JP6759717B2 - ワイパアーム - Google Patents

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本発明は、ウォッシャホースを備えたワイパアームに関する。
下記特許文献1に記載されたワイパ装置は、アームヘッドとリテーナとを有したワイパアームを備えている。アームヘッドは、一端部(基端部)がピボットシャフトに固定される。このアームヘッドの他端部(先端部)には、リテーナの基端部が支軸(ヒンジ軸)を介して軸支されている。リテーナは、払拭面に沿って延びる通常位置と、払拭面に対して起立するロックバック位置との間でヒンジ軸回りに回動可能とされている。上記のワイパアームには、ウォッシャノズルが取り付けられており、当該ウォッシャノズルに接続されたウォッシャホースが、アームヘッドの先端部の下面側を通ってアームヘッド及びリテーナに配策されている。なお、下記の特許文献2、3にも、上記同様の構成とされたワイパ装置が開示されている。
特開2001−106034号公報 特開2006−7971号公報 特開2007−62547号公報
特許文献1に記載されたワイパ装置では、リテーナが通常位置からロックバック位置へと回動される際に、ウォッシャホースがアームヘッドの先端部の下面と干渉して引っ張られる。このため、リテーナがロックバック位置から通常位置へ戻されることにより、アームヘッドの先端部周辺でウォッシャホースに余分な弛みが生じ払拭面側にウォッシャホースが突出する可能性がある。この点は、特許文献2、3に記載されたワイパ装置においても同様である。
本発明は上記事実を考慮し、ウォッシャホースがアームヘッドの先端部の下面側を通ってアームヘッド及びリテーナに配策された構成において、アームヘッドの先端部周辺でウォッシャホースに余分な弛みが生じることを防止できるワイパアームを提供することを目的とする。
本開示のワイパアームは、基端部がワイパ軸に固定されるアームヘッドと、基端部がヒンジ軸を介して前記アームヘッドの先端部に軸支され、払拭面に沿うような通常状態(以下、「通常位置」と称する場合がある)と前記払拭面に対して起立したロックバック状態(以下、「ロックバック位置」と称する場合がある)との間で回動可能リテーナと、前記先端部の下面側を通って前記アームヘッド及び前記リテーナに配索されたウォッシャホースと、前記先端部の下面に形成され、前記ウォッシャホースが挿入された状態で当該ウォッシャホースを保持したホース保持溝と、を備えている。
上記構成によれば、基端部がワイパ軸に固定されるアームヘッドの先端部には、リテーナの基端部がヒンジ軸を介して軸支されている。リテーナは、払拭面に沿うような通常状態と、払拭面に対して起立したロックバック状態との間で回動可能とされている。また、上記のアームヘッド及びリテーナには、ウォッシャホースが配索されている。このウォッシャホースは、アームヘッドの先端部の下面側を通っているが、当該先端部の下面に形成されたホース保持溝に挿入された状態で保持されている。これにより、リテーナが通常位置とロックバック位置との間で回動されることに伴って、アームヘッドの先端部周辺でウォッシャホースに余分な弛みが生じ払拭面側にウォッシャホースが突出することを防止できる。
また、本開示のワイパアームでは、前記リテーナは、前記ヒンジ軸の軸線方向に対向した一対の側壁を有しており、前記一対の側壁の間に配置され、前記リテーナを前記払拭面側へ付勢するスプリングと、前記軸線方向に間隔をあけて並んだ2つの前記ホース保持溝と、前記2つのホース保持溝にそれぞれ挿入された状態で保持されると共に、前記2つのホース保持溝から前記スプリングと各前記側壁との間へそれぞれ配策された2本の前記ウォッシャホースと、を備えている。
上記構成によれば、リテーナが有する一対の側壁が、ヒンジ軸の軸線方向に対向している。これら一対の側壁の間には、リテーナを払拭面側へ付勢するスプリングが配置されている。また、アームヘッドの先端部の下面には、2つのホース保持溝が形成されており、2本のウォッシャホースが2つのホース保持溝にそれぞれ挿入された状態で保持されている。これら2つのホース保持溝は、ヒンジ軸の軸線方向すなわち上記一対の側壁の対向方向に間隔をあけて並んでおり、2本のウォッシャホースは、2つのホース保持溝からスプリングと上記各側壁との間へそれぞれ配策されている。
つまり、2本のウォッシャホースが上記のように配策され易いように、2つのホース保持溝が上記一対の側壁の対向方向に間隔をあけて並んでいる。そして、上記のように2本のウォッシャホースが配策されているので、リテーナが通常位置とロックバック位置との間で回動される際に、2本のウォッシャホースがスプリングと干渉することを防止又は抑制でき、更に引っ張られてしまうことが防止又は抑制される。
また、本開示のワイパアームでは、前記アームヘッドの前記先端部の下面には、前記ホース保持溝よりも前記アームヘッドの前記基端部側において、前記ヒンジ軸の軸線方向に凸をなす凸部を有しており、当該凸部と前記ホース保持溝とが協働して前記ウォッシャホースが屈曲状態で配策されている。
上記構成によれば、上記ホース保持溝に保持されたウォッシャホースが凸部との協働によって屈曲状態にて配策されている。これにより、ウォッシャホースがホース保持溝に対して長手方向に位置ずれし難くなるので、当該位置ずれに起因してウォッシャホースに余分な弛みが生じることを防止又は抑制できる。
また、本開示のワイパアームでは、前記リテーナは、前記ヒンジ軸の軸線方向に対向した一対の側壁と、前記一対の側壁における前記払拭面とは反対側の端部を繋いだ上壁と、を有しており、前記ウォッシャホースは、前記ホース保持溝から前記一対の側壁の間へ延びており、前記ホース保持溝は、前記通常位置に位置する前記リテーナ側へ向かうほど前記上壁側へ向かうように傾斜している。
上記構成によれば、アームヘッドの先端部の下面に形成されたホース保持溝が上記のように傾斜している。これにより、リテーナが通常位置に位置する状態において、ホース保持溝からリテーナの一対の側壁間へ延びるウォッシャホースが、一対の側壁の下側(上壁とは反対側)へ食み出さないようにすることができる。
本発明の実施形態に係るワイパアームが適用されて構成された車両用ワイパの平面図である。 アームヘッド及びウォッシャホースの一部を示す斜視図である。 アームヘッドを含む周辺部材の構成を示す下面図である。 リテーナの基端部を含む周辺部材の構成を示す斜視図である。 スプリング及びその周辺部材の構成を示す側面図である。 図5AのF5B−F5B線に沿った切断面を示す断面図である。 図5AのF5C−F5C線に沿った切断面を示す断面図である。 アームヘッドの先端部及びリテーナの基端部を含む周辺部材の構成を示す斜視図である。 アームヘッドの先端部とウォッシャホースの一部を示す斜視図である。 アームヘッドの先端部を示す斜視図である。 リテーナの基端部及びアームヘッドの先端部を含む周辺部材の構成を示す側面図であり、アームヘッドに対するリテーナの回動範囲を示す図である。
以下、図1〜図9を用いて本発明の実施形態に係るワイパアーム10について説明する。図1に示されるように、本実施形態に係るワイパアーム10は、図示しない自動車のフロントウインドシールド12(図1以外では図示省略)を払拭するための車両用ワイパ14に適用されている。ワイパアーム10の先端部には、ワイパブレード16が連結されている。ワイパアーム10及びワイパブレード16は、何れも長尺状に形成されている。
ワイパアーム10は、図示しないワイパモータの回転力が伝達されて往復回動(揺動)する。このワイパアーム10の往復回動により、ワイパブレード16が往復回動し、フロントウインドシールド12の払拭面12Aを払拭する構成になっている。これらのワイパアーム10及びワイパブレード16は、ワイパモータの非作動時には、フロントウインドシールドの下端部に沿って車幅方向に延びる格納位置に配置される。
なお、各図中に適宜示される矢印A、Bは、ワイパアーム10の長手方向の一方、長手方向の他方をそれぞれ示している。また、各図中に適宜示される矢印C、D、R1、R2は、ワイパアーム10の上方向、ワイパアーム10の下方向、ワイパアーム10の回動方向の一方(ワイパブレード16の払拭方向の一方)、ワイパアーム10の回動方向の他方(ワイパブレード16の払拭方向の他方)をそれぞれ示している。以下、単に上下の方向を用いて説明する場合、ワイパアーム10の上下方向を示すものとする。
図1に示されるように、ワイパアーム10は、ワイパアーム10の基端部分を構成するアームヘッド18と、ワイパアーム10の長手方向中間部を構成するリテーナ20と、ワイパアーム10の先端部分を構成するアームピース22とを備えている。また、このワイパアーム10は、リテーナ20の先端部20Bに取り付けられた第1ウォッシャノズル24と、アームピース22に取り付けられた第2ウォッシャノズル26と、ワイパアーム10に配設された2本のウォッシャホース28、30とを備えている。さらに、このワイパアーム10は、リテーナ20を払拭面12A側へ付勢するスプリング46(図3、図4、図5A、図5B、図6参照)を備えている。先ず、ワイパアーム10の全体構成の概略について説明し、その後に本実施形態の要部について説明する。
図1〜図3、図7、図8に示されるように、アームヘッド18は、アームヘッド18の本体部を構成する金属製のヘッド本体32と、ヘッド本体32に被せられた樹脂製のヘッドカバー34とを備えている。ヘッド本体32は、例えばアルミダイキャストによって製造されたものであり、ワイパアーム10の長手方向を長手とする長尺状に形成されている。ヘッド本体32の長手方向一方の端部である基端部32Aは、本発明に係る「アームヘッドの基端部」に相当し、ヘッド本体32の長手方向他方の端部である先端部32Bは、本発明に係る「アームヘッドの先端部」に相当する。
ヘッド本体32の基端部32Aの中央部には、ワイパアーム10の上下方向を軸線方向とする締結孔33(図3以外では図示省略)が形成されている。この締結孔33には、ワイパ軸としてのピボット軸38(図1以外では図示省略)が基端部32Aの下方側から挿入されている。このピボット軸38は、雄ねじが形成された先端部にナット39が螺合されることで、ヘッド本体32の基端部32Aがピボット軸38に締結固定されている。なお、ヘッド本体32の基端部32Aの上端部には、樹脂製のキャップ35(図2以外では図示省略)が取り付けられ、当該キャップ35によって上記のナット39等が覆われる構成になっている。
上記のピボット軸38は、フロントウインドシールド12の下端側において、自動車のフレーム等に固定された図示しないピボットホルダに回転自在に支持されており、ワイパモータの回転力が図示しないリンク機構を介して伝達されて往復回転する。これにより、ヘッド本体32すなわちアームヘッド18がピボット軸38と一体で往復回動(往復揺動)される構成になっている。なお、ワイパモータが正逆回転するように制御されて出力軸を往復回転させる構成の場合には、当該ワイパモータの出力軸がワイパ軸とされた構成にしてもよい。
ヘッドカバー34は、例えば樹脂の射出成形によって製造されたものであり、図1及び図3に示されるように長尺状に形成されている。このヘッドカバー34は、長手方向から見てワイパアーム10の下方側(払拭面12A側)が開口した開断面形状に形成されている。具体的には、ヘッドカバー34は、ワイパアーム10の回動方向に対向した一対の前壁部34F及び後壁部34R(図7及び図8参照)と、前壁部34F及び後壁部34Rの上端部(払拭面12Aとは反対側の端部)を繋いだ上壁部34U(図1参照)とを有しており、長手方向から見て断面略逆U字形状をなしている。
このヘッドカバー34は、ヘッド本体32に対して上方側(払拭面12Aとは反対側)から取り付けられており、上壁部34U、前壁部34F及び後壁部34Rによってヘッド本体32の上面及び両側面を覆っている。前壁部34F及び後壁部34Rの下端部(上壁部34Uと反対側の端部)には、複数の爪部34N(図7及び図8参照)が形成されている。これらの爪部34Nがヘッド本体32の下面に引っ掛かることで、ヘッドカバー34がヘッド本体32に保持されている。このヘッドカバー34は、ヘッド本体32よりも長手方向の寸法が短く設定されており、ヘッド本体32の先端部32B及び基端部32Aを露出させた状態でヘッド本体32に被せられている。
一方、リテーナ20は、例えば金属板材が曲げ加工されて形成されたものであり、図1に示されるように長尺状に形成されている。このリテーナ20は、長手方向から見てワイパアーム10の下方側(払拭面12A側)が開口した開断面形状に形成されている。具体的には、リテーナ20は、図4〜図6、図9に示されるように、ワイパアーム10の回動方向に対向した前壁20F及び後壁20Rと、前壁20F及び後壁20Rの上端部(払拭面12Aとは反対側の端部)を繋いだ上壁20Uとを有しており、長手方向から見て断面略逆U字形状をなしている。前壁20F及び後壁20Rは、本発明に係る「一対の側壁」に相当する。
リテーナ20は、長手方向一方の端部である基端部20Aにおいて、前壁20F及び後壁20Rがヘッド本体32の先端部32Bに回動可能に連結されている。具体的には、前壁20F及び後壁20Rの間にアームヘッド18の先端部32Bが挿入状態で配置されると共に、前壁20F、先端部32B及び後壁20Rを貫通したヒンジ軸36が端部を加締められている。これにより、リテーナ20の基端部20Aがヒンジ軸36を介してヘッド本体32の先端部32Bに軸支されている。このヒンジ軸36の軸線方向は、前壁20F及び後壁20Rの対向方向と一致しており、ワイパアーム10の回動方向(リテーナ20の幅方向)に沿っている。これにより、リテーナ20は、払拭面12Aに沿うような通常状態(払拭姿勢位置)(図9の実線参照)と、払拭面12A及びアームヘッド18に対して起立したロックバック状態(起立姿勢位置)(図9の二点鎖線参照)との間でアームヘッド18に対して回動可能とされている。なお、図9に示される矢印L1、L2は、アームヘッド18に対するリテーナ20の回動方向の一方及び他方を示している。
アームピース22は、棒状の金属板材が曲げ加工されて形成されたものであり、図1に示されるように長尺状に形成されている。このアームピース22の基端部(図1の矢印A方向の端部)は、リテーナ20の先端部20Bに巻き加締め、ビス止め、リベット止め等の手段によって固定されている。アームピース22の先端部(図1の矢印B方向の端部)は、U字状に屈曲されており、ワイパブレード16の長手方向中間部に形成された連結孔40内に設けられた図示しない連結軸に取り付けられた連結部材(不図示)に着脱可能に装着されている。これにより、アームピース22の先端部すなわちワイパアーム10の先端部にワイパブレード16が連結されている。
スプリング46は、ここでは圧縮コイルスプリングとされており、図3、図4、図5A、図5B、図6、図9に示されるようにリテーナ20の基端側に配置されている。このスプリング46は、軸線方向がリテーナ20の長手方向に沿う姿勢で、リテーナ20の前壁20Fと後壁20Rとの間すなわちリテーナ20の内側に収容されている。このスプリング46は、図5Aに示されるように、ヘッド本体32の先端部32Bに軸支されたヘッド側ストッパ48と、リテーナ20の長手方向中間部に固定されたリテーナ側ストッパ50との間に圧縮状態で係止されてアームヘッド18とリテーナ20とに付勢力を作用させている、詳しくは、アームヘッド18に対してリテーナ20を払拭面方向に付勢している。なお、図5Aでは、ウォッシャホース28、30の図示を省略している。
ヘッド側ストッパ48は、例えば金属板材をプレス加工によって打ち抜かれて製造されたものであり、支軸52を介してヘッド本体32の先端部32Bに軸支されたストッパ本体48Aと、ストッパ本体48Aからリテーナ20の先端側へ延出された延出部48Bとによって構成されている。ストッパ本体48Aには、スプリング46の軸線方向一端部が当接しており、延出部48Bは、スプリング46の内側に挿入されてガイドしている。また、上記の支軸52は、ヒンジ軸36と平行に配置されており、ヘッド側ストッパ48は、支軸52回りに回動可能とされている。
リテーナ側ストッパ50は、例えば金属板材がL字状に屈曲されたものであり、リテーナ20の長手方向中間部の内側に収容されている。このリテーナ側ストッパ50は、リベット54によってリテーナ20の上壁20Uに固定された固定部50Aと、固定部50Aにおけるアームヘッド18側の端部からリテーナ20の下端側へ延びるストッパ部50Bとによって構成されている。ストッパ部50Bには、スプリング46の軸線方向他端部が当接している。また、このストッパ部50Bには、前記延出部48Bの先端部が挿通された図示しないスリットが形成されている。
上記ヘッド側ストッパ48とリテーナ側ストッパ50との間に係止されたスプリング46は、前述した通常位置とロックバック位置との中間に設定された節度点(ヒンジ軸36の軸心と支軸52の軸心とを通る直線位置)よりもリテーナ20(本実施形態においてより詳しくは後述の横リベット58と延出部48Bとの当接位置)が通常位置側に位置する状態では、リテーナ20を通常位置側(払拭面12A側)へ付勢する。一方、このスプリング46は、リテーナ20が上記節度点よりもロックバック位置側に位置する状態では、リテーナ20をロックバック位置側へ付勢するようになっている。
また、リテーナ側ストッパ50のストッパ部50Bに対してリテーナ20の先端側の近傍には、横リベット58が設けられている。横リベット58は、ヒンジ軸36と平行に配置されると共に、リテーナ20の前壁20F及び後壁20Rを貫通しており、端部が加締められることでリテーナ20に固定されている。また、この横リベット58には、リテーナ側ストッパ50の固定部50Aを貫通した前述の延出部48Bの先端部が当接している。
また、スプリング46に対してリテーナ20の下端側(払拭面12A側)には、樹脂製のリテーナカバー60が配置されている。このリテーナカバー60は、リテーナ20の長手方向を長手とする長尺な板状に形成されたカバー本体60Aを有している。このカバー本体60Aは、上壁20Uと平行に配置され、前壁20F及び後壁20Rの下端に当接しており、リテーナ20の下端開口の一部を覆っている。
カバー本体60Aの長手方向一端部(リテーナ20の先端側の端部)からは、一対の引掛部60B(図5A、図5C参照)が上壁20U側へ向けて延出されている。一対の引掛部60Bは、前壁20F及び後壁20Rの対向方向に並んでいる。これら一対の引掛部60Bには、前述した横リベット58が嵌合した切欠部61が形成されている。また、カバー本体60Aの長手方向他端部(リテーナ20の基端側の端部)の下面には、前壁20F及び後壁20Rから延出された爪部20Nが係合している。さらに、カバー本体60Aの長手方向中間部の上面から突出した撓み爪60Dが、前述したストッパ部50Bに対してリテーナ20の基端側から引っ掛かっている。これにより、リテーナカバー60がリテーナ20に保持されている。
このリテーナカバー60は、カバー本体60Aの長手方向他端側から上壁20U側へ延出された一対の縦壁部60C(図4、図5A、図5B参照)を有している。一対の縦壁部60Cは、前壁20F及び後壁20Rの対向方向に並んでおり、前壁20F及び後壁20Rに対して間隔を空けて対向している。これら一対の縦壁部60Cの間には、スプリング46の軸線方向中間部の下部が配置されている。
第1ウォッシャノズル24は、長尺な略角柱状に形成されており、ワイパアーム10の長手方向を長手としてリテーナ20の先端部20Bに配設されている。この第1ウォッシャノズル24は、爪嵌合、凹凸嵌合、ビス止め等の手段によってリテーナ20の先端部20Bに取り付けられている。第2ウォッシャノズル26は、長尺な略角柱状に形成されており、ワイパアーム10の長手方向を長手としてアームピース22の幅方向一側に配置されている。アームピース22の長手方向中間部には、ワイパアーム10の下方側へ延びるノズル連結片22Aが形成されており、第2ウォッシャノズル26は、爪嵌合、凹凸嵌合、ビス止め等の手段によってノズル連結片22Aに取り付けられている。
2本のウォッシャホース28、30は、例えばゴムによってチューブ状に形成されており、ワイパアーム10の長手方向に沿ってワイパアーム10内に配設されている。これら2本のウォッシャホース28、30は、直径が同一に設定されている。一方のウォッシャホース28は、先端部が第1ウォッシャノズル24に接続されており、他方のウォッシャホース30は、先端部が第2ウォッシャノズル26に接続されている。これらのウォッシャホース28、30は、リテーナ20の内側(前壁20Fと後壁20Rとの間)に配索されると共に、ヘッド本体32の先端部32Bの下面側を通ってヘッド本体32の基端部32A側へ配索されている。
図3、図4、図6〜図8に示されるように、ヘッド本体32の先端部32Bの下面には、ホース配索用凹部(溝部)62が形成されている。このホース配索用凹部62は、ヘッド本体32の長手方向に沿って延在している。また、図2に示されるように、上記のホース配索用凹部62よりもヘッド本体32の基端側でヘッド本体32の上面には、ホース配索用凹部(溝部)64が形成されている。このホース配索用凹部64は、ヘッド本体32の幅方向の一方側(図2等に示される矢印R1方向側)において、ヘッド本体32の長手方向に延在している。上記のホース配索用凹部62とホース配索用凹部64とは、ヘッド本体32の長手方向中間部に形成された移行溝(切欠部)66によって連通されている。
2本のウォッシャホース28、30は、ホース配索用凹部62内に配索されると共に、移行溝66内を通ってホース配索用凹部64内へ配索されている。このホース配索用凹部64が形成されることにより、ヘッド本体32とヘッドカバー34との間には、アームヘッド18の長手方向に延びるホース収容空間68が形成されている。このホース収容空間68は、アームヘッド18の基端側で開口しており、当該開口からウォッシャホース28、30がアームヘッド18の外側へ延びている。これらのウォッシャホース28、30は、ヘッド本体32の基端部32Aの上方を通る経路でアームヘッド18から延出されており、車体側へ配管されている。
具体的には、各ウォッシャホース28、30の基端部は、ホースジョイント42、及び車体側に配設された図示しない2本のウォッシャホースを介して車両のウォッシャタンク(図示省略)と接続されている。ウォッシャタンク内の洗浄液は、図示しないウォータポンプによって各ウォッシャホース28、30内へ圧送され、第1ウォッシャノズル24及び第2ウォッシャノズル26から払拭面12Aへ向けて噴出される構成になっている。
(本実施形態の要部)
本実施形態では、前述したように、2本のウォッシャホース28、30がヘッド本体32の先端部32Bの下面側を通ってアームヘッド18及びリテーナ20に配索されている。これら2本のウォッシャホース28、30は、ヘッド本体32の先端部32Bの下面に形成された2つのホース保持溝70、72にそれぞれ挿入された状態で保持されている。
2つのホース保持溝70、72は、ヒンジ軸36の下方又はヒンジ軸36の下方よりも若干ヘッド本体32の基端部32A側に、ヒンジ軸36の軸線方向から見てヘッド本体32の長手方向においてヒンジ軸36とオーバーラップする位置に形成されており(図9の矢印K1、K2参照)、ヒンジ軸36の軸線方向に間隔をあけて並んでいる。具体的には、ヘッド本体32の先端部32Bの下面には、ヒンジ軸36の軸線方向に間隔をあけて並んだ一対の外壁部74、76(図4、図6、図7以外では符号省略)と、一対の外壁部74、76の間に形成された島状部78(図4、図6、図7以外では符号省略)とが形成されている。島状部78は、一対の外壁部74、76よりもヒンジ軸36の軸線方向の寸法が大きく設定されている。そして、一方の外壁部74と島状部78との間に一方のホース保持溝70が形成されており、他方の外壁部76と島状部78との間に他方のホース保持溝72が形成されている。これらのホース保持溝70、72は、前述したホース配索用凹部62に対してヘッド本体32の先端側に隣接しており、2つのホース保持溝70、72内とホース配索用凹部62内とが連通されている。
各ホース保持溝70、72は、ヘッド本体32の長手方向から見て円形状に形成されたホース嵌合部70A、72A(図8以外では符号省略)と、ホース嵌合部70A、72Aをヘッド本体32の下側に連通させた抜止部70B、72B(図8以外では符号省略)とによって構成されている。ホース嵌合部70A、72Aの内径は、各ウォッシャホース28、30の直径と同等に設定されている。また、抜止部70B、72Bは、ヒンジ軸36の軸線方向の寸法が、各ウォッシャホース28、30の直径よりも小さく設定されている。このため、各ホース保持溝70、72に各ウォッシャホース28、30が挿入される(差込まれる)際には、各ウォッシャホース28、30が抜止部70B、72B内を通るときに一旦径方向に弾性変形し、その後に弾性復帰してホース嵌合部70A、72Aに嵌合するようになっている。
2つのホース保持溝70、72にそれぞれ挿入された状態で保持された2本のウォッシャホース28、30は、2つのホース保持溝70、72からリテーナ20の前壁20F及び後壁20Rとスプリング46との間へそれぞれ配索されている。つまり、一方のウォッシャホース28は、リテーナ20の前壁20Fとスプリング46との間へ配索されており、他方のウォッシャホース30は、リテーナ20の後壁20Rとスプリング46との間へ配索されている。そして、一方のウォッシャホース28とスプリング46との間には、リテーナカバー60の一方の縦壁部60Cが介在しており、他方のウォッシャホース30とスプリング46との間には、リテーナカバー60の他方の縦壁部60Cが介在している。
また、2本のウォッシャホース28、30は、2つのホース保持溝70、72からヘッド本体32のホース配索用凹部62内へ配索されると共に、ヘッド本体32の移行溝66内及びホース配索用凹部64内に配索されてヘッド本体32の基端側へ延びている。ヘッド本体32のホース配索用凹部62内には、ヒンジ軸36の軸線方向に凸をなす一対の凸部80、82が形成されている。一対の凸部80、82は、ヘッド本体32の先端部32Bに形成されており、ホース保持溝70、72に対してそれぞれヘッド本体32の基端部32A側の近傍に位置している。
これらの凸部80、82は、互いに接近する側へ突出している。このため、ホース配索用凹部62は、凸部80、82が形成された箇所においてヒンジ軸36の軸線方向の寸法が小さくなっている。これらの凸部80、82がホース保持溝70、72に保持された各ウォッシャホース28、30とそれぞれ係合することにより、ウォッシャホース28、30の一部が略クランク状に屈曲している。すなわち、ホース保持溝70、72と凸部80、82とが協働して各ウォッシャホース28、30の一部をヒンジ軸36近傍において屈曲状態として配策している。これにより、ホース保持溝70、72すなわちヘッド本体32に対するウォッシャホース28、30の長手方向の位置ずれが防止又は抑制される構成になっている。
なお、図2及び図6に示されるように、ヘッド本体32における移行溝66の上面には、ヘッド本体32の下方側へ凸をなす凸部84が形成されており、移行溝66の下面には、ヘッド本体32の上方側へ凸をなす一対の凸部86、88が形成されている。これらの凸部84、86、88は、ヘッド本体32の長手方向にずれており、これらの凸部84、86、88がウォッシャホース28、30とそれぞれ係合することにより、ウォッシャホース28、30の一部が略W字状に屈曲している。これによっても、ヘッド本体32に対するウォッシャホース28、30の長手方向の位置ずれが防止又は抑制される構成になっている。
また、本実施形態では、2つのホース保持溝70、72は、リテーナ20が通常位置に位置する状態(図9の実線参照)において、当該リテーナ20側へ向かうほど上壁20U側へ向かうように当該リテーナ20の長手方向に対して僅かに傾斜している。具体的には、ホース嵌合部70Aの軸線SL(図9参照)が、通常位置に位置するリテーナ20側へ向かうほど上壁20U側へ向かうように傾斜している。なお、図9では図示を省略しているが、ホース嵌合部72A(図8参照)の軸線も上記同様に傾斜している。このため、2つのホース保持溝70、72のホース嵌合部70A、72Aに嵌合した2本のウォッシャホース28、30は、リテーナ20内に位置する部位のうちホース保持溝70、72の近傍の部位が、通常位置に位置するリテーナ20の上壁20U側へ向かうように傾斜する構成になっている。
また、上記のように2つのホース保持溝70、72からリテーナ20の先端側へ延びる2つのウォッシャホース28、30は、前述したリテーナカバー60のカバー本体60Aと横リベット58との間に挿通されている。一方のウォッシャホース28は、リテーナカバー60の一方の引掛部60Bと前壁20Fとの間に挿通されており、他方のウォッシャホース30は、リテーナカバー60の他方の引掛部60Bと後壁20Rとの間に挿通されている。そして、各ウォッシャホース28、30における各ホース保持溝70、72と横リベット58との間の部位が、リテーナ20の上壁20U側へ凸をなすように湾曲状態で弛んでいる。このように各ウォッシャホース28、30に上壁20U側へ凸をなすように湾曲状態で弛みが設けられることにより、リテーナ20の通常位置ではウォッシャホースに外力が作用しない限り、リテーナ20の一対の側壁の下側にはみ出さないようにすることができる。また、リテーナ20の通常位置からロックバック位置へと回動される際に、各ウォッシャホース28、30が各ホース保持溝70、72と横リベット58との間で引っ張られることが防止又は抑制される構成になっている。また、各ウォッシャホース28、30の湾曲の頂点が横リベット58よりもホース保持溝70、72寄りに位置するようにホース保持溝70、72に保持されている。
なお、この横リベット58とホース保持溝70、72との間においては、2本のウォッシャホース28、30はヒンジ軸36の軸線方向から見てスプリング46と重なって配置されている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成のワイパアーム10では、基端部32Aがピボット軸38に固定されるアームヘッド18の先端部には、リテーナ20の基端部20Aがヒンジ軸36を介して軸支されている。リテーナ20は、払拭面12Aに沿うような通常状態(通常位置)と、払拭面12Aに対して起立したロックバック状態(ロックバック位置)との間で回動可能とされている。また、上記のアームヘッド18及びリテーナ20には、ウォッシャホース28、30が配索されている。このウォッシャホース28、30は、アームヘッド18の先端部32Bの下面側を通っているが、当該先端部32Bの下面に形成されたホース保持溝70、72に挿入された状態で保持されている。これにより、リテーナ20が通常位置とロックバック位置との間で回動されることに伴って、アームヘッド18の先端部32Bの周辺でウォッシャホース28、30に余分な弛みが生じ払拭面側にウォッシャホースが突出することを防止できる。
しかも、本実施形態では、アームヘッド18及びリテーナ20にウォッシャホース28、30を配索する際に、ホース保持溝70、72にウォッシャホース28、30を挿入する(押し込む)だけでウォッシャホース28、30をアームヘッド18の先端部32Bに保持させることができる。したがって、アームヘッド18及びリテーナ20へのウォッシャホース28、30の配索作業が煩雑になることを回避できる。
また、本実施形態では、リテーナ20が有する前壁20F及び後壁20Rが、ヒンジ軸36の軸線方向に対向している。これら前壁20F及び後壁20Rの間には、リテーナ20を払拭面12A側へ付勢するスプリング46が収容されている。また、アームヘッド18の先端部32Bの下面には、2つのホース保持溝70、72が形成されており、2本のウォッシャホース28、30が2つのホース保持溝70、72にそれぞれ挿入された状態で保持されている。これら2つのホース保持溝70、72は、ヒンジ軸36の軸線方向すなわち上記前壁20F及び後壁20Rの対向方向に間隔をあけて並んでおり、2本のウォッシャホース28、30は、2つのホース保持溝70、72からスプリング46と前壁20F及び後壁20Rとの間へそれぞれ配策されている。
つまり、2本のウォッシャホース28、30が上記のように配策され易いように、2つのホース保持溝70、72が前壁20F及び後壁20Rの対向方向に間隔をあけて並んでいる。そして、上記のように2本のウォッシャホース28、30が配策されているので、リテーナ20が通常位置とロックバック位置との間で回動される際に、2本のウォッシャホース28、30がスプリング46と干渉することを防止又は抑制でき、更に引っ張られてしまうことが防止又は抑制される。
また、本実施形態では、アームヘッド18の先端部32Bには、ホース保持溝70、72よりもアームヘッド18の基端部32A側において、ヒンジ軸36の軸線方向に凸をなす一対の凸部80、82を有している。そして、ホース保持溝70、72に保持された各ウォッシャホース28、30がこれらの凸部80、82と係合することによって略クランク状に屈曲している。すなわち、ホース保持溝70、72と凸部80、82とが協働して各ウォッシャホース28、30の一部をヒンジ軸36近傍において屈曲状態として配策している。これにより、ウォッシャホース28、30がホース保持溝70、72に対して長手方向に位置ずれし難くなるので、当該位置ずれに起因してウォッシャホース28、30に余分な弛みが生じることを防止又は抑制できる。
また、本実施形態では、ウォッシャホース28、30は、アームヘッド18のホース保持溝70、72からリテーナ20の前壁20Fと後壁20Rとの間へ延びている。そして、ホース保持溝70、72は、通常位置に位置するリテーナ20側へ向かうほど当該リテーナ20の上壁20U側へ向かうように傾斜している。これにより、リテーナ20が通常位置に位置する状態において、ホース保持溝70、72からリテーナ20の前壁20F及び後壁20R間へ延びるウォッシャホース28、30が、前壁20F及び後壁20Rの下側(上壁20Uとは反対側:リテーナ20の下側)へ食み出さないようにすることができる。
なお、本実施形態では、ホース保持溝70、72が上記のように傾斜した構成にしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、ホース保持溝70、72のホース嵌合部70A、72Aの軸線SLが、通常位置に位置するリテーナ20の上壁20Uと平行になるように構成してもよい。
また、本実施形態では、アームヘッド18の先端部32Bに一対の凸部80、82が形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、一対の凸部80、82が省略された構成にしてもよい。また例えば、ホース保持溝70、72に対するウォッシャホース28、30の長手方向の位置ずれを防止するための部材を、ヘッド本体32に取り付ける構成にしてもよい。
また、本実施形態では、2本のウォッシャホース28、30を備えた構成にしたが、本発明はこれに限らず、ウォッシャホースを1本だけ備えた構成にしてもよい。その場合、アームヘッドの先端部の下面にホース保持溝を1つだけ形成すればよい。
また、本実施形態では、アームヘッド18がヘッド本体32とヘッドカバー34とを備えた構成にしたが、ヘッドカバー34が省略された構成にしてもよい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10・・・ワイパアーム、12A・・・払拭面、18・・・アームヘッド、20・・・リテーナ、20A・・・リテーナの基端部、20F・・・リテーナの側壁、20R・・・リテーナの側壁、20U・・・リテーナの上壁、28、30・・・ウォッシャホース、32・・・ヘッド本体、32A・・・アームヘッドの基端部、32B・・・アームヘッドの先端部、36・・・ヒンジ軸、38・・・ピボット軸、46・・・スプリング、70、72・・・ホース保持溝、80、82・・・凸部

Claims (3)

  1. 基端部がワイパ軸に固定されるアームヘッドと、
    基端部がヒンジ軸を介して前記アームヘッドの先端部に軸支され、前記ヒンジ軸の軸線方向に対向した一対の側壁を有し、払拭面に沿うような通常状態と前記払拭面に対して起立したロックバック状態との間で回動可能リテーナと、
    前記一対の側壁の間に配置され、前記リテーナを前記払拭面側へ付勢するスプリングと、
    前記先端部の下面側を通って前記アームヘッド及び前記リテーナに配索された2本のウォッシャホースと、
    前記先端部の下面に形成され、前記2本のウォッシャホースがそれぞれ挿入された状態で当該2本のウォッシャホースを保持した2つのホース保持溝と、
    を備え
    前記2つのホース保持溝は、前記軸線方向に間隔をあけて並ぶように形成され、
    一方の前記ウォッシャホースは、一方の前記ホース保持溝から一方の前記側壁と前記スプリングとの間へと配策されており、他方の前記ウォッシャホースは、他方の前記ホース保持溝から他方の前記側壁と前記スプリングとの間へと配索されているワイパアーム。
  2. 基端部がワイパ軸に固定されるアームヘッドと、
    基端部がヒンジ軸を介して前記アームヘッドの先端部に軸支され、払拭面に沿うような通常状態と前記払拭面に対して起立したロックバック状態との間で回動可能なリテーナと、
    前記リテーナを前記払拭面側へ付勢するスプリングと、
    前記先端部の下面側を通って前記アームヘッド及び前記リテーナに配索された2本のウォッシャホースと、
    前記先端部の下面に形成され、前記2本のウォッシャホースがそれぞれ挿入された状態で当該2本のウォッシャホースを保持した2つのホース保持溝と、
    を備え、
    前記2つのホース保持溝は、前記軸線方向に間隔をあけて並ぶように形成され、
    前記アームヘッドは、前記2つのホース保持溝よりも前記アームヘッドの前記基端部側において、前記ヒンジ軸の軸線方向に凸をなす一対の凸部を有しており、
    前記一対の凸部と前記2つのホース保持溝との協働により前記2本のウォッシャホースがそれぞれ屈曲状態で配索されているワイパアーム。
  3. 前記リテーナは、前記ヒンジ軸の軸線方向に対向した一対の側壁と、前記一対の側壁における前記払拭面とは反対側の端部を繋いだ上壁と、を有しており、
    前記ウォッシャホースは、前記ホース保持溝から前記一対の側壁の間へ延びており、
    前記リテーナが前記通常状態にあるときに前記ホース保持溝をみた場合、前記ホース保持溝は、前記リテーナ側へ向かうほど前記上壁側へ向かうように傾斜している請求項1又は請求項2に記載のワイパアーム。
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