JP6766385B2 - 接合方法 - Google Patents

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本発明は、金属部材同士を摩擦攪拌で接合する接合方法に関する。
例えば、特許文献1には、大きさが異なる第一金属部材と第二金属部材とを摩擦攪拌接合する接合方法が開示されている。当該接合方法では、第一金属部材と第二金属部材とを突き合わせる突合せ工程と、第一金属部材と第二金属部材との内隅に三角柱状の補助部材を配置する工程と、補助部材の上から回転ツールの攪拌ピンを挿入し、攪拌ピンのみを第一金属部材、第二金属部材及び補助部材に接触させた状態で突合せ部に対して摩擦攪拌を行うというものである。
特開2015−223607号公報
従来の接合方法であると、内隅に補助部材を配置し、攪拌ピンを第一金属部材、第二金属部材及び補助部材に接触させた状態で突合せ部に対して摩擦攪拌を行うため、接合部(内隅)が金属不足になるのを防ぐことができる。しかし、摩擦攪拌工程後に内隅にバリが多く発生するため、バリを除去する作業が煩雑になるという問題がある。
そこで、本発明は、接合部が金属不足になるのを防ぐとともに、バリを容易に除去することができる接合方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、攪拌ピンを備えた回転ツールを用いて、突き合わされる面の形状が互いに異なる二つの金属部材を接合する接合方法であって、一方の前記金属部材と他方の前記金属部材とを突き合わせて突合せ部を形成する突合せ工程と、他方の前記金属部材の周方向に亘って、前記金属部材同士の内隅に補助部材を配置する配置工程と、回転した前記攪拌ピンを前記内隅に挿入し、前記攪拌ピンのみを前記金属部材同士及び前記補助部材に接触させた状態で、他方の前記金属部材の周方向に亘って前記突合せ部の摩擦攪拌を行う摩擦攪拌工程と、前記補助部材を一方の前記金属部材及び他方の前記金属部材の少なくとも一方から除去する除去工程と、を含み、前記配置工程では、前記補助部材の端面を一方の前記金属部材の表面に当接させつつ、前記補助部材を他方の前記金属部材に面接触させることを特徴とする。
かかる接合方法によれば、金属部材同士に加え、補助部材も同時に摩擦攪拌接合することにより、接合部の金属不足を防ぐことができる。また、除去工程によって、補助部材の一端部を一方の金属部材から離間する方向に折り曲げて、補助部材に形成されたバリを補助部材ごと除去することで、内隅への攪拌ピンの挿入により生じたバリを容易に除去することができる
また、前記配置工程では、幅方向にスリットが形成された前記補助部材を配置することが好ましい。
また、前記配置工程では、一方の前記金属部材、他方の前記金属部材及び前記補助部材を治具を用いて架台に移動不能に拘束することが好ましい。
さらに、前記除去工程では、前記補助部材を一方の前記金属部材又は他方の前記金属部材から離間する方向に折り曲げて除去することが好ましい。
また、前記摩擦攪拌工程では、摩擦攪拌で発生するバリが前記補助部材に形成されるように、接合条件を設定することが好ましい。かかる接合方法によれば、バリが補助部材に集約されるため、バリをより容易に除去することができる。
また、前記金属部材は、いずれも板状を呈し、前記突合せ工程では、一方の前記金属部材の表面と他方の前記金属部材の裏面とを突き合わせることが好ましい。
また、一方の前記金属部材は、板状を呈し、他方の前記金属部材は、円柱状を呈し、前記突合せ工程では、一方の前記金属部材の表面と他方の金属部材の端面とを突き合わせることが好ましい。
また、一方の前記金属部材は、板状を呈し、他方の前記金属部材は、筒状を呈し、前記突合せ工程では、一方の前記金属部材の表面と他方の金属部材の端面とを突き合わせることが好ましい。
また、一方の前記金属部材は、板状を呈し、他方の前記金属部材は、円筒状を呈し、前記突合せ工程では、一方の前記金属部材の表面と他方の金属部材の端面とを突き合わせることが好ましい。
また、一方の前記金属部材に貫通孔が形成されており、前記突合せ工程では、前記貫通孔を他方の前記金属部材で覆うことが好ましい。
また、一方の前記金属部材に貫通孔が形成されており、前記突合せ工程では、前記貫通孔と他方の前記金属部材の中空部とを連通させることが好ましい。
かかる接合方法によれば、様々な形状の金属部材同士を接合することができる。
本発明に係る接合方法によれば、接合部が金属不足になるのを防ぐとともに、バリを容易に除去することができる。
本発明の第一実施形態に係る接合方法の準備工程及び突合せ工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る接合方法の配置工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す断面図である。 第一実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程の終了位置を示す斜視図である。 第一実施形態に係る接合方法の除去工程を示す斜視図である。 第一実施形態に係る接合方法の除去工程を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係る接合方法の準備工程及び突合せ工程を示す斜視図である。 第二実施形態に係る接合方法の配置工程を示す斜視図である。 第二実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す斜視図である。 第二実施形態に係る接合方法の摩擦攪拌工程を示す断面図である。 第二実施形態に係る接合方法の除去工程を示す断面図である。 第三実施形態に係る接合方法の準備工程及び突合せ工程を示す斜視図である。 第三実施形態に係る接合方法の配置工程を示す斜視図である。 第四実施形態に係る接合方法の配置工程を示す斜視図である。 第四実施形態に係る接合方法の配置工程を示す断面図である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る接合方法について図面を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、配置工程と、摩擦攪拌工程と、除去工程と、を行う。なお、以下の説明における「表面」とは、「裏面」の反対側の面という意味である。
準備工程は、図1に示すように、第一金属部材1、第二金属部材2及び補助部材10を用意する工程である。第一金属部材1及び第二金属部材2はいずれも直方体(板状)を呈する。第一金属部材1は、第二金属部材2よりも大きくなっている。特許請求の範囲の「突き合わされる面の形状が互いに異なる二つの金属部材」とは、金属部材同士の突き合わされる面の形状が異なる場合と、本実施形態のように第一金属部材1の表面1bと、第二金属部材2の裏面2cのように突き合わされる面の大きさが異なる場合(相似の場合)も含む意味である。
第一金属部材1及び第二金属部材2の材料は、摩擦攪拌可能な金属であれば特に制限されないが、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、チタン、チタン合金、マグネシウム、マグネシウム合金等から適宜選択すればよい。
補助部材10は、中央に矩形の中空部11を備えた金属製の薄板の枠状部材である。補助部材10は、摩擦攪拌可能な金属であれば特に制限されないが、本実施形態では第一金属部材1及び第二金属部材2と同じ材料になっている。補助部材10の一部には幅方向に亘って連続するスリット10dが形成されている。
突合せ工程は、第一金属部材1と第二金属部材2を突き合わせる工程である。突合せ工程では、第一金属部材1の表面1bの中央部と、第二金属部材2の裏面2cとを突き合わせる。これにより、突合せ部J1が形成される。また、第一金属部材1の表面1bと第二金属部材2の4つの側面2dとで内隅が形成される。さらに、第一金属部材1の表面1bには、第二金属部材2で覆われない枠状の露出部が形成される。
配置工程は、図2に示すように、内隅に補助部材10を配置する工程である。配置工程では、補助部材10の中空部11に第二金属部材2を挿通させ、第一金属部材1の表面1bに補助部材10を配置する。補助部材10の平面形状は、第一金属部材1の露出部と同じ形状になっている。つまり、第二金属部材2に補助部材10の中空部11を通すと第一金属部材1の表面1bの露出部に隙間なく配置される。補助部材10の内周縁は、第二金属部材2の側面2dに接触するか、若しくは側面2dと微細な隙間をあけて対向する。補助部材10の板厚は、後記する摩擦攪拌工程後の塑性化領域Wが金属不足にならない程度に適宜設定する。また、第一金属部材1、第二金属部材2及び補助部材10を治具(図示省略)を用いて架台に移動不能に拘束する。
摩擦攪拌工程は、図3及び図4に示すように、接合用回転ツールFを用いて第一金属部材1と第二金属部材2との突合せ部J1を摩擦攪拌によって接合する工程である。接合用回転ツールFは、連結部F1と、攪拌ピンF2とで構成されている。接合用回転ツールFは、特許請求の範囲の「回転ツール」に相当する。接合用回転ツールFは、例えば工具鋼で形成されている。連結部F1は、摩擦攪拌装置の回転軸(図示省略)に連結される部位である。連結部F1は円柱状を呈している。
攪拌ピンF2は、連結部F1から垂下しており、連結部F1と同軸になっている。攪拌ピンF2は連結部F1から離間するにつれて先細りになっている。攪拌ピンF2の外周面には螺旋溝が刻設されている。本実施形態では、接合用回転ツールFを右回転させるため、螺旋溝は、基端から先端に向かうにつれて左回りに形成されている。言い換えると、螺旋溝は、螺旋溝を基端から先端に向けてなぞると上から見て左回りに形成されている。
なお、接合用回転ツールFを左回転させる場合は、螺旋溝を基端から先端に向かうにつれて右回りに形成することが好ましい。言い換えると、この場合の螺旋溝は、螺旋溝を基端から先端に向けてなぞると上から見て右回りに形成されている。螺旋溝をこのように設定することで、摩擦攪拌の際に塑性流動化した金属が螺旋溝によって攪拌ピンF2の先端側に導かれる。これにより、被接合金属部材(第一金属部材1、第二金属部材2及び補助部材10)の外部に溢れ出る金属の量を少なくすることができる。螺旋溝は省略してもよい。
接合用回転ツールFは、マシニングセンタ等の摩擦攪拌装置に取り付けてもよいが、例えば、先端にスピンドルユニット等の回転手段を備えたアームロボットに取り付けてもよい。アームロボットに接合用回転ツールFを取り付けることにより接合用回転ツールFの回転中心軸Fcの傾斜角度を容易に変更することができる。
摩擦攪拌工程では、図3に示すように、まず、補助部材10の表面10bに設定した開始位置Spに右回転させた接合用回転ツールFの攪拌ピンF2を挿入し、内隅に向けて相対移動させる。そして、攪拌ピンF2が内隅に達したら図4に示すように、接合用回転ツールFの回転中心軸Fcを第二金属部材2に対して外側に傾斜させる。そして、傾斜させた状態で接合用回転ツールFを第二金属部材2の周囲に亘って相対移動させて突合せ部J1を摩擦攪拌接合する。接合用回転ツールFの移動軌跡には、塑性化領域Wが形成される。
摩擦攪拌工程では、突合せ部J1に右回転させた攪拌ピンF2のみを挿入し、被接合金属部材と連結部F1とは離間させつつ相対移動させる。言い換えると、攪拌ピンF2の基端部は露出させた状態で摩擦攪拌接合を行う。そして、第一金属部材1、第二金属部材2及び補助部材10と攪拌ピンF2とを接触させた状態で突合せ部J1に沿って接合用回転ツールFを相対移動させる。
本実施形態では、接合用回転ツールFの進行方向右側に補助部材10が位置するように接合用回転ツールFの進行方向を設定する。接合用回転ツールFの回転方向及び進行方向は前記したものに限定されるものではなく適宜設定すればよい。例えば、接合用回転ツールFの進行方向右側に補助部材10を配置しつつ、接合用回転ツールFを左回転させてもよい。もしくは、接合用回転ツールFの進行方向左側に補助部材10を配置し、接合用回転ツールFを左右いずれかに回転させてもよい。接合用回転ツールFの回転方向等の条件と補助部材10との好ましい位置関係については後記する。
攪拌ピンF2の挿入深さは、攪拌ピンF2と突合せ部J1とが接触するように設定すればよい。図5に示すように、接合用回転ツールFを第二金属部材2の周囲に一周させて、塑性化領域Wをオーバーラップさせたら、補助部材10の表面10bに設定された終了位置Epで接合用回転ツールFを離脱させる。なお、この際に、接合用回転ツールFの抜き穴が形成されるが、当該抜き穴に肉盛溶接を行って補修してもよい。もしくは、抜き穴が形成されないように接合用回転ツールFを相対移動させながら徐々に引き抜いてもよい。
除去工程は、図6に示すように、補助部材10を第一金属部材1から除去する工程である。補助部材10は、スリット10d(図5参照)を境にして補助部材10の端部をめくり上げるとともに、図7に示すように、第一金属部材1の表面1bから離間する方向に補助部材10を折り曲げて、第一金属部材1から補助部材10を除去する。
以上説明した本実施形態に係る接合方法によれば、第一金属部材1と第二金属部材2とが接合されるとともに、第一金属部材1及び第二金属部材2に加え、補助部材10も同時に摩擦攪拌接合することにより、接合部(塑性化領域W)の金属不足を防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、摩擦攪拌工程によって補助部材10にバリVが形成されるが、除去工程において補助部材10ごと取り除くことができる。これにより、バリVを除去する作業を容易に行うことができる。補助部材10は除去装置等を用いてもよいが、本実施形態では手作業で容易に補助部材10を取り除くことができる。また、本実施形態では、攪拌ピンF2のみを被接合金属部材に接触させるため、回転ツールのショルダ部を接触させる場合に比べて摩擦攪拌装置に作用する負荷を低減することができる。また、接合用回転ツールFの攪拌ピンF2のみを第一金属部材1、第二金属部材2及び補助部材10に接触させた状態で摩擦攪拌を行うため、突合せ部J1の深い位置まで攪拌ピンを挿入することができる。これにより、第一金属部材1と第二金属部材2とを好適に接合することができる。
また、図4に示すように、本実施形態に係る摩擦攪拌工程では進行方向右側に補助部材10を配置するとともに接合用回転ツールFを右回転させるため、補助部材10側がRe側となる。Re側とは、接合用回転ツールFの外周における接線速度の大きさから送り速度の大きさが減算される側である。一方、Re側の反対側がAd側となる。Ad側とは、接合用回転ツールFの外周における接線速度の大きさから送り速度の大きさが加算される側である。
例えば、接合用回転ツールFの回転速度が遅い場合では、塑性化領域WのRe側に比べてAd側の方が塑性流動材の温度が上昇しやすくなるため、Ad側にバリVが多く発生する傾向にある。一方、例えば、接合用回転ツールFの回転速度が速い場合、Ad側の方が塑性流動材の温度が上昇するものの、回転速度が速い分、Re側にバリVが発生する傾向にある。
本実施形態では、接合用回転ツールFの回転速度を速く設定しているため、Re側即ち補助部材10側にバリVが発生する。つまり、本実施形態ではバリVが補助部材10側に多く形成されるように接合用回転ツールFの回転速度、回転方向及び進行方向等を設定している。これにより、補助部材10に形成されたバリVは、補助部材10ごと除去されるため、バリ除去工程をより容易に行うことができる。また、接合用回転ツールFの回転速度を速く設定することにより、接合用回転ツールFの移動速度(送り速度)を高めることができる。これにより、接合サイクルを短くすることができる。
上記したように、摩擦攪拌工程の際に、接合用回転ツールFの進行方向のどちら側にバリVが発生するかは接合条件によって異なる。当該接合条件とは、接合用回転ツールFの回転速度、回転方向、移動速度(送り速度)、攪拌ピンF2の傾斜角度(テーパー角度)、第一金属部材1、第二金属部材2及び補助部材10の材料、各部材の厚さ等の各要素とこれらの要素の組み合わせで決定される。接合条件に応じて、バリVが発生する側又はバリVが多く発生する側に補助部材10を配置するようにすれば、バリ除去工程を容易に行うことができるため好ましい。
また、補助部材10にスリット10dを設けているため、除去工程の際に、スリット10dを起点に補助部材10を容易に除去することができる。また、摩擦攪拌工程において、塑性化領域Wの始端と終端とをオーバーラップさせることにより接合強度を高めることができる。
[第二実施形態]
次に、第二実施形態に係る接合方法について説明する。本実施形態に係る接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、配置工程と、摩擦攪拌工程と、除去工程と、を行う。第二実施形態では、図8に示すように、補助部材20を第二金属部材2側に沿って配置する点で第一実施形態と主に相違する。本実施形態に係る説明では、第一実施形態と相違する部分を中心に説明する。
準備工程は、図8に示すように、第一金属部材1と第二金属部材2と4つの補助部材20とを用意する工程である。補助部材20は、第一金属部材1及び第二金属部材2と同じ材料からなる板状部材である。補助部材20の板厚は、後記する摩擦攪拌工程の後の塑性化領域Wが金属不足にならない程度に適宜設定する。補助部材20の高さは、第二金属部材2の側面2dの高さと略同等になっている。また、補助部材20の長さは、側面2dの長さと略同等になっている。なお、補助部材20は、本実施形態では4つの板状部材で構成しているが、一体形成された枠状部材としてもよい。
突合せ工程は、第一実施形態と同等であるため説明を省略する。配置工程は、内隅に補助部材20を配置する工程である。図8及び図9に示すように、配置工程では、第二金属部材2の4つの側面2dに、4つの補助部材20をそれぞれ配置する。つまり、配置工程では、第二金属部材2の側面2dと補助部材20の側面20bとを面接触させ、第二金属部材2の外側周面を補助部材20で覆う。補助部材20の端面は、第一金属部材1の表面1bに当接させる。
摩擦攪拌工程は、図10及び図11に示すように、接合用回転ツールFを用いて第一金属部材1と第二金属部材2との突合せ部J1を摩擦攪拌によって接合する工程である。まず、第一金属部材1の表面1bに設定した開始位置Spに左回転させた接合用回転ツールFの攪拌ピンF2を挿入し、内隅に向けて相対移動させる。そして、攪拌ピンF2が内隅に達したら図11に示すように、接合用回転ツールFの回転中心軸Fcを外側に傾斜させる。そして、傾斜させた状態で接合用回転ツールFを第二金属部材2の周囲に亘って相対移動させて突合せ部J1を摩擦攪拌接合する。接合用回転ツールFの移動軌跡には、塑性化領域Wが形成される。
摩擦攪拌工程では、突合せ部J1に左回転させた攪拌ピンF2のみを挿入し、被接合金属部材と連結部F1とは離間させつつ相対移動させる。言い換えると、攪拌ピンF2の基端部は露出させた状態で摩擦攪拌接合を行う。そして、第一金属部材1、第二金属部材2及び補助部材20と攪拌ピンF2とを接触させた状態で突合せ部J1に沿って接合用回転ツールFを相対移動させる。
本実施形態では、接合用回転ツールFの進行方向左側に補助部材20が位置するように接合用回転ツールFの進行方向を設定する。また、接合用回転ツールFの回転速度は、Re側にバリVが発生する程度に高速回転させる。攪拌ピンF2の挿入深さは、攪拌ピンF2と突合せ部J1とが接触するように設定すればよい。図10に示すように、接合用回転ツールFを第二金属部材2の周囲に一周させて、塑性化領域Wをオーバーラップさせたら、第一金属部材1の表面1bに設定された終了位置Epで接合用回転ツールFを離脱させる。
除去工程は、図12に示すように、4つの補助部材20を第二金属部材2から除去する工程である。除去工程では、第二金属部材2の側面2dから離間する方向に補助部材20を折り曲げて、第二金属部材2から補助部材20をそれぞれ除去する。
以上説明した本実施形態に係る接合方法によれば、第一金属部材1と第二金属部材2とが接合されるとともに、第一金属部材1及び第二金属部材2に加え、補助部材20も同時に摩擦攪拌接合することにより、接合部(塑性化領域W)の金属不足を防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、摩擦攪拌工程によって補助部材20にバリVが形成されるが、除去工程において補助部材20ごと取り除くことができる。これにより、バリVを除去する作業を容易に行うことができる。補助部材20は除去装置等を用いてもよいが、本実施形態では手作業で容易に補助部材20を取り除くことができる。また、本実施形態では、攪拌ピンF2のみを被接合金属部材に接触させるため、回転ツールのショルダ部を接触させる場合に比べて摩擦攪拌装置に作用する負荷を低減することができる。
また、図11に示すように、本実施形態に係る摩擦攪拌工程では接合用回転ツールFの進行方向左側に補助部材20を配置するとともに、接合用回転ツールFを左回転させるため、補助部材20側がRe側となる。本実施形態では、接合用回転ツールFの回転速度を速く設定しているため、Re側即ち補助部材20側にバリVが発生する。つまり、本実施形態ではバリVが補助部材20側に多く形成されるように接合用回転ツールFの回転速度、回転方向及び進行方向等を設定している。これにより、補助部材20に形成されたバリVは、補助部材20ごと除去されるため、バリ除去工程をより容易に行うことができる。また、接合用回転ツールFの回転速度を速く設定することにより、接合用回転ツールFの移動速度(送り速度)を高めることができる。これにより、接合サイクルを短くすることができる。また、本実施形態の配置工程ように、第二金属部材2の側面2dに沿うようにして、内隅に補助部材20を配置してもよい。
[第三実施形態]
次に、第三実施形態に係る接合方法について説明する。本実施形態に係る接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、配置工程と、摩擦攪拌工程と、除去工程と、を行う。第三実施形態では、図13に示すように、第二金属部材3が円柱状を呈する点で第一実施形態と主に相違する。
準備工程は、図13に示すように、第一金属部材1と第二金属部材3と補助部材30とを用意する工程である。第二金属部材3は、円柱状を呈する金属部材である。第二金属部材3の材料は、第一金属部材1と同等である。
補助部材30は、薄板状を呈し、かつ、円筒状を呈する金属部材である。補助部材30の材料は、第一金属部材1と同等である。補助部材30の内径は、第二金属部材3の外径と略同等になっている。補助部材30の板厚は、後記する摩擦攪拌工程の際に、塑性化領域Wが金属不足にならない程度に適宜設定する。補助部材30の一部には、高さ方向に連続するスリット30dが形成されている。
突合せ工程は、第一金属部材1の表面1bと第二金属部材3の端面3cとを突き合わせる工程である。第一金属部材1の表面1bと第二金属部材3の端面3cとを突き合わせることにより、突合せ部J2が形成される。突合せ部J2の平面形状は円形となる。突合せ工程によって、第一金属部材1の表面1bと、第二金属部材3の外周面3dとで内隅が形成される。
配置工程は、図14に示すように、内隅に補助部材30を配置する工程である。配置工程では、補助部材30の端面を第一金属部材1の表面1bに当接させつつ、補助部材30の側面30bを第二金属部材3の外周面3dに面接触させる。
摩擦攪拌工程は、具体的な図示は省略するが、接合用回転ツールFを用いて第一金属部材1と第二金属部材3との突合せ部J2を摩擦攪拌によって接合する工程である。摩擦攪拌工程の接合条件は、第二実施形態と同じ要領で、補助部材30にバリが発生するように設定する。摩擦攪拌工程については、第二実施形態の摩擦攪拌工程と略同等であるため、詳細な説明は省略する。
除去工程は、具体的な図示は省略するが、補助部材30を第二金属部材3から除去する工程である。除去工程では、補助部材30の上端部を第二金属部材3から離間する方向に折り曲げて、第二金属部材3から補助部材30を除去する。また、除去工程では、スリット30dの部分を起点としてめくるようにすると補助部材30を除去しやすい。
以上説明した第三実施形態に係る接合方法によれば、第二実施形態に係る接合方法と略同等の効果を得ることができる。また、本実施形態に係る接合方法によれば、板状を呈する第一金属部材1と円柱状を呈する第二金属部材3とを接合することができる。また、第一金属部材1及び第二金属部材3に加え、補助部材30を同時に摩擦攪拌することにより接合部(塑性化領域W)の金属不足を防ぐことができる。また、本実施形態に係る除去工程によれば、スリット30dを起点として、補助部材30を容易に除去することができる。
なお、第三実施形態にかかる接合方法では、例えば、第二金属部材を断面多角形からなる柱状部材としてもよい。また、第一金属部材1の高さ方向に貫通する貫通孔を設けてもよい。この場合の突合せ工程では、第一金属部材1の貫通孔を第二金属部材で覆うように突き合わせる。
[第四実施形態]
次に、第四実施形態に係る接合方法について説明する。第四実施形態に係る接合方法では、準備工程と、突合せ工程と、配置工程と、摩擦攪拌工程と、除去工程と、を行う。第四実施形態では、図15に示すように、第二金属部材4が円筒状を呈する点で第一実施形態と相違する。
準備工程は、図15に示すように、第一金属部材1と第二金属部材4と補助部材40とを用意する工程である。第一金属部材1の中央には、高さ方向に貫通する貫通孔1eが形成されている。第二金属部材4は、円筒状を呈する金属部材である。補助部材40の材料は、第一金属部材と同等である。第二金属部材4の中空部は、貫通孔1eと連通するようになっている。
補助部材40は、中空部41を備えた板状の金属部材である。補助部材40の材料は、第一金属部材1と同等である。中空部41の内径は、第二金属部材4の外径と略同等になっている。補助部材40の板厚は、後記する摩擦攪拌工程の際に、塑性化領域Wが金属不足にならない程度に適宜設定する。補助部材40には、幅方向に連続するスリット40dが形成されている。
突合せ工程は、図15に示すように、第一金属部材1の表面1bと、第二金属部材4の端面4cとを突き合わせる工程である。第一金属部材1の表面1bと、第二金属部材4の端面4cとを突き合わせることにより、突合せ部J3が形成される。突合せ部J3の平面形状はリング状になる。突合せ工程によって、第一金属部材1の表面1bと、第二金属部材4の外周面4dとで内隅が形成される。
配置工程は、図16に示すように、内隅に補助部材40を配置する工程である。配置工程では、補助部材40の裏面40cを第一金属部材1の表面1bに面接触させる。
摩擦攪拌工程は、具体的な図示は省略するが、接合用回転ツールFを用いて第一金属部材1と第二金属部材4との突合せ部J3を摩擦攪拌によって接合する工程である。摩擦攪拌工程の接合条件は、第一実施形態と同じ要領で、補助部材40にバリが発生するように設定する。摩擦攪拌工程については、第一実施形態の摩擦攪拌工程と略同等であるため、詳細な説明は省略する。
除去工程は、具体的な図示は省略するが、補助部材40を第一金属部材1から除去する工程である。除去工程では、補助部材40を第一金属部材1から離間する方向に折り曲げて、第一金属部材1から補助部材40を除去する。また、除去工程では、スリット40dの部分を起点にめくるようにすると除去しやすい。
以上説明した第四実施形態に係る接合方法によれば、第三実施形態に係る接合方法と略同等の効果を得ることができる。また、本実施形態に係る接合方法によれば、板状を呈する第一金属部材1と円筒状を呈する第二金属部材4とを接合することができる。また、第一金属部材1及び第二金属部材4に加え、補助部材40を同時に摩擦攪拌することにより接合部(塑性化領域W)の金属不足を防ぐことができる。また、本実施形態に係る除去工程によれば、スリット40dを起点として、補助部材40を容易に除去することができる。
なお、第四実施形態にかかる接合方法では、第二金属部材4を円筒状としたが、例えば、他の断面を呈する筒状部材としてもよい。また、第一金属部材1の貫通孔1eを設けないようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、接合用回転ツールFに対して片側にのみ補助部材を配置したが、接合用回転ツールFの両側に補助部材を配置してもよい。この場合の除去工程では、接合用回転ツールFの両側に配置された補助部材を除去する。つまり、本発明の除去工程では、第一金属部材1及び第二金属部材2の少なくとも一方から補助部材を除去すればよい。また、第一実施形態及び第二実施形態の配置工程では、第一金属部材1の表面1b(露出部)の全部又は第二金属部材2の側面2dの全部を補助部材10,20でそれぞれ覆うようにしているが、少なくとも一部を覆うようにしてもよい。
1 第一金属部材
2 第二金属部材
10 補助部材
F 接合用回転ツール(回転ツール)
F1 連結部
F2 攪拌ピン
J1 突合せ部
V バリ
W 塑性化領域

Claims (11)

  1. 攪拌ピンを備えた回転ツールを用いて、突き合わされる面の形状が互いに異なる二つの金属部材を接合する接合方法であって、
    一方の前記金属部材と他方の前記金属部材とを突き合わせて突合せ部を形成する突合せ工程と、
    他方の前記金属部材の周方向に亘って、前記金属部材同士の内隅に薄板状の補助部材を配置する配置工程と、
    回転した前記攪拌ピンを前記内隅に挿入し、前記攪拌ピンのみを前記金属部材同士及び前記補助部材に接触させた状態で、他方の前記金属部材の周方向に亘って前記突合せ部の摩擦攪拌を行う摩擦攪拌工程と、
    前記補助部材を一方の前記金属部材及び他方の前記金属部材の少なくとも一方から除去する除去工程と、を含み、
    前記配置工程では、前記補助部材の端面を一方の前記金属部材の表面に当接させつつ、前記補助部材を他方の前記金属部材に面接触させることを特徴とする接合方法。
  2. 前記除去工程では、前記補助部材を一方の前記金属部材又は他方の前記金属部材から離間する方向に折り曲げて除去することを特徴とする請求項1に記載の接合方法
  3. 前記配置工程では、幅方向にスリットが形成された前記補助部材を配置することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の接合方法。
  4. 前記配置工程では、一方の前記金属部材、他方の前記金属部材及び前記補助部材を治具を用いて架台に移動不能に拘束することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の接合方法。
  5. 前記摩擦攪拌工程では、摩擦攪拌で発生するバリが前記補助部材に形成されるように、接合条件を設定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の接合方法。
  6. 前記金属部材は、いずれも板状を呈し、
    前記突合せ工程では、一方の前記金属部材の表面と他方の前記金属部材の裏面とを突き合わせることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の接合方法。
  7. 一方の前記金属部材は、板状を呈し、
    他方の前記金属部材は、円柱状を呈し、
    前記突合せ工程では、一方の前記金属部材の表面と他方の金属部材の端面とを突き合わせることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の接合方法。
  8. 一方の前記金属部材は、板状を呈し、
    他方の前記金属部材は、筒状を呈し、
    前記突合せ工程では、一方の前記金属部材の表面と他方の金属部材の端面とを突き合わせることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の接合方法。
  9. 一方の前記金属部材は、板状を呈し、
    他方の前記金属部材は、円筒状を呈し、
    前記突合せ工程では、一方の前記金属部材の表面と他方の金属部材の端面とを突き合わせることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の接合方法。
  10. 一方の前記金属部材に貫通孔が形成されており、
    前記突合せ工程では、前記貫通孔を他方の前記金属部材で覆うことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の接合方法。
  11. 一方の前記金属部材に貫通孔が形成されており、
    前記突合せ工程では、前記貫通孔と他方の前記金属部材の中空部とを連通させることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の接合方法。
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