JP6763171B2 - テンポ設定装置およびテンポ設定方法 - Google Patents

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Description

この発明は、テンポ設定装置およびテンポ設定方法に関する。
タップ入力によってテンポを設定するテンポ設定装置が知られている。この種のテンポ設定装置におけるテンポの設定処理では、所定の操作子などへのタップ操作がユーザによって繰り返し行われ、ユーザによる各タップ操作間の時間間隔に応じてテンポの演算を行う。テンポ設定装置によって演算されたテンポは、例えば、音声合成装置や自動演奏装置や電子式メトロノームなどの演奏のテンポとして設定される。
特許文献1には、電子式メトロノームが開示されている。特許文献1の電子式メトロノームでは、タップ入力と同様にして、ユーザによって電子式メトロノーム本体が繰り返し叩かれる。この電子式メトロノームは、電子式メトロノーム本体を叩く衝撃の振動を検出し、この検出された信号の周期からテンポを決定する。この電子式メトロノームは、振動を検出するごとに発光表示器を点灯させて振動が検出されたことを報知する。
タップ入力によってテンポを設定する他の技術として、例えば、特許文献2のテンポ設定装置や特許文献3の電子式メトロノームが挙げられる。特許文献2のテンポ設定装置は、所定の条件(例えば、タップ操作の時間間隔が所定の時間を超えた等)を満たしたことを契機として、テンポ設定値を以前に設定した値に再設定することができるように構成されている。特許文献3の電子式メトロノームは、タップ入力によって設定されたテンポ値を読み上げることで、目の不自由な人でも正しくテンポを認識することができるようにしたものである。
特開2001−141852号公報 特開2002−278552号公報 特開2006−170840号公報
上述のように、特許文献1の技術によれば、振動を検出したときに発光表示器が点灯するため、ユーザは、電子式メトロノームがタップ操作を受け付けたことを知ることができる。しかし、特許文献1の技術を用いても、ユーザは、タップ操作を何回行ったかやタップ操作を後何回繰り返せば良いかを知ることができない。ユーザは、テンポ設定に必要なタップ操作の繰り返し回数や何回のタップ操作を繰り返したかなどを覚えていないこともある。このような場合、ユーザは、タップ操作を何回行ったかやタップ操作を後何回繰り返せば良いかが分からず、不安になることもある。
特許文献2の技術では、テンポの演算結果がディスプレイに表示されるが、タップ操作が繰り返されている間には何も表示されない。また、特許文献3の技術では、設定されたテンポ値が読み上げられるが、タップ操作が繰り返されている間には何も読み上げられない。このため、特許文献2および3の技術を用いても、ユーザは、タップ操作を何回行ったかやタップ操作を後何回繰り返せば良いかが分からない。
この発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、テンポの設定処理の進行中にテンポの設定操作を行う者を不安にさせない技術を提供することを目的とする。
この発明は、取得した所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算する制御部を有し、前記制御部は、拍入力を取得するごとに拍入力の回数に応じた情報を表示手段に表示させることを特徴とするテンポ設定装置を提供する。
この発明によれば、ユーザが所定の入力操作を繰り返し行うなどして生じた拍入力を取得するごとに拍入力の回数に応じた情報が表示される。このため、ユーザは、テンポの演算結果が表示される前の所定の入力操作を繰り返し行っている途中において、テンポの設定処理が進んでいることを知ることができる。また、ユーザは、テンポの設定処理がどの程度進んでいるかを知ることができる。従って、本テンポ設定装置によれば、テンポの設定処理の進行中にテンポの設定操作を行う者が不安になるのを解消することができる。
この発明は、取得した所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算する制御部を有し、前記制御部は、拍入力を取得するごとに前記所定回数に至るまでの残りの拍入力回数を示す情報を表示手段に表示させることを特徴とするテンポ設定装置を提供する。
この発明によれば、ユーザが所定の入力操作を繰り返し行うなどして生じた拍入力を取得するごとに所定回数に至るまでの残りの拍入力回数を示す情報が表示される。このため、この発明においても上述の発明と同様に、ユーザは、テンポの設定処理が進んでいることを知ることができ、テンポの設定処理がどの程度進んでいるかを知ることができる。従って、本テンポ設定装置によれば、テンポの設定処理の進行中にテンポの設定操作を行う者が不安になるのを解消することができる。
この発明は、拍入力を取得するごとに拍入力の回数に応じた情報を表示手段に表示させる表示ステップと、取得した所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算するテンポ演算ステップと、を有することを特徴とするテンポ設定方法を提供する。この発明によれば、拍入力を取得するごとに拍入力の回数に応じた情報が表示されるため、テンポの設定処理の進行中にテンポの設定操作を行う者が不安になるのを解消することができる。
この発明は、拍入力を取得するごとに所定回数に至るまでの残りの拍入力回数を示す情報を表示手段に表示させる表示ステップと、取得した所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算するテンポ演算ステップと、を有することを特徴とするテンポ設定方法を提供する。この発明によれば、拍入力を取得するごとに所定回数に至るまでの残りの拍入力回数を示す情報が表示されるため、テンポの設定処理の進行中にテンポの設定操作を行う者が不安になるのを解消することができる。
この発明の一実施形態であるテンポ設定装置1の構成を示すブロック図である。 テンポ設定装置1の表示部14の画面の一例を示す図である。 テンポ設定装置1の制御部11がテンポ設定プログラム131に従って実行する処理の流れを示すフローチャートである。 テンポ設定装置1の制御部11が拍入力を取得するごとに移り変わる表示部14の画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
<実施形態>
図1は、この発明の一実施形態であるテンポ設定装置1の構成を示すブロック図である。テンポ設定装置1は、例えば、音声合成装置や自動演奏装置や電子式メトロノームなどに組み込まれる。テンポ設定装置1は、ユーザによって繰り返される所定の入力操作(例えば、タップ操作)が表す拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算する装置である。テンポの演算結果は、例えば、音声合成装置や自動演奏装置や電子式メトロノームのテンポとして利用される。テンポ設定装置1は、制御部11、揮発性記憶部12、不揮発性記憶部13、ユーザインターフェース16を有する。
ユーザインターフェース16は、例えば、タッチパネルである。ユーザインターフェース16は、入力部15および表示部14を有する。表示部14は、例えば、液晶表示装置とその駆動回路であり、制御部11による制御の下、各種画像を表示する表示手段である。入力部15は、表示部14の表示面上に配置された透明フィルム状のセンサである。入力部15は、ユーザによるタップ操作などの各種操作を受け付け、その操作内容を表すデータを制御部11に与える入力手段である。ユーザインターフェース16は、タッチパネルに限らず、例えば、マウスとディスプレイであっても良い。
制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。制御部11は、不揮発性記憶部13に格納されているプログラムを実行することによりテンポ設定装置1の各部を制御する制御中枢である。
揮発性記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。揮発性記憶部12は、制御部11によりワークエリアとして利用される。不揮発性記憶部13は、例えば、ハードディスクドライブである。不揮発性記憶部13には、テンポ設定プログラム131が格納されている。
制御部11は、テンポ設定プログラム131を実行することにより音声合成装置等のコンピュータをテンポ設定装置1として機能させる。テンポ設定プログラム131に従って制御部11が実行する処理については、動作の説明において詳述する。
テンポ設定プログラム131を実行する制御部11は、図2に例示するテンポ設定画面のようなGUI(Graphical User Interface)を提供する。テンポ設定画面には、テンポ表示エリア21、入力エリア22および拍表示エリア231〜234が表示される。
入力エリア22は、テンポを演算する基となる拍入力を表す入力操作、具体的には、タップ操作を受け付けるエリアである。入力部15は、入力エリア22に行われたタップ操作を検知すると、そのタップ操作を表す情報を制御部11に引き渡す。制御部11は、入力エリア22へのタップ操作を表す情報を拍入力を示す情報(以下、単に拍入力という)として取得する。
入力エリア22の左側には、テンポ表示エリア21が表示される。テンポ表示エリア21には、テンポの演算結果が表示される。
入力エリア22の上側には、拍入力に対応する拍表示エリア231、232、233および234が表示される。拍表示エリア231〜234は、テンポの演算に必要な拍入力の回数(以下、所定回数という)と同数だけ表示される。この所定回数は、少なくとも2以上の複数の回数である。図2の例では、テンポの演算に4回の拍入力が必要であるため、4個の拍表示エリア231〜234が表示されている。
拍表示エリア231〜234の各々は、横方向に延びる帯状のエリアである。拍表示エリア231〜234は、画面に向かって左から右に進むに従って、拍表示エリア231、232、233および234の順に並べられる。拍表示エリア231には1番目の拍入力に応じた表示が行われ、拍表示エリア232には2番目の拍入力に応じた表示が行われ、拍表示エリア233には3番目の拍入力に応じた表示が行われ、拍表示エリア234には、4番目の拍入力に応じた表示が行われる。
次に、テンポ設定装置1の動作を説明する。
図3は、制御部11がテンポ設定プログラム131に従って実行する処理の流れを示すフローチャートである。図4は、制御部11が拍入力を取得するごとに移り変わる表示部14の画面の一例を示す図である。図2、図3および図4を参照してテンポ設定装置1の動作を説明する。制御部11は、入力部15から起動指示を取得するとテンポ設定プログラム131の実行を開始する。
まず、制御部11は、図2に例示する初期状態のテンポ設定画面を表示部14に表示させる。具体的には、制御部11は、テンポ表示エリア21、入力エリア22および所定回数分(例えば4個)の拍表示エリア231〜234を表示させる(ステップS11)。この際、拍表示エリア231〜234は、所定の背景色(例えば白色)で表示される。次に、制御部11は、カウンタ値nを初期値の0にリセットする(ステップS12)。後に詳述するが、カウンタ値nは、制御部11が拍入力を取得するごとに、0、1、2、3、4・・・というようにカウントアップされる。
次に、制御部11は、拍入力を取得したか否かを判断する(ステップS13)。ユーザが入力エリア22にタップ操作を行うと、制御部11は拍入力を取得する。すなわち、制御部11は、このステップS13では、入力エリア22にタップ操作が行われたか否かを判断する。拍入力がなかった場合(ステップS13:No)、制御部11は、テンポ設定プログラム131の終了を示す入力があったか否かを判断する(ステップS24)。終了を示す入力があった場合(ステップS24:Yes)、制御部11は、テンポ設定プログラム131を終了する。終了を示す入力がなかった場合(ステップS24:No)、制御部11は、ステップS13に戻り、拍入力を取得したか否かを再び判断する。
拍入力を取得すると(ステップS13:Yes)、制御部11は、カウンタ値nが所定値Nよりも小さいか否かを判断する(ステップS14)。所定値Nには、所定回数と同じ値(例えば4)が設定されている。すなわち、制御部11は、ステップS13で取得した拍入力が所定回数以内の拍入力であるか否かを判断する。
カウンタ値nが所定値Nよりも小さい場合(ステップS14:Yes)、制御部11は、拍入力を取得した時刻をバッファのn番目の格納領域buf(n)に格納する(ステップS15)。拍入力を取得した時刻は、例えば、ハードウェアのクロックに基づいて決定される。その後、制御部11は、カウンタ値nに対応する拍表示エリア231〜234(図3では領域(n)と表記)を背景色とは異なる第1の色(例えば青色)で着色表示させる(ステップS16)。ここで、拍表示エリア231がカウンタ値0に対応し、拍表示エリア232がカウンタ値1に対応し、拍表示エリア233がカウンタ値2に対応し、拍表示エリア234がカウンタ値3に対応する。その後、制御部11は、カウンタ値nがN−1と同じ値であるか否かを判断する(ステップS17)。すなわち、制御部11は、ステップS13の処理で取得した拍入力が所定回数と同じ回数目の拍入力であるか否かを判断する。カウンタ値nがN−1と同じ値ではない場合(ステップS17:No)、制御部11は、カウンタ値nに1を加算し(ステップS23)、ステップS13の処理に戻る。このように、制御部11は、所定回数分の拍入力が為されるまで、ステップS15〜S17およびS23の処理を繰り返す。
初期表示(ステップS11)の後、最初の拍入力の時点では、カウンタ値nは0である。このため、制御部11は、最初の拍入力時刻をbuf(0)に格納し(ステップS15)、図4(A)に示すように1番目の拍表示エリア231を第1の色で着色表示する(ステップS16)。なお、図4(A)では斜線のハッチングで第1の色の着色表示が表現されている(図4(B)〜図4(E)も同様)。カウンタ値nは0であるからステップS17の判定結果は“No”となり、制御部11はカウンタ値nを1に更新(ステップS23)して次の拍入力を待ち受ける。初期表示の後、2回目の拍入力の時点では、カウンタ値nは1であるため、その拍入力時刻はbuf(1)に格納され(ステップS15)、図4(B)に示すように2番目の拍表示エリア232が第1の色で着色表示される(ステップS16)。カウンタ値nは1であるからステップS17の判定結果は“No”となり、制御部11はカウンタ値nを2に更新(ステップS23)して次の拍入力を待ち受ける。初期表示の後、3回目の拍入力の時点では、カウンタ値nは2であるため、その拍入力時刻はbuf(2)に格納され(ステップS15)、図4(C)に示すように3番目の拍表示エリア233が第1の色で着色表示される(ステップS16)。カウンタ値nは2であるからステップS17の判定結果は“No”となり、制御部11はカウンタ値nを3に更新(ステップS23)して次の拍入力を待ち受ける。初期表示の後、4回目の拍入力の時点では、カウンタ値nは3であるため、その拍入力時刻はbuf(3)に格納され(ステップS15)、図4(D)に示すように4番目の拍表示エリア234が第1の色で着色表示される(S16)。カウンタ値nは3であるからステップS17の判定結果は“Yes”となり、制御部11はステップS21の処理を実行する。
ステップS21では、制御部11は、buf(0)〜buf(N−1)の格納内容からテンポを演算する。具体的には、制御部11は、buf(0)〜buf(N−1)の各拍入力時刻を時刻順にソートする。制御部11は、2番目の拍入力の時刻(buf(1)に格納されている時刻)と1番目の拍入力の時刻(buf(0)に格納されている時刻)との差分と、3番目の拍入力の時刻(buf(2)に格納されている時刻)と2番目の拍入力の時刻(buf(1)に格納されている時刻)との差分と、4番目の拍入力の時刻(buf(3)に格納されている時刻)と3番目の拍入力の時刻(buf(2)に格納されている時刻)との差分とを算出し、算出した各差分の平均値を算出する。制御部11は、算出した平均値をテンポに変換する。例えば、制御部11は、60秒を先の平均値(秒)で除算することでテンポを表すBPM(Beat Per Minute)を算出する。そして、制御部11は、テンポの演算結果を揮発性記憶部12に格納してテンポを設定する。
ステップS21に後続するステップS22では、制御部11は、図4(E)に示すように、テンポの演算結果をテンポ表示エリア21に表示させる。図4(E)の例では、演算結果であるBPM「129」がテンポ表示エリア21に表示されている。このようにしてテンポが設定および表示される。その後、制御部11は、カウンタ値nに1を加算し(ステップS23)、ステップS13の処理に戻る。
初期表示の後、所定回数分の拍入力が為され、テンポの表示が行われた後に、さらに拍入力が為されると、ステップS14の判定結果は“No”となり、制御部11は、ステップS18以降の処理を実行する。
ステップS18において、制御部11は、カウンタ値nを所定値Nで除算した余りmを算出する(ステップS18)。その後、制御部11は、カウンタ値nの拍入力を取得した時刻をバッファのm番目の格納領域buf(m)に格納する(ステップS19)。例えば、ステップS13で取得した拍入力についてのカウンタ値nが4の場合(すなわち5番目の拍入力を取得した場合)、カウンタ値4を所定値4で除算した余りmは0となる(ステップS18)。この場合、5番目の拍入力を取得した時刻はバッファの0番目の格納領域buf(0)に格納されて、この格納領域buf(0)の値が更新される(ステップS19)。すなわち、ステップS19では、バッファに格納される拍入力の時刻のうち最も過去(例えば1回目)の拍入力の時刻がバッファから削除され、最新(例えば5回目)の拍入力を含む所定回数(4回)分の拍入力(2回目〜5回目の拍入力)の時刻がバッファに格納される。その後、制御部11は、図4(F)に示すように、1番目〜4番目の各拍表示エリア231〜234(図3では領域(0)〜(N−1)と表記)を背景色および第1の色とは異なる第2の色(例えば緑色)で着色表示させる(ステップS20)。なお、図4(F)では、ドットで第2の色の着色表示が表されている。
ステップS20の後、制御部11は、ステップS21以降の処理を実行する。ステップS21のアルゴリズムは、前述したステップS21のアルゴリズムと同様である。前述したように、buf(0)〜buf(3)には、最新の所定回数分の拍入力時刻が格納されている。このため、ステップS22で表示されるテンポは、上記最新の所定回数分の拍入力時刻に応じて算出された値に更新される(例えば、図4(F)参照)。このようにしてテンポの設定および表示が更新される。その後、制御部11は、カウンタ値nに1を加算し(ステップS23)、ステップS13の処理に戻る。
以上がテンポ設定装置1の動作である。
以上のように、本実施形態のテンポ設定装置1は、取得した所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算する制御部11を有する。制御部11は、拍入力を取得するごとに拍入力の回数に応じた情報を表示部14に表示させる。具体的には、制御部11は、拍入力に対応する拍表示エリア231〜234を、拍入力を取得するごとに順次に着色表示させる。これにより、ユーザが所定の入力操作(タップ操作)を繰り返し行うなどして生じた拍入力を取得するごとに拍入力の回数に応じた情報が表示される。このため、ユーザは、テンポの演算結果が表示される前の所定の入力操作(タップ操作)を繰り返し行っている途中において、テンポの設定処理(ステップS11〜S24の処理)が進んでいることを知ることができる。また、ユーザは、テンポの設定処理がどの程度進んでいるかを知ることができる。従って、テンポ設定装置1によれば、テンポの設定処理の進行中にテンポの設定操作を行う者が不安になるのを解消することができる。
テンポ設定装置1の制御部11は、拍入力に対応する拍表示エリア231〜234を所定回数に応じた数だけ表示させる。これにより、テンポの演算に必要なタップ操作回数が表示される。このため、ユーザは、テンポを設定するのに必要なタップ操作回数を覚えていなくても必要なタップ操作回数を知ることができる。また、テンポ設定装置1の制御部11は、拍入力を取得するごとに拍表示エリア231〜234を順次に着色表示させる。これにより、テンポの設定処理が進むごとに、すべての拍表示エリア231〜234に対する着色表示された拍表示エリア231〜234の割合が増えてゆき、着色表示されていない(背景色のままの)拍表示エリア231〜234の数が減ってゆく。すなわち、テンポ設定装置1では、制御部11が拍入力を取得するごとに所定回数に至るまでの残りの拍入力回数を示す情報が表示される。このため、ユーザは、タップ操作を後何回行えばテンポが設定されて表示されるかを知ることができる。
また、テンポ設定装置1の制御部11は、所定回数の拍入力を取得後においてさらに拍入力を取得すると、テンポの設定および表示を更新し、所定回数を超えて拍入力を取得したことを示す第2の色(緑色)によって拍表示エリア231〜234を着色表示させる。このため、ユーザは、テンポの設定処理が、テンポの設定および表示が更新される段階に進んでいることを知ることができる。従って、テンポ設定装置1によれば、テンポの演算結果が表示される前のタップ操作を繰り返し行っている途中だけでなく、テンポの演算結果が表示された後のタップ操作時にわたって、ユーザが不安になるのを解消することができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明には他にも実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)実施形態の制御部11は、拍入力に対応する帯状の拍表示エリア231〜234を、拍入力を取得するごとに順次に着色表示させることで、拍入力の回数に応じた情報を表示させていた。しかし、拍入力の回数に応じた情報の表示態様は、これに限らない。例えば、円環を周方向に所定回数分だけ分割してなる拍表示エリアを表示させ、拍入力を取得するごとに時計回り方向に順次に着色表示させても良い。また、例えば、ステップS11で拍表示エリア231〜234の全てを第1の色で着色表示させておき、拍入力を取得するごとに順次に第1の色とは異なる背景色に戻すような表示を行っても良い。これらのように、制御部11は、拍入力に対応する拍表示エリアを所定回数に応じた数だけ表示させ、拍入力を取得するごとに拍表示エリアの表示態様を順次に変える処理を行えば良い。また、例えば、テンポの演算に必要な残りの拍入力回数を数字でカウントダウン表示させても良い。また、例えば、テンポの演算に必要な拍入力回数と取得した拍入力数回数とを分数で表示させても良い。
(2)拍表示エリア231〜234において、背景色は白色に限られず、第1の色は青色に限られず、第2の色は緑色に限られない。また、拍表示エリア231〜234を着色表示させる態様に限らず、例えば、拍表示エリア231〜234に模様などを表示させても良い。すなわち、拍入力の回数が分かるような表示態様で拍表示エリア231〜234を表示させれば良い。
(3)実施形態の制御部11は、入力エリア22へのタップ操作を示す情報を拍入力として取得していた。しかし、拍入力を取得する具体的な態様は、この例に限らない。例えば、入力部15としてマイクを用いて手拍子などの音を収音し、収音した音のレベルの立ち上がりを検出し、その検出結果を拍入力として取得しても良い。また、入力部15として例えばカスタネットのような楽器を用いても良い。この態様では、例えば、互いに接触する2つの部材の接触部にセンサを設け、その2つの部材の接触に従って生じるトリガを拍入力として取得すれば良い。また、入力部15としての機能を楽器の演奏操作子に持たせても良い。例えば、制御部11は、電子式鍵盤楽器の鍵が押鍵されることによって生じるノートオン信号を拍入力として取得しても良い。また、入力部15としてマウスを用い、入力エリア22におけるクリック操作を示す情報を拍入力として取得しても良い。また、入力部15としてテンポ設定専用の操作子を設けても良い。
(4)テンポ設定プログラム131は、コンピュータにインストールされた状態で取引されても良いし、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で取引されても良いし、ネットワークを介したダウンロードにより取引されても良い。また、テンポ設定プログラム131における各処理を電子回路により実現しても良い。
(5)拍入力を取得するごとに拍入力の回数に応じた情報を表示手段に表示させる表示ステップと、取得した所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算するテンポ演算ステップとを有するテンポ設定方法を提供しても良い。また、表示ステップでは、拍入力を取得するごとに所定回数に至るまでの残りの拍入力回数を示す情報を表示させても良い。また、表示ステップには、拍入力に対応する拍表示エリアを所定回数に応じた数だけ表示させる初期表示ステップと、拍入力を取得するごとに拍表示エリアの表示態様を順次に変える逐次表示ステップとが含まれるのが好ましい。
1…テンポ設定装置、11…制御部、12…揮発性記憶部、13…不揮発性記憶部、131…テンポ設定プログラム、14…表示部、15…入力部、16…ユーザインターフェース、21…テンポ表示エリア、22…入力エリア、231,232,233,234…拍表示エリア。

Claims (4)

  1. 取得した所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算する制御部を有し、
    前記制御部は、拍入力を取得するごとに拍入力の回数に応じた情報を表示手段に表示させ
    前記所定回数の拍入力を取得後において拍入力を取得するごとに最新の前記所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算して更新し、
    前記所定回数を超えて拍入力を取得したことを示す情報を表示させる
    ことを特徴とするテンポ設定装置。
  2. 取得した所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算する制御部を有し、
    前記制御部は、拍入力を取得するごとに前記所定回数に至るまでの残りの拍入力回数を示す情報を表示手段に表示させ、
    前記所定回数の拍入力を取得後において拍入力を取得するごとに最新の前記所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算して更新し、
    前記所定回数を超えて拍入力を取得したことを示す情報を表示させる
    ことを特徴とするテンポ設定装置。
  3. 拍入力を取得するごとに拍入力の回数に応じた情報を表示手段に表示させる表示ステップと、
    取得した所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算するテンポ演算ステップと、を有し、
    前記所定回数の拍入力を取得後において、
    前記テンポ演算ステップでは、拍入力を取得するごとに最新の前記所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算して更新し、
    前記表示ステップでは、前記所定回数を超えて拍入力を取得したことを示す情報を表示させる
    ことを特徴とするテンポ設定方法。
  4. 拍入力を取得するごとに所定回数に至るまでの残りの拍入力回数を示す情報を表示手段に表示させる表示ステップと、
    取得した所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算するテンポ演算ステップと、を有し、
    前記所定回数の拍入力を取得後において、
    前記テンポ演算ステップでは、拍入力を取得するごとに最新の前記所定回数分の拍入力の時間間隔に基づいてテンポを演算して更新し、
    前記表示ステップでは、前記所定回数を超えて拍入力を取得したことを示す情報を表示させる
    ことを特徴とするテンポ設定方法。
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