JP6762442B1 - データ処理装置、方法、及びプログラム - Google Patents

データ処理装置、方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6762442B1
JP6762442B1 JP2019569511A JP2019569511A JP6762442B1 JP 6762442 B1 JP6762442 B1 JP 6762442B1 JP 2019569511 A JP2019569511 A JP 2019569511A JP 2019569511 A JP2019569511 A JP 2019569511A JP 6762442 B1 JP6762442 B1 JP 6762442B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
identification value
data processing
collected
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019569511A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021014550A1 (ja
Inventor
督 那須
督 那須
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6762442B1 publication Critical patent/JP6762442B1/ja
Publication of JPWO2021014550A1 publication Critical patent/JPWO2021014550A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/21Design, administration or maintenance of databases
    • G06F16/215Improving data quality; Data cleansing, e.g. de-duplication, removing invalid entries or correcting typographical errors
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/24Querying
    • G06F16/245Query processing
    • G06F16/2455Query execution
    • G06F16/24568Data stream processing; Continuous queries
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/22Indexing; Data structures therefor; Storage structures
    • G06F16/2228Indexing structures
    • G06F16/2255Hash tables
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/20Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor of structured data, e.g. relational data
    • G06F16/23Updating
    • G06F16/2379Updates performed during online database operations; commit processing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/2803Home automation networks
    • H04L12/283Processing of data at an internetworking point of a home automation network

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

データ処理装置(100)が備える更新判別部(135)は、FA機器(601、602)から収集された複数のデータから予め設定された手順で複数のデータの同一性を識別するための値である同一性識別値を少なくとも1つ生成する。更新判別部(135)は、今回収集された複数のデータである今回データから生成した同一性識別値である今回識別値と、前回収集された複数のデータである前回データから生成した同一性識別値である前回識別値と、が一致するか否かに応じて、今回データと前回データとが一致するか否かを判別する。更新判別部(135)が今回データと前回データとが一致しないと判別した場合、データ配信制御部(136)は、予め設定されたデータ処理を行うデータ処理部(2)に今回データを配信する。

Description

本発明は、データ処理装置、方法、及びプログラムに関する。
様々な分野で、監視、障害予測、需要分析等を目的として、データ分析が活用されている。例えば、ファクトリーオートメーションの分野では、工場におけるラインの稼働状態の監視、障害予測等を行うシステムにおいて、データを収集するアプリケーションが、装置から多種多様なデータを収集し、データを処理するアプリケーションが、収集されたデータの加工、解析処理、診断処理等を行うことがある。
データを収集するアプリケーションは、例えば、FA機器に設けられたセンサの出力値のデータを一定期間毎にFA機器から収集し、データを処理するアプリケーションに収集したデータを送信する。しかし、一定期間毎にFA機器から収集されるセンサの出力値の値が変化していないこともある。さらに、データが変化していない場合には、データを処理するアプリケーションはデータを逐次受信しなくても、その処理に支障をきたさないことがある。
このような場合、センサの出力値に変化がなくとも、データを収集するアプリケーションがデータを一定期間毎に、データを処理するアプリケーションに送信することは、データ配信に係る処理の負荷、通信トラフィックの負荷の増大につながる。
データ配信に係る処理の負荷、通信トラフィックの負荷の低減を目的として、例えば、特許文献1に記載されているように、収集したデータが更新されている場合にだけ、データを送信するよう制御することがある。特許文献1に開示されているシステムにおいて、端末装置は配信部として機能し、ユーザが指定したURI(Uniform Resource Identifier)により特定されるHTML(HyperText Markup Language)データをネットワーク上のサーバから取得し、取得したHTMLデータを、HTMLデータを解析するデータ収集ノードに配信する。
端末装置は、通信トラフィックの低減のため、更新されたHTMLデータのみをデータ収集ノードに送信する。端末装置は、HTMLデータが更新されているか否かを判別するため、今回取得したHTMLデータから算出したハッシュ値と前回取得したHTMLデータから算出したハッシュ値とを比較する。端末装置は、ハッシュ値の比較の結果、ハッシュ値が一致しない場合にはHTMLデータが更新されていると判別し、そのHTMLデータをデータ収集ノードに送信する。
特開2010−182243号公報
特許文献1に記載されている構成では、ユーザが閲覧したHTMLデータが収集対象であり、収集対象のデータ数が多くないと想定される。よって、端末装置が更新の有無を判別する処理の負荷が極端に大きくなることはないと考えられる。しかし、収集対象のデータ数が増大した場合、配信部として機能する端末装置は、データの個数に応じたハッシュ値を算出し、データの個数に応じたハッシュ値を比較する必要がある。よって、配信部の処理が煩雑になり、処理の負荷が増大する。例えば、ファクトリーオートメーションの分野では、配信部が、機器から周期的に収集された多数のデータを、決められたデータ処理を行うデータ処理部に配信することがある。このような場合、特許文献1に記載の構成を採用すると、配信部とデータ処理部との間の通信トラフィックは低減できるものの、配信部は、個々のデータの更新の有無の判別処理を頻繁に行う必要があり、配信部の処理が煩雑になり、配信部の処理の負荷が増大する。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、データを配信する処理を簡易なものとし、データ配信に係る処理の負荷を低減することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ処理装置が備える識別値生成手段は、機器から収集された複数のデータから予め設定された手順で複数のデータの同一性を識別するための値である同一性識別値を少なくとも1つ算出する。判別手段は、今回収集された複数のデータである今回データから生成した同一性識別値である今回識別値と、前回収集された複数のデータである前回データから生成した同一性識別値である前回識別値と、が一致するか否かに応じて、今回データと前回データとが一致するか否かを判別する。データ処理手段は、予め設定されたデータ処理を行う。判別手段が今回データと前回データとが一致しないと判別した場合、配信手段は、データ処理手段に今回データと前回識別値とを配信し、配信完了後に今回データを削除する。判別手段が今回データと前回データとが一致すると判別した場合、配信手段は、今回データを配信せずに今回データを削除する。データ処理手段は、今回データと前回識別値とから、今回データのうち前回データから更新されたデータを特定する。
本発明に係るデータ処理装置は、今回収集された複数のデータから生成した今回識別値と、前回収集された複数のデータから生成した前回識別値と、が一致するか否かに応じて、今回収集された複数のデータと前回収集された複数のデータとが一致するか否かを判別する。データ処理装置は、今回収集された複数のデータと前回収集された複数のデータとが一致しないと判別すると、予め設定されたデータ処理を行うデータ処理手段に今回収集されたデータを配信する。このように、データの配信を行うか否かの判別を簡易な構成とすることができ、処理の負荷を低減することができる。
本発明の実施の形態に係るデータ処理装置及びメンテナンスツールの機能構成を示すブロック図 実施の形態に係るデータ処理装置及びメンテナンスツールのハードウェア構成を示す図 実施の形態に係るデータモデルの一例を示す図 実施の形態に係るデータの更新の有無を判別する方法を説明するための図 実施の形態に係るデータ配信処理のフローチャート 変形例に係るデータ処理装置及びメンテナンスツールの機能構成を示すブロック図 変形例に係るデータの更新の有無を判別する方法を説明するための図
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態に係るデータ処理装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に示すデータ処理装置100は、例えば、工場内のFA機器601及び602が出力するデータを収集する。例えば、データ処理装置100は、予防保全、予知保全等を目的として、収集したデータを解析し、FA機器601及び602を診断し、診断結果をFA機器601及び602を制御するプログラマブルロジックコントローラ603(以下、PLC603)に送信する。例えば、データ処理装置100は、FA機器601及び602が劣化しており、故障が発生する前にメンテナンスを行う必要があることを示すアラート情報を含む診断結果をPLC603に送信する。
データ処理装置100は、例えば、FA機器601及び602と同じ工場内に設けられている産業用PC(Industrial Personal Computer:IPC)である。FA機器601及び602は、例えば、工場の生産ラインで使用される機械装置である。FA機器601及び602は、振動センサ、温度センサ、圧力センサ、流量センサ等を含む各種のセンサを有する。PLC603は、FA機器601及び602を制御する制御装置である。
FA機器601及び602に設けられたセンサの出力値はPLC603に供給される。データ処理装置100は、FA機器601及び602に設けられたセンサの出力値をPLC603から収集する。
データ処理装置100は、ユーザが指定したデータ収集についての設定に従って、データを収集する。以下、データ収集についての設定を収集設定ということがある。収集設定には、収集の対象となる装置、収集の時間間隔、収集するデータ等が定義されている。例えば、データ処理装置100は、指定されている収集の対象から、指定されたデータを指定された時間間隔で収集する。なお、データ処理装置100は、必ずしも決められた時間間隔でデータを収集する必要はない。データ処理装置100は、例えば、ユーザの特定の操作が行われたとき、診断の結果がNGであったとき、といった、決められた条件が満たされたときに、指定されたデータを収集してもよい。あるいは、データ処理装置は、指定された時間間隔で、データを収集し、さらに、決められた条件が満たされたときにデータを収集してもよい。
データ処理装置100において、例えば、各種の機能をそれぞれ実現する複数の処理部が一連の処理を行う。このため、各工程の内容、工程の順序等を示すデータ処理フローが予め定義されている。データ処理装置100は、データ処理フローの設定を示すデータを有している。データ処理装置100の各処理部は、定義されたデータ処理フローの設定に従って収集されたデータに処理を行う。以下、データ処理フローについて予め定義された設定をデータ処理フロー設定という。
メンテナンスツール500は、例えば、ユーザが、収集設定をデータ処理装置100に登録するために使用するツールである。メンテナンスツール500は、例えば、パーソナルコンピュータに専用のアプリケーションをインストールした装置である。メンテナンスツール500は、ユーザの指示に従って収集設定を示すデータをデータ処理装置100に供給する。メンテナンスツール500は、ユーザの指示に従ってデータ処理フロー設定を示すデータをデータ処理装置100に供給する。さらに、メンテナンスツール500は、ユーザの指示に従って、処理フローの開始を指示する信号をデータ処理装置100に送信する。
続いて、各装置のハードウェア構成を説明する。図2に示すように、データ処理装置100は、ハードウェア構成として、各種のプログラム及びデータを記憶するメモリ11と、ネットワーク701を介して他の装置と通信する第1通信インタフェース12と、通信ケーブル702を介して他の装置と通信する第2通信インタフェース13と、データ処理装置100全体を制御するCPU(Central Processing Unit)14とを有する。メモリ11と第1通信インタフェース12と第2通信インタフェース13とは、バス19を介してCPU14に接続されており、それぞれCPU14と通信する。
メモリ11は、揮発性メモリと不揮発性メモリとを含む。メモリ11は、データ処理装置100の各種機能を実現するためのプログラムを格納する。具体的には、メモリ11は、収集プログラム111と、データ処理プログラム112と、配信制御プログラム113とを記憶する。さらに、メモリ11はCPU14のワークメモリとして用いられる。
収集プログラム111は、PLC603からデータを収集する機能をデータ処理装置100に実現させるためのプログラムである。データ処理プログラム112は、収集したデータに予め決められたデータ処理を実行する機能をデータ処理装置100に実現させるためのプログラムである。予め決められたデータ処理とは、例えば、解析処理、診断処理である。配信制御プログラム113は、収集したデータの配信を制御する機能をデータ処理装置100に実現させるためのプログラムである。
第1通信インタフェース12は、ネットワークインタフェース回路を含み、CPU14の制御の下、ネットワーク701を介してPLC603と通信する。ネットワーク701は、フィールドバス規格に則ったネットワークである。
第2通信インタフェース13は、例えば、USBコントローラを含み、CPU14の制御の下、通信ケーブル702を介してメンテナンスツール500と通信する。通信ケーブル702は、例えば、USBケーブルである。
CPU14は、メモリ11に記憶されている各種プログラムを実行して、データ処理装置100の各種機能を実現する。具体的には、CPU14は、収集プログラム111を実行することにより、PLC603からデータを収集する。CPU14は、データ処理プログラム112を実行することにより、収集したデータに予め決められたデータ処理を施す。CPU14は、配信制御プログラム113を実行することにより、データの配信を制御する。
メンテナンスツール500は、ハードウェア構成として、各種のプログラム及びデータを記憶するメモリ51と、通信ケーブル702を介して他の装置とデータを授受する通信インタフェース52と、ユーザの入力操作を検出する入力装置53と、画像を表示する表示装置54と、メンテナンスツール500全体を制御するCPU55とを有する。メモリ51と通信インタフェース52と入力装置53と表示装置54とは、バス59を介してCPU55に接続され、それぞれCPU55と通信する。
メモリ51は、揮発性メモリと不揮発性メモリとを含む。メモリ51は、メンテナンスツール500の各種機能を実現するためのプログラムを格納する。具体的には、メモリ51は、メンテナンスプログラム511を格納する。また、メモリ51は、CPU55のワークメモリとして用いられる。
メンテナンスプログラム511は、各種設定データをデータ処理装置100に供給する機能と、収集処理の開始を指示する信号をデータ処理装置100に供給する機能と、をメンテナンスツール500に実現させるためのプログラムである。各種設定データは、収集設定を示すデータ、データ処理フロー設定を示すデータを含む。
通信インタフェース52は、例えば、USBコントローラを含み、CPU55の制御の下、通信ケーブル702を介してデータ処理装置100と通信する。
入力装置53は、マウス、操作キー等を含み、ユーザからの入力操作を受け付け、ユーザが入力した内容を示す信号をCPU55に出力する。表示装置54は、ディスプレイを含み、CPU55から供給される信号に基づく画像をディスプレイに表示する。
CPU55は、メモリ51に記憶されている各種プログラムを実行して、メンテナンスツール500の各種機能を実現する。具体的には、CPU55は、メンテナンスプログラム511を実行することにより、ユーザが入力した各種設定データをデータ処理装置100に送信する。また、CPU55は、メンテナンスプログラム511を実行することにより、収集処理の開始を指示する信号をデータ処理装置100に送信する。
続いて、図1を参照して、データ処理装置100の機能構成を説明する。データ処理装置100は、機能的には、収集対象からデータを収集するデータ収集部1と、収集されたデータに決められたデータ処理を行うデータ処理部2と、配信を制御する実行制御部3と、実行制御部3が出力したデータをPLC603に供給するデータ供給部4とを備える。図1において、矢印の向きは、データ処理装置100の各部の間で、データ、信号等が流れる向きを示す。
データ収集部1は、PLC603から、FA機器601及び602に設けられたセンサの出力値を含むデータを収集する。データ収集部1は、例えば、実行制御部3から収集処理の開始を指示する信号を受信すると収集処理を開始し、指定された対象から指定された収集間隔で指定されたデータを収集する。データ収集部1は、収集したデータを実行制御部3に供給する。データ収集部1の機能は、図2に示すCPU14が収集プログラム111を実行することにより実現される。データ収集部1は、本発明の収集手段の一例である。
図1に示すデータ処理部2は、データ処理部2A、2Bを含む。例えば、データ処理部2Aは、実行制御部3から供給されたデータを解析する。データ処理部2Bは、解析結果に基づいて、FA機器601及び602を診断し、診断結果を示すデータを実行制御部3に送信する。なお、データ処理部2が実行する処理は、解析、診断に限られない。データ処理部2の機能は、図2に示すCPU14がデータ処理プログラム112を実行することにより実現される。データ処理部2は、本発明のデータ処理手段の一例である。
実行制御部3は、定義されたデータ処理フローに従って、例えば、収集されたデータを、データ処理装置100の各処理部に配信する。実行制御部3は、データ処理フロー設定を示すデータを記憶する設定データ記憶部110と、データモデルを定義したデータを管理するモデル管理部120と、データの配信処理の実行主体であるデータ配信部130とを含む。
実施の形態において、実行制御部3は、データ収集部1が収集したデータを全てデータ処理部2に配信するわけではない。前述のように、データ収集部1は、FA機器602及び603が備えるセンサの出力値を収集する。センサの出力値に変化がない場合には、実行制御部3は、収集したデータをデータ処理部2に配信しない。例えば、センサが温度を測定するものであるとする。この場合、前回収集した温度データと今回収集した温度データとが変わらない場合、実行制御部3は、データをデータ処理部2に配信しない。
データ処理部2は、実行制御部3からデータが配信されなかった場合、前回配信されたデータを使用してデータ処理を行う。前回収集されたセンサの出力値と今回収集されたセンサの出力値とが同じであるため、データ処理部2が前回配信されたデータを使用してデータ処理を行っても問題がないからである。データ処理装置100が、このような構成を備えることで、実行制御部3とデータ処理部2との間の通信トラフィックを低減することができる。あるいは、データ処理部2は、データに変化があった場合のみデータ処理を行ってもよい。この場合、データ処理部2は、実行制御部3からデータが配信されるまでデータ処理を行わない。
実施の形態に特徴的な構成として、実行制御部3は、収集した複数のデータそれぞれに変化があったか否かを判別するのではなく、決められた範囲のデータをひとまとめにして、ひとまとめにしたデータ単位でデータに変化があったか否かを判別する。
設定データ記憶部110は、データ処理フロー設定を示すデータを記憶する。データ処理フロー設定を示すデータは、収集されたデータに行うべきデータ処理の内容とデータ処理を実行する主体とデータ処理の順序とが定義されたデータを含む。
さらに、設定データ記憶部110は、データ収集部1が実行するデータ収集処理についての収集設定を示すデータを記憶する。収集設定を示すデータは、収集の対象を特定するデータと、収集するデータを特定するデータと、データを収集する収集間隔とを特定するデータとを含む。ユーザは、メンテナンスツール500を使用して、データ処理フロー設定を示すデータと、収集設定を示すデータとを、メモリ11の決められた場所に格納する。設定データ記憶部110の機能は、図2に示すメモリ11により実現される。
図1に示すモデル管理部120は、データ処理装置100の収集対象のデータをモデル化した定義情報を管理する。実施の形態においては、データ処理装置100は、収集対象のデータをモデル化して管理する。具体的には、データ処理装置100は、収集対象のデータを、図3に示すような階層化構造を有するデータとして扱う。なお、データモデルは階層化構造を有するモデルに限らない。モデル管理部120の機能は、図2に示すメモリ11により実現される。
図1に示すデータ配信部130は、データ収集部1及びデータ供給部4との間でデータを送受信する第1送受信部131と、データ処理部2との間でデータを送受信する第2送受信部132と、収集されたデータが蓄積されるデータ格納部133と、収集されたデータから識別値を生成する識別値生成部134と、収集されたデータが更新されているかを判別する更新判別部135と、データ配信部130の各部を制御するデータ配信制御部136とを含む。データ配信部130の機能は、図2に示すCPU14が配信制御プログラム113を実行することにより実現される。識別値生成部134は、本発明の識別値生成手段の一例である。更新判別部135は、本発明の判別手段の一例である。データ配信制御部136は、本発明の配信手段の一例である。
図1に示す第1送受信部131は、データ収集部1との間でデータをやり取りするインタフェースとして機能する。第1送受信部131は、データ収集部1から受信したデータをデータ配信制御部136に出力する。第1送受信部131は、データ配信制御部136から供給されたデータをデータ供給部4に送信する。
第2送受信部132は、データ処理部2との間でデータをやり取りするインタフェースとして機能する。第2送受信部132は、データ配信制御部136から供給されたデータをデータ処理部2に送信する。第2送受信部132は、データ処理部2から受信したデータをデータ配信制御部136に出力する。
図1に示すデータ格納部133は、データ収集部1が収集したデータを一時的に格納する。データ配信制御部136は、第1送受信部131から供給されたデータをデータ格納部133に格納する。また、後述の識別値生成部134は、収集されたデータから算出したハッシュ値をデータ格納部133に格納する。
図1に示す識別値生成部134は、データ収集部1が今回収集したデータから少なくとも1つのハッシュ値を算出し、算出したハッシュ値を更新判別部135に供給する。さらに、識別値生成部134は、ハッシュ値をデータ格納部133に格納する。算出したハッシュ値は、データ収集部1が今回収集したデータと前回収集したデータとが同一であるか否かを判別するのに使用される識別値である。ハッシュ値を算出するためのハッシュ関数は予め定義され、ハッシュ関数を示す定義情報がメモリ11に記憶されているものとする。ハッシュ値は、本発明の同一性識別値の一例である。
前述のように、データ処理装置100は、ひとまとめにしたデータ単位でデータに変化があったか否かを判別する。このため、識別値生成部134は、下記のようにハッシュ値を生成される。まず、データ収集部1が収集したデータは、複数のデータを含むことがある。例えば、データ収集部1が収集するデータには、例えば、“1”、“0.01”等の数値のデータ、“真”または“偽”を表すデータ、“AB”、“D”等の文字列を表すデータが含まれるとする。識別値生成部134は、複数のデータを決められた順序で連結する。識別値生成部134は、例えば、データ収集部1からデータ配信部130にデータが与えられたときのデータの並び順で、複数のデータを連結してもよい。あるいは、識別値生成部134は、データを表すデータ名の昇順または降順で、データを並び変え、並び替えたデータを連結してもよい。あるいは、識別値生成部134は、ユーザが指定する順序でデータを並び変え、並び変えたデータを連結してもよい。また、識別値生成部134は、例えば、“1真AB”のように、データを直接連結してもよい。あるいは、識別値生成部134は、“1,真,AB”、 “1;真:AB”、“1 真 AB”のように、決められた符号を介してデータを連結してもよい。その後、識別値生成部134は、連結した値からハッシュ値を算出する。
実施の形態では、識別値生成部134は、データ格納部133から読み出したデータ全てを定義されたハッシュ関数に入力し、ハッシュ値を算出する。識別値生成部134は今回ハッシュ値をデータ格納部133に格納する。識別値生成部134は、個々のデータについてハッシュ値を算出するのではなく、データ収集部1から供給されたデータをひとまとめにしてハッシュ値を算出する。
識別値生成部134は、2以上のハッシュ値を算出してもよい。ただし、算出するハッシュ値の数は、収集されたデータ数より少ないことが望ましい。算出するハッシュ値の数が、収集されたデータ数と同じ、あるいは、それ以上である場合、演算処理の負荷を、前回のデータと今回のデータを単純に比較する場合に比べて、低減することができないからである。
更新判別部135は、収集されたデータの更新の有無を判別するため、今回収集されたデータから算出されたハッシュ値(以下、今回ハッシュ値)と前回収集されたデータから算出されたハッシュ値(以下、前回ハッシュ値)とを比較する。更新判別部135は、図4に示すように、データ格納部133から読み出した前回ハッシュ値と、今回収集されたデータから算出されたハッシュ値とを比較する。今回ハッシュ値と前回ハッシュ値とが一致することは、今回収集されたデータが前回収集されたデータと同じであることを意味する。更新判別部135は、今回ハッシュ値と前回ハッシュ値とが一致する場合、今回収集されたデータと前回収集されたデータとが一致すると判別する。更新判別部135は、ハッシュ値が一致しない場合、今回収集されたデータと前回収集されたデータとが一致しないと判別する。更新判別部135は、判別した更新の有無をデータ配信制御部136に通知する。データ収集部1が前回収集したデータは、本発明の前回データの一例である。データ収集部1が今回収集したデータは、本発明の今回データの一例である。今回ハッシュ値は、本発明の今回識別値の一例である。前回ハッシュ値は、本発明の前回識別値の一例である。
識別値生成部134が、N個(Nは正の整数)のハッシュ値を算出する場合、更新判別部135は、N個の今回ハッシュ値とN個の前回ハッシュ値とが全て一致した場合、データが更新されていない旨をデータ配信制御部136に通知する。
データ配信制御部136は、ユーザの指示に従って、処理フローの開始が指示されると、設定データ記憶部110に格納されているデータ処理フロー設定を示すデータに基づいて、データ処理装置100の各部の間におけるデータの配信を制御する。具体的には、データ配信制御部136は、データ収集部1に収集処理の開始を指示する。このとき、データ配信制御部136は、データ収集部1に、設定データ記憶部110に格納されている収集設定を示す定義情報を供給する。さらに、データ配信制御部136は、データ処理部2に、解析処理、診断処理等のデータ処理の開始を指示する。このとき、データ配信制御部136は、データ処理部2に、モデル管理部120に格納されているデータモデルの定義情報を供給する。
データ配信制御部136は、第1送受信部131からデータが供給されると、データをデータ格納部133に格納し、データが収集された旨を更新判別部135に通知する。
データ配信制御部136は、更新判別部135から収集されたデータが更新されている旨の通知を受けると、データ格納部133に格納されている今回収集されたデータをデータ処理フロー設定を示すデータに基づいた宛先が示すデータ処理部2に第2送受信部132を介して送信する。その後、データ配信制御部136は、データ格納部133に格納されている前回収集されたデータから算出されたハッシュ値と今回収集されたデータとを削除する。一方、データ配信制御部136は、更新判別部135から、収集されたデータが更新されていない旨の通知を受けた場合にはデータをデータ処理部2に送信しない。データ配信制御部136は、データ格納部133に格納されている前回収集されたデータから算出されたハッシュ値と今回収集されたデータとを削除する。
このように、データ収集部1から新たなデータが供給されるときには、データ格納部133には、今回収集されたデータの代わりに今回ハッシュ値のみが格納されていることになる。このハッシュ値は、次回収集されたデータの更新の有無を判別する処理において、前回収集されたデータから算出されたハッシュ値として扱われる。このような構成により、メモリの使用容量を低減することが可能である。
データ配信制御部136は、第2送受信部132からデータが供給されると、データ処理フロー設定を示すデータに基づいた宛先にデータを配信する。例えば、データの宛先がPLC603である場合、データ配信制御部136は、第1送受信部131を介してデータをデータ供給部4に送信する。従って、データ供給部4は、第1送受信部131から供給されたデータをPLC603に送信する。第1送受信部131からデータ供給部4に供給されるデータは、例えば、FA機器601及び602を診断した結果を示すデータである。あるいは、データ配信制御部136は、データの宛先が他のデータ処理部2である場合、第2送受信部132を介してデータをデータ処理部2に送信する。
図1に示すように、メンテナンスツール500は、機能的には、入力受付部510を含む。入力受付部510は、ユーザから受け付けた収集設定を示すデータ、データ処理フロー設定を示すデータをデータ処理装置100に送信する。さらに、入力受付部510は、ユーザから受け付けた処理フローの開始指示をデータ処理装置100に送信する。入力受付部510の機能は、図2に示すCPU55により実現される。
続いて、上記の構成を備えるデータ配信部130が、データ収集部1から受信したデータをデータ処理部2に配信するデータ配信処理の例を説明する。図2に示すCPU14は配信制御プログラム113を実行することで、図1に示すデータ配信部130として機能する。
図5に示すように、データ配信制御部136は、第1送受信部131を介してデータ収集部1からデータを受信すると(ステップS1001;Yes)、受信したデータをデータ格納部133に格納し(ステップS1002)、新たにデータが収集された旨を識別値生成部134に通知する。識別値生成部134は、データ格納部133に格納されているデータからハッシュ値を算出する(ステップS1003)。更新判別部135は、今回算出されたハッシュ値と前回算出されたハッシュ値とを比較する(ステップS1004)。今回算出したハッシュ値と前回算出したハッシュ値とが一致すれば(ステップS1005;Yes)、更新判別部135は、データ配信制御部136にその旨を通知する。これに応答して、データ配信制御部136は、データ格納部133から前回算出したハッシュ値と今回受信したデータとを削除し(ステップS1007)、再び、ステップ1001の処理を行う。
一方、今回算出したハッシュ値と前回算出したハッシュ値とが一致しなければ(ステップS1005;No)、更新判別部135は、データ配信制御部136にその旨を通知する。これに応答して、データ配信制御部136は、データ格納部133に格納されている今回受信したデータを第2送受信部132を介してデータ処理部2に配信する(ステップS1006)。その後、データ配信制御部136は、データ格納部133から前回算出したハッシュ値と今回受信したデータとを削除し(ステップS1007)、再び、ステップ1001の処理を行う。
以上、説明したように、実施の形態に係るデータ処理装置100のデータ配信部130は、受信したデータをひとまとめにして算出したハッシュ値を比較することで、今回受信したデータと前回受信したデータとが一致するか否かを判別する。データ配信部130は、ハッシュ値が一致しないと判別したときに、今回受信したデータを、データ処理部2に配信する。一方、ハッシュ値が一致するときは、データ処理装置100は、今回受信したデータをデータ処理部2に配信しない。
このような構成を備えることで、データ配信部130と、データ処理部2との間の通信トラフィックを軽減することを可能にしつつ、データ配信部130の処理を簡易なものとすることができる。従って、データ配信部130の処理の負荷を低減することができる。例えば、収集対象のデータの数が100である場合、従来のように、前回収集されたデータと今回収集されたデータとを個別に比較する場合、比較演算を100回行う必要がある。一方、実施の形態に係る構成では、例えば、ひとまとめにしたデータからハッシュ値を3つ算出する場合、ハッシュ値を3つ算出する演算と、前回の3つのハッシュ値と今回の3つのハッシュ値とをそれぞれ比較する演算とを行うだけでよい。
さらに、データ配信部130は、ハッシュ値の比較により、前回収集されたデータと今回収集されたデータとが一致するか否かを判別するので、前回収集されたデータをデータ格納部133に保持しておく必要がない。ハッシュ値の比較時に、データ格納部133には、前回収集されたデータから算出されたハッシュ値と、今回収集されたデータと、今回収集されたデータから算出されたハッシュ値とが格納されていることになる。よって、データ処理装置100のメモリの記憶容量を低減することが可能である。
(変形例)
実施の形態においては、識別値生成部134が、データ格納部133から読み出したデータ全てをハッシュ関数に入力し、ハッシュ値を算出する例を説明したが、これに限られない。図6に、変形例に係るデータ処理装置101の構成を示す。以下、実施の形態と異なる構成を中心に説明する。データ処理装置101は、実施の形態に係る構成に加え、グルーピング部137を備える。データ処理装置101は、データ処理部2A、2B、2Cを備えるものとする。
グルーピング部137は、収集されたデータをグループに分ける。変形例においては、グルーピング部137は、モデル管理部120に格納されているデータモデルの定義情報に従ってデータをグループに分ける。ここでは、収集されるデータが、図3に示すような、階層化構造を有するデータであると仮定する。データのグループ分けに関する設定は、ユーザが、メンテナンスツール500を使用して予めデータ処理装置101に登録しているものとする。例えば、グルーピング部137は、データ処理部2Aが処理するデータをグループAとし、データ処理部2Bが処理するデータをグループBとし、データ処理部2Cが処理するデータをグループCとして分けるとする。データ処理部2Aは本発明の第1データ処理手段の一例である。データ処理部2Bは本発明の第2データ処理手段の一例である。データ処理部2Aが実行する処理は本発明の第1データ処理の一例である。データ処理部2Bが実行する処理は本発明の第2データ処理の一例である。
グルーピング部137は、収集されたデータとグループとの対応付けを示す情報を識別値生成部134に通知する。図7に示すように、識別値生成部134は、データ格納部133に格納されているデータを、グループ単位で読み出し、読み出したグループ単位のデータからハッシュ値を算出する。図示する例では、収集されたデータが3つのグループに分けられ、それぞれのグループに1つのハッシュ値が算出されている。今回収集されたグループAに属するデータから算出されたハッシュ値は、本発明の第1の今回識別値の一例である。前回収集されたグループAに属するデータから算出されたハッシュ値は、本発明の第1の前回識別値の一例である。今回収集されたグループBに属するデータから算出されたハッシュ値は、本発明の第2の今回識別値の一例である。前回収集されたグループBに属するデータから算出されたハッシュ値は、本発明の第2の前回識別値の一例である。
更新判別部135は、グループ毎に算出されたハッシュ値からデータが更新されているか否かを判別する。更新判別部135は、グループ毎の判別結果をデータ配信制御部136に通知する。データ配信制御部136は、通知された結果に応じて、データが更新されているグループのデータをデータ処理部2に配信する。また、データ配信制御部136は、データが更新されていないグループのデータを配信しない。
変形例に係る構成においても、実施の形態と同様に、データ処理部2との間の通信トラフィックを軽減しつつ、データ配信部130の処理の負荷を低減することができる。
上記の変形例では、データモデルに従ってグループを分ける例を説明したが、これに限られない。グルーピング部137は、単純に、データを決められた単位でグループに分けてもよい。例えば、グルーピング部137は、決められたデータ数毎に、データを切り分けてもよい。あるいは、グルーピング部137は、データを意味を持つ単位でグループに分けてもよい。また、データ処理部2が複数存在する場合には、グルーピング部137は、データの配信先であるデータ処理部2に送信するデータをグループとしてもよい。
実施の形態、変形例において、データ処理装置100、101は、個々のデータからハッシュ値を算出するのではなく、ひとまとめにされたデータからハッシュ値を算出する。このため、複数のデータのうち、どのデータが更新されたかを特定することができない。
しかし、例えば、伝送路で発生する誤り訂正の技術を採用することで、更新されたデータを特定することが可能である。例えば、識別値生成部134は、収集されたデータから、ハッシュ値として誤り訂正符号を算出する。データの更新有無の判別の方法は実施の形態と同様である。
データ配信制御部136は、更新判別部135がデータの更新ありと判別した場合、データ処理部2にそのデータを配信する。このとき、データ配信制御部136は、今回収集されたデータを、前回ハッシュ値、ここでは、前回収集されたデータから算出した誤り訂正符号とともにデータ処理部2に送る。
データ処理部2は、データ配信制御部136から配信されたデータが、誤りが発生しているデータであるとみなして、そのデータに追加された誤り訂正符号から、誤り検出を行う。誤りが検出された箇所が、更新された箇所となる。
実施の形態において、データ配信部130は、今回ハッシュ値と前回ハッシュ値とが全て一致したと判別した場合、データをデータ処理部2に配信しない例を説明したが、これに限られない。例えば、データ配信部130は、同じデータから複数のハッシュ値を算出する場合であって、今回算出した複数のハッシュ値のうち、前回算出した複数のハッシュ値と一致するものの数が閾値以下である場合、データをデータ処理部2に配信するようにしてもよい。一方、データ配信部130は、今回算出した複数のハッシュ値のうち、前回算出した複数のハッシュ値と一致するものの数が閾値より多い場合、データをデータ処理部2に配信しないようにしてもよい。
また、あるいは、データ配信部130は、複数のハッシュ値を算出する場合であって、今回算出した複数のハッシュ値と前回算出した複数のハッシュ値とが一致する確率が、決められた割合未満である場合に、データをデータ処理部2に配信するようにしてもよい。データ配信部130は、ハッシュ値の一致する確率が、決められた割合以上である場合に、データをデータ処理部2に配信しないようにしてもよい。
実施の形態においては、データ処理装置100が、1つのデータ収集部1を備える例を説明したが、これに限られない。データ処理装置100は、2以上のデータ収集部1を備えていてもよい。この場合、各データ収集部1は、決められた種類のデータのみを収集してもよい。例えば、あるデータ収集部1は、温度データを収集し、他のデータ収集部1は、流量データを収集する。あるいは、データ収集部1は、割り当てられた収集先からデータを収集してもよい。例えば、あるデータ収集部1は、PLC603からデータを収集し、他のデータ収集部1は、PLC603以外のPLCからデータを収集する。
実施の形態では、データ処理部2は実行制御部3を介してデータをやり取りしたが、これに限られない。データ処理部2Aは相互に通信可能であってもよい。例えば、あるデータ処理部2は、実行制御部3から供給されたデータを解析し、解析結果を、他のデータ処理部2に供給する。他のデータ処理部2は、供給された結果に基づいて、FA機器601及び602を診断し、診断結果を、実行制御部3に供給してもよい。また、データ処理部2が実行する処理は解析処理、診断処理に限られない。例えば、データ処理部2は、欠損値処理、外れ値処理等の、解析処理の前に必要な前処理を収集されたデータに施してもよい。
実施の形態においては、データ処理装置100が、データ収集部1、データ処理部2を備える例を説明したが、これに限られない。データ収集部1、データ処理部2は、データ処理装置100と異なる装置に設けられており、データ処理装置100と、データ収集部1を備える装置と、データ処理部2を備える装置とが、連携してデータ処理システムとして機能してもよい。この場合、データ処理装置100は、例えば、ネットワークを介して、データ収集部1、データ処理部2との間でデータを授受してもよい。
実施の形態においては、データ処理装置100が、PLC603を介してFA機器601及び602からデータを収集する例を説明したが、これに限られない。例えば、データ処理装置100はFA機器601及び602から直接データを収集してもよい。
実施の形態においては、データ処理装置100が、データを収集し、データに決められた処理を行って、FA機器601及び602を診断する例を説明したが、これに限られない。データ処理装置100は、収集したデータを他の解析装置に送信してもよい。この場合、データ処理装置100と、解析装置とは、例えば、10BASE−T、100BASE−Tといった規格に則ったネットワークを介して、通信してもよい。
実施の形態においては、予防保全、予知保全等を目的として、FA機器601及び602を診断する例を説明したが、データ処理装置100が収集するデータは、他の用途のために使用されてもよい。例えば、FA機器601及び602から収集したデータから統計を取り、統計から、他のFA機器の故障の発生を予測することもできる。
変形例においては、ユーザが、メンテナンスツール500を使用してデータのグループ分けに関する設定をデータ処理装置101に登録する例を説明したが、これに限られない。例えば、データ処理装置101は、入力受付部を備えていてもよい。データ処理装置101が備える入力受付部は、ユーザから、データのグループ分けに関する設定を示すデータを受け付け、受け付けたデータを設定データ記憶部110に格納してもよい。
上記のプログラムを記録する記録媒体としては、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ、半導体メモリ、磁気テープを含むコンピュータ読取可能な記録媒体を使用することができる。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
1 データ収集部、2A,2B(2) データ処理部、3 実行制御部、4 データ供給部、11,51 メモリ、12 第1通信インタフェース、13 第2通信インタフェース、14,55 CPU、19,59 バス、52 通信インタフェース、53 入力装置、54 表示装置、100,101 データ処理装置、110 設定データ記憶部、111 収集プログラム、112 データ処理プログラム、113 配信制御プログラム、120 モデル管理部、130 データ配信部、131 第1送受信部、132 第2送受信部、133 データ格納部、134 識別値生成部、135 更新判別部、136 データ配信制御部、137 グルーピング部、500 メンテナンスツール、510 入力受付部、511 メンテナンスプログラム、601,602 FA機器、603 プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、701 ネットワーク、702 通信ケーブル

Claims (13)

  1. 機器から収集された複数のデータから予め設定された手順で前記複数のデータの同一性を識別するための値である同一性識別値を少なくとも1つ生成する識別値生成手段と、
    今回収集された前記複数のデータである今回データから生成した前記同一性識別値である今回識別値と、前回収集された前記複数のデータである前回データから生成した前記同一性識別値である前回識別値と、が一致するか否かに応じて、前記今回データと前記前回データとが一致するか否かを判別する判別手段と、
    予め設定されたデータ処理を行うデータ処理手段と、
    前記判別手段が前記今回データと前記前回データとが一致しないと判別した場合、前記データ処理手段に前記今回データと前記前回識別値とを配信し、配信完了後に前記今回データを削除する配信手段と、
    を備え、
    前記配信手段は、前記判別手段が前記今回データと前記前回データとが一致すると判別した場合、前記今回データを配信せずに前記今回データを削除
    前記データ処理手段は、前記今回データと前記前回識別値とから、前記今回データのうち前記前回データから更新されたデータを特定する、
    データ処理装置。
  2. 前記識別値生成手段は、前記今回識別値を算出するため、予め定められたハッシュ関数に前記今回データを代入してハッシュ値を算出し、前記前回識別値を算出するため、前記ハッシュ関数に前記前回データを代入してハッシュ値を算出する、
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記識別値生成手段は、収集された前記複数のデータのうち予め決められている組み合わせのデータから、前記ハッシュ値を算出する、
    請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記判別手段が、今回収集された前記複数のデータのうちの前記組み合わせのデータから算出した前記ハッシュ値と、前回収集された前記複数のデータのうちの前記組み合わせのデータから算出した前記ハッシュ値と、が一致しないと判別した場合、前記配信手段は、前記組み合わせのデータを前記データ処理手段に配信する、
    請求項3に記載のデータ処理装置。
  5. 前記判別手段が、今回収集された前記複数のデータのうちの前記組み合わせのデータから算出した前記ハッシュ値と、前回収集された前記複数のデータのうちの前記組み合わせのデータから算出した前記ハッシュ値と、が一致すると判別した場合、前記配信手段は、前記組み合わせのデータを前記データ処理手段に配信しない、
    請求項3または4に記載のデータ処理装置。
  6. 前記データ処理手段は、第1データ処理を行う第1データ処理手段と、第2データ処理を行う第2データ処理手段とを含み、
    前記識別値生成手段は、前記今回データのうち前記第1データ処理手段に対応付けられている第1の組み合わせのデータから第1の今回識別値を生成し、前記今回データのうち前記第2データ処理手段に対応付けられている第2の組み合わせのデータから、第2の今回識別値を生成し、
    前記判別手段が、前記第1の今回識別値と、前記前回データのうちの前記第1の組み合わせのデータから生成された第1の前回識別値と、が一致しないと判別した場合、前記配信手段は、前記今回データのうちの前記第1の組み合わせのデータを前記第1データ処理手段に配信し、前記判別手段が、前記第2の今回識別値と、前記前回データのうちの前記第2の組み合わせのデータから生成された第2の前回識別値と、が一致しないと判別した場合、前記配信手段は、前記今回データのうちの前記第2の組み合わせのデータを前記第2データ処理手段に配信する、
    請求項3から5のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  7. 前記組み合わせは、予め定義されたデータモデルに従って決められたものである、
    請求項3から6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  8. 前記組み合わせは、ユーザにより指定される、
    請求項3から7のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  9. 前記識別値生成手段が複数の前記ハッシュ値を算出する場合であって、前記判別手段が、今回の複数の前記ハッシュ値と前回の複数の前記ハッシュ値とが全て一致すると判別した場合に、前記配信手段は、前記今回データを前記データ処理手段に配信しない、
    請求項2から8のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  10. 前記識別値生成手段が複数の前記ハッシュ値を算出する場合であって、前記判別手段が、今回の複数の前記ハッシュ値と前回の複数の前記ハッシュ値とが一致するものの数が閾値以下であると判別した場合に、前記配信手段は、前記今回データを前記データ処理手段に配信する、
    請求項2から8のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  11. 前記機器から前記複数のデータを収集する収集手段を備える、
    請求項1から10のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  12. コンピュータが実行する方法であって、
    機器から収集された複数のデータから予め設定された手順で前記複数のデータの同一性を識別するための値である同一性識別値を少なくとも1つ生成するステップと、
    今回収集された前記複数のデータから生成した前記同一性識別値である今回識別値と、前回収集された前記複数のデータから生成した前記同一性識別値である前回識別値と、が一致するか否かを判別するステップと、
    前記今回識別値と前記前回識別値とが一致しない場合、今回収集された前記複数のデータと前記前回識別値とを配信し、配信完了後に今回収集された前記複数のデータを削除するステップと、
    前記今回識別値と前記前回識別値とが一致する場合、今回収集された前記複数のデータを配信せずに今回収集された前記複数のデータを削除するステップと、
    今回収集された前記複数のデータと前記前回識別値とから、今回収集された前記複数のデータのうち前回収集された前記複数のデータから更新されたデータを特定するステップと、
    を含む方法。
  13. コンピュータに、
    機器から収集された複数のデータから予め設定された手順で前記複数のデータの同一性を識別するための値である同一性識別値を少なくとも1つ生成させ、
    今回収集された前記複数のデータから生成した前記同一性識別値である今回識別値と、前回収集された前記複数のデータから算出した前記同一性識別値である前回識別値と、が一致するか否かを判別させ、
    前記今回識別値と前記前回識別値とが一致しない場合、今回収集された前記複数のデータと前記前回識別値とを配信させ、配信完了後に今回収集された前記複数のデータを削除させ、
    前記今回識別値と前記前回識別値とが一致する場合、今回収集された前記複数のデータを配信させずに今回収集された前記複数のデータを削除させ、
    今回収集された前記複数のデータと前記前回識別値とから、今回収集された前記複数のデータのうち前回収集された前記複数のデータから更新されたデータを特定させる、
    プログラム。
JP2019569511A 2019-07-23 2019-07-23 データ処理装置、方法、及びプログラム Active JP6762442B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/028767 WO2021014550A1 (ja) 2019-07-23 2019-07-23 データ処理装置、方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6762442B1 true JP6762442B1 (ja) 2020-09-30
JPWO2021014550A1 JPWO2021014550A1 (ja) 2021-09-13

Family

ID=72614661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019569511A Active JP6762442B1 (ja) 2019-07-23 2019-07-23 データ処理装置、方法、及びプログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11474985B2 (ja)
JP (1) JP6762442B1 (ja)
CN (1) CN114175002B (ja)
WO (1) WO2021014550A1 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002073893A (ja) 2000-08-31 2002-03-12 Sharp Corp データ収集ネットワークシステム
US20070027915A1 (en) * 2005-07-29 2007-02-01 Morris Robert P Method and system for processing a workflow using a publish-subscribe protocol
JP2009053992A (ja) 2007-08-28 2009-03-12 Jiec Co Ltd ログ収集システム
JP2009238127A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Canon Inc ジョブ管理システムのジョブ管理方法
JP2010182243A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Ntt Docomo Inc 端末装置、データ収集ノード、データ収集システムおよびデータ収集方法
JPWO2013145467A1 (ja) * 2012-03-26 2015-12-10 日本電気株式会社 メッセージングシステム、トピック管理装置、メッセージング方法及びプログラム
JP2015108927A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 日本電気株式会社 情報処理装置、データ同期方法及びプログラム
US10742703B2 (en) * 2015-03-20 2020-08-11 Comcast Cable Communications, Llc Data publication and distribution
US10649414B2 (en) 2015-03-27 2020-05-12 Bühler AG Adaptive cross plant control and steering system, and corresponding method thereof
CN105848150B (zh) * 2016-05-19 2019-07-26 华东师范大学 一种无线传感器网络分组小数据安全分发方法
US10963586B1 (en) * 2016-12-15 2021-03-30 Steelcase Inc. Data collection, storage and management system and method

Also Published As

Publication number Publication date
CN114175002B (zh) 2022-10-21
CN114175002A (zh) 2022-03-11
JPWO2021014550A1 (ja) 2021-09-13
US20220147501A1 (en) 2022-05-12
WO2021014550A1 (ja) 2021-01-28
US11474985B2 (en) 2022-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7106847B2 (ja) 診断装置、診断方法、プログラム、および記録媒体
JP5605476B2 (ja) システム運用管理装置、システム運用管理方法、及びプログラム記憶媒体
US10452666B2 (en) Sensor data search system, sensor data search method and management computer
JP6753278B2 (ja) 制御システムおよび制御装置
KR102430440B1 (ko) 시계열 에너지 예측 데이터 모델을 이용한 설비이상감지 정보처리장치
JP7031743B2 (ja) 異常検知装置
WO2018073960A1 (ja) 表示方法、表示装置、および、プログラム
JP6489235B2 (ja) システム分析方法、システム分析装置、および、プログラム
JP6777142B2 (ja) システム分析装置、システム分析方法、及び、プログラム
JP6767203B2 (ja) 保守支援装置、保守支援方法およびコンピュータプログラム
US11044319B2 (en) Equipment analysis support apparatus, equipment analysis support method, and equipment analysis system
JP2023106444A (ja) 情報処理システム、情報処理方法及び情報処理装置
JP6809011B2 (ja) 制御システムの遠隔監視を行う装置およびシステム
JP6762442B1 (ja) データ処理装置、方法、及びプログラム
JPH10124766A (ja) 環境監視システムおよび異常検出方法および異常検出装置
JP7038629B2 (ja) 機器状態監視装置及びプログラム
CN111555899A (zh) 告警规则配置方法、设备状态监测方法、装置和存储介质
CN114019946B (zh) 工控终端的监控数据处理方法及装置
JP7264231B2 (ja) 監視方法、監視装置、プログラム
JP7226542B2 (ja) 時系列データ処理方法、時系列データ処理装置、プログラム
US10740214B2 (en) Management computer, data processing system, and data processing program
US20210318665A1 (en) Data collection apparatus, method, and program
JP7248101B2 (ja) 監視方法、監視装置、プログラム
JP7227772B2 (ja) データアセット分析支援システムおよびデータ分析方法
JP6973445B2 (ja) 表示方法、表示装置、および、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191213

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20191213

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200331

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200501

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6762442

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250