JP5423047B2 - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5423047B2
JP5423047B2 JP2009043699A JP2009043699A JP5423047B2 JP 5423047 B2 JP5423047 B2 JP 5423047B2 JP 2009043699 A JP2009043699 A JP 2009043699A JP 2009043699 A JP2009043699 A JP 2009043699A JP 5423047 B2 JP5423047 B2 JP 5423047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal combustion
combustion engine
egr
power
open
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009043699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010195259A (ja
Inventor
隆志 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009043699A priority Critical patent/JP5423047B2/ja
Publication of JP2010195259A publication Critical patent/JP2010195259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5423047B2 publication Critical patent/JP5423047B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
内燃機関にEGRガスを還流させるEGR通路に配置されるEGR弁が開固着した場合に、減筒運転を行い運転気筒の吸入空気量を増量する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。これによると、内燃機関の1気筒当たりのEGRガス量を減少させ、EGR弁の開固着後も内燃機関の燃焼を良好に保つことができる。
特開2005−207285号公報 特開平9−25852号公報 特開平11−22561号公報
ところで、ハイブリッド車両では、EGR弁の開固着後も内燃機関の燃焼を良好に保つことが他の手法により達成できる。
本発明の目的は、ハイブリッド車両の制御装置において、EGR弁の開固着後も内燃機関の燃焼を良好に保つ技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
動力源となる内燃機関と、
動力源となるモータと、
前記内燃機関の排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り込み当該EGRガスを前記内燃機関の吸気通路へ還流させるEGR通路と、
前記EGR通路に配置され、前記EGR通路内を流通するEGRガス量を調節するEGR弁と、
前記EGR弁が開固着した場合に、前記モータだけが動力源として作動しているときの、前記内燃機関の要求動力で示される前記内燃機関を始動させる始動閾値を通常時よりも前記EGR弁の開固着時の開度が開き側である程高く設定する設定手段と、
を備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置である。
本発明では、EGR弁が開固着した場合に、モータだけが動力源として作動しているときの、内燃機関を始動させる始動閾値を通常時よりもEGR弁の開固着時の開度が開き側である程高く設定する。このため、通常時よりもEGR弁の開固着時の開度が開き側である程高く設定された始動閾値よりも低い動力で内燃機関の始動要求があっても内燃機関を始動できない。
ここで、内燃機関の始動要求動力が低い、例えば機関負荷が軽負荷の運転状態の場合には、もともと燃焼が弱いことに加えて、インテークマニホールドの圧力が低く負圧が大きい。このため、EGR弁が開固着したEGR通路から大量のEGRガスが導入されてしまい燃焼不安定になってしまう。
しかし、本発明であると、EGR弁が開固着したEGR通路から大量のEGRガスが導入されてしまう内燃機関の要求動力が低い場合に、内燃機関を始動させてしまうことがない。よって、本発明によると、内燃機関の始動時には内燃機関の要求動力が高いので、燃焼が弱くはないことに加えて、吸入空気量が多くインテークマニホールドの圧力が高くなる。このため、EGR弁が開固着したEGR通路から大量のEGRガスが導入されることはなく、燃焼が安定する。したがって、EGR弁の開固着後も内燃機関の燃焼を良好に保つことができる。ここで、始動閾値を高く設定する上げ幅は、EGR弁の開固着時の開度が開き側である程、高くするとよい。EGR弁の開固着時の開度が開き側である程、EGRガスが導入され易い。よって、始動閾値をより高く設定すると、内燃機関の始動時に燃焼がさらに弱くはなくなり、吸入空気量が多くなり吸気通路のインテークマニホールドの圧力がより高くなる。このため、EGR弁が開固着したEGR通路から大量のEGRガスが導入されることはなく、燃焼がより安定する。
本発明によると、ハイブリッド車両の制御装置において、EGR弁の開固着後も内燃機関の燃焼を良好に保つことができる。
実施例1に係るハイブリッド車両の概略構成を示す図。 実施例1に係る内燃機関の概略構成を示す図。 実施例1と従来に係る始動閾値と内燃機関の作動制御との関係を示す図。 実施例1に係る内燃機関の始動時の制御ルーチンを示すフローチャート。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本実施例に係るハイブリッド車両の制御装置を適用するハイブリッド車両100の概略構成を示す図である。図1に示すハイブリッド車両100は、車軸110、車輪120、ECU200、内燃機関300、モータジェネレータ(MG)400、モータ500、動力分割機構600、インバータ700、及びバッテリ800を備えている。
車軸110は、内燃機関300、モータジェネレータ400及びモータ500から出力された動力を車輪120に伝達するための軸である。車輪120は、車軸110を介して伝達される動力を路面に伝達する手段であり、図1においては左右一輪ずつ示されているが、実際には前後左右に一輪ずつ配置されハイブリッド車両全体で4つ備えられる。
ECU200は、ハイブリッド車両100の動作全体を制御する電子制御ユニットである。ECU200は、ROMに格納された制御プログラムに従って各種制御を実行する。
内燃機関300は、図2に示す気筒301を4つ有するガソリン内燃機関である。内燃機関300は、ハイブリッド車両100の動力源となる。なお、内燃機関300の詳細な構成については後述する。
モータジェネレータ400は、内燃機関300からの動力を用いた回生によって電気エネルギを発電させる発電機として機能する。モータジェネレータ400は、発電した電気エネルギをバッテリ800に充電したり、モータ500に供給したりする。また、モータジェネレータ400は、バッテリ800から供給された電気エネルギによって電動機として機能する場合もある。
モータ500は、バッテリ800から供給された電気エネルギやモータジェネレータ400から供給された電気エネルギによってハイブリッド車両100の動力源となる。モータ500は、内燃機関300の駆動力をアシスト(補助)する電動機として機能する。また、モータ500は、ハイブリッド車両100の動力を用いた回生によって電気エネルギを発電させる発電機として機能する場合もある。
なお、モータジェネレータ400及びモータ500は、例えば同期電動発電機として構成され、外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する三相コイルが巻回されたステータとを備える。またこれらは、他の形式のものであってもよい。
動力分割機構600は、内燃機関300の動力をモータジェネレータ400及び車軸110へ分配することができる遊星歯車機構である。
インバータ700は、バッテリ800から取り出した直流電気を交流電気に変換してモータジェネレータ400及びモータ500に供給する。また、モータジェネレータ400によって発電された交流電気を直流電気に変換してバッテリ800に供給する。さらに、モータ500によって発電された電気エネルギである交流電気を直流電気に変換してバッテリ800に供給する場合もある。
バッテリ800は、モータジェネレータ400及びモータ500を動作可能にする電気エネルギを供給する電気エネルギ供給源であり、供給する電気エネルギを充電可能な蓄電池である。
次に内燃機関300について説明する。図2は内燃機関300の概略構成を示す図である。内燃機関300は、図2に示す気筒301を4つ有する水冷式の4ストロークサイクル・ガソリン内燃機関である。
内燃機関300の気筒301内には、ピストン302が摺動自在に設けられている。気筒301内上部の燃焼室303には、吸気ポート304及び排気ポート305が接続されている。
吸気ポート304には、気筒301内の燃焼室303に燃料を供給する燃料噴射弁306が設けられている。燃料噴射弁306はECU200に電気的に接続されており、ECU200によって制御される。
吸気ポート304の燃焼室303への開口部は吸気弁307によって開閉され、排気ポート305の燃焼室303への開口部は排気弁308によって開閉される。吸気ポート304は吸気通路309に接続され、排気ポート305は排気通路310に接続されている。
排気通路310及び吸気通路309は、EGR通路311によって接続されている。EGR通路311は、排気通路310から排気の一部をEGRガスとして取り込み、吸気通路309へ当該EGRガスを還流(再循環)させる。このEGR通路311には、当該EGR通路311を流通するEGRガス量を制御するEGR弁312が配置されている。EGR弁312はECU200に電気的に接続されており、ECU200によってEGR弁312の開度が制御される。
内燃機関300には、クランクポジションセンサ315が設けられている。クランクポジションセンサ315は内燃機関300のクランクシャフトのクランク角を検出する。クランクポジションセンサ315はECU200に電気的に接続されており、クランクポジションセンサ315の出力値がECU200に入力される。そしてECU200はクランクポジションセンサ315の出力値に基づいて内燃機関300の機関回転数を算出する。
そしてECU200は、クランクポジションセンサ315、アクセルポジションセンサ130、車速センサ140、バッテリ800の充電量を検出するSOCセンサ150等の出力信号を受けて内燃機関300の運転状態を含むハイブリッド車両100の状態を判別
し、判別された状態に基づいてハイブリッド車両100を電気的に制御する。
図1のハイブリッド車両100においては、内燃機関300、モータジェネレータ400、及びモータ500の夫々の動力分配がECU200及び動力分割機構600により制御され、走行状態が制御される。以下に幾つかの状況に応じたハイブリッド車両100の動作について説明する。
ハイブリッド車両100の始動時においては、バッテリ800の電気エネルギを用いて駆動されるモータジェネレータ400が電動機として機能し、モータジェネレータ400の動力によって内燃機関300がクランキングされ内燃機関300が始動する。
ハイブリッド車両100の発進時には、SOCセンサ150の出力信号に基づいたバッテリ800の充電量に応じて2種類の態様を選択する。例えば、バッテリ800が十分蓄電されている発進時においては、モータジェネレータ400によってバッテリ800を充電する必要が無いため、内燃機関300は暖機のためだけに始動し、ハイブリッド車両100はモータ500の動力によって発進する。一方、バッテリ800があまり蓄電されていない発進時においては、内燃機関300の動力を用いたモータジェネレータ400の回生によって発電され、バッテリ800が充電されつつ、ハイブリッド車両100はモータジェネレータ400によって発電された電気エネルギを用いたモータ500の動力によって発進する。
ハイブリッド車両100が低速走行時や緩やかな坂を下っている軽負荷走行時には、内燃機関300を運転すると燃焼効率等の効率が悪くなるため、燃料噴射弁306からの燃料噴射が停止されて内燃機関300が停止され、ハイブリッド車両100はモータ500による動力のみで走行する(以下、EV走行という)。この際、バッテリ800があまり充電されていない場合には、内燃機関300がモータジェネレータ400を回生作動させるためだけに駆動され、内燃機関300の動力を用いたモータジェネレータ400の回生によってバッテリ800の充電を行ってもよい。
ハイブリッド車両100の通常走行時のように内燃機関300の燃焼効率等の効率が良好な運転領域においては、ハイブリッド車両100は主として内燃機関300の動力によって走行する。この際、内燃機関300の動力は、動力分割機構600によって2系統に分割され、一方は車軸110を介して車輪120に伝達され、他方はモータジェネレータ400を回生作動させ発電を行わせる。このとき発電された電気エネルギによってモータ500を駆動させ、モータ500によって内燃機関300の動力がアシストされる。この際バッテリ800があまり充電されていない場合には、内燃機関300の動力を上昇させて、内燃機関300のその上昇させた動力を用いたモータジェネレータ400の回生によって発電される電気エネルギを多くし、その電気エネルギの一部でバッテリ800の充電を行ってもよい。
ハイブリッド車両100の減速時には、車輪120から車軸110を介して伝達される動力を用いたモータ500の回生によってモータ500を発電機として作動させる。これにより車輪120の運動エネルギが電気エネルギに変換され、ハイブリッド車両100が減速されると共にバッテリ800が充電される(回生ブレーキ)。
以上のように動作が変更されるハイブリッド車両100においては、内燃機関300のEGR弁312が開いたまま閉じない開固着という異常が生じる場合がある。EGR弁312が開固着すると、EGR通路311を流通するEGRガス量が制御できなくなり、内燃機関300の燃焼耐性が低下してしまう。特に内燃機関300の機関負荷が軽負荷の運転状態といった内燃機関300に対する要求動力が低い場合には、もともと燃焼が弱いこ
とに加えて、吸気通路309のインテークマニホールドの圧力が低く負圧が大きい。このため、EGR弁312が開固着したEGR通路311から大量のEGRガスが導入されてしまい燃焼不安定になってしまう。
一方、ハイブリッド車両100では、内燃機関300が機関停止され、ハイブリッド車両100がモータ500による動力のみで走行するEV走行を行う場合がある。ハイブリッド車両100のEV走行中には、内燃機関300が機関停止されているため、EGR弁312が開固着していても問題なく走行可能である。
しかし、ハイブリッド車両100のEV走行は、バッテリ800からモータ500へ電気エネルギを供給するため、バッテリ800の電気エネルギの消耗を招いてしまう。
そこで、本実施例では、EGR弁312が開固着した場合に、モータ500(又はモータジェネレータ400)だけが動力源として作動しているEV走行のときの、内燃機関300の要求動力で示される内燃機関300を始動させる始動閾値(機関起動スレッシュ)を通常時よりも高く設定するようにした。
本実施例によると、EV走行しているときに、EGR弁312が開固着している場合には、内燃機関300を始動させる始動閾値を通常時よりも高く設定する。このため、通常時よりも高く設定された始動閾値よりも低い動力で内燃機関300の始動要求があっても内燃機関300を始動できない。つまり、本実施例であると、EGR弁312が開固着したEGR通路311から大量のEGRガスが導入されてしまう内燃機関300の要求動力が低い場合に、内燃機関300を始動させてしまうことがない。よって、本実施例によると、内燃機関300の始動時には内燃機関300の要求動力が高いので、燃焼が弱くはないことに加えて、吸入空気量が多く吸気通路309のインテークマニホールドの圧力が高くなる。このため、EGR弁312が開固着したEGR通路311から大量のEGRガスが導入されることはなく、燃焼が安定する。したがって、EGR弁312の開固着後も内燃機関300の燃焼を良好に保つことができる。
例えば、EGR弁312が開固着した場合に、EV走行しているときの、内燃機関300を始動させる始動閾値を通常時のままに設定すると、図3の破線に示すようになる。すなわち、通常時の始動閾値を超える、一時的な機関負荷が軽負荷となるような内燃機関300の運転状態が要求される場合であっても、内燃機関300が始動されてしまう。そうすると、内燃機関300が始動されて機関負荷が軽負荷となる運転状態の場合には、もともと燃焼が弱いことに加えて、吸気通路309のインテークマニホールドの圧力が低く負圧が大きい。このため、EGR弁312が開固着したEGR通路311から大量のEGRガスが導入されてしまい燃焼不安定になってしまう。
これに対し、本実施例のように、EGR弁312が開固着した場合に、EV走行しているときの、内燃機関300を始動させる始動閾値を通常時よりも高く設定すると、図3の実線に示すようになる。すなわち、通常時の始動閾値を超える、一時的な機関負荷が軽負荷となる内燃機関300の運転状態が要求される場合には、高く設定した始動閾値を超えないので、内燃機関300が始動されず、EV走行が継続される。そうすると、機関負荷が軽負荷となる内燃機関300の運転状態で内燃機関300を始動させないので、EGR弁312が開固着したEGR通路311から大量のEGRガスが導入されてしまうことを抑制できる。
ここで、始動閾値を高く設定する上げ幅は、EGR弁312の開固着時の開度が開き側である程、高くするとよい。EGR弁312の開固着時の開度が開き側である程、EGRガスが導入され易い。よって、始動閾値をより高く設定すると、内燃機関300の始動時
に燃焼がさらに弱くはなくなり、吸入空気量が多くなり吸気通路309のインテークマニホールドの圧力がより高くなる。このため、EGR弁312が開固着したEGR通路311から大量のEGRガスが導入されることはなく、燃焼がより安定する。
また、始動閾値を高く設定する上げ幅は、バッテリ800の充電量が多い程、高くするとよい。バッテリ800の充電量が少ない程、EV走行可能時間が短くなる。よって、バッテリ800の充電量が少ない場合には、始動閾値を高く設定する上げ幅を低くすることにより、内燃機関300の燃焼を安定させることよりも、内燃機関300を始動させて始動後の内燃機関300の動力の一部を用いたモータジェネレータ400の回生によってバッテリ800を充電することを優先させる。
また、本実施例では、始動閾値を通常時よりも高く設定した後に内燃機関300が始動した場合に、図3の実線に示すように、始動後の内燃機関300の動力の一部を用いたモータジェネレータ400の回生によってバッテリ800を充電するよう、始動後の内燃機関の動力を大きくするようにしてもよい。
本実施例によると、始動後の内燃機関300の動力を大きくするので、始動後の内燃機関300に要求される運転状態は機関負荷がより高負荷となる運転状態となる。よって、内燃機関300の要求動力がより高いので、燃焼がさらに弱くはなくなり、吸入空気量が多くなり吸気通路309のインテークマニホールドの圧力がより高くなる。このため、EGR弁312が開固着したEGR通路311からEGRガスがより導入され難くなり、燃焼がより安定する。また、同時に、モータジェネレータ400の回生によってバッテリ800を充電し、始動閾値を通常時よりも高く設定したことによりEV走行量が多くなって消耗したバッテリ800の電気エネルギを回復できる。
さらに、本実施例では、始動後の内燃機関300の動力の一部を用いたモータジェネレータ400の回生によってバッテリ800を充電する際のバッテリ800を充電する要求充電量を通常時よりも高くし、始動後の内燃機関300の動力をさらに大きくするようにしてもよい。
本実施例によると、始動後の内燃機関300の動力をさらに一層大きくするので、始動後の内燃機関300に要求される運転状態は機関負荷がより高負荷となる運転状態となる。よって、内燃機関の要求動力がより高いので、燃焼がさらに弱くはなくなり、吸入空気量が多くなり吸気通路309のインテークマニホールドの圧力がより高くなる。このため、EGR弁312が開固着したEGR通路311からEGRガスがより導入され難くなり、燃焼がより安定する。また、バッテリ800を充電する要求充電量を通常時よりも高くするので、早期にバッテリ800を充電できる。
次に、本実施例による内燃機関300の始動時の制御ルーチンについて説明する。図4は、本実施例による内燃機関300の始動時の制御ルーチンを示したフローチャートである。本ルーチンは、所定の時間毎に繰り返し実行される。
ステップS101では、ハイブリッド車両100がEV走行しているか否かを判別する。
ステップS101においてEV走行していると肯定判定された場合には、ステップS102へ移行する。ステップS101においてEV走行していないと否定判定された場合には、本ルーチンを一旦終了する。
ステップS102では、EGR弁312が開固着しているか否か判別する。例えばEG
Rガスの量が過剰に多くなり吸気通路309に配置された圧力センサの検出値が所望の値よりも大きくなる場合や、EGR弁312に設けられたEGR弁開度センサの検出値が所望の値と乖離したり一定のまま動かなくなったりする場合や、EGRガスの量が過剰に多くなり吸気通路309に配置された温度センサの検出値が所望の値よりも高くなる場合に、EGR弁312が開弁状態で固着したと判断できる。なお、EGR弁312が開固着しているとの判断は、予め本ルーチンに先立って行っておき、本ステップではその判別だけを行うとよい。
ステップS102においてEGR弁312が開固着していると肯定判定された場合には、ステップS103へ移行する。ステップS102においてEGR弁312が開固着していないと否定判定された場合には、本ルーチンを一旦終了する。
ステップS103では、始動閾値(機関起動スレッシュ)を通常時よりも高く設定する。高く設定する始動閾値は、予め決まっている。例えば、始動閾値を高く設定する上げ幅は、EGR弁312の開固着時の開度が開き側である程、高くする。また、始動閾値を高く設定する上げ幅は、バッテリ800の充電量が多い程、高くする。なお、ステップS101−S103の処理を実行するECU200が本発明の設定手段に相当する。
ステップS104では、内燃機関300が始動可能か否かを判別する。内燃機関300の始動要求動力がステップS103で設定した通常時よりも高い始動閾値を超える場合に内燃機関300を始動可能と判断する。
ステップS104において内燃機関300が始動可能であると肯定判定された場合には、ステップS105へ移行する。ステップS104において内燃機関300が始動可能ではないと否定判定された場合には、本ルーチンを一旦終了する。
ステップS105では、内燃機関300を始動する。
ステップS106では、バッテリ800の充電量が所定量よりも少ないか否かを判別する。所定量は、予め定められた量である。
ステップS106においてバッテリ800の充電量が所定量よりも少ないと肯定判定された場合には、ステップS107へ移行する。ステップS106においてバッテリ800の充電量が所定量以上であると否定判定された場合には、本ルーチンを一旦終了する。
ステップS107では、バッテリ800を充電する要求充電量を通常時よりも高く設定する。
ステップS108では、始動後の内燃機関300の動力を大きくし内燃機関300の動力の一部を用いてモータジェネレータ400によって回生を行う。この際、バッテリ800を充電する要求充電量はステップS107で通常時よりも高く設定されている。これにより、内燃機関300の目標動力がさらに大きくなり、始動後の内燃機関300の動力をさらに大きくできる。本ステップの処理の後、本ルーチンを一旦終了する。
以上説明した本ルーチンによれば、EGR弁312が開固着した場合に、EV走行しているときの、始動閾値を通常時よりも高く設定できる。これにより、通常時よりも高く設定された始動閾値よりも低い動力で内燃機関300の始動要求があっても内燃機関300を始動できなくする。
本発明に係るハイブリッド車両の制御装置は、上述の実施例に限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
100 ハイブリッド車両
200 ECU
300 内燃機関
309 吸気通路
310 排気通路
311 EGR通路
312 EGR弁
400 モータジェネレータ
500 モータ
800 バッテリ

Claims (1)

  1. 動力源となる内燃機関と、
    動力源となるモータと、
    前記内燃機関の排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り込み当該EGRガスを前記内燃機関の吸気通路へ還流させるEGR通路と、
    前記EGR通路に配置され、前記EGR通路内を流通するEGRガス量を調節するEGR弁と、
    前記EGR弁が開固着した場合に、前記モータだけが動力源として作動しているときの、前記内燃機関の要求動力で示される前記内燃機関を始動させる始動閾値を通常時よりも前記EGR弁の開固着時の開度が開き側である程高く設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
JP2009043699A 2009-02-26 2009-02-26 ハイブリッド車両の制御装置 Expired - Fee Related JP5423047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009043699A JP5423047B2 (ja) 2009-02-26 2009-02-26 ハイブリッド車両の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009043699A JP5423047B2 (ja) 2009-02-26 2009-02-26 ハイブリッド車両の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010195259A JP2010195259A (ja) 2010-09-09
JP5423047B2 true JP5423047B2 (ja) 2014-02-19

Family

ID=42820446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009043699A Expired - Fee Related JP5423047B2 (ja) 2009-02-26 2009-02-26 ハイブリッド車両の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5423047B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103732464B (zh) 2011-08-09 2016-12-14 丰田自动车株式会社 混合动力车辆的控制装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4379401B2 (ja) * 2005-09-15 2009-12-09 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010195259A (ja) 2010-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4535184B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
US9821795B2 (en) Hybrid vehicle and control method for hybrid vehicle
JP4301197B2 (ja) 車両の制御装置
US9573588B2 (en) Control device for hybrid vehicle
JP5554391B2 (ja) 排ガス発電機を備えたハイブリッド車両の制御装置および排ガス発電機を備えたハイブリッド車両の制御方法
US8843262B2 (en) Vehicle, method for controlling vehicle, and device for controlling vehicle
JP5929699B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5206819B2 (ja) 車両および車両用制御方法
JP5406270B2 (ja) 電動過給機を備えたハイブリッド車両の駆動方法、及び駆動装置
EP3517748B1 (en) Exhaust gas purification system for a hybrid vehicle
CN102883933A (zh) 混合动力车辆的控制装置及具有该控制装置的混合动力车辆
JP2007224848A (ja) 内燃機関の制御装置
US20190283730A1 (en) Control system for hybrid vehicle
JP2008155682A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4967737B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US9296384B2 (en) Vehicle and vehicle control method
KR102663987B1 (ko) 마일드 하이브리드 차량의 시동 제어 장치 및 그 방법
JP5012748B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5423047B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP6361684B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP5200801B2 (ja) ハイブリッド車両の制御装置
JP6759604B2 (ja) ハイブリッド車両及びハイブリッド車両の制御方法
JP2023040948A (ja) 車両の制御装置
JP2023044814A (ja) 制御装置
JP2008285096A (ja) ハイブリッド車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131111

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5423047

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees