JP6760130B2 - 電力供給システム - Google Patents

電力供給システム Download PDF

Info

Publication number
JP6760130B2
JP6760130B2 JP2017037074A JP2017037074A JP6760130B2 JP 6760130 B2 JP6760130 B2 JP 6760130B2 JP 2017037074 A JP2017037074 A JP 2017037074A JP 2017037074 A JP2017037074 A JP 2017037074A JP 6760130 B2 JP6760130 B2 JP 6760130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
storage battery
charging
capacity
minimum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017037074A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018143061A (ja
Inventor
洋之 井下
洋之 井下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017037074A priority Critical patent/JP6760130B2/ja
Publication of JP2018143061A publication Critical patent/JP2018143061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6760130B2 publication Critical patent/JP6760130B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E70/00Other energy conversion or management systems reducing GHG emissions
    • Y02E70/30Systems combining energy storage with energy generation of non-fossil origin

Description

本開示は、電力供給システムに関する。
従来、蓄電池の種類として、例えば容量型蓄電池と出力型蓄電池とがある。容量型蓄電池は、長時間の小電力充放電に適した蓄電池である。出力型蓄電池は、短時間の大電力放電に適した蓄電池である。これらの蓄電池が用いられる電力供給システムとしては、特許文献1に記載のシステムがある。特許文献1に記載の電力供給システムでは、容量型蓄電池及び出力型蓄電池の充放電電力を制御する制御装置を備えている。制御装置は、各蓄電池の充放電回数の制限に基づき充放電スケジュールに従って各蓄電池の充放電電力を制御している。
特許第5353957号公報
ところで、容量型蓄電池と出力型蓄電池とでは、充電効率及び放電効率が異なる。充電効率とは、蓄電池に供給された電力量に対する、実際に蓄電池に充電された電力量の比率である。放電効率とは、実際に蓄電池に充電されている電力量に対する、蓄電池から放電された電力量の比率である。
より詳しくは、容量型蓄電池は、充電電力の上限値及び放電電力の上限値が低いものの、充電電力及び放電電力の小さい領域において高い充電効率及び放電効率で充電及び放電が可能であるという特性を有している。一方、出力型蓄電池は、充電電力の上限値及び放電電力の上限値が高いものの、充電電力及び放電電力の小さい領域では充電効率及び放電効率が低下するという特性を有している。
一方、特許文献1に記載の電力供給システムには太陽光発電機が設けられているが、このような構成の場合、発電機の発電電力と電気負荷の消費電力との偏差である余剰電力に応じて各蓄電池の充電及び放電が行われることになる。この余剰電力は変動し易いため、特許文献1に記載の電力供給システムのように単に各蓄電池の充放電回数に基づいて各蓄電池の充電及び放電を制御すると、充電効率及び放電効率の悪化を招くようなかたちで各蓄電池が用いられる可能性がある。例えば充電電力及び放電電力の小さい領域で出力型蓄電池が用いられたような場合、充電効率及び放電効率の悪化を招く。これが、電力供給システム全体としての充電効率及び放電効率を低下させる要因となっている。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、充電効率及び放電効率を高めることの可能な電力供給システムを提供することにある。
上記課題を解決する電力供給システム(10)は、充電効率及び放電効率の異なる複数の蓄電池(14,24)の放電により建物(30)の電気負荷(12)に電力を供給する。電力供給システムは、発電部(16)と、制御部(18)と、を備える。発電部は、複数の蓄電池の充電及び電気負荷への電力供給に用いられる電力を発電する。制御部は、複数の蓄電池の放電及び充電を制御する。複数の蓄電池には、第1最小充電能力及び第1最大充電能力を有する第1蓄電池(24)と、第1最小充電能力よりも大きい第2最小充電能力、及び第1最大充電能力よりも大きい第2最大充電能力を有する第2蓄電池(14)と、が含まれる。制御部は、電気負荷の消費電力よりも発電部の発電電力の方が大きい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を充電させ、電気負荷の消費電力よりも発電部の発電電力の方が小さい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を放電させる。制御部は、発電部の発電電力から電気負荷の消費電力を減算することにより余剰電力を算出する。制御部は、余剰電力が、第2最小充電能力から第1蓄電池の最小放電能力を減算した値未満である場合には、第1蓄電池を放電させるとともに、第2蓄電池を充電させる制御部は、余剰電力が、第2最小充電能力から第1蓄電池の最小放電能力を減算した値以上であって、且つ第1最大充電能力未満である場合には、第1蓄電池を充電させるとともに、第2蓄電池を停止させる。制御部は、余剰電力が第1最大充電能力以上である場合には、第1蓄電池及び第2蓄電池を充電させる。
上記課題を解決する他の電力供給システム(10)では、制御部が、余剰電力が、第2最小充電能力から第1蓄電池の最小放電能力を減算した値未満である場合には、第1蓄電池を放電させるとともに、第2蓄電池を充電させる。制御部は、余剰電力が、第2最小充電能力から第1蓄電池の最小放電能力を減算した値以上であって、且つ第2最大充電能力未満である場合には、第1蓄電池を停止させるとともに、第2蓄電池を充電させる。制御部は、余剰電力が第2最大充電能力以上である場合には、第1蓄電池及び第2蓄電池を充電させる。
上記課題を解決する他の電力供給システム(10)では、制御部が、余剰電力が第1最小充電能力未満である場合には、第1蓄電池及び第2蓄電池を停止させる。制御部は、余剰電力が第1最小充電能力以上であって、且つ第2最小充電能力未満である場合には、第1蓄電池を充電させるとともに、第2蓄電池を停止させる。制御部は、余剰電力が第2最小充電能力以上である場合には、第1蓄電池を停止させるとともに、第2蓄電池を充電させる。
上記課題を解決する他の電力供給システム(10)では、複数の蓄電池に、第1最小放電能力及び第1最大放電能力を有する第1蓄電池(24)と、第1最小放電能力よりも大きい第2最小放電能力、及び第1最大放電能力よりも大きい第2最大放電能力を有する第2蓄電池(14)と、が含まれている。制御部は、電気負荷の消費電力よりも発電部の発電電力の方が大きい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を充電させ、電気負荷の消費電力よりも発電部の発電電力の方が小さい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を放電させる。制御部は、発電部の発電電力から電気負荷の消費電力を減算することにより余剰電力を算出する。制御部は、余剰電力が第1最小放電能力未満である場合には、第1蓄電池を放電させるとともに、第2蓄電池を充電させる。制御部は、余剰電力が第1最小放電能力以上であって、且つ第1最大放電能力未満である場合には、第1蓄電池を放電させるとともに、第2蓄電池を停止させる。制御部は、余剰電力が第1最大放電能力以上である場合には、第1蓄電池及び第2蓄電池を放電させる。
上記課題を解決する他の電力供給システム(10)では、制御部が、余剰電力が第1最小放電能力未満である場合には、第1蓄電池及び第2蓄電池を停止させる。制御部は、余剰電力が第1最小放電能力以上であって、且つ第1最大放電能力未満である場合には、第1蓄電池を放電させるとともに、第2蓄電池を停止させる。制御部は、余剰電力が第1最大放電能力以上である場合には、第1蓄電池及び第2蓄電池を放電させる。
上記課題を解決する他の電力供給システム(10)では、制御部が、余剰電力が第1最小放電能力未満である場合には、第1蓄電池及び第2蓄電池を停止させる。制御部は、余剰電力が第1最小放電能力以上であって、且つ第2最小放電能力未満である場合には、第1蓄電池を放電させるとともに、第2蓄電池を停止させる。制御部は、余剰電力が第2最小放電能力以上である場合には、第1蓄電池を停止させるとともに、第2蓄電池を放電させる。
この構成によれば、余剰電力に応じて、高い充電効率を有する蓄電池を充電させることができるとともに、高い放電効率を有する蓄電池を放電させることもできる。よって、電力供給システム全体としての充電効率及び放電効率を高めることができる。
なお、特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、充電効率及び放電効率を高めることの可能な電力管理システムを提供できる。
図1は、第1実施形態の電力供給システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の制御装置により実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図3(A),(B)は、第1実施形態の制御装置により実行される第1電力制御の具体的な内容を示すグラフである。 図4(A),(B)は、第1実施形態の制御装置により実行される第2電力制御の具体的な内容を示すグラフである。 図5(A),(B)は、第2実施形態の制御装置により実行される第1電力制御の具体的な内容を示すグラフである。 図6(A),(B)は、第2実施形態の制御装置により実行される第2電力制御の具体的な内容を示すグラフである。 図7(A),(B)は、第3実施形態の制御装置により実行される第1電力制御の具体的な内容を示すグラフである。 図8(A),(B)は、第3実施形態の制御装置により実行される第2電力制御の具体的な内容を示すグラフである。
以下、電力供給システムの実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、図1を参照して、電力供給システム10の第1実施形態について説明する。図1に示されるように、電力供給システム10は、電力供給元の電力系統から供給される供給電力を、建物30内の交流電力線11に接続された電気負荷12に給電可能なシステムである。電力供給システム10は、例えば住宅である建物30内に配線された交流電力線11と、交流電力線11に電気的に接続された充電ユニット13と、車載蓄電池14に充電するための充電スタンド15とを備えている。また、電力供給システム10は、太陽光によって発電を行う太陽光発電機16と、各部を制御する制御装置18と、各部を操作する操作表示器19とを備えている。車両20は、比較的容量の大きな車載蓄電池14を搭載した車両、例えばプラグインハイブリッド自動車である。電気負荷12は、交流電力線11から供給される電力に基づき駆動する建物30内の全ての電気機器である。
建物30内に配線された交流電力線11は、例えば単相3線式の電力線であって、電力会社の電力系統の電力が分電盤21を介して供給されるようになっている。分電盤21には、主幹ブレーカや電流ブレーカ等が配設されている。
交流電力線11は、分電盤21内において、放電用パワーコンディショナ17、太陽光発電用パワーコンディショナ22、双方向パワーコンディショナ23、及び電気負荷12に分岐している。このように交流電力線11には、電気負荷12が接続され、電気負荷12に給電可能となっている。以下では、パワーコンディショナを「PCS」と略記する。
太陽光発電機16は、建物30の屋根に設けられた図示しない太陽光パネルを有し、この太陽光パネルにより太陽光を利用して発電する発電部である。太陽光発電機16は、発電した太陽光電力を太陽光発電用PCS22に供給する。太陽光発電用PCS22は、交流電力線11に電気的に接続され、太陽光発電機16からの直流電力を交流電力に変換して、交流電力線11へ放電する。この電力は、充電ユニット13の定置蓄電池24の充電や、車両20の車載蓄電池14の充電、電気負荷12への電力供給等に用いられる。太陽光発電用PCS22は、LAN(ローカルエリアネットワーク)に接続され、各部と通信可能に構成される。
充電ユニット13は、双方向PCS23、定置蓄電池24、及び蓄電池ECU25等を備えている。
定置蓄電池24は、大容量キャパシタ等の低出力大容量の容量型蓄電池である。定置蓄電池24は、双方向PCS23を介して交流電力線11からの交流電力を充電すること、及び充電された直流電力を交流電力線11へ放電することが可能である。
定置蓄電池24は、出力型蓄電池である車両20の車載蓄電池14と比較すると、大きな電池容量を有している。また、定置蓄電池24の充放電可能回数は車載蓄電池14の充放電可能回数よりも多い。すなわち、定置蓄電池24は車載蓄電池14よりも長い寿命を有している。さらに、定置蓄電池24は、充電電力及び放電電力の小さい領域において車載蓄電池14よりも高い充電効率及び放電効率を有している。すなわち、電力供給システム10は、充電効率及び放電効率の異なる複数の蓄電池として、車載蓄電池14及び定置蓄電池24を備えている。本実施形態では、定置蓄電池24が第1蓄電池に相当し、車載蓄電池14が第2蓄電池に相当する。
具体的には、定置蓄電池24は、その最小充電能力を「C1min[W]」、その最大充電能力を「C1max[W]」とすると、最小充電能力C1min以上であって、且つ最大充電能力C1max以下の範囲の電力で高効率の充電が可能である。定置蓄電池24の最小充電能力C1minは車載蓄電池14の最小充電能力C2minよりも小さい。すなわち、定置蓄電池24は、充電電力の小さい領域において車載蓄電池14よりも高い充電効率を有している。本実施形態では、最小充電能力C1minが「第1最小充電能力」に相当し、最大充電能力C1maxが「第1最大充電能力」に相当する。
また、定置蓄電池24は、その最小放電能力を「D1min[W]」、その最大放電能力を「D1max[W]」とすると、最小放電能力D1min以上であって、且つ最大放電能力D1max以下の範囲の電力で高効率の放電が可能である。定置蓄電池24の最小放電能力D1minは車載蓄電池14の最小放電能力D2minよりも小さい。すなわち、定置蓄電池24は、放電電力の小さい領域において車載蓄電池14よりも高い放電効率を有している。本実施形態では、最小放電能力D1minが「第1最小放電能力」に相当し、最大放電能力D1maxが「第1最大放電能力」に相当する。
蓄電池ECU25は、双方向PCS23と通信線で接続され、例えば通信規格RSの通信により、双方向PCS23の作動を制御するようになっている。また、蓄電池ECU25は、ハブを介して操作表示器19及び充電スタンド15の制御ECU26等とLANで接続されて、相互に情報交換が可能となっている。
充電スタンド15は、例えば建物30の外部に、充電ユニット13とは別体で設置されている。充電スタンド15は、分電盤21において交流電力線11から分岐した充電電力線27と放電用PCS17を介して接続される。充電スタンド15は、充電電力線27から車両20の車載蓄電池14に電力を供給するとともに、車載蓄電池14が充電している電力を充電電力線27へ放電する。放電用PCS17は、交流電力線11に電気的に接続され、車載蓄電池14が放電する際に、充電スタンド15からの直流電力を交流電力に変換して、交流電力線11へ放電する。
充電電力線27は、充電スタンド15内にまで配設され、充電スタンド15の本体部から外部に延出する充放電ケーブル28に接続されている。充放電ケーブル28の先端部には、接続端子部に相当する充放電コネクタ29が取付けられている。充電スタンド15内には、制御ECU26が設けられている。制御ECU26は、蓄電池ECU25及び操作表示器19と通信することにより、車載蓄電池14の充放電を制御する。
車両20には、充放電コネクタ29の差込口であるコネクタが設けられている。このコネクタに充電スタンド15の充放電コネクタ29を接続することにより、図示しない車載充放電器を介して車載蓄電池14を充放電することが可能となっている。車載蓄電池14を充電する際には、コネクタに交流電力が供給され、供給された交流電力を車載充放電器が直流電力に変換して車載蓄電池14に充電する。一方、車載蓄電池14を放電する際には、車載蓄電池14の充電している直流電力を放電用PCS17が交流電力に変換して、充電電力線27へ放電する。交流電力への変換は、車載充放電器が行ってもよい。
車載蓄電池14は、高出力小容量の出力型蓄電池である。車載蓄電池14は、容量型蓄電池である定置蓄電池24と比較すると、小さな電池容量を有している。また、車載蓄電池14の充放電可能回数は定置蓄電池24の充放電可能回数よりも少ない。すなわち、車載蓄電池14は定置蓄電池24よりも短い寿命を有している。さらに、車載蓄電池14は、車載蓄電池14と比較すると、より大きい電力で充放電が可能である。
具体的には、車載蓄電池14は、その最小充電能力を「C2min[W]」、その最大充電能力を「C2max[W]」とすると、最小充電能力C2min以上であって、且つ最大充電能力C2max以下の範囲の電力で高効率の充電が可能である。車載蓄電池14の最大充電能力C2maxは車載蓄電池14の最大充電能力C1maxよりも大きい。すなわち、車載蓄電池14は、定置蓄電池24よりも大きい電力で充電可能である。本実施形態では、最小充電能力C2minが「第2最小充電能力」に相当し、最大充電能力C2maxが「第2最大充電能力」に相当する。
また、車載蓄電池14は、その最小放電能力を「D2min[W]」、その最大放電能力を「D2max[W]」とすると、最小放電能力D2min以上であって、且つ最大放電能力D2max以下の範囲の電力で高効率の放電が可能である。車載蓄電池14の最大放電能力D2maxは車載蓄電池14の最大放電能力D1maxよりも大きい。すなわち、車載蓄電池14は、定置蓄電池24よりも大きい電力で放電可能である。本実施形態では、最小放電能力D2minが「第2最小放電能力」に相当し、最大放電能力D2maxが「第2最大放電能力」に相当する。
操作表示器19は、例えば建物30内に配設される遠隔操作装置である。操作表示器19は、各部とLANで接続されている。操作表示器19は、表示器31、及び各部を操作する操作スイッチ32を備えている。表示器31には、例えば定置蓄電池24の充電状態、太陽光発電機16の発電量、電気負荷12の消費電力、車載蓄電池14の充電状態、及び電力系統への逆潮流量等を表示する。また、操作スイッチ32を操作することによって、各定置蓄電池24や車載蓄電池14への充電指示、及び各種設定等を行うことができる。
制御装置18は、各部を制御する制御部として機能する。制御装置18は、操作表示器19と同様に、各部とLANで接続される。制御装置18は、操作表示器19の操作スイッチ32によって入力された指示に従って、各部が動作するように各部に制御指令を与える。また、制御装置18は、各部の状態に応じた情報を表示するように操作表示器19の表示器31を制御する。制御装置18は、各種センサの検出信号や通信信号が入力される入力回路と、入力回路からの信号を用いて各種演算を実行するマイクロコンピュータと、マイクロコンピュータによる演算に基づいて各部を制御する制御信号を出力する出力回路とを備えている。マイクロコンピュータは、各種のデータ、演算結果等を記憶する記憶装置としてのROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を内蔵し、あらかじめ設定された制御プログラムや更新可能な制御プログラムを有し、後述する各処理を実行する。
具体的には、制御装置18は、太陽光発電機16の発電電力や電気負荷12の消費電力を常時監視している。制御装置18は、これらの情報に基づいて蓄電池ECU25及び制御ECU26に制御指令を与えることにより、車載蓄電池14及び定置蓄電池24の充電及び放電を制御する。
次に、図2を参照して、制御装置18により実行される車載蓄電池14及び定置蓄電池24の充電制御及び放電制御について具体的に説明する。なお、本実施形態では、各蓄電池14,24の同時運転が可能である。
図2に示されるように、制御装置18は、ステップS10の処理として、まず、制御間隔時間T1が経過したか否かを判断する。制御装置18は、制御間隔時間T1が経過した場合には、ステップS10の処理で肯定判断し、ステップS11の処理として、現在の余剰電力ΔPを演算する。具体的には、制御装置18は、太陽光発電機16の発電電力Pgから電気負荷12の消費電力Pcを減算することにより余剰電力ΔP(=Pg−Pc)を求める。余剰電力ΔPが正の値である場合、すなわち電気負荷12の消費電力Pcよりも太陽光発電機16の発電電力Pgの方が大きい場合には、各蓄電池14,24への充電や、電力会社に電力を買い取らせる売電が可能である。これに対し、余剰電力ΔPが負の値である場合、すなわち電気負荷12の消費電力Pcよりも太陽光発電機16の発電電力Pgの方が小さい場合には、各蓄電池14,24の放電や、電力系統の電力を電気料金に基づいて使用する買電が必要である。
制御装置18は、ステップS11の処理に続いて、ステップS12の処理として、蓄電池ECU25から定置蓄電池24の充放電電力P1の情報を取得するとともに、制御ECU26から車載蓄電池14の充放電電力P2の情報を取得する。定置蓄電池24が充電を行っている場合、充放電電力P1は正の値となり、定置蓄電池24が放電を行っている場合、充放電電力P1は負の値となる。また、車載蓄電池14が充電を行っている場合、充放電電力P2は正の値となり、車載蓄電池14が放電を行っている場合、充放電電力P2は負の値となる。さらに、各充放電電力P1,P2の絶対値は、充電電力又は放電電力の大きさを示す。
制御装置18は、ステップS12の処理に続いて、ステップS13の処理として、各蓄電池14,24の充放電電力P1,P2に基づいて余剰電力ΔPを補正する。具体的には、制御装置18は、余剰電力ΔPに各蓄電池14,24の充放電電力P1,P2を加算することにより、補正後の余剰電力ΔP(←ΔP+P1+P2)を求める。この補正後の余剰電力ΔPは、各蓄電池14,24が非動作状態であると仮定した場合における余剰電力に相当する。このように余剰電力ΔPを補正する理由は以下の通りである。
各蓄電池14,24の充放電電力P1,P2が正の値である場合、すなわち各蓄電池14,24において充電が行われている場合、その充電電力は余剰電力ΔPに変換することが可能である。また、各蓄電池14,24の充放電電力P1,P2が負の値である場合、すなわち各蓄電池14,24において放電が行われている場合、実際の余剰電力ΔPは、それらの放電電力の分だけ少ないと見積もることができる。したがって、上記のように余剰電力ΔPを補正することにより、各蓄電池14,24の動作状態に応じた、より正確な余剰電力ΔPを演算することができる。
制御装置18は、ステップS13の処理に続いて、ステップS14の処理として、余剰電力が零以上であるか否かを判断する。制御装置18は、ステップS14の処理で肯定判断した場合には、すなわち余剰電力が零以上である場合には、ステップS15の処理として、余剰電力の発生時に対応した第1電力制御を実行する。第1電力制御は、買電を最小にしつつ、余剰電力ΔPを用いて高い充電効率で各蓄電池14,24を充電させることのできる制御である。
具体的には、制御装置18は、第1電力制御として、図3(A),(B)に示されるように各蓄電池14,24を制御する。すなわち、制御装置18は、各蓄電池14,24を以下に示されるように制御する。
余剰電力ΔPが「0≦ΔP<(C2min−D1min)」を満たしている場合、制御装置18は、「C2min−ΔP」で放電するように定置蓄電池24を制御するとともに、最小充電能力C2minで充電するように車載蓄電池14を制御する。この場合、車載蓄電池14において効率の良い充電を行うためには、車載蓄電池14の充電電力を最小充電能力C2min以上に設定する必要があるが、余剰電力ΔPだけでは、車載蓄電池14の最小充電能力C2minを確保することができない。そこで、定置蓄電池24を「C2min−ΔP」で放電させることで、定置蓄電池24の放電電力「C2min−ΔP」でと余剰電力ΔPとにより、車載蓄電池14の最小充電能力C2minを確保している。なお、定置蓄電池24は、放電電力が小さい領域でも高い放電効率を有しているため、電力供給システム10全体としての充電効率及び放電効率を高めることができる。
余剰電力ΔPが「(C2min−D1min)≦ΔP<C1max」を満たしている場合、制御装置18は、余剰電力ΔPで充電するように定置蓄電池24を制御するとともに、車載蓄電池14の充電及び放電を停止させる。これにより、余剰電力ΔPが定置蓄電池24の最大充電能力C1maxに達するまでは余剰電力ΔPが定置蓄電池24に充電されるため、高い充電効率を確保することができる。
余剰電力ΔPが「C1max≦ΔP<(C1max+C2max)」を満たしている場合、制御装置18は、最大充電能力C1maxで充電するように定置蓄電池24を制御するとともに、「ΔP−C1max」で充電するように車載蓄電池14を制御する。これにより、定置蓄電池24において高い充電効率を確保しつつ、定置蓄電池24の最大充電能力C1maxを超える電力については車載蓄電池14に充電されるため、高い充電効率を確保することができる。
余剰電力ΔPが「(C1max+C2max)≦ΔP」を満たしている場合、制御装置18は、最大充電能力C1maxで充電するように定置蓄電池24を制御するとともに、最大充電能力C2maxで充電するように車載蓄電池14を制御する。これにより、定置蓄電池24及び車載蓄電池14の双方で高い充電効率を確保することができる。
一方、図2に示されるように、制御装置18がステップS14の処理で否定判断した場合には、すなわち余剰電力ΔPが負の値である場合には、建物30全体として電力|ΔP|が不足していることになる。以下、電力|ΔP|を「不足電力|ΔP|」とも称する。この場合、制御装置18は、ステップS16の処理として、第2電力制御を実行する。第2電力制御は、買電を最小化しつつ、高い放電効率で各蓄電池14,24を放電させる制御である。
具体的には、制御装置18は、第2電力制御として、図4(A),(B)に示されるように各蓄電池14,24を制御する。すなわち、制御装置18は、各蓄電池14,24を以下に示されるように制御する。
不足電力|ΔP|が「0≦|ΔP|<D1min」を満たしている場合、制御装置18は、「D2min+|ΔP|」で放電するように定置蓄電池24を制御するとともに、最小放電能力D2minで充電するように車載蓄電池14を制御する。この場合、仮に最小放電能力D1min未満で定置蓄電池24を放電させたとすると、放電効率が悪くなる。一方、定置蓄電池24を「D2min+|ΔP|」で放電させれば、不足電力|ΔP|を補いつつ、定置蓄電池24を最小放電能力D1min以上で放電させることができるため、定置蓄電池24の放電効率を高めることができる。また、車載蓄電池14も最小放電能力D2minで充電することができるため、車載蓄電池14の充電効率も確保することができる。よって、電力供給システム10全体としての充電効率及び放電効率を高めることができる。
不足電力|ΔP|が「D1min≦|ΔP|<D1max」を満たしている場合、制御装置18は、不足電力|ΔP|の分だけ放電するように定置蓄電池24を制御するとともに、車載蓄電池14の充電及び放電を停止させる。これにより、定置蓄電池24を最小放電能力D1min以上で放電させることができるため、高い放電効率を確保することができる。
不足電力|ΔP|が「D1max≦|ΔP|<(D1max+D2max)」を満たしている場合、制御装置18は、最大放電能力D1maxで放電するように定置蓄電池24を制御するとともに、「|ΔP|−D1max」で放電するように車載蓄電池14を制御する。これにより、定置蓄電池24において高い放電効率を確保することができる。また、定置蓄電池24の最大放電能力D1maxを超える電力については車載蓄電池14が放電するため、不足電力|ΔP|を的確に補うことができる。
不足電力|ΔP|が「(D1max+D2max)≦ΔP」を満たしている場合、制御装置18は、最大放電能力D1maxで放電するように定置蓄電池24を制御するとともに、最大放電能力D2maxで放電するように車載蓄電池14を制御する。これにより、定置蓄電池24及び車載蓄電池14の双方で高い放電効率を確保することができる。
図2に示されるように、制御装置18は、ステップS15の処理又はステップS16の処理を実行した後、ステップS10に戻る。したがって、制御装置18は、制御間隔時間T1の経過後にステップS11以降の処理を再度実行する。
以上説明した本実施形態の電力供給システム10によれば、以下の(1)〜(5)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)制御装置18は、太陽光発電機16の発電電力Pgから電気負荷12の消費電力Pcを減算することにより余剰電力ΔPを算出するとともに、この余剰電力ΔPに基づいて蓄電池14,24の充電及び放電を制御する。これにより、余剰電力ΔPに応じて、高い充電効率を有する蓄電池14,24を充電させることができるとともに、高い放電効率を有する蓄電池14,24を放電させることもできる。よって、電力供給システム10全体としての充電効率及び放電効率を高めることができる。
(2)制御装置18は、各蓄電池14,24の充放電電力P1,P2に基づいて余剰電力ΔPを補正する。これにより、各蓄電池14,24の動作状態に応じた、より正確な余剰電力ΔPを求めることができるため、電力供給システム10の充電効率及び放電効率を更に高めることができる。
(3)制御装置18は、余剰電力ΔPが正の値である場合には、すなわち電気負荷12の消費電力Pcよりも太陽光発電機16の発電電力Pgの方が大きい場合には、蓄電池14,24の少なくとも一方を発電させる。また、制御装置18は、余剰電力ΔPが負の値である場合には、すなわち電気負荷の消費電力Pcよりも太陽光発電機16の発電電力Pgの方が小さい場合には、蓄電池14,24の少なくとも一方を放電させる。これにより、高い充電効率及び放電効率を実現することができる。
(4)制御装置18は、図3(A),(B)に示されるように各蓄電池14,24の充電及び放電を制御する。これにより、買電を最小にしつつ、高い充電効率で各蓄電池14,24を充電させることができる。
(5)制御装置18は、図4(A),(B)に示されるように各蓄電池14,24の充電及び放電を制御する。これにより、買電を最小にしつつ、高い放電効率で各蓄電池14,24を放電させることができる。
<第2実施形態>
次に、電力供給システム10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の電力供給システム10との相違点を中心に説明する。
本実施形態の制御装置18は、図2に示されるステップS15の第1電力制御として、図5(A),(B)に示される処理を実行する。本実施形態の第1電力制御は、各蓄電池14,24の充電を優先させる制御である。図5(A),(B)に示されるように、制御装置18は、第1電力制御として、以下の制御を実行する。
余剰電力ΔPが「0≦ΔP<(C2min−D1min)」を満たしている場合、制御装置18は、第1実施形態と同様に、「C2min−ΔP」で放電するように定置蓄電池24を制御するとともに、最小充電能力C2minで充電するように車載蓄電池14を制御する。
余剰電力ΔPが「(C2min−D1min)≦ΔP<C2min」を満たしている場合、制御装置18は、定置蓄電池24の充電及び放電を停止するとともに、最小充電能力C2minで充電するように車載蓄電池14を制御する。この際、制御装置18は、車載蓄電池14の充電にあたり不足する電力を電力系統からの買電で補う。これにより、車載蓄電池14において高い充電効率を確保することができる。
余剰電力ΔPが「C2min≦ΔP<C2max」を満たしている場合、制御装置18は、定置蓄電池24の充電及び放電を停止するとともに、余剰電力ΔPで充電するように車載蓄電池14を制御する。これにより、車載蓄電池14では最小充電能力C2min以上で充電が行われるため、高い充電効率を確保することができる。
余剰電力ΔPが「C2max≦ΔP<(C1max+C2max)」を満たしている場合、制御装置18は、「ΔP−C2max」で充電するように定置蓄電池24を制御するとともに、最大充電能力C2maxで充電するように車載蓄電池14を制御する。これにより、車載蓄電池14において高い充電効率を確保しつつ、車載蓄電池14の最大充電能力C2maxを超える電力については定置蓄電池24に充電される。
余剰電力ΔPが「(C1max+C2max)≦ΔP」を満たしている場合、制御装置18は、第1実施形態と同様に、最大充電能力C1maxで充電するように定置蓄電池24を制御するとともに、最大充電能力C2maxで充電するように車載蓄電池14を制御する。
また、本実施形態の制御装置18は、図2に示されるステップS16の第2電力制御として、図6(A),(B)に示される処理を実行する。本実施形態の第2電力制御は、各蓄電池14,24の充電電力を確保しつつ、各蓄電池14,24を放電させる制御である。図6(A),(B)に示されるように、制御装置18は、第2電力制御として、以下の制御を実行する。
不足電力|ΔP|が「0≦|ΔP|<D1min」を満たしている場合、制御装置18は、各蓄電池14,24の充電及び放電を停止させる。この場合、不足電力|ΔP|は、電力系統からの買電により補われることになる。これにより、放電効率の悪い状況で各蓄電池14,24の放電が行われることを回避できる。
不足電力|ΔP|が「D1min≦|ΔP|<D1max」を満たしている場合、制御装置18は、第1実施形態と同様に、不足電力|ΔP|の分だけ放電するように定置蓄電池24を制御するとともに、車載蓄電池14の充電及び放電を停止させる。
不足電力|ΔP|が「D1max≦|ΔP|<(D1max+D2max)」を満たしている場合、制御装置18は、第1実施形態と同様に、最大放電能力D1maxで放電するように定置蓄電池24を制御するとともに、「|ΔP|−D1max」で放電するように車載蓄電池14を制御する。
不足電力|ΔP|が「(D1max+D2max)≦ΔP」を満たしている場合、制御装置18は、第1実施形態と同様に、最大放電能力D1maxで放電するように定置蓄電池24を制御するとともに、最大放電能力D2maxで放電するように車載蓄電池14を制御する。
以上説明した本実施形態の電力供給システム10によれば、第1実施形態の(1)〜(3)に示される作用及び効果に加え、以下の(6)及び(7)に示される作用及び効果を得ることができる。
(6)制御装置18は、図5(A),(B)に示されるように各蓄電池14,24の充電及び放電を制御する。これにより、各蓄電池14,24の充電を優先しつつ、高い充電効率で各蓄電池14,24を充電させることができる。
(7)制御装置18は、図6(A),(B)に示されるように各蓄電池14,24の充電及び放電を制御する。これにより、各蓄電池14,24の充電電力を確保しつつ、高い放電効率で各蓄電池14,24を放電させることができる。
<第3実施形態>
次に、電力供給システム10の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態の電力供給システム10との相違点を中心に説明する。
本実施形態の電力供給システム10では、車載蓄電池14及び定置蓄電池24の同時運転が不可能な仕様となっている。この構成を前提とした上で、本実施形態の制御装置18は、図2に示されるステップS15の第1電力制御として、図7(A),(B)に示される処理を実行する。すなわち、制御装置18は、各蓄電池14,24を以下に示されるように制御する。
余剰電力ΔPが「0≦ΔP<C1min」を満たしている場合、制御装置18は、各蓄電池14,24の充電及び放電を停止する。これにより、充電効率の悪い状況で各蓄電池14,24の充電が行われることを回避できる。
余剰電力ΔPが「C1min≦ΔP<C2min」を満たしている場合、制御装置18は、余剰電力ΔPで充電するように定置蓄電池24を制御するとともに、車載蓄電池14の充電及び放電を停止させる。これにより、最小充電能力C1min以上で定置蓄電池24を充電させることができるため、高い充電効率を確保することができる。
余剰電力ΔPが「C2min≦ΔP<C2max」を満たしている場合、制御装置18は、定置蓄電池24の充電及び放電を停止するとともに、余剰電力ΔPで充電するように車載蓄電池14を制御する。これにより、最小充電能力C2min以上で車載蓄電池14を充電させることができるため、高い充電効率を確保することができる。
余剰電力ΔPが「C2max≦ΔP」を満たしている場合、制御装置18は、定置蓄電池24の充電及び放電を停止するとともに、最大充電能力C2maxで充電するように車載蓄電池14を制御する。これにより、高い充電効率を確保することができる。
また、本実施形態の制御装置18は、図2に示されるステップS16の第2電力制御として、図8(A),(B)に示される処理を実行する。すなわち、制御装置18は、各蓄電池14,24を以下に示されるように制御する。
不足電力|ΔP|が「0≦|ΔP|<D1min」を満たしている場合、制御装置18は、第2実施形態と同様に、各蓄電池14,24の充電及び放電を停止させる。
不足電力|ΔP|が「D1min≦|ΔP|<D2min」を満たしている場合、制御装置18は、不足電力|ΔP|の分だけ放電するように定置蓄電池24を制御するとともに、車載蓄電池14の充電及び放電を停止させる。これにより、定置蓄電池24を最小放電能力D1min以上で放電させることができるため、高い放電効率を確保することができる。
不足電力|ΔP|が「D2min≦|ΔP|<D2max」を満たしている場合、制御装置18は、定置蓄電池24の充電及び放電を停止するとともに、不足電力|ΔP|の分を放電するように車載蓄電池14を制御する。これにより、車載蓄電池14を最小放電能力D2min以上で放電させることができるため、高い放電効率を確保することができる。
不足電力|ΔP|が「D2max≦|ΔP|」を満たしている場合、制御装置18は、定置蓄電池24の充電及び放電を停止するとともに、最大放電能力D2maxで放電するように車載蓄電池14を制御する。これにより、車載蓄電池14を最大放電能力D2maxで放電させることができるため、高い放電効率を確保することができる。
以上説明した本実施形態の電力供給システム10によれば、第1実施形態の(1)〜(3)に示される作用及び効果に加え、以下の(8)及び(9)に示される作用及び効果を得ることができる。
(6)制御装置18は、図7(A),(B)に示されるように各蓄電池14,24の充電を制御する。これにより、各蓄電池14,24の同時運転が不可能な場合でも、高い充電効率で各蓄電池14,24を充電させることができる。
(7)制御装置18は、図8(A),(B)に示されるように各蓄電池14,24の放電を制御する。これにより、各蓄電池14,24の同時運転が不可能な場合でも、高い放電効率で各蓄電池14,24を放電させることができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・太陽光発電機16に変えて、任意の発電機を用いてもよい。
・出力型蓄電池としては、車載蓄電池14に限らず、適宜の蓄電池を用いることができる。また、容量型蓄電池としては、定置蓄電池24に限らず、適宜の蓄電池を用いることができる。
・車載蓄電池14及び定置蓄電池24の数は、適宜変更可能である。要は、電力供給システム10は、充電効率及び放電効率の異なる複数の蓄電池を有するものであればよい。
・制御装置18が提供する手段及び/又は機能は、実体的な記憶装置に記憶されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組み合わせにより提供することができる。例えば制御装置18がハードウェアである電子回路により提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路により提供することができる。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:電力供給システム
12:電気負荷
14:定置蓄電池(第2蓄電池)
16:太陽光発電機(発電部)
18:制御装置(制御部)
24:車載蓄電池(第1蓄電池)
30:建物

Claims (8)

  1. 充電効率及び放電効率の異なる複数の蓄電池(14,24)の放電により建物(30)の電気負荷(12)に電力を供給する電力供給システム(10)であって、
    複数の前記蓄電池の充電及び前記電気負荷への電力供給に用いられる電力を発電する発電部(16)と、
    複数の前記蓄電池の放電及び充電を制御する制御部(18)と、を備え、
    複数の前記蓄電池には、
    第1最小充電能力及び第1最大充電能力を有する第1蓄電池(24)と、
    前記第1最小充電能力よりも大きい第2最小充電能力、及び前記第1最大充電能力よりも大きい第2最大充電能力を有する第2蓄電池(14)と、が含まれ、
    前記制御部は、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が大きい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を充電させ、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が小さい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を放電させ、
    前記発電部の発電電力から前記電気負荷の消費電力を減算することにより余剰電力を算出し、
    前記余剰電力が、前記第2最小充電能力から前記第1蓄電池の最小放電能力を減算した値未満である場合には、前記第1蓄電池を放電させるとともに、前記第2蓄電池を充電させ、
    前記余剰電力が、前記第2最小充電能力から前記第1蓄電池の最小放電能力を減算した値以上であって、且つ前記第1最大充電能力未満である場合には、前記第1蓄電池を充電させるとともに、前記第2蓄電池を停止させ、
    前記余剰電力が前記第1最大充電能力以上である場合には、前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池を充電させる
    電力供給システム。
  2. 充電効率及び放電効率の異なる複数の蓄電池(14,24)の放電により建物(30)の電気負荷(12)に電力を供給する電力供給システム(10)であって、
    複数の前記蓄電池の充電及び前記電気負荷への電力供給に用いられる電力を発電する発電部(16)と、
    複数の前記蓄電池の放電及び充電を制御する制御部(18)と、を備え、
    複数の前記蓄電池には、
    第1最小充電能力及び第1最大充電能力を有する第1蓄電池(24)と、
    前記第1最小充電能力よりも大きい第2最小充電能力、及び前記第1最大充電能力よりも大きい第2最大充電能力を有する第2蓄電池(14)と、が含まれ、
    前記制御部は、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が大きい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を充電させ、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が小さい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を放電させ、
    前記発電部の発電電力から前記電気負荷の消費電力を減算することにより余剰電力を算出し、
    前記余剰電力が、前記第2最小充電能力から前記第1蓄電池の最小放電能力を減算した値未満である場合には、前記第1蓄電池を放電させるとともに、前記第2蓄電池を充電させ、
    前記余剰電力が、前記第2最小充電能力から前記第1蓄電池の最小放電能力を減算した値以上であって、且つ前記第2最大充電能力未満である場合には、前記第1蓄電池を停止させるとともに、前記第2蓄電池を充電させ、
    前記余剰電力が前記第2最大充電能力以上である場合には、前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池を充電させる
    力供給システム。
  3. 充電効率及び放電効率の異なる複数の蓄電池(14,24)の放電により建物(30)の電気負荷(12)に電力を供給する電力供給システム(10)であって、
    複数の前記蓄電池の充電及び前記電気負荷への電力供給に用いられる電力を発電する発電部(16)と、
    複数の前記蓄電池の放電及び充電を制御する制御部(18)と、を備え、
    複数の前記蓄電池には、
    第1最小充電能力及び第1最大充電能力を有する第1蓄電池(24)と、
    前記第1最小充電能力よりも大きい第2最小充電能力、及び前記第1最大充電能力よりも大きい第2最大充電能力を有する第2蓄電池(14)と、が含まれ、
    前記制御部は、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が大きい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を充電させ、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が小さい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を放電させ、
    前記発電部の発電電力から前記電気負荷の消費電力を減算することにより余剰電力を算出し、
    前記余剰電力が前記第1最小充電能力未満である場合には、前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池を停止させ、
    前記余剰電力が前記第1最小充電能力以上であって、且つ前記第2最小充電能力未満である場合には、前記第1蓄電池を充電させるとともに、前記第2蓄電池を停止させ、
    前記余剰電力が前記第2最小充電能力以上である場合には、前記第1蓄電池を停止させるとともに、前記第2蓄電池を充電させる
    力供給システム。
  4. 充電効率及び放電効率の異なる複数の蓄電池(14,24)の放電により建物(30)の電気負荷(12)に電力を供給する電力供給システム(10)であって、
    複数の前記蓄電池の充電及び前記電気負荷への電力供給に用いられる電力を発電する発電部(16)と、
    複数の前記蓄電池の放電及び充電を制御する制御部(18)と、を備え、
    複数の前記蓄電池には、
    第1最小放電能力及び第1最大放電能力を有する第1蓄電池(24)と、
    前記第1最小放電能力よりも大きい第2最小放電能力、及び前記第1最大放電能力よりも大きい第2最大放電能力を有する第2蓄電池(14)と、が含まれ、
    前記制御部は、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が大きい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を充電させ、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が小さい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を放電させ、
    前記発電部の発電電力から前記電気負荷の消費電力を減算することにより余剰電力を算出し、
    前記余剰電力が前記第1最小放電能力未満である場合には、前記第1蓄電池を放電させるとともに、前記第2蓄電池を充電させ、
    前記余剰電力が前記第1最小放電能力以上であって、且つ前記第1最大放電能力未満である場合には、前記第1蓄電池を放電させるとともに、前記第2蓄電池を停止させ、
    前記余剰電力が前記第1最大放電能力以上である場合には、前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池を放電させる
    力供給システム。
  5. 充電効率及び放電効率の異なる複数の蓄電池(14,24)の放電により建物(30)の電気負荷(12)に電力を供給する電力供給システム(10)であって、
    複数の前記蓄電池の充電及び前記電気負荷への電力供給に用いられる電力を発電する発電部(16)と、
    複数の前記蓄電池の放電及び充電を制御する制御部(18)と、を備え、
    複数の前記蓄電池には、
    第1最小放電能力及び第1最大放電能力を有する第1蓄電池(24)と、
    前記第1最小放電能力よりも大きい第2最小放電能力、及び前記第1最大放電能力よりも大きい第2最大放電能力を有する第2蓄電池(14)と、が含まれ、
    前記制御部は、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が大きい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を充電させ、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が小さい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を放電させ、
    前記発電部の発電電力から前記電気負荷の消費電力を減算することにより余剰電力を算出し、
    前記余剰電力が前記第1最小放電能力未満である場合には、前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池を停止させ、
    前記余剰電力が前記第1最小放電能力以上であって、且つ前記第1最大放電能力未満である場合には、前記第1蓄電池を放電させるとともに、前記第2蓄電池を停止させ、
    前記余剰電力が前記第1最大放電能力以上である場合には、前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池を放電させる
    力供給システム。
  6. 充電効率及び放電効率の異なる複数の蓄電池(14,24)の放電により建物(30)の電気負荷(12)に電力を供給する電力供給システム(10)であって、
    複数の前記蓄電池の充電及び前記電気負荷への電力供給に用いられる電力を発電する発電部(16)と、
    複数の前記蓄電池の放電及び充電を制御する制御部(18)と、を備え、
    複数の前記蓄電池には、
    第1最小放電能力及び第1最大放電能力を有する第1蓄電池(24)と、
    前記第1最小放電能力よりも大きい第2最小放電能力、及び前記第1最大放電能力よりも大きい第2最大放電能力を有する第2蓄電池(14)と、が含まれ、
    前記制御部は、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が大きい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を充電させ、
    前記電気負荷の消費電力よりも前記発電部の発電電力の方が小さい場合には、複数の蓄電池のうちの少なくとも一つの蓄電池を放電させ、
    前記発電部の発電電力から前記電気負荷の消費電力を減算することにより余剰電力を算出し、
    前記余剰電力が前記第1最小放電能力未満である場合には、前記第1蓄電池及び前記第2蓄電池を停止させ、
    前記余剰電力が前記第1最小放電能力以上であって、且つ前記第2最小放電能力未満である場合には、前記第1蓄電池を放電させるとともに、前記第2蓄電池を停止させ、
    前記余剰電力が前記第2最小放電能力以上である場合には、前記第1蓄電池を停止させるとともに、前記第2蓄電池を放電させる
    力供給システム。
  7. 前記制御部は、
    前記蓄電池の充放電電力に基づいて前記余剰電力を補正する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  8. 前記第1蓄電池は、容量型蓄電池であり、
    前記第2蓄電池は、出力型蓄電池である
    請求項のいずれか一項に記載の電力供給システム。
JP2017037074A 2017-02-28 2017-02-28 電力供給システム Active JP6760130B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017037074A JP6760130B2 (ja) 2017-02-28 2017-02-28 電力供給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017037074A JP6760130B2 (ja) 2017-02-28 2017-02-28 電力供給システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018143061A JP2018143061A (ja) 2018-09-13
JP6760130B2 true JP6760130B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=63528435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017037074A Active JP6760130B2 (ja) 2017-02-28 2017-02-28 電力供給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6760130B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7226159B2 (ja) * 2019-07-12 2023-02-21 株式会社デンソー コントローラおよびそれを用いたエネルギー管理システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012175791A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Denso Corp 電力供給システム
JP6289614B2 (ja) * 2014-04-16 2018-03-07 三菱電機株式会社 放電制御装置、放電制御システム、放電制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018143061A (ja) 2018-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9559521B1 (en) Renewable energy system with integrated home power
JP5959561B2 (ja) 直列接続された複数の電池直流マイクログリッド充放電システム
JP3352662B2 (ja) 二次電池システムを用いた電力系統安定化装置および電力系統安定化方法
US8806240B2 (en) Battery management system, method of controlling the same, and energy storage system including the battery management system
US9899871B2 (en) Islanded operating system
JP6011845B2 (ja) 分散型電源の自立運転システム
JP6430775B2 (ja) 蓄電池装置
WO2011042781A1 (ja) 電力供給システム
WO2017179178A1 (ja) 電力管理システム
CN105591383A (zh) 一种直流微网变功率控制装置及控制方法
KR20100119523A (ko) 고밀도 2차 전지를 적용한 계통 연계형 충방전 인버터 시스템 및 그 운용방법
JP6760130B2 (ja) 電力供給システム
WO2016117315A1 (ja) 電力供給装置
JP3122815U (ja) 電力貯蔵装置
KR20200079606A (ko) 부하 분산을 위한 dc ups 제어 시스템
JP6677186B2 (ja) 直流給電システム
JP6768571B2 (ja) 電力制御装置、方法及び発電システム
EP1513240A2 (en) Apparatus for supplying standby power
US20190103756A1 (en) Power storage system, apparatus and method for controlling charge and discharge, and program
JP6865651B2 (ja) 分散型電源システム
JP6795082B2 (ja) 直流給電システム
JP2022039890A (ja) 太陽光発電システム及びその制御方法
JP6818566B2 (ja) 充放電装置
WO2019102565A1 (ja) 直流給電システム
JP6050914B1 (ja) 分散型電源システム及び電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200817

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6760130

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250