JP7248101B2 - 監視方法、監視装置、プログラム - Google Patents

監視方法、監視装置、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、監視方法、監視装置、プログラムに関する。
製造工場や処理施設などのプラントでは、各種センサから計測できる各要素の観測値である時系列データを分析し、異常状態が発生したことや製造条件の変更が発生したことなど、プラントの状態の変化を検出することが行われている。なお、プラントにおいて計測される各要素の計測値は、例えば、温度、圧力、流量、消費電力値、原料の供給量、残量などがある。そして、プラントの状態の変化を検出する方法としては、複数の時系列データの相関関係を表すモデルを生成しておき、新たに観測した時系列データが、モデルによって表された相関関係を維持しているか否かを調べ、モデルの相関関係を維持していない場合に異常状態が発生したことを検出する、という方法がある。
ここで、上述した監視対象の異常状態を検出するためのモデルは、監視対象が正常状態である場合の計測値である時系列データ間の相関関係を表しているため、一方の計測値から他方の計測値を予測することが可能である。このため、一方の計測値を変更することによって他方の計測値をシミュレーションすることができ、監視対象の運用の制御を行うことができる。
ところが、各センサ間の相関関係に従うと、一方の時系列データの計測値に対して、他方の時系列データの計測値が、計測対象となる要素(例えば、温度やCPU使用率)の許容範囲を超えてしまう場合が生じうる。すると、かかる他方の要素がボトルネックとなり、適切な運用制御を行うことができないことがある。
特許第4872945号公報
上述したように、要素がボトルネックとなることにより監視対象の適切な運用制御を行うことができない、という問題に対して、特許文献1では、一方の要素の計測値に対して他方の要素の計測値が許容範囲を超えるか否かを調べ、ボトルネックとなる要素を特定する、ことを行っている。
しかしながら、上述した技術では、ボトルネックとなる要素を特定しているだけであって、監視対象の運用が可能か否かを判定するまでには至っていない。このため、ボトルネックとなり得る状況を不要に排除してしまう恐れがあり、適切な運用が困難となる場合が生じうる。
このため、本発明の目的は、監視対象の適切な運用が困難である、ことを解決することができる監視方法を提供することにある。
本発明の一形態である監視方法は、
予め設定された動作計画に従って監視対象で実行される処理に対応する、当該監視対象から計測された計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し、
前記監視対象で前記動作計画に従って実行される処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する、
という構成を有する。
また、本発明の一形態である監視装置は、
予め設定された動作計画に従って監視対象で実行される処理に対応する、当該監視対象から計測された計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測する予測部と、
前記監視対象で前記動作計画に従って実行される処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する判定部と、
を備えた、
という構成を有する。
また、本発明の一形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
予め設定された動作計画に従って監視対象で実行される処理に対応する、当該監視対象から計測された計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測する予測部と、
前記監視対象で前記動作計画に従って実行される処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する判定部と、
を実現させる、
という構成を有する。
本発明は、以上のように構成されることにより、監視対象の適切な運用を図ることができる。
本発明の実施形態1における監視装置の構成を示すブロック図である。 図1に開示した監視装置による処理の様子を示す図である。 図1に開示した監視装置による処理の様子を示す図である。 図1に開示した監視装置による処理の様子を示す図である。 図1に開示した監視装置による処理の様子を示す図である。 図1に開示した監視装置による処理の様子を示す図である。 図1に開示した監視装置による処理の様子を示す図である。 図1に開示した監視装置の動作を示すフローチャートである。 図1に開示した監視装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2における監視装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2における監視装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2における監視装置の動作を示すフローチャートである。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図9を参照して説明する。図1は、監視装置の構成を説明するための図であり、図2乃至図9は、監視装置の処理動作を説明するための図である。
[構成]
本発明における監視装置10は、プラントなどの監視対象P(対象)に接続されている。そして、監視装置10は、監視対象Pの各要素の計測値を取得して分析し、分析結果に基づいて監視対象Pの状態を監視するために利用される。例えば、監視対象Pは、製造工場や処理施設などのプラントであり、各要素の計測値は、プラント内の温度、圧力、流量、消費電力値、原料の供給量、残量など、複数種類の情報からなる。そして、監視する監視対象Pの状態は、本実施形態では、監視対象Pの異常状態であることとし、監視装置10は、後述するように、各要素の相関関係を表す相関モデルを用いて、計測値から異常度を算出して、かかる異常度から異常状態であることを検出して通知する処理を行う。
ここで、本実施形態では、監視対象Pであるプラントは、予め設定された稼働計画データ(動作計画)に従って稼働するよう構成されている。例えば、稼働計画データには、監視対象Pであるプラントが稼働して製品を製造するときの製造条件と、かかる製造条件で稼働する日時と、が含まれている。このため、監視対象Pは、設定された日時に、設定された製造条件で稼働することとなる。一例として、監視対象Pであるプラントは、後述するように、3種類の製造稼働条件A,B,Cのいずれかで稼働するよう計画されていることとする。
但し、本発明における監視対象Pは、プラントであることに限定されず、情報処理システムなどの設備といったいかなるものであってもよい。例えば、監視対象Pが情報処理システムである場合には、監視装置10は、情報処理システムを構成する各情報処理装置のCPU(Central Processing Unit)使用率、メモリ使用率、ディスクアクセス頻度、入出力パケット数、消費電力値などを、各要素の計測値として計測し、かかる計測値を分析して情報処理システムの状態を監視してもよい。
上記監視装置10は、演算装置と記憶装置とを備えた1台又は複数台の情報処理装置にて構成される。そして、監視装置10は、図1に示すように、演算装置がプログラムを実行することで構築された、計測部11、学習部12、検出部13、予測部14、判定部15、特定部16、を備える。また、監視装置10は、記憶装置に形成された、計測データ記憶部17、モデル記憶部18、計画データ記憶部19、性質データ記憶部20、を備える。以下、各構成について詳述する。
上記計測部11は、監視対象Pに設置された各種センサa,b,c,dにて計測された各要素の計測値を所定の時間間隔で時系列データとして取得して、計測データ記憶部17に記憶する。このとき、計測する要素は複数種類あるため、計測部11は、図2の符号Tに示すような複数要素の時系列データの集合である時系列データセットを取得する。なお、計測部11による時系列データセットの取得及び記憶は常時行われており、取得された時系列データセットは、後述するように、監視対象Pの正常状態を表す相関モデルを生成するとき、監視対象Pの状態を監視するとき、にそれぞれ使用される。
上記学習部12は、図2に示すように、監視対象Pが予め正常状態であると判断されたときに計測された時系列データセットTを入力して、正常状態における各要素間の相関関係を表す相関モデルMを生成する。例えば、相関モデルは、複数要素のうち、任意の2要素の計測値の相関関係を表す相関関数を含む。相関関数は、任意の2要素のうちの一方の要素の入力値に対して他方の要素の出力値を予測する関数である。このとき、相関モデルに含まれる各要素間の相関関数には、それぞれ重みが設定される。学習部12は、上述したような複数の要素間の相関関数の集合を相関モデルMとして生成し、モデル記憶部18に記憶する。一例として、図2に示す相関モデルMでは、要素aと要素bとの計測値は相関関数f(a,b)の相関関係を有することを示しており、逆に、要素bと要素cとの計測値は相関関係を有さないことを示している。
なお、本実施形態では、監視対象Pであるプラントは、上述したように複数の製造条件で稼働することとなるため、学習部12は、監視対象Pが各製造条件でそれぞれ稼働する場合における正常状態を表す相関モデルを生成する。例えば、監視対象Pであるプラントは、各製造条件A,B,Cで稼働することとなるが、各製造条件A,B,Cで監視対象Pが正常状態である場合の相関モデルMをそれぞれ生成する。
上記検出部13は、上述した相関モデルMを生成した後に計測された時系列データセットTを取得して、当該時系列データセットTの分析を行い、監視対象Pの異常状態を検出する。具体的に、検出部13は、監視対象Pから計測された時系列データセットTを入力して、モデル記憶部18に記憶されている相関モデルMを用いて、監視対象Pが異常状態である度合いを表す異常度(異常状態を表す情報)を算出する。このとき、検出部13は、監視対象Pであるプラントの稼働計画データを参照して、監視対象Pの稼働状況(動作)を特定し、特定した稼働状況に対応する相関モデルMを用いて異常度の算出を行う。例えば、監視対象Pが「製造条件B」で稼働していることを特定した場合には、「製造条件B」に対応する相関モデルMを設定する。ここで、上述した稼働計画データは、上記計画データ記憶部19に記憶されている。稼働計画データは、例えば、図3の上段に示すように、フェーズ1として2日間毎に製造条件A,B,Cの順番で稼働する計画を表すデータである。
そして、検出部13は、監視対象Pの稼働状況に対応して設定した相関モデルMを用いて、所定の2要素間の相関関数に、計測された一方の要素の入力値を入力して他方の要素の出力値を予測し、かかる予測値と実際の計測値との差分を調べる。このとき、差分が所定以上の場合、かかる2要素間の相関関係の相関破壊として検出する。検出部13は、複数の要素間の相関関数の差分や相関破壊の状況を調べ、差分の大きさやその相関関数の重み、相関破壊の数などに応じて、異常度を算出する。検出部13は、例えば、相関破壊の度合いが大きいほど、監視対象Pが異常状態である度合いが高いとして、異常度の値を高く算出する。そして、検出部13は、時系列データセットの各時間について異常度の算出を行い、異常度が閾値以上の場合に、監視対象Pが異常状態となったことを検出する。但し、検出部13による異常状態の検出方法は、上述した方法に限定されず、いかなる方法であってもよい。
上記予測部14は、上述した相関モデルMを用いて、所定の2要素間の相関関数に、一方の要素に対して計測値を変化させて入力し、そのときの他方の要素の計測値を予測する。つまり、相関モデルMを用いて、一方の要素の計測値から、他方の要素の計測値をシミュレーションする。このとき、監視対象Pであるプラントは、上述した稼働計画データに従って稼働するため、時間の変化により監視対象Pの稼働状況つまり製造条件が変化する。これに併せて、予測部14は、稼働計画データに応じた稼働状況つまり製造条件に対応する相関モデルMを用いて、要素の計測値を予測する。例えば、図3の上図は稼働計画データのフェーズ1を示しており、監視対象Pの稼働状況は製造条件A,B,Cの順に変化するため、これに対応して予測部14は、予測に用いる相関モデルMを、それぞれ製造条件A,B,Cに対応するものに変更する。そして、予測部14は、図3の下図に示すように、各製造条件A,B,Cに対応して設定した相関モデルMを用いて、ある要素間における一方の要素の値を変化させたときの他方の要素の値である「温度」の変化を予測する。なお、相関モデルMに入力する一方の要素の値は、例えば、各時間において取り得る範囲内で変化させてもよく、製造条件や時間の経過に応じて取り得る範囲内で変化させてもよい。
また、予測部14は、後述するように判定部15にて稼働計画データの変更や追加があると、かかる変更や追加された稼働計画データに従って、上述同様に相関モデルMを用いて、一方の要素の値から他方の要素の値を予測する。
上記判定部15は、上述したように監視対象Pが稼働計画データに従って稼働している間において予測した要素の計測値が、当該要素に対応して設定された許容値を超えるか否かを判定する。ここで、例えば、予測する要素の値が「温度」である場合に、図3の下図の点線で示す許容値が設定されていることとする。この場合、監視対象Pが図3上図の稼働計画データのフェーズ1に従って稼働している間に、図3下図に示すように、予測する要素の値である「温度」が、「2/6」に「製造条件C」で稼働しているときに許容値を超えていると判定する。
この場合、判定部15(計画変更部)は、予測した要素の値である「温度」がボトルネックとなると判断し、かかる要素の値である「温度」が許容値を超えないよう監視対象Pの稼働状況の計画を表す稼働計画データを変更する。例えば、判定部15は、予測した要素の値である「温度」が「製造条件C」で許容値を超えたため、かかる「製造条件C」での稼働時間を減少させるように稼働計画データを変更する。一例として、図4の上図に示すように、フェーズ1において、「製造条件A」の稼働時間を2日間から3日間に延ばして稼働し、その後「製造条件B」を当初の計画のまま2日間稼働し、さらにその後、「製造条件C」を2日間から1日間に減らして稼働する、という計画に変更して、変更した稼働計画データを計画データ記憶部19に記憶する。
ここで、上述したように稼働計画データが変更されると、上記予測部14にて、変更された稼働計画データに従って、上述同様に相関モデルMを用いた要素の値の予測が再度行われる。そして、判定部15は、このように変更された稼働計画データに従って行われた要素の値の予測値が当該要素に対応して設定された許容値を超えるか否かを判定する。例えば、監視対象Pが図4上図の変更された稼働計画データのフェーズ1に従って稼働している間に、図4下図に示すように、予測する要素の値である「温度」は許容値を超えていない、と判定する。
さらに、判定部15は、上述した稼働計画データに、さらに計画を追加してもよい。例えば、上述したように、稼働計画データを変更した結果、予測する要素の値である「温度」が許容値を超えていない場合には、稼働計画データの変更を補う計画を追加する。例えば、上述した稼働計画データの変更では、当初の計画と比較して、「製造条件C」での稼働時間が減少している。このため、判定部15は、「製造条件C」の稼働時間を追加したいが、図3に示すように「製造条件C」を連続して2日間連続して稼働すると「温度」が許容値を超えてしまう可能性がある。このことから、判定部15は、図5の上段に示すように、「フェーズ1」の最後に稼働する「製造条件C」の後に1日間「製造条件B」を稼働し、その後、1日間「製造条件C」を稼働する、といった「フェーズ2」を計画して、稼働計画データに追加する。
そして、上述したように稼働計画データが追加されると、上述同様に、上記予測部14にて、追加された稼働計画データに従って相関モデルMを用いた要素の値の予測が再度行われる。そして、判定部15は、追加された稼働計画データに従って行われた要素の値の予測値が当該要素に対応して設定された許容値を超えるか否かを判定する。例えば、監視対象Pが図5上図の追加された稼働計画データの「フェーズ2」に従って稼働している間に、図5下図に示すように、予測する要素の値である「温度」は許容値を超えていない、と判定する。
上記特定部16は、上述した判定部15において予測した要素の値が許容値を超えてしまった場合に、予測の際に相関モデルMに入力した一方の要素を特定する。このとき、特定部16は、性質データ記憶部20に記憶されている要素の性質を表す性質データに基づいて、要素を特定する。ここで、性質データは、例えば、図6に示すように、各センサで計測される各要素の制御可否の度合いを表す制御度である。このとき、制御度は、数値が大きいほど制御しやすいことを表している。例えば、要素dは制御度「0」であり、大気の気温や湿度など制御できないことを表していることとなる。また、要素bは制御度「5」であって他よりも高い値であり、作業者が容易に設定変更可能で制御が容易であることを表している。なお、制御度は、上述した値であることに限定されず、単に制御可能であるか否かを表す値であってもよい。例えば、制御が難しい外気温、工事により制御が可能な配管温度、設置済みのヒータにより制御が容易な配管の温度を、二値または多値の数値によって区別することで、制御度として表してもよい。
そして、特定部16は、性質データに基づいて、例えば制御度が最も高い要素を特定する。ここで、仮に、図7に相関モデルMにおいて、点線矢印で接続された要素間で予測した要素の値が許容値を超えてしまったとする。なお、図7の例では、要素bと要素aの間と、要素dと要素cの間、で予測した要素の値が許容値を超えてしまったとする。このとき、入力した要素は、それぞれ要素bと要素dであるが、このうち制御度が高い要素bを特定し、かかる要素bを含む相関関係も特定する(点線楕円参照)。
なお、特定部16は、必ずしも上述した方法で要素を特定することに限定されない。例えば、特定部16は、必ずしも制御度に基づいて要素を特定することに限定されず、他の要素の性質を表す性質データを用いて、要素を特定してもよい。一例として、性質データを、監視対象Pにおける要素の必要性の度合いや、監視対象Pに対して要素が影響を与える度合い、などとしてもよい。
なお、上記では、1つのセンサによる計測値は、1つの要素から生じた状態を計測した値であることとしている。例えば、「センサ」の計測値が「温度」である場合に、「要素」は「プラント内の温度」を計測した値であることとしている。但し、本発明では、1つのセンサによる計測値は、複数の生成源(要素)によって生じた状態を計測した値であってもよい。例えば、「センサ」の計測値が「振動数」である場合に、かかる「振動数」は「生成源である機械の振動の周波数成分」と「生成源である地震による振動の周波数成分」とによる「振動数」を計測した値であってもよい。この場合、上記特定部16は、要素の計測値から各成分値を抽出し、かかる成分値の特性から当該成分値を生じさせる生成源を特定する。そして、特定した生成源の中から、最終的に生成源をさらに特定してもよい。この場合、上述した要素の性質を表す性質データと同様に、生成源の制御度などの性質を表すデータを予め記憶しておき、かかるデータに基づいて生成源を特定してもよい。
[動作]
次に、上述した監視装置10の動作を、主に図8乃至図9のフローチャートを参照して説明する。まず、図8のフローチャートを参照して、監視対象Pの正常状態である場合における、各要素間の相関関係を表す相関モデルを生成するときの動作を説明する。
監視装置10は、まず、監視対象Pが稼働条件Aで稼働しているときであり、当該監視対象Pが正常状態であると判断されたときに計測された時系列データセットである学習用のデータを、計測データ記憶部17から読み出して入力する(ステップS1)。そして、監視装置10は、入力した時系列データから、各要素間の相関関係を学習し(ステップS2)、当該各要素間の相関関係を表す相関モデルを生成する(ステップS3)。そして、監視装置10は、生成した相関モデルを、監視対象Pが稼働条件Aで稼働しているときの正常状態を表す相関モデルとしてモデル記憶部18に記憶しておく。このようにして、監視装置10は、監視対象Pが稼働条件Bで稼働しているときの正常状態を表す相関モデル、監視対象Pが稼働条件Cで稼働しているときの正常状態を表す相関モデル、さらに必要であれば、他の稼働条件で稼働しているときの相関モデルも生成して、モデル記憶部18に記憶しておく。
次に、図9のフローチャートを参照して、稼働計画データに従って各センサから計測されうる計測値を予測する場合の動作を説明する。なお、稼働計画データとして、はじめに図3の上段に示す「フェーズ1」が予め記憶されていることとする。
監視装置10は、まず、計画データ記憶部19から稼働計画データを取得し、監視対象Pの稼働状況を調べる。そして、監視装置10は、稼働計画データに応じた稼働状況つまり製造条件に対応する相関モデルMを用いて、各センサからの計測値を予測する。例えば、監視対象Pの稼働状況は時間の経過と共に製造条件A,B,Cと順に変化するため、これに対応して予測に用いる相関モデルMを、それぞれ製造条件A,B,Cに対応するものに変更する。そして、監視装置10は、図3の下図に示すように、各製造条件A,B,Cに対応して設定した相関モデルMを用いて、ある要素間における相関関数から、一方の要素の値を変化させたときの他方の要素の値である「温度」の変化を予測する(ステップS11)。
続いて、監視装置10は、監視対象Pが稼働計画データに従って稼働している間において予測した要素の計測値が、当該要素に対応して設定された許容値を超えるか否かを判定する(ステップS12)。このとき、監視装置10は、例えば図3下図に示すように、予測する要素の値である「温度」が、「2/6」に「製造条件C」で稼働しているときに許容値を超えてしまっていると判定した場合には(ステップS12でNo)、稼働計画データを変更する(ステップS13)。ここでは、図4の上図に示すように、フェーズ1において、まず3日間「製造条件A」で稼働し、その後、計画通り2日間「製造条件B」で稼働し、さらにその後は、当初2日間であった「製造条件C」を1日間だけ稼働する、という計画に変更することとする。
続いて、監視装置10は、稼働計画データが変更されると、当該変更された稼働計画データに従って、上述同様に相関モデルMを用いた要素の値の予測を再度行う(ステップS14)。そして、監視装置10は、変更された稼働計画データに従って行われた要素の値の予測値が当該要素に対応して設定された許容値を超えるか否かを判定する(ステップS15)。例えば、図4下図の場合には、予測する要素の値である「温度」は許容値を超えていない、と判定する(ステップS15でYes)。
なお、監視装置10は、稼働計画データに、さらに計画を追加してもよい(ステップS13)。例えば、上述したように、稼働計画データを変更した結果に応じて、稼働計画データの変更を補う計画を追加してもよい。例えば、図5の上段に示すように、稼働計画データに、1日ずつ「製造条件B」と「製造条件C」で稼働する計画の「フェーズ2」を追加してもよい。この場合、監視装置10は、上述同様に、追加された稼働計画データに従って要素の値の予測を再度行い(ステップS14)、許容値を超えていないか判定する(ステップS15)。
また、監視装置10は、予測した要素の値が許容値を超えてしまった場合であって、稼働計画データを変更しない場合には(ステップS15でNo)、予測の際に相関モデルMに入力した一方の要素を特定する(ステップS16)。このとき、監視装置10は、要素の制御度など性質を表す性質データに基づいて、要素を特定する。そして、監視装置10は、特定した要素を監視者などに出力する。
以上のように、本発明では、監視対象Pにおける計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し、動作計画に従って処理が実行された場合に予測した計測値が許容値を超えるか否かを判定している。このため、実際の動作計画において他方の計測値の計測対象となる要素がボトルネックとなるか否かを判定することができる。その結果、かかる判定結果を参照して制御値を変更するなど容易に解決策をとることができ、過度の安全対策が不要となり、適切に監視対象Pを運用することができる。
また、本発明では、計測値の予測に応じて、監視対象Pの動作計画を変更している。これにより、動作計画を一部修正するなど容易に解決策をとることができ、過度の安全対策が不要となり、適切に監視対象Pを運用することができる。
さらに、本発明では、ボトルネックとなってしまう要素の要因となる入力側の要素のうち、かかる要素の性質に応じて要素を特定している。これにより、特定した要素に対する対応をとることができ、適切に監視対象を運用することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図10乃至図12を参照して説明する。図10乃至図11は、実施形態2における監視装置の構成を示すブロック図であり、図12は、監視装置の動作を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、実施形態1で説明した監視装置及び監視装置による処理方法の構成の概略を示している。
まず、図10を参照して、本実施形態における監視装置100のハードウェア構成を説明する。監視装置100は、一般的な情報処理装置にて構成されており、一例として、以下のようなハードウェア構成を装備している。
・CPU(Central Processing Unit)101(演算装置)
・ROM(Read Only Memory)102(記憶装置)
・RAM(Random Access Memory)103(記憶装置)
・RAM103にロードされるプログラム群104
・プログラム群104を格納する記憶装置105
・情報処理装置外部の記憶媒体110の読み書きを行うドライブ装置106
・情報処理装置外部の通信ネットワーク111と接続する通信インタフェース107
・データの入出力を行う入出力インタフェース108
・各構成要素を接続するバス109
そして、監視装置100は、プログラム群104をCPU101が取得して当該CPU101が実行することで、図11に示す予測部121と判定部122を構築して装備することができる。なお、プログラム群104は、例えば、予め記憶装置105やROM102に格納されており、必要に応じてCPU101がRAM103にロードして実行する。また、プログラム群104は、通信ネットワーク111を介してCPU101に供給されてもよいし、予め記憶媒体110に格納されており、ドライブ装置106が該プログラムを読み出してCPU101に供給してもよい。但し、上述した予測部121と判定部122とは、電子回路で構築されるものであってもよい。
なお、図10は、監視装置100である情報処理装置のハードウェア構成の一例を示しており、情報処理装置のハードウェア構成は上述した場合に例示されない。例えば、情報処理装置は、ドライブ装置106を有さないなど、上述した構成の一部から構成されてもよい。
そして、監視装置100は、上述したようにプログラムによって構築された予測部121と判定部122との機能により、図12のフローチャートに示す監視方法を実行する。
図12に示すように、監視装置100は、
予め設定された動作計画に従って監視対象で実行される処理に対応する、当該監視対象から計測された計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し(ステップS101)、
前記監視対象で前記動作計画に従って実行される処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する(ステップS102)。
本発明は、以上のように構成されることにより、監視対象における計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し、動作計画に従って処理が実行された場合に予測した計測値が許容値を超えるか否かを判定している。このため、実際の動作計画において他方の計測値の計測対象となる要素がボトルネックとなるか否かを判定することができ、かかる判定結果を参照して適切に監視対象を運用することができる。
なお、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
なお、本発明は、日本国にて2019年3月19日に特許出願された特願2019-051171の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における監視方法、監視装置、プログラムの構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
予め設定された動作計画に従って監視対象で実行される処理に対応する、当該監視対象から計測された計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し、
前記監視対象で前記動作計画に従って実行される処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する、
監視方法。
(付記2)
付記1に記載の監視方法であって、
予測した前記他方の計測値の判定結果に応じて、前記動作計画を変更する、
監視方法。
(付記3)
付記1又は2に記載の監視方法であって、
前記動作計画に変更が生じた場合に、変更された前記動作計画に従って実行される処理に対応する前記相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し、
前記監視対象で変更された前記動作計画に従って実行される処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する、
監視方法。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の監視方法であって、
前記動作計画が変更されることにより当該動作計画に前記監視対象に対する処理が追加された場合に、当該追加された処理に対応する前記相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し、
前記監視対象で前記動作計画が変更されることにより当該動作計画に追加された処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する、
監視方法。
(付記5)
付記1乃至4のいずれかに記載の監視方法であって、
予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超える場合における前記一方の計測値を生じさせる要素のうち、予め設定された前記要素の性質に基づいて、当該要素を特定する、
監視方法。
(付記6)
付記5に記載の監視方法であって、
前記要素の性質を表す当該要素の制御の可否に基づいて、当該要素を特定する、
監視方法。
(付記7)
予め設定された動作計画に従って監視対象で実行される処理に対応する、当該監視対象から計測された計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測する予測部と、
前記監視対象で前記動作計画に従って実行される処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する判定部と、
を備えた監視装置。
(付記8)
付記7に記載の監視装置であって、
予測した前記他方の計測値の判定結果に応じて、前記動作計画を変更する計画変更部を備えた、
監視装置。
(付記9)
付記7又は8に記載の監視装置であって、
前記予測部は、前記動作計画に変更が生じた場合に、変更された前記動作計画に従って実行される処理に対応する前記相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し、
前記判定部は、前記監視対象で変更された前記動作計画に従って実行される処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する、
監視装置。
(付記10)
付記7乃至9のいずれかに記載の監視装置であって、
前記予測部は、前記動作計画が変更されることにより当該動作計画に前記監視対象に対する処理が追加された場合に、当該追加された処理に対応する前記相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し、
前記判定部は、前記監視対象で前記動作計画が変更されることにより当該動作計画に追加された処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する、
監視装置。
(付記11)
付記7乃至10のいずれかに記載の監視装置であって、
予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超える場合における前記一方の計測値を生じさせる要素のうち、予め設定された前記要素の性質に基づいて、当該要素を特定する特定部を備えた、
監視装置。
(付記12)
情報処理装置に、
予め設定された動作計画に従って監視対象で実行される処理に対応する、当該監視対象から計測された計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測する予測部と、
前記監視対象で前記動作計画に従って実行される処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する判定部と、
を実現させるためのプログラム。
(付記13)
付記12に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置に、予測した前記他方の計測値の判定結果に応じて、前記動作計画を変更する計画変更部をさらに実現させるためのプログラム。
(付記14)
付記12又は13に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超える場合における前記一方の計測値を生じさせる要素のうち、予め設定された前記要素の性質に基づいて、当該要素を特定する特定部をさらに実現させるためのプログラム。
10 監視装置
11 計測部
12 学習部
13 検出部
14 予測部
15 判定部
16 特定部
17 計測データ記憶部
18 モデル記憶部
19 計画データ記憶部
20 性質データ記憶部
P 監視対象
100 監視装置
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 プログラム群
105 記憶装置
106 ドライブ装置
107 通信インタフェース
108 入出力インタフェース
109 バス
110 記憶媒体
111 通信ネットワーク
121 予測部
122 判定部

Claims (8)

  1. 稼働順番が設定された複数種類の稼働条件と当該稼働条件の稼働時間とからなる動作計画に従って監視対象で実行される前記稼働条件における処理に対応し、前記監視対象が前記稼働条件で稼働している場合における当該監視対象から計測された計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し、
    前記監視対象で前記動作計画に従って実行される前記稼働条件による処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定し、
    予測した前記他方の計測値の判定結果、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えた場合に、前記動作計画に含まれる前記稼働条件の稼働時間が減少するよう変更する、
    監視方法。
  2. 請求項に記載の監視方法であって、
    前記動作計画に変更が生じた場合に、変更された前記動作計画に従って実行される処理に対応する前記相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し、
    前記監視対象で変更された前記動作計画に従って実行される処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する、
    監視方法。
  3. 請求項1又は2に記載の監視方法であって、
    前記動作計画が変更されることにより当該動作計画に前記監視対象に対する処理が追加された場合に、当該追加された処理に対応する前記相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測し、
    前記監視対象で前記動作計画が変更されることにより当該動作計画に追加された処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する、
    監視方法。
  4. 請求項1乃至のいずれかに記載の監視方法であって、
    予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超える場合における前記一方の計測値を生じさせる要素のうち、予め設定された前記要素の性質に基づいて、当該要素を特定する、
    監視方法。
  5. 請求項に記載の監視方法であって、
    前記要素の性質を表す当該要素の制御の可否に基づいて、当該要素を特定する、
    監視方法。
  6. 稼働順番が設定された複数種類の稼働条件と当該稼働条件の稼働時間とからなる動作計画に従って監視対象で実行される前記稼働条件における処理に対応し、前記監視対象が前記稼働条件で稼働している場合における当該監視対象から計測された計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測する予測部と、
    前記監視対象で前記動作計画に従って実行される前記稼働条件による処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する判定部と、
    予測した前記他方の計測値の判定結果、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えた場合に、前記動作計画に含まれる前記稼働条件の稼働時間が減少するよう変更する計画変更部と、
    を備えた監視装置。
  7. 請求項に記載の監視装置であって、
    予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超える場合における前記一方の計測値を生じさせる要素のうち、予め設定された前記要素の性質に基づいて、当該要素を特定する特定部を備えた、
    監視装置。
  8. 情報処理装置に、
    稼働順番が設定された複数種類の稼働条件と当該稼働条件の稼働時間とからなる動作計画に従って監視対象で実行される前記稼働条件における処理に対応し、前記監視対象が前記稼働条件で稼働している場合における当該監視対象から計測された計測値間の相互関係を表す相関モデルに基づいて、一方の計測値を変化させたときの他方の計測値を予測する予測部と、
    前記監視対象で前記動作計画に従って実行される前記稼働条件による処理の間に、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えるか否かを判定する判定部と、
    予測した前記他方の計測値の判定結果、予測した前記他方の計測値が当該他方の計測値に設定された許容値を超えた場合に、前記動作計画に含まれる前記稼働条件の稼働時間が減少するよう変更する計画変更部と、
    を実現させるためのプログラム。
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