JP6782260B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
空調機器など多くの装置では、センサの計測値に基づく制御が行われている。装置が正常に制御されるためには、計測値の正確度が担保されている必要がある。計測値の正確度を低下させる要因のひとつとして、センサのドリフト異常がある。ドリフト異常とは、計測値と真値との間に定常的なずれが生ずることをいい、年単位など長い時間経過により顕在化する。ドリフト異常を検知できれば、校正を行うセンサの特定や優先順位付けが可能となり、保守作業が効率化される。また、装置が異常動作したり、非効率な運転が行われたりするのを防ぐことができる。
計測値の特性変化からドリフト異常を検知する技術が開発されている。計測値の特性変化の要因がドリフト異常に限られるのであれば、高い検知性能を期待できる。しかし、計測値の特性変化はドリフト異常以外に、例えば、使用条件や外部環境の変化などに起因しても起こるため、長い時間を経るほど、計測値の特性変化にドリフト異常以外の要因が含まれる蓋然性が高くなる。計測値の特性変化にドリフト異常以外の要因が含まれる場合、ドリフト異常以外の要因による計測値の特性変化をドリフト異常によるものとして扱う過誤のため、ドリフト異常の検知性能が低下する。つまり、前記過誤により、長い時間を経るほどドリフト異常の検知は困難となる。
国際公開第2017/134908号 特許第4436227号公報
本発明の実施形態は、ドリフト異常以外に起因した計測値の変化を誤ってドリフト異常として扱う過誤の発生を防止する情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供する。
本発明の実施形態としての情報処理装置は、検知対象期間における一部の期間であるサブ期間のセンサに係る計測値に基づき、前記計測値と真値がずれる異常である、ドリフト異常の度合を示す、ドリフト異常度を推定する、異常検知部と、前記サブ期間の前記ドリフト異常度に基づき、前記検知対象期間における前記ドリフト異常度を推定する、結果統合部とを備える。
第1の実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図。 計測値データの一例を示した図。 第1の実施形態に係る情報処理装置の処理のフローチャート。 重複部分のあるサブ期間を設定した場合の例を示した図。 部分的にサブ期間を設定した場合の例を示した図。 サブ期間の決め方の例を示した図。 検知対象期間を分割してサブ期間を生成した場合の例を示した図。 重複部分のあるサブ期間を設定した場合の統合例を示した図。 部分的にサブ期間を設定した場合における統合例を示した図。 サブタスクを改めて生成する例を示した図。 第2の実施形態に係る情報処理装置の処理のフローチャート。 第3の実施形態に係る統合処理のフローチャート。 ディスプレイへの画面表示結果の例を示す図。 ハードウェアの構成例を示した図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。また、図面において同一の構成要素は、同じ番号を付し、説明は、適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。
最初に本実施形態に係る情報処理装置の概要について説明する。図1には、情報処理装置1が示されている。情報処理装置1は、指定された期間(以下、検知対象期間)のデータに基づき、センサの計測値と真値がずれる異常であるドリフト異常の度合を示すドリフト異常度を推定し、所定の閾値との比較によりドリフト異常の判定を行う。上述のように、検知対象期間が長いと、計測値の特性変化にドリフト異常検知の要因が含まれる蓋然性が高くなる。そこで、本実施形態に係る情報処理装置では、検知対象期間の一部期間に相当する、サブ期間を生成する。サブ期間は複数生成されてもよい。そして、それぞれのサブ期間においてドリフト異常度を推定する。以降では、サブ期間におけるドリフト異常度を推定する処理をサブタスクと呼ぶ。
検知対象期間に比べ、サブ期間の方がドリフト異常以外の要因による計測値の特性変化が少なく、ドリフト異常検知を行うのに適している。最後に複数のサブタスクの結果に基づき、検知対象期間におけるドリフト異常度を推定する。検知対象期間におけるドリフト異常度を推定する処理をメインタスクと呼ぶ。メインタスクの結果、或いはメインタスクから得られたドリフト異常度と所定の閾値を比較してドリフト異常を判定した結果はディスプレイなどに表示され、可視化される。
次に、情報処理装置1の各構成要素について説明する。
図1の情報処理装置1は、計測値データベース(計測値DB)2と、管理部3と、サブタスク生成部4と、異常検知部(サブ期間ドリフト推定部)5と、結果統合部(検知対象期間ドリフト推定部)6と、表示部7と、入力装置8と、記憶部9とを備える。
計測値データベース2は、装置やシステムに係るセンサの計測値を時系列で保存する。以降ではこのようなデータを計測値データと呼ぶものとする。計測値データは、例えば、計測日時と計測値を含むが、その他の値を含んでいてもよい。図2は、計測値データベース2に保存された計測値データの一例を示している。
図2は、あるセンサの3つの計測値データを示している。図2の各行は、それぞれ計測値データに相当する。図2の計測値データには、計測日時と、計測状態と、計測値が含まれている。ここで、計測状態とは、計測日時における、センサまたはセンサが付随している機器の状態、もしくは制御システム側から機器に指示された設定値のことであり、複数の項目が存在してもよい。計測状態の例としては、センサが付随する機器の稼働状態(定常運転中、起動中、停止中など)、外部環境の情報(気温、湿度など)などが挙げられる。
計測値データベース2は、上述の計測値データを、各センサについて記憶する。計測値データは、センサごとに設けられたテーブルに格納されてもよいし、ひとつのテーブルにまとめて格納してもよい。計測値データベース2は、後述する記憶部9に保存されていてもよいし、外部の記憶装置やサーバなどに保存されていてもよい。
管理部3は、計測値データベース2からドリフト異常検知に用いる計測値データを取得し、サブタスク生成部4と、異常検知部5に転送する。また、後述するように管理部3は検知対象期間や閾値などが指定されたら、メインタスクを生成する。
サブタスク生成部4は、検知対象期間の一部の期間に相当するサブ期間と、それぞれのサブ期間におけるドリフト異常度を推定する、サブタスクを生成する。サブ期間の数は1つでも複数でもよく、特に限定しない。各サブ期間の長さは異なっていてもよい。サブ期間の長さは、検知対象期間より短ければ、特に問わない。複数のサブ期間で時間的な重複があってもよい。また、生成された複数のサブ期間は、必ず検知対象期間の全範囲を網羅していなくてもよい。サブ期間の設定例や、サブ期間の決定方法については後述する。
異常検知部(サブ期間ドリフト推定部)5は、それぞれのサブタスクを実行し、その結果であるドリフト異常度を後述する記憶装置105に保存する。異常検知部5は、計測値と真値がずれる異常であるドリフト異常の度合である、ドリフト異常度を推定する。ドリフト異常度としては、例えばドリフト量を使うことができる。ドリフト量とは、計測値の真値からのずれの大きさである。ドリフト異常度として、その他の指標を用いることを妨げない。サブタスクから出力されるドリフト異常度の種類は、異常検知部5の実装に依存する。複数のサブタスクは、並列的に実行されてもよいし、ひとつずつ順番に実行されてもよい。
異常検知部5におけるドリフト異常度の推定には、例えば、線形モデル、サポートベクターマシン、ニューラルネットワークなどを使用することができる。使用する手法の種類は特に問わない。異常検知部5が異常のあり/なしの2値を出力する手法を用いる場合、出力される結果と相関のある連続量の中間値をドリフト異常度として用いればよい。
結果統合部(検知対象期間ドリフト推定部)6は、複数のサブタスクの結果に基づき、メインタスクを実行し、検知対象期間のドリフト異常度を求める。結果統合部6は、メインタスクの出力した検知対象期間のドリフト異常度を記憶装置105に保存してもよい。メインタスク生成時に閾値を指定している場合は、前記ドリフト異常度と前記閾値を比較して、ドリフト異常の判定を行い、その結果を記憶装置105に保存してもよい。
異常検知部5で、ドリフト異常度としてドリフト量を推定した場合、メインタスクは単純な加算処理とすることができる。結果統合部6は、検知対象期間におけるドリフト異常の有無を出力してもよいし、ドリフト異常度を出力してもよい。また、ドリフト異常の有無と、ドリフト異常度の両方を出力してもよい。
表示部7は、結果統合部6の出力したデータを、所定の形式を有する画像データやテキストデータに変換し、ディスプレイに表示させる。これにより、ディスプレイに、ドリフト異常の有無や、ドリフト異常度などが所定の形式で表示される。また、表示部7は、異常検知部5が出力した各サブタスクの結果などを、ディスプレイに表示させてもよい。ディスプレイには、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、CRT(ブラウン管)、有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)ディスプレイなどであるが、これに限られない。ディスプレイには、ドリフト異常の有無やドリフト異常度などが表示される。
管理部3、サブタスク生成部4、異常検知部5、結果統合部6、表示部7の各構成要素は、半導体回路、FPGA、PLD、ASICなどのハードウェアにより実装されていてもよいし、マイクロプロセッサ上で動作するソフトウェア(プログラム)によって実装されていてもよいし、これらの組み合わせにより実現されていてもよい。情報処理装置1の実行する情報処理プログラムは、後述する記憶部9に格納されている。
入力装置8は、情報処理装置1に情報を入力するための装置である。入力装置8は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどであるが、これに限られない。ユーザは、入力装置8を用いることにより、ドリフト異常検知を行うセンサや装置などの指定、検知対象期間の指定、処理の開始指令などを入力することができる。
記憶部9は、プログラムやデータなどを保存する記憶領域を提供する。記憶部9は、RAM、DRAMなどの揮発性メモリでも、NAND、MRAM、FRAMなどの不揮発性メモリでもよい。またハードディスク、SSDなどのストレージ装置でもよい。記憶部9は、情報処理装置1に内蔵されていてもよいし、外部の記憶装置であってもよい。また、記憶部9は、SDメモリカード、USBメモリなどの取り外し可能な記憶媒体であってもよい。
次に、本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。本実施形態に係る監視装置は、コンピュータ100により構成される。コンピュータ100には、サーバ、クライアント端末、マイコン、タブレット、スマートフォン、パソコン、汎用コンピュータなど各種の情報処理装置が含まれる。
図14は、コンピュータ100の一例を示す図である。図14のコンピュータ100は、プロセッサ101と、入力装置102と、表示装置103と、通信装置104と、記憶装置105とを備える。プロセッサ101、入力装置102、表示装置103、通信装置104、記憶装置105は、バス106により相互に接続されている。
プロセッサ101は、コンピュータ100の制御装置と演算装置を含む電子回路である。プロセッサ101として、例えば、汎用目的プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、コントローラ、マイクロコントローラ、状態マシン、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラム可能論理回路(PLD)またはこれらの組合せを用いることができる。
プロセッサ101は、バス106を介して接続された各装置(例えば、入力装置102、通信装置104、記憶装置105)から入力されたデータやプログラムに基づいて演算処理を行い、演算結果や制御信号を、バス106を介して接続された各装置(例えば、表示装置103、通信装置104、記憶装置105)に出力する。具体的には、プロセッサ101は、コンピュータ100のOS(オペレーティングシステム)や、ドリフト異常検知プログラムなどを実行し、コンピュータ100を構成する各装置を制御する。
ドリフト異常検知プログラムとは、コンピュータ100に、各実施形態に係る情報処理装置の各機能を実現するプログラムである。ドリフト異常検知プログラムは、一時的でない有形のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶される。上記の記憶媒体は、例えば、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク、磁気テープ、フラッシュメモリ、半導体メモリであるが、これに限られない。プロセッサ101がドリフト異常検知プログラムを実行することにより、コンピュータ100がドリフト異常検知を行う情報処理装置として動作する。
入力装置102は、コンピュータ100に情報を入力するための装置である。入力装置102は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネルなどであるが、これに限られない。ユーザは、入力装置102を用いることにより、ドリフト異常検知を行うセンサなどの指定、検知対象期間の指定、処理の開始指令などを入力することができる。
表示装置103は、画像や映像を表示するための装置である。表示装置103は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、CRT(ブラウン管)、有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)ディスプレイなどであるが、これに限られない。表示装置103には、上述の図13のように、判定結果としてドリフト異常の有無やドリフト異常度などが表示される。
通信装置104は、コンピュータ100が外部装置と無線または有線で通信するための装置である。通信装置104は、例えば、モデム、ハブ、およびルータであるが、これに限られない。管理部3は、通信装置104を介して、センサが設置された建物などから計測値データを遠隔収集してもよい。
記憶装置105は、コンピュータ100のOSや、ドリフト異常検知プログラム、ドリフト異常検知プログラムの実行に必要なデータ、ドリフト異常検知プログラムの実行により生成されたデータなどを記憶する記憶媒体である。記憶装置105には、主記憶装置と外部記憶装置とが含まれる。主記憶装置は、例えば、RAM、DRAM、SRAMであるが、これに限られない。また、外部記憶装置は、例えば、ハードディスク、光ディスク、フラッシュメモリ、および磁気テープであるが、これに限られない。計測値データベース2は、記憶装置105上に構築されてもよいし、外部のサーバやストレージ上に構築されてもよい。
なお、コンピュータ100は、プロセッサ101、入力装置102、表示装置103、通信装置104、記憶装置105を、それぞれ1つずつまたは複数備えてもよいし、プリンタやスキャナなどの周辺機器を接続されていてもよい。
また、情報処理装置は、単一のコンピュータ100により構成されてもよいし、相互に接続された複数のコンピュータ100からなるシステムとして構成されてもよい。
さらに、ドリフト異常検知プログラムは、コンピュータ100の記憶装置105に予め記憶されていてもよいし、コンピュータ100の外部の記憶媒体に記憶されていてもよいし、インターネット上にアップロードされていてもよい。いずれの場合も、ドリフト異常検知プログラムをコンピュータ100にインストールして実行することにより、情報処理装置の機能が実現される。
図3は、第1の実施形態に係る情報処理装置の処理のフローチャートである。以下では、図3を参照しながら、本実施形態に係る情報処理装置の処理を説明する。
まず、ドリフト異常の検知対象とするセンサ、検知対象期間、ドリフト異常の判定に用いる閾値などを指定する。(ステップS101)ユーザが入力装置8を使ってこれらの指定を行ってもよい。また、外部の端末や情報通信装置から送信された信号を通信装置104で受信し、当該信号に基づき指定を行ってもよい。検知対象とするセンサは1つとは限らず、複数であってもよい。ドリフト異常判定に用いる閾値も各センサに1つとは限らず、全体で1つ、あるいは各センサに複数設定されていてもよい。検知対象期間の長さの例としては、1年から数年単位の期間が考えられるが、検知対象期間の長さは特に問わない。
次に、管理部3によって、ステップS101で指定されたドリフト異常検知に必要な情報を含むメインタスクが生成される。(ステップS102)メインタスクの含まれる情報の例としては、検知対象のセンサ:温度計A,湿度計B、ドリフト異常検知期間:2000年1月から2002年1月が挙げられる。ここで、メインタスクのドリフト異常検知期間は、情報処理装置1の検知対象期間に等しい。管理部3は、メインタスクを生成したら、メインタスクに係るデータを記憶装置105に保存してもよい。また、メインタスクに係るデータをサブ期間生成部4に転送してもよい。
そして、サブ期間生成部4は、サブタスクを生成する。(ステップS103)サブ期間生成部4は、メインタスクのドリフト異常検知期間の値のみを変更したサブタスクを生成する。サブ期間生成部4は、サブタスクを生成したら、サブタスクに係るデータを記憶装置105に保存してもよい。また、サブタスクに係るデータを異常検知部5に転送してもよい。
上述のサブ期間に相当する、サブタスクのドリフト異常検知期間は、メインタスクのドリフト異常検知期間の範囲内に設定される。サブタスク生成部4に係る説明で述べたように、サブ期間の決め方には複数のパターンが存在する。以下ではそのうち、いくつかのパターンについて説明する。
図4〜図6は、サブ期間の決め方の例を示している。以下では、図4〜図6を参照しながらサブ期間の決め方について説明する。
図4は、重複部分のあるサブ期間を設定した場合の例を示している。図4では、サブ期間10とサブ期間12によって検知対象期間の全体が網羅されている。サブ期間10とサブ期間12は、期間11において重複している。このように、サブ期間同士で時間的な重複があってもよい。
図5は、部分的にサブ期間を設定した場合の例を示している。図5では、サブ期間13とサブ期間15が検知対象期間の一部を占めている。しかし、期間14については、いずれのサブ期間にも含まれていない。図7の例のように、検知対象期間の一部がいずれのサブ期間にも含まれていなくてもよい。
図6は、サブ期間を1つだけ設定した場合の例を示している。図6の例のように、サブ期間は1つであってもよい。
サブタスク生成部4は、それぞれのサブタスクによるドリフト異常度の推定精度が高くなるよう、サブ期間を決定してもよい。例えば、事前に欠測などの理由により、十分な計測値を利用できない期間があることがわかるのであれば、当該期間を除外してサブ期間を決定してもよい。
以下では、再び図3のフローチャートの説明に戻る。
次に、異常検知部5は、各サブタスクを実行し、その結果を保存する。(ステップS104)異常検知部5は、例えば、記憶装置105に保存されたサブタスクに係るデータを読み出して、サブタスクを実行する。ステップS104における処理の詳細は、上述の異常検知部5に係る説明で述べた通りである。各サブタスクの実行結果は、記憶装置105に保存される。サブタスクの結果の例としては、サブ期間におけるドリフト異常度の推定値があるが、その他の情報を含んでいてもよい。
そして、結果統合部6は、サブタスクの結果に基づき、メインタスクを実行する。(ステップS105)なお、ひとつのサブタスクしか生成されず、前記サブタスクの結果しかない場合には、前記サブタスクの結果をメインタスクの結果としてもよい。メインタスクの結果は、記憶装置105に保存される。
以降では、ドリフト異常度としてドリフト量を用いた場合を例に説明する。
図7は、検知対象期間を分割してサブ期間を生成した場合の例を示している。図7では、検知対象期間がサブ期間19、20、21に三分割されている。図7の例のように、サブ期間の重複がなく、いずれのサブ期間にも含まれていない期間が存在しない場合、それぞれのドリフト異常度の和を求めればよい。本実施形態でドリフト異常度としているドリフト量は時間の経過に伴って累積する性質を持つため、サブ期間19に対応するサブタスクのドリフト異常度と、サブ期間20に対応するサブタスクのドリフト異常度と、サブ期間21に対応するサブタスクのドリフト異常度を加算することにより、検知対象期間のドリフト異常度を推定することができる。
図8は、重複部分のあるサブ期間を設定した場合の統合例を示している。図9は、部分的にサブ期間を設定した場合における統合例を示している。図8、図9のグラフはいずれも縦軸がドリフト異常度(本実施形態ではドリフト量)を示しており、横軸が時刻を示している。以下では、図8、図9を参照しながら、サブタスクの結果を統合する方法の例について説明する。
図8の例では、サブタスクAとサブタスクBのサブ期間の重複がある。図9の例では、サブタスクCとサブタスクDのいずれのサブ期間にも含まれていない期間が存在している。これらのような場合には、ドリフト異常度が時間の経過に伴って線形的に累積すると仮定し、検知対象期間におけるドリフト異常度を推定することができる。
図8では、サブタスクAに係るドリフト異常度と、サブタスクBに係るドリフト異常度の和から、サブタスクAの異常検知期間(サブ期間)のうち、サブタスクBの異常検知期間(サブ期間)と重複する部分のドリフト異常度を減算し、検知対象期間におけるドリフト異常度を推定している。
なお、図8の例では、2つのサブ期間が重複期間を有しているが、3つ以上のサブ期間が重複期間を有していてもよい。このような場合、上述のような減算以外の方法で検知対象期間におけるドリフト異常度を推定してもよい。例えば、重複期間については、複数のドリフト異常度の平均値を求めてもよい。重複期間を有するすべてのサブ期間に係るドリフト異常度を修正してもよいし、一部のサブ期間に係るドリフト異常度のみを修正してもよい。また、上述ではドリフト異常度としてドリフト量を使い、ドリフト量が時間の経過に伴い線形的に累積すると仮定していたため、加算処理や減算処理を用いていたが、ドリフト異常度として別の指標を用いた場合は、異なる方法でドリフト異常度の修正を行ってもよい。
図9では、サブタスクCの異常検知期間(サブ期間)と推定したドリフト異常度から、時間経過とドリフト異常度の累積量に関する線形関係式を求め、前記線形関係式に基づき、サブタスクCに係る異常検知期間(サブ期間)と、サブタスクDに係る異常検知期間(サブ期間)の間に期間に累積するドリフト異常度を推定している。そして、サブタスクCに係るドリフト異常度と、ふたつのサブ期間の間の期間に累積したドリフト異常度の推定値と、サブタスクDに係るドリフト異常度とを加算し、検知対象期間におけるドリフト異常度を推定している。図9では、ドリフト異常度が時間経過に伴って線形的に累積するという仮定してドリフト異常度の推定を行っているが、その他の仮定に基づく推定を行ってもよい。
なお、図8、図9の例では、時系列で早い期間に係るサブタスク(サブタスクA、サブタスクC)のドリフト異常度を基準として、検知対象期間におけるドリフト異常度を推定しているが、時系列で遅い期間に係るサブタスク(サブタスクB、サブタスクD)に係るドリフト異常度に基づいて検知対象期間におけるドリフト異常度を推定してもよい。また、すべての期間に係るサブタスクに係るドリフト異常度を用いて推定を行ってもよいし、推定で用いられる計算方法については特に限定しない。
最後に、表示部7はメインタスクの結果を表示する。(ステップS106)表示部7では、メインタスクの生成時に指定した閾値と比較してドリフト異常を判定した結果を表示してもよいし、ドリフト異常度などを表示してもよい。また、ドリフト異常検知の対象となったセンサ、検知対象期間、ドリフト異常検知に用いられた手法や、使われたパラメータの値なども併せて表示してもよい。
上述の説明をまとめると、本発明の実施形態に係る情報処理装置は、下記のような情報処理装置であるといえる。検知対象期間における一部の期間であるサブ期間のセンサに係る計測値に基づき、前記サブ期間における前記計測値と真値がずれるドリフトの度合を推定する、サブ期間ドリフト推定部と、前記サブ期間ドリフト推定部で推定されたドリフトの度合に基づき、前記検知対象期間におけるドリフトの度合を推定する検知対象期間ドリフト推定部とを備えた情報処理装置。
(第2の実施形態)
第1の実施形態において異常検知部は、ドリフト異常度を出力することができた。異常検知部はその他の情報を出力してもよい。例えば、異常検知部はサブタスクの成功/失敗などのステータス情報を返してもよい。第2の実施形態に係る情報処理装置は、サブタスクのステータス情報を使ってサブタスクの生成と実行を繰り返し、メインタスクに使用するサブタスクの結果を調整する処理(以下、調整処理)を導入することで、ドリフト異常検知の性能を高めている。
本実施形態において異常検知部は、各サブタスクについて少なくともドリフト異常の推定に関する成功または失敗に関するステータス情報を返す。ステータス情報は、成功/失敗の2値ではなく、推定結果の信頼度のような連続値の指数で出力されてもよい。ステータス情報は、記憶装置105に保存されてもよいし、異常検知部からサブ期間生成部に送信されてもよい。
図10は、調整処理の例を示している。以下では、図10を参照しながら、成功/失敗のステータス情報が成功/失敗の2値であるとして、調整処理について説明する。図10中段は最初にサブ期間生成部によって生成されたサブタスクを示している。一方、図10下段はサブ期間生成部によって調整した後のサブタスクを示している。
少なくともひとつのサブタスクについてステータス情報が出力されたら、サブ期間生成部はステータス情報を参照し、サブタスクの調整を行うか否かを判断する。図10中段では、サブタスク22、23のステータスが成功であり、サブタスク24のステータスが失敗とする。
サブタスクの中に失敗したものがあるため、サブ期間生成部はサブタスクの調整を行う。図10下段は調整後のサブタスク25、26を示している。サブタスク下段の例の場合、サブタスク25、26に係るサブ期間はいずれもサブタスク22〜24に係るサブ期間とは異なっており、すべてのサブタスクが改めて生成されたことがわかる。サブタスク25、26のいずれも成功のステータスである場合、サブタスク25、26の結果をメインタスクに使用する。サブタスク25、26の中に失敗のステータスのものがある場合、サブ期間生成部はサブタスクを改めて作成し、異常検知部は当該サブタスクを実行する。
サブタスクの調整処理は図10のように、すべてのサブタスクを改めて生成する方法に限らない。例えば、ステータスが失敗であるサブタスク以外のサブタスクの結果をメインタスクに使用してもよい。また、ステータスが成功であるサブタスクを残し、ステータスが失敗のサブタスクに基づき、新しいサブタスクの生成と当該サブタスクの実行を全てのサブタスクに係るステータスが成功になるまで繰り返してもよい。
成功/失敗のステータスが連続値の信頼度で返される場合、当該信頼度を所定の閾値と比較し、成功/失敗の判定を行うことができる。サブ期間生成部4は、信頼度に基づいて、サブ期間を再度生成するか否かを判断することができる。例えば、信頼度が閾値より大きいときは成功と判定し、信頼度が閾値より小さいときは失敗と判断する。信頼度が閾値に等しい場合には、成功と判定してもよいし、失敗と判定してもよい。
異常検知部で用いられる手法に基づき、サブタスクの成功/失敗判定を行う方法を決めてもよい。例えば、サブタスクに係るサブ期間に、ドリフト異常度の推定に充分な数のデータがない場合に、失敗判定を行ってもよい。
図11は、第2の実施形態に係る情報処理装置の処理のフローチャートである。図11のフローチャートでは、ステップS204でサブタスクを実行し、サブタスクの結果を保存した後、ステップS205で全サブタスクの実行が成功しているか否かの判定を行っている。ステップS205における判定が肯定的であれば、サブタスクの結果に基づき、メインタスクを実行する。(ステップS206)ステップS205における判定が否定的であれば、ステップS203に戻り、新しいサブタスクを生成する。
上述の条件判定処理が追加されている点を除けば、図11のフローチャートは、図3に示された第1の実施形態に係る処理のフローチャートと同様である。
(第3の実施形態)
上述では、それぞれのサブタスクが1つのドリフト異常度を出力する場合を例に説明したが、ひとつのサブタスクが複数のドリフト異常度を出力してもよい。例えば、擬似乱数のシード値など、異常検知部の内部パラメータを変化させながら複数回ドリフト異常度を推定することが考えられる。複数回ドリフト異常度を推定する方法については特に限定しない。複数個のドリフト異常度があれば、その統計的性質を利用することで、1つのドリフト異常度のみを用いる場合に比べ、より確かなドリフト異常の判定が可能となる。
以下では、サブタスクが複数のドリフト異常度を出力する場合における、異常検知結果の統合処理について説明する。
判定対象とするセンサの数をmとする。サブタスク#iにおけるドリフト異常度の推定回数をnとする。このとき、ドリフト異常度は、下記の式(1)に係る行列により表現することができる。
Figure 0006782260
サブタスク#1が生成したドリフト異常度Dと、サブタスク#2が生成したドリフト異常度Dは下記の式(2)のような行列になる。
Figure 0006782260
以降では、異常検知部5がドリフト異常度としてドリフト量を推定するものとし、サブタスク#1に係る異常検知期間(サブ期間)と、サブタスク#2に係る異常検知期間(サブ期間)には、重複がない上に、検知対象期間がサブタスク#1とサブタスク#2によって網羅されているものとする。すなわち、検知対象期間中にいずれのサブ期間にも含まれていない期間は存在しないものとする。サブ期間に重複がある場合は、対応するサブタスクのドリフト異常度Dを第1の実施形態で説明した方法を使って修正し、検知対象期間中にいずれのサブ期間にも含まれていない期間がある場合には、その期間のドリフト異常度Dを第1の実施形態で説明した方法を使って推定すればよい。
図12は、第3の実施形態に係る統合処理のフローチャートである。以下では、図12を参照しながら、処理を説明する。
最初に、結果統合部はループ変数nに0を代入する。(ステップS301)ループ変数nにより、処理の繰り返し回数が管理される。次に、結果統合部は行列Dからランダムな行を選択する。そして、この選択された行をr=[d11、d12、d13、…、d1m]と置く。(ステップS302)ここで、d11からd1mまでの各要素は、サブタスク#1のある推定回において得られた、各センサのドリフト異常度である。ランダムな行の選択は、例えば擬似乱数を一定の規則に基づき行番号に変換することによって行うことができる。ランダムな選択が可能なのであれば、その他の方法を使ってもよい。
同様にして、結果統合部は行列Dからもランダムな行を選択する。そして、この選択された行をr=[d21、d22、d23、…、d2m]と置く。(ステップS303)ここで、d21からd2mまでの各要素は、サブタスク#2のある推定回において得られた、各センサのドリフト異常度である。ランダムな行の選択は、ステップS302と同様の方法により、行えばよい。次に、結果統合部はrとrを加算し、統合ドリフト異常度s=[d11+d21、d12+、d13+、…、d1m+d2m]を求める。ループ変数nの値がkであるときに求められたベクトル量の統合ドリフト異常度sをsとし、記憶装置105に保存する。(ステップS304)
次に、結果統合部はループ変数nに1を加算し、ループ変数nの値がn以上であるか否かを確認する。(ステップS305)ステップS305における判定結果によって処理が分岐する。n>nであればステップS302へ戻り、再びランダムな行選択を行う。結果統合部はn≦nであれば、n個の統合ドリフト異常度をひとつの行列Dにまとめる。(ステップS306)ここで、行列Dは、例えば[s 、s 、・・・、snS であるが、行ベクトルの順序については特に問わない。行列Dの次元は下記の式(3)のように示される。
Figure 0006782260
最後に、行列Dが統合結果として出力される。すなわち、結果統合部は行列Dに係るデータを記憶装置105に保存する。また、行列Dに係るデータは、表示部7によって可視化される。(ステップS307)このとき、行列Dの全要素を表示してもよいし、代わりにセンサ毎にn回分のドリフト異常度の平均と分散などを表示してもよい。また、センサ毎にn回分の平均や分散といった統計的性質を利用してドリフト異常の判定を行い、その結果を表示してもよい。
図13は、表示部への画面表示結果の例を示している。図13の例では、ドリフト異常の検知対象期間が2013年3月から2017年11月までとなっている。図13の表には、センサ名、平均ドリフト異常度、ドリフト異常の有無に係る判定結果が表示されている。センサ3については、ドリフト異常ありの判定がなされていることがわかる。上述の各実施形態に係る情報処理装置の画面表示は、図13の平均ドリフト異常度がドリフト異常度に代わる点を除けば、同様である。
なお、DとDの各行のすべての組み合わせについて加算処理を行い、統合ドリフト異常度の行列Dを作ってもよい。この場合、nの次元はn×nとなり、場合によっては非常に大きくなる。上述のランダム選択処理により、行列Dの次元数の増大を抑制することができる。
上述の各実施形態に係る情報処理装置を用いることにより、ドリフト異常の検知対象期間が長くても、ドリフト異常以外の要因による計測値の特性変化をドリフト異常によるものとして扱う過誤によって検知性能が低下することを抑制できる。本発明の実施形態に係る情報処理装置を適用することにより、校正を行うセンサの特定や優先順位付けが可能となり、効率的な保守作業を行うことができるようになる。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 情報処理装置
2 計測値データベース
3 管理部
4 サブタスク生成部
5 異常検知部(サブ期間ドリフト推定部)
6 結果統合部(検知対象期間ドリフト推定部)
7 表示部
8、102 入力装置
9 記憶部
10、12、13、15、16、19、20、21 サブ期間
11、14 期間
22、23、24、25,26 サブタスク
100 コンピュータ
101 プロセッサ
103 表示装置
104 通信装置
105 記憶装置
106 バス

Claims (15)

  1. 検知対象期間における一部の期間であるサブ期間のセンサに係る計測値に基づき、前記計測値と真値がずれる異常である、ドリフト異常の度合を示す、ドリフト異常度を推定する、異常検知部と、
    前記サブ期間の前記ドリフト異常度に基づき、前記検知対象期間における前記ドリフト異常度を推定する結果統合部と
    を備えた情報処理装置。
  2. 前記結果統合部が、前記検知対象期間における前記ドリフト異常度の推定結果に基づいて、ドリフト異常の有無を判定する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記センサについて、前記ドリフト異常の発生の有無または前記ドリフト異常度のうち、少なくともいずれかを表示する、表示部を備えた
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記ドリフト異常度は、前記センサの前記計測値と前記真値とのずれの大きさを示すドリフト量であり、
    前記結果統合部は、前記検知対象期間に累積した前記ドリフト量を推定する、
    請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記サブ期間を生成する、サブ期間生成部を備えた、
    請求項2ないし4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記サブ期間生成部は、複数の前記サブ期間を生成し、
    前記結果統合部は、複数の前記ドリフト異常度に基づき、前記検知対象期間における前記ドリフト異常度を推定し、前記検知対象期間に前記センサにおいて前記ドリフト異常が発生しているかを検知する、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記異常検知部は、複数の前記サブ期間に係る前記計測値に基づき、並列的に前記ドリフト異常度を推定する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記サブ期間生成部は、重複期間を有する前記サブ期間を生成し、
    前記結果統合部は、前記検知対象期間における前記ドリフト異常度を推定するときに、前記サブ期間が前記重複期間を含む場合には、少なくとも前記重複期間を含むいずれかの前記サブ期間について推定された前記ドリフト異常度を修正する、
    請求項6または7に記載の情報処理装置。
  9. 前記サブ期間生成部は、前記検知対象期間を分割し、前記サブ期間を生成する、
    請求項6または7に記載の情報処理装置。
  10. 前記サブ期間生成部は、前記検知対象期間の一部期間について、前記サブ期間を生成せず、
    前記結果統合部は、前記検知対象期間における前記ドリフト異常度を推定するときに、前記サブ期間について推定された前記ドリフト異常度に基づき、前記一部期間における前記ドリフト異常度を推定する、
    請求項5ないし8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記異常検知部は、前記サブ期間について推定された前記ドリフト異常度の信頼度を求め、
    前記サブ期間生成部は、前記信頼度に基づき、前記サブ期間を改めて生成するか否かを判断する、
    請求項5ないし10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記異常検知部は、前記サブ期間について、前記ドリフト異常度の推定の成功可否を判定し、
    前記サブ期間生成部は、前記異常検知部が前記ドリフト異常度の推定に失敗したと判定したら、前記サブ期間を改めて生成する、
    請求項5ないし10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記異常検知部は、前記サブ期間ごとに複数の前記ドリフト異常度を推定し、
    前記結果統合部は、複数の前記ドリフト異常度から任意の前記ドリフト異常度を選択し、前記検知対象期間における前記センサの前記ドリフト異常度を複数回推定し、複数回推定された前記ドリフト異常度に基づき、前記センサに前記ドリフト異常が発生しているか否かを判定する、
    請求項1ないし12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 検知対象期間における一部の期間であるサブ期間を生成するステップと、
    前記サブ期間のセンサに係る計測値に基づき、前記計測値と真値がずれる異常である、ドリフト異常の度合を示す、ドリフト異常度を推定するステップと、
    前記サブ期間の前記ドリフト異常度に基づき、前記検知対象期間における前記ドリフト異常度を推定し、前記検知対象期間における前記ドリフト異常度に基づき、前記計測値と前記真値との定常的なずれである、ドリフト異常が前記センサにおいて発生しているかを判定するステップと、
    前記センサについて、前記ドリフト異常の発生の有無を表示するステップと
    を含む情報処理方法。
  15. 検知対象期間における一部の期間であるサブ期間を生成するステップと、
    前記サブ期間のセンサに係る計測値に基づき、前記計測値と真値がずれる異常である、ドリフト異常の度合を示す、ドリフト異常度を推定するステップと、
    前記サブ期間の前記ドリフト異常度に基づき、前記検知対象期間における前記ドリフト異常度を推定し、前記検知対象期間における前記ドリフト異常度に基づき、前記計測値と前記真値との定常的なずれである、ドリフト異常が前記センサにおいて発生しているかを判定するステップと、
    前記センサについて、前記ドリフト異常の発生の有無を表示するステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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