JP2019028113A - コンタクトレンズ、その探知システムおよびその探知方法 - Google Patents

コンタクトレンズ、その探知システムおよびその探知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装用状態にないスマートコンタクトレンズの発見を容易化する。
【解決手段】レンズ本体に対し位置データ発信機構が取り付けられており、位置データ発信機構から位置データが発信される、コンタクトレンズと、位置データ発信機構により発信された位置データを受信する端末と、を有し、コンタクトレンズと前記端末との間の距離を前記端末上にて顕在化させる、コンタクトレンズの探知システムおよびその関連技術を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明はコンタクトレンズに関し、特にコンタクトレンズに対して電子部品を搭載したスマートコンタクトレンズに関する。
近年、コンタクトレンズに対して電子部品を搭載したもの(いわゆるスマートコンタクトレンズ。以降、単にレンズと称する。)が開発されている。この電子部品におけるセンサが装用者の血糖値を検出し、該検出結果に応じ、装用者に対して別途用意していたインスリンの投与機構を作動させるという技術が知られている(非特許文献1)。また、他にも特許文献1のようなスマートコンタクトレンズなどが挙げられる。以降に説明するスマートコンタクトレンズの基本構成としては特許文献1や非特許文献1のものを採用して説明する。
特開2016−126183号公報
日本経済新聞 VentureBeat 2016/11/17付け記事「まもなく登場、スマートコンタクトレンズ」http://www.nikkei.com/article/DGXMZO09596110W6A111C1000000/?dg=1
使い捨てコンタクトレンズとは異なり、上記レンズには電子部品が搭載されており、貴重である。そのため、装用者の眼から上記レンズが外れて紛失しようものなら装用者にとっては損害が大きい。
本発明の目的は、装用状態にないスマートコンタクトレンズの発見を容易化することにある。
本発明者は、上記の課題を解決する手法について検討を加えた。その結果、スマートコンタクトレンズに搭載したセンサを利用することを想到した。つまり、該センサが装用者の体温や鼓動に伴う振動等を感知しなくなった場合、該レンズに同じく搭載した発光機構(あるいは信号発信機構)を動かすという手法を想到した。この知見に基づき想到されたのが以下の態様である。
本発明の第1の態様は、
レンズ本体に対し位置データ発信機構が取り付けられており、前記位置データ発信機構から位置データが発信される、コンタクトレンズと、
前記位置データ発信機構により発信された位置データを受信する端末と、
を有し、
前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離を前記端末上にて顕在化させる、コンタクトレンズの探知システムである。
本発明の第2の態様は、第1の態様であって、
前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離の変動を、前記端末における視覚的挙動の強弱、聴覚的挙動の強弱および触覚的挙動の強弱のうち少なくともいずれかにより顕在化させる。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、
レンズ本体は、中心に配される光学部と、光学部の周辺に配される周辺部と、を有し、
周辺部は第1の肉厚部および第2の肉厚部を有し、第1の肉厚部および第2の肉厚部が上眼瞼および下眼瞼のうち少なくとも上眼瞼に同時に当たるように、第1の肉厚部および第2の肉厚部が水平軸および垂直軸に関して非対称で、かつ第1の肉厚部および第2の肉厚部のそれぞれが水平軸の上方および下方に延在して形成されている。
本発明の第4の態様は、
レンズ本体に対し位置データ発信機構が取り付けられたコンタクトレンズの場所を探知する方法において、
前記位置データ発信機構により発信された位置データを端末が受信し、前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離を前記端末上にて顕在化された結果を基にコンタクトレンズの場所を探知する、コンタクトレンズの探知方法である。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、
前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離の変動を、前記端末における視覚的挙動の強弱、聴覚的挙動の強弱および触覚的挙動の強弱のうち少なくともいずれかにより顕在化させる。
本発明の第6の態様は、
レンズ本体に対し位置データ発信機構が取り付けられたコンタクトレンズにおける前記位置データ発信機構により発信された位置データを端末に受信させ、前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離を前記端末上にて顕在化させる、コンタクトレンズの探知プログラムである。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、
前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離の変動を、前記端末における視覚的挙動の強弱、聴覚的挙動の強弱および触覚的挙動の強弱のうち少なくともいずれかにより顕在化させる。
本発明の第8の態様は、
レンズ本体に対し、センサと、信号発信機構と、が取り付けられており、
装用者の目からレンズ本体が離れたことをセンサが感知し、前記感知を受けて信号発信機構から信号が発信される、コンタクトレンズである。
本発明の第9の態様は、
レンズ本体に対して信号発信機構が取り付けられており、
端末から発信された起動信号を受けて信号発信機構から信号が発信される、コンタクトレンズである。
本発明の第10の態様は、第8または第9の態様において、
レンズ本体は、中心に配される光学部と、光学部の周辺に配される周辺部と、を有し、
周辺部は第1の肉厚部および第2の肉厚部を有し、第1の肉厚部および第2の肉厚部が上眼瞼および下眼瞼のうち少なくとも上眼瞼に同時に当たるように、第1の肉厚部および第2の肉厚部が水平軸および垂直軸に関して非対称で、かつ第1の肉厚部および第2の肉厚部のそれぞれが水平軸の上方および下方に延在して形成されている。
本発明の第11の態様は、
端末と、
レンズ本体に対して信号発信機構が取り付けられており、前記端末から発信された起動信号を受けて前記信号発信機構から信号が発信される、コンタクトレンズと、
を有するコンタクトレンズの探知システムである。
本発明の第12の態様は、
レンズ本体に対して信号発信機構が取り付けられたコンタクトレンズの場所を探知する方法において、
端末から発信された起動信号を受けて前記信号発信機構から発信される信号を基にコンタクトレンズの場所を探知する、コンタクトレンズの探知方法である。
本発明の第13の態様は、
レンズ本体に対して信号発信機構が取り付けられたコンタクトレンズに対し、端末から発信された信号を受けて信号発信機構から信号を発信させる、コンタクトレンズの探知プログラムである。
本発明によれば、装用状態にないスマートコンタクトレンズの発見を容易化できる。
実施の形態1に係るスマートコンタクトレンズの平面概略図である。 本実施形態に係るスマートコンタクトレンズの厚さ分布図である。 実施の形態2に係るスマートコンタクトレンズの平面概略図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明としては、大きく分けて3つの実施形態が存在する。
[実施の形態1]は、コンタクトレンズ(いわゆるスマートコンタクトレンズ)においてレンズ本体に対し位置データ発信機構が取り付けられており、位置データ発信機構から位置データが発信された際に端末にて受信させ、スマートコンタクトレンズと端末との距離が変動することにより端末に何らかの変化を生じさせ、スマートコンタクトレンズの発見を容易化するという態様である。
その一方で[実施の形態2]は、スマートコンタクトレンズが装用者の眼から離脱したことを、レンズ本体に取り付けられたセンサが検知し、スマートコンタクトレンズ自体を発光させ、スマートコンタクトレンズの発見を容易化するという態様である。
また[実施の形態3]は、[実施の形態2]と同様にスマートコンタクトレンズ自体が発光するのだが、その発光を端末操作により実現させるという態様である。つまり、装用者がスマートコンタクトレンズを探知する際に端末を操作することによりスマートコンタクトレンズを発光させ、装用者によるスマートコンタクトレンズの発見を容易化するという態様である。
[実施の形態1]
図1に示すように、本実施形態におけるコンタクトレンズ(いわゆるスマートコンタクトレンズ)1は、レンズ本体2に対し位置データ発信機構3が取り付けられたものである。以降、符号は省略する。
レンズ本体は、大きく分けて、レンズ機能を有する光学部と、該光学部の周辺に配される周辺部とを備えたものである。
レンズ本体の材料については公知のものを採用すればよい。例えば酸素透過性や含水量を鑑みると、特表2015−503632号公報、特表2015−504108号公報、特表2015−503631号公報、特表2015−507668号公報に記載の請求項1に記載のシリコーンハイドロゲルを採用してもよい。本明細書には上記各公報に記載の内容が全て記載されているものとする。
レンズ本体についての形状としては公知のものであればよい。例えば従来のコンタクトレンズと同様に装用者の処方度数に応じた面形状(単焦点、二焦点、累進多焦点、トーリック形状など)を有するものであってもよいし、レンズ本体自体は球面のメニスカス形状としたうえで、該レンズ本体の内部の空洞に油と電解液を封入しておき、レンズ本体に搭載した電子部品によって電解液の形状を変形させ、所望の度数分布を有するように設定可能な液体メニスカスを採用したスマートコンタクトレンズであってもよい。
位置データ発信機構としては公知のもの(例えばGPS機能を搭載したもの)を採用してもよい。ちなみにこの位置データ発信機構は常時ONにしても構わないし、端末から発信された起動信号を受けて位置データ発信機構を起動させても構わない。
なお、スマートコンタクトレンズにおける電子部品(位置データ発信機構等)を充電する際には端末やその他のデバイスからの非接触による給電方式を採用しても構わない。ここで言う端末とは携帯端末やタブレット端末等が挙げられる。
本実施形態における最大の特徴は、レンズ本体に対し取り付けられた位置データ発信機構から発信された位置データを端末が受信し、スマートコンタクトレンズと端末との間の距離を端末上にて顕在化させることにある。つまり、端末からスマートコンタクトレンズがどれくらい離れているかを端末上に顕在化させ、該端末をスマートコンタクトレンズ探知機として機能させることに本実施形態における最大の特徴がある。
ここで言う「スマートコンタクトレンズと端末との間の距離の顕在化」とは、端末からスマートコンタクトレンズがどれくらい離れているかを端末使用者(多くの場合はスマートコンタクトレンズの所有者)が端末を介して認識可能とすることを意味する。具体例としてはスマートコンタクトレンズと端末との間の距離を端末上に数値で表示することが挙げられる。ただ、それ以外の具体例としては、スマートコンタクトレンズと端末との間の距離の変動を、端末における視覚的挙動の強弱、聴覚的挙動の強弱および触覚的挙動の強弱のうち少なくともいずれかにより顕在化させるのが好ましい。
視覚的挙動の強弱とは、例えばスマートコンタクトレンズに端末が近づくほど端末のディスプレイの点滅周期が短くなるとかディスプレイの発光が強くなるとかが挙げられる。
聴覚的挙動の強弱とは、例えばスマートコンタクトレンズに端末が近づくほど端末のスピーカーからの音(警告音)が強くなったり警告音のON/OFFの周期が短くなるとかが挙げられる。
触覚的挙動の強弱とは、例えばスマートコンタクトレンズに端末が近づくほど端末のバイブレーションが強くなったりバイブレーションのON/OFFの周期が短くなるとかが挙げられる。
ちなみに端末に対して上記の挙動を生じさせる手法としてはスマートコンタクトレンズの位置データ発信機構(さらに言えばスマートコンタクトレンズの制御部)と端末とを同期(ペアリング)させればよく、その手法としてはペアリングについての公知の手法(Felica(登録商標)やスマートフォン等に搭載された発信周波数共鳴)を採用すればよい。
なお、上記の内容はコンタクトレンズの探知システムとしての技術的意義を有する一方、それに付随してコンタクトレンズの探知方法、端末に対してインストールされうるアプリケーションすなわちコンタクトレンズの探知プログラムとしても技術的意義を有する。これについては後述の他の実施の形態についても同様である。
なお、一方でスマートコンタクトレンズに着目すると、レンズ本体についての形状としては公知のものであればよいが、装用者が瞬きする際に該レンズ本体が回転することになるがこの動きを抑制する(安定化させる)ような形状を採用するのが好ましい。例えば、図2に示すように、周辺部は第1の肉厚部および第2の肉厚部を有し、第1の肉厚部および第2の肉厚部が上眼瞼および下眼瞼のうち少なくとも上眼瞼に同時に当たるように、第1の肉厚部および第2の肉厚部が水平軸X(レンズの幾何中心Oを通過する軸であって装用者が装用する際のレンズにおける水平方向)および垂直軸Y(レンズの幾何中心Oを通過する軸であって装用者が装用する際のレンズにおける天地方向)に関して非対称で、かつ第1の肉厚部および第2の肉厚部のそれぞれが水平軸の上方および下方に延在(水平軸を跨いで延在)して形成されるような構成を採用するのが好ましい。なお、図2での第1の肉厚部および第2の肉厚部での等高線は、各肉厚部の中心の等高線が0.35mmであり、その周辺に向かうに従って0.30mm、0.25mm、0.20mmを表す。
本実施形態の最大の特徴は、装用者の眼からレンズ本体が離れた後にスマートコンタクトレンズを発見しやすくすることにあることは先に述べたとおりである。その上で、上記の非対称の肉厚部を採用することにより、装用者の眼において過度の回転運動を抑制することが可能となり、レンズ本体が眼と安定して接触する状態を維持することが可能となり、ひいてはレンズ本体が眼から落下する機会を減少させることが可能となる。つまり、本実施形態においては装用者の眼からレンズ本体が離れた後の対処に加え、そもそも装用者の眼からレンズ本体が離れないような事前的な対処をも可能とする。
ちなみに周辺部は、光学部を包囲する円環状の部分であってレンズにおける非光学部分である。周辺部は、幾何学的な中心に対するレンズの縁部、又はレンズの最外部を除外する。通常、レンズの縁部は0.02mm〜0.2mmの幅を有する。
なお、本明細書における肉厚部とは、周辺部の他の領域と比較して周辺部が厚い、周辺部内の領域である。レンズの任意の点の厚みは、レンズの前面つまり対物側の表面と、レンズの裏面つまり眼の側となる表面との間の、裏面に対して直交する方向に沿った距離として測定される。
また、“第1の肉厚部および第2の肉厚部が水平軸および垂直軸に関して非対称”とは、レンズにおける肉厚の等高線が、レンズの水平軸、つまり0〜180度軸、及び垂直軸、つまり90〜270軸に関して対称でないことである。
[実施の形態2]
先に述べたように、本実施形態はスマートコンタクトレンズが装用者の眼から離脱したことを、レンズ本体に取り付けられたセンサが検知し、スマートコンタクトレンズ自体を発光させ、スマートコンタクトレンズの発見を容易化するという態様である。以降、[実施の形態1]と重複する内容については記載を省略する。
図3に示すように、本実施形態におけるスマートコンタクトレンズ1は、レンズ本体2に対し、センサ4と、発光機構5と、が取り付けられたものである。
本実施形態においては、レンズ本体に対し、センサと、発光機構と、が取り付けられたことに最大の特徴がある。本実施形態のコンタクトレンズは、装用者の目からレンズ本体が離れたことをセンサが感知し、該感知を受けて発光機構が発光するという構成を備えている。このような構成を設けることにより、装用者の目から突然レンズ本体が離れたとしても、発光機構が発光するため、装用者がスマートコンタクトレンズを発見しやすくなり、紛失のおそれを低減することができる。
センサとしては公知のものを採用してもよい。センサで感知する項目としては、例えば温度が挙げられる。センサが眼球の温度を感知している間は発光機構は起動しない。その一方、何かの拍子でレンズ本体(ひいてはセンサ)が眼球から離れてしまうことにより、センサは、眼球の温度から外れた温度を感知する。それに伴い、発光機構を起動させることが挙げられる。
温度以外としては、振動の感知が挙げられる。スマートコンタクトレンズが装用者の眼球に接触している間は装用者の生理的な振動を感知し続ける。その一方、何かの拍子でレンズ本体(ひいてはセンサ)が眼球から離れてしまい、床などにレンズ本体が静置されると、そのような生理的な振動は失われる。それを契機に、発光機構を起動させることが挙げられる。
なお、結局のところ装用者の目からレンズ本体が離れたことがわかるような指標を採用可能であればセンサが感知する内容には特に限定は無い。
発光機構としては、センサの感知結果に応じて発光可能なものであれば特に限定は無い。例えばセンサの感知結果に応じてレンズ本体内部に搭載された液晶の色を変化させる発色機構(図3だと環状)を採用しても構わないし、センサの感知結果に応じてレンズ本体内部に搭載された部材を透明から蛍光色に変化するような機構を採用しても構わない。具体的な態様としては例えば光源をレンズ本体内部に封入し、センサの感知結果に応じてレンズ本体内部に搭載された部材を発光可能とする機構を採用しても構わないし、所定の色の発光を生じさせる場合は、光源に加えて液晶材料をレンズ本体内部に封入し、該液晶に対して電圧をかけて分子鎖を配向させて、所定の発光を生じさせてもよい(上記内容を実現可能な光源および液晶としては例えばhttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1212/12/news094.html −未来は僕の目の中に コンタクトレンズ型液晶ディスプレイが登場− を参照)。
ここで言う液晶とは、従来の液体と固体結晶との間の特性を有する物質の状態を指し、液晶は特定の静止配向を有することができる。液晶の配向及び相は、液晶の部類に応じて、外部力(例えば、温度、磁気、又は電気)によって操作され得る。
また、センサの感知結果に応じてレンズ本体内部に搭載された部材を発光可能とする機構を採用しても構わない。なお、別途、制御部をレンズ本体に設けて制御部によりセンサの感知結果を発光機構に送信する構成を採用しても構わない。また、このような探知システムおよび探知方法ならば、発光機構が紫外光や赤外光を発する場合であっても検知機構を備えた端末を使用すればスマートコンタクトレンズを容易に発見することが可能となる。
なお、スマートコンタクトレンズにおける電子部品(センサ等)に充電が必要な場合は、充電器により充電している間は上記発光機構が起動するのを制限する構成を採用しても構わない。つまり、上記発光機構が起動して発光しているということは、スマートコンタクトレンズを通常ではない状態で静置していることに他ならない。本来ならば速やかに該レンズを回収する必要があるところ、該レンズは発光しているため速やかに該レンズを発見することが可能となり、速やかに正常な状態(装用状態、充電状態)へと戻すことができる。
上記の発光機構を含む広い概念として信号発信機構とし、この信号発信機構をレンズ本体に取り付けてもよい。この構成により、装用者の目からレンズ本体が離れたことをセンサが感知し、該感知を受けて信号発信機構から信号が発信される。
なお、本明細書における「信号」とは、人間が五感で感知可能な信号(色による信号等)を意味し、[実施の形態1]で述べたような位置データのような情報的信号は除く。本実施形態においては人間が視覚で感知可能な光を発する発光機構を信号発信機構として例示したが、例えばスマートコンタクトレンズ自体を振動させるようなバイブレーション機構であってもよいし、スマートコンタクトレンズ自体から音を発生させる機構であってもよい。
なお、レンズ本体についての形状としては、[実施の形態1]と同様に、装用者が瞬きする際に該レンズ本体が回転することになるがこの動きを抑制する(安定化させる)ような形状を採用するのが好ましい。本実施形態の最大の特徴は、装用者の眼からレンズ本体が離れた後にスマートコンタクトレンズを発見しやすくすることにあることは先に述べたとおりである。その上で、上記の非対称の肉厚部を採用することにより、装用者の眼において過度の回転運動を抑制することが可能となり、レンズ本体が眼と安定して接触する状態を維持することが可能となり、ひいてはレンズ本体が眼から落下する機会を減少させることが可能となる。つまり、本実施形態においては装用者の眼からレンズ本体が離れた後の対処に加え、そもそも装用者の眼からレンズ本体が離れないような事前的な対処をも可能とする。
[実施の形態3]
先に述べたように、本実施形態はスマートコンタクトレンズ自体が発光するのだが、その発光を端末操作により実現させるという態様である。以降、[実施の形態1]や[実施の形態2]と重複する内容については記載を省略する。
本実施形態におけるスマートコンタクトレンズには[実施の形態2]と同様に信号発信機構が取り付けられている。但し、本実施形態における信号発信機構は、端末から発信された起動信号(先に挙げた五感で感知可能な「信号」ではなくデータ信号)を受けて信号を発信するものである。もちろんこの信号発信機構は[実施の形態2]と同様にセンサからの検知結果を受けてスマートコンタクトレンズを発光させる発光機構を備えさせておいてもよい。
本実施形態ならば、レンズ本体にセンサを取り付ける必要がなくなる。また、端末の使用者(スマートコンタクトレンズの所有者)がスマートコンタクトレンズを紛失した際に端末の操作によりスマートコンタクトレンズを容易に探知することが可能となる。なお、起動信号を受信するのは信号発信機構でも制御部でもよくその具体的な構成としては従来のものを採用すればよい。
1………コンタクトレンズ
2………レンズ本体
3………位置データ発信機構
4………センサ
5………発光機構
X………水平軸
Y………垂直軸
O………幾何中心

Claims (13)

  1. レンズ本体に対し位置データ発信機構が取り付けられており、前記位置データ発信機構から位置データが発信される、コンタクトレンズと、
    前記位置データ発信機構により発信された位置データを受信する端末と、
    を有し、
    前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離を前記端末上にて顕在化させる、コンタクトレンズの探知システム。
  2. 前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離の変動を、前記端末における視覚的挙動の強弱、聴覚的挙動の強弱および触覚的挙動の強弱のうち少なくともいずれかにより顕在化させる、請求項1に記載のコンタクトレンズの探知システム。
  3. レンズ本体は、中心に配される光学部と、光学部の周辺に配される周辺部と、を有し、
    周辺部は第1の肉厚部および第2の肉厚部を有し、第1の肉厚部および第2の肉厚部が上眼瞼および下眼瞼のうち少なくとも上眼瞼に同時に当たるように、第1の肉厚部および第2の肉厚部が水平軸および垂直軸に関して非対称で、かつ第1の肉厚部および第2の肉厚部のそれぞれが水平軸の上方および下方に延在して形成されている、請求項1または2に記載のコンタクトレンズの探知システム。
  4. レンズ本体に対し位置データ発信機構が取り付けられたコンタクトレンズの場所を探知する方法において、
    前記位置データ発信機構により発信された位置データを端末が受信し、前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離を前記端末上にて顕在化された結果を基にコンタクトレンズの場所を探知する、コンタクトレンズの探知方法。
  5. 前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離の変動を、前記端末における視覚的挙動の強弱、聴覚的挙動の強弱および触覚的挙動の強弱のうち少なくともいずれかにより顕在化させる、請求項4に記載のコンタクトレンズの探知方法。
  6. レンズ本体に対し位置データ発信機構が取り付けられたコンタクトレンズにおける前記位置データ発信機構により発信された位置データを端末に受信させ、前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離を前記端末上にて顕在化させる、コンタクトレンズの探知プログラム。
  7. 前記コンタクトレンズと前記端末との間の距離の変動を、前記端末における視覚的挙動の強弱、聴覚的挙動の強弱および触覚的挙動の強弱のうち少なくともいずれかにより顕在化させる、請求項6に記載のコンタクトレンズの探知プログラム。
  8. レンズ本体に対し、センサと、信号発信機構と、が取り付けられており、
    装用者の目からレンズ本体が離れたことをセンサが感知し、前記感知を受けて信号発信機構から信号が発信される、コンタクトレンズ。
  9. レンズ本体に対して信号発信機構が取り付けられており、
    端末から発信された起動信号を受けて信号発信機構から信号が発信される、コンタクトレンズ。
  10. レンズ本体は、中心に配される光学部と、光学部の周辺に配される周辺部と、を有し、
    周辺部は第1の肉厚部および第2の肉厚部を有し、第1の肉厚部および第2の肉厚部が上眼瞼および下眼瞼のうち少なくとも上眼瞼に同時に当たるように、第1の肉厚部および第2の肉厚部が水平軸および垂直軸に関して非対称で、かつ第1の肉厚部および第2の肉厚部のそれぞれが水平軸の上方および下方に延在して形成されている、請求項8または9に記載のコンタクトレンズ。
  11. 端末と、
    レンズ本体に対して信号発信機構が取り付けられており、前記端末から発信された起動信号を受けて前記信号発信機構から信号が発信される、コンタクトレンズと、
    を有するコンタクトレンズの探知システム。
  12. レンズ本体に対して信号発信機構が取り付けられたコンタクトレンズの場所を探知する方法において、
    端末から発信された起動信号を受けて前記信号発信機構から発信される信号を基にコンタクトレンズの場所を探知する、コンタクトレンズの探知方法。
  13. レンズ本体に対して信号発信機構が取り付けられたコンタクトレンズに対し、端末から発信された信号を受けて信号発信機構から信号を発信させる、コンタクトレンズの探知プログラム。
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