JP6766616B2 - 画像形成装置、画像読取装置、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像読取装置、情報処理装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、媒体上の画像の読取結果に基づいて画像の解析を行うことが可能な画像
形成装置、画像読取装置、情報処理装置およびプログラムに関する。
画像形成装置の分野では、用紙の画像を読み取った読取画像データを用いて、画質調整や画像の異常の判定を行っている。例えば、用紙の挿入紙や断裁代などに調整用画像を印刷し、これを読み取って画質の調整を行ったり、読取画像と印刷用の画像データとを比較して、印刷された画像が一致しない場合に異常判定したりすることが可能な装置が知られている。また、調整用画像を読み取る場合にも、調整不能などによって画像の異常を判定することができる。
画像が異常であると判定された場合はヤレとされ、出力の停止やヤレ紙を通常とは異なる排出先への排紙などが行われる。
一方、この装置では用紙を搬送しながら画像の読み取りを行うため、画像読取部に埃や紙粉が付着しやすい。画像読取部に埃や紙粉が付着すると、印刷された画像に異常がない場合でも読取画像上に埃や紙粉に起因する画像が含まれてしまい、この読取画像に基づいて解析を行うと、画像に異常があると判定されてしまう。
そこで、読取画像で異常が検出された場合に、読取画像の異常が読取部の汚れ等に起因するものなのかを判定する方法が提案されている。
例えば、特許文献1では、読取画像に縦スジが含まれる場合、読取ガラスを移動して再度読取を行い、移動前後での読取画像における縦スジ位置の変化に基づいて縦スジの原因を解析している。
特開2014−200062号公報
しかし、特許文献1に記載されている技術では読取画像の縦スジの原因の特定を行っているが、読取画像の縦スジが読取ガラスの異常に起因するものであったと判定した後の動作については記載されていない。そのため、ヤレの原因がスキャナー側の異常であった場合、ヤレと誤検知された用紙がそのままヤレとして扱われてしまうという問題がある。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであり、媒体上の画像の異常の誤検知
を防止することが可能な画像形成装置、画像読取装置、情報処理装置およびプログラムに
関する。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の形態は、
ジョブの印刷用画像データに基づいて画像を媒体上に形成する画像形成部と、
前記画像形成部により前記媒体上に形成された画像を読み取る画像読取部と、
前記画像形成部及び画像読取部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記媒体上の画像を前記画像読取部で読み取った第1の読取結果を取得して画像を解析する機能を有し、
前記第1の読取結果に基づいて解析した画像に異常があり、当該異常が印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する画像である場合、前記異常前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるものであると判定、前記画像読取部における付着物を除去する処理を行い、除去処理後の前記画像読取部によって媒体上の画像を読み取った第2の読取結果を取得し、前記第2の読取結果に基づいて解析した画像において、第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常と同じ位置に印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する異常が検出されなかった場合、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常は前記画像読取部の付着物に起因する誤検知であり、第1の読取結果の対象となった媒体上の画像は異常でないと判定し、当該判定がジョブの出力中に行われたのであれば出力動作を継続し、当該判定がジョブの出力後であれば、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像を異常として記憶しないようにすることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、着物を除去する前記処理は、前記画像読取部の読取り経路における付着物の除去に関するものであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記付着物が媒体屑であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、異常を除去する前記処理をページ間で行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、媒体上において、第1の読取結果で画像に所定の異常があった場合、その後の画像では、読取結果の解析を行うことなく付着物を除去する前記処理を行い、前記処理後の画像において読み取りを行って第2の読取結果を得ることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記媒体が連続媒体であることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、読取結果の解析を行っていない画像について報知を行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記報知では、解析を行っていない画像を前記ジョブの末尾後に出力することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記第1の読取結果と前記第2の読取結果の双方で異常があると判定した場合、所定の異常処理を行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、第1の読取結果における異常が前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるもの以外の異常である場合、所定の異常処理を行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記所定の異常処理として、ジョブの出力を停止することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記所定の異常処理として、媒体をヤレと判定することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、前記所定の異常処理として、ユーザーへの報知を行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記報知では、画像読取部の清掃または/および点検を促すことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、媒体の排出先を、通常排出先と不良排出先とに切り替え可能な排出切替部を有し、
前記制御部は、所定の異常処理として、媒体の排出先を不良排出先に切り替えて出力を行うことを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、データを読み出し可能に格納する記憶部を有し、
前記制御部は、読み取りで最終的に異常と判定されたページを前記記憶部に格納することを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記画像の解析が、ヤレ検知または画質調整のためであることを特徴とする。
他の形態の画像形成装置の発明は、前記形態の画像形成装置において、前記制御部は、ヤレ検知の解析において、前記画像読取部で読み取った読取結果と、前記ジョブの印刷用画像データにおける印刷画像とを比較して、異常の有無を判定することを特徴とする。
本発明の画像読取装置のうち、第1の形態は、
印刷用画像データに基づいて媒体上に形成された画像を読み取って読取結果を取得する画像読取部と、
前記画像読取部を制御する読取制御部と、を有し、
前記読取制御部は、前記媒体上の画像を画像読取部で読み取った第1の読取結果を取得して画像を解析する機能を有し、
前記解析において読み取った画像に異常があり、当該異常が印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する画像である場合、前記異常は前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるものであると判定し、前記画像読取部における付着物を除去する処理を行い、除去処理後の前記画像読取部によって媒体上の画像を読み取った第2の読取結果を取得し、前記第2の読取結果に基づいて解析した画像において、第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常と同じ位置に印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する異常が検出されなかった場合、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常は前記画像読取部の付着物に起因する誤検知であり、第1の読取結果の対象となった媒体上の画像は異常でない判定し、当該判定がジョブの出力中に行われたのであれば出力動作を継続し、当該判定がジョブの出力後であれば、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像を異常として記憶しないようにすることを特徴とする。
本発明の情報処理装置のうち、第1の形態は、印刷用画像データに基づいて媒体上に形成された画像を読み取る画像読取部を制御する情報処理制御部を有する情報処理装置であって、
前記情報処理制御部は、前記媒体上の画像を画像読取部で読み取った第1の読取結果を取得して画像を解析する機能を有し、前記解析において読み取った画像に異常があり、当該異常が印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する画像である場合、前記異常は前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるものであると判定し、前記画像読取部における付着物を除去する処理を行い、除去処理後の前記画像読取部によって媒体上の画像を読み取った第2の読取結果を取得し、前記第2の読取結果に基づいて解析した画像において、第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常と同じ位置に印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する異常が検出されなかった場合、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常は前記画像読取部の付着物に起因する誤検知であり、第1の読取結果の対象となった媒体上の画像は異常でないと判定し、当該判定がジョブの出力中に行われたのであれば出力動作を継続し、当該判定がジョブの出力後であれば、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像を異常として記憶しないようにすることを特徴とする。
本発明のプログラムのうち、第1の形態は、印刷用画像データに基づいて媒体上に形成された画像を読み取る画像読取部を制御するコンピュータで実行されるプログラムであって、
媒体上の画像を読み取った第1の読取結果を取得するステップと、
前記第1の読取結果に基づいて画像を解析するステップと、
前記解析において読み取った画像に異常があるかを判定するステップと、
異常があり、当該異常が印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する画像である場合に、前記異常が前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるものであるか判定するステップと、
第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常が前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるものであると判定された場合に、画像読取部における付着物を除去する処理を行うステップと、
除去処理後の前記画像読取部によって媒体上の画像を読み取った第2の読取結果を取得するステップと、
前記第2の読取結果に基づいて画像を解析するステップと、
前記第2の読取結果に基づいて解析した画像において、第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常と同じ位置に印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する異常が検出されなかった場合、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常は前記画像読取部の付着物に起因する誤検知であり、第1の読取結果の対象となった媒体上の画像は異常でないと判定し、当該判定がジョブの出力中に行われたのであれば出力動作を継続し、当該判定がジョブの出力後であれば、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像を異常として記憶しないようにするステップと、
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。

本発明によれば、媒体上の画像の異常の誤検知を防止することが可能となる。
本発明の一実施形態における画像形成装置の機械的概略を示す図である。 同じく、電気ブロック図を示す図である。 同じく、画像読取部のセンサーにゴミが付着した際の読取画像を説明する図である。 同じく、読取結果におけるヤレ解析とその後の処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の他の形態における読取結果におけるヤレ解析とその後の処理の手順を示すフローチャートである。 同じく、さらに他の形態における読取結果におけるヤレ解析とその後の処理の手順を示すフローチャートである。 同じく、ロール紙上の画像の読み取り時に画像読取部のセンサーにゴミが付着した際の読取画像を説明する図である。 同じく、さらに他の形態における読取結果におけるヤレ解析とその後の処理の手順を示すフローチャートである。 同じく、さらに他の形態における読取結果におけるヤレ解析とその後の処理の手順を示すフローチャートである。
(実施形態1)
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
画像形成装置1は、図1に示すように、用紙の搬送方向上流側から順に、大容量給紙装置40、装置本体10、読取装置20、後処理装置30を有している。各装置は電気的および機械的に接続されており、装置間での用紙の搬送および通信が可能となっている。
なお、画像形成装置1における装置の数や種類は上記構成に限定されず、他の装置が接続されていてもよく、また、装置本体10と読取装置20とによって画像形成装置1が構成されていてもよく、さらには装置本体10のみによって画像形成装置1が構成されていてもよい。上記装置の一部で画像形成装置が構成される場合、その他の装置と合わせて画像形成システムを構成するものであってもよい。
大容量給紙装置40は用紙を収納可能な構成を有しており、大容量給紙装置40内の用紙は装置本体10へ搬送可能となっている。この実施形態では、用紙は本発明の転写媒体に相当する。なお、本発明としては転写媒体が紙に限定されるものではなく、例えばプラスチックや布等からなるものでもよい。または、ロール紙や連続帳票用紙などの連続転写媒体を用いることも可能である。
装置本体10は、筺体上部に自動原稿給送装置(ADF)14を備えている。自動原稿給送装置(ADF)14は原稿の給送を行い、給送された原稿は図1には示していないスキャナー部で読み取りが行われる。
装置本体10は、さらに、筺体上部に操作部140を備えている。操作部140はタッチパネルを有するLCD141を備えており、LCD141において情報の表示が可能であるほか、LCD141のタッチパネルを通じて操作入力を受け付けることができる。さらに、操作部をマウスやキーボードなどで構成し、表示部とは別体で構成することも可能である。
装置本体10の筺体内部の下方側には給紙トレイ12が備えられている。給紙トレイ12は複数の給紙段を有しており、各給紙段には用紙が収納され、用紙は搬送路13への搬送が可能となっている。用紙は、本発明の転写媒体に相当する。
装置本体10には、搬送路13を有しており、上流側の大容量給紙装置40と画像読取装置20の搬送路23に連なっている。
搬送路13の途中の周辺には画像形成部11が設けられている。画像形成部11は、各色(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K))用にそれぞれ感光体11aを有しており、各感光体11aの周囲には、図示しない帯電器、LD、現像器を有している。さらに、画像形成部11は、感光体11aの画像が転写される中間転写ベルト11b、および中間転写ベルト11bの画像を用紙に転写する二次転写部11cを有している。
二次転写部11cの下流側の搬送路13の周辺には、画像が形成された用紙の定着を行う定着器11dが配置されている。
上記した感光体11a、図示しない帯電器、LD、現像器、中間転写ベルト11b、二次転写部11c、定着器11dなどによって画像形成部11が構成されている。なお、画像形成部としては、単色で画像形成を行うものであってもよく、単色のみが印刷可能な画像形成部であってもよい。
また、搬送路13では、定着器11dの下流側で反転搬送路13aが分岐している。反転搬送路13aからは、下流搬送路13cが分岐しており、その下流側では退避搬送路13bが分岐している。反転搬送路13aは、退避搬送路13bが分岐した以降の下流側では、画像形成部11よりも上流側で搬送路13に合流しており、下流搬送路13cは、反転搬送路13aが分岐した位置よりも下流側で搬送路13に合流している。
反転搬送路13aに搬送された用紙は、フェイス面切り替えのみを行う場合は、一旦退避搬送路13bに送られた後、逆走して下流搬送路13cに送られる。下流搬送路13cに送られる用紙は、フェイス面の切り替えが行われた状態で搬送路13を通って下流側に搬送される。
用紙を反転して画像形成部11に環流する場合、反転搬送路13aから一旦退避搬送路13bに用紙を送った後、逆走させて下流側の反転搬送路13aに送り、画像形成部11の上流側で搬送路13に合流させて用紙の裏面側への画像形成を行う。
装置本体10の制御部100は、画像形成装置1全体を制御するものであり、CPUやCPUで実行されるプログラム、パラメータや作業領域となる記憶部などによって構成される。また、画像読取結果を受けて画像の解析を行う機能を有している。さらに、解析において読み取った画像に異常があるかの判定、前記異常が所定の異常であるかの判定、画像読取部における異常を除去する処理の実行、除去処理後の前記画像読取部によって転写媒体上の画像を読み取った読取結果を取得し、その読取結果に基づいて画像を解析し、前記解析における異常の状態に応じて、第1の読取結果の対象となった転写媒体上の画像の異常をさらに判定することができる。制御部100で実行されるプログラムには、本発明のプログラムが含まれており、制御部100のハードウェアは、本発明で示すコンピュータに相当する。
装置本体10の排紙側には読取装置20(以下適宜ICCUと称する)が接続されている。装置本体10の搬送路13は読取装置20の搬送路23に接続されている。
読取装置20は、搬送路23の途中付近に画像読取部24を備えている。画像読取部24はCMOSセンサーやCCDセンサー等によるラインセンサーによって構成され、搬送路23で搬送される用紙上の画像を読み取り、読取画像データを読み取り結果として制御部100へ送信することができる。
なお、本実施形態では、画像読取部を画像形成装置に含むものとして説明したが、画像形成装置外に画像読取部を有し、画像読取部の読取結果を画像形成装置で取得可能とするものであればよく、例えば、画像形成装置に画像読取装置をインラインで接続したり、画像読取部と画像形成装置とをネットワークなどで接続して読取結果を画像形成装置に送信可能としたりしてもよい。また、読取結果を取り外し可能な記録媒体に格納して画像形成装置に記録媒体を接続することで読取結果を取得可能とするものであってもよい。
さらに、画像読取部24の周囲に図示しないクリーニング部が備えられており、クリーニング部は画像読取部24のセンサーの清掃を行うことができる。センサーの清掃方法は本発明としては特に限定されず、例えば、ブラシによる清掃、気体の噴射や振動による清掃等が挙げられる。これらのいずれかの方法によりセンサーに付着した紙粉等の除去が可能であり、複数の清掃機能を備えるものであってもよい。クリーニング部は短時間での清掃を行う簡易清掃が可能であり、搬送される用紙間でのセンサーの清掃を行うことができる。この実施形態では、読取装置20は、本発明の画像読取装置に相当する。
搬送路23は途中で反転搬送路23aが分岐しており、画像読取部24を挟むようにして反転搬送路23aの両端が搬送路23に接続されている。また、反転搬送路23aの搬送方向下流側で退避搬送路23bが分岐している。反転搬送路23aは、退避搬送路23bの分岐点よりも下流側で、画像読取部24よりも上流側の搬送路22に合流している。
両面の読み取りを行う場合は、画像読取部24を通過した用紙は、搬送路23から反転搬送路23aに送られて退避搬送路23bに待避搬送され、その後、下流側の反転搬送路23aに戻されて、フェイス面の切り替えが行われた状態で反転搬送路23aを順方向に送られて搬送路23に環流される。環流された用紙は、表裏が反転しており、先に画像読取部で読み取られた面と反対側の面に印刷された画像が、画像読取部24で読み取られる。
なお、片面の画像読み取りのみを行い、フェイス面の切り替えを行わない場合は、反転搬送路23aに送ることなく搬送路23をストレートに搬送する。
さらに、画像読取部24を、用紙搬送面の表裏にそれぞれ配置して、用紙の反転を行うことなく、用紙の表面および裏面の画像を一度に読み込める構成としてもよい。
読取装置20の下流側には後処理装置30が接続されており、読取装置20に備える搬送路23の下流側は、後処理装置30の搬送路33に接続されている。
後処理装置30の搬送路33は、途中で分岐して第1排紙部31および第2排紙部32に接続されており、第2排紙部32に至る搬送路33の中途に後処理部34が設けられている。後処理部34では所定の後処理が実行される。後処理としてはステープル、パンチ、冊子処理などの適宜の処理が挙げられる。後処理を行わない用紙は第1排紙部31に排紙される。
搬送路23で送られる用紙は、後処理装置30の搬送路33に送られて、後処理を行うことなく第1排紙部31へ排紙されるか、後処理部34で所定の後処理が行われて第2排紙部32に排紙される。後処理部34は複数の後処理を行うものであってもよい。
さらに、後処理装置30では、出力される用紙がヤレであるかによって排紙先を変えることができる。例えば、異常のない通常の用紙は第2排紙部32へ排紙し、ヤレ紙と検知された用紙は第1排紙部31へ排紙することができる。
なお、上記実施形態では、カラーの画像形成を前提にして説明しているが、画像形成装置が単色の画像形成部を有するものであってもよい。
次に、画像形成装置1の制御ブロックを図2に基づいて説明する。
図2は、本実施形態のデジタル複合機(コピア・プリンタ・スキャナー)として機能する画像形成装置1の回路ブロック図および画像形成システムを構成するネットワーク構成を示す図である。なお、図2では、装置本体10以外の制御構成は省略している。
画像形成装置1は、デジタルコピア本体と、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160とを備えている。デジタルコピア本体は、制御ブロック110とスキャナー部130と操作部140とプリンター部150とを有している。画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160は、LAN3を通して外部装置4などの外部機器から入力される画像データを処理し、またはスキャナー部130で得た画像データを、LAN3を通して外部装置4などの外部機器に転送可能にする。
なお、外部装置4は、端末として機能する装置や画像形成装置1を管理する装置などとして用いることができる。外部装置4は、外部装置4の制御を行う外部装置制御部400と表示操作を行う表示操作部410とを有している。外部装置制御部400は、CPUやCPUを動作させるプログラム、記憶部などによって構成することができる。また、外部装置制御部400は、画像形成装置1と通信を行って情報処理を行うこともでき、この場合、外部装置制御部400は、画像形成装置と接続され、画像形成装置に関する情報を扱う情報処理制御部として機能することができ、外部装置4は本発明の情報処理装置に相当する。また、情報処理装置は画像形成装置を制御する管理装置として機能するものであってもよく、画像形成装置1の画像形成を制御するものとしてもよい。なお、ネットワーク3は、LANの他にWANとして使用されるものであってもよく、無線、有線を問わない。
外部装置制御部400で、画像読取結果を解析して異常の有無や、画像読取部における異常を除去する処理、除去処理後の画像読取部によって転写媒体上の画像を読み取った第2の読取結果を取得し、第2の読取結果に基づいて画像を解析し、解析における異常の状態に応じて、第1の読取結果の対象となった転写媒体上の画像の異常をさらに判定する場合、外部装置制御部400で実行されるプログラムは、本発明のプログラムに相当する。
したがって、この場合、情報処理制御部のハードウェアは、本発明のコンピュータに相当する。
なお、本発明のプログラムは、持ち運び可能な記憶部などに格納されて流通、移動するものであってもよく、また、ネットワークなどを通して外部装置制御部400の記憶部に格納されたものであってもよい。
制御ブロック110は、PCIバス112を有しており、該PCIバス112にDRAM制御IC111が接続されている。DRAM制御ICは、PCIバス112を介して画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160のDRAM制御IC161に接続されている。
さらに、DRAM制御IC111には、圧縮メモリー121とページメモリー122とからなる画像メモリー120が接続されている。圧縮メモリー121は、ジョブ管理情報や原稿などの圧縮画像データを格納するためのメモリーであり、ページメモリー122は、画像形成前にプリント対象の非圧縮画像データを一時的に格納するためのメモリーである。
PCIバス112にはHDD127が接続されている。HDD127は情報の保存が可能であり、画像形成装置1や、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160に接続される外部装置4などにより生成されたジョブ等を保存する。HDD127には、複数のジョブの保存が可能である。各ジョブには、ジョブ全体の情報とページ単位の情報と画像データと印刷条件とが含まれている。また、ジョブの印刷条件には、リアルタイムの異常判定のON/OFF設定情報や印刷する用紙の種別などの情報が含まれているものであってもよい。
制御ブロック110は制御CPU113を備えており、制御CPU113にDRAM制御IC111が接続されている。
制御CPU113には、ROM114と不揮発メモリー115が接続されている。不揮発メモリー115には、制御CPU113で実行されるプログラムや画像形成装置における設定データ、画像形成条件を含むプロセス制御パラメータなどが格納されている。
不揮発メモリー115には、さらに、プログラムや、後述する異常判定を実施するためのプログラム、異常検出用のパラメータ、読取画像の異常が画像読取部の異常によるかを判定するためのプログラムやパラメータ、画像読取部24の清掃や点検を行うためのプログラムなどが参照可能に格納されている。不揮発メモリー115のデータは、読み書き可能とするものであってもよい。なお、これらの内容の一部または全部を、ROM114やHDD127、RAMなどに格納するものであってもよい。さらに不揮発メモリー115やHDD127には、ヤレとなった用紙のページ情報などを格納することができる。この場合、不揮発メモリー115やHDD127は本発明の記憶部に相当する。
ROM114には、上記制御CPU113で所定の動作を実行させるためのプログラムが読み出し可能に格納されている。なお、プログラムは、外部から提供されて不揮発メモリーやHDDなどに格納されるものであってもよい。なお、本発明のプログラムは、持ち運び可能な記憶部などに格納されて流通、移動するものであってもよく、また、ネットワークなどを通して外部装置制御部400の記憶部に格納されたものであってもよい。
制御CPU113は、ROM114や不揮発メモリー115に格納された不揮発データを読み取ることが可能であり、また、所望のデータを不揮発データとして不揮発メモリー115に書き込むことが可能である。制御CPU113は、上記設定データなどに従って画像形成装置1の各部を動作制御する。
制御CPU113は、画像形成装置1全体を制御するものであり、ROM114に格納されたプログラムや、不揮発メモリー115などとともに本発明の制御部100を構成する。
制御CPU113は、画像データの取得や画像出力のための制御のほか、画像形成装置の調整を実施するための制御、画像形成装置の機内情報の取得等を行う。
さらに、制御CPU113にはIO128が接続されており、画像形成装置1内の各種センサーの信号が取得可能になっており、画像読取部24における画像の読み取り結果を、IO128を通じて取得することができる。
スキャナー部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナー部130全体の制御を行うスキャナー制御部132とを備えている。スキャナー制御部132は、制御CPU113とシリアル通信可能に接続されている。また、CCD131は読み取り処理部116に接続され、読み取り処理部116は圧縮ICに接続されている。読み取り処理部116はCCD131で読み取った画像データの処理を行い、圧縮IC118は画像データの圧縮処理を行う。圧縮IC118はDRAM制御IC111に接続されている。
操作部140は、LCD141と、操作部全体を制御する操作部制御部142とを備えている。操作部140は、表示部と操作部とを兼ねている。操作部制御部142は制御CPU113にシリアル通信可能に接続されており、操作部140で入力された情報を制御CPU113に送信し、また、制御CPU113の指令によって所定の画像表示を行うことができる。
操作部140では、画像形成装置1の各部に関する設定を行うことが可能であり、設定内容に基づいて、制御CPU113が画像形成、用紙の搬送や後処理が制御される。さらに、操作部140では、画像形成装置1における印刷設定や動作制御条件などの機械設定入力、出力などに関する設定や、各給紙トレイの用紙情報の設定(サイズ、紙種)や、出力モード設定(例えば通常コピーモード、確認コピーモード)、ジョブのリアルタイム異常判定のOnOffや画質調整の指示などを含めた設定などが可能になっている。また、操作部140は、設定内容の表示、通知の表示など、所望の情報等の表示が可能になっている。したがって、用紙がヤレである場合、操作部140にその旨や画像読取部に対する清掃や点検を促す表示を行うことができる。
また、DRAM制御IC111には伸長IC125が接続されており、伸長IC125には書き込み処理部126が接続されている。伸長IC125は、圧縮された画像データを伸長する。書き込み処理部126は、プリンター部150のLD151A(レーザダイオード)に接続され、LD151Aの動作に用いられる書き込みデータの処理を行う。また、プリンター部150は、プリンター部150の全体(給紙、画像形成、排紙、後処理など)を制御するプリンター制御部152を備えており、プリンター制御部152は画像制御CPU113に接続されている。プリンター制御部152は、制御CPU113の制御指令に従ってプリンター部150を制御する。
画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160は、画像形成装置をネットワークプリンターやネットワークスキャナーとして使用する場合に、LAN3に接続される外部装置4などから画像データ等を画像形成装置1で受信したり、スキャナー部130で取得した画像データを外部装置4などに送信したりするものである。
画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160では、DRAM制御IC161に画像メモリー(DRAM)162が接続されている。画像メモリー(DRAM)162はDRAMなどで構成される。また、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160では、共通バスに、DRAM制御IC161と、コントローラー制御CPU163と、LANインターフェース165と、HDD166と、が接続されている。コントローラー制御CPU163は画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160全体の制御を行うものである。LANインターフェース165は、LAN3に接続されている。
次に、画像形成装置1の基本動作について説明する。
まず、画像形成装置1において画像データを蓄積する手順について説明する。
第1に、画像形成装置1において、スキャナー部130で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。
まず、制御CPU113は、操作部140における操作入力に基づいてスキャナー部130へ指令を発行する。スキャナー部130では、制御CPU113から指令を受けたスキャナー制御部132がCCD131の動作制御を行い、CCD131が原稿から画像を光学的に読み取る。この際には、原稿の読み取りは、自動原稿搬送装置(ADF)14によって行ってもよい。また、プラテンガラス上に原稿を置いて原稿の画像の読み取りを行ってもよい。
CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部116でデータ処理がなされ、データ処理された画像データは、圧縮IC118において所定の方法によって圧縮され、圧縮された画像データはDRAM制御IC111を介して圧縮メモリー121に格納される。また、HDD127に格納する場合は、圧縮メモリー121に格納された画像データを、DRAM制御IC111を介してHDD127に格納する。
第2に、画像データを外部から取得する場合について説明する。
画像データは、LAN3を介して画像形成装置1に入力される。入力される画像データとしては、例えば外部装置4のアプリケーションプログラム等により生成されたものや、他の画像形成装置により生成されたものが挙げられる。画像データは、画像処理部(プリント&スキャナーコントローラー)160のLANインターフェース165で受信され、DRAM制御IC161によって画像メモリー(DRAM)162やHDD166に一旦格納される。一旦格納されたデータは、PCIバス112を介してコピア本体のDRAM制御IC111に転送され、その後、ページメモリー122に一旦格納される。ページメモリー122に格納されたデータは、DRAM制御IC111を介して圧縮IC118に順次送られて圧縮処理され、DRAM制御IC111を介して圧縮メモリー121に格納される。圧縮処理されたデータをHDD127に格納する場合には、圧縮メモリー121に格納されたデータが、DRAM制御IC111を介してHDD127に格納される。
次に、画像形成装置1において画像形成を行う場合について説明する。
画像形成装置1で印刷を行う場合、圧縮メモリー121に格納された画像データが、DRAM制御IC111を介して伸長IC125に送出され、伸長IC125においてデータが伸長される。なお、HDD127に格納された画像データを画像出力する場合は、画像データは、DRAM制御IC111を介して一旦圧縮メモリー121に格納され、その後、画像データがDRAM制御IC111を介して伸長IC125に送出され、伸長IC125においてデータが伸長される。
伸長IC125で伸長されたデータは、書き込み処理部126に送出され、書き込み処理部126において書き込みデータが生成される。書き込みデータはプリンター部150でLD151Aに送られ、書き込みデータに基づいて、LD151Aによって感光体11aへの書き込みが行われる。また、プリンター部150では、制御CPU113の指令を受けたプリンター制御部152によって、本体給紙部12、大容量給紙装置40、搬送路13、画像形成部11などの各部の制御が行われる。これにより、プリンター部150において、画像形成、用紙への転写、定着、搬送路による後処理装置30への搬送、後処理装置30での後処理、排紙などが順次行われて印刷出力が行われる。
また、画像データとしては、不揮発メモリー115やHDD127などの記憶部に予め格納されたものを用いることもできる。
次に、用紙上の画像を読み取った読み取り画像データに基づいて画像の異常を判定する動作、および、異常が誤検知であると判明した際の動作について説明する。
画像形成装置1では、読取装置20で出力物の読み取りを行い、読み取りデータと印刷画像データとを比較することで、用紙上の画像に異常があるかを判定することができる。印刷用データと比較して差異がある場合に異常と判定し、出力物をヤレとして検知する。
しかし、読み取り画像データは、センサーやスキャナーのガラスに付着するゴミによる影響を受けるため、センサーに紙粉のようなゴミが付着した場合、出力物に問題がない場合でも、読取結果における画像データにスジ状の画像が残ってしまいヤレと判定されてしまう。
そこで、本実施形態では、画像読取部24で取得した読み取り画像の異常が、画像読取部24の異常に起因するものである可能性があると判定された場合、センサー上のゴミによる画像不良の可能性を考慮して、次の出力物を読み取るまでの間に簡易的なセンサーの清掃を実施する。その後、清掃後のセンサーによって次の出力物の画像を読み取り、次の出力物の読み取り画像に直前の画像データと同じ位置にスジ状汚れが検知されなければ、直前の画像データもセンサー上のゴミによるヤレ誤検知と判断し、直前の画像データは正常なものとして記憶する。
もし、清掃後も同位置にスジ状汚れが検知された場合、センサー上の除去可能なゴミによる誤検知ではないと判断し、直前の画像データと、現在読み取った画像データとをヤレとして記憶する。画像読取部24の異常に起因する汚れとしては、用紙搬送方向に連続する画像、例えばスジ状の汚れが挙げられる。
センサーの清掃は、本発明の異常除去動作に相当する。なお、センサーの清掃方法は本発明としては特に限定されず、短時間で行うことが可能なものであれば所望の清掃方法を採用することができ、例えば、ブラシや気体の吹き付けなどによって行うことができる。
図3は、画像読取部24のラインセンサーに紙粉などのゴミが付いた際の読取画像を説明するための図である。
図3では、ジョブの実行に伴って、用紙P1、P2、P3、P4が順番に連続して搬送されており、用紙P1がラインセンサーを通過した後に、紙粉などのゴミGがセンサーに付着した状態を示している。この状態で用紙P2上の画像の読み取りを行うと読み取り画像にスジ状汚れLが含まれてしまう。なお、図3ではスジ状汚れLが用紙上に描かれているが、実際には用紙上の汚れは存在するものではなく、読み取り画像に用紙搬送方向に連続するスジ状汚れLが生じている。
本実施形態では、用紙P2の読取結果に読み取り画像にスジ状汚れLが検出された場合、ページ間(紙間)でセンサーの簡易清掃を実施し、その後、用紙P3上の画像を読み取り、読み取り画像の異常の有無を判定する。用紙P3の画像の読み取り結果においてもスジ状汚れLが検出された場合は、機械異常によるヤレとして装置を停止する。スジ状汚れLが検出されず、問題ないと判定された場合は、センサーのゴミによる影響と判断して、問題が生じていない(誤検知であった)と判定する。それに伴い、直前の用紙である用紙P2上の画像もヤレではないと判断する。
ジョブの出力中に上記判定が行われたのであれば出力動作を継続する。これにより、生産性の低下を防ぐことができる。また、ジョブの出力後であれば、用紙P2上の画像をヤレとして記憶しないようにする。これにより、例えば読取画像をプレビュー画面において表示する際にヤレとして表示しないようにすることができる。
なお、図3の例では、用紙P2上の読取結果は、本発明の第1の読取結果に相当し、用紙P3上の読取結果は本発明の第2の読取結果に相当する。
上記動作の詳細な手順を図4のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の動作は制御部または情報処理制御部の制御により実行される。
ジョブの印刷に伴ってヤレ解析を実施する(ステップs1)。ヤレ解析では、画像読取部で読み取った読取画像と、ジョブの印刷用画像データにおける印刷画像とを比較し、同一であるかによってヤレ判定を行う。前者は、本発明の第1の読取結果に相当する。両者が一致せず、ヤレを検知したかを判定する(ステップs2;以降同様である)。両者が同一でヤレが検知されなかった場合(ステップs2、No)、手順を終了する。
ステップs2でヤレを検知した場合(ステップs2、Yes)、ヤレがゴミ起因の可能性があるものかを判定する(ステップs3)。判定は、読取画像の汚れが用紙搬送方向に沿ったスジ状であるかによって行う。ヤレがゴミ起因の可能性でない場合(ステップs3、No)、現在のページをヤレであると判定し(ステップs9)、手順を終了する。上記手順をページ毎に繰り返すことができる。
ステップs3においてゴミ起因のヤレの可能性があると判定した場合(ステップs3、Yes)、センサーの簡易清掃を実施し(ステップs4)、次のページの画像を読み取ってヤレ解析を実施し(ステップs5)、次のページでヤレを検知したかを判定する(ステップs6)。ヤレと検知しなかった場合(ステップs6、No)、前のページはヤレではないと判定し(ステップs10)、処理を終了する。
一方、ヤレを検知した場合(ステップs6、Yes)、前のページと同位置の汚れを検知したかを判定する(ステップs7)。前ページと同位置の汚れであった場合(ステップs7、Yes)、前のページと現在のページとをヤレと判定し(ステップs8)、手順を終了する。前ページと同位置の汚れでなかった場合(ステップs7、No)、現在のページをヤレであると判定し(ステップs9)、手順を終了する。
なお、上記実施形態においてはセンサーの清掃を用紙間で行うことが望ましいが、必ずしも用紙間で清掃を行う必要はない。例えば、一旦用紙の搬送を停止し、その間に清掃を行うような形態としてもよい。また、用紙P3上の画像の読み取りを行わずにその間にセンサーの清掃を行い、用紙P4から読み取りを再開および判定を再開するようにしてもよい。
(実施形態2)
上記実施形態では、ヤレの原因が画像読取部24の除去可能なゴミによるものであるかを判定したが、ヤレをリアルタイムで検知するシステムの場合、実施形態1の動作を行った後に、画像読取部24のセンサー上のゴミによる誤検知と判断した場合には出力処理を継続して実行し、センサー上のゴミによる誤検知でないと判断した場合には当該用紙をヤレと判定し、出力処理を中止し、警告や各部の清掃や点検を行うようユーザーに促す通知を行うようにしてもよい。ユーザーへの警告や通知は、操作部140や外部装置4の表示操作部410へのメッセージの表示によって行ってもよく、ネットワークなどを介して通信により他の装置に警告や通知するようにしてもよい。出力処理の中止やユーザーへの警告や通知は、本発明における所定の異常処理に相当する。
図5は、上記動作の詳細な手順を示すフローチャートである。なお、以下の動作は制御部または情報処理制御部の制御により実行される。
用紙上の画像を読み取った読み取り画像に基づいてヤレの解析を実施すると(ステップs11)、ヤレを検知したかを判定する(ステップs12)。ヤレを検知しなかった場合(ステップs12、No)、手順を終了する。
一方、ヤレを検知した場合(ステップs12、Yes)、ヤレがゴミ起因のヤレであるかを判定する(ステップs13)。判定は、読取画像の汚れがスジ状であるかなどに基づいて行う。ゴミ起因のヤレでない場合(ステップs13、No)、出力処理を停止し(ステップs20)、現在のページがヤレであるというメッセージを操作表示部140のパネル等に表示し(ステップs21)、処理を終了する。メッセージの表示場所は特に限定されない。
一方、ステップs13において、ヤレがゴミ起因のヤレの可能性があると判定した場合(ステップs13、Yes)、センサーの簡易清掃を実施し(ステップs14)、次のページのヤレ解析を実施し(ステップs15)、次のページでヤレを検知したかを判定する(ステップs16)。ヤレを検知しなかった場合(ステップs16、No)、手順を終了する。一方、ヤレを検知した場合(ステップs16、Yes)、出力処理を停止し(ステップs17)、検知した汚れが前のページと同位置の汚れであるかを検知する(ステップs18)。前のページと同じ位置の汚れである場合(ステップs18、Yes)、センサーの清掃を促すメッセージをパネル等に表示し(ステップs19)、手順を終了する。
一方、前のページと同じ位置の汚れでない場合(ステップs18、No)、現ページがヤレであるというメッセージをパネルに表示し(ステップs21)、手順を終了する。メッセージの表示場所は特に限定されず、表示は操作表示部140において行っても良く、外部装置4の表示操作部410において行ってもよい。
(実施形態3)
ヤレをリアルタイムで検知して、ヤレと判定された場合に排紙トレイを切り替えて出力するシステムの場合は、ヤレがセンサー上のゴミに起因する誤検知であるかに応じて出力先を変更するようにしてもよい。例えば、上記実施形態に基づいて、検知されたヤレがセンサー上のゴミによる誤検知であるかを判定した後、センサー上のゴミによる誤検知と判断された場合には通常通りに出力処理を継続して実行し、センサー上のゴミによる誤検知ではないと判断され、かつ、画像読取装置と排紙トレイとの間にある搬送路で出力先を切り替えることが可能な構成である場合は、用紙をヤレ用出力トレイに出力するように制御する。例えば、誤検知の場合は通常通り第2排紙部32へ排紙し、誤検知でない場合は第1排紙部へ排紙する。
なお、画像読取部の先で出力先を切り替えることが不可能な構成の場合には実施形態2と同様の処理を行う。
図6は、上記動作の詳細な手順を示すフローチャートである。なお、以下の動作は制御部または情報処理制御部の制御により実行される。
まず、画像読取部よりも下流側で出力先の切り替えが可能であるかを判定する(ステップs31)。
出力先の切り替えが不可である場合(ステップs31、No)、図5のフローを実施する。出力先の切り替えが可能である場合(ステップs31、Yes)、ヤレの解析を実施し(ステップs32)、ヤレを検知したかを判定する(ステップs33)。この実施形態では、後処理部30において用紙の排出先を第1排紙部と第2排紙部とで切り替えることができる。
ヤレの検知は、入力画像データと読取画像データとを比較することにより行う。ヤレが検知されなかった場合(ステップs33、No)、手順を終了する。
ステップs33でヤレを検知した場合(ステップs33、Yes)、ヤレがゴミ起因の可能性があるものかを判定する(ステップs34)。判定は読取画像の汚れがスジ状であるかなどによって行う。ヤレがゴミ起因のものでない場合(ステップs34、No)、現在のページの出力先をヤレ用トレイに切り替え(ステップs41)、手順を終了する。
一方、ステップs34において、ゴミ起因のヤレの可能性があると判定した場合(ステップs34、Yes)、センサーの簡易清掃を実施し(ステップs35)、次のページの画像を読み取ってヤレ解析を実施する(ステップs36)。
その後、次のページでヤレが検知されたかを判定する(ステップs37)。ヤレを検知しなかった場合(ステップs37、No)、処理を終了する。この場合、前ページはヤレでないと判断され、通常の出力先へ排紙される。
一方、次ページでヤレを検知した場合(ステップs37、Yes)、出力処理を停止し(ステップs38)、前のページと同位置の汚れを検知したかを判定する(ステップs39)。前ページと同位置の汚れであった場合(ステップs39、Yes)、前ページと現在のページがヤレであると判定し、前のページと現在のページの出力先をヤレ用トレイに切り替える(ステップs40)。一方、前ページと同位置の汚れでない場合(ステップs39、No)、前ページはヤレでないが現在のページがヤレであると判断し、現在のページの出力先をヤレ用トレイに切り替え(ステップs41)、手順を終了する。
(実施形態4)
実施形態1〜3では枚葉紙を想定していたが、ロール紙等の連続紙で同様の問題が発生した場合、各ページの間隔が枚葉紙と比べて短く、画像と画像との間でセンサーの清掃を行うのが通常は困難である。また、機械を止めてしまうとロール紙の断裁が必要になり、不要なヤレ紙を発生させてしまい、また搬送の再開が面倒であるなどの問題がある。
図7は、連続紙に形成された画像の読み取り中にセンサーに紙粉などのゴミGが付着した際の画像読取と画像読取結果を示すものである。
画像読取部24のラインセンサーでロール紙RP上の画像I1を読み取った後に、紙粉などのゴミGがセンサーに付着したため、画像I2以降で読み取り画像にラインLが現れる。
この実施形態では、ロール紙を扱う機械で画像読取装置による読み取り画像にスジ状の汚れが検知された場合、次のページの読み取りを行わず、その間にセンサーの清掃を実施することができる。その後、その次のページで読み取りを再開し、スジ状汚れの検知を行う。スジ状汚れが検知されなければ、センサーに付着したゴミによる誤検知として処理を継続する。スジ状汚れが検知された場合は出力処理を中止し、各部の清掃や点検を行うようユーザーに促すなどの異常処理を行う。
上記動作の詳細な手順を図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、以下の動作は制御部または情報処理制御部の制御により実行される。
用紙上の画像を読み取った読み取り画像に基づいてヤレの解析を実施し(ステップs51)、ヤレを検知したかを判定する(ステップs52)。ヤレを検知していない場合(ステップs52、No)、フローを終了する。
ヤレを検知した場合(ステップs52、Yes)、センサーに付着したゴミに起因するヤレの可能性があるかを判定する(ステップs53)。判定は、読取画像の汚れがスジ状であるかなどによって行う。ゴミに起因するヤレの可能性がないと判定した場合(ステップs53、No)、出力処理を停止し(ステップs61)、現ページがヤレであるというメッセージをパネルに表示する(ステップs62)。
一方、ゴミに起因するヤレの可能性があると判定した場合(ステップs53、Yes)、次のページの解析を中止し(ステップs54)、センサーの簡易清掃を実施する(ステップs55)。解析の中止に際しては、画像の読み取りも中止してもよい。
センサーの簡易清掃後、次々ページのヤレ解析を実施し(ステップs56)、ヤレを検知したかを判定する(ステップs57)。ヤレを検知しなかった場合(ステップs57、No)、前々ページはヤレでないと判断し、フローを終了する。一方、ヤレを検知した場合(ステップs57、Yes)、出力処理を停止し、(ステップs58)、前々ページと同じ位置の汚れを検知したかを判定する(ステップs59)。前々ページと同じ位置の汚れを検知した場合(ステップs59、Yes)、センサーの清掃を促すメッセージをパネルに表示し(ステップs60)、フローを終了する。一方、前々ページと異なる位置の汚れを検知した場合(ステップs59、No)、現ページがヤレであるというメッセージをパネルに表示し(ステップs62)、フローを終了する。
(実施形態5)
実施形態4では、スジ状汚れの検知直後のページでは読み取りを行わず、その間にセンサーの清掃を行っていたが、読み取りを行わなかったページがヤレであった場合を考慮して、ジョブの末尾後に読み取りを行わなかったページの追加印刷を行うようにして解析を行うようにしてもよい。この場合、追加印刷を行ったことをユーザーに通知するようにしてもよい。これにより、全ページに対してヤレの判定を行うことが可能となる。
図9は、上記動作の詳細な手順を示すフローチャートである。なお、以下の動作は画像形成装置の制御部により実行される。
まず、用紙上の画像を読み取った読み取り画像に基づいてヤレの解析を実施し(ステップs71)、ヤレを検知したかを判定する(ステップs72)。ヤレを検知していない場合(ステップs72、No)、フローを終了する。
一方、ヤレを検知した場合(ステップs72、Yes)、センサーに付着したゴミに起因するヤレの可能性があるかを判定する(ステップs73)。判定は、読取画像の汚れがスジ状であるかなどに基づいて行う。センサーのゴミに起因するヤレの可能性がないと判定した場合(ステップs73、No)、出力処理を停止し(ステップs81)、現ページがヤレであるというメッセージをパネルに表示する(ステップs82)
一方、センサーのゴミに起因するヤレの可能性があると判定した場合(ステップs73、Yes)、次のページの解析を中止し(ステップs74)、センサーの簡易清掃を実施する(ステップs75)。そして、次々ページのヤレ解析を実施し(ステップs76)、ヤレを検知したかを判定する(ステップs77)。ヤレを検知しなかった場合(ステップs77、No)、ステップs74で解析を行わなかったページをジョブ末尾に出力するように追加する(ステップs83)。
一方、ステップs77においてヤレを検知した場合(ステップs77、Yes)、出力処理を停止し、(ステップs78)、前々ページと同じ位置の汚れを検知したかを判定する(ステップs79)。前々ページと同じ位置の汚れを検知した場合(ステップs79、Yes)、センサーの清掃を促すメッセージをパネルに表示し(ステップs80)、フローを終了する。一方、前々ページと異なる位置の汚れを検知した場合(ステップs79、No)、現ページがヤレであるというメッセージをパネルに表示し(ステップs82)、フローを終了する。
なお、実施形態1〜5の各動作は画像形成装置1の制御部または情報処理装置の情報処理制御部で実施されるものとして説明したが、読取装置内に読取制御部を設け、該読取制御部によって、転写媒体上の画像を画像読取部で読み取った第1の読取結果を取得して画像を解析する処理、前記解析において読み取った画像に所定の異常があると判定した場合、前記画像読取部における異常を除去する処理、除去処理後の前記画像読取部によって転写媒体上の画像を読み取った第2の読取結果を取得し、前記第2の読取結果に基づいて画像を解析し、前記解析における異常の状態に応じて、第1の読取結果の対象となった転写媒体上の画像の異常をさらに判定する処理を行うものとしてもよい。処理結果は、画像形成装置の制御部に通知し、制御部において異常処理を行うことができる。この場合の読取装置は、画像形成装置に組み込まれるものでもよく、また、画像形成装置にインラインで接続されるものでもよい。さらに、画像形成装置に機械的に接続しない形態とすることも可能である。
以上、本発明について上記実施形態および添付図面に基づいて説明したが、本発明の範囲は上記実施形態の説明の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは上記実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
3 LAN
4 外部装置
10 装置本体
11 画像形成部
20 読取装置
24 画像読取部
30 後処理装置
34 後処理部
100 制御部
113 制御CPU
115 不揮発メモリー
127 HDD
400 外部装置制御部
G ゴミ
P1、P2、P3、P4 用紙
I1、I2、I3、I4 画像
RP ロール紙

Claims (21)

  1. ジョブの印刷用画像データに基づいて画像を媒体上に形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により前記媒体上に形成された画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像形成部及び画像読取部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記媒体上の画像を前記画像読取部で読み取った第1の読取結果を取得して画像を解析する機能を有し、
    前記第1の読取結果に基づいて解析した画像に異常があり、当該異常が印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する画像である場合、前記異常は前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるものであると判定し、前記画像読取部における付着物を除去する処理を行い、除去処理後の前記画像読取部によって媒体上の画像を読み取った第2の読取結果を取得し、前記第2の読取結果に基づいて解析した画像において、第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常と同じ位置に印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する異常が検出されなかった場合、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常は前記画像読取部の付着物に起因する誤検知であり、第1の読取結果の対象となった媒体上の画像は異常でないと判定し、当該判定がジョブの出力中に行われたのであれば出力動作を継続し、当該判定がジョブの出力後であれば、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像を異常として記憶しないようにすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 付着物を除去する前記処理は、前記画像読取部の読取り経路における付着物の除去に関するものであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記付着物が媒体屑であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、付着物を除去する前記処理をページ間で行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれ1項に記載の画像形成装置。
  5. 媒体上において、第1の読取結果で画像に所定の異常があった場合、その後の画像では、読取結果の解析を行うことなく付着物を除去する前記処理を行い、前記処理後の画像において読み取りを行って第2の読取結果を得ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記媒体が連続媒体であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、読取結果の解析を行っていない画像について報知を行うことを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記報知では、解析を行っていない画像を前記ジョブの末尾後に出力することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記第1の読取結果と前記第2の読取結果の双方で異常があると判定した場合、所定の異常処理を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、第1の読取結果における異常が前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるもの以外の異常である場合、所定の異常処理を行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記所定の異常処理として、ジョブの出力を停止することを特徴とする請求項9または10に記載の画像形成装置。
  12. 前記制御部は、前記所定の異常処理として、媒体をヤレと判定することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記制御部は、前記所定の異常処理として、ユーザーへの報知を行うことを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記報知では、画像読取部の清掃または/および点検を促すことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 媒体の排出先を、通常排出先と不良排出先とに切り替え可能な排出切替部を有し、
    前記制御部は、所定の異常処理として、媒体の排出先を不良排出先に切り替えて出力を行うことを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. データを読み出し可能に格納する記憶部を有し、前記制御部は、読み取りで最終的に異常と判定されたページを前記記憶部に格納することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記画像の解析が、ヤレ検知のためであることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 前記制御部は、ヤレ検知の解析において、前記画像読取部で読み取った読取結果と、前記ジョブの印刷用画像データにおける印刷画像とを比較して、異常の有無を判定することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 印刷用画像データに基づいて媒体上に形成された画像を読み取って読取結果を取得する画像読取部と、
    前記画像読取部を制御する読取制御部と、を有し、
    前記読取制御部は、前記媒体上の画像を画像読取部で読み取った第1の読取結果を取得して画像を解析する機能を有し、
    前記解析において読み取った画像に異常があり、当該異常が印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する画像である場合、前記異常は前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるものであると判定し、前記画像読取部における付着物を除去する処理を行い、除去処理後の前記画像読取部によって媒体上の画像を読み取った第2の読取結果を取得し、前記第2の読取結果に基づいて解析した画像において、第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常と同じ位置に印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する異常が検出されなかった場合、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常は前記画像読取部の付着物に起因する誤検知であり、第1の読取結果の対象となった媒体上の画像は異常でない判定し、当該判定がジョブの出力中に行われたのであれば出力動作を継続し、当該判定がジョブの出力後であれば、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像を異常として記憶しないようにすることを特徴とする画像読取装置。
  20. 印刷用画像データに基づいて媒体上に形成された画像を読み取る画像読取部を制御する情報処理制御部を有する情報処理装置であって、
    前記情報処理制御部は、前記媒体上の画像を画像読取部で読み取った第1の読取結果を取得して画像を解析する機能を有し、前記解析において読み取った画像に異常があり、当該異常が印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する画像である場合、前記異常は前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるものであると判定し、前記画像読取部における付着物を除去する処理を行い、除去処理後の前記画像読取部によって媒体上の画像を読み取った第2の読取結果を取得し、前記第2の読取結果に基づいて解析した画像において、第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常と同じ位置に印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する異常が検出されなかった場合、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常は前記画像読取部の付着物に起因する誤検知であり、第1の読取結果の対象となった媒体上の画像は異常でないと判定し、当該判定がジョブの出力中に行われたのであれば出力動作を継続し、当該判定がジョブの出力後であれば、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像を異常として記憶しないようにすることを特徴とする情報処理装置。
  21. 印刷用画像データに基づいて媒体上に形成された画像を読み取る画像読取部を制御するコンピュータで実行されるプログラムであって、
    媒体上の画像を読み取った第1の読取結果を取得するステップと、
    前記第1の読取結果に基づいて画像を解析するステップと、
    前記解析において読み取った画像に異常があるかを判定するステップと、
    異常があり、当該異常が印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する画像である場合に、前記異常が前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるものであるか判定するステップと、
    第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常が前記画像読取部の付着物に起因する可能性があるものであると判定された場合に、画像読取部における付着物を除去する処理を行うステップと、
    除去処理後の前記画像読取部によって媒体上の画像を読み取った第2の読取結果を取得するステップと、
    前記第2の読取結果に基づいて画像を解析するステップと、
    前記第2の読取結果に基づいて解析した画像において、第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常と同じ位置に印刷用画像データに基づかない、媒体搬送方向に連続する異常が検出されなかった場合、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像の異常は前記画像読取部の付着物に起因する誤検知であり、第1の読取結果の対象となった媒体上の画像は異常でないと判定し、当該判定がジョブの出力中に行われたのであれば出力動作を継続し、当該判定がジョブの出力後であれば、前記第1の読取結果に基づいて解析した画像を異常として記憶しないようにするステップと、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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