JP6759604B2 - ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法 - Google Patents

ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法に関し、更に詳しくは、クラッチを介して接続された車両走行用の動力源であるエンジン及びモータージェネレーターと、制御装置と、を有するハイブリッドシステムを備えるとともに、前記エンジンに過給システムを備えて構成されるハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法に関する。
近年、燃費向上及び環境対策などの観点から、車両の運転状態に応じて複合的に制御されるエンジン及びモータージェネレーターを有するハイブリッドシステムを備えたハイブリッド車両(以下「HEV」という。)が注目されている。このHEVにおいては、車両の加速時や発進時には、モータージェネレーターによる駆動力のアシストが行われる一方で、慣性走行時や制動時にはモータージェネレーターによる回生発電が行われる(例えば、特許文献1を参照)。
このHEVにおいても、エンジンに過給システム(ターボチャージャシステム等)を備えている場合は、エンジンのみを車両の走行用の動力源とする車両と同様に、車両の走行状態が定常走行状態または減速状態から加速状態に移行するときに、吸気通路に備えた吸気スロットルバルブの開度が大きくなり、エンジンに大量の新気が供給されるのに遅れて、過給システムによる過給圧力が上昇する(過給遅れ)。この過給遅れの最中は、EGR率(エンジンに流入する新気の量に対するEGRガスの量の割合)が低下するため、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)の量が増加して、排気ガスが悪化してしまう。従来技術では、この排気ガスの悪化を抑制するために、エンジンへの燃料噴射のタイミングを通常の運転状態時のタイミングより遅らせているが、燃料噴射のタイミングを遅らせる場合、通常の運転状態時より燃料噴射量を増加させる必要があるので、燃費が悪化してしまう。
特開2002−238105号公報
本発明の目的は、車両の走行状態が加速状態に移行するときに、排気ガスの悪化を抑制しつつ、燃費の悪化を抑制することができるハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成する本発明のハイブリッド車両は、車両走行用の動力源であるエンジンと、車両走行用の動力源であるとともにエンジンクラッチを介して前記エンジンと接続されるモータージェネレーターと、制御装置と、を有するハイブリッドシステムを備えるとともに、前記エンジンに過給システムを備えて構成されるハイブリッド車両において、前記制御装置が、前記ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときに、前記エンジンクラッチ断状態にして、前記モータージェネレーターの動力のみを車両走行用の動力源として前記ハイブリッド車両を走行させるモーター単独走行に移行するとともに、前記エンジンを運転状態とし、前記ハイブリッド車両の走行状態に基づいて設定される目標過給圧力を前記エンジンにおける車両走行分の負荷の低減により低下させ、前記過給システムによる過給圧力が低下させた目標過給圧力に達するまで、前記モーター単独走行を継続する制御を行うように構成される。
また、上記のハイブリッド車両において、前記制御装置が、前記過給システムによる過給圧力が前記目標過給圧力に達したときに、前記エンジンの動力を車両走行用の動力源として前記ハイブリッド車両を走行させるとともに、前記ハイブリッド車両に対する要求駆動力と前記モータージェネレーターに接続されるバッテリーの充電量に基づいて、前記モータージェネレーターの動力を車両走行用の動力源として前記エンジンの動力をアシストする制御を行うように構成される。
また、上記のハイブリッド車両において、前記制御装置が、アクセル開度が増加したときに、前記ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときであると判定するように構成される。
また、上記の目的を達成する本発明のハイブリッド車両の制御方法は、車両走行用の動力源であるエンジンと、車両走行用の動力源であるとともにエンジンクラッチを介して前記エンジンと接続されるモータージェネレーターとを有するハイブリッドシステムを備えるとともに、前記エンジンに過給システムを備えて構成されるハイブリッド車両の制御方法において、前記ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときに、前記エンジンクラッチ断状態にして、前記モータージェネレーターの動力のみを車両走行用の動力源として前記ハイブリッド車両を走行させるモーター単独走行に移行するとともに、前記エンジンを運転状態とし、前記ハイブリッド車両の走行状態に基づいて設定される目標過給圧力を前記エンジンにおける車両走行分の負荷の低減により低下させ、前記過給システムによる過給圧力が低下させた目標過給圧力に達するまで、前記モーター単独走行を継続する制御を行うことを特徴とする方法である。
また、上記のハイブリッド車両の制御方法において、前記過給システムによる過給圧力が前記目標過給圧力に達したときに、前記エンジンの動力を車両走行用の動力源として前記ハイブリッド車両を走行させるとともに、前記ハイブリッド車両に対する要求駆動力と前記モータージェネレーターに接続されるバッテリーの充電量に基づいて、前記モータージェネレーターの動力を車両走行用の動力源として前記エンジンの動力をアシストする制御を行うことを特徴とする方法である。
また、上記のハイブリッド車両の制御方法において、アクセル開度が増加したときに、前記ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときであると判定することを特徴とする方法である。
本発明のハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法によれば、車両の走行状態が加速状態に移行してから、過給システムによる過給圧力がハイブリッド車両の走行状態に基づいて設定される目標過給圧力に達するまで、エンジンを運転状態としながら(エンジン内に燃料を噴射して、過給システムによる過給圧力を上昇させながら)、モーター単独走行を行うので、車両の走行状態をモータージェネレーターにより維持しつつ、エンジンにおける車両走行分の負荷を低減して目標過給圧力を低下させることができ、過給システムによる過給の遅れを抑制することができる。その結果、従来技術のように、排気ガスの悪化(窒素酸化物(NOx)の発生量の増加)の抑制のために燃料噴射のタイミングを通常の燃料噴射のタイミングより遅らせる必要がなくなるので、燃料噴射のタイミングの遅れに伴う燃料噴射量の増加を抑制することができる。すなわち、排気ガスの悪化を抑制しつつ、燃費の悪化を抑制することができる。
また、過給システムによる過給圧力が目標過給圧力に達した後は、ハイブリッド車両に対する要求駆動力とバッテリーの充電量に基づいて、エンジンの動力のみを車両の走行用の動力源としてハイブリッド車両を走行させるエンジン単独走行を行うか、または、エンジンの動力とモータージェネレーターの動力(アシスト動力)の両方の動力を車両の走行用の動力源としてハイブリッド車両を走行させるモーターアシスト走行を行うので、ハイブリッド車両の燃費を最適化することができる。
また、アクセル開度が増加したときに、ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときであると判定するので、過給システムの立ち上がり(高過給状態への移行)のタイミングを最適に把握することができる。
本発明の実施形態からなるハイブリッド車両の構成図である。 本発明の実施形態からなるハイブリッド車両の制御方法を説明する制御フロー図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態からなるハイブリッド車両を示す。
このハイブリッド車両(以下「HEV」という。)は、普通乗用車又はバスやトラックなどの大型自動車であり、エンジン10、モータージェネレーター21及びトランスミッション30と、運転状態に応じて車両を複合的に制御するハイブリッドシステム20とを主に備えている。
エンジン10においては、エンジン本体11に形成された複数(この例では4個)の気筒12内における燃料の燃焼により発生した熱エネルギーにより、クランクシャフト13が回転駆動される。このエンジン10には、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンが用いられる。クランクシャフト13の一端は、エンジンクラッチ14(例えば、湿式多板クラッチなど)を介してモータージェネレーター21の回転軸22の一端に接続されている。
モータージェネレーター21には、発電運転が可能な永久磁石式の交流同期モーターが用いられている。このモータージェネレーター21の回転軸22の他端は、モータークラッチ15(例えば、湿式多板クラッチなど)を通じて、トランスミッション30のインプットシャフト31に接続されている。
トランスミッション30には、HEVの運転状態と予め設定されたマップデータとに基づいて決定された目標変速段へ自動的に変速するAMT又はATが用いられている。なお、トランスミッション30は、AMTのような自動変速式に限るものではなく、ドライバーが手動で変速するマニュアル式であってもよい。
トランスミッション30で変速された回転動力は、アウトプットシャフト32に接続されたプロペラシャフト33を通じてデファレンシャル34に伝達され、後輪である一対の駆動輪35にそれぞれ駆動力として分配される。
ハイブリッドシステム20は、モータージェネレーター21と、そのモータージェネレーター21に電気的に接続するインバーター23、高電圧バッテリー24、DC/DCコンバーター25及び低電圧バッテリー26とを有している。
高電圧バッテリー24としては、リチウムイオンバッテリーやニッケル水素バッテリーなどが好ましく例示される。また、低電圧バッテリー26には鉛バッテリーが用いられる。
DC/DCコンバーター25は、高電圧バッテリー24と低電圧バッテリー26との間における充放電の方向及び出力電圧を制御する機能を有している。また、低電圧バッテリー26は、各種の車両電装品27に電力を供給する。
このハイブリッドシステム20における種々のパラメーター、例えば、電流値、電圧値やSOCなどは、BMS28により検出される。
これらのエンジン10及びモータージェネレーター21を有するハイブリッドシステム20は、制御装置70を備え、この制御装置70により、ハイブリッドシステム20は制御される。具体的には、HEVの発進時や加速時には、ハイブリッドシステム20は高電圧バッテリー24から電力を供給されたモータージェネレーター21により駆動力の少なくとも一部をアシストする一方で、慣性走行時や制動時においては、モータージェネレーター21による回生発電を行い、プロペラシャフト33等に発生する余剰の運動エネルギーを電力に変換して高電圧バッテリー24を充電する。また、このHEVは、エンジンクラッチ14を断状態、かつ、モータークラッチ15を接状態にすることで、モータージェネレーター21のみを車両の走行用の動力源とする、いわゆるモーター単独走行が可能となる。
本発明のハイブリッド車両は、車両走行用の動力源であるエンジン10及びモータージェネレーター21と、制御装置70と、を有するハイブリッドシステム20を備えるとともに、エンジン10に過給システム(図示しない)を備えて構成される車両である。図1の構成では、トランスミッション30はモータークラッチ15を介してモータージェネレーター21に接続されており、このモータージェネレーター21は、エンジンクラッチ14を介してエンジン10と接続されている。
この過給システムとしては、一般的に、ターボチャージャーシステム(ターボ式過給システム)が用いられる。ターボチャージャーシステムとは、エンジン10の吸気通路(図示しない)にコンプレッサ(図示しない)を、排気通路(図示しない)にタービン(図示しない)を備えて、このタービンの回転動力がコンプレッサに伝達されるように、タービンとコンプレッサを連結するとともに、排気ガスのエネルギーによりタービンを回転させ、このタービンの回転に連動してコンプレッサを回転させることで、吸気通路を通過する吸気ガス(新気+EGRガス(排気再循環ガス))を圧縮して、エンジン10に送気するシステムである。
そして、制御装置70が、ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときに、エンジンクラッチ14を断状態にして、モータージェネレーター21の動力のみを車両走行用の動力源としてハイブリッド車両を走行させるモーター単独走行に移行するとともに、過給システムによる過給圧力Pがハイブリッド車両の走行状態に基づいて設定される目標過給圧力Ptに達するまで、エンジン10を運転状態としながら(エンジン10内に燃料を噴射して、過給システムによる過給圧力Pを上昇させながら)、モーター単独走行を継続する制御を行うように構成する。
ここで、ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するか否かの判定は、アクセル開度(車両の運転席に備えたアクセルペダル(図示しない)の踏込量)が増加するか否かにより行う。このアクセル開度としては、アクセル開度センサ(図示しない)の検出値を用いる。また、過給圧力Pとしては、例えば、エンジン10の吸気通路に過給圧力センサ(図示しない)を備えて、この過給圧力センサの検出値を用いる。
また、上記のハイブリッド車両において、制御装置70が、過給システムによる過給圧力Pが目標過給圧力Ptに達したときに、エンジンクラッチ14を断状態から接状態に切り替えて、エンジン10の動力を車両走行用の動力源としてハイブリッド車両を走行させるとともに、ハイブリッド車両に対する要求駆動力とモータージェネレーター21に接続される高電圧バッテリー(バッテリー)24の充電量(SOC)に基づいて、モータージェネレーター21の動力を車両走行用の動力源としてエンジン10の動力をアシストする制御を行うように構成する。
次に、このようなハイブリッド車両(HEV)の制御方法を、制御装置70の機能として図2に基づいて制御フロー図の形で以下に説明する。なお、制御装置70は、信号線(一点鎖線で示す)を通じて、モータージェネレーター21などの各部と接続している。
図2の制御フローについて説明する。図2の制御フローがスタートすると、ステップS10にて、ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するか否かの判定を行う。この判定方法については、上記した方法と同様の方法であるので省略する。ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行しないと判定するとき(NO)は、リターンに進んで、本制御フローを終了する。一方、ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行すると判定するとき(YES)は、ステップS20に進み、ステップS20にて、エンジン10を運転状態としながら、エンジンクラッチ14を断状態にして、モータージェネレーター21の動力のみを車両走行用の動力源としてハイブリッド車両を走行させるモーター単独走行に移行する。ステップS20の制御を実施後、ステップS30に進む。
ステップS30にて、過給システムによる過給圧力Pがハイブリッド車両の走行状態に基づいて設定される目標過給圧力Ptに達しているか否かを判定する。過給圧力Pが目標過給圧力Ptに達していないと判定するとき(NO)は、予め設定した制御時間の経過後、再度ステップS30の判定を行う。一方、過給圧力Pが目標過給圧力Ptに達していると判定するとき(YES)は、ステップS40に進み、ステップS40にて、エンジンクラッチ14を断状態から接状態に切り替えて、エンジン10の動力のみを車両の走行用の動力源としてハイブリッド車両を走行させるエンジン単独走行を行うか、または、エンジン10の動力とモータージェネレーター21の動力(アシスト動力)の両方の動力を車両の走行用の動力源としてハイブリッド車両を走行させるモーターアシスト走行を行う。このエンジン単独走行とモーターアシスト走行の選択は、ハイブリッド車両に対する要求駆動力と高電圧バッテリー24の充電量に基づいて行われる。ステップS40の制御を実施後、リターンに進んで、本制御フローを終了する。
以上のように、上記のハイブリッド車両を基にした、本発明のハイブリッド車両の制御方法は、エンジンクラッチ14を介して接続された車両走行用の動力源であるエンジン10及びモータージェネレーター21を有するハイブリッドシステム20を備えるとともに、エンジン10に過給システムを備えて構成されるハイブリッド車両の制御方法において、ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときに、エンジンクラッチ14を断状態にして、モータージェネレーター21の動力のみを車両走行用の動力源としてハイブリッド車両を走行させるモーター単独走行に移行するとともに、過給システムによる過給圧力Pがハイブリッド車両の走行状態に基づいて設定される目標過給圧力Ptに達するまで、エンジン10を運転状態としながら、モーター単独走行を継続する制御を行うことを特徴とする方法となる。
また、上記のハイブリッド車両の制御方法において、過給システムによる過給圧力Pが目標過給圧力Ptに達したときに、エンジンクラッチ14を断状態から接状態に切り替えて、エンジン10の動力を車両走行用の動力源としてハイブリッド車両を走行させるとともに、ハイブリッド車両に対する要求駆動力とモータージェネレーター21に接続されるバッテリー24の充電量に基づいて、モータージェネレーター21の動力を車両走行用の動力源としてエンジン10の動力をアシストする制御を行うことを特徴とする方法となる。
また、上記のハイブリッド車両の制御方法において、アクセル開度が増加したときに、ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときであると判定することを特徴とする方法となる。
本発明のハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法によれば、車両の走行状態が加速状態に移行してから、過給システムによる過給圧力Pがハイブリッド車両の走行状態に基づいて設定される目標過給圧力Ptに達するまで、エンジン10を運転状態としながら(エンジン10内に燃料を噴射して、過給システムによる過給圧力Pを上昇させながら)、モーター単独走行を行うので、車両の走行状態をモータージェネレーター21により維持しつつ、エンジン10より車両走行分の負荷を低減して目標過給圧力Ptを低下させることができ、過給システムによる過給の遅れを抑制することができる。その結果、従来技術のように、排気ガスの悪化(窒素酸化物(NOx)の発生量の増加)の抑制のために燃料噴射のタイミングを通常の燃料噴射のタイミングより遅らせる必要がなくなるので、燃料噴射のタイミングの遅れに伴う燃料噴射量の増加を抑制することができる。すなわち、排気ガスの悪化を抑制しつつ、燃費の悪化を抑制することができる。
また、過給システムによる過給圧力Pが目標過給圧力Ptに達した後は、ハイブリッド車両に対する要求駆動力とバッテリー24の充電量に基づいて、エンジン10の動力のみを車両の走行用の動力源としてハイブリッド車両を走行させるエンジン単独走行を行うか、または、エンジン10の動力とモータージェネレーター21の動力(アシスト動力)の両方の動力を車両の走行用の動力源としてハイブリッド車両を走行させるモーターアシスト走行を行うので、ハイブリッド車両の燃費を最適化することができる。
また、アクセル開度が増加したときに、ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときであると判定するので、過給システムの立ち上がり(高過給状態への移行)のタイミングを最適に把握することができる。
10 エンジン
11 エンジン本体
14 エンジンクラッチ(クラッチ)
20 ハイブリッドシステム
21 モータージェネレーター
24 高電圧バッテリー(バッテリー)
70 制御装置
P 過給圧力
Pt 目標過給圧力

Claims (6)

  1. 車両走行用の動力源であるエンジンと、車両走行用の動力源であるとともにエンジンクラッチを介して前記エンジンと接続されるモータージェネレーターと、制御装置と、を有するハイブリッドシステムを備えるとともに、前記エンジンに過給システムを備えて構成されるハイブリッド車両において、
    前記制御装置が、
    前記ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときに、
    前記エンジンクラッチ断状態にして、前記モータージェネレーターの動力のみを車両走行用の動力源として前記ハイブリッド車両を走行させるモーター単独走行に移行するとともに、前記エンジンを運転状態とし、
    前記ハイブリッド車両の走行状態に基づいて設定される目標過給圧力を前記エンジンにおける車両走行分の負荷の低減により低下させ、前記過給システムによる過給圧力が低下させた目標過給圧力に達するまで、前記モーター単独走行を継続する制御を行うように構成されるハイブリッド車両。
  2. 前記制御装置が、
    前記過給システムによる過給圧力が前記目標過給圧力に達したときに、
    前記エンジンの動力を車両走行用の動力源として前記ハイブリッド車両を走行させるとともに、前記ハイブリッド車両に対する要求駆動力と前記モータージェネレーターに接続されるバッテリーの充電量に基づいて、前記モータージェネレーターの動力を車両走行用の動力源として前記エンジンの動力をアシストする制御を行うように構成される請求項1に記載のハイブリッド車両。
  3. 前記制御装置が、
    アクセル開度が増加したときに、前記ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときであると判定するように構成される請求項1または2に記載のハイブリッド車両。
  4. 車両走行用の動力源であるエンジンと、車両走行用の動力源であるとともにエンジンクラッチを介して前記エンジンと接続されるモータージェネレーターとを有するハイブリッドシステムを備えるとともに、前記エンジンに過給システムを備えて構成されるハイブリッド車両の制御方法において、
    前記ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときに、
    前記エンジンクラッチ断状態にして、前記モータージェネレーターの動力のみを車両走行用の動力源として前記ハイブリッド車両を走行させるモーター単独走行に移行するとともに、前記エンジンを運転状態とし、
    前記ハイブリッド車両の走行状態に基づいて設定される目標過給圧力を前記エンジンにおける車両走行分の負荷の低減により低下させ、前記過給システムによる過給圧力が低下させた目標過給圧力に達するまで、前記モーター単独走行を継続する制御を行うことを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。
  5. 前記過給システムによる過給圧力が前記目標過給圧力に達したときに、
    前記エンジンの動力を車両走行用の動力源として前記ハイブリッド車両を走行させるとともに、前記ハイブリッド車両に対する要求駆動力と前記モータージェネレーターに接続されるバッテリーの充電量に基づいて、前記モータージェネレーターの動力を車両走行用の動力源として前記エンジンの動力をアシストする制御を行うことを特徴とする請求項4に記載のハイブリッド車両の制御方法。
  6. アクセル開度が増加したときに、前記ハイブリッド車両の走行状態が加速状態に移行するときであると判定することを特徴とする請求項4または5に記載のハイブリッド車両の制御方法。
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