JP6761772B2 - 画像読取装置、原稿サイズ検出方法 - Google Patents

画像読取装置、原稿サイズ検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6761772B2
JP6761772B2 JP2017058435A JP2017058435A JP6761772B2 JP 6761772 B2 JP6761772 B2 JP 6761772B2 JP 2017058435 A JP2017058435 A JP 2017058435A JP 2017058435 A JP2017058435 A JP 2017058435A JP 6761772 B2 JP6761772 B2 JP 6761772B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
scanning direction
light source
line sensor
main scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017058435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018160873A (ja
Inventor
雅彦 楠畑
雅彦 楠畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2017058435A priority Critical patent/JP6761772B2/ja
Publication of JP2018160873A publication Critical patent/JP2018160873A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6761772B2 publication Critical patent/JP6761772B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

本発明は、画像読取装置に関し、特に、主走査方向の原稿サイズの検出技術に関する。
反射型フラットベッド方式の画像読取装置は、透明な原稿台に載置された原稿に、原稿台側から光を照射し、その反射光を読み取ることで原稿の画像情報を取得する。一般的には、光源とラインセンサとを搭載したキャリッジを副走査方向に移動させることで読取りを行なう。また、原稿台の上部には開閉式の原稿カバーが取り付けられている。
画像読取装置では、原稿の画像情報取得に先立ち、原稿サイズの検出が行なわれる。原稿サイズの検出は、主走査方向については、キャリッジで原稿の反射光を取得して判定し、副走査方向については、別途設けられたサイズ検知用反射センサを利用して判定する方法が、小型で安価な構成となるため広く用いられている。ここでは、キャリッジによる主走査方向の原稿サイズの検出に着目する。なお、原稿サイズの検出の際には、原稿の有無も検出されるため、原稿サイズの検出は、原稿有無の検出を含む概念であるとする。
原稿サイズの検出は、原稿カバーが完全に閉じられる前に行なうようにしている。具体的には、原稿カバーが大きく開いた状態から所定の角度まで閉じられたことを検知すると、キャリッジの光源をオンにして反射光を読み取る。原稿カバーが閉じきっていない状態では、原稿載置部分では反射光が強く、原稿がない部分では反射光が弱くなる。このため、主走査方向の読取信号の輝度分布に基づいて原稿サイズを検出することができる。例えば、原稿判定用の閾値を設定し、輝度が閾値を超えている領域に原稿が存在していると判定することが行なわれている。
このとき、照明や太陽等の外部光が原稿台に入射していると、読取信号の輝度分布に影響を与え、原稿サイズを誤検出するおそれがある。このため、図7(a)〜(c)に示すように、光源オン時の読取りに加え、光源オフ時の読取りを行ない、前者の輝度分布から後者の輝度分布を引くことで、外部光の影響をキャンセルすることが従来から行なわれている。この手法を、光源オンオフ差分法と称するものとする。
さらに、特許文献1には、外部光が蛍光灯のような点滅周期を有する場合であってもその影響を確実にキャンセルするために、光源オフ時において、外部光の点滅周期よりも長い測定期間中の最大値を読取信号の値とすることが記載されている。
特開2006−74254号公報
図8は、画像読取装置の原稿台300と原稿カバー310とを模式的に示す図である。原稿カバー310は、開閉軸312を中心に、原稿台300に対して開閉する。原稿台300は、透明なガラス板301と、フロント側突き当て板302、リア側突き当て板303を備えている。原稿台300の裏面側には、光源とラインセンサとを搭載したキャリッジ320が配置されている。原稿カバー310は、原稿台側に、弾性を有する原稿押さえ部311が設けられている。
原稿押さえ部311は、平面を保ち、原稿サイズ検出の際に光源をオンにしたとき、光源が発する光を均一に反射することが望ましい。しかしながら、経年変化等により図9に示すように歪みやたわみが生じる場合がある。この歪み等により、原稿サイズ検出の際に光源が発する光の反射光が集中し、ラインセンサが検出する光強度(輝度)が局所的に高くなる現象が生じることがある。この高い輝度の主走査方向の位置は、原稿カバー310の開閉角度に依存し、原稿カバー310が閉じられるに従って、開閉軸312側であるリア側方向に移動していく。
また、図10に示すように、原稿カバー310の原稿台側に凹凸が形成されているときも、原稿サイズ検出の際に光源が発する光の反射光が集中し、ラインセンサが検出する光強度が局所的に高くなる場合がある。この高い輝度の主走査方向の位置も、原稿カバー310が閉じられるに従って、リア側方向に移動していく。
さらには、ユーザが原稿カバー310を閉じる際に、光源が発する光が、腕時計やアクセサリ等に反射して、ラインセンサが検出する光強度が局所的に高くなることも起こり得る。
いずれの場合も、図11に示すように、原稿カバー310が閉じられると、原稿押さえ部311からの反射光が主走査方向の全位置で検出されるため、局所的な輝度上昇は現われなくなる。
原稿サイズ検出において光源オン時に局所的に集中する反射光は、不要反射光であり、原稿サイズ検出の精度低下を招くおそれがある。従来技術では、光源オフ時の外部光の影響を取り除くことができるが、光源オン時の不要反射光については考慮していない。
そこで、本発明は、原稿サイズ検出の際の光源オン時に現われる不要反射光に起因する原稿サイズ検出精度の低下を防ぐことを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様である画像読取装置は、表面に原稿を載置する透明な原稿台と、前記原稿台の裏面側から表面側に光を照射する光源と、前記原稿台の表面側から裏面側に入射する光を検出するラインセンサと、前記光源のオフ状態で、前記ラインセンサによる検出を行なって、前記ラインセンサの主走査方向のオフ時輝度分布を算出するとともに、前記光源のオン状態で、前記ラインセンサによる検出を繰り返し行なって、得られた輝度値の最小値による前記主走査方向のオン時輝度分布を算出し、前記オン時輝度分布と前記オフ時輝度分布との差分に基づいて、前記主走査方向の原稿サイズを検出する原稿サイズ検出部とを備えたことを特徴とする。 これにより、原稿サイズ検出の際の光源オン時に現われる不要反射光に起因する原稿サイズ検出精度の低下を防ぐことができる。 ここで、前記原稿台の表面を覆う開閉可能な原稿カバーをさらに備え、前記原稿サイズ検出部は、前記原稿カバーが開かれた状態から所定の中角度まで閉じられたことを検知すると、前記主走査方向の原稿サイズの検出を開始してもよい。 これにより、原稿カバーが完全に閉じられる前に原稿読取指示を受けた場合であっても、原稿サイズは検出済であるため、即座に原稿読取り処理を開始することができる。 このとき、前記原稿サイズ検出部は、前記原稿カバーが前記中角度からさらに所定の小角度まで閉じられたことを検知すると、前記光源のオン状態における前記ラインセンサによる検出の繰り返しを終了してもよい。 これにより、原稿カバーが完全に閉じられるときに発生しやすい原稿ずれが原稿サイズ検出に与える影響を避けることができる。 また、前記原稿サイズ検出部は、前記得られた輝度値の最小値による前記主走査方向のオン時輝度分布の算出を、前記主走査方向の一部の領域において行ない、他の領域は輝度値の最小値以外の値を用いて前記オン時輝度分布を算出してもよい。 不要反射光の起きやすい領域について最小値による主走査方向のオン時輝度分布の算出を行なうことで、不要反射光による影響を排除するとともに、原稿ずれによる影響を排除した原稿サイズ検出を行なうことができる。 上記課題を解決するため、本発明の第2の態様である原稿サイズ検出方法は、表面に原稿を載置する透明な原稿台と、前記原稿台の裏面側から表面側に光を照射する光源と、前記原稿台の表面側から裏面側に入射する光を検出するラインセンサとを備えた画像読取装置における原稿サイズ検出方法であって、前記光源のオフ状態で、前記ラインセンサによる検出を行なって、前記ラインセンサの主走査方向のオフ時輝度分布を算出するとともに、前記光源のオン状態で、前記ラインセンサによる検出を繰り返し行なって、得られた輝度値の最小値による前記主走査方向のオン時輝度分布を算出し、前記オン時輝度分布と前記オフ時輝度分布との差分に基づいて、前記主走査方向の原稿サイズを検出することを特徴とする。 これにより、原稿サイズ検出の際の光源オン時に現われる不要反射光に起因する原稿サイズ検出精度の低下を防ぐことができる。 ここで、前記得られた輝度値の最小値による前記主走査方向のオン時輝度分布の算出と、輝度値の最小値以外の値を用いたオン時輝度分布の算出とを、前記ラインセンサの副走査方向の位置に応じて選択的に行なうようにしてもよい。 これにより、ラインセンサの副走査方向の位置に応じて不要反射光の起こりやすさが異なる場合に対応することができる。
本発明によれば、原稿サイズ検出の際の光源オン時に現われる不要反射光に起因する原稿サイズ検出精度の低下を防ぐことができる。
本実施形態に係る画像読取装置の構成を示すブロック図である。 表面側から見た原稿台を模式的に示す図である。 本実施形態の画像読取装置における主走査方向の原稿サイズの取得手順について説明するフローチャートである。 不要反射光の影響を排除した測定値を説明する図である。 リア側の一部の領域に最小輝度値を用いた輝度分布を適用する場合を説明する図である。 副走査方向位置と不要反射光発生との関係を説明する図である。 従来の外部光の影響をキャンセルする手法を説明する図である。 原稿台と原稿カバーとを模式的に示す図である。 原稿押さえ部の歪みによる反射光の集中を説明する図である。 原稿カバーの凹凸による反射光の集中を説明する図である。 原稿カバーが閉じたときに検出される反射光を説明する図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る反射型フラットベッド方式の画像読取装置100の構成を示すブロック図である。本図に示すように、画像読取装置100は、原稿台110、原稿カバー111、キャリッジ120、駆動機構124、副走査方向サイズセンサ126、原稿カバー角度センサ128、制御部130、通信部141、記憶部142、操作受付部143を備えている。
原稿台110は、表面に原稿を載置する透明なガラス板である。原稿カバー111は、原稿台110の表面を覆う開閉可能で光不透過の板状部材である。原稿台110および原稿カバー111の構造は、図8に示した従来の原稿台300および原稿カバー310と同様とすることができる。
キャリッジ120は、原稿台110の裏面側から表面側に光を照射する光源121と、原稿台110の表面側から裏面側に入射する光を検出するラインセンサ122とを搭載している。検出はRGB信号別に行なうものとする。駆動機構124は、ステッピングモータ等によりキャリッジ120を副走査方向に移動させる。
なお、光源121あるいはラインセンサ122をキャリッジ120に搭載せずに原稿台110裏面に固定し、ミラー等をキャリ
ッジ120に搭載するようにしてもよい。
副走査方向サイズセンサ126は、原稿台110裏面側に固定された複数個の反射センサ等により、副走査方向の原稿サイズを検出する。原稿カバー角度センサ128は、原稿カバー111の開き具合を検出する。本実施形態では、一例として、全開状態から全閉状態の間に2つの角度閾値を設け、大角度状態、中角度状態、小角度状態の3つの状態のいずれかを判定するものとする。
制御部130は、演算処理装置、画像処理装置等から構成され、読取制御部131、画像処理部132、原稿サイズ検出部133を備えている。読取制御部131は、画像読取装置100における画像読取り処理の制御を行なう。画像処理部132は、ラインセンサ122が読み取った画像信号に基づいた画像処理を行なう。原稿サイズ検出部133は、原稿台110に載置された原稿のサイズを検出する。主走査方向の原稿サイズの検出処理については後に詳述する。
通信部141は、印刷装置、PC等の外部装置と通信を行なう。記憶部142は、読み取った画像信号等を一時的に記憶する。操作受付部143は、スタートボタン、パネルスイッチ等を介してユーザからの指示を受け付ける。ユーザからの指示は、通信部141を介して外部装置から受け付けるようにしてもよい。
図2は、表面側から見た原稿台110を模式的に示す図である。裏面側には、光源121、ラインセンサ122を搭載したキャリッジ120が配置されている。キャリッジ120が伸びる方向が主走査方向であり、キャリッジ120の移動方向が副走査方向となる。原稿台110の裏面側には、2つの副走査方向サイズセンサ126a、126bも配置されている。
本実施形態では、原稿台110の一隅が原点として定められる。原稿は、原稿サイズ種に対応した図中の矩形状の点線が示すように、原点に角が突き当てられて載置される。主走査方向の原点側がリア側となり、反対側がフロント側となる。原稿カバー111の開閉軸は、リア側に副走査方向に沿って配置されている。
原稿サイズ検出部133は、主走査方向の原稿サイズをラインセンサ122が読み取った画像信号に基づいて取得し、副走査方向の原稿サイズを副走査方向サイズセンサ126で取得する。そして、両取得結果に基づいて原稿台110に載置された原稿サイズを判定する。以下では、主走査方向の原稿サイズの取得に着目して説明する。上述のように、原稿サイズの取得の際には、原稿の有無も判定される。
図3は、本実施形態の画像読取装置100における主走査方向の原稿サイズの取得手順について説明するフローチャートである。本処理は、原稿サイズ検出部133の制御により行なわれる。
本実施形態では、光源オンオフ差分法を基本に主走査方向の原稿サイズを取得する。このため、原稿カバー111が開いている状態で原稿サイズ取得処理を行なう。
原稿サイズ検出のトリガが発生すると、光源オフによる読取りを行なう(S101)。この読取り期間をオフ測定期間と称する。ここで、原稿サイズ検出のトリガは、例えば、第1に、原稿カバー111が大角度状態で原稿読取りのスタートボタンが押下された場合とすることができる。これは、原稿読取りのために、即座に原稿サイズを検出する必要があるためである。第2に、原稿カバー111が大角度から中角度まで閉じられたことを検出した場合とすることができる。原稿カバー111が完全に閉じられる前にスタートボタンが押下された場合であっても、原稿サイズは検出済であるため、即座に原稿読取り処理を開始することができる。ただし、他のトリガを採用してもよい。
読取りは、主走査方向についての所定単位毎にRGB値を取得する。所定単位は、画素、所定長等とすることができる。ノイズの影響を除去するために、移動平均を算出して取得値としてもよい。
そして、主走査方向についての所定単位毎の輝度分布を算出して保存する(S102)。この輝度分布をオフ時輝度分布と称する。ここで、輝度値は、RGB値の加重平均により求めることができ、例えば、3×R値+6×G値+1×B値とすることができる。なお、従来技術に記載したように、光源オフで複数回の測定を行ない、所定単位毎の最大輝度値を抽出してオフ時輝度分布を作成してもよい。
次に、光源121をオンにし(S103)、光源オンによる読取りを行なう(S104)。この読取り期間をオン測定期間と称する。オン測定期間でも主走査方向についての所定単位毎に輝度分布を取得する。
光源オンによる読取りは、オン測定期間が終了するまで繰り返し行なう(S105)。オン測定期間は、例えば、オン測定期間を開始してから所定時間が経過した場合、または原稿カバー111が小角度まで閉じられた場合に終了する。
そして、オン測定期間中に得られた読取り値から、所定単位毎の最小輝度値を抽出して輝度分布を作成し、オン時輝度分布として保存する(S106)。なお、測定毎の取得値を保存しておき、オン測定期間終了後に最小輝度値を抽出してもよいし、オン測定期間の読取り毎に、最小輝度値で輝度分布を更新するようにしてもよい。
オフ時輝度分布とオン時輝度分布が得られると、光源オンオフ差分法に従って、光源オン時輝度分布と光源オフ時輝度分布との差分を算出し(S107)、得られた主走査方向の輝度変化分布に基づいて原稿サイズを判定する(S108)。
このように、本実施形態の画像読取装置100では、オン測定期間中の最小輝度値でオン時輝度分布を作成している。このため、図4に示すように、オン測定期間中に、原稿カバー111の角度の具合等による不要反射光によって一時的に輝度が上昇しても、不要反射光が原稿サイズ検出に与える影響を排除することができる。
ところで、オン測定期間中の最小輝度値でオン時輝度分布を作成することから、オン測定期間中に原稿台110に載置されている原稿がずれたときに、原稿領域が非原稿領域と判定されるおそれが高まることになる。これは、原稿ずれにより原稿中の暗い部分が実際よりも広く評価されるためである。
なお、処理(S105)において、原稿カバー111が小角度まで閉じられた場合にオン測定期間を終了することとしているのは、一般に、原稿カバー111が完全に閉じられる直前に原稿ずれが生じやすいことを考慮したものである。
一方で、不要反射光の影響は、リア側の領域で大きくなる傾向がある。これは、図6に示すように、開閉軸112がリア側に配置されていることから、フロント側よりもリア側において、原稿カバー111と原稿台110との距離が近くなるためである。
そこで、主走査方向について、リア側の一部の領域に上記の最小輝度値を用いたオン時輝度分布を算出し、残りのフロント側の領域については、最小輝度以外の値、例えば、平均値、最大値、1回の測定値等を用いてオン時輝度分布を作成するようにしてもよい。これにより、不要反射光による影響を排除するとともに、原稿ずれによる影響を排除した原稿サイズ検出を行なうことができる。もちろん、リア側の一部の領域に限られず、不要反射光の影響が大きくなる傾向のある任意の領域に、最小輝度値を用いたオン時輝度分布算出を適用することができる。
一般に、画像読取装置100では、キャリッジ120の直上の原稿押さえ部の状態、例えば、汚れ、着色等が原稿サイズ検出精度に影響を与えることから、サービスマン等によるメンテナンス時に、原稿サイズ検出の際のキャリッジ120の副走査方向の位置を調整できるようになっている。
この位置調整の際に、キャリッジ120の副走査方向の位置に応じてオン時輝度分布の算出方法を変更できるようにしてもよい。この場合、例えば、図6に示すように、キャリッジ120の検知位置Aでは、直上の原稿押さえ部113に歪み113aが生じているため、不要反射光対策として最小輝度値を用いたオン時輝度分布を採用する。一方、キャリッジ120の検知位置Bでは、直上の原稿押さえ部113に歪みが生じていないため、不要反射光対策を行なわずに、最小輝度値以外の値、例えば、平均値、最大値、1回の測定値等を用いたオン時輝度分布を採用して、原稿ずれによる影響を排除することができる。どちらの算出方法を採用するかは、キャリッジ120の検知位置に応じてサービスマン等が設定すればよい。
なお、本発明は、光源オンオフ差分法に限られず、開閉差分法の原稿サイズ検出に適用することもできる。開閉差分法は、光源オンの状態で原稿カバー111の開時と閉時とで得られる輝度分布の差分に基づいて主走査方向の原稿サイズを検出する手法である。開閉差分法は、反射光が弱い濃色原稿の原稿サイズ検出精度が高いという特徴を有している。
開閉差分法に本発明を適用する場合には、光源オンの状態で原稿カバー111の開時に取得する輝度分布として、上述の最小輝度値を用いたオン時輝度分布とオフ時輝度分布との差分で得られる輝度分布を用いればよい。
この場合、例えば、中角度よりもさらに原稿カバー111が閉じられて小角度状態に移行した場合に、光源オンの状態で原稿カバー111の閉時の輝度分布を取得し、既に取得した原稿カバー111の開示の輝度分布との差分を算出し、開閉差分法による原稿サイズ検出を実行するようにしてもよい。
100…画像読取装置、110…原稿台、111…原稿カバー、112…開閉軸、113…原稿押さえ部、120…キャリッジ、121…光源、122…ラインセンサ、124…駆動機構、126…副走査方向サイズセンサ、128…原稿カバー角度センサ、130…制御部、131…読取制御部、132…画像処理部、133…原稿サイズ検出部、141…通信部、142…記憶部、143…操作受付部

Claims (8)

  1. 表面に原稿を載置する透明な原稿台と、 前記原稿台の裏面側から表面側に光を照射する
    光源と、 前記原稿台の表面側から裏面側に入射する光を検出するラインセンサと、 前
    記光源のオフ状態で、前記ラインセンサによる検出を行なって、前記ラインセンサの主走
    査方向のオフ時輝度分布を算出するとともに、 前記光源のオン状態で、前記ラインセン
    サによる検出をオン測定期間が終了するまで繰り返し行なって、得られた輝度値の最小値による前記主走査方向のオン時輝度分布を算出し、 前記オン時輝度分布と前記オフ時輝度分布との差分に基づいて、
    前記主走査方向の原稿サイズを検出する原稿サイズ検出部と、を備えたことを特徴とする
    画像読取装置。
  2. 前記原稿台の表面を覆う開閉可能な原稿カバーをさらに備え、前記原稿サイズ検出部は、前記光源のオン状態で、前記光源が発する光の反射光であり、前記原稿カバーの開閉角度により移動する前記反射光が入らないタイミングで測定できるように前記ラインセンサによる検出を繰り返し行うことを特徴とする請求項1に画像読取装置。
  3. 前記原稿台の表面を覆う開閉可能な原稿カバーをさらに備え、 前記原稿サイズ検出部は
    、 前記原稿カバーが開かれた状態から所定の中角度まで閉じられたことを検知すると、
    前記主走査方向の原稿サイズの検出を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像読
    取装置。
  4. 前記原稿サイズ検出部は、 前記原稿カバーが前記中角度からさらに所定の小角度まで閉
    じられたことを検知すると、前記光源のオン状態における前記ラインセンサによる検出の
    繰り返しを終了することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿サイズ検出部は、 所定時間が経過した場合、前記光源のオン状態における前記ラインセンサによる検出の繰り返しを終了することを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  6. 表面に原稿を載置する透明な原稿台と、 前記原稿台の裏面側から表面側に光を照射する
    光源と、 前記原稿台の表面側から裏面側に入射する光を検出するラインセンサと、 前
    記光源のオフ状態で、前記ラインセンサによる検出を行なって、前記ラインセンサの主走
    査方向のオフ時輝度分布を算出するとともに、 前記光源のオン状態で、前記ラインセン
    サによる検出を繰り返し行なって、得られた輝度値の最小値による前記主走査方向のオン時輝度分布を算出し、 前記オン時輝度分布と前記オフ時輝度分布との差分に基づいて、
    前記主走査方向の原稿サイズを検出する原稿サイズ検出部と、を備える画像読取装置において、
    前記原稿サイズ検出部は、 前記得られた輝度値の最小値による前記主走査方向のオン時
    輝度分布の算出を、前記主走査方向の一部の領域において行ない、他の領域は輝度値の平均値、最大値、1回の測定値を用いて前記オン時輝度分布を算出することを特徴とする画像読取装置。
  7. 表面に原稿を載置する透明な原稿台と、前記原稿台の裏面側から表面側に光を照射する光
    源と、前記原稿台の表面側から裏面側に入射する光を検出するラインセンサとを備えた画
    像読取装置における原稿サイズ検出方法であって、 前記光源のオフ状態で、前記ライン
    センサによる検出を行なって、前記ラインセンサの主走査方向のオフ時輝度分布を算出す
    るとともに、前記光源のオン状態で、前記ラインセンサによる検出をオン測定期間が終了するまで繰り返し行なって、得られた輝度値の最小値による前記主走査方向の
    オン時輝度分布を算出し、 前記オン時輝度分布と前記オフ時輝度分布との差分に基づい
    て、前記主走査方向の原稿サイズを検出することを特徴とする原稿サイズ検出方法。
  8. 表面に原稿を載置する透明な原稿台と、前記原稿台の裏面側から表面側に光を照射する光
    源と、前記原稿台の表面側から裏面側に入射する光を検出するラインセンサとを備えた画
    像読取装置における原稿サイズ検出方法であって、 前記光源のオフ状態で、前記ライン
    センサによる検出を行なって、前記ラインセンサの主走査方向のオフ時輝度分布を算出す
    るとともに、前記光源のオン状態で、前記ラインセンサによる検出を繰り返し行なって、得られた輝度値の最小値による前記主走査方向のオン時輝度分布を算出し、 前記オン時輝度分布と前記オフ時輝度分布との差分に基づいて、前記主走査方向の原稿サイズを検出することを特徴とする原稿サイズ検出方法において、
    前記得られた輝度値の最小値による前記主走査方向のオン時輝度分布の算出と、輝度値の平均値、最大値、1回の測定値を用いたオン時輝度分布の算出とを、前記ラインセンサの副走査方向の位置に応じて選択的に行なうことを特徴とする原稿サイズ検出方法。
JP2017058435A 2017-03-24 2017-03-24 画像読取装置、原稿サイズ検出方法 Active JP6761772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017058435A JP6761772B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 画像読取装置、原稿サイズ検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017058435A JP6761772B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 画像読取装置、原稿サイズ検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018160873A JP2018160873A (ja) 2018-10-11
JP6761772B2 true JP6761772B2 (ja) 2020-09-30

Family

ID=63796842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017058435A Active JP6761772B2 (ja) 2017-03-24 2017-03-24 画像読取装置、原稿サイズ検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6761772B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018160873A (ja) 2018-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1926300B1 (en) Image scanning device and method for detecting type of document
US8320029B2 (en) Image reading apparatus
JP3670671B2 (ja) 光源調整制御方法、及び、光源調整制御装置
US20100053706A1 (en) Detection of open scanner lid
US10897552B2 (en) Image reading apparatus and original size detection method
JP2020053847A (ja) 画像読取装置および汚れ検出方法
JP4233792B2 (ja) 文書撮像システム及び方法
JP6204035B2 (ja) 原稿サイズ検出装置、画像読取装置、及び原稿サイズ検出方法
JP3070484B2 (ja) 光学情報読取装置および光学情報読取方法
JP6761772B2 (ja) 画像読取装置、原稿サイズ検出方法
JP2009100091A (ja) 画像読取装置および原稿読取位置検出プログラム
JP2006171213A (ja) 顕微鏡システム
JP2007174221A (ja) 画像読取装置
US9699340B2 (en) Image reading device
US20060061834A1 (en) Image reading apparatus
JP6705615B2 (ja) 画像読取装置、原稿サイズ検出方法
JP4028515B2 (ja) 用紙サイズ検知装置及びその制御プログラム
JP2010135920A (ja) 読取装置及び画像形成装置
US20200045195A1 (en) Image reading device
JP2006310937A (ja) 画像読取装置
JP4985545B2 (ja) 画像読取装置
JP2021190774A (ja) 画像読取装置、画像形成装置及び異物検知方法
JP2007134931A (ja) 画像処理装置
JP2591471B2 (ja) 画像処理装置
JP2002290738A (ja) 画像読取装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200218

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6761772

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250