JP6658250B2 - 異常診断方法、異常診断装置、及び異常診断プログラム - Google Patents
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Description
と表される。すなわち、正常稼働データD1には、N個の正常稼働データセット{x}が含まれる。正常稼働データセット{x}は、同一の第1計測時点において取得された各計測項目であるD個の要素{x1,x2,…,xi,…,xD}を有する列ベクトルである。ここで、要素番号iは、1〜Dの整数値を取り得る変数である。
が設定される。ここで、行列{A}は、下記式(10)により表される。
上記式(9)に示されるように、回帰係数{w}の確率分布は、正規分布の形式で表わされる。超パラメータ{α}は、回帰係数{w}の確率分布に関して設定されたパラメータであるM個の要素{α1,…,αM}を有する列ベクトルである。超パラメータ{α}は、回帰係数{w}ごとに設定される。
(参考文献1)Michael E. Tipping, “Sparse Bayesian Learning and the Relevance Vector Machine,” Journal of Machine Learning Research 1 (2001) 211-244
となる。回帰係数{w}の事後分布の平均{m}は、下記式(12)により表され、分散{Σ}は、下記式(13)により表される。平均{m}は、M個の要素を有する列ベクトル、分散{Σ}は、M行M列の行列である。回帰係数{w}の事後分布は、平均{m}及び分散{Σ}により表される。すなわち、この例では、回帰係数{w}の確率分布を表す値は、平均{m}及び分散{Σ}である。
を最大化する超パラメータ{α}及び精度βを算出する。第1算出部12は、算出した超パラメータ{α}及び精度βを用いて平均{m}及び分散{Σ}を算出する。第1算出部12は、算出した超パラメータ{α}、精度β、平均{m}、及び分散{Σ}を算出データD4として記憶装置20に記憶させる。
を算出する(ステップS2)。続いて、第1算出部12は、平均{m}及び分散{Σ}を上記式(12)及び式(13)により算出する(ステップS3)。ここで、分散Σの算出に際して逆行列計算が必要になる。この逆行列計算は、擬似逆行列で代用されてよい。擬似逆行列の算出に関する閾値は、設定パラメータD3として記憶装置20に予め記憶されている。続いて、第1算出部12は、超パラメータ{α}及び精度βを所定の更新式により算出(更新)する(ステップS4)。超パラメータ{α}及び精度βの更新式(算出式)としては、例えば下記参考文献1に記載されたものが用いられてよい。
(参考文献1)Michael E. Tipping, “SparseBayesian Learning and the Relevance Vector Machine,” Journal ofMachine Learning Research 1 (2001) 211-244
の各第2計測時点tにおける各診断項目xiの予測値の確率分布を表す値を、下記式(17)により算出する。第2算出部13は、算出した予測値の確率分布を表す値を算出データD4として記憶装置20に記憶させる。
診断項目xiの予測値の確率分布の予測平均μは、下記式(18)により表され、予測分散σ2は、下記式(19)により表される。各診断項目xiの予測値の確率分布は、予測平均μ及び予測分散σ2により表される。すなわち、この例では、回帰係数{w}の確率分布を表す値は、予測平均μ及び予測分散σ2である。
12 第1算出部
13 第2算出部
14 異常判定部
D1 正常稼働データ
D2 診断対象データ
d 第1異常度
e 第2異常度
P 異常診断プログラム
x 診断項目
w 回帰係数
μ 予測平均
σ 予測標準偏差
σ 予測標準偏差
Φ 基底関数
Claims (5)
- 診断対象システムに関する複数の計測項目のデータに基づいて前記診断対象システムの異常を診断する異常診断方法であって、
前記診断対象システムが正常に稼働している時間帯における複数の第1計測時点において取得された前記計測項目のデータである正常稼働データに基づいて、目的変数が前記計測項目のうちの一の診断項目であり、説明変数が他の前記計測項目である回帰式の回帰係数の確率分布を表す値を算出する第1ステップと、
前記回帰式、前記第1ステップで算出した前記回帰係数の確率分布を表す値、及び診断の対象となる時間帯における第2計測時点において取得された前記計測項目のデータである診断対象データに基づいて、前記第2計測時点における前記診断項目の予測値の確率分布を表す値を算出する第2ステップと、
前記診断対象データ及び前記第2ステップで算出した前記診断項目の予測値の確率分布を表す値に基づいて前記第2計測時点における前記診断項目の異常度である第1異常度を算出し、前記第1異常度に基づいて前記診断項目の異常判定を行う第3ステップと、を含み、
前記第3ステップでは、前記第2計測時点について、前記診断項目の計測値と前記診断項目の予測値の確率分布における平均値との差分を当該確率分布の標準偏差で除した値を前記第1異常度として算出する、異常診断方法。 - 前記第1ステップでは、前記回帰係数の確率分布が正規分布に従うと仮定した場合の前記回帰係数の確率分布を表す値を算出し、
前記第2ステップでは、前記回帰係数の確率分布が正規分布に従うと仮定した場合の前記第2計測時点における前記診断項目の予測値の確率分布を表す値を算出する、請求項1記載の異常診断方法。 - 前記正常稼働データ、前記回帰式、及び前記第1ステップで算出した前記回帰係数の確率分布を表す値に基づいて、各前記第1計測時点における前記診断項目の予測値の確率分布を表す値を算出する第4ステップと、
前記正常稼働データ及び前記第4ステップで算出した前記診断項目の予測値の確率分布を表す値に基づいて、各前記第1計測時点における前記診断項目の異常度である第2異常度を算出する第5ステップと、を更に含み、
前記第3ステップでは、前記第1異常度及び前記第2異常度に基づいて前記診断項目の異常判定を行う、請求項1又は2記載の異常診断方法。 - 診断対象システムに関する複数の計測項目のデータに基づいて前記診断対象システムの異常を診断する異常診断装置であって、
前記診断対象システムが正常に稼働している時間帯における複数の第1計測時点において取得された前記計測項目のデータである正常稼働データに基づいて、目的変数が前記計測項目のうちの一の診断項目であり、説明変数が他の前記計測項目である回帰式の回帰係数の確率分布を表す値を算出する第1算出部と、
前記回帰式、前記第1算出部により算出された前記回帰係数の確率分布を表す値、及び診断の対象となる時間帯における第2計測時点において取得された前記計測項目のデータである診断対象データに基づいて、前記第2計測時点における前記診断項目の予測値の確率分布を表す値を算出する第2算出部と、
前記診断対象データ及び前記第2算出部により算出された前記診断項目の予測値の確率分布を表す値に基づいて前記第2計測時点における前記診断項目の異常度である第1異常度を算出し、前記第1異常度に基づいて前記診断項目の異常判定を行う異常判定部と、を含み、
前記異常判定部は、前記第2計測時点について、前記診断項目の計測値と前記診断項目の予測値の確率分布における平均値との差分を当該確率分布の標準偏差で除した値を前記第1異常度として算出する、異常診断装置。 - 診断対象システムに関する複数の計測項目のデータに基づいて前記診断対象システムの異常を診断する異常診断方法をコンピュータに実行させる異常診断プログラムであって、
前記診断対象システムが正常に稼働している時間帯における複数の第1計測時点において取得された前記計測項目のデータである正常稼働データに基づいて、目的変数が前記計測項目のうちの一の診断項目であり、説明変数が他の前記計測項目である回帰式の回帰係数の確率分布を表す値を算出する第1ステップと、
前記回帰式、前記第1ステップで算出した前記回帰係数の確率分布を表す値、及び診断の対象となる時間帯における複数の第2計測時点において取得された前記計測項目のデータである診断対象データに基づいて、前記第2計測時点における前記診断項目の予測値の確率分布を表す値を算出する第2ステップと、
前記診断対象データ及び前記第2ステップで算出した前記診断項目の予測値の確率分布を表す値に基づいて前記第2計測時点における前記診断項目の異常度である第1異常度を算出し、前記第1異常度に基づいて前記診断項目の異常判定を行う第3ステップと、を前記コンピュータに実行させ、
前記第3ステップでは、前記第2計測時点について、前記診断項目の計測値と前記診断項目の予測値の確率分布における平均値との差分を当該確率分布の標準偏差で除した値を前記第1異常度として算出する、異常診断プログラム。
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