JP6759868B2 - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
また、議論等のために、付箋を用いたシステムが提供されている。このシステムを用いた議論として、例えば、テキストや数字等を記入した付箋を、議論のために用意されたテンプレートやフレームワークに貼り付けて、その付箋内の文字情報や数情報を集計等することが行われている。
しかし、付箋を対象として情報を抽出し、その情報に対して表計算アプリケーションと同等な処理を行い、その処理の結果を台紙に合成して出力することはできない。
そこで、本発明は、台紙上に貼り付けられた付箋(処理結果が記載された付箋を除く)を処理対象とし、その台紙上に処理結果を付箋として出力することができるようにした情報処理装置及び情報処理プログラムを提供することを目的としている。
請求項1の発明は、台紙上に貼り付けられた付箋が属する集合を特定する特定手段と、特定された前記集合に関連する規則を抽出する抽出手段と、前記規則にしたがって、前記付箋を対象として当該付箋の属性に関する情報を抽出し、該情報の処理を行う処理手段と、前記処理手段による処理結果を内容とする付箋を生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された前記付箋を前記台紙上に出力する出力手段を有し、前記処理手段は、前記生成手段によって生成された付箋を処理の対象としない、情報処理装置である。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、全ての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という意味を有する記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
共有付箋情報処理装置200は、付箋情報処理装置210から送信されてきた付箋を台紙上に貼り付けて表示し、その付箋に対する処理を行うものである。付箋に対する処理を指示する者として、ファシリテーター、共有付箋情報処理装置200の操作者がいる。
なお、付箋が台紙であるスプレッドシートに貼り付けられていない状態では、対象スプレッドシートID欄1715、貼付位置欄1720、対応セル欄1730等は空白(NULL)であってもよいし、予め定められた値(デフォルト値)としてもよい。
付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋受付モジュール110、スプレッドシート内セル特定モジュール125、付箋表示モジュール135と接続されている。付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋受付モジュール110が受け付けた付箋を、台紙であるスプレッドシート上に貼り付ける。この貼り付け処理は、操作者による操作にしたがって指定された位置であってもよいし、予め定められた位置に貼り付けるようにしてもよい。そして、付箋貼付位置特定モジュール120は、スプレッドシート上に貼り付けられた付箋の位置を特定する。この特定する位置は、スプレッドシートの座標空間における位置であってもよいし、表示装置の画面における位置であってもよい。
レイヤ表示制御モジュール130は、スプレッドシート表示モジュール115、付箋表示モジュール135と接続されている。レイヤ表示制御モジュール130は、スプレッドシート表示モジュール115、付箋表示モジュール135を制御して、レイヤの表示を制御する。この制御によって、スプレッドシート上に付箋が貼り付けられているように表示する。具体的には、スプレッドシートを表示するレイヤと付箋を表示するレイヤとの位置調整を行う。そして、スプレッドシートを表示するレイヤと付箋を表示するレイヤとの位置関係(例えば、一方の座標空間における原点(0,0)が位置する他方の座標空間での座標等)を、スプレッドシート内セル特定モジュール125に渡す。
レイヤ表示制御モジュール130は、一方のレイヤにスプレッドシートの表示を割り当て、他方のレイヤに付箋の表示を割り当てる。これによって、スプレッドシート表示モジュール115によるスプレッドシートの表示制御と、付箋表示モジュール135による付箋の表示制御は独立して行うことができる。そして、両レイヤの位置関係を管理して、スプレッドシート上に付箋を貼り付けているように表示させる。
付箋情報抽出モジュール145は、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150又は変換処理抽出モジュール155が抽出した規則にしたがって、対象としている付箋から情報を抽出する。具体的には、規則内に定義されている対象とする情報を、スプレッドシート作成画面700から抽出する。
変換処理受付モジュール160は、抽出モジュール140の変換処理抽出モジュール155と接続されている。変換処理受付モジュール160は、スプレッドシート表示モジュール115によって表示されたスプレッドシート上で定義された規則を受け付ける。付箋を貼り付ける作業において、操作者の操作に応じて、規則が入力されるものである。この規則は、位置に対応したものであり、例えば、後述する図13の例に示すように、領域が指定され、その領域内に貼り付けられた付箋に対して行われる処理を定義したものである。
変換処理抽出モジュール155は、変換処理受付モジュール160と接続されている。変換処理抽出モジュール155は、付箋が貼り付けられた位置に関連する規則(適用処理)を抽出する。具体的には、変換処理抽出モジュール155は、その位置に関連する規則を、変換処理受付モジュール160によって受け付けられた規則から抽出する。規則には、「付箋から情報を抽出し、その情報を処理すること」が定義されている。つまり、(1)付箋のどのような情報を対象とするか、(2)その情報に対する処理内容、が定義されている。
また、処理モジュール165は、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150がセルに関連する規則を抽出し、さらに変換処理抽出モジュール155が位置に関連する規則を抽出した場合(つまり、1つの付箋に対して複数の規則が抽出された場合)は、その位置に関連する規則を優先して適用するようにしてもよい。ここで「優先して」とは、(1)位置に関連する規則を適用し、セルに関連する規則を適用しないこと、(2)位置に関連する規則を適用した後に、セルに関連する規則を適用すること、のいずれか一方を適用することである。
処理結果出力モジュール170は、付箋生成モジュール175、台紙貼付モジュール180を有しており、処理モジュール165と接続されている。処理結果出力モジュール170は、処理モジュール165による処理結果を受け付ける。
付箋生成モジュール175は、処理モジュール165による処理結果を内容とする付箋を生成する。なお、付箋生成モジュール175によって生成された付箋は、処理モジュール165による処理の対象とはならない。
台紙貼付モジュール180は、付箋生成モジュール175によって生成された付箋を台紙上に出力する(貼り付ける)。
また、付箋生成モジュール175は、処理モジュール165による処理結果を示す付箋の生成として、数値を図形化させることを行うようにしてもよい。図形化として、例えば、数値をグラフ化すること等が該当する。
付箋情報記憶装置194は、付箋情報記憶モジュール196を有しており、情報処理装置100の付箋受付モジュール110と接続されている。付箋情報記憶装置194は、付箋情報記憶モジュール196内の付箋を管理する。付箋情報記憶モジュール196内には、予め作成された付箋が記憶されている。
これらのシステム構成例は、付箋と台紙を使った情報処理システムである。台紙上に貼り付けられた付箋の集計処理(いわゆる表計算)を行うものである。さらに、その集計処理を効率的に行う。ここでの効率的とは、操作者の操作を少なくすること、また、操作者にとって視覚的にわかりやすくすること等を含む。例えば、後述するように、台紙上の領域毎に規則(例えば、表計算の演算等を含む)を登録し、領域に貼り付けられた付箋の属性情報(たとえば、付箋ID等の識別子、付箋に書かれた値または文字等の付箋の内容、付箋の色等、付箋の特徴を表す情報)等及び付箋の属する集合(グループ)の情報(グループID等の集合の識別子、グループラベル等の集合の名称等、集合を特定できる情報)を用いて登録された演算を行うものである。付箋がどのグループに属するかの判断に際して、付箋とグループの位置的な関連情報を用いてもよい。また、台紙上のレイアウトを表計算ソフトウェアのレイアウトと対応させている。そして、規則が登録されると、その規則を適用させた結果(処理結果)を表示させる付箋を台紙に追加する。
図2(a3)の例では、共有付箋情報処理装置200と各付箋情報処理装置210が、情報処理装置100を有している。共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210A、付箋情報処理装置210B、付箋情報処理装置210C、付箋情報処理装置210D、付箋情報処理装置210Eは、通信回線299を介してそれぞれ接続されている。この場合、各情報処理装置100が、それぞれの付箋情報処理装置(共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210)の画面に表示されるスプレッドシート、付箋に対する処理を行う。
そして、情報処理装置100、スプレッドシート記憶装置190、付箋情報記憶装置194、会議室280内の機器は、通信回線298を介してそれぞれ接続されている。通信回線298は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置100、スプレッドシート記憶装置190、付箋情報記憶装置194による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。この場合、共有付箋情報処理装置200が情報処理装置100を利用して、共有付箋情報処理装置200の画面の表示を、各付箋情報処理装置210に送信し、各付箋情報処理装置210でそれを表示するようにしてもよい。また、共有付箋情報処理装置200、各付箋情報処理装置210のそれぞれが、情報処理装置100を利用するようにしてもよい。
図3(a)の例に示すように、会議室等内に、参加者311、312、ファシリテーター321が集まっている。参加者311は付箋情報処理装置210Aを利用し、参加者312は付箋情報処理装置210Bを利用する。一般的に、端末装置(付箋情報処理装置210A等)は参加者一人に1個付与されており、図3(c)の例に示す付箋情報処理装置210のように、ノート程度の大きさ(例えば、A4、B5、7〜10インチ等)のタブレット型の端末であり、指又はペン等を用いて操作されるものである。参加者によって、テキストデータ、手書きの文字、図形等が記載された付箋情報が作成される。なお、端末装置は、タブレット型の端末に限られず、キーボード、マウス等を備えたPC(ノートPCを含む)等であってもよい。
図3(a)の例に示す共有付箋情報処理装置200xは、プロジェクターであって、台紙を表示する。また、共有付箋情報処理装置200yは、電子白板であって、ファシリテーター321の指又はペン等の動きを検知して、付箋を台紙(スプレッドシート)に貼り付けること、付箋の移動、付箋の関連付け(グループ化)を行うこと、規則の作成等の操作を受け付けるものである。例えば、共有付箋情報処理装置200yにペンが備えられており、そのペンが予め定められたペン置きから離れたこと(ファシリテーター321が操作するためにペンを持ち上げたこと)、そしてペンの先端の位置(ペン先端が共有付箋情報処理装置200yに触れたこと等)を検知することによって、台紙、付箋に対する操作を受け付ける。例えば、ペン置きにセンサー(ペンの重力でスイッチがオンオフとなるセンサー等)を設け、複数のペン(黒色のペン、赤色のペン、青色のペン等)のうち、どのペンが用いられているかを検知すればよい。また、共有付箋情報処理装置200yの表示画面全体がタッチセンサーであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知すればよい。
また、共有付箋情報処理装置200は、図3(b)の例に示すような電子ボードであってもよい。電子ボードは、一般的に大画面の表示装置(少なくとも、付箋情報処理装置210の表示装置よりも大きい)を有しており、その表示装置はタッチパネルであり、表示画面に触れられた位置、圧力を検知する。例えば、画面として、80インチ等の大きさを備えたものであってもよい。
図4(a)の例に示すように、レイヤ表示制御モジュール130は、2つのレイヤを作成する。一方はスプレッドシート(台紙)を表示するための背景レイヤ410であり、他方は付箋を表示するための付箋レイヤ420である。スプレッドシート表示モジュール115による表示先は背景レイヤ410であり、付箋表示モジュール135による表示先は付箋レイヤ420である。そして、一般に、背景レイヤ410を下位のレイヤとし、付箋レイヤ420を上位のレイヤとし、操作者による操作は付箋レイヤ420に表示されているオブジェクト(付箋)に対する操作として受け付ける。もちろんのことながら、背景レイヤ410に表示されているオブジェクト(スプレッドシート)に対する操作を受け付けるためのモードを用意しておいてもよい。
図4(b)の例に示すように、画面400には、スプレッドシート415の上に付箋422〜436を重ねて表示している。つまり、スプレッドシート表示モジュール115は背景レイヤ410にスプレッドシート415を表示し、付箋表示モジュール135は付箋レイヤ420に付箋422〜436を表示し、レイヤ表示制御モジュール130は背景レイヤ410に付箋レイヤ420を重ねて、画面400に表示している。
図5(a)に示す例は、スプレッドシート処理モジュール510、中間層処理モジュール520、付箋処理モジュール530をそれぞれ独立して構成させたものである。
図5(b)に示す例は、付箋処理拡張モジュール540が中間層処理モジュール520、付箋処理モジュール530を有しており、中間層処理モジュール520と付箋処理モジュール530を一体として構成したものである。付箋処理拡張モジュール540全体が、スプレッドシート処理モジュール510のFEPとしての機能を有することになる。
図5(c)に示す例は、スプレッドシート処理拡張モジュール550がスプレッドシート処理モジュール510、中間層処理モジュール520を有しており、スプレッドシート処理モジュール510と中間層処理モジュール520を一体として構成したものである。スプレッドシート処理拡張モジュール550全体が、付箋処理モジュール530のバックエンドプロセッサーとしての機能を有することになる。
図5(d)に示す例は、スプレッドシート付箋処理モジュール560がスプレッドシート処理モジュール510、中間層処理モジュール520、付箋処理モジュール530を有しており、スプレッドシート処理モジュール510、中間層処理モジュール520、付箋処理モジュール530を一体として構成したものである。
ステップS602では、スプレッドシート受付モジュール105は、スプレッドシートを受け付ける。
ステップS604では、スプレッドシート表示モジュール115は、スプレッドシートを表示する。
ステップS606では、付箋受付モジュール110は、付箋情報を受け付ける。
ステップS608では、付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋の位置を特定する。
ステップS610では、付箋表示モジュール135は、付箋を表示する。
台紙・セル対応テーブル1800は、台紙内位置欄1810、セル欄1820を有しており、台紙内位置欄1810は、X欄1812、Y欄1814、W欄1816、H欄1818を有しており、セル欄1820は、行番号欄1822、列番号欄1824を有している。台紙内位置欄1810は、台紙内における領域の位置を記憶している。X欄1812は、その領域の左上角(右下角等であってもよいし、領域の中央等であってもよい)のX座標を記憶している。Y欄1814は、その領域の左上角のY座標を記憶している。W欄1816は、その領域の幅を記憶している。H欄1818は、その領域の高さを記憶している。セル欄1820は、その領域に対応するスプレッドシート内のセルを記憶している。行番号欄1822は、そのセルの位置を示すスプレッドシート内の行番号を記憶している。列番号欄1824は、そのセルの位置を示すスプレッドシート内の列番号を記憶している。つまり、台紙内の付箋が貼り付けられている位置は、台紙内位置欄1810のどの領域に含まれているかを抽出する。そして、その領域に対応するセルを抽出することによって、付箋が占める位置に対応するスプレッドシート内のセルを特定することができる。
ステップS616では、付箋情報抽出モジュール145は、その適用処理に必要な情報を付箋情報から抽出する。なお、このステップS616の処理では、付箋生成モジュール175によって生成された付箋を抽出の対象としない。
ステップS618では、処理モジュール165は、適用処理を実行する。具体的には、ステップS616で抽出した情報に対して、ステップS614で抽出した適用処理を実行する。
ステップS620では、処理結果出力モジュール170は、実行結果を出力する。ステップS620の処理については、図19の例に示すフローチャートを用いて後述する。
図7(a)の例に示すスプレッドシート作成画面700では、スプレッドシート710を作成する。スプレッドシート作成画面700は、スプレッドシート710を作成するためのパスワード入力等の画面であり、表計算ソフトウェア(又はクラウドサービスが提供する表計算サービス)によって、スプレッドシート710が作成される。例えば、スプレッドシート710として、セルに入力された値を用いて計算を行うためのテンプレートを作成する。なお、スプレッドシート作成画面700は、一般的には、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210以外のパーソナルコンピュータ等の画面であり、そのパーソナルコンピュータ等によってスプレッドシート710は作成される。ただし、スプレッドシート710は、共有付箋情報処理装置200、付箋情報処理装置210で作成されてもよい。
作成されたスプレッドシート710は、スプレッドシート記憶モジュール192に記憶され、スプレッドシート受付モジュール105によって取り出される。
図7(c)の例に示す付箋表示画面720では、操作者による操作によって付箋722等がスプレッドシート710に貼り付けられる。つまり、セル又は領域に付箋が貼り付けられる。
図7(d)の例に示す付箋表示画面720では、情報処理装置100の処理によって、合計表示付箋752、合計表示付箋754が作成され、規則が記載されているセルに対応する位置に表示されている。なお、合計表示付箋752は、スプレッドシート710の2列目に記載されているセルを計数する規則にしたがった結果を示しており、合計表示付箋754は、スプレッドシート710の3列目のセル内の数を集計する規則にしたがった結果を示している。
スプレッドシート710は、日時列812、会社名列814、個数列816、単価列818、品名列820、アドレス列822を有しており、最下行に合計行830を有している。
セル832には、会社名列814内のセル((2,2)、(2,3)、(2,4)、(2,5))に対して、「=count」の適用処理(対象セルにおいて、記載があるセルの計数処理)が定義されている。
セル834には、個数列816内のセル((3,2)、(3,3)、(3,4)、(3,5))に対して、「=sum」の適用処理(対象セル内の数値の集計処理)が定義されている。
セル836には、単価列818内のセル((4,2)、(4,3)、(4,4)、(4,5))に対して、「=average」の適用処理(対象セル内の数値の平均処理)が定義されている。
セル838には、品名列820内のセル((5,2)、(5,3)、(5,4)、(5,5))に対して、「=concatenate」の適用処理(対象セル内の文字列の連結処理)が定義されている。
セル840には、アドレス列822内のセル((6,2)、(6,3)、(6,4)、(6,5))に対して、「=send−email」の適用処理(対象セル内の文字列をメールアドレスとして扱い、そのメールアドレスにメールを送信する処理)が定義されている。
これらの定義は、スプレッドシート710内で定義されており、既存の表計算ソフトウェアによって定義される。
例えば、セル(2,2)、(2,3)に付箋920、付箋922が貼り付けられたので、セル832の定義が実行されることとなる。実行結果は、図10の例を用いて説明する。
なお、付箋を現在の位置(セル)から他の位置(セル)に移動すると、現位置のセルに消え去ることを示す情報(ポストプロセス)が入力され、新位置のセルにその付箋内の情報が入力される。
セル832には、定義「=count」にしたがって「2」を表示する。セル(2,2)、(2,3)に付箋920、付箋922が貼り付けられたので、これらの数をカウント(計数)した結果である。
セル834には、定義「=sum」にしたがって「40」を表示する。セル(3,2)、(3,4)に付箋924、付箋926が貼り付けられたので、記載されている数値「10」、「30」を合計した結果である。
セル836には、定義「=average」にしたがって「200」を表示する。セル(4,3)、(4,5)に付箋928、付箋930が貼り付けられたので、記載されている数値「100」、「300」の平均値を算出した結果である。
セル838には、定義「=concatenate」にしたがって「ミカン,リンゴ,バナナ」を表示する。セル(5,2)、(5,3)、(5,5)に付箋932、付箋934、付箋936が貼り付けられたので、記載されている数値「ミカン」、「リンゴ」、「バナナ」の文字列を連結した結果である。
また、セル840の定義「=send−email」にしたがって、付箋938内の文字列である「a@b.c.def」宛てに電子メールを送信する。
ステップS1102では、スプレッドシート受付モジュール105は、スプレッドシートを受け付ける。
ステップS1104では、スプレッドシート表示モジュール115は、スプレッドシートを表示する。
ステップS1106では、変換処理受付モジュール160は、符号情報の変換処理の定義をセルに対応させて受け付ける。
ステップS1108では、付箋受付モジュール110は、付箋情報を受け付ける。
ステップS1110では、付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋の位置を特定する。
ステップS1112では、付箋表示モジュール135は、付箋を表示する。
ステップS1116では、変換処理抽出モジュール155は、そのセルに対応する変換処理を抽出する。
ステップS1118では、変換処理抽出モジュール155は、その変換処理に必要な情報を付箋情報から抽出する。なお、このステップS1118の処理では、付箋生成モジュール175によって生成された付箋を抽出の対象としない。
ステップS1120では、変換処理を実行する。
ステップS1122では、スプレッドシート内適用処理抽出モジュール150は、そのセルに対応する適用処理をスプレッドシートから抽出する。
ステップS1124では、付箋情報抽出モジュール145は、その適用処理に必要な情報を付箋情報又は変換処理結果から抽出する。なお、このステップS1124の処理では、付箋生成モジュール175によって生成された付箋を抽出の対象としない。
ステップS1126では、処理モジュール165は、適用処理を実行する。
ステップS1128では、処理結果出力モジュール170は、実行結果を出力する。ステップS1128の処理については、図19の例に示すフローチャートを用いて後述する。
なお、同じセルに対して、変換処理、適用処理が抽出された場合は、ステップS1122〜S1126の処理を行わないようにしてもよい。
図12(a)〜(c)に示す例は、図7(a)〜(c)に示す例と同等である。
図12(d)の例に示す付箋表示画面720では、図12(c)の例に示す付箋表示画面720の状態から、操作者による操作によって定義領域1210が指定され、定義領域1210内のセルに対する変換処理が定義される。図12の例では、「定義領域1210内の付箋の集計値を算出し、定義領域1210の下のセルに入力する」という変換処理が定義されている。
図12(e)に示す付箋表示画面720では、情報処理装置100の処理によって、合計表示付箋752、合計表示付箋1254が作成され、規則が記載されているセルに対応する位置に表示されている。なお、合計表示付箋752は、図7の例と同様に、スプレッドシート710の2列目に記載されているセルを計数する規則にしたがった結果を示しており、合計表示付箋1254は、スプレッドシート710の3列目のセル内の数を集計する規則にしたがった結果を示している。
定義領域1310は、操作者の操作によって生成される。ただし、スプレッドシート710内のセルに合わせて領域を指定できるようにしてもよい。具体的には、領域の指定は、セルの境界に沿って行わせるようにしてもよい。これによって、セルの途中を横切るような領域の設定操作があったとしても、セルと対応させた領域を設定することができるようになる。
また、定義領域1310に定義することによって、例えば、図8に示したセル834に定義した適用処理がない場合であっても、スプレッドシートで定義を追加することなしに(つまり、スプレッドシートを表示し、修正する操作なしに)、付箋表示画面上で定義することができる。
定義領域1310には、「定義領域1310内の付箋の集計値を算出し、定義領域1310の下のセルに入力する」という変換処理が定義されている。その結果、セル834には、「40」と表示する。その他のセル832等は、図10の例と同等である。
このように1セル内に複数の付箋が貼り付けられていることを検知した場合は、これらの付箋内の情報に対して予め定められた処理を行って、そのセルに入力する。ここで「予め定められた処理」として、例えば、付箋内の記載内容が数値である場合は加算処理、付箋内の記載内容がテキストである場合は連結処理等としてもよい。この「予め定められた処理」にしたがって、セル(3,2)には「30」が入力され、セル(4,3)には「300」が入力される。なお、セル834は集計処理の結果であるので、(「10」+「20」)+「30」の処理を行えばよい。また、セル836は平均値の算出であり、セル数は2であるので、((「100」+「200」)+「300」)/2の処理を行えばよい。
付箋内の記載内容がテキストである場合、例えば、連結処理を行うが、どのような順番で行うかは、セル内の付箋の位置で決定するようにしてもよいし、付箋を貼り付けた順番で決定するようにしてもよい。具体的には、セル内の付箋の位置で決定する処理として、付箋の貼り付け位置において、左から順番に連結するようにしてもよい。図15(a)の例の場合、テキスト列「abc」と記載された付箋1512aが左にあり、テキスト列「de」と記載された付箋1514aが右にあるので、セル1500aに文字列「abcde」を入力する。図15(b)の例の場合、テキスト列「de」と記載された付箋1514bが左にあり、テキスト列「abc」と記載された付箋1512bが右にあるので、セル1500bに文字列「deabc」を入力する。また、付箋を貼り付けた順番で決定する処理として、付箋を貼り付けた日時が早いものから順番に連結するようにしてもよい。
図14の例では、1セル内に複数のセルがある場合は、数値を加算する例を示したが、セル内の付箋の位置関係によって処理を異ならせてもよい。具体的には、付箋が横に並んでいる場合は加算処理、縦に並んでいる場合は除算処理としてもよい。除算処理の場合は、上にある付箋を分子、下にある付箋を分母として(分数と同様の位置関係)、除算処理の対象とする。例えば、図16(a)の場合、数値「10」と記載された付箋1612aと数値「5」と記載された付箋1614aは横に並んでいるので、加算処理を適用して、セル1600aに数値「15(10+5)」を入力する。図16(b)の場合、数値「10」と記載された付箋1612bと数値「5」と記載された付箋1614bは縦に並んでいるので、除算処理を適用して、セル1600bに数値「2(10/5)」を入力する。図16(c)の場合、数値「5」と記載された付箋1614cと数値「10」と記載された付箋1612cは縦に並んでいるので、除算処理を適用して、セル1600cに数値「0.5(5/10)」を入力する。
連結処理、加算処理、除算処理を例として示したが、他の処理(減算処理、乗算処理、平均値処理、CSV(Comma−Separated Values)化処理、配列化処理、付箋のグループ形成処理等)であってもよい。これら(処理内容、付箋の位置関係又は貼り付け順序)は、デフォルトとして定義されていてもよいし、図13の例で示した定義領域1310内に定義するようにしてもよい。
ステップS1902では、処理結果出力モジュール170は、処理結果を受け付ける。
ステップS1904では、付箋生成モジュール175は、ステップS1902で受け付けた処理結果を示す付箋を生成する。例えば、前述した合計表示付箋752、合計表示付箋754、合計表示付箋1254の付箋を生成する。具体的には、例えば、テキスト(数値を含む)を内容とする付箋がある。また、数値を図形化させた内容であってもよい。例えば、グラフを内容とする付箋を生成してもよい。
ステップS1906では、台紙貼付モジュール180は、台紙上で、ステップS1904で生成された付箋を貼り付ける位置を特定する。ここでの貼り付け位置は、予め定められた位置であってもよいし、操作者の操作にしたがって、位置が決定されてもよい。
ステップS1908では、台紙貼付モジュール180は、台紙上に付箋(ステップS1904で生成された付箋)を貼り付ける。図4の例を用いると、付箋レイヤ420に付箋を表示することとなる。
図20(a)は、ファシリテーターの操作にしたがって、スプレッドシート(テンプレート)を設計する例を示すものである。このスプレッドシートには、エリア、適用処理、処理結果表示領域(ラベル)の設定が行われる。
具体的には、画面2000には、エリア2010、エリア2020、エリア2030、エリア2040が設定される。これらは、スプレッドシートのセルに該当する。そして、そのエリア内に貼り付けられた付箋の数をカウントする適用処理が設定される。また、各エリア内の付箋群は、同じグループに属していることを示している。例えば、エリア2010内の付箋群をグループA、エリア2020内の付箋群をグループB、エリア2030内の付箋群をグループC、エリア2040内の付箋群をグループDとする。そして、各エリア内の右上に、処理結果表示領域が設定される。
そして、参加者の付箋貼り付け操作によって、エリア2010内に付箋2012、付箋2014が貼り付けられ、エリア2020内に付箋2022、付箋2024が貼り付けられている。
具体的には、ファシリテーターは表計算ソフトウェアを用いて、付箋データを集計するシート(データシート、表示シート等)を作成し、台紙と組にして情報処理装置100に登録する。シート内のセルと台紙内の位置との関係は、前述したように台紙・セル対応テーブル1800によって定義されている。
なお、図20(a)の例に示す状態から、エリア2010に付箋2016が追加され、エリア2020に付箋2026、付箋2028が追加されている。
エリア2030に、付箋2032が新たに貼り付けられたことによって、付箋2039の内容を「0」から「1」に変更している。
図21(a)は、台紙上に付箋が貼り付けられている例を示すものである。
画面2100には、台紙2110を表示する。そして、台紙2110は、要求のタイトル欄2115、工数欄2120、優先度欄2125、ステータス欄2130を有している。要求のタイトル欄2115は、要求のタイトルの付箋が貼り付けられている。工数欄2120には、工数の付箋が貼り付けられている。優先度欄2125には、優先度の付箋が貼り付けられている。ステータス欄2130には、ステータスの付箋が貼り付けられている。そして、行方向にエリア(グループ2132、グループ2134、グループ2136、グループ2138)に分かれている。これらのグループの領域内に含まれている付箋は、同じグループに属していることになる。
また、台紙2110上に、「計算する」ボタン2140を表示している。この「計算する」ボタン2140が参加者によって選択された場合、表計算ソフトウェアを起動する。
画面2100には、表2150を表示する。表2150は、付箋ID欄2155、付箋の内容欄2160、グループラベル欄2165、グループID欄2170、付箋の色欄2175を有している。付箋ID欄2155は、付箋IDを記憶している。付箋の内容欄2160は、付箋の内容を記憶している。グループラベル欄2165は、グループラベルを記憶している。グループID欄2170は、グループIDを記憶している。付箋の色欄2175は、付箋の色を記憶している。表2150内の1行が、1枚の付箋に対応する。例えば、付箋ID:「23」(表2150内の2行目)は、図21(a)の例に示す付箋「2」(台紙2110内の2行2列のセル内の付箋)に対応している。
ここでは、図21(c)の例で新しい付箋が生成されたので、計算結果表示付箋2270を新しく生成して表示している。
この計算結果表示付箋2270には、「11」の値を表示している。つまり、優先度が3であるグループ2134の工数「1」とグループ2136の工数「10」を加算した「11」を計算結果表示付箋2270に表示している。
図23は、第2の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する。第1の実施の形態で「スプレッドシート」と説明している箇所を「台紙」と読み替えればよい。
第2の実施の形態は、付箋の属性とグループの情報を用いて、第1の実施の形態と同等の処理を行うものである。つまり、この第2の実施の形態は、スプレッドシート、セル位置を用いていない例を示している。もちろんのことながら、第1の実施の形態と第2の実施の形態を組み合わせてもよい。そして、その組み合わせの形態として、第2の実施の形態を具体化した際の一例として、第1の実施の形態を把握してもよい(つまり、第1の実施の形態の上位概念として、第2の実施の形態を把握してもよい)。この場合、「台紙」は、スプレッドシートを含む概念である。
第2の実施の形態である情報処理装置2300は、付箋に関する処理を行うものであって、図23の例に示すように、台紙受付モジュール2305、付箋受付モジュール110、台紙表示モジュール2315、付箋貼付位置特定モジュール120、レイヤ表示制御モジュール130、付箋表示モジュール135、抽出モジュール140、変換処理受付モジュール160、処理モジュール165、処理結果出力モジュール170を有している。
そして、付箋貼付位置特定モジュール120は、台紙上に貼り付けられた付箋が属するグループ(集合)を特定する。各付箋の付箋情報テーブル1700の所属グループ欄1765を用いて、その付箋が属しているグループを特定する。
前述の第1の実施の形態と組み合わせた場合では、付箋貼付位置特定モジュール120は、複数のセルを有する台紙上における付箋の位置から、その付箋が貼り付けられたその台紙内のセルを特定することにより、付箋が属する集合を特定するようにしてもよい。例えば、台紙上に予めグループ形成のための領域(例えば、グループ領域を示す囲い線の内側等)が表示されており、その領域内に貼り付けられた付箋は、その領域に対応したグループに属していると判定するものである。
前述の第1の実施の形態と組み合わせた場合では、適用処理抽出モジュール2350は、グループとして、付箋の位置または台紙であるスプレッドシートのセルを対応させてもよい。したがって、この場合、付箋の位置またはスプレッドシートのセルから、グループに関連する規則を抽出することとなる。
ステップS2402では、台紙受付モジュール2305は、台紙を受け付ける。
ステップS2404では、台紙表示モジュール2315は、台紙を表示する。
ステップS2406では、付箋受付モジュール110は、付箋情報を受け付ける。
ステップS2408では、付箋貼付位置特定モジュール120は、付箋の位置を特定する。
ステップS2410では、付箋表示モジュール135は、付箋を表示する。
ステップS2414では、適用処理抽出モジュール2350は、そのグループに対応する適用処理を台紙から抽出する。
ステップS2416では、付箋情報抽出モジュール145は、その適用処理に必要な情報を付箋情報から抽出する。なお、このステップS2416の処理では、付箋生成モジュール175によって生成された付箋を抽出の対象としない。
ステップS2418では、処理モジュール165は、適用処理を実行する。具体的には、ステップS2416で抽出した情報に対して、ステップS2414で抽出した適用処理を実行する。
ステップS2420では、処理結果出力モジュール170は、実行結果を出力する。このステップS2420の処理は、図19の例に示すフローチャートによる処理を用いればよい。
なお、図27に示すハードウェア構成は、1つの構成例を示すものであり、本実施の形態は、図27に示す構成に限らず、本実施の形態において説明したモジュールを実行可能な構成であればよい。例えば、一部のモジュールを専用のハードウェア(例えば特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)等)で構成してもよく、一部のモジュールは外部のシステム内にあり通信回線で接続しているような形態でもよく、さらに図27に示すシステムが複数互いに通信回線によって接続されていて互いに協調動作するようにしてもよい。また、特に、パーソナルコンピュータの他、携帯情報通信機器(携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)、情報家電、ロボット、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)などに組み込まれていてもよい。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読み出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読み出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分若しくは全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
105…スプレッドシート受付モジュール
110…付箋受付モジュール
115…スプレッドシート表示モジュール
120…付箋貼付位置特定モジュール
125…スプレッドシート内セル特定モジュール
130…レイヤ表示制御モジュール
135…付箋表示モジュール
140…抽出モジュール
145…付箋情報抽出モジュール
150…スプレッドシート内適用処理抽出モジュール
155…変換処理抽出モジュール
160…変換処理受付モジュール
165…処理モジュール
170…処理結果出力モジュール
175…付箋生成モジュール
180…台紙貼付モジュール
190…スプレッドシート記憶装置
192…スプレッドシート記憶モジュール
194…付箋情報記憶装置
196…付箋情報記憶モジュール
200…共有付箋情報処理装置
210…付箋情報処理装置
280…会議室
298、299…通信回線
2300…情報処理装置
2305…台紙受付モジュール
2315…台紙表示モジュール
2350…適用処理抽出モジュール
2390…台紙記憶装置
2392…台紙記憶モジュール
Claims (8)
- 台紙上に貼り付けられた付箋が属する集合を特定する特定手段と、
特定された前記集合に関連する規則を抽出する抽出手段と、
前記規則にしたがって、前記付箋を対象として当該付箋の属性に関する情報を抽出し、該情報の処理を行う処理手段と、
前記処理手段による処理結果を内容とする付箋を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された前記付箋を前記台紙上に出力する出力手段
を有し、
前記処理手段は、前記生成手段によって生成された付箋を処理の対象としない、
情報処理装置。 - 前記特定手段は、複数のセルを有する台紙上における前記付箋の位置から、当該付箋が貼り付けられた前記台紙内のセルを特定することにより、付箋が属する集合を特定する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記抽出手段は、前記付箋の位置または前記セルから、関連する規則を抽出する、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記抽出手段は、前記集合に関連する規則を、前記台紙内に定義されている規則から抽出する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 表示された前記台紙上で定義された規則を受け付ける受付手段
をさらに有し、
前記抽出手段は、前記位置に関連する規則を、前記受付手段によって受け付けられた規則から抽出する、
請求項2又は3に記載の情報処理装置。 - 前記処理手段は、前記抽出手段が、前記セルに関連する規則と前記位置に関連する規則の両方を抽出した場合は、該位置に関連する規則を優先して適用する、
請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記生成手段は、処理結果を示す付箋の生成として、数値を図形化させることを行う、
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
台紙上に貼り付けられた付箋が属する集合を特定する特定手段と、
特定された前記集合に関連する規則を抽出する抽出手段と、
前記規則にしたがって、前記付箋を対象として当該付箋の属性に関する情報を抽出し、該情報の処理を行う処理手段と、
前記処理手段による処理結果を内容とする付箋を生成する生成手段と、
前記生成手段によって生成された前記付箋を前記台紙上に出力する出力手段
として機能させ、
前記処理手段は、前記生成手段によって生成された付箋を処理の対象としない、
情報処理プログラム。
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