JP6767203B2 - 保守支援装置、保守支援方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

保守支援装置、保守支援方法およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6767203B2
JP6767203B2 JP2016163756A JP2016163756A JP6767203B2 JP 6767203 B2 JP6767203 B2 JP 6767203B2 JP 2016163756 A JP2016163756 A JP 2016163756A JP 2016163756 A JP2016163756 A JP 2016163756A JP 6767203 B2 JP6767203 B2 JP 6767203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timing
cost
maintenance
candidate
replacement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016163756A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018032206A (ja
Inventor
大貴 桐淵
大貴 桐淵
西川 武一郎
武一郎 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2016163756A priority Critical patent/JP6767203B2/ja
Publication of JP2018032206A publication Critical patent/JP2018032206A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6767203B2 publication Critical patent/JP6767203B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明の実施形態は、保守支援装置、保守支援方法およびコンピュータプログラムに関する。
保守対象装置のメンテナンス時期の適正化を効果的に行うためには、いつ保守対象装置のトラブルが発生したか、またいつ保守対象装置のリプレースまたはメンテナンスを行ったかといった、保守対象装置の運用データの収集が必要である。しかしながら、運用データの収集を行う運用トライアルの期間を長くとると、その間で故障等のトラブルが発生し、コストが増加する可能性がある。そのため、なるべくコストを増加させないように、運用トライアルを行う期間の長さを必要最小限に抑えることが求められる。関連技術では、十分なデータ量が収集できず、適切なメンテナンス時期を決定できないか、あるいは、逆に必要以上にデータを収集するため、コストが増加するといった問題があった。
特開2011-048688号公報
本発明の実施形態は、コストを抑えつつ、保守対象装置のメンテナンスまたはリプレースのタイミングを適正に決定可能にする保守支援装置、保守支援方法およびコンピュータプログラムを提供する。
本発明の実施形態としての保守支援装置は、運用データ取得部と、コスト計算部と、タイミング選択部とを備える。前記運用データ取得部は、保守対象装置のメンテナンスあるいはリプレースの履歴と、前記メンテナンスあるいはレプレース以外でコストが発生する事象の発生履歴と、前記メンテナンスあるいは前記リプレースを行うタイミングの条件を定めたタイミング条件の成否を判断するための前記保守対象装置の稼働情報と、に関する運用データを取得する。前記コスト計算部は、前記運用データに基づき、前記履歴に示される前記メンテナンスあるいは前記リプレースごとに、複数のタイミング条件候補のそれぞれに応じて前記メンテナンスあるいは前記リプレースを行った場合のコストを計算する。前記タイミング選択部は、前記コスト計算部により計算された前記コストに基づき、前記複数のタイミング条件候補から前記メンテナンスあるいは前記リプレースのタイミング条件を選択する。
第1実施形態に係る保守支援装置を示すブロック図。 第1実施形態に係る運用データの一例を示す図。 第1実施形態に係るタイミング条件候補テーブルの一例を示す図。 第1実施形態に係る基礎コストテーブルの一例を示す図。 第1実施形態に係るコスト計算テーブルの一例を示す図 第1実施形態に係るハードウェア構成例を示す図。 第1実施形態に係る全体の処理の概要を示すフローチャート。 第1実施形態に係る保守支援装置の動作例のフローチャート。 第1実施形態に係る運用データを入力する動作のフローチャート。 第2実施形態の動作の説明図。 第2実施形態に係る保守支援装置の動作例のフローチャート。 第3実施形態に係る保守支援装置の動作例のフローチャート。 第4実施形態に係る保守支援装置の動作例のフローチャート。 第5実施形態に係る評価データの表示例を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る保守支援装置を表すブロック図である。図1の保守支援装置は、保守対象装置のメンテナンスあるいはリプレースのタイミングの決定を支援する装置である。本実施形態で決定したタイミングに基づいて、保守対象装置の運用計画を決定する機能や、当該タイミングで保守対象装置のメンテナンスあるいはリプレースを自動で行う機能などを、保守対象装置が追加で備えてもよい。保守支援装置は、保守対象装置の運用中に運用データを取得しつつ、自動的にメンテナンスあるいはリプレースのタイミングを決定することで、保守対象装置の保守を支援する。なお、メンテナンスとは、保守対象装置が通常処理を行う状態を保ち続けるために行う様々な対処・措置を含む。保守対象装置の所定項目の測定を行うことや、部品の交換を行うことなどがここに含まれて良い。保守対象装置それ自体を交換することはリプレースに相当する。
ここで、保守対象装置は、発電プラント、半導体製造装置、エレベータ、メモリ装置など、メンテナンスあるいはリプレースまたはこれらの両方が必要な装置である。保守対象装置は、所定の装置に設置されたセンサ、コントローラまたは通信機器などあってもよい。保守対象装置のメンテナンスあるいはリプレースまたはこれらの両方にはコストがかかる。また、保守対象装置にトラブルが発生した時には、トラブル対応にコストがかかる。トラブルには、例えば保守対象装置の動作が突然停止すること、部品が故障すること、保守対象装置からアラートが出力されることなど、様々ありえる。トラブルの発生は、保守対象装置の管理者が目視で気付く場合や、保守対象装置から出力されるエラー信号が管理者等に通知される場合などがある。コストは大きく、メンテナンスコスト(あるいはリプレースコスト)と、トラブルコストに二分される。メンテナンスコスト(あるいはリプレースコスト)は、メンテナンスあるいはリプレースを1回するごとに必ず1回かかるコストである。トラブルコストはトラブル発生時にトラブル対応のためにかかるコストである。トラブル発生時には、そのときの保守対象装置の状態に応じて、メンテナンス(あるいはリプレース)が伴う場合もあり得る。その場合、メンテナンスコスト(あるいはリプレースコスト)も発生する。
保守対象装置のメンテナンスあるいはリプレースは、基本的に、保守対象装置に関する稼働情報を監視し、これが予め定めたタイミング条件を満たす場合に実施される。タイミング条件の例として、稼働情報が、閾値を上回る、もしくは下回った場合に、メンテナンスあるいはリプレースを実施する。本実施形態ではタイミング条件として閾値を用いる場合を想定するが、閾値以外でもよい。稼働情報の例としては、前回のメンテナンスまたは前回のリプレースからの稼働時間、保守対象装置が行った処理回数、保守対象装置で発生したトラブル発生回数、センサの出力値、保守対象装置の出力値(発電装置の場合は発電量など)、または、保守対象装置の出力の推定値がある。また、稼働情報は、これらの値から導出される他の値、例えばこれらの値の統計量、値の累積値、複数の値の線形結合でもよい。センサは、保守対象装置が備えるセンサ(内部センサ)でもよいし、外部のセンサでもよい。内部センサの例として、温度センサまたは圧力センサなどがある。外部のセンサの例として、外気温センサなどがある。
保守支援装置は、運用データ入力部11と、運用データ記憶部12と、タイミング決定部13と、テーブル記憶部14と、出力部15とを備える。
運用データ入力部11は、保守対象装置の運用データを所定の記憶装置またはネットワーク等から適宜取得して、運用データ記憶部12に格納する。運用データ入力部11は、例えば本装置のユーザが入力装置を用いて入力する指示データに従って、運用データを取得してもよいし、所定のプログラムを実行することで、運用データを取得してもよいし、保守対象装置が自発的に出力する運用データを受信してもよい。
運用データとしては、保守対象装置のメンテナンスあるいはリプレースの履歴、メンテナンスあるいはレプレース以外でコストが発生する事象(例えばトラブル)の発生履歴、メンテナンスあるいはリプレースのタイミング条件の成否を判断するための保守対象装置の稼働情報等がある。稼働情報が稼働時間または累積値(処理回数など)以外のデータの場合、例えばセンサ値のデータの場合は、当該データは、時間または累積値に関連付けられているものとする。
図2に、運用データ記憶部12に格納された運用データの例を示す。この例は、稼働情報が稼動時間の場合の例である。メンテナンスの履歴と、稼動時間と、トラブルの発生履歴とが含まれる。メンテナンスを行った日、トラブルの発生した日等が、稼働時間(この例では、6月1日、6月6日等の月日)と関連づけられている。例えば、6月1日に、保守対象装置の運用が開始され、6月6日にメンテナンスを行い、6月8日にトラブル2が発生し、6月10日にはトラブル1が発生している。トラブル1は、第1の種類のトラブルであり、トラブル2は、第2の種類のトラブルであり、互いに異なる種類のトラブルである。なお、トラブルが発生した場合には、保守対象装置の状態に応じてメンテナンスあるいはリプレースが発生し得るが、図示の例では発生していないとする。
テーブル記憶部14は、タイミング条件候補テーブル19と、基礎コストテーブル20とを備える。
タイミング条件候補テーブル19は、メンテナンスあるいはリプレースのタイミング条件の候補であるタイミング条件候補を記憶している。図3に、タイミング条件候補テーブル19の例を示す。K個のタイミング条件候補(閾値の候補)が格納されている。この例では、それぞれ1日、2日、3日・・・、K日のK個のタイミング条件候補が格納されており、それぞれに候補番号1、2、3、・・・Kが付与されている。例えば3日とは、前回のメンテナンスあるいはリプレースから3日経過後(稼働時間が3日経過した後)にメンテナンスあるいはリプレースをすることを意味している。本実施形態では、後述するタイミング決定部13の動作により、これらのタイミング条件候補、すなわち、閾値の候補の中から、次回のメンテナンスあるいはリプレースのタイミングを決定するために用いるタイミング条件候補を選択する。
図3の例では、タイミング条件候補は、稼働情報が保守対象装置の稼働期間の場合における閾値の候補に対応し、日数で表現されている。タイミング条件候補は、日数ではなく、タイミング条件と比較する稼働情報の種類に応じて、別の値を用いてもよい。例えば、稼働情報が、保守対象装置が出力する出力物の累積長の場合、1m、2m、3m、・・・kmなどを、タイミング条件候補として用いる。保守対象装置の出力物の累積長の例として、保守対象装置が鉄鋼板を出力する場合、出力する鉄鋼板の累積長がある。この場合、1m、2、3m・・・の各長さが、タイミング条件候補(閾値の候補)であり、タイミング決定部13がこれらの中からタイミング条件候補となる長さを決定する。タイミング条件候補のその他の例として、保守対象装置が発電装置の場合の合計発電量でもよい。前述した稼働情報の例に対応して、タイミング条件候補の例も、ここで述べた以外の様々な例が可能である。
本装置がタイミング条件候補入力部を備え、タイミング条件候補入力部により、タイミング条件候補テーブル19を所定の記憶装置またはネットワークから取得して、テーブル記憶部14に格納してもよい。また、本装置が、運用データを介して取得した稼働情報の全てまたは一部の値をタイミング条件候補として用いて、タイミング条件候補テーブル19を自動的に作成し、テーブル記憶部14に格納してもよい。本装置がタイミング条件候補更新部を備え、タイミング条件候補更新部により、運用データに基づいてタイミング条件候補テーブル19を更新してもよい。
基礎コストテーブル20は、メンテナンス、リプレースまたはトラブルなど、予め定めた事象が1回発生した場合にかかるコストを記憶している。
図4に、基礎コストテーブル20の一例を示す。この例では、メンテナンスに対応するコスト、および各種類のトラブルに対応するコスト等が記憶されている。例えばメンテナンスに対応するコスト(メンテナンスコスト)は、12,000円、トラブル1に対応するコスト(トラブルコスト)は6,000円、トラブル2に対応するコスト(トラブルコスト)は15,000円である。なお、図4のテーブルに、リプレースに対応するコストが含まれていてもよい。図4の例では、コストは金額であるが、コストは金額に限定されない。
基礎コストテーブル20は、保守支援装置に常時記憶されているものでもよいし、本装置が基礎コスト入力部を備え、基礎コスト入力部により、所定の記憶装置またはネットワークから基礎コストテーブル20のデータを読み出して、テーブル記憶部14に格納してもよい。この場合、本装置は、基礎コスト入力部を備える。また、本装置が基礎コスト更新部を備え、基礎コスト更新部により、所定の記憶装置またはネットワークから基礎コストデータを読み出して、基礎コストテーブル20を更新してもよい。
タイミング決定部13は、運用データ取得部16と、コスト計算部17と、タイミング選択部18とを備える。
タイミング決定部13の運用データ取得部16は、運用データ記憶部12から読み出すことにより運用データを取得し、取得した運用データをコスト計算部17に提供する。本実施形態では、運用データを運用データ記憶部12に格納しているが、運用データ記憶部12を本装置に設けずに、運用データを保守対象装置から直接取得してもよい。または、運用データを、保守支援装置と別の記憶装置から取得してもよい。
コスト計算部17は、運用データを用いて、過去に行ったメンテナンスあるいはリプレースごとに、各タイミング条件候補でメンテナンスあるいはリプレースを行ったとした場合のコストを計算する。前述したように、コストには、メンテナンスコスト(あるいはリプレースコスト)とトラブルコストが存在し、当該コストは、これら2種類のコストを合計したものである。コストは、金額でもよいし、必要な物(材料等)の量などでもよい。また、コストは、実際にかかった金額または量等でもよいし、実際にかかった金額または量を、単位時間あたりの値に換算したものでもよい。また、コストは、単位時間あたりのコストではなく、前述した稼働情報の種類に応じて、所定回数あたりのコスト、または所定値の物理量あたりのコストを用いてもよい。コスト計算部17は、過去に行ったメンテナンスあるいはリプレースごとに、タイミング条件候補ごとのコストを格納したコスト計算テーブルを生成する。
図5に、コスト計算部17で生成されるコスト計算テーブルの一例を示す。ここでは、メンテナンス回数ごとに、各タイミング条件候補の候補番号に対応した、単位時間あたりのコストが示される。
例えば、図5のメンテナンス回数が1の行に着目する。図2から、装置運用開始は、6月1日である。5日後の6月6日に1回目のメンテナンスを行っている。この間にトラブルは発生しておらず、したがって、装置運用開始から1回目のメンテナンスの完了に要したコストの合計は、図4からメンテナンスコストの12,000円のみである。したがって、タイミング条件候補番号5(5日)に対応する単位時間当たりのコストは、12,000を5で除算した2,400円となる。タイミング条件候補番号4に対応するコスト、すなわちタイミング条件候補番号4のタイミングで仮にメンテナンスを行ったとした場合の単位時間あたりのコストは、12,000を4で除算して3,000円となる。タイミング条件候補番号3に対応するコスト、すなわちタイミング条件候補番号3のタイミングで仮にメンテナンスを行ったとした場合の単位時間あたりのコストは、12,000を3で除算して4,000円となる。タイミング条件候補番号2に対応するコスト、すなわちタイミング条件候補番号2のタイミングで仮にメンテナンスを行ったとした場合の単位時間あたりのコストは、12,000を2で除算して6,000円となる。タイミング条件候補番号1に対応するコスト、すなわちタイミング条件候補番号1のタイミングで仮にメンテナンスを行ったとした場合の単位時間あたりのコストは、12,000を1で除算して12,000円となる。
次に、図5のメンテナンス回数が2の行に着目する。1回目のメンテナンスが6月6日に行われた後、2回目のメンテナンスが行われたのは、5日経過後の6月11日である。その間、6月8日にはトラブル2が発生し、6月10日はトラブル1が発生している。なお、トラブル発生に付随してメンテナンスを仮に行った場合は、図5のテーブルのメンテナンス回数に、当該付随して行ったメンテナンスも入れてよいし、あるいは、稼働情報とタイミング条件(閾値)との比較結果に応じて行ったメンテナンスのみを対象としてもよい。
1回目のメンテナンスの後、2回目のメンテナンスの完了までに要したコストの合計は、メンテナンスコスト12,000円と、トラブル1コスト6,000円と、トラブル2コスト15,000円を合計した33,000円である。よって、タイミング条件候補番号5(5日)に対応する単位時間当たりのコストは、33,000を5で除算した6,600円である。タイミング条件候補番号4(4日)に対応する時点では、6月10日のトラブル1はまだ発生しておらず、タイミング条件候補番号4(4日)に対応する単位時間あたりのコストは、12,000円と15,000円とを合計した27,000を4で除算した、6,750円である。同様に、タイミング条件候補番号3(3日)に対応する単位時間あたりのコストは、27,000円を3で除算した、9,000円である。また、タイミング条件候補番号2(2日)に対応する時点では、6月8日のトラブル2はまだ発生しておらず、タイミング条件候補番号2(2日)に対応する単位時間あたりのコストは、12,000円を2で除算した、6,000円である。同様に、タイミング条件候補番号1(1日)に対応する単位時間あたりのコストは、12,000円である。
次に、図5のメンテナンス回数が3の行に着目する。2回目のメンテナンスが6月11日に行われた後、3回目のメンテナンスが行われたのは、2日経過後の6月13日である。その間、トラブルは発生していない。2回目のメンテナンスの後、3回目のメンテナンスの完了までに要したコストの合計は、メンテナンスコスト12,000円のみである。よって、タイミング条件候補番号2(2日)に対応する単位時間当たりのコストは、12,000を2で除算した6,000円である。同様にして、同様に、タイミング条件候補番号1(1日)に対応する単位時間あたりのコストは、12,000円である。タイミング条件候補番号3(3日)以降に対応する単位時間あたりのコストは計算できないため、図では対応セルに値が入っていない。
このように、コスト計算テーブルでは、メンテナンス回数ごとに、全てのタイミング条件候補番号に対応したコストが計算されるとは限らない。各メンテナンス回数に対して、前回のメンテナンス(または装置運用開始時)からの経過日数を限度として、タイミング条件候補のコストを計算できる。この経過日数を超えるタイミングに対応するタイミング条件候補に対しては、コストを計算できない。よって、図5のコスト計算テーブルの各セルの埋まり具合も、メンテナンス回数ごとに異なっている。
タイミング選択部18は、コスト計算部17からコスト計算テーブルを受け取り、コスト計算テーブルに基づいて、次回のメンテナンスあるいはリプレースのタイミング決定に用いるタイミング条件を、複数のタイミング条件候補の中から選択する。例えば、最適化手法、強化学習あるいはバンディットアルゴリズムを用いて、タイミング条件候補を決定できる。
最適化手法の例として、コストの平均値が最小になるタイミング条件候補を選択する方法がある。図5のコスト計算テーブルの例において、仮にメンテナンス回数が4回目までデータが存在する場合の具体例を示す。以下の説明において、特に断りの無い限り、コストは、単位時間あたりのコストを意味する。
タイミング条件候補1の平均値は、(12,000+12,000+12,000+12,000)/4=12,000円である。
タイミング条件候補2の平均値は、(6,000+6,000+6,000+6,000)/4=6,000円である。
タイミング条件候補3の平均値は、(4,000+9,000+6,000)/3=6,333円である。メンテナンス回数3では、タイミング条件候補3の値は存在しないため、計算の対象としない。
タイミング条件候補4の平均値は、(3,000+6,750+4,500)/3=4,750円である。メンテナンス回数3では、タイミング条件候補4の値は存在しないため、計算の対象としない。
タイミング条件候補5の平均値は、(2,400+6,600)/2=4,500円である。メンテナンス回数3、4では、タイミング条件候補5の値は存在しないため、計算の対象としない。
よって、平均値の最小は4,500円であり、タイミング条件候補5が選択される。変形例として、計算の対象とならなかったメンテナンスが所定割合以上あるタイミング条件候補を除いてもよい。例えば所定割合が50%であるとすると、タイミング条件候補5は、4つのメンテナンスのうち、3回目および4回目のメンテナンスが計算の対象とならなかったため、除外される。この場合、タイミング条件候補5の次に平均値が小さいのは、タイミング条件候補4であるため、タイミング条件候補4が選択される。
最適化手法以外の方法でタイミング条件候補を選択する例は、後述する別の実施形態で示される。
出力部15は、タイミング選択部18により選択されたタイミング条件候補である次回のメンテナンスもしくは次回のリプレースのタイミング条件(次回のタイミング条件)の情報を出力する。出力部15は、液晶表示装置等の表示装置に次回のタイミング条件の情報を表示してもよいし、次回のタイミング条件の情報を所定の記憶装置に保存してもよいし、ネットワークを介して通信装置に次回のタイミング条件の情報を送信してもよいし、その他の方法で出力してもよい。
次に、本実施形態に係る保守支援装置のハードウェア構成について説明する。本実施形態に係る保守支援装置は、ハードウェアであるコンピュータにより構成される。コンピュータには、サーバ、クライアント、マイコン、及び汎用コンピュータなどが含まれる。
図6は、コンピュータ100の一例を示す図である。図6のコンピュータ100は、プロセッサ101と、入力装置102と、表示装置103と、通信装置104と、記憶装置105と、を備える。プロセッサ101、入力装置102、表示装置103、通信装置104、及び記憶装置105は、バス106により相互に接続されている。
プロセッサ101は、コンピュータ100の制御装置及び演算装置を含む電子回路である。プロセッサ101として、例えば、汎用目的プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、状態マシン、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理回路(PLD)、及びこれらの組合せを用いることができる。
プロセッサ101は、バス106を介して接続された各装置(例えば、入力装置102、通信装置104、記憶装置105)から入力されたデータやプログラムに基づいて演算処理を行い、演算結果や制御信号を、バス106を介して接続された各装置(例えば、表示装置103、通信装置104、記憶装置105)に出力する。具体的には、プロセッサ101は、コンピュータ100のOS(オペレーティングシステム)や、保守支援プログラムなどを実行し、コンピュータ100を構成する各装置を制御する。
保守支援プログラムは、コンピュータ100に、保守支援装置の上述の各機能構成を実現させるプログラムである。保守支援プログラムは、一時的でない有形のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される。上記の記憶媒体は、例えば、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、フラッシュメモリ、半導体メモリであるが、これに限られない。プロセッサ101が保守支援プログラムを実行することにより、コンピュータ100が保守支援装置として機能する。
入力装置102は、コンピュータ100に情報を入力するための装置である。入力装置102は、例えば、キーボード、マウス、及びタッチパネルであるが、これに限られない。
表示装置103は、画像や映像を表示するための装置である。表示装置103は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、CRT(ブラウン管)、及びPDP(プラズマディスプレイ)であるが、これに限られない。表示装置103は、運用データ、基礎コストテーブル20、コスト計算テーブル、タイミング条件候補テーブル19、選択されたタイミング条件候補など、保守支援装置により記憶又は生成された任意の情報を表示することができる。
通信装置104は、コンピュータ100が外部装置と無線又は有線で通信するための装置である。通信装置104は、例えば、モデム、ハブ、及びルータであるが、これに限られない。通信装置104は、保守対象装置またはそのセンサと、ネットワークを介して、接続されてもよい。このとき、通信装置104は、ネットワークを介して、保守対象装置から、運用データ等のデータを取得することも可能である。ネットワークは専用線でもよいし、インターネットでもよい。保守支援装置は、保守対象装置と物理的にネットワークを通じて接続されていてもよいし、インターネットを介してクラウド上で実現されてもよい。
記憶装置105は、コンピュータ100のOSや、保守支援プログラム、保守支援プログラムの実行に必要なデータ、及び保守支援プログラムの実行により生成されたデータなどを記憶する記憶媒体である。記憶装置105には、主記憶装置と外部記憶装置とが含まれる。主記憶装置は、例えば、RAM、DRAM、SRAMであるが、これに限られない。また、外部記憶装置は、例えば、ハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、及び磁気テープであるが、これに限られない。運用データ記憶部12およびテーブル記憶部14は、記憶装置105上に構築されてもよいし、通信装置104を介して接続された外部のサーバ上に構築されてもよい。
なお、コンピュータ100は、プロセッサ101、入力装置102、表示装置103、通信装置104、及び記憶装置105を、それぞれ1つ又は複数備えてもよいし、プリンタやスキャナなどの周辺機器と接続されていてもよい。
また、保守支援装置は、単一のコンピュータ100により構成されてもよいし、相互に接続された複数のコンピュータ100からなるシステムとして構成されてもよい。複数のコンピュータ100は、ネットワークを介して接続されてもよい。
さらに、保守支援プログラムは、コンピュータ100の記憶装置105に予め記憶されていてもよいし、コンピュータ100の外部の記憶媒体に記憶されていてもよいし、インターネット上にアップロードされていてもよい。いずれの場合も、保守支援プログラムをコンピュータ100にインストールして実行することにより、保守支援装置の機能が実現される。
図7は、保守対象装置のメンテナンス実施と、次回のメンテナンス条件の決定とに関わる全体の概要を示すフローチャートである。
保守対象装置は、基本的には通常処理を行っている(S101)。通常処理とは、その装置に要求される通常の動作であり、例えば発電装置であれば、発電動作を行って、発電電力を出力または蓄積する等の動作である。保守対象装置にトラブルが発生しているかどうかを、保守対象装置、保守対象装置の管理者、保守対象装置の管理装置、もしくは、保守支援装置等が確認する(S102)。
トラブルが発生していない場合、前回のメンテナンスあるいは前回のリプレースの後に取得された稼働情報と、タイミング条件(閾値)とに基づき、メンテナンスあるいはリプレースのタイミングが到来したかを判断する(S103)。例えば、稼働情報が、閾値を上回っている、もしくは下回っているかどうかで、判断を行う。この判断は、保守対象装置、保守対象装置の管理者、保守対象装置の管理装置、または保守支援装置などが行う。もしまだメンテナンスあるいはリプレースのタイミングだと判断されない場合、すなわちタイミング条件が満たされない場合には、保守対象装置は通常処理を続ける。もし、タイミング条件が満たされる場合には、メンテナンスあるいはリプレースを実施する(S104)。メンテナンスあるいはリプレースは、保守対象装置の特性によって、保守対象装置の管理者が手動で行う方法、保守対象装置の管理装置が自動的に行う方法のいずれも可能である。
一方、トラブルが発生している場合には、まずトラブルの対応を行う(S105)。トラブルの対応は、保守対象装置、保守対象装置の管理者、保守対象装置の管理装置、または保守支援装置などが行う。このトラブルに付随して、メンテナンスあるいはリプレースが必要になったかどうかを判断する(S106)。この判断は、保守対象装置で行ってもよいし、保守対象装置の管理者が手動で行ってもよい。また、保守対象装置の管理装置や保守支援装置などが判断を行ってもよい。もしメンテナンスあるいはリプレースが必要ないと判断されれば、保守対象装置は通常処理に戻る。もしメンテナンスあるいはリプレースが必要だと判断された場合、メンテナンスあるいはリプレースを実施する(S104)。メンテナンスあるいはリプレースは、保守対象装置の特性によって、保守対象装置の管理者が手動で行う方法、保守対象装置の管理装置が自動的に行う方法のいずれも可能である。
ステップS104でメンテナンスあるいはリプレースを実施した場合、本実施形態にかかる保守支援装置により、次回のメンテナンスあるいはリプレースのタイミング条件(閾値等)を決定する(S107)。なお、保守対象装置は、ステップS104のメンテナンスあるいはリプレースの後、ステップS105の保守支援装置の動作とは並行して通常処理を行ってもよいし、保守支援装置により次回のタイミング条件が決定した後で、通常の処理を開始してもよい。
図8は、保守支援装置が、次回のメンテナンスあるいは次回のリプレースのタイミング条件を決定する処理の例のフローチャートを示す。このフローチャートの動作は、例えば、図7のフローチャートのステップS107で行われる。
まず、運用データ取得部16が、運用データ記憶部12から運用データを取得する(S111)。次に、コスト計算部17が、基礎コストテーブル20とタイミング条件候補テーブル19を用いて、運用データに基づき、タイミング条件候補(例えば閾値の候補)ごとのコストを計算する(S112)。例えば、図5のコスト計算テーブルを作成する場合は、各メンテナンスもしくは各リプレースについて、タイミング条件候補ごとに、単位時間あたりのコストを計算する。なお、以前に行ったメンテナンスもしくはリプレースについては、以前に計算したタイミング条件候補ごとのコストを記憶しておき、それを流用してもよい。タイミング選択部18は、コスト計算部17が計算したコストに基づいて、タイミング条件候補の中から次回のタイミング条件を選択する(S113)。出力部15が、選択された次回のタイミング条件を表す情報を出力する(S114)。
図9に、保守支援装置に運用データを入力する動作のフローチャートを示す。
運用データ入力部11が、運用データを取得する(S121)。例えば保守対象装置の通常処理時または保守対象装置のトラブル対応またはメンテナンスが終わった時などに、運用データ入力部11が、運用データを取得する。具体的に、保守対象装置のトラブル対応またはメンテナンスが終わった時に、運用データ入力部11が、トラブルまたはメンテナンスの履歴の運用データの入力を受けてもよいし、保守対象装置の通常処理時に、保守対象装置から稼働情報の運用データを受信してもよい。運用データ入力部11は、運用データを取得すると、運用データを運用データ記憶部12に提供し、運用データ記憶部12が、運用データを内部に記憶する(S122)。
以上、本実施形態によれば、現在のメンテナンス以降の運用データの収集期間を短くして、すなわち運用トライアルの期間を短くして、次のメンテナンスのタイミング条件を自動学習することができる。これにより、保守対象装置の稼働率を向上させることや、コストを削減することができる。
上述した実施形態では、主にメンテナンスの具体例を示したが、リプレースの場合も同様にして実施できる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、タイミング選択部18の動作が第1実施形態と異なる。第2実施形態では、Thompson Sampling手法に基づきタイミング条件候補を選択する。その他は、第1実施形態と同様であるため、以下では、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第1実施形態と同様に、コスト計算部17が、基礎コストテーブル20とタイミング条件候補テーブル19を用いて、運用データ取得部16で取得された運用データから、過去に行った各メンテナンスもしくはリプレースについて、タイミング条件候補ごとにコストを計算する。以下では、メンテナンスを例に説明を行うが、リプレースの場合も同様である。
メンテナンスt回目のタイミング条件候補kに対応するコストをck,tと表す。コストは、第1実施形態と同様、単位時間当たりのコストを想定する。メンテナンスt回目に計算されるコストは、
Figure 0006767203
のkt個である。ここで、
Figure 0006767203
はt回目のメンテナンスのタイミングに対応するタイミング条件候補の候補番号である。
タイミング選択部18は、タイミング条件候補iごとに、各メンテナンスのコストに基づき、コストの事後確率分布を
Figure 0006767203
として計算する。タイミング選択部18は、このコストの事後確率分布を直接、この定義にしたがって計算してもよい。事後確率分布は、例えば横軸がコストyi、縦軸が確率密度π(yi)とする座標系で表現でき、当該分布を積分すると1である。事後確率分布の例を模式的に図10に示す。ここではタイミング条件候補6(図のi=6のグラフ)と、タイミング条件候補5(図のi=5のグラフ)にそれぞれ対応する事後分布の例を示す。これら以外のタイミング条件候補の分布も同様にして計算される。
または、タイミング選択部18は、タイミング条件候補iごとに、このコストの確率分布を表現する統計量を計算してもよい。たとえば、確率分布を正規分布であると仮定し、タイミング条件候補iの各メンテナンスのコストにフィットするように正規分布のパラメータ(平均と標準偏差)を決定する。このパラメータを統計量として取得、または当該パラメータを反映した正規分布を取得する。
タイミング選択部18は、タイミング条件候補iごとに、0から1の値範囲から乱数を生成する。具体的には、0を下限、1を上限とする区間の一様分布に従って、タイミング条件候補iごとに、乱数giを生成する。これを式で表すと次のようになる。
Figure 0006767203
”rand”は、引数によって定義される区間の中から乱数を生成する関数である。乱数は、タイミング条件候補の数だけ生成する。なお、一様分布は、当該区間にわたって確率密度が一様な分布である。したがって、当該区間内の各値は、同じ確率で選択される。なお、一様分布は、連続一様分布でも、離散一様分布でもよい。
タイミング選択部18は、タイミング条件候補iごとに生成した乱数giを、上述の確率分布(事後確率分布
Figure 0006767203
または正規分布等)に適用して、対応するコスト
Figure 0006767203
を計算する。例えば事後確率分布において、乱数giの確率に対応するコストyi(積分値が上記乱数の値となるコストyi)の値を、値riとして計算する。図10の例では、タイミング条件候補6(図のi=6のグラフ)に対して、乱数g6として0.3が生成されたため、積分値が0.3になるときのコストr6が計算されている。またタイミング条件候補5(図のi=5のグラフ)に対して、乱数g5として0.8が生成されたため、積分値が0.8になるときのコストr5が計算されている。この例では、r6はr5よりも小さい。
タイミング選択部18は、すべてのタイミング条件候補iの中で、riが最小となるタイミング条件候補を、次回のメンテナンスあるいはリプレースのタイミング条件kt+1として選択する。これを式で表すと、以下のようになる。
Figure 0006767203
”argmin”は、引数riのうち最も小さい値のときの候補番号iを返す関数である。
メンテナンスの回数が小さいときは、各タイミング条件候補の確率分布(事後確率分布、正規分布等)は横に広く広がる分布になる傾向が強いが、回数が多くなると、各タイミング条件候補の確率分布は急峻になるため、同一または限られたタイミング条件候補が選択される可能性が高くなると考えられる。
なお、riが最小となるタイミング条件候補を選択する代わりに、riが一定値以下のタイミング条件候補を選択してもよい。そのようなタイミング条件候補が複数存在するときは、もっとも早く特定されたタイミング条件候補を選択してもよいし、それらの中からランダムにタイミング条件候補を選択してもよい。また、タイミング条件候補iごとに、コストの平均値μiを計算し、μiとriの両方に基づいてタイミング条件候補を選択してもよい。例えば、(ri+μi)が最小となるタイミング条件候補を選択してもよいし、r、r、…とμ、μ、…の中で最小となる値に対応するタイミング条件候補を選択してもよい。
図11は、第2実施形態に係る保守支援装置の動作のフローチャートである。運用データ取得部16が、運用データを運用データ記憶部12から取得する(S201)。コスト計算部17が、基礎コストテーブル20とタイミング条件候補テーブル19を用いて、運用データに基づき、過去に行った各メンテナンス(もしくはリプレース)について、タイミング条件候補ごとにコストを計算する(S202)。タイミング選択部18が、タイミング条件候補iごとに、コストの事後確率分布または正規分布等の確率分布を計算する(S203)。タイミング選択部18が、タイミング条件候補iごとに、0以上1以下の範囲で乱数giを生成する(S204)。タイミング選択部18が、タイミング条件候補iごとの確率分布において、対応する乱数giの値の確率を示すコストをriとして特定する(S205)。タイミング選択部18が、コストriが最も小さいタイミング条件候補を次回のタイミング条件kt+1として決定する(S206)。出力部15は、次回のタイミング条件kt+1を表す情報を出力する(S207)。
<第3実施形態>
第2実施形態では、Thompson Sampling手法に基づきタイミング条件候補を選択したが、第3実施形態では、ε-貪欲法に基づきタイミング条件候補を選択する。その他は、第1実施形態および第2実施形態と同様であるため、以下では、第1実施形態および第2実施形態と異なる部分を中心に説明する。
コスト計算部17の動作は、第2実施形態と同様である。第2実施形態と同様に、メンテナンスt回目のタイミング条件候補kに対応するコストをck,tと表す。コストは、第1実施形態と同様、単位時間当たりのコストを想定する。メンテナンスt回目に計算されるコストは、
Figure 0006767203
のkt個である。ここで、
Figure 0006767203
はt回目のメンテナンスのタイミングに対応するタイミング条件候補の候補番号である。
タイミング選択部18は、タイミング条件候補iごとに、コストの平均値μiを計算する。具体的には、次の式のように計算する。
Figure 0006767203
“mean”は、引数の平均を計算して返す関数である。
タイミング選択部18は、第2実施形態と同様、0から1の区間の一様分布にしたがって、乱数gを生成する。これを式で表すと次のようになる。
Figure 0006767203
ただし、タイミング条件候補ごとに乱数を生成するのではなく、すべてのタイミング条件候補に共通に1つの乱数を生成する。
タイミング選択部18は、生成された乱数gがある、予め定められた値ε以上かどうかを判定する。もし
Figure 0006767203
、すなわち乱数gがε以上であれば、平均値μiが最小となるタイミング条件候補を、次回のタイミング条件kt+1として選択する。具体的には、次の式のように計算する。
Figure 0006767203
なお、平均値μiが最小となるタイミング条件候補を選択する代わりに、平均値μiが一定値以下のタイミング条件候補を選択してもよい。そのようなタイミング条件候補が複数存在するときは、もっとも早く特定されたタイミング条件候補を選択してもよいし、それらの中からランダムにタイミング条件候補を選択してもよい。
もし乱数gがεより小さい場合、すなわち、
Figure 0006767203
の場合、タイミング条件候補の中からひとつランダムにタイミング条件候補を選択する。例えばεの値を0.1とすると、10%の確率でランダムにタイミング条件候補を選択し、90%の確率で平均値μiが最小となるタイミング条件候補を選択することになる。このように、一定の確率でランダムにタイミング条件候補を選択することで、幅広いタイミング条件候補からの選択の可能性を残し、効果的な学習が可能となる。ここでは、すべてのタイミング条件候補の中からランダムにタイミング条件候補を選択したが、平均値μiが最小となるタイミング条件候補以外のタイミング候補の中からランダムにタイミング条件候補を選択してもよい。
もしくは、平均値μiが最小となるタイミング条件候補よりも、候補番号でjだけ大きいタイミング条件候補を選択してもよい。具体的には、次の式のように計算する。
Figure 0006767203
すなわちargminにより最小の平均値を与える候補番号を特定し、特定した候補番号にjを加算することで、次回のタイミング条件の候補番号を決定する。つまり、複数のタイミング条件候補は順位付けがされており、平均値が最小となるタイミング条件候補よりも所定値だけ順位が高いまたは低いタイミング条件候補を選択する。本実施形態では、候補番号の小さい順に高い順位が設定されていると考えると、所定値だけ順位が低い候補番号のタイミング条件候補を選択する。あるいは逆に、候補番号の小さい順に低い順位が設定されていると考えると、所定値だけ順位が高い候補番号のタイミング条件候補を選択すると考えることもできる。このように、一定の確率で候補番号がjだけ大きいタイミング条件候補を選択することで、最小の平均値をもつタイミング条件候補以外のタイミング条件候補からの選択の可能性を残し、効果的な学習が可能となる。
図12は、第3実施形態に係る保守支援装置の動作のフローチャートである。運用データ取得部16が、運用データを運用データ記憶部12から取得する(S301)。コスト計算部17が、基礎コストテーブル20とタイミング条件候補テーブル19を用いて、運用データに基づき、過去に行った各メンテナンス(もしくはリプレース)について、タイミング条件候補ごとにコストを計算する(S302)。タイミング選択部18が、タイミング条件候補iごとに、コストの平均値μiを計算する(S303)。タイミング選択部18が、すべてのタイミング条件候補に共通に、0以上1以下の範囲で1つの乱数gを生成する(S304)。タイミング選択部18が、乱数gが、予め定めた値ε以上かを判定する(S305)。乱数gがε以上であれば、平均値μiが最小となるタイミング条件候補を、次回のタイミング条件kt+1として選択する(S306)。もし乱数gがεより小さい場合、タイミング条件候補の中からひとつランダムにタイミングを選択する(S307)。もしくは、平均値μiが最小となるタイミング条件候補よりも、候補番号でjだけ大きいタイミング条件候補を選択する(同S307)。出力部15は、次回のタイミング条件kt+1を表す情報を出力する(S308)。
<第4実施形態>
第4実施形態では、UCB法に基づきタイミング条件候補を選択する。その他は、第1〜3実施形態と同様であるため、以下では、第1〜第3実施形態と異なる部分を中心に説明する。
コスト計算部17の動作は、第2および第3実施形態と同様である。第2および第3実施形態と同様に、メンテナンスt回目のタイミング条件候補kに対応するコストをck,tと表す。コストは、第1実施形態と同様、単位時間当たりのコストを想定する。メンテナンスt回目に計算されるコストは、
Figure 0006767203
のkt個である。ここで、
Figure 0006767203
はt回目に行ったメンテナンスのタイミングに対応するタイミング条件候補の候補番号である。
タイミング選択部18は、タイミング条件候補iごとに、コストの平均値μiと標準偏差σiを計算する。具体的には、次の式のように計算する。”sd”は、引数の標準偏差を計算して返す関数である。
Figure 0006767203
また、この平均値と標準偏差を用いて、タイミング条件候補iごとに、計算されたコストの信頼区間下限値を計算する。つまり、この平均値と標準偏差をもつ確率分布の信頼区間の下限値を計算する。具体的には、次の式のように計算する。
Figure 0006767203
ここで、niはタイミング条件候補iに対応するコスト
Figure 0006767203
の個数である。すなわち、タイミング条件候補iに対し、計算の対象となったメンテナンスの個数である。
タイミング選択部18は、UCBiが最も小さいタイミング条件候補iを、次回のメンテナンスあるいはリプレースのタイミングとして選択する。これを式で表すと、次のようになる。
Figure 0006767203
これは、コストの信頼区間下限が最小となるタイミング条件候補番号を選択することを意味する。このように、信頼区間下限が最小となるタイミング条件候補を選択することで、コストの低いタイミング条件の選択が高い可能性で可能となる。
なお、信頼区間下限が最小となるタイミング条件候補を選択する代わりに、信頼区間下限が一定値以下のタイミング条件候補を選択してもよい。そのようなタイミング条件候補が複数存在するときは、もっとも早く特定されたタイミング条件候補を選択してもよいし、それらの中からランダムにタイミング条件候補を選択してもよい。
図13は、第4実施形態に係る保守支援装置の動作のフローチャートである。運用データ取得部16が、運用データを運用データ記憶部12から取得する(S401)。コスト計算部17が、基礎コストテーブル20とタイミング条件候補テーブル19を用いて、運用データに基づき、過去に行った各メンテナンス(もしくはリプレース)について、タイミング条件候補ごとにコストを計算する(S402)。タイミング選択部18が、タイミング条件候補iごとに、コストの平均値μiと標準偏差σiを計算する(S403)。タイミング選択部18が、タイミング条件候補iごとに、計算されたコストの信頼区間下限値を計算する(S404)。タイミング選択部18が、信頼区間下限値が最小となるタイミング条件候補iを、次回のタイミング条件kt+1として選択する(S405)。出力部15は、次回のタイミング条件kt+1を表す情報を出力する(S406)。
<第5実施形態>
第5実施形態は、タイミング条件候補ごとの統計量(平均、標準偏差等)または確率分布と、次回のタイミング条件を表す情報とを表示する実施形態である。次回のタイミング条件を決定するまでの処理は、第1実施形態〜第4実施形態のいずれかと同様にして行う。
タイミング決定部13は、第1実施形態〜第4実施形態のいずれかに従って、次回のタイミング条件を決定したら、タイミング条件候補ごとの統計量または確率分布と、タイミング条件候補の中から選択したタイミング条件候補(次回のタイミング条件)を表す情報とを示す評価データを作成する。出力部15は、タイミング選択部18が作成した評価データを出力する。出力の形態は第1実施形態と同様でよい。
図14は評価データの表示例である。横軸は各タイミング条件候補を示す。例えば、この例では、タイミング条件候補は、前回のメンテナンスからの稼動時間が1、2、3、4、5、6日である。縦軸はコストを表示する。図14の例では、コストを金額に換算して表示している。
各タイミング条件候補の計算されたコスト(単位時間あたりのコスト)の平均値が、図14の棒グラフで示される。さらに、各タイミング条件候補のコストの標準偏差が、範囲を示すバーによって示される。平均値および標準偏差の計算は、コスト計算部17またはタイミング選択部18で行えばよい。これらの統計量(平均値、標準偏差)を表示することにより、各タイミング条件候補で、コストが実際にどれくらいかかりそうか、そのかかるコストの信頼度はどの程度か、ということがわかる。例えば、コストの平均値が低いタイミング条件候補は、期待されるコストが低いタイミング条件であると考えられる。また、標準偏差が大きいタイミング条件候補は、コストの平均値はあまり信用できず、真のコストの期待値が高いか低いかは分かりにくいと考えられる。
タイミング選択部18により選択された、次回のタイミング条件が矢印で示されている。これにより、本装置のユーザは、本装置により選択されたタイミングが実際に妥当であるかどうかを、統計量等を参考にして判断できる。上記情報だけでなく、他の情報を表示してもよい。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11:運用データ入力部
12:運用データ記憶部
13:タイミング決定部
14:テーブル記憶部
15:出力部
16:運用データ取得部
17:コスト計算部
18:タイミング選択部
19:タイミング条件候補テーブル
20:基礎コストテーブル

Claims (17)

  1. 保守対象装置のメンテナンスの実施履歴と、前記保守対象装置に対する第1事象の発生履歴と、前記メンテナンスのコストである第1コストと、前記第1事象のコストである第2コストとに基づき、前記実施履歴における前記メンテナンスを、前記メンテナンスが行われたタイミング以前の複数のタイミング候補のいずれかで行う場合に、前回の前記メンテナンスの後から前記タイミング候補でメンテナンスを行うまでに要する第3コストを計算するコスト計算部と、
    前記タイミング候補ごとの前記第3コストの確率分布または統計量に基づいて、前記複数のタイミング候補から前記保守対象装置のメンテナンスのタイミングを選択するタイミング選択部と
    を備えた保守支援装置。
  2. 保守対象装置のリプレースの実施履歴と、前記保守対象装置に対する第1事象の発生履歴と、前記リプレースのコストである第1コストと、前記第1事象のコストである第2コストとに基づき、前記実施履歴における前記リプレースを、前記リプレースが行われたタイミング以前の複数のタイミング候補の少なくともいずれかで行う場合に、前回の前記リプレースの後から前記タイミング候補でリプレースを行うまでに要する第3コストを計算するコスト計算部と、
    前記タイミング候補ごとの前記第3コストの確率分布または統計量に基づいて、前記複数のタイミング候補から前記保守対象装置のリプレースのタイミングを選択するタイミング選択部と
    を備えた保守支援装置。
  3. 前記タイミング選択部は、前記タイミング候補ごとに、所定の値範囲から乱数を生成し、
    前記タイミング候補ごとに、前記乱数の値が示す確率に対応する前記第3コストを、前記確率分布または前記統計量に基づき計算し、
    前記タイミング候補ごとの前記第3コストに基づいて、前記タイミングの選択を行う 請求項1又は2に記載の保守支援装置。
  4. 前記タイミング選択部は、前記複数のタイミング候補の複数の前記第3コストのうち前記第3コストが最も低いタイミング候補を選択する
    請求項に記載の保守支援装置。
  5. 前記タイミング選択部は、前記タイミング候補ごとに前記第3コストの平均値を計算し、
    所定の値範囲から、乱数を生成し、
    前記乱数の値が予め定めた値以上か否かと、前記第3コストの平均値に基づいて、前記タイミングの選択を行う
    請求項1又は2に記載の保守支援装置。
  6. 前記タイミング選択部は、前記乱数の値が前記予め定めた値以上のときは、前記第3コストの平均値が最も小さい前記タイミング候補を選択し、前記乱数の値が前記予め定めた値未満のときは、前記第3コストの平均値が最も小さい前記タイミング候補以外のタイミング候補を選択する
    請求項に記載の保守支援装置。
  7. 前記複数のタイミング候補は順位付けがされており、
    前記第3コストの平均値が最も小さい前記タイミング候補以外のタイミング候補は、前記第3コストの平均値が最も小さい前記タイミング候補に対して、所定数だけ順位が高いまたは低いタイミング候補である
    請求項に記載の保守支援装置。
  8. 前記タイミング選択部は、前記乱数の値が前記予め定めた値以上のときは、前記第3コストの平均値が最も小さい前記タイミング候補を選択し、
    前記乱数の値が前記予め定めた値未満のときは、前記複数のタイミング候補からランダムに前記タイミングを選択する、または、前記第3コストの平均値が最も小さい前記タイミング候補を除くタイミング候補からランダムに前記タイミングを選択する
    請求項に記載の保守支援装置。
  9. 前記タイミング選択部は、
    前記タイミング候補ごとに、前記第3コストの平均値と標準偏差、または前記第3コストの確率分布を計算し、
    前記タイミング候補ごとに、前記平均値と前記標準偏差、または前記確率分布に基づき、信頼区間下限値を計算し、
    前記信頼区間下限値に基づいて、前記タイミングの選択を行う
    請求項1又は2に記載の保守支援装置。
  10. 前記タイミング選択部は、前記複数のタイミング候補のうち、前記信頼区間下限値が最も小さい前記タイミング候補を選択する
    請求項に記載の保守支援装置。
  11. 前記タイミング選択部は、前記タイミング候補ごとの前記第3コストの統計量又は確率分布と、前記複数のタイミング候補から選択された前記タイミングを表す情報とを含む評価データを生成し、
    前記評価データを出力する出力部をさらに備えた
    請求項1ないし10のいずれか一項に記載の保守支援装置。
  12. 前記保守対象装置の前記実施履歴及び前記発生履歴を外部の記憶装置からまたはネットワークを介して取得する運用データ入力部と、
    前記運用データ入力部により取得された前記実施履歴及び前記発生履歴を記憶する運用データ記憶部と、
    を備え、
    前記運用データ記憶部から前記実施履歴及び前記発生履歴を取得する
    請求項1ないし11のいずれか一項に記載の保守支援装置。
  13. 前記タイミング選択部により選択された前記タイミングを表す情報を出力する出力部 を備えた請求項1ないし11のいずれか一項に記載の保守支援装置。
  14. 保守対象装置のメンテナンスの実施履歴と、前記保守対象装置に対する第1事象の発生履歴と、前記メンテナンスのコストである第1コストと、前記第1事象のコストである第2コストとに基づき、前記実施履歴における前記メンテナンスを、前記メンテナンスが行われたタイミング以前の複数のタイミング候補のいずれかで行う場合に、前回の前記メンテナンスの後から前記タイミング候補でメンテナンスを行うまでに要する第3コストを計算するコスト計算ステップと、
    前記タイミング候補ごとの前記第3コストの確率分布または統計量に基づいて、前記複数のタイミング候補から前記保守対象装置のメンテナンスのタイミングを選択するタイミング選択ステップと
    をコンピュータが実行する保守支援方法。
  15. 保守対象装置のリプレースの実施履歴と、前記保守対象装置に対する第1事象の発生履歴と、前記リプレースのコストである第1コストと、前記第1事象のコストである第2コストとに基づき、前記実施履歴における前記リプレースを、前記リプレースが行われたタイミング以前の複数のタイミング候補のいずれかで行う場合に、前回の前記リプレースの後から前記タイミング候補でリプレースを行うまでに要する第3コストを計算するコスト計算ステップと、
    前記タイミング候補ごとの前記第3コストの確率分布または統計量を計算し、前記タイミング候補ごとの前記確率分布または前記統計量に基づいて、前記複数のタイミング候補から前記保守対象装置のリプレースのタイミングを選択するタイミング選択ステップと
    をコンピュータが実行する保守支援方法。
  16. 保守対象装置のメンテナンスの実施履歴と、前記保守対象装置に対する第1事象の発生履歴と、前記メンテナンスのコストである第1コストと、前記第1事象のコストである第2コストとに基づき、前記実施履歴における前記メンテナンスを、前記メンテナンスが行われたタイミング以前の複数のタイミング候補のいずれかで行う場合に、前回の前記メンテナンスの後から前記タイミング候補でメンテナンスを行うまでに要する第3コストを計算するコスト計算ステップと、
    前記タイミング候補ごとの前記第3コストの確率分布または統計量に基づいて、前記複数のタイミング候補から前記保守対象装置のメンテナンスのタイミングを選択するタイミング選択ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  17. 保守対象装置のリプレースの実施履歴と、前記保守対象装置に対する第1事象の発生履歴と、前記リプレースのコストである第1コストと、前記第1事象のコストである第2コストとに基づき、前記実施履歴における前記リプレースを、前記リプレースが行われたタイミング以前の複数のタイミング候補のいずれかで行う場合に、前回の前記リプレースの後から前記タイミング候補でリプレースを行うまでに要する第3コストを計算するコスト計算ステップと、
    前記タイミング候補ごとの前記第3コストの確率分布または統計量に基づいて、前記複数のタイミング候補から前記保守対象装置のリプレースのタイミングを選択するタイミング選択ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2016163756A 2016-08-24 2016-08-24 保守支援装置、保守支援方法およびコンピュータプログラム Active JP6767203B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016163756A JP6767203B2 (ja) 2016-08-24 2016-08-24 保守支援装置、保守支援方法およびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016163756A JP6767203B2 (ja) 2016-08-24 2016-08-24 保守支援装置、保守支援方法およびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018032206A JP2018032206A (ja) 2018-03-01
JP6767203B2 true JP6767203B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=61305076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016163756A Active JP6767203B2 (ja) 2016-08-24 2016-08-24 保守支援装置、保守支援方法およびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6767203B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6917288B2 (ja) * 2017-12-12 2021-08-11 株式会社日立製作所 保守計画生成システム
EP3848861A1 (en) * 2018-10-10 2021-07-14 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Planning device, planning method, and planning program
JP6736733B1 (ja) 2019-07-22 2020-08-05 日東電工株式会社 設備異常処置タイミング決定システム、設備異常処置タイミング決定方法及びコンピュータ・プログラム
JP7111997B2 (ja) * 2020-09-29 2022-08-03 ダイキン工業株式会社 組合せ決定システム
JP2022162973A (ja) * 2021-04-13 2022-10-25 株式会社Sumco 保全管理装置、保全管理方法、及び保全管理プログラム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003276850A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd コンテナターミナルの荷役システム、及び、その荷役方法
JP2005157793A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Hitachi East Japan Solutions Ltd 保守計画の支援システム及び保守計画の支援方法及び保守計画の支援のためのコンピュータプログラム
JP4977064B2 (ja) * 2008-03-12 2012-07-18 株式会社東芝 保守計画支援システム
WO2016125248A1 (ja) * 2015-02-03 2016-08-11 株式会社日立製作所 保守支援システム、保守支援方法、及び、保守支援プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018032206A (ja) 2018-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6767203B2 (ja) 保守支援装置、保守支援方法およびコンピュータプログラム
CN103354924B (zh) 用于监视性能指标的方法和系统
JP4541364B2 (ja) 意味のある変動を明らかにする自動監視及び動的プロセスメトリクスの統計分析
TWI471816B (zh) 預測及排程伺服器
JP7145821B2 (ja) 故障確率評価システムおよびその方法
US10699248B2 (en) Inspection management system and inspection management method
JP7221644B2 (ja) 機器故障診断支援システムおよび機器故障診断支援方法
JP6823547B2 (ja) 経営管理システム
JP6880560B2 (ja) 故障予測装置、故障予測方法及び故障予測プログラム
JP2007207117A (ja) 性能監視装置、性能監視方法及びプログラム
JP2020047078A (ja) データ処理方法、データ処理装置、およびデータ処理プログラム
KR101282244B1 (ko) 원자력발전소 설비의 예방/고장 정비정보 관리 시스템 및 그 방법
JP2013105221A (ja) 保守部品配送支援システム,保守部品配送支援装置および保守部品配送支援プログラム
US20190362262A1 (en) Information processing device, non-transitory storage medium and information processing method
WO2024098668A1 (zh) 基于5g的核电设备异常诊断方法、装置和计算机设备
JP2020047846A (ja) データ処理方法、データ処理装置、データ処理システム、およびデータ処理プログラム
WO2015133026A1 (ja) 復旧時間予測システム
JP2012099067A (ja) イベント分析装置、イベント分析方法およびイベント分析プログラム
JP2020047847A (ja) データ処理方法、データ処理装置、およびデータ処理プログラム
JP6622040B2 (ja) 分析システム、及び、分析方法
JP7458903B2 (ja) 性能分析装置および性能分析方法
JP5911831B2 (ja) 生産管理装置および生産管理プログラム
JP7020835B2 (ja) 監視制御装置、監視制御システム及び表示方法
JP6782260B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2011090593A (ja) 計算機システム、機器及びサーバ計算機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200917

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6767203

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151