JP6289614B2 - 放電制御装置、放電制御システム、放電制御方法及びプログラム - Google Patents

放電制御装置、放電制御システム、放電制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、放電制御装置、放電制御システム、放電制御方法及びプログラムに関する。
住宅において消費される電力等を計測することで、エネルギーを管理するHEMS(Home Energy Management System)が知られている。HEMSでは、例えば、消費電力に関する情報がユーザに通知される。また、HEMSには、宅外のユーザが携帯端末を用いて宅内の機器を遠隔操作することを可能にするものもある。
近年、災害等に備えて、蓄電装置を備える住宅への関心が高まっている。このような住宅でHEMSを活用すれば、停電時であっても住宅が電気的に自立して、比較的快適な生活環境をユーザに提供することができる。
HEMSに使用可能な蓄電装置としては、例えば、住宅に据え付けられる定置型の蓄電装置がある。また、電気自動車の動力源として用いられるバッテリーをHEMSに用いることもできる。そこで、複数の蓄電装置を用いて、大量の電気エネルギーを利用するための技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1には、高出力小容量の蓄電池と低出力大容量の蓄電池とを含む複数の蓄電池の充放電スケジュールを算出し、算出された充放電スケジュールに従って複数の蓄電池の充放電電力を制御するシステムが開示されている。
特開2013−5540号公報
蓄電装置が放電する際に、蓄電装置に蓄えられた電力は、電圧等が変換されてから出力される。この変換の効率は蓄電装置の種類によって異なるため、放電量が同じであっても、放電の際に生じる電力の損失量は蓄電装置によって異なることがある。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、電気料金又は二酸化炭素の排出量を評価指標として充放電電力が制御されており、電力損失については考慮されていなかった。このため、より効率よく複数の蓄電装置を運用する余地があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、複数の蓄電装置を効率よく運用することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の放電制御装置は、複数の蓄電装置の放電により住宅内の負荷へ供給される電力の供給量を設定する設定手段と、複数の蓄電装置それぞれについて、放電の有無を、複数の蓄電装置それぞれの定格出力に基づいて決定する決定手段と、放電することが決定された1又は複数の蓄電装置を、蓄電装置の放電量の総和が設定した供給量に等しくなるように制御する制御手段と、を備え、決定手段は、定格出力が設定した供給量を上回り、かつ定格出力が最も小さい蓄電装置の放電を、定格出力が設定した供給量を下回る蓄電装置の放電より優先して決定する。
本発明によれば、電力損失に関する指標値に基づいて、複数の蓄電装置それぞれについて放電の有無が決定される。これにより、複数の蓄電装置を効率よく運用することができる。
実施の形態1に係る放電制御システムの構成を示す図である。 放電制御装置の構成を示すブロック図である。 蓄電装置データの例を示す図である。 ユーザ予定データの例を示す図である。 蓄電装置による電力変換の効率と放電量との関係を示す図である。 放電制御処理を示すフロー図である。 決定処理を示すフロー図である。 蓄電装置制御処理を示すフロー図である。 変形例に係る決定処理を示すフロー図である。 実施の形態2に係る放電制御システムの構成を示す図である。 蓄電装置データの例を示す図である。 放電制御装置の構成を示すブロック図である。 決定処理を示すフロー図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態1.
図1には、実施の形態1に係る放電制御システム100の構成が示されている。放電制御システム100は、住宅H1に設置された複数の蓄電装置を効率よく放電させるためのシステムである。放電制御システム100は、図1に示されるように、蓄電装置を制御する放電制御装置10、電力を計測する計測装置20、太陽光により発電する発電装置30、住宅H1に設置された負荷機器41,42、住宅H1の分電盤50、電力を蓄える第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62を有している。
なお、図1中の太い実線は電力線を表し、細い破線は通信線(信号線)を表している。図1に示されるように、放電制御装置10、計測装置20、負荷機器41,42、第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62はいずれも、商用電源PS及び発電装置30からの電力を受電可能となるように、分電盤50と電力線で接続されている。また、第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62の放電による電力を、放電制御装置10、計測装置20及び負荷機器41,42が受電可能となっている。
放電制御装置10は、第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62を制御して、各蓄電装置の放電量を調整する。また、放電制御装置10は、住宅H1内の負荷機器41,42を統合的に制御することが可能なHEMS(Home Energy Management System)コントローラである。さらに、放電制御装置10は、インターネットNWを介して宅外から負荷機器41,42を遠隔操作するためのゲートウェイサーバとしても機能する。
図2には、放電制御装置10の構成が示されている。図2に示されるように、放電制御装置10は、記憶部11、制御部12、及び通信部13を有している。
記憶部11は、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを含んで構成される。記憶部11は、制御部12によって実行されるプログラムP1、及び、制御部12の処理に用いられる種々のデータを記憶している。記憶部11に記憶されるデータには、第1蓄電装置61が放電することを示すフラグF1、第2蓄電装置62が放電することを示すフラグF2、蓄電装置に関する情報を示す蓄電装置データD1、及び、放電制御装置10のユーザの予定を示すユーザ予定データD2が含まれる。
図3には、蓄電装置データD1の一例が示されている。図3に示されるように、蓄電装置データD1は、第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62各々の複数の特性を示す。図3中の「蓄電容量」、「定格出力」及び「効率情報」の値は、放電制御装置10と第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62とが最初に通信可能に接続されたときに、制御部12によって格納される。また、図3中の「充電状態」、「現在状態」、「充放電回数」及び「経過時間」の値は、制御部12によって定期的に更新される。この更新の周期は、例えば1分間である。また、「経過時間」は、例えば製造時からの経過時間である。
図4には、ユーザ予定データD2の一例が示されている。図4に示されるように、ユーザ予定データD2は、ユーザと、このユーザの予定と、予定の日時と、EV(Electric Car、電気自動車)の走行予定とが関連付けられたデータである。例えば、図4においては、母が12時から17時まで外出する間にEVを2時間だけ走行させることが予定として登録されている。
図2に戻り、制御部12は、CPU(Central Processing Unit)及びRAM(Random Access Memory)等から構成される。制御部12は、記憶部11に記憶されるプログラムP1を実行することにより、種々の機能を発揮する。制御部12は、その機能として、蓄電装置の放電により供給される電力の供給量を設定する設定モジュール121、各蓄電装置の放電の有無を決定する決定モジュール122、及び、蓄電装置を制御する蓄電装置制御モジュール123を有している。
設定モジュール121は、第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62の放電により住宅H1内の負荷に供給される電力の供給量を設定する。この供給量は、例えば、計測装置20から要求される値である。以下では、計測装置20から要求されるこの供給量を、要求放電量という。要求放電量は、例えば、住宅H1内の総消費電力値から発電電力値を減じて得た値である。なお、設定モジュール121は、放電により住宅H1内の負荷に供給される電力の供給量を、計測装置20から取得することなく、自ら算出することにより設定してもよい。
また、住宅H1内の負荷は、住宅H1に設置されて、電力を消費する複数の機器を意味する。本実施の形態では、住宅H1内の負荷には、放電制御装置10、計測装置20、及び負荷機器41,42が含まれる。蓄電装置が商用電源PSから電力を受電して充電するときには、蓄電装置が住宅H1内の負荷に含まれてもよい。
決定モジュール122は、各蓄電装置の放電の有無を、各蓄電装置の電力損失に関する指標値に基づいて決定する。この指標値は、記憶部11に記憶されるデータと、設定モジュール121によって設定された要求放電量とに基づいて定められる。
蓄電装置制御モジュール123は、決定モジュール122によって放電することが決定された蓄電装置を、要求放電量に等しい放電量を出力するように制御する。
通信部13は、インターネットNWを介した通信、並びに、計測装置20、第1蓄電装置61、第2蓄電装置62、及び負荷機器41,42との通信をするためのインターフェース回路等から構成される。通信部13は、計測装置20及び第1蓄電装置61と、無線LAN(Local Area Network)等のプロトコルに従って通信する。また、通信部13は、第2蓄電装置62及び負荷機器41,42と有線通信を行う。なお、通信部13によって行われる有線通信及び無線通信は、任意に変更することができる。
通信部13は、計測装置20から要求放電量を示す信号を受信して、この要求放電量を、制御部12の設定モジュール121に通知する。また、通信部13は、第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62から、蓄電装置に関する情報を取得して、制御部12へ送信する。蓄電装置に関する情報の内容は、例えば、図3に示された各蓄電装置の特性である。さらに、通信部13は、制御部12の蓄電装置制御モジュール123から、第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62に対する制御命令を取得して、各蓄電装置へ送信する。
図1に戻り、計測装置20は、電力の値を監視するための装置である。計測装置20は、分電盤50内の電力線に取り付けられた変流器C1を用いて、商用電源PSから住宅H1に供給されている電力を計測する。この計測の結果は、住宅H1内の負荷で消費されている電力の値を示す。また、計測装置20は、分電盤50内の電力線に取り付けられた変流器C2を用いて、発電装置30によって発電された電力を計測する。そして、計測装置20は、計測の結果から要求放電量を算出して、放電制御装置10に通知する。例えば、計測装置20は、変流器C1を用いて計測した値をそのまま要求放電量として制御装置10に通知する。
発電装置30は、例えば太陽光により発電する装置であって、住宅H1の屋根に設置される。発電装置30は、例えば多結晶シリコン型のソーラーパネルを用いて発電し、発電した電力を、内蔵のパワーコンディショナを介して住宅H1内に供給する。発電装置30によって発電された電力は、例えば、蓄電装置の蓄電、負荷機器41,42等による電力消費、及び商用電源PSへの売電に割り当てられる。
負荷機器41,42は、住宅H1内に設置され、電力を消費する家電機器である。負荷機器41,42は、例えば、貯湯式電気給湯機、エアコンディショナ、又は冷蔵庫である。
第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62は、商用電源PSから供給される電力と、発電装置30によって発電される電力とを蓄える装置である。各蓄電装置に蓄えられた電力は、例えば負荷機器41,42に供給される。
第1蓄電装置61は、例えば定置型の蓄電装置である。第1蓄電装置61は、電力を変換する変換部611、電力を蓄える蓄電池612、及び変換部611を制御する充放電制御部613を有している。
変換部611は、例えば、分電盤50側の交流電力と、蓄電池612側の直流電力とを相互に変換するAC−DCコンバータ、直流電力の電圧を変換する変圧器、及び電力を変換するためのスイッチング素子を含んで構成される。変換部611は、そのスイッチング素子に充放電制御部613からハイレベルの信号が入力されている場合には電力を変換し、スイッチング素子に充放電制御部613からローレベルの信号が入力されている場合には電力を変換しない。
図5には、変換部611による変換の効率と、第1蓄電装置61の放電量との関係が、線L1で示されている。図5からわかるように、放電量が大きいほど高い変換効率で電力が変換される。例えば、1.5kWの放電量が出力されるときには、約87%の効率で電力が変換され、電力損失は約13%で抑えられている。一方、0.5kWの放電量が出力されるときには、約57%の効率で電力が変換され、電力損失は約43%に増加する。線L1により示される変換効率と放電量との関係を示すデータは、放電量xの関数f(x)として、図3に示されるように蓄電装置データD1を構成している(効率情報)。
蓄電池612は、例えば、鉛蓄電池又はリチウムイオン電池等の二次電池である。
充放電制御部613は、放電制御装置10から制御命令を取得し、取得した制御命令に従って、変換部611による電力変換を実行するか否かを決定する。変換部611による電力変換が実行される場合には、蓄電池612の充放電が実行されることとなる。一方、電力変換が実行されない場合には、蓄電池612の充放電が実行されない。
充放電制御部613は、放電制御装置10からの制御命令に示される放電量が第1蓄電装置61から出力されるように、変換部611を制御する。また、充放電制御部613は、蓄電池612の充電状態を監視して、その充電状態を放電制御装置10に通知する。
第2蓄電装置62は、例えば、図2に示されるように、EV620が走行するための動力源としてEV620に配設されたバッテリーである。第2蓄電装置62は、変換部621、蓄電池622、及び充放電制御部623を有している。変換部621、蓄電池622、及び充放電制御部623はそれぞれ、第1蓄電装置61の変換部611、蓄電池612、及び充放電制御部613それぞれと同等の構成要素である。ただし、第2蓄電装置62の蓄電容量は、図2に示されるように、第1蓄電装置61のものより大きい。また、第2蓄電装置62の定格出力は、第1蓄電装置61のものより大きい。
図5には、変換部621による変換効率と、第2蓄電装置62の放電量との関係が、線L2で示されている。図5からわかるように、第2蓄電装置62についても、放電量が大きいほど高い変換効率で電力が変換される。例えば、3.0kWの放電量が出力されるときには、約90%の効率で電力が変換され、電力損失は約10%で抑えられている。一方、1.5kWの放電量が出力されるときには、約73%の効率で電力が変換され、電力損失は約27%に増加する。線L2により示される変換効率と放電量との関係を示すデータは、放電量yの関数g(y)として、図3に示されるように蓄電装置データD1を構成している。
続いて、放電制御装置10の制御部12により実行される放電制御処理について、図6〜8を用いて説明する。図6に示される放電制御処理は、放電制御装置10の電源が投入されることで開始する。
まず、制御部12は、計測装置20から、蓄電装置の放電を要求されているか否かを判定する(ステップS1)。具体的には、制御部12は、要求放電量を示す信号を計測装置20から受信したか否かを判定する。
放電が要求されていないと判定した場合(ステップS1;No)、制御部12は、ステップS1の判定を繰り返す。これにより、制御部12は、計測装置20から放電が要求されるまで待機することとなる。
一方、放電が要求されたと判定した場合(ステップS1;Yes)、制御部12は、決定処理を実行する(ステップS2)。この決定処理について、図7を用いて具体的に説明する。
図7に示されるように、決定処理において、制御部12は、まず、要求放電量を取得する(ステップS201)。制御部12によって取得された要求放電量は、設定モジュール121によって、住宅H1内の負荷に供給される電力として設定される。また、制御部12は、フラグF1,F2をOFFに設定してリセットする。
次に、制御部12は、要求放電量が第1定格出力より小さいか否かを、蓄電装置データD1に基づいて判定する(ステップS202)。第1定格出力は、第1蓄電装置61の定格出力を意味する。
要求放電量が第1定格出力より小さいと判定した場合(ステップS202;Yes)、制御部12は、ステップS209へ処理を移行する。一方、要求放電量が第1定格出力以上であると判定した場合(ステップS202;No)、制御部12は、EV620の走行予定を取得する(ステップS203)。具体的には、制御部12は、ユーザ予定データD2からEV620の走行予定を抽出する。
次に、制御部12は、現在時刻から時間T2内にEV620の走行予定があるか否かを判定する(ステップS204)。時間T2は、例えば24時間である。時間T2は、例えば、第2蓄電装置62が充電される頻度に応じて定められる。走行予定がないと判定した場合(ステップS204;No)、制御部12は、ステップS206へ処理を移行する。
一方、走行予定があると判定した場合(ステップS204;Yes)、制御部12は、EV620の走行予定時間を取得して残量閾値(Z2)を更新する(ステップS205)。残量閾値は、第2蓄電装置62の放電を許可するための閾値であって、例えばユーザによって50%のSOC(State of Charge、充電状態)がZ2の初期値としてあらかじめ定められる。具体的には、制御部12は、EV620の走行予定時間に基づいて走行に必要な蓄電量を算出して、この蓄電量をZ2に加算することでZ2を更新する。
次に、制御部12は、第2蓄電装置62の残量がZ2以上であるか否かを、蓄電装置データD1に基づいて判定する(ステップS206)。この残量は、第2蓄電装置62の現在の充電状態を意味する。
残量がZ2未満であると判定した場合(ステップS206;No)、制御部12は、決定処理を終了する。これにより、第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62のいずれも放電しないことが決定される。
一方、残量がZ2以上であると判定した場合(ステップS206;Yes)、制御部12は、第2蓄電装置62の放電を決定する(ステップS207)。具体的には、決定モジュール122が、フラグF2をONに設定する。
次に、制御部12は、要求放電量が第2定格出力より小さいか否かを判定する(ステップS208)。第2定格出力は、第2蓄電装置62の定格出力を意味する。
要求放電量が第2定格出力より小さいと判定した場合(ステップS208;Yes)、制御部12は、決定処理を終了する。これにより、第2蓄電装置62の放電が決定され、第1蓄電装置61については、放電しないことが決定される。
一方、要求放電量が第2定格出力以上であると判定した場合(ステップS208;No)、制御部12は、第1蓄電装置61の残量がZ1以上であるか否かを判定する(ステップS209)。Z1は、第1蓄電装置61の放電を許可するための閾値であって、例えばユーザによって、30%の充電状態がZ1としてあらかじめ定められる。
残量がZ1未満であると判定した場合(ステップS209;No)、制御部12は、決定処理を終了する。これにより、第1蓄電装置61については放電しないことが決定される。
一方、残量がZ1以上であると判定した場合(ステップS209;Yes)、制御部12は、第1蓄電装置61の放電を決定する(ステップS210)。具体的には、決定モジュール122が、フラグF1をONに設定する。
その後、制御部12は、決定処理を終了する。なお、ステップS202〜S210の処理は、制御部12の決定モジュール122によって実行される処理に相当する。
図6に戻り、決定処理(ステップS2)に続いて、制御部12は、蓄電装置制御処理を実行する(ステップS3)。この蓄電装置制御処理について、図8を用いて詳細に説明する。なお、蓄電装置制御処理は、制御部12の蓄電装置制御モジュール123によって実行される処理に相当する。
図8に示されるように、蓄電装置制御処理において、制御部12は、まず、決定処理(図6のステップS2)における決定の結果を取得する(ステップS301)。具体的には、蓄電装置制御モジュール123が、フラグF1,F2を読み込む。
次に、制御部12は、複数の蓄電装置の放電が決定されたか否かを判定する(ステップS302)。具体的には、蓄電装置制御モジュール123は、フラグF1,F2双方がONに設定されているか否かを判定する。
複数の蓄電装置の放電が決定されたと判定した場合(ステップS302;Yes)、制御部12は、各蓄電装置の放電量を算出して、算出した放電量を出力するように各蓄電装置を制御する(ステップS303)。例えば、蓄電装置制御モジュール123が、蓄電装置データD1の効率情報(図5参照)を参照して、高い効率で放電可能な蓄電量を最大限用いるように、各蓄電装置に放電量を割り当てる。これにより、放電することが決定された複数の蓄電装置各々の放電量の総和は、要求放電量に等しくなる。そして、要求放電量に等しい電力が住宅H1内の負荷へ供給されることとなる。
なお、各蓄電装置が放電するときの放電量と、電力の損失量とが対応づけられたデータが記憶部11に記憶されている場合には、蓄電装置制御モジュール123は、このデータを用いて、損失が最小となるように各蓄電装置に放電量を割り当ててもよい。
また、蓄電装置制御モジュール123は、複数の蓄電装置による放電の効率を評価するための評価関数が最大となるように、放電量を各蓄電装置に割り当ててもよい。評価関数としては、例えば(x・f(x)+y・g(y))/(x+y)を用いることができる。
その後、制御部12は、ステップS306へ処理を移行する。
ステップS302にて、複数の蓄電装置の放電が決定されていないと判定した場合(ステップS302;No)、制御部12は、1つの蓄電装置の放電が決定されたか否かを判定する(ステップS304)。具体的には、蓄電装置制御モジュール123は、フラグF1,F2のいずれか一方がONに設定されているか否かを判定する。
1つの蓄電装置の放電が決定されたと判定した場合(ステップS304;Yes)、制御部12は、この蓄電装置の放電量が要求放電量に等しくなるように、蓄電装置を制御する(ステップS305)。
次に、制御部12は、放電しないことが決定された蓄電装置に停止命令を送信する(ステップS306)。停止命令を受信した蓄電装置は、運転を停止する。これにより、蓄電装置の待機電力を大幅に抑えて、単に放電量をゼロとする場合よりも、電力の損失量をさらに低減することができる。
なお、本実施の形態では、2つの蓄電装置が用いられている。したがって、ステップS303が実行された場合には、第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62双方の放電が決定されているため、ステップS303が実行された後のステップS306では、停止命令が送信されることはない。ただし、3つ以上の蓄電装置が用いられる場合には、ステップS303が実行された後のステップS306において、停止命令が送信され得る。
その後、制御部12は、蓄電装置制御処理を終了する。
ステップS304にて、1つの蓄電装置の放電が決定されていないと判定した場合(ステップS304;No)、制御部12は、すべての蓄電装置に停止命令を送信する(ステップS307)。これにより、第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62のいずれも放電することはない。そして、住宅H1内の負荷には、商用電源PSからの電力が供給されることとなる。その後、制御部12は、蓄電装置制御処理を終了する。
図6に戻り、蓄電装置制御処理(ステップS3)の終了後に、制御部12は、一定時間待機する(ステップS4)。この一定時間は、例えば5分間である。これにより、一定時間が経過するまでは、決定処理における決定の結果に従って各蓄電装置が運用されることとなる。その後、制御部12は、ステップS1以降の処理を繰り返す。
以上、説明したように、本実施の形態に係る放電制御装置10は、第1蓄電装置61及び第2蓄電装置62の定格出力を指標値として、各蓄電装置の放電の有無を決定した。具体的には、制御部12は、まず、第1定格出力が要求放電量を上回るか否かを判定した(ステップS202)。制御部12は、この判定が肯定された後にフラグF1をONに設定し、この判定が否定された後に、第2定格出力が要求放電量を上回るか否かを判定した(ステップS208)。そして、制御部12は、この判定が肯定された後にフラグF2をONに設定した。
ここで、第1定格出力は図3に示されるように第2定格出力より小さい。このため、定格出力が小さい順に、定格出力が要求放電量を上回るか否かを判定することとなった。このような順序で判定が実行されると、制御部12は、定格出力が要求放電量を上回り、かつ最も小さい蓄電装置の放電を優先して決定する。
一般的に、蓄電装置の変換効率と放電量との関係は、図5に示されたように、右上がりの曲線で表される。すなわち、蓄電装置は、定格出力で効率が最大となるように設計されている。このため、同一の放電量であれば、定格出力の小さい蓄電装置が放電する方が、高い効率で電力を変換することができる。換言すると、定格出力が小さい蓄電装置を優先して放電させることで、電力の損失量が低減する。その結果、複数の蓄電装置を効率よく運用することが可能となる。
なお、制御部12は、図5に示される変換効率と放電量との関係(効率情報)に基づいて、要求放電量に対応する効率が最も高い蓄電装置の放電を決定してもよい。すなわち、制御部12は、各蓄電装置の変換効率を指標値として、放電の有無を決定してもよい。この場合にも、電力の損失量が低減し、複数の蓄電装置を効率よく運用することが可能となる。
図9には、決定処理の変形例として、効率情報に基づいて各蓄電装置の放電の有無が決定される場合のフローが示されている。図9中のステップS411では、制御部12は、効率情報に基づいて、要求放電量に対応する効率を各蓄電装置について求めて、求めた効率を比較する。例えば、要求放電量が1.0kWであるときに、制御部12は、図5に示される効率情報を参照し、この要求放電量に対応する第1蓄電装置61の変換効率(約78%)と、第2蓄電装置62の変換効率(約60%)とを比較する。
次のステップS412では、制御部12は、効率が最大の蓄電装置の放電を決定する。例えば要求放電量が1.0kWであるときに、制御部12は、第1蓄電装置61の放電を決定する。その後、制御部12は、決定処理を終了する。
図9に示される決定処理では、放電することが決定される蓄電装置は、いずれか1つであって、複数の蓄電装置の放電が決定されることはない。このときには、蓄電装置の放電回数が減少し、蓄電装置の劣化を抑えることができると考えられる。
また、実施の形態1に係る制御部12は、EV620の走行予定に基づいて、残量閾値(Z2)を更新した。これにより、第2蓄電装置62の蓄電量として、予定されている走行に必要な分が確保された上で、蓄電装置の放電の有無が決定される。なお、制御部12は、ステップS204にてEVの走行予定があるときには、走行予定時間の長さに関わらず、フラグF2をOFFに設定してもよい。
実施の形態2.
続いて、実施の形態2について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。
本実施の形態に係る放電制御システム100は、図10に示されるように、PCS(Power Conditioning System)70を備える点で、実施の形態1に係るものと異なっている。また、本実施の形態に係る放電制御システム100は、定置型の3つの蓄電装置を有する点で、実施の形態1に係るものと異なっている。
PCS70は、商用電源PSと、発電装置30と、複数の蓄電装置とを連係させる装置である。PCS70は、停電時に住宅H1を商用電源PSから独立させるための自立運転切替盤71、及び複数の蓄電装置への充放電量を一括して制御可能な双方向パワーコンディショナ72を有している。双方向パワーコンディショナ72は、各蓄電装置から放電制御装置10へ送信された信号の伝送を中継し、放電制御装置10からの各蓄電装置に対する制御命令の伝送を中継する。
第1蓄電装置61、第2蓄電装置62、及び第3蓄電装置63はいずれも、定置型の蓄電装置である。図11には、第1蓄電装置61、第2蓄電装置62、及び第3蓄電装置63の特性が示されている。図11からわかるように、各蓄電装置の定格出力は、第1蓄電装置61、第2蓄電装置62、第3蓄電装置63の順で大きくなっている。
図12には、本実施の形態に係る放電制御装置10の構成が示されている。図12に示されるように、放電制御装置10の記憶部11は、第3蓄電装置63の放電の有無を示すフラグF3を記憶する。
また、記憶部11は、計測装置20による計測の結果の記録を示す履歴データD3を記憶している。履歴データD3は、制御部12が計測装置20の計測結果を取得するたびに、制御部12によって更新される。履歴データD3には、総消費電力の推移と、発電電力の推移と、これらの推移に基づいて算出される要求放電量の推移とが含まれる。
制御部12は、予測モジュール124を有している。予測モジュール124は、履歴データD3に基づいて、例えば現在から1時間後までの消費電力の積算値、発電電力の積算値、及びこれらの積算値に基づいて算出される要求放電量の積算値を予測する。以下では、要求放電量の積算値を、予測電力量という。予測モジュール124は、予測電力量を決定モジュール122に通知する。
続いて、本実施の形態に係る決定処理について、図13を用いて説明する。
図13に示されるように、制御部12は、まず、要求放電量及び予測電力量を取得する(ステップS421)。具体的には、決定モジュール122は、予測電力量を予測モジュール124から取得する。
次に、制御部12は、要求放電量が第1定格出力より小さく、かつ予測電力量が第1蓄電装置61の残量より小さいか否かを判定する(ステップS422)。ステップS422の判定が肯定された場合(ステップS422;Yes)、制御部12は、第1蓄電装置61の残量がZ1以上であるか否かを判定する(ステップS423)。
第1蓄電装置61の残量がZ1未満であると判定した場合(ステップS423;No)、制御部12は、決定処理を終了する。一方、第1蓄電装置61の残量がZ1以上であると判定した場合(ステップS423;Yes)、制御部12は、第1蓄電装置61の放電を決定する(ステップS424)。その後、制御部12は、決定処理を終了する。
ステップS422の判定が否定された場合(ステップS422;No)、制御部12は、要求放電量が第2定格出力より小さく、かつ予測電力量が第2蓄電装置62の残量より小さいか否かを判定する(ステップS425)。ステップS425の判定が肯定された場合(ステップS425;Yes)、制御部12は、第2蓄電装置62の残量がZ2以上であるか否かを判定する(ステップS426)。
第2蓄電装置62の残量がZ2未満であると判定した場合(ステップS426;No)、制御部12は、決定処理を終了する。一方、第2蓄電装置62の残量がZ2以上であると判定した場合(ステップS426;Yes)、制御部12は、第2蓄電装置62の放電を決定する(ステップS427)。その後、制御部12は、決定処理を終了する。
ステップS425の判定が否定された場合(ステップS425;No)、制御部12は、要求放電量が第3定格出力より小さく、かつ予測電力量が第3蓄電装置63の残量より小さいか否かを判定する(ステップS428)。第3定格出力は、第3蓄電装置63の定格出力を意味する。
ステップS428の判定が肯定された場合(ステップS428;Yes)、制御部12は、第3蓄電装置63の残量がZ3以上であるか否かを判定する(ステップS429)。Z3は、第3蓄電装置63の放電を許可するための閾値であって、例えばユーザによって、20%の充電状態がZ3としてあらかじめ定められる。
第3蓄電装置63の残量がZ3以上であると判定した場合(ステップS429;Yes)、制御部12は、第3蓄電装置63の放電を決定する(ステップS430)。その後、制御部12は、決定処理を終了する。また、ステップS428の判定が否定された場合(ステップS428;No)、及びステップS429の判定が否定された場合(ステップS429;No)、制御部12は、決定処理を終了する。
以上、説明したように、本実施の形態に係る制御部12は、3つの蓄電装置それぞれについて放電の有無を決定した。図13に示されたように、各蓄電装置の放電の有無は、定格出力の小さい順に決定された。これにより、電力の損失量が小さい蓄電装置が、優先的に放電することとなる。ひいては、電力の損失量が低減し、複数の蓄電装置を効率よく運用することが可能となる。
また、制御部12は、予測電力量に基づいて各蓄電装置の放電の有無を決定した。具体的には、制御部12は、予測電力量と各蓄電装置の残量を比較することで、各蓄電装置の放電の有無を決定した。これにより、あらかじめ適切な蓄電装置の放電を決定することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態によって限定されるものではない。
例えば、定置型の蓄電装置を用いることなく、複数の電気自動車各々に搭載される蓄電装置のみで放電制御システム100を構成してもよい。また、複数の電気自動車各々に搭載される蓄電装置と、複数の定置型の蓄電装置とを含む放電制御システム100を構成することもできる。また、出力、容量、変換効率を含む特性が同一の蓄電装置を複数用いて放電制御システム100を構成してもよい。
また、制御部12は、各蓄電装置の充放電回数(図3参照)を参照して、蓄電装置の劣化度を評価してもよい。例えば、出力が同一の蓄電装置が複数あるときに、制御部12は、劣化度が小さい蓄電装置を優先して放電させてもよい。
また、一般的に蓄電池は、充電残量が50%の状態を保つと劣化が少ない。このため、放電制御装置10は、各蓄電装置の充電残量が50%に近くなるように、蓄電装置の放電の有無を決定してもよい。
また、充放電回数が短期間に集中すると蓄電池の劣化が早まる。このため、放電制御装置10は、例えば直近10日間における充放電回数が、一部の蓄電装置に集中することがないように、蓄電装置の放電の有無を決定してもよい。
上述の実施形態に係る放電制御装置10の機能は、専用のハードウェアによっても、また、通常のコンピュータシステムによっても実現することができる。
例えば、記憶部11に記憶されているプログラムP1を、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto-Optical disk)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムP1をコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行する装置を構成することができる。
また、プログラムP1をインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するようにしてもよい。
また、インターネット等のネットワークを介してプログラムP1を転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
更に、プログラムP1の全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムP1を実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
また、放電制御装置10の機能を実現する手段は、ソフトウェアに限られず、その一部又は全部を専用のハードウェア(回路等)によって実現してもよい。例えば、設定モジュール121、決定モジュール122、蓄電装置制御モジュール123、及び予測モジュール124を、FPGA(Field Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を用いて構成すれば、放電制御装置10の省電力化を図ることができる。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明の放電制御装置、放電制御システム、放電制御方法及びプログラムは、電気エネルギーの効率的な利用に適している。
100 放電制御システム、 10 放電制御装置、 11 記憶部、 12 制御部、 121 設定モジュール、 122 決定モジュール、 123 蓄電装置制御モジュール、 124 予測モジュール、 13 通信部、 20 計測装置、 30 発電装置、 41,42 負荷機器、 50 分電盤、 61 第1蓄電装置、 62 第2蓄電装置、 63 第3蓄電装置、 70 PCS、 71 自立運転切替盤、 72 双方向パワーコンディショナ、 620 EV、 611,621 変換部、 612,622 蓄電池、 613,623 充放電制御部、 C1,C2 変流器、 D1 蓄電装置データ、 D2 ユーザ予定データ、 D3 履歴データ、 F1〜F3 フラグ、 H1 住宅、 L1,L2 線、 NW インターネット、 P1 プログラム、 PS 商用電源。

Claims (8)

  1. 複数の蓄電装置の放電により住宅内の負荷へ供給される電力の供給量を設定する設定手段と、
    前記複数の蓄電装置それぞれについて、放電の有無を、前記複数の蓄電装置それぞれの定格出力に基づいて決定する決定手段と、
    放電することが決定された1又は複数の前記蓄電装置を、該蓄電装置の放電量の総和が前記設定した供給量に等しくなるように制御する制御手段と、
    を備え、
    前記決定手段は、定格出力が前記設定した供給量を上回り、かつ定格出力が最も小さい前記蓄電装置の放電を、定格出力が前記設定した供給量を下回る前記蓄電装置の放電より優先して決定する放電制御装置。
  2. 前記複数の蓄電装置それぞれから、定格出力を示す情報を通信により取得する取得手段をさらに備える、
    請求項1に記載の放電制御装置。
  3. 電気自動車が走行する予定を示す予定情報を記憶する予定記憶手段をさらに備え、
    前記複数の蓄電装置のうちの少なくとも1つは、前記電気自動車が走行するための動力源として前記電気自動車に配設され、
    前記決定手段は、前記予定情報に基づいて、前記電気自動車に配設された前記蓄電装置について放電の有無を決定する、
    請求項1又は2に記載の放電制御装置。
  4. 前記制御手段は、放電しないことが決定された前記蓄電装置の運転を停止させる、
    請求項1からのいずれか一項に記載の放電制御装置。
  5. 前記負荷によって消費される電力量を予測する予測手段をさらに備え、
    前記決定手段は、前記予測した電力量に基づいて、前記複数の蓄電装置それぞれについて放電の有無を決定する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の放電制御装置。
  6. 住宅内の負荷と、放電により前記負荷へ電力を供給する複数の蓄電装置と、前記複数の蓄電装置を制御する放電制御装置と、を備える放電制御システムであって、
    前記放電制御装置は、
    前記複数の蓄電装置から前記負荷へ供給される電力の供給量を設定する設定手段と、
    前記複数の蓄電装置それぞれについて、放電の有無を、前記複数の蓄電装置それぞれの定格出力に基づいて決定する決定手段と、
    放電することが決定された1又は複数の前記蓄電装置を、該蓄電装置の放電量の総和が前記設定した供給量に等しくなるように制御する制御手段と、
    を有し、
    前記決定手段は、定格出力が前記設定した供給量を上回り、かつ定格出力が最も小さい前記蓄電装置の放電を、定格出力が前記設定した供給量を下回る前記蓄電装置の放電より優先して決定する放電制御システム。
  7. 複数の蓄電装置の放電により住宅内の負荷へ供給される電力の供給量を設定する設定ステップと、
    前記複数の蓄電装置それぞれについて、放電の有無を、前記複数の蓄電装置それぞれの定格出力に基づいて決定する決定ステップと、
    放電することが決定された1又は複数の前記蓄電装置を、該蓄電装置の放電量の総和が前記設定した供給量に等しくなるように制御する制御ステップと、
    を含み、
    前記決定ステップでは、定格出力が前記設定した供給量を上回り、かつ定格出力が最も小さい前記蓄電装置の放電を、定格出力が前記設定した供給量を下回る前記蓄電装置の放電より優先して決定する放電制御方法。
  8. コンピュータを、
    複数の蓄電装置の放電により住宅内の負荷へ供給される電力の供給量を設定する設定手段、
    前記複数の蓄電装置それぞれについて、放電の有無を、前記複数の蓄電装置それぞれの定格出力に基づいて決定する決定手段、
    放電することが決定された1又は複数の前記蓄電装置を、該蓄電装置の放電量の総和が前記設定した供給量に等しくなるように制御する制御手段、
    として機能させ、
    前記決定手段は、定格出力が前記設定した供給量を上回り、かつ定格出力が最も小さい前記蓄電装置の放電を、定格出力が前記設定した供給量を下回る前記蓄電装置の放電より優先して決定するプログラム。
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