JP6761273B2 - アイウエア - Google Patents

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Description

本発明は、アイウエアに関する。
従来、右、左のノーズパッドそれぞれに、2つの電極を設け、その電極を用いて眼電位を検出するアイウエアが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−215356号公報
ここで、通常のノーズパッドは、平らな形状、もしくは、鼻に接触する面が緩やかな凸形状となっており、ノーズパッド内の1つの領域が鼻に接触する傾向にある。しかしながら、ノーズパッド内に設けられた2つの電極を用いて眼電位が検出される際、2つの電極は装着時に鉛直方向にできるだけ離間されて設けられるため、一方の電極が鼻に接触するときに、他方の電極が鼻に接触しなかったり、接触不良となったりすることがあった。この場合、適切な眼電位を検出することが困難になってしまう。
そこで、本発明は、ノーズパッドに複数の電極が設けられる際、複数の電極が鼻に適切に接触することを目的の一つとする。
本発明の一態様におけるアイウエアは、前面及び後面を有するリムを含むフレームと、上端部及び下端部に電極を有するノーズパッドと、前記フレームのリムに対する前後方向の回転軸を中心に、前記ノーズパッドを所定範囲内で回転可能にする回転機構と、前記回転機構と前記フレームとを接続する接続部と、を有する。
本発明の一態様によれば、ノーズパッドに複数の電極が設けられる際、複数の電極が鼻に適切に接触することができる。
実施例におけるメガネの前方からの一例を示す斜視図である。 実施例におけるメガネの後方からの一例を示す斜視図である。 実施例における処理装置の一例を示すブロック図である。 アイウエアの装着開始時のノーズパッドの一例を示す図である。 アイウエアの安定装着状態時のノーズパッドの一例を示す図である。 第1回転軸が一方の端部側に設けられた回転機構の一例を示す図である。 ノーズパッドの変形例1を示す図である。 ノーズパッドの変形例2を示す図である。 ノーズパッドの変形例3を示す図である。 ノーズパッドの変形例4を示す図である。 ノーズパッドの変形例5を示す図である。 第1電極の構成Aの一例を示す図である。 第1電極の構成Bの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。図面は模式的なものであり、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
[実施例]
本実施例では、生体信号として眼電位信号を例にし、理論的に同様の信号を測定可能な電極の位置としては、メガネに設けられる一対のノーズパッドを例にする。図1は、実施例におけるメガネ100の前方からの一例を示す斜視図である。図2は、実施例におけるメガネ100の後方からの一例を示す斜視図である。メガネ100は、レンズ110及びフレーム120を備える。メガネ100及びフレーム120は、アイウエアの一例である。
フレーム120は、一対のレンズ110を支持する。フレーム120は、リム122と、眉間部(例えばブリッジ)124と、ヨロイ126と、丁番128と、テンプル130と、モダン132と、一対のノーズパッド(鼻パッド)140と、電線(不図示)と、処理装置200と、増幅部250とを有する。なお、メガネ100の種類によっては、一枚レンズを用いることでフレームのブリッジ部分がない場合がある。この場合、一枚レンズの眉間部分を眉間部とする。
リム122は、レンズ110を保持し、前面及び後面を有する。後面は、テンプル130を折り畳む側の面であり、前面は、後面に対向する面である。ヨロイ126は、リム122の外側に設けられ、丁番128によりテンプル130を回転可能に保持する。テンプル130は、使用者の耳の上部を押圧して、この部位を挟持する。モダン132は、テンプル130の先端に設けられる。モダン132は、使用者の耳の上部に接触する。リム122、ヨロイ126、丁番128、テンプル130、及びモダン132は、それぞれ左右一対に設けられる。なお、モダン132は、必ずしもメガネ100に設ける必要はない。
一対のノーズパッド140は、右ノーズパッド142及び左ノーズパッド144を含む。右ノーズパッド142は、第1電極E10及び第2電極E12を含み、左ノーズパッド144は、第3電極E20及び第4電極E22を含む。
第1電極E10及び第2電極E12は、使用者の右眼の眼電位を検出する。第3電極E20及び第4電極E22は、使用者の左眼の眼電位を検出する。このように、眼電位を検出するための電極を、使用者の皮膚に必然的に接触するノーズパッドの表面に設ける。これにより、使用者の眼の周囲に二対の電極を接触させるのに比べて、使用者の皮膚に与える負担を軽減することができる。
接地電極(不図示)は、設けられなくてもよいし、モダン132の表面に設けられてもよい。メガネ100にモダン132がない場合は、接地電極は、テンプル130の先に設けられる。実施例において、第1電極E10及び第2電極E12、並びに第3電極E20及び第4電極E22が検出する電位は、接地電極が検出する電位を基準としてもよい。また、眼電位の検出目的に応じて、第1電極E10の第1電位と第2電極E12の第2電位との差分値を用いたり、平均値を用いたりする。第3電極E20及び第4電極E22についても、第1電極E10及び第2電極E12に関して用いる信号と同様である。
処理装置200は、例えば、テンプル130に設けてもよい。これにより、メガネ100を正面から見たときのデザイン性を損なうことがない。処理装置200の設置位置は、必ずしもテンプル130である必要はないが、メガネ100を装着した際のバランスを考慮して位置決めすればよい。処理装置200は、電線を介して増幅部250に接続される。なお、処理装置200と、増幅部250とは、無線を介して接続されてもよい。
増幅部250は、第1電極E10及び第2電極E12、並びに第3電極E20及び第4電極E22の近傍(例えば眉間部)に設けられ、増幅対象の各電極と電線を介して接続される。増幅部250は、各電極が検出した眼電位を示す眼電位信号を取得する。例えば、増幅部250は、第1電極E10及び第2電極E12、並びに第3電極E20及び第4電極E22により検出された眼電位を示す眼電位信号を増幅する。
また、増幅部250は、眼電位信号を演算する処理部を有していれば、増幅する前又は増幅した後の各眼電位信号のサンプリング値に対する、上述した差分値又は平均値を求めるための加減処理を行ってもよい。増幅部250により増幅された信号又は処理された信号は、処理装置200に出力される。
外部装置300は、通信機能を有する情報処理装置である。例えば、外部装置300は、使用者が所持する携帯電話及びスマートフォン等の携帯通信端末やパーソナルコンピュータ等である。外部装置300は、図3に示す送信部204から受信した眼電位信号に基づく処理を実行する。例えば、外部装置300は、受信した眼電位信号から、瞬目や視線移動を検出する。
<処理装置200の構成>
図3は、実施例における処理装置200の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、処理装置200は、処理部202、送信部204、6軸センサ206、及び電源部208を有する。また、第1電極E10及び第2電極E12、並びに第3電極E20及び第4電極E22は、例えば増幅部を介して電線を用いて処理部202に接続される。なお、処理装置200の各部は、一方のテンプルに設けられるのではなく、一対のテンプルに分散して設けられてもよい。6軸センサ206は、必ずしも設けられなくてもよい。
6軸センサ206は、3軸加速度センサ及び3軸角速度センサである。また、これらの各センサは別個に設けられてもよい。6軸センサ206は、検出したセンサ信号(又は検出データとも称す)を処理部202に出力する。
処理部202は、例えばプロセッサやメモリを含み、増幅部250から増幅された眼電位信号を取得し、処理する。例えば、処理部202は、第1電極E10を基準とした第2電極E12の電位を示す基準眼電位信号を処理してもよい。また、処理部202は、第3電極E20を基準とした第4電極E22の電位を示す基準眼電位信号を処理してもよい。
このとき、処理部202は、右眼及び左眼において、各電極から検出された眼電位に基づいて、眼の垂直方向及び/又は水平方向の動きを示す眼電位信号となるように処理を行ってもよい。
送信部204は、処理部202によって処理された各信号を外部装置300に送信する。例えば、送信部204は、Bluetooth(登録商標)及び無線LAN等の無線通信、又は有線通信によって各信号を外部装置300に送信する。電源部208は、処理部202、送信部204、6軸センサ206等に電力を供給する。
<ノーズパッドに関する構成>
以降では、図面を用いて各電極が鼻に接触しやすくなるノーズパッド142及び144に関する構成について説明する。また、以降に示す図において、X1方向は、使用者に対する左方向を示し、X2方向は、使用者に対する右方向を示し、Y1方向は、鉛直上方向を示し、Y2方向は、鉛直下方向を示し、Z1方向は、使用者に対する奥行奥方向(後面方向)を示し、Z2方向は、使用者に対する奥行手前(前面方向)を示す。
なお、ノーズパッド142及び144について、形状等が異なるバリエーションを説明する場合は、符号142及び144の後に記号を用いて説明し、バリエーションを区別せずに説明する場合は、符号142及び144を用いて説明する。
図4は、アイウエア100の装着開始時のノーズパッド142A及び144Aの一例を示す図である。ノーズパッド142Aは、長手方向L1L2の上端部の表面に第1電極E10が設けられ、下端部の表面に第2電極E12が設けられる。ノーズパッド144Aは、ノーズパッド142Aと同様であり、長手方向L1L2の上端部の表面に第3電極E20が設けられ、下端部の表面に第4電極E22が設けられる。
ノーズパッド142Aの各電極以外の表面は、平ら又は鼻に対して緩やかな凸形状をしてもよい。ただし、ノーズパッド142Aの各電極以外の表面は、各電極に対する当接面に接しない又は超えないようにする。
第1回転機構152は、リム122に対する前後方向又は略垂直方向(Z1Z2方向)の第1回転軸J1を含み、例えばノーズパッド142Aの裏面側に設けられる。また、第1回転機構152は、第1回転軸J1を中心に、ノーズパッド142Aを所定範囲内で回転自在にする。回転方向はR12により表される。
第2回転機構154は、リム122に対する前後方向又は略垂直方向(Z1Z2方向)の第2回転軸J2を含み、例えばノーズパッド144Aの裏面側に設けられる。また、第2回転機構154は、第2回転軸J2を中心に、ノーズパッド144Aを所定範囲内で回転自在にする。回転方向はR22により表される。また、リム122に対する前後方向又は略垂直方向は、顔面に対して略垂直方向や、顔面に近づく、及び遠ざかる方向などとも称する。
第1接続部(連結部)(クリングス)S10は、例えばフレーム120の眉間部の周辺部と、第1回転機構152とを接続し、第2接続部S20は、例えばフレーム120の眉間部の周辺部と、第2回転機構154とを接続する。なお、第1回転機構152は、第1接続部S10と一体化されていてもよい。同様に、第2回転機構154は、第2接続部S20と一体化されていてもよい。
なお、第1回転機構152及び第2回転機構154は、公知の技術を用いればよく、例えば丁番などの構造を用いてそれぞれのノーズパッドを回転可能にすればよい。例えば、丁番の固定部を接続部側に設け、丁番の可動部をノーズパッド側に設けてもよく、その逆でもよい。この固定部と可動部とが回転をする中心に軸棒が挿し込まれ、固定部と可動部が回転自在に連結される。なお、固定部又は可動部は、接続部又はノーズパッドと一体として形成されてもよい。なお、第1接続部S10と第2接続部S20が一体の接続部となっていてもよい。
以下、ノーズパッド142Aを用いて、鼻へ接触する時の動きについて説明する。ノーズパッド144Aについては、ノーズパッド142Aと左右対称であるため、その説明を省略する。
アイウエア100をユーザに装着する際、基本的にはノーズパッド142Aが鉛直上方から下方に下りてくる。このとき、図4に示すように、ノーズパッド142Aの下端部が鼻に接触する。
また、アイウエア100には所定の質量が有るため、アイウエア100から力F10(アイウエア100の重量に対する重力)が鼻にかかる。ノーズパッド142Aの下端部が鼻に接触した際、この力F10に基づいて、鼻の形状に沿って、下端部はD10方向にスライドする。
ここで、ノーズパッド142Aは、D10方向に沿って下にスライドしながら、第1回転軸J1を中心にR12方向に回転する。ノーズパッド142AがR12方向に回転すると、ノーズパッド142Aの上端部が鼻に接触する。ノーズパッド142Aの上端部が鼻に接触して回転が停止することで、ノーズパッド142Aの上端部及び下端部が鼻に接触した状態(以下、安定装着状態ともいう。)になる。
図5は、アイウエア100の安定装着状態時のノーズパッド142A及び144Aの一例を示す図である。図5に示すように、安定装着時では、ノーズパッド142Aの上端部及び下端部が鼻に接触している。ここで、ノーズパッド142Aの上端部には第1電極E10、下端部には第2電極E12が設けられている。これにより、この第1電極E10及び第2電極E12は、鼻に適切に接触することができる。
また、ノーズパッド144Aについても、ノーズパッド142Aと同様の動きをするので、ノーズパッド144Aの上端部及び下端部が鼻に接触する。ここで、ノーズパッド144Aの上端部には第3電極E20、下端部には第4電極E22が設けられている。これにより、この第3電極E20及び第4電極E22は、鼻に適切に接触することができる。その結果、各電極から眼電位を適切に検出することができるようになる。
また、第1回転軸J1と第2回転軸J2との距離が所定距離に設定されることで、ノーズパッド間の幅が所定範囲内に制限することで、アイウエア100の装着の度に、ユーザ個人の鼻の形状や大きさに合わせて、そのユーザに対してある程度同じ位置に、アイウエア100を装着させることができる。この所定距離は、実験等や多数の鼻データに等に基づき設定されればよい。また、ノーズパッド142A及び144Aの回転範囲を所定範囲に制限してもよい。これにより、ノーズパッド142A及び144Aが必要以上に鼻をスライドしないようにすることができる。
また、図4及び図5に示す第1回転軸J1及び第2回転軸J2は、ノーズパッド142A及び144Aに対して長手方向L1L2の中心付近に設けられるが、長手方向L1L2の一方の端部側に近づけて設けられてもよい。つまり、第1回転軸J1から第1電極E10までの長さと、第1回転軸J1から第2電極E12までの長さが異なってもよい。第2回転軸J2と、第3電極E20及び第4電極E22それぞれとの長さの関係についても同様である。これにより、ノーズパッド142A及び144Aの形状やフレーム120のデザインとの関係に応じて、第1回転軸J1及び第2回転軸J2の設置位置を柔軟に決めることができる。
図6は、第1回転軸J1が一方の端部側に設けられた回転機構の一例を示す図である。図6に示す例では、第1回転軸J1がノーズパッド142Aの上端側に設けられる。つまり、鉛直方向において下に位置する第2電極E12と第1回転軸J1との距離が、鉛直方向において上に位置する第1電極E10と第1回転軸J1との距離よりも長い。これにより、第1回転軸J1から第2電極E12までの長さが長いことで、R12方向へのモーメントをより大きくすることができるため、鼻の側面形状に沿って第1電極E10及び第2電極E12をより鼻に接触しやすくすることができる。
なお、図4及び図5に示すように、第1電極E10から第1回転軸J1までの距離と、第2電極E12から第1回転軸J1までの距離とがほぼ同じであっても、ノーズパッド142Aの下端部を、上端部よりも重くしてもよい。これにより、ノーズパッド142Aが鼻に接触する際、R12方向へのモーメントを大きくすることができるため、図6に示すノーズパッド142Aと同様の効果を得ることができる。
また、第1電極E10から第1回転軸J1までの距離が、第2電極E12から第1回転軸J1までの距離よりも短くしてもよい。
次に、ノーズパッド142の形状の変形例について説明する。以降の図においても、右のノーズパッド142を用いて説明するが、左のノーズパッド144についても、右のノーズパッド142と左右対称である。
図7は、ノーズパッドの変形例1を示す図である。図7に示す例では、ノーズパッド142Cは、X1方向の表側の面が凹形状を有している以外は、上記例と同じである。例えば、ノーズパッド142Cは、U字形状をしている。各電極は、凹形状の両端部の凸部それぞれに各電極が設けられる。これにより、ノーズパッド142Cの鼻に接する面のおよそ全面には電極が設けられているため、より確実に各電極を鼻に接触させることができる。
図8は、ノーズパッドの変形例2を示す図である。図8に示す例では、ノーズパッド142Dは、X1方向の鼻に接触する面が多少凹むように湾曲している。例えば、ノーズパッド142Dは、各電極の間にある表面が鼻に接触するくらい緩やかな凹み形状をしている。これにより、湾曲により確実に各電極を鼻に接触させることができ、さらに、多少の湾曲部分が鼻に接触して鼻に接触する面積を増やすことで、鼻を押圧する力を分散させることができる。
また、第1回転軸及び第2回転軸は、鼻から所定距離以上離れた位置に設けられてもよい。これにより、第1回転軸又は第2回転軸と、端部との距離がより離れるため、モーメントがより大きくなり、ノーズパッド142Dの回転を容易にすることができる。
図7及び図8に示す例では、ノーズパッド142の表面形状が凹んでいるので、ノーズパッド142に設けられた各電極がより確実に鼻に接触するため、回転機構は必ずしも設けられなくてもよい。
図9は、ノーズパッドの変形例3を示す図である。図9に示す例では、ノーズパッド142Eは、接続部S10と一体化され、各電極が設けられるノーズパッド142Eが、フレームにそれぞれ独立して接続される。ノーズパッド142Eは全体としては、凹み形状をしている。そのため、図9に示すノーズパッド(又は接続部)の形状であっても、各電極はより確実に鼻に接触することができる。
図10は、ノーズパッドの変形例4を示す図である。図10に示す例では、ノーズパッド142Fは、一方の端部に弾性体(例えばバネ)B10を設け、その端部に設けられた電極が鼻に接触しやすくなる。例えば、図10に示す例では、ノーズパッド142Fは、電極側(X1側)の第1分割部材とフレームに接続する側(X2側)の第2分割部材とに分割され、第1分割部材及び第2分割部材の両下端部には共通の回転軸J3が設けられる。例えば、下端部の電極側部材(第1分割部材)は、下端部の接続側部材(第2分割部材)を挟み込む形状をしており、これら2つに分割される両部材の上端部が弾性体B10により接続される。これにより、弾性体B10の弾性力(伸縮力)を用いて第2分割部材が回転し、第2分割部材に設けられた両電極E10及びE12が鼻に適切に接触しやすくなる。
図11は、ノーズパッドの変形例5を示す図である。図11に示す例では、ノーズパッド142Gは、表側(X1側)と裏側(X2側)とに分割され、それぞれの両端部に弾性体B10が設けられる。これにより、弾性体B10の弾性力を用いて両電極E10及びE12が鼻に適切に接触しやすくなる。
次に、図12及び図13を用いて、電極を滑りやすくするための構成例について説明する。図12及び図13において、第1電極E10を用いて説明するが、その他の電極についても同様の構成を有する。
図12は、第1電極の構成Aの一例を示す図である。図12(A)は、第1電極E10Aの鼻に接触する表面の一例を示す図である。図12(B)は、図12(A)に示すAA’の断面図である。図12に示すように、第1電極E10Aの表面には、複数の湾曲状の突起T10が設けられる。例えば、Y1Y2方向に直線状になるように、複数の湾曲状の突起T10が設けられる。これにより、複数の湾曲した突起によってY1Y2方向にラインが形成されるため、第1電極E10AがY1Y2方向に滑りやすくなり、第1電極E10と第2電極E12とがより鼻に接触しやすくなる。
図13は、第1電極の構成Bの一例を示す図である。図13(A)は、第1電極E10Bの鼻に接触する表面の一例を示す図である。図12(B)は、図12(A)に示すAA’の断面図である。図13に示すように、第1電極E10Bの表面には、複数の直線状の突起H10が設けられる。直線状の突起の先端は曲面が好ましい。例えば、Y1Y2方向に直線状となる複数の突起H10が設けられる。これにより、Y1Y2方向に対して第1電極E10Bが滑りやすくなり、第1電極E10と第2電極E12とがより鼻に接触しやすくなる。
また、滑りやすい構成は各電極だけではなく、ノーズパッドの表面に施されてもよい。例えば、ノーズパッドの表面は、樹脂やシリコン等を用いて滑りやすくしてもよい。なお、ノーズパッドや各電極が滑りやすいと、ノーズパッドの接触部分が、鼻に沿って略Z2方向にスライドしやすくなるため、アイウエア100がZ2方向にスライドしすぎないように、モダン132部分によりしっかりと耳に引っ掛けるような構成にするとよい。
以上、上述したアイウエアによれば、ノーズパッドに複数の電極が設けられる際、複数の電極が鼻に適切に接触することができる。
なお、上述したノーズパッドの回転機構は、一方のノーズパッドだけに設けられるようにしてもよい。また、回転機構は、前後方向の回転軸と、上下方向の回転軸とにより、上下方向だけではなく、水平方向にも回転するようにしてもよい。また、本発明は、上端部及び下端部に電極を有するノーズパッドと、顔面に対して略垂直な方向の回転軸を中心に、ノーズパッドを所定範囲内で回転自在にする回転機構と、この回転機構とフレームとを接続する接続部と、を有する部材(例えば図4〜11参照)として実装されてもよい。この部材は、単体で販売されうるものであり、フレームと接続することで、アイウエアとしての完成品を構成するものである。
以上、本発明について実施例を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施例に記載の範囲には限定されない。上記実施例に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 メガネ
120 フレーム
124 眉間部
140 ノーズパッド
152 第1回転機構
154 第2回転機構
E10 第1電極
E12 第2電極
E20 第3電極
E22 第4電極
S10、S20 接続部

Claims (7)

  1. 前面及び後面を有するリムを含むフレームと、
    上端部及び下端部に電極を有する一対のノーズパッドと、
    前記フレームのリムに対する前後方向の回転軸を中心に、前記ノーズパッドを所定範囲内で回転自在にする回転機構であって、前記上端部及び前記下端部が装着者の鼻に接触して回転が停止する、前記回転機構と、
    前記回転機構と前記フレームとを接続する接続部と、
    を有し、
    前記下端部に位置する電極と前記回転軸との距離が、前記上端部に位置する電極と前記回転軸との距離よりも長いことにより、前記回転機構は、前記下端部のモーメントが前記上端部のモーメントよりも大きい、アイウエア。
  2. 前面及び後面を有するリムを含むフレームと、
    上端部及び下端部に電極を有する一対のノーズパッドと、
    前記フレームのリムに対する前後方向の回転軸を中心に、前記ノーズパッドを所定範囲内で回転自在にする回転機構であって、前記上端部及び前記下端部が装着者の鼻に接触して回転が停止する、前記回転機構と、
    前記回転機構と前記フレームとを接続する接続部と、
    を有し、
    前記下端部が、前記上端部よりも重いことにより、前記回転機構は、前記下端部のモーメントが前記上端部のモーメントよりも大きい、アイウエア。
  3. 前記ノーズパッドの表面は、凹形状であり、前記凹形状の両端部の凸部それぞれに前記電極を設ける、請求項1又は2に記載のアイウエア。
  4. 前記電極の表面は、上下方向に複数の湾曲状の突起を有する、又は、前記上下方向に複数の直線状の突起を有する、請求項1乃至3いずれか一項に記載のアイウエア。
  5. 前記一対のノーズパッドに対応するそれぞれの回転機構に含まれる回転軸間の距離は、所定距離に設定される、請求項1乃至いずれか一項に記載のアイウエア。
  6. フレームを有するアイウエアに用いる部材であって、
    上端部及び下端部に電極を有するノーズパッドと、
    前記フレームのリムの前面及び後面に対する前後方向の回転軸を中心に、前記ノーズパッドを所定範囲内で回転自在にする回転機構であって、前記上端部及び前記下端部が装着者の鼻に接触して回転が停止する、前記回転機構と、
    前記回転機構と前記フレームとを接続する接続部と、
    を有し
    前記下端部に位置する電極と前記回転軸との距離が、前記上端部に位置する電極と前記回転軸との距離よりも長いことにより、前記回転機構は、前記下端部のモーメントが前記上端部のモーメントよりも大きい、部材。
  7. フレームを有するアイウエアに用いる部材であって、
    上端部及び下端部に電極を有するノーズパッドと、
    前記フレームのリムの前面及び後面に対する前後方向の回転軸を中心に、前記ノーズパッドを所定範囲内で回転自在にする回転機構であって、前記上端部及び前記下端部が装着者の鼻に接触して回転が停止する、前記回転機構と、
    前記回転機構と前記フレームとを接続する接続部と、
    を有し、
    前記下端部が、前記上端部よりも重いことにより、前記回転機構は、前記下端部のモーメントが前記上端部のモーメントよりも大きい、部材
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