示された各欠陥候補画像は、補助表示を有し図11で説明をしたように欠陥候補の位置、分類およびサイズが示されている。
図14に示す例では、図11で示した例からスライダーL1およびL2により、被検査体OBJ内において肉厚が比較的厚い箇所であって、サイズが比較的小さい欠陥候補画像を表示するように設定されている。そして、表示部18にはスライダーL1で選択された被検査体の肉厚部分に、スライダーL2で選択されたサイズの欠陥候補が示されている。示された各欠陥候補画像は、補助表示を有し図11で説明をしたように欠陥候補の位置、分類およびサイズが示されている。なお、図11から図14では、欠陥候補画像および補助表示の表示および非表示が、同時に制御される態様を説明した。しかし、欠陥候補画像と補助表示の表示および非表示は、個別独立に行われてもよい。例えば、スライダーL1およびL2により指定された範囲の補助表示のみの表示制御を行ってもよい。
次に欠陥検査装置10の動作を説明する。
図15は、欠陥検査装置10の動作の一例を示すフロー図である。まず、欠陥検査装置10は、I/F16を介して、撮影システム100から、受光画像(撮影画像データ)を含む被検査体撮影データD100を取得する(ステップS10:画像取得ステップ)。処理部22は、ステップS10において取得された受光画像に画像処理を施して、欠陥候補を検出する(ステップS11:画像処理ステップ)。処理部22は、抽出した欠陥候補画像と記憶部24に記憶されている過去に抽出された欠陥画像またはその特徴を示す情報とを比較して、最も類似度の近い欠陥画像またはその特徴を示す情報に関連して記憶されている分類を読み出す。そして処理部22は、その分類を欠陥候補画像の分類として付与する(ステップS12:欠陥候補分類ステップ)。その後、制御部12は、ステップS10において取得した受光画像と、ステップS12における欠陥候補の検出の結果および分類の結果に基づいて、表示用画像を作成して表示部18に出力する。これにより、欠陥候補画像および補助表示が付された受光画像IMG1が表示部18に表示される(ステップS13:表示ステップ)。なお、記憶部24には、過去に抽出された被検査体の欠陥に対応する欠陥画像および欠陥画像の特徴を示す情報のうち少なくとも一方と、欠陥画像の欠陥の分類を示す分類結果とを含む分類情報が予め記憶されている(記憶ステップ)。
次に読影者は、操作部14を介して補助表示の表示または非表示の選択を行う(ステップS14:操作ステップ)。そして補助表示の表示を選択した場合には、表示制御部は補助表示を表示部18に表示させる(ステップS15:表示制御ステップ)。一方、補助表示を非表示とすることが選択された場合には、表示制御部は表示部18に補助表示を表示させない(ステップS16:表示制御ステップ)。なお、読影者は、欠陥候補画像のそれぞれに対して補助表示の表示または非表示を選択させてもよいし、表示される欠陥候補画像に対して一括して表示または非表示の選択をさせてもよい。その後、読影者による検査が終了し、操作部14により、表示を終了させる指示が入力されると、欠陥の診断結果が診断結果データとして被検査体検査結果データD10の中に格納されて、記憶部24に記録される(ステップS17)。
上述の各構成および機能は、任意のハードウェア、ソフトウェア、或いは両者の組み合わせによって適宜実現可能である。例えば、上述の処理ステップ(処理手順)をコンピュータに実行させるプログラム、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(非一時的有形媒体)、或いはそのようなプログラムをインストール可能なコンピュータに対しても本発明を適用することが可能である。
以上で本発明の例に関して説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
10 欠陥検査装置
12 制御部
14 操作部
16 I/F
18 表示部
20 バッファメモリ
22 処理部
24 記憶部
100 撮影システム
102 撮影制御部
104 撮影操作部
106 画像記録部
108 カメラ
110 放射線源
112 放射線源
114 撮影室
220 欠陥候補抽出部
222 測定部
224 欠陥候補分類部
ステップS10〜ステップS17 欠陥検査方法の工程

Claims (13)

  1. 被検査体に放射線を照射することにより得られる前記被検査体からの透過光に基づいて作成された受光画像を取得する画像取得部と、
    前記被検査体の欠陥候補に対応する画像である欠陥候補画像を前記受光画像から画像処理により抽出する画像処理部と、
    過去に抽出された前記被検査体の欠陥に対応する欠陥画像および前記欠陥画像の特徴を示す情報のうち少なくとも一方と、前記欠陥画像の前記欠陥の分類を示す分類結果を含む分類情報とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記分類情報に基づいて、前記抽出した前記欠陥候補画像に前記欠陥の前記分類を付与する欠陥候補分類部と、
    前記受光画像を表示する表示部と、
    前記欠陥候補画像の位置および前記欠陥候補画像の前記分類を示す補助表示の前記表示部への表示または非表示の選択を、前記欠陥候補が存在する前記被検査体の肉厚、前記欠陥候補のサイズ、又は前記欠陥候補の前記分類に基づいて受け付け、前記選択された前記補助表示の表示または非表示の指令を出力する操作部と、
    前記操作部から出力される前記指令に基づいて、前記補助表示を前記表示部に表示または非表示にする表示制御部と、
    を備える、欠陥検査装置。
  2. 前記操作部は、前記補助表示の前記表示部への表示または非表示の選択を、前記欠陥候補が存在する前記被検査体の肉厚、前記欠陥候補のサイズ、及び前記欠陥候補の分類に基づいて受け付け、前記選択された前記補助表示の表示または非表示の指令を出力する請求項1に記載の欠陥検査装置
  3. 前記操作部は、前記補助表示の前記表示部への表示または非表示の選択を、前記欠陥候補が存在する前記被検査体の肉厚、または前記欠陥候補のサイズを前記表示部に表示されたスライダーでの選択、又は前記欠陥候補の分類を前記表示部に表示されたチェックボックスでの選択に基づいて受け付け、前記選択された前記補助表示の表示または非表示の指令を出力する請求項1又は2に記載の欠陥検査装置
  4. 前記記憶部は、欠陥の発生原因に基づいて分類された前記分類結果を記憶する請求項1から3のいずれか1項に記載の欠陥検査装置。
  5. 前記表示制御部は、前記欠陥候補画像の位置を示す図形を含む前記補助表示を前記表示部に表示させる請求項1から4のいずれか1項に記載の欠陥検査装置。
  6. 前記表示制御部は、前記受光画像における前記欠陥候補画像の回りを囲む前記図形を有する前記補助表示を前記表示部に表示させる請求項に記載の欠陥検査装置。
  7. 前記表示制御部は、記号および文字のうち少なくとも一方で前記付与された前記分類を示す前記補助表示を前記表示部に表示させる請求項1からのいずれか1項に記載の欠陥検査装置。
  8. 前記表示制御部は、前記付与された前記分類に応じて前記補助表示の一部または全部の色を変えた前記補助表示を前記表示部に表示させる請求項1からのいずれか1項に記載の欠陥検査装置。
  9. 前記表示制御部は、前記抽出された前記欠陥候補画像に基づく前記欠陥候補のサイズに関する情報を含む前記補助表示を前記表示部に表示させる請求項1からのいずれか1項に記載の欠陥検査装置。
  10. 前記記憶部で記憶される前記分類の種類の入力を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記入力部で入力された前記種類に基づいて前記分類結果を記憶する請求項1からのいずれか1項に記載の欠陥検査装置。
  11. 前記欠陥候補分類部は、前記抽出した前記欠陥候補画像と前記記憶部に記憶された前記欠陥画像および前記欠陥画像の特徴を示す情報のうち少なくとも一方との類似度を算出し、前記算出された類似度が最も高い前記欠陥画像の前記分類結果に基づいて、前記抽出した前記欠陥候補画像の分類を付与する請求項1から10のいずれか1項に記載の欠陥検査装置。
  12. 被検査体に放射線を照射することにより得られる前記被検査体からの透過光に基づいて作成された受光画像を取得する画像取得ステップと、
    前記被検査体の欠陥候補に対応する画像である欠陥候補画像を前記受光画像から画像処理により抽出する画像処理ステップと、
    過去に抽出された前記被検査体の欠陥に対応する欠陥画像および前記欠陥画像の特徴を示す情報のうち少なくとも一方と、前記欠陥画像の前記欠陥の分類を示す分類結果を含む分類情報とを記憶部に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶部に記憶された前記分類情報に基づいて、前記抽出した前記欠陥候補画像に前記欠陥の前記分類を付与する欠陥候補分類ステップと、
    前記受光画像を表示部に表示する表示ステップと、
    前記欠陥候補画像の位置および前記欠陥候補画像の前記分類を示す補助表示の、前記表示部への表示または非表示の選択を、前記欠陥候補が存在する前記被検査体の肉厚、前記欠陥候補のサイズ、又は前記欠陥候補の前記分類に基づいて受け付け、前記選択された前記補助表示の表示または非表示の指令を出力する操作ステップと、
    前記操作ステップから出力される前記指令に基づいて、前記補助表示を前記表示部に表示または非表示にする表示制御ステップと、
    を含む欠陥検査方法。
  13. 被検査体に放射線を照射することにより得られる前記被検査体からの透過光に基づいて作成された受光画像を取得する画像取得ステップと、
    前記被検査体の欠陥候補に対応する画像である欠陥候補画像を前記受光画像から画像処理により抽出する画像処理ステップと、
    過去に抽出された前記被検査体の欠陥に対応する欠陥画像および前記欠陥画像の特徴を示す情報のうち少なくとも一方と、前記欠陥画像の前記欠陥の分類を示す分類結果を含む分類情報とを記憶部に記憶する記憶ステップと、
    前記記憶部に記憶された前記分類情報に基づいて、前記抽出した前記欠陥候補画像に前記欠陥の前記分類を付与する欠陥候補分類ステップと、
    前記受光画像を表示部に表示する表示ステップと、
    前記欠陥候補画像の位置および前記欠陥候補画像の前記分類を示す補助表示の、前記表示部への表示または非表示の選択を、前記欠陥候補が存在する前記被検査体の肉厚、前記欠陥候補のサイズ、又は前記欠陥候補の前記分類に基づいて受け付け、前記選択された前記補助表示の表示または非表示の指令を出力する操作ステップと、
    前記操作ステップから出力される前記指令に基づいて、前記補助表示を前記表示部に表示または非表示にする表示制御ステップと、
    をコンピュータに実現させる欠陥検査プログラム。
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