JP6766475B2 - 中空ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、中空ゴルフクラブヘッドに関する。
中空ゴルフクラブヘッドにおいて、ソールに溝を有するヘッドが知られている。この溝の断面形状は、ヘッドの内側に向かって凸となるように曲がっている。ソールに設けられた溝は、反発性能の向上に寄与する。米国特許公開公報US2015/0367205は、ソールにチャネルが設けられたヘッドを開示する。米国特許公開公報US2014/0342848は、トウ側及びヒール側にSRFと称される溝が設けられたヘッドを開示する。
米国特許公開公報US2015/0367205 米国特許公開公報US2014/0342848
溝に起因する反発性能のみを考慮すると、溝は、トウ上側及びヒール上側に大きく拡張される。しかし、溝の配置を改善することで、飛距離性能が更に向上しうることが判明した。
本発明の目的は、飛距離性能に優れたゴルフクラブヘッドの提供にある。
本発明に係る好ましいゴルフクラブは、フェース及びソールを備えている。前記フェースが、フェースセンターを有している。前記ソールが、トウ側からヒール側へと延びる溝を有している。前記溝の全体が、前記フェースセンターよりも下側に位置している。前記溝の底部が、前記ソールの形状に沿って、下側に凸となるように湾曲している。前記溝の溝深さの最大値が、ヘッド重心の高さの5%以上15%以下である。このヘッドは、中空である。
好ましくは、前記溝深さの最大値が、ヘッド重心の高さの10%以下である。
好ましくは、このヘッドは、以下の(x)、(y)又は(z)を満たす。
(x)前記溝のトウ側の端部において、溝深さがトウ端に近づくにつれて徐々に小さくなり、このトウ端において溝深さがゼロになる。
(y)前記溝のヒール側の端部において、溝深さがヒール端に近づくにつれて徐々に小さくなり、このヒール端において溝深さがゼロになる。
(z)前記溝のトウ側の端部において、溝深さがトウ端に近づくにつれて徐々に小さくなり、且つこのトウ端において溝深さがゼロとなり、加えて、前記溝のヒール側の端部において、溝深さがヒール端に近づくにつれて徐々に小さくなり、且つこのヒール端において溝深さがゼロになる。
好ましくは、溝深さの最大値が、0.8mm以上3.2mm以下である。
好ましくは、前記溝が、センター溝部と、前記センター溝部よりもトウ側に位置するトウ溝部を有している。好ましくは、前記溝が、前記センター溝部よりもヒール側に位置するヒール溝部を有している。好ましくは、このヘッドは、次の(a)、(b)又は(c)を満たす。
(a)前記センター溝部の溝深さが前記トウ溝部の溝深さよりも小さい。
(b)前記センター溝部の溝深さが前記ヒール溝部の溝深さよりも小さい。
(c)前記センター溝部の溝深さが前記トウ溝部の溝深さよりも小さく、且つ、前記センター溝部の溝深さが前記ヒール溝部の溝深さよりも小さい。
好ましくは、前記溝のトウ−ヒール方向長さがLmとされ、前記ヘッドのトウ−ヒール方向最大幅がLhとされるとき、Lm/Lhが0.7以上0.9以下である。
飛距離性能に優れたヘッドが得られうる。
図1は、第1実施形態に係るヘッドの正面図である。 図2は、図1のヘッドをヒール側から見た側面図である。 図3は、図1のヘッドをトウ側から見た側面図である。 図4は、図1のヘッドの背面図である。 図5は、図1のヘッドの底面図である。 図6は、トウ溝部の存在領域におけるヘッドの断面図である。 図7は、センター溝部の存在領域におけるヘッドの断面図である。 図8は、ヒール溝部の存在領域におけるヘッドの断面図である。 図9は、図5と同じ底面図である。 図10は、溝深さの分布を示す正面図である。 図11は、基準状態に係る水平面HP及び基準垂直面VPを示す斜視図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
〔用語の定義〕
本願における用語の定義は、次の通りである。
[基準状態]
基準状態とは、所定のライ角及びリアルロフト角で、ヘッドが水平面HP上に載置された状態である。この基準状態では、ヘッドのシャフト孔の中心軸線Z(シャフト軸線Z)が基準垂直面VP内に配されている(図11参照)。基準垂直面VPは、水平面HPに対して垂直な平面である。この基準状態において、上記中心軸線Zは上記水平面HPに対して上記ライ角で傾いており、ヘッドのフェース面は上記基準垂直面VPに対して上記リアルロフト角で傾いている。
[トウ−ヒール方向]
前記基準状態のヘッドにおいて、前記基準垂直面VPと前記水平面HPとの交線の方向が、トウ−ヒール方向である。
[フェース−バック方向]
前記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ前記水平面HPに平行な方向が、フェース−バック方向である。フェース−バック方向は、前後方向でもある。フェース側は前側とも称される。
[上下方向]
前記トウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ前記フェース−バック方向に対して垂直な方向が、上下方向である。
[フェースセンターFc]
まず、上下方向およびトウ−ヒール方向において、フェース面の概ね中央付近の任意の点Prが選択される。次に、この点Prを通り、当該点Prにおけるフェース面の法線方向に沿って延び、かつトウ−ヒール方向に平行な平面が決定される。この平面とフェース面との交線を引き、その中点Pxが決定される。次に、この中点Pxを通り、当該点Pxにおけるフェース面の法線方向に沿って延び、かつ上下方向に平行な平面が決定される。この平面とフェース面との交線を引き、その中点Pyが決定される。次に、この中点Pyを通り、当該点Pyにおけるフェース面の法線方向に沿って延び、かつトウ−ヒール方向に平行な平面が決定される。この平面とフェース面との交線を引き、その中点Pxが新たに決定される。次に、この新たな中点Pxを通り、当該点Pxにおけるフェース面の法線方向に沿って延び、かつ上下方向に平行な平面が決定される。この平面とフェース面との交線を引き、その中点Pyが新たに決定される。この工程を繰り返して、Px及びPyが順次決定される。この工程の繰り返しの中で、新たな中点Pyとその直前の中点Pyとの間の距離が最初に1mm以下となったときの当該新たな位置Py(最後の位置Py)が、フェースセンターFcである。
[リーディングエッジ]
フェース−バック方向に沿ったヘッドの断面において最も前方(フェース側)に位置する点が、リーディングエッジである。
[底面視]
ヘッドを下側(ソール側)から見たときの平面図が、底面視と称される。この底面視は、ソール面を平面に投影した投影図である。この投影の方向は、上下方向である。本願におけるヘッドの底面図が、この底面視に該当する。
[ヘッド重心の高さ]
前記基準状態において、前記水平面HPからヘッドの重心点までの距離が、ヘッド重心の高さである。この高さは、上下方向に沿って測定される。
図1は、本発明の第1実施形態に係るゴルフクラブヘッド2の正面図である。図2は、ヘッド2をヒール側から見た側面図である。図3は、ヘッド2をトウ側から見た側面図である。図4は、ヘッド2の背面図である。図5は、ヘッド2の底面図である。
ヘッド2は、ウッド型ヘッドである。ヘッド2は、いわゆるドライバーヘッドである。例えば、ヘッド2は、ハイブリッド型(ユーティリティ型)であってもよい。ヘッド2は、アイアン型であってもよい。ヘッド2は、パター型であってもよい。
ヘッド2は、クラウン4、ソール6、ホーゼル8及びフェース10を有する。クラウン4は、フェース10の上縁からバック側に向かって延びている。ソール6は、フェース10の下縁からバック側に向かって延びている。フェース10の外面は、打撃面である。この打撃面は、フェース面f1とも称される。図2が示すように、ホーゼル8は、ホーゼル孔12を有する。
更に、ヘッド2は、サイド部14を有する。サイド部14は、クラウン4とソール6との間に延びている。サイド部14は、スカートとも称される。サイド部14は、無くてもよい。また、ヘッド2は、リーディングエッジLeを有する(図5参照)。
図5が示すように、ソール6は、ウェイトポート16を有している。このウェイトポート16は、ソール6の外面に凹みを形成している。ウェイトポート16にはウェイト(図示されず)が取り付けられる。
ソール6は、溝20を有している。図5が示すように、溝20は、トウ側からヒール側へと延びている。溝20とリーディングエッジLeとの間は、滑らかな曲面である。溝20とリーディングエッジLeとの間に、他の溝は存在しない。
溝20は、ソール6のトウ側のエッジから、ソール6のヒール側のエッジまで延びている。溝20は、ソール6を横断している。ソール6を横断する溝20は、ソール6を変形させる効果に優れる。溝20は、反発係数の向上に寄与する。溝20は、サイド部14にまで達していても良い。
溝20は、センター溝部20cと、このセンター溝部20cよりもトウ側に位置するトウ溝部20tと、センター溝部20cよりもヒール側に位置するヒール溝部20hとを有する。センター溝部20cは、フェースセンターFcよりもトウ側の位置から、フェースセンターFcよりもヒール側の位置にまで延びている。トウ溝部20tの全体が、フェースセンターFcよりもトウ側に位置する。ヒール溝部20hの全体が、フェースセンターFcよりもヒール側に位置する。
溝20の深さは、一定ではない。すなわち、溝20の深さは変化している。少なくともトウ境界線kt及びヒール境界線khの近傍において、溝20の深さは変化している。溝20の深さは、トウ境界線kt及びヒール境界線khの近傍のみで変化していてもよい。なお、本願において、溝20の深さは、溝深さとも称される。
図5が示すように、センター溝部20cとトウ溝部20tとの境界にトウ境界線ktが形成されている。また、センター溝部20cとヒール溝部20hとの境界にヒール境界線khが形成されている。なお、トウ境界線kt及びヒール境界線khは、無くてもよい。
トウ境界線ktは、溝深さの変化に起因して形成されている。少なくともトウ境界線ktの近傍において、溝深さが変化している。本実施形態では、トウ境界線ktの近傍において、トウ境界線ktのトウ側の溝深さが、トウ境界線ktのヒール側の溝深さよりも大きい。逆に、トウ境界線ktのトウ側の溝深さがトウ境界線ktのヒール側の溝深さよりも小さくても良い。
トウ境界線ktは、視認されうる線である。トウ境界線ktは、稜線である。フェース−バック方向に沿った断面において、トウ境界線ktは頂点である。この頂点が丸みを有していてもよいが、その丸みの曲率半径は、7mm以下であるのが好ましい。
ヒール境界線khは、溝深さの変化に起因して形成されている。少なくともヒール境界線khの近傍において、溝深さが変化している。本実施形態では、ヒール境界線khの近傍において、ヒール境界線khのヒール側の溝深さが、ヒール境界線khのトウ側の溝深さよりも大きい。逆に、ヒール境界線khのヒール側の溝深さが、ヒール境界線khのトウ側の溝深さよりも小さくてもよい。
ヒール境界線khは、視認されうる線である。ヒール境界線khは、稜線である。フェース−バック方向に沿った断面において、ヒール境界線khは頂点である。この頂点が丸みを有していてもよいが、その丸みの曲率半径は、7mm以下であるのが好ましい。
図5が示すように、トウ境界線ktは、フェース−バック方向に対して傾斜して延びている。トウ境界線ktは、バック側にいくほど外方となるように傾斜している。この「外方」とは、ヘッド2の外方という意味である。トウ境界線ktは、バック側にいくほどトウ側となるように傾斜している。この傾斜方向は逆であってもよい。すなわち、トウ境界線ktは、バック側にいくほど内方となるように傾斜していてもよい。換言すれば、トウ境界線ktは、バック側にいくほどヒール側となるように傾斜していてもよい。このトウ境界線ktの傾斜は、底面視において判断される。
図5が示すように、ヒール境界線khは、フェース−バック方向に対して傾斜して延びている。ヒール境界線khは、バック側にいくほど外方となるように傾斜している。ヒール境界線khは、バック側にいくほどヒール側となるように傾斜している。この傾斜方向は逆であってもよい。すなわち、ヒール境界線khは、バック側にいくほど内方となるように傾斜していてもよい。換言すれば、ヒール境界線khは、バック側にいくほどトウ側となるように傾斜していてもよい。このヒール境界線khの傾斜は、底面視において判断される。
このように、本実施形態では、境界線kt、khが、フェース−バック方向に対して傾斜して延びている。仮に境界線kt、khがフェース−バック方向に沿っている場合、この境界線kt、khにおいて溝底面が屈曲した状態となる。この屈曲部分は、フェース−バック方向の力に対する剛性が高い。このため、境界線kt、khの位置におけるソール6の変形が阻害され、これらの位置における反発性能が大きく低下する。フェース−バック方向に対して傾斜させることで、この反発性能の低下が抑制される。よって、トウ−ヒール方向における反発係数の変化を緩やかとすることができる。この結果、高反発エリアを広くすることができる。また、打点に起因する反発係数のバラツキが抑制される。
本発明に係るヘッドは、次の(a)から(h)のうち少なくとも1つを満たしていてもよい。
(a)センター溝部20cの溝深さDcがトウ溝部20tの溝深さDtよりも小さい。
(b)センター溝部20cの溝深さDcがヒール溝部20hの溝深さDhよりも小さい。
(c)センター溝部20cの溝深さDcがトウ溝部20tの溝深さDtよりも小さく、且つ、センター溝部20cの溝深さDcがヒール溝部20hの溝深さDhよりも小さい。
(d)センター溝部20cの溝深さDcがトウ溝部20tの溝深さDtよりも大きい。
(e)センター溝部20cの溝深さDcがヒール溝部20hの溝深さDhよりも大きい。
(f)センター溝部20cの溝深さDcがトウ溝部20tの溝深さDtよりも大きく、且つ、センター溝部20cの溝深さDcがヒール溝部20hの溝深さDhよりも大きい。
(g)センター溝部20cの溝深さDcがトウ溝部20tの溝深さDtよりも大きく、且つ、センター溝部20cの溝深さDcがヒール溝部20hの溝深さDhよりも小さい。
(h)センター溝部20cの溝深さDcがトウ溝部20tの溝深さDtよりも小さく、且つ、センター溝部20cの溝深さDcがヒール溝部20hの溝深さDhよりも大きい。
本実施形態のヘッド2は、上記(a)を満たす。すなわち、ヘッド2では、センター溝部20cの溝深さDcがトウ溝部20tの溝深さDtよりも小さい。
本実施形態のヘッド2は、上記(b)を満たす。すなわち、ヘッド2では、センター溝部20cの溝深さDcがヒール溝部20hの溝深さDhよりも小さい。
本実施形態のヘッド2は、上記(c)を満たす。すなわち、ヘッド2では、センター溝部20cの溝深さDcがトウ溝部20tの溝深さDtよりも小さく、且つ、センター溝部20cの溝深さDcがヒール溝部20hの溝深さDhよりも小さい。
図6は、トウ溝部20tの存在領域におけるヘッド2の断面図である。図7は、センター溝部20cの存在領域におけるヘッド2の断面図である。図8は、ヒール溝部20hの存在領域におけるヘッド2の断面図である。図6、図7及び図8は、フェース−バック方向に沿っており且つ仮想蓋面CL2の法線方向(後述)に沿った断面図である。
ヘッド2の内部は、空間である。ヘッド2は中空ヘッドである。
図6が示すように、トウ溝部20tは、溝深さDtと溝幅Wtとを有する。トウ溝部20tは、ソール6の外面において、凹みを形成している。同時に、トウ溝部20tは、ソール6の内面において、前記凹みに対応した位置に凸を形成している。図6が示すように、トウ溝部20t(溝20)の断面は、ヘッド2の内側に向かって凸となるように曲がっている。この曲がった部分は、フェース−バック方向の力によって変形しやすい。この湾曲部分は、インパクトにおいて変形しやすい。
図7が示すように、センター溝部20cは、溝深さDcと溝幅Wcとを有する。センター溝部20cは、ソール6の外面において、凹みを形成している。同時に、センター溝部20cは、ソール6の内面において、前記凹みに対応した位置に凸を形成している。図7が示すように、センター溝部20cの断面は、ヘッド2の内側に向かって凸となるように曲がっている。
図8が示すように、ヒール溝部20hは、溝深さDhと溝幅Whとを有する。ヒール溝部20hは、ソール6の外面において、凹みを形成している。同時に、ヒール溝部20hは、ソール6の内面において、前記凹みに対応した位置に凸を形成している。図8が示すように、ヒール溝部20hの断面は、ヘッド2の内側に向かって凸となるように曲がっている。
図6から8から明らかなように、溝20は、溝深さDと溝幅Wとを有する。溝20は、ソール6の外面において、凹みを形成している。同時に、溝20は、ソール6の内面において、前記凹みに対応した位置に凸を形成している。図6から8が示すように、溝20の断面は、ヘッド2の内側に向かって凸となるように曲がっている。
なお、溝深さD(Dt,Dc,Dh)は、フェース−バック方向に沿った断面において測定される。この断面は、トウ−ヒール方向の各位置において設定される。当該断面における溝深さの最大値が、そのトウ−ヒール方向位置における溝深さである。溝深さD(Dt,Dc,Dh)は、仮想蓋面CL2(後述)の法線方向に沿って測定される。仮想蓋面CLは曲面であり(図10参照)、その法線方向は、トウ−ヒール方向位置によって変化する。
図6から8の拡大部において破線で示されているのは、仮想蓋ラインLHである。この仮想蓋ラインLHは、フェース側の溝エッジEfとバック側の溝エッジEbとを通る直線である。溝深さD(Dt,Dc,Dh)は、この仮想蓋ラインLHから溝の最深点までの距離である。
溝幅W(Wt,Wc,Wh)は、フェース−バック方向に沿った断面において測定される。溝幅W(Wt,Wc,Wh)は、フェース側の溝エッジEfとバック側の溝エッジEbとの間の距離である。溝幅W(Wt,Wc,Wh)は、フェース−バック方向に沿って測定される。
図5から8が示すように、溝20は、フェース側の内壁面KFを有する。図6が示すように、トウ溝部20tは、フェース側の内壁面KFtを有する。内壁面KFtは、内壁面KFの一部である。図7が示すように、センター溝部20cは、フェース側の内壁面KFcを有する。内壁面KFcは、内壁面KFの一部である。図8が示すように、ヒール溝部20hは、フェース側の内壁面KFhを有する。内壁面KFhは、内壁面KFの一部である。内壁面KFtと内壁面KFcとは、滑らかに繋がっている。内壁面KFcと内壁面KFhとは、滑らかに繋がっている。
図5から8が示すように、溝20は、バック側の内壁面KBを有する。図6が示すように、トウ溝部20tは、バック側の内壁面KBtを有する。内壁面KBtは、内壁面KBの一部である。図7が示すように、センター溝部20cは、バック側の内壁面KBcを有する。内壁面KBcは、内壁面KBの一部である。図8が示すように、ヒール溝部20hは、バック側の内壁面KBhを有する。内壁面KBhは、内壁面KBの一部である。内壁面KBtと内壁面KBcとは、滑らかに繋がっている。内壁面KBcと内壁面KBhとは、滑らかに繋がっている。
図5が示すように、トウ境界線ktは、バック側の内壁面KBに滑らかに繋がっている。一方、本実施形態では、トウ境界線ktは、フェース側の内壁面KFに滑らかに繋がっていない。トウ境界線ktは、フェース側の内壁面KFに滑らかに繋がっていてもよい。
図5が示すように、ヒール境界線khは、バック側の内壁面KBに滑らかに繋がっている。一方、本実施形態では、ヒール境界線khは、フェース側の内壁面KFに滑らかに繋がっていない。ヒール境界線khは、フェース側の内壁面KFに滑らかに繋がっていてもよい。
図9は、図5と同じ底面図である。図5において符合が混み合っているため、見やすさを考慮して、図9が追加的に用いられる。
溝20は、トウ端Etとヒール端Ehとを有する。トウ端Etにおいて、溝深さDはゼロである。ヒール端Ehにおいて、溝深さDはゼロである。
図9が示すように、トウ端Etには、稜線が形成されている。この稜線は、溝20の表面(側面及び底面)とそのトウ側に隣接するヘッド外面(溝の無い部分)との境界線である。この境界線に段差は無い。この稜線がなくてもよい。すなわち、トウ端Etのトウ側に隣接するヘッド外面と溝20の表面とが滑らかに繋がっていてもよい。本実施形態では、トウ端Etのトウ側に隣接するヘッド外面は、サイド部14の外面である。
図9が示すように、ヒール端Ehには、稜線が形成されている。この稜線は、溝20の表面(側面及び底面)とそのヒール側に隣接するヘッド外面(溝の無い部分)との境界線である。この境界線に段差は無い。この稜線がなくてもよい。すなわち、ヒール端Ehのヒール側に隣接するヘッド外面と溝20の表面とが滑らかに繋がっていてもよい。本実施形態では、ヒール端Ehのヒール側に隣接するヘッド外面は、サイド部14の外面である。
図9において両矢印S1で示されているのは、リーディングエッジLeとフェース側の溝エッジEfとの間の距離である。距離S1は、フェース−バック方向に沿って測定される。距離S1は、底面視において測定される。
図9において両矢印S2で示されているのは、リーディングエッジLeとバック側の溝エッジEbとの間の距離である。距離S2は、フェース−バック方向に沿って測定される。距離S2は、底面視において測定される。
前述の通り、溝20は、フェース側の溝エッジEf及びバック側の溝エッジEbを有する。底面視において、フェース側の溝エッジEfは、フェース側に向かって凸の曲線である。
フェース側の溝エッジEfは、溝エッジEftを有する。トウ溝部20tにおけるフェース側の溝エッジEfが、溝エッジEftである。溝エッジEftは、フェース側に向かって凸の曲線である。
フェース側の溝エッジEfは、溝エッジEfcを有する。センター溝部20cにおけるフェース側の溝エッジEfが、溝エッジEfcである。溝エッジEfcは、フェース側に向かって凸の曲線である。
フェース側の溝エッジEfは、溝エッジEfhを有する。ヒール溝部20hにおけるフェース側の溝エッジEfが、溝エッジEfhである。溝エッジEfhは、フェース側に向かって凸の曲線である。
溝エッジEftと溝エッジEfcとは、滑らかに繋がっている。溝エッジEfcと溝エッジEfhとは、滑らかに繋がっている。
センター溝部20cの溝エッジEfcは、トウ溝部20tの溝エッジEftよりも前方(フェース側)に位置する。センター溝部20cの溝エッジEfcは、ヒール溝部20hの溝エッジEfhよりも前方(フェース側)に位置する。
バック側の溝エッジEbは、溝エッジEbtを有する。トウ溝部20tにおけるバック側の溝エッジEbが、溝エッジEbtである。溝エッジEbtは、バック側に向かって凸の曲線である。
バック側の溝エッジEbは、溝エッジEbcを有する。センター溝部20cにおけるバック側の溝エッジEbが、溝エッジEbcである。溝エッジEbcは、フェース側に向かって凸の曲線である。
バック側の溝エッジEbは、溝エッジEbhを有する。ヒール溝部20hにおけるバック側の溝エッジEbが、溝エッジEbhである。溝エッジEbhは、バック側に向かって凸の曲線である。
溝エッジEbtと溝エッジEbcとは、滑らかに繋がっている。溝エッジEbcと溝エッジEbhとは、滑らかに繋がっている。
センター溝部20cの溝エッジEbcは、トウ溝部20tの溝エッジEbtよりも前方(フェース側)に位置する。センター溝部20cの溝エッジEbcは、ヒール溝部20hの溝エッジEbhよりも前方(フェース側)に位置する。
前述の通り、トウ溝部20tは溝幅Wtを有する。センター溝部20cは溝幅Wcを有する。ヒール溝部20hは溝幅Whを有する。
図9が示すように、溝幅Wtは溝幅Wcよりも大きい。すなわち、トウ境界線ktの存在領域を除き、溝幅Wtの最小値は、溝幅Wcの最大値よりも大きい。
図9が示すように、溝幅Whは溝幅Wcよりも大きい。すなわち、ヒール境界線khの存在領域を除き、溝幅Whの最小値は、溝幅Wcの最大値よりも大きい。
図10は、溝深さDの分布をフェース側から見た図である。曲線CL1(上側の線)は、溝20の底面(最深点)を示す。曲線CL2(下側の線)は、仮想蓋面を示す。この仮想蓋面CL2とは、前述した仮想蓋ラインLHの集合により構成される面である。つまり、この図10は、溝20の最深点に沿った断面をフェース側から見たときの、溝20の底面CL1及び前記仮想蓋面CL2を示す。
図10が示すように、トウ溝部20tの溝深さDtの平均値は、センター溝部20cの溝深さDcの平均値よりも大きい。溝深さDtの最大値は、溝深さDcの最大値よりも大きい。
図10が示すように、ヒール溝部20hの溝深さDhの平均値は、センター溝部20cの溝深さDcの平均値よりも大きい。溝深さDhの最大値は、溝深さDcの最大値よりも大きい。
溝20(トウ溝部20t)は、トウ移行部rtを有する。トウ境界線ktのトウ側に隣接して、トウ移行部rtが設けられている。トウ移行部rtでは、溝深さDが、トウ側に行くにつれて(徐々に)増加している。トウ移行部rtは、センター溝部20cの底面とトウ溝部20tの底面とを滑らかに繋いでいる。トウ移行部rtは、トウ−ヒール方向において、トウ境界線ktの近傍におけるソール6の剛性の急激な変化を抑制する。その結果、トウ−ヒール方向において、トウ境界線ktの近傍におけるヘッド2の反発性能の急激な変化を抑制する。
溝20(ヒール溝部20h)は、ヒール移行部rhを有する。ヒール境界線khのヒールに隣接して、ヒール移行部rhが設けられている。ヒール移行部rhでは、溝深さDが、ヒール側に行くにつれて(徐々に)増加している。ヒール移行部rhは、センター溝部20cの底面とヒール溝部20hの底面とを滑らかに繋いでいる。ヒール移行部rhは、トウ−ヒール方向において、ヒール境界線khの近傍におけるソール6の剛性の急激な変化を抑制する。その結果、トウ−ヒール方向において、ヒール境界線khの近傍におけるヘッド2の反発性能の急激な変化を抑制する。
トウ溝部20tは、溝深さDがトウ側に行くにつれて徐々に小さくなる深さ減少部z1を有する。この深さ増加部z1は、トウ溝部20tのトウ側の端部を占めている。ヒール溝部20hは、溝深さDがヒール側に行くにつれて徐々に小さくなる深さ減少部z2を有する。この深さ減少部z2は、ヒール溝部20hのヒール側の端部を占めている。
図10から明らかなように、ヘッド2は、以下の(x)を満たす。また、ヘッド2は、以下の(y)を満たす。すなわち、ヘッド2は、以下の(z)を満たす。
(x)溝20のトウ側の端部において、溝深さDがトウ端Etに近づくにつれて徐々に小さくなり、トウ端Etにおいて溝深さDがゼロになる。
(y)溝20のヒール側の端部において、溝深さDがヒール端Ehに近づくにつれて徐々に小さくなり、ヒール端Ehにおいて溝深さDがゼロになる。
(z)溝20のトウ側の端部において、溝深さDがトウ端Etに近づくにつれて徐々に小さくなり、トウ端Etにおいて溝深さDがゼロとなり、加えて、溝20のヒール側の端部において、溝深さDがヒール端Ehに近づくにつれて徐々に小さくなり、ヒール端Ehにおいて溝深さDがゼロになる。
なお、溝20のトウ側の端部とは、トウ端Etからのトウ−ヒール方向距離が5mm以内の部分と定義されてもよい。溝20のヒール側の端部とは、ヒール端Ehからのトウ−ヒール方向距離が5mm以内の部分と定義されてもよい。
ヘッド2では、溝20の全体が、フェースセンターFcよりも下側に位置している。換言すれば、溝20の表面において最も上側に位置する点が、フェースセンターFcよりも下側に位置する。図10が示すように、本実施形態では、溝20の表面において最も上側に位置するのは、トウ端Etである。このトウ端Etが、フェースセンターFcよりも下側に位置する。ヒール端Ehは、トウ端Etよりも下側に位置する。
図10が示すように、溝20の底部は、ソール6の形状に沿って、下側に凸となるように湾曲している。溝20の底部とは、溝20の底面を意味する。この底面は、溝20の最深点を含む。断面形状がV字型の溝のように、底面が無い場合、溝20の底部とは、溝20の最深点を意味する。図10では、曲線CL1(上側の線)が、溝20の底部を示している。
なお、「ソール6の形状に沿って」とは、トウ−ヒール方向のあらゆる位置において、曲線CL1(上側の線)と曲線CL2(下側の線)との間の上下方向距離が5mm以下であることを意味する。換言すれば、「ソール6の形状に沿って」とは、トウ−ヒール方向のあらゆる位置において、溝深さDが5mm以下であることを意味する。
ヘッド2では、溝深さDの最大値が、ヘッド2の重心高さの15%以下である。更に、ヘッド2では、溝深さDの最大値が、ヘッド重心の高さの10%以下である。また、溝深さDの最大値は、ヘッド2の重心高さの5%以上である。本実施形態において、溝深さDの最大値は2.2mmであり、ヘッド2の重心高さは25.5mmである。
図10において両矢印Lmで示されるのは、溝20のトウ−ヒール方向長さである。図4において両矢印Lhで示されるのは、ヘッド2のトウ−ヒール方向幅である。幅Lhは、点Ptと点Phとの間の距離である。点Ptは、ヘッド2において最もトウ側に位置する点である。点Phは、ヘッド2において上記水平面HPからの高さが0.875インチ(22.23mm)である点の中で最もヒール側に位置する点である。前述した基準状態において、これらの点Pt及び点Phが決定される。Lm/Lhが大きくされることで、溝20のトウ−ヒール方向における存在範囲が拡張され、反発性能が高まる。この観点から、Lm/Lhは、0.7以上が好ましく、0.72以上がより好ましく、0.74以上が更に好ましい。Lm/Lhが過大であると、溝20のトウ端Et及びヒール端Ehがクラウン4に近づき、ヘッド重心の位置が高くなりやすい。この観点から、Lm/Lhは、0.92以下が好ましく、0.90以下がより好ましく、0.88以下が更に好ましい。
溝20は、インパクトの際に変形する。溝20は、インパクトにおけるソール6の変形を容易とする。溝20は、インパクトによりフェース−バック方向において縮むように変形する。この変形は弾性変形である。この変形は復元する。この復元は、反発性能の向上に寄与する。
一方、溝20の形成には重量が必要である。平坦なソール部分と比較したとき、少なくとも溝20の側面が、付加的な重量を提供する。よって、溝20の形成により、その形成されたソール部分の重量が増加する。このように、溝20は、付加重量を創出する。
溝20をトウ−ヒール方向に大きく延ばすと、当該溝20の両端部はサイド部14(スカート部)にまで達する。溝20が大きく延ばされると、溝20の両端部は、クラウン4に近づく。この場合、溝20の両端部は、高い位置にある。しかしこの場合、溝20の形成に起因する付加的な重量が、高い位置に配分されることになる。よって、ヘッド重心の位置が高くなる。ヘッド重心が高くなると、打出し角が小さくなり、且つバックスピンが増大する。これらの初期条件は、飛距離を低下させる。
本実施形態では、溝20の全体が、フェースセンターFcよりも下側に位置している。したがって、溝20に起因する付加重量が、ヘッド2の下側に配分される。この結果、上述の溝20がクラウン4の近くまで大きく延ばされた場合のヘッドに比べて、ヘッド重心の位置が低くなる。この低重心のヘッド2では、打出し角が大きくなり、且つ、バックスピンが抑制される。これらの初期条件は、飛距離を増大させる。
溝深さDが過大であると、溝20の底面がより上側に位置する結果となる。よって、ヘッド重心の位置が高くなる。この観点から、溝深さDの最大値は、3.2mm以下が好ましく、2.7mm以下がより好ましく、2.2mm以下が更に好ましい。反発性能の観点から、溝深さDの最大値は、0.8mm以上が好ましく、1.3mm以上がより好ましく、1.8mm以上が更に好ましい。
図10において両矢印Ltで示されるのは、溝20の上下方向存在高さである。この高さLtは、前述の曲線CL1に基づいて測定される。曲線CL1において、最も上側に位置する点P1が決定される。この点P1は、最上点とも称される。更に、曲線CL1において、最も下側に位置する点P2が決定される。点P2は、最下点とも称される。高さLtは、点P1と点P2との間の上下方向高さである。また、前述の通り、両矢印Lmは、溝20のトウ−ヒール方向長さである。
図10が示すように、最上点P1は、トウ端Etに位置している。最上点P1は、トウ端Et又はヒール端Ehに位置するのが好ましく、トウ端Etに位置するのがより好ましい。最下点P2は、センター溝部20cに位置するのが好ましい。
ヘッド重心を低くしながら、反発性能を高める観点から、Lt/Lmは、0.95以下が好ましく、0.90以下がより好ましく、0.85以下が更に好ましい。ソール6の形状を考慮すると、過小な高さLtは好ましくない。この観点から、Lt/Lmは、0.50以上が好ましく、0.55以上がより好ましく、0.60以上が更に好ましい。
前述の通り、溝20の溝深さDは、一定ではない。溝深さDが深いほど、反発性能への寄与が増大しやすい。溝深さDを変化させることで、トウ−ヒール方向の領域ごとに、溝20の変形度合いを調整することができる。溝深さDを変化させることで、反発分布の設計自由度が高まる。
本発明に係るヘッドは、次の(a)から(c)のうち少なくとも1つを満たしているのが好ましい。
(a)センター溝部20cの溝深さDcがトウ溝部20tの溝深さDtよりも小さい。
(b)センター溝部20cの溝深さDcがヒール溝部20hの溝深さDhよりも小さい。
(c)センター溝部20cの溝深さDcがトウ溝部20tの溝深さDtよりも小さく、且つ、センター溝部20cの溝深さDcがヒール溝部20hの溝深さDhよりも小さい。
フェースの中央部は、フェースの周辺部に比べて、変形しやすい。よって、フェースの中央部は、フェースの周辺部に比べて、反発係数が高い傾向にある。上記(a)から(c)のように、溝深さDcを比較的小さくすることで、反発係数が高い傾向にある中央部において反発係数の上昇を抑制することができ、かつ、反発係数が低い傾向にある周辺部において反発係数を高めることができる。よって、トウ−ヒール方向の各位置における反発係数を全体的に高めることができる。結果として、高反発エリアを広くすることができる。
高反発エリアを拡げる観点から、溝深さDhは、0.5mm以上が好ましく、0.7mm以上がより好ましく、1.0mm以上が更に好ましい。ヘッド重心を低く維持する観点から、溝深さDhは、10mm以下が好ましく、7mm以下がより好ましく、5mm以下が更に好ましい。
高反発エリアを拡げる観点から、溝深さDtは、0.5mm以上が好ましく、0.7mm以上がより好ましく、1.0mm以上が更に好ましい。ヘッド重心を低く維持する観点から、溝深さDtは、10mm以下が好ましく、7mm以下がより好ましく、5mm以下が更に好ましい。
高反発エリアを拡げる観点から、フェースの中央部における反発係数の上昇幅は、フェースの周辺部の反発係数の上昇幅に比べて抑制されるのが好ましい。この観点から、溝深さDcは、5mm以下が好ましく、4mm以下がより好ましく、3mm以下が更に好ましい。一方、過剰とならない範囲で、フェース中央部の反発係数も高めた方がよい。この観点から、溝深さDcは、0.5mm以上が好ましく、0.7mm以上がより好ましく、1.0mm以上が更に好ましい。
ここで、溝深さDhの最大値が溝深さDh1とされ、溝深さDcの最大値がDc1とされ、溝深さDtの最大値がDt1とされる。
反発係数の変化を緩やかとする観点から、Dh1/Dc1は、過大であっても過小であっても好ましくない。Dh1/Dc1は、1.5以上が好ましく、2.0以上がより好ましく、2.5以上が更に好ましい。Dh1/Dc1は、6以下が好ましく、5以下がより好ましく、4以下が更に好ましい。
反発係数の変化を緩やかとする観点から、Dt1/Dc1は、過大であっても過小であっても好ましくない。Dt1/Dc1は、1.5以上が好ましく、2.0以上がより好ましく、2.5以上が更に好ましい。Dt1/Dc1は、6以下が好ましく、5以下がより好ましく、4以下が更に好ましい。
ヘッド重心の高さを下げる観点から、溝深さDh1は、ヘッド2の重心高さの15%以下が好ましく、10%以下がより好ましい。ヒール側で打撃したときの反発性能の観点から、溝深さDh1は、ヘッド2の重心高さの5%以上が好ましい。本実施形態において、溝深さDh1は2.2mmである。
ヘッド重心の高さを下げる観点から、溝深さDt1は、ヘッド2の重心高さの15%以下が好ましく、10%以下がより好ましい。ヒール側で打撃したときの反発性能の観点から、溝深さDt1は、ヘッド2の重心高さの5%以上が好ましい。本実施形態において、溝深さDt1は2.2mmである。
高反発エリアを拡げる観点から、フェースの中央部における反発係数は、フェースの周辺部に比べて抑制されるのが好ましい。この観点から、溝深さDc1は、ヘッド2の重心高さの7%以下が好ましく、5%以下がより好ましい。フェースの中央部における反発性能の観点から、溝深さDc1は、ヘッド2の重心高さの2%以上が好ましく、3%以上がより好ましい。本実施形態において、溝深さDc1は0.8mmである。
上記(a)から(c)のように、溝深さDh及び/又はDtを比較的大きくすることで、ヘッド2の慣性モーメントを大きくすることができる。溝20に起因する付加重量は、溝深さDが大きいほど増加する。よって、溝深さDh及び/又はDtを大きくすることで、より多くの重量がヘッド2のトウ側及び/又はヒール側に配分される。このため、ヘッド2の慣性モーメント(左右慣性モーメント)が大きくなる。結果として、高反発エリアが更に広くされうる。
なお、ヘッド重心を通り且つ上下方向に延びる軸が上下基準軸と定義されるとき、左右慣性モーメントとは、この上下基準軸回りの慣性モーメントである。
上述の通り、トウ境界線ktは、バック側の内壁面KBに滑らかに繋がっている(図5参照)。また、ヒール境界線khは、バック側の内壁面KBに滑らかに繋がっている。これらの構成により、反発係数の変化をより一層緩やかとすることができる。
本実施形態とは異なるが、トウ境界線ktは、フェース側の内壁面KFに滑らかに繋がっていてもよい。また、ヒール境界線khは、フェース側の内壁面KFに滑らかに繋がっていてもよい。この場合も、反発係数の変化がより一層緩やかとされうる。
上述の通り、本発明に係るヘッドは、前述した(d)から(h)のうち少なくとも1つを満たしていてもよい。例えば、フェースの中央部の反発係数を特に高くしたい場合、前述した(d)から(f)のうち少なくとも1つが採用されうる。例えば、溝深さDが大きい位置を選択することで、各ゴルファーの打点に合わせて、高反発エリアが設定されてもよい。
フェースの中央部は、フェースの周辺部に比べて、変形しやすい。よって、フェースの中央部は、フェースの周辺部に比べて、反発係数が高い傾向にある。溝幅Wt,Whに比べて溝幅Wcを比較的小さくすることで、反発係数が高い傾向にある中央部において反発係数の上昇を抑制することができ、かつ、反発係数が低い傾向にある周辺部において反発係数を高めることができる。よって、トウ−ヒール方向の各位置における反発係数を全体的に高めることができる。結果として、高反発エリアを広くすることができる。
このような点に鑑みて、溝幅Wtの最大値Wt1と溝幅Wcの最大値Wc1との比が考慮されてもよい。高反発エリアを広くする観点から、Wt1/Wc1は、1.2以上が好ましく、1.5以上がより好ましく、2.0以上が更に好ましい。反発係数のバランスを考慮すると、過大なWt1/Wc1は好ましくない。よって、Wt1/Wc1は、5以下が好ましく、4.5以下がより好ましく、4以下が更に好ましい。
同様に、溝幅Whの最大値Wh1と溝幅Wcの最大値Wc1との比が考慮されてもよい。高反発エリアを広くする観点から、Wh1/Wc1は、1.2以上が好ましく、1.5以上がより好ましく、2.0以上が更に好ましい。反発係数のバランスを考慮すると、過大なWh1/Wc1は好ましくない。よって、Wh1/Wc1は、5以下が好ましく、4.5以下がより好ましく、4以下が更に好ましい。
前述の通り、図9には、リーディングエッジLeと溝エッジEfとの間の距離S1が示されている。インパクト時においてソール6に作用する力を解析すると、ソール6に作用する応力が高い領域は、必ずしもフェース10の近くではない。この応力が高い位置に溝20を配置することで、溝20の変形を大きくすることができる。
溝20の変形に起因する反発性能を得る観点から、S1が過小であっても過大であっても好ましくない。反発性能の観点から、距離S1は、15mm以上が好ましく、18mm以上がより好ましく、21mm以上が更に好ましい。反発性能の観点から、距離S1は、35mm以下が好ましく、32mm以下がより好ましく、30mm以下が更に好ましい。
前述の通り、図9には、リーディングエッジLeと溝エッジEbとの間の距離S2が示されている。溝20の変形に起因する反発性能を得る観点から、S2が過小であっても過大であっても好ましくない。反発性能の観点から、距離S2は、16mm以上が好ましく、20mm以上がより好ましく、22mm以上が更に好ましい。反発性能の観点から、距離S2は、45mm以下が好ましく、42mm以下がより好ましく、40mm以下が更に好ましい。
溝20の変形性の観点から、溝20におけるソール厚みは、1.4mm以下が好ましく、1.3mm以下がより好ましく、1.2mm以下が更に好ましい。強度の観点から、溝20におけるソール厚みは、0.5mm以上が好ましく、0.7mm以上がより好ましく、1.0mm以上が更に好ましい。
打出し角を増大させバックスピンを減らす観点から、ヘッド重心の高さは、例えば、上下方向においてフェースセンターFcの水平面HPからの高さH1(mm)が27mmのヘッドで例示すれば、28mm以下が好ましく、27.5mm以下がより好ましく、27mm以下が更に好ましい。打球の適度なバックスピンを維持する観点から、ヘッド重心の高さは、22mm以上が好ましく、22.5mm以上がより好ましく、23mm以上が更に好ましい。このように、上記高さH1に対して、ヘッド重心の高さの好ましい範囲が設定される。ヘッド重心の高さは、(H1+1)mm以下が好ましく、(H1+0.5)mm以下がより好ましく、H1mm以下が更に好ましい。また、ヘッド重心の高さは、(H1−5)mm以上が好ましく、(H1−4.5)mm以上がより好ましく、(H1−4)mm以上が更に好ましい。
ソール6の材質は限定されない。ソール6の材質として、金属、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)等が例示される。この金属として、軟鉄、純チタン、チタン合金、ステンレス鋼、マレージング鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金及びタングステン−ニッケル合金から選ばれる一種以上が例示される。ステンレス鋼として、SUS630及びSUS304が例示される。チタン合金として、6−4チタン(Ti−6Al−4V)、Ti−15V−3Cr−3Sn−3Al、Ti−6−22−22S等が例示される。なお、軟鉄とは、炭素含有率が0.3wt%未満の低炭素鋼を意味する。溝深さDの変形に起因する反発性能の観点からは、薄肉化が可能なチタン合金が好ましい。
好ましいヘッドの一例は、ドライバーヘッドである。ドライバーとは、1番ウッド(W#1)を意味する。ドライバーは特に広いソール6を有するため、本発明が好ましく適用される。通常、ドライバー用ヘッドは、以下の構成を有する。
(1a)曲面のフェース面(フェースバルジ及びフェースロールを有するフェース面)
(1b)中空部
(1c)300cc以上460cc以下の体積
(1d)7度以上14度以下のリアルロフト
好ましいヘッドの他の例は、フェアウェイウッドである。フェアウェイウッドとして、3番ウッド(W#3)、4番ウッド(W#4)、5番ウッド(W#5)、7番ウッド(W#7)、9番ウッド(W#9)、11番ウッド(W#11)及び13番ウッド(W#13)が例示される。通常、フェアウェイウッド用ヘッドは、以下の構成を有する。
(2a)曲面のフェース面(フェースバルジ及びフェースロールを有するフェース面)
(2b)中空部
(2c)100cc以上300cc未満の体積
(2d)14度よりも大きく33度以下のリアルロフト
より好ましくは、フェアウェイウッドのヘッド体積は、100cc以上200cc以下である。
好ましいヘッドの更に他の例は、ユーティリティ型ヘッド(ハイブリッド型ヘッド)である。通常、ユーティリティ型ヘッド(ハイブリッド型ヘッド)は、以下の構成を有する。
(3a)曲面のフェース面(フェースバルジ及びフェースロールを有するフェース面)
(3b)中空部
(3c)100cc以上200cc以下の体積
(3d)15度以上33度以下のリアルロフト
より好ましくは、ユーティリティ型ヘッド(ハイブリッド型ヘッド)の体積は、100cc以上150cc以下である。
本発明は、中空構造を有するアイアンヘッドにも好ましく用いられうる。本発明は、中空構造を有するパターヘッドにも好ましく用いられうる。
本発明は、ウッド型、ユーティリティ型、ハイブリッド型、アイアン型、パター型など、あらゆる中空ゴルフクラブヘッドに適用されうる。
2・・・ゴルフクラブヘッド
4・・・クラウン
6・・・ソール
8・・・ホーゼル
10・・・フェース
12・・・ホーゼル孔
14・・・サイド部
20・・・溝
20t・・・トウ溝部
20c・・・センター溝部
20h・・・ヒール溝部
Fc・・・フェースセンター
f1・・・フェース面
kt・・・トウ境界線
kh・・・ヒール境界線
CL1・・・溝の底面(最深点)
CL2・・・仮想蓋面(仮想蓋ラインの集合により構成される面)
Et・・・溝のトウ端
Eh・・・溝のヒール端

Claims (12)

  1. フェース、リーディングエッジ、クラウン及びソールを備えており、
    前記フェースが、フェースセンターを有しており、
    前記ソールが、トウ側からヒール側へと延びる溝を有しており、
    前記溝の全体が、前記フェースセンターよりも下側に位置しており、
    前記溝の底部が、前記ソールの形状に沿って、下側に凸となるように湾曲しており、
    前記溝の溝深さの最大値が、ヘッド重心の高さの5%以上15%以下であり、
    前記溝は、ヘッドの内側に向かって凸となるように前記ソールが曲がることで形成されており、
    前記溝におけるソール厚みが0.5mm以上1.4mm以下であり、
    前記ソールの材質が金属であり、
    前記溝のフェース側の溝エッジと前記リーディングエッジとの間の距離が、15mm以上35mm以下であり、
    前記溝が、センター溝部と、前記センター溝部よりもトウ側に位置するトウ溝部と、前記センター溝部よりもヒール側に位置するヒール溝部とを有しており、
    前記トウ溝部の溝幅が前記センター溝部の溝幅よりも大きく、前記ヒール溝部の溝幅が前記センター溝部の溝幅よりも大きい中空ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記溝深さの最大値が、ヘッド重心の高さの10%以下である請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 以下の(x)、(y)又は(z)を満たす請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
    (x)前記溝のトウ側の端部において、溝深さがトウ端に近づくにつれて徐々に小さくなり、このトウ端において溝深さがゼロになる。
    (y)前記溝のヒール側の端部において、溝深さがヒール端に近づくにつれて徐々に小さくなり、このヒール端において溝深さがゼロになる。
    (z)前記溝のトウ側の端部において、溝深さがトウ端に近づくにつれて徐々に小さくなり、且つこのトウ端において溝深さがゼロとなり、加えて、前記溝のヒール側の端部において、溝深さがヒール端に近づくにつれて徐々に小さくなり、且つこのヒール端において溝深さがゼロになる。
  4. 溝深さの最大値が、0.8mm以上3.2mm以下である請求項1から3のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 次の(a)、(b)又は(c)を満たす請求項1から4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
    (a)前記センター溝部の溝深さが前記トウ溝部の溝深さよりも小さい。
    (b)前記センター溝部の溝深さが前記ヒール溝部の溝深さよりも小さい。
    (c)前記センター溝部の溝深さが前記トウ溝部の溝深さよりも小さく、且つ、前記センター溝部の溝深さが前記ヒール溝部の溝深さよりも小さい。
  6. 前記溝のトウ−ヒール方向長さがLmとされ、前記ヘッドのトウ−ヒール方向幅がLhとされるとき、Lm/Lhが0.7以上0.92以下である請求項1から5のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記トウ溝部の溝幅の最大値がWt1とされ、前記センター溝部の溝幅の最大値がWc1とされるとき、Wt1/Wc1が1.2以上5以下であり、
    前記ヒール溝部の溝幅の最大値がWh1とされ、前記センター溝部の溝幅の最大値がWc1とされるとき、Wh1/Wc1が1.2以上5以下である請求項1から6のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記トウ溝部におけるバック側の溝エッジがバック側に向かって凸の曲線であり、前記センター溝部におけるバック側の溝エッジがフェース側に向かって凸の曲線であり、前記ヒール溝部におけるバック側の溝エッジがバック側に向かって凸の曲線である請求項1から7のいずれか1項の記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 前記溝の底部を基準に測定される前記溝の上下方向存在高さがLtとされ、前記溝のトウ−ヒール方向長さがLmとされるとき、Lt/Lmが0.50以上0.95以下である請求項1から8のいずれか1項の記載のゴルフクラブヘッド。
  10. 前記センター溝部と前記トウ溝部との境界にトウ境界線が形成されており、
    前記センター溝部と前記ヒール溝部との境界にヒール境界線が形成されており、
    前記トウ境界線は、フェース−バック方向に対して傾斜して延びており、
    前記ヒール境界線は、フェース−バック方向に対して傾斜して延びている請求項1から9のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  11. 前記ヒール溝部の溝深さの最大値がDh1とされ、前記センター溝部の溝深さの最大値がDc1とされ、前記トウ溝部の溝深さの最大値がDt1とされるとき、
    Dh1/Dc1が1.5以上6以下であり、
    Dt1/Dc1が1.5以上6以下であり、
    溝深さDc1がヘッドの重心高さの7%以下である請求項1から10のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
  12. 前記クラウンが、トウ側からヒール側へと延びる前記溝を有していない請求項1から11のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
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