JP2004092456A - ハイブリッド車の出力制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ターボチャージャ型の過給機15を備えたエンジン2と、エンジン2の駆動力を補助するモータ3とを備えたハイブリッド車1の出力制御装置10において、目標過給圧算出手段20がアクセル操作に応じて過給機15の目標過給圧を算出し、過給圧検出手段19が過給機15による実過給圧を検出し、モータトルク制御手段22が目標過給圧と実過給圧との差に基づいてモータ3のトルクを制御する
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターボチャージャ型の過給機を備えたエンジンと、該エンジンの駆動力を補助する電動機としての機能持つモータとを備えたハイブリッド車の出力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ターボチャージャ型の過給機を備えたエンジンが実用化されている。ターボチャージャ型の過給機とは、一般に排気ガスの圧力を利用してタービンを回し、そのタービンの回転力によりコンプレッサを駆動して圧縮空気をエンジンへ送り込むように働くエンジンの付随装置であり、エンジンの排気量と比較して相対的に大きな駆動力を得るためのものである。
【0003】
図4に示す従来のターボチャージャ型の過給機を備えたエンジンの出力制御を示す図を用いてその動作を説明すると、アクセルペダルが踏み込まれ(t4)スロットルバルブが開放されると、吸気圧が上昇する。しかしスロットルバルブが完全に開放された後でも、まだ排気ガスによるタービン回転の上昇に遅れがあるため、過給圧は充分に増加せず、暫くの間自然吸気による圧力値であるTmn付近の値をとる(t5)。その後タービンの回転が上昇するに連れて過給圧が徐々に増大して、それに伴い吸気圧も徐々に上昇し(t5〜t6間)、過給機が充分に機能する状態となる(t6)。エンジントルクの大きさは、吸気圧とほぼ比例するため、ほぼ吸気圧と同様の挙動を示し、アクセルペダルストロークが急激に変化しているにも関わらず、過給圧の増大遅れによりエンジントルクの増大は緩慢なものとなってしまう。
【0004】
上述のようにターボチャージャ型の過給機は、スロットルバルブを開放してから過給機が充分に機能するまでの時間的遅れ(ターボラグ)を構造的に内包しており、急激なアクセル操作に対して敏捷に反応することができない。そのためアクセル操作に対する車体の挙動の遅れが、運転者に違和感を与え、フィーリングを悪化させるという課題がある。
【0005】
このような課題を解決すべく、従来技術では、ターボラグに起因するエンジン出力の不足分を、エンジンのスロットル開度と回転数とに基づいて算出し、これを電動機の出力トルクで補うことで、ターボラグを解消できるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、エンジンのスロットル開度と回転数と過給圧とからエンジンが実際に出力するトルクを求め、スロットル開度とエンジン回転数とに基づく加速後のエンジントルクとの差から、付加すべき電動機の出力トルクを算出することで、ターボラグを解消する技術も知られている(同、特許文献1参照。)。
【0006】
また、ターボラグに起因するエンジン出力の不足分を、エンジンの吸入空気の流量と回転数とに基づいて算出された電動機の出力トルクで補うことで、ターボラグを解消できる技術も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−148388号公報(第2〜7頁)
【特許文献2】
特開2001−248491号公報(第2〜5頁、図3)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載の技術は、エンジンのスロットル開度センサと回転数センサとからの入力信号に基づき、予め設定されている対応マップを用いて過給機の作動特性を求め、その作動特性から不足トルク(電動機によって付加されるべき出力トルク)を算出して補助するものであるが、エンジンのスロットル開度及び回転数は過給機の過給動作のみに対応するパラメータではなく、他の要因による影響を受けやすいため、これら2つのパラメータから求められた過給機の作動特性が実情にそぐわない虞がある。
【0009】
また、エンジンのスロットル開度センサと回転数センサからの情報に基づいて加速後のエンジン出力トルクを算出し、過給圧センサとエンジンの回転数センサとからの情報に基づいて実エンジントルクを算出して、加速後のエンジン出力トルクと実エンジントルクとの差を不足トルクとして電動機で補助する場合には、過給機の過給動作に直接対応するパラメータである過給圧の情報を一旦エンジントルクの情報に変換した上で演算を行うため、不足トルクを算出する過程で誤差を生じやすい虞がある。
【0010】
また、特許文献2に記載の技術では、過給機が作動を始めるタイミングと出力を把握するパラメータとして、エンジンへ吸入される空気流量が用いられているが、この技術も上述の例と同様に、過給機の過給動作に直接対応するパラメータである吸入空気流量の情報を一旦エンジン出力に変換した上で演算を行っており、電動機の出力トルクを求める計算過程で誤差を生じやすい虞がある。
【0011】
本発明はこのような課題を鑑み創案されたもので、実過給圧と目標過給圧との差に基づいて電動機の出力トルクを算出することで実過給圧の立上り遅れに起因するエンジントルクのレスポンス遅れを正確に補償し、加速時のフィーリングの向上を図った、ハイブリッド車の出力制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の本発明のハイブリッド動力装置の出力制御装置は、ターボチャージャ型の過給機を備えたエンジンと、該エンジンの駆動力を補助する電動機としての機能持つモータとを備えたハイブリッド車の出力制御装置において、目標過給圧算出手段がアクセル操作に応じて該過給機の目標過給圧を算出し、過給圧検出手段が該過給機による実過給圧を検出し、モータトルク制御手段が該目標過給圧と該実過給圧との差に基づいて該モータのトルクを制御することを特徴としている。
【0013】
また、該目標過給圧算出手段が、アクセル操作量とエンジン回転数とに基づいて目標エンジントルクを算出し、該目標エンジントルクと該エンジン回転数とに基づいて該目標過給圧を算出するのも好ましく(請求項2)、さらにスロットル制御手段が、該目標エンジントルクと該エンジン回転数とに応じた開度にスロットルを制御するのも好ましい(請求項3)。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態を説明する。
図1〜図3は本発明の一実施形態としてのハイブリッド車の出力制御装置を示すもので、図1はこのハイブリッド車の全体構成を示す該略図であり、図2は本制御装置における制御動作を説明する図であり、図3は、本制御装置の制御判断を示すフローチャートである。
【0015】
本実施形態に係るハイブリッド車両1は主要装置として図1に示すように、エンジン2,モータ・ジェネレータ3,トランスミッション5,コントローラ(出力制御装置)10,過給機(ターボチャージャ)15等を備えている。
エンジン2は過給機15を搭載した一般的な内燃機関として構成され、その駆動トルクはエンジン出力軸2aを介してモータ・ジェネレータ3へ伝達され、モータ・ジェネレータ出力軸3a,クラッチ4,トランスミッション5及びディファレンシャル装置6を介して左右のドライブシャフト11a,11bへと伝達されて、駆動輪7を駆動するようになっている。またエンジン出力軸2aとモータ・ジェネレータ出力軸3aとは、モータ・ジェネレータ3内部において直接又はギアを介して連結され、一体回転するようになっている。
【0016】
過給機15はエンジン2の排気管16を通る排気の圧力を利用してタービンを回転させることにより、タービンに連結されたコンプレッサを回転させて、吸気管17からコンプレッサ内に導入される吸気を過給するように機能する。
モータ・ジェネレータ3はモータとしての機能とジェネレータとしての機能を併せ持っており、ジェネレータとして機能する時には、エンジン出力軸2aから入力されたトルクを利用して発電を行い、図示しないバッテリへ充電するようになっている。またモータとして機能する時には、図示しないバッテリの電力を利用して駆動力を発生させ、エンジン出力軸2aから入力されたトルクにモータによるトルクを付加してモータ・ジェネレータ出力軸3aへと出力するようになっている。モータ・ジェネレータ出力軸3aは、断接可能なクラッチ4を介してトランスミッション5へ接続されている。
【0017】
コントローラ10は、エンジン2及びモータ・ジェネレータ3を協調制御するための制御装置であり、その内部には図示しない各種センサ,入出力装置,制御プログラムや制御マップ等の記憶に供される記憶装置(ROM,RAM等),中央処理装置(CPU)及びカウンタ等を備えて構成されている。また、コントローラ10の外部入力側には、アクセルペダル9の操作量を検出するアクセルペダルストロークセンサ13,エンジン回転数を検出するエンジン回転速度センサ14,過給圧を検出する過給圧センサ(過給圧検出手段)19等が接続され、コントローラ10の外部出力側にはスロットルバルブ18等が接続されている。
【0018】
次に本実施形態の出力制御装置の要部について説明すると、本制御装置はエンジン2の目標過給圧と実過給圧との差に基づいてモータ補償トルクを制御して、エンジントルクの過給機15によるレスポンス遅れを正確に補償しようとするものであり、コントローラ10は目標過給圧算出部(目標過給圧算出手段)20とスロットル制御部(スロットル制御手段)21とモータトルク制御部(モータトルク制御手段)22とを備え、上記各種センサ13,14,19等の情報に基づき、図3に示すフローチャートに従って、スロットルバルブ18とモータ・ジェネレータ3とを制御している。
【0019】
以下図3に示すフローチャートを用いて、目標過給圧算出部20,スロットル制御部21及びモータトルク制御部22により行われる制御について具体的に説明する。なお、この処理は、コントローラ10内部で処理されているメインルーチンに従属するサブルーチンとなっているため、適宜繰り返して処理が行われるようになっている。
【0020】
ステップS10ではまず、アクセル操作量,エンジン回転数(Ne)及び過給圧(Pr)のデータを取り込む。アクセル操作量はアクセルペダルストロークセンサ13から、エンジン回転数(Ne)はエンジン回転速度センサ14から、過給圧(Pr)は過給圧センサ19からそれぞれデータを取り込む。
次のステップS20では、ステップS10で得られたアクセル操作量とエンジン回転数(Ne)とから、予め用意された図示しないマップに基づいて目標エンジントルク(Tt)を算出する。
【0021】
ステップS30では、ステップS20で算出された目標エンジントルク(Tt)とエンジン回転数(Ne)とから、目標エンジントルク(Tt)に相当するエンジントルクを得るための目標スロットル開度を決定する。そしてステップS40で、目標スロットル開度の通りに実際にスロットルバルブ18を制御する。
ステップS50では、エンジン回転数(Ne)と目標エンジントルク(Tt)とから、予め用意されたマップに基づいて目標エンジントルク(Tt)に相当するエンジントルクを得るための目標過給圧(Pt)を算出する。そしてステップS60では、ステップS50で算出した目標過給圧(Pt)に以下の式に従うフィルタ処理を施して最終的な目標過給圧(Pc)を決定する。
【0022】
Pc(n)=(1−K)・Pt+K・Pc(n−1) ・・・ (1)
(ただし、0<K≦1)
【0023】
上記式(1)において、nはコントローラ10内部の図示しないカウンタによって与えられる定数であり、Pc(n−1)は、各々のターンでこのステップが繰り返し算出する目標過給圧(Pc)のうち直前のターンで算出された目標過給圧(Pc)を表している。また、KはステップS10で取り込まれたエンジン回転数(Ne)とステップS20で算出された目標エンジントルク(Tt)とによって定められる定数であり、Pc(n−1)とPtとからPc(n)を算出する時の一定の偏りを表している。つまり、このステップS60は、偏りKを持ったフィルタ制御として機能している。これは、エンジン2の出力系の応答性に対してモータ・ジェネレータ3の出力系の応答性のほうが良いため、後述する目標過給圧(Pc)に応じたモータ・ジェネレータ3の出力制御の応答性をエンジン出力系の応答性とマッチングさせるためのものである。
【0024】
ステップS70では、前ステップでフィルタ処理された後の目標過給圧(Pc)とステップ10で取り込まれた実過給圧(Pr)との差(ΔP)を以下の式に従ってに算出する。
ΔP=Pc(n)−Pr ・・・ (2)
そして、ステップS80では、ステップS70で算出されたΔPとステップS10で取り込まれたエンジン回転数(Ne)とから、予め用意された図示しないマップに基づいてモータ補償トルク(ΔTmg)を決定する。
【0025】
そして、ステップS90で、ステップS80で決定したモータ補償トルクΔTmgを目標モータトルクとして設定して、このルーチンを終了する。
以上のような制御により、本発明装置によれば、次のような作用及び効果が得られる。以下、図2を参照しながら本制御装置の作用及び効果について説明する。
【0026】
図2の本制御装置の出力制御動作を示す図にあるように、アクセルペダル9が踏み込まれ(t1)スロットルバルブ18が開放されると、吸気圧が上昇し、それに伴ってエンジントルクも上昇する。スロットルバルブ18が完全に開放されても、まだ排気ガスによるタービン回転の上昇に遅れがあるため、吸気圧は充分に増加せず、しばらくの間自然吸気による圧力値である上昇Tmn付近の値をとる(t2)。一方で、コントローラ10内部で目標過給圧算出部20が目標過給圧を算出するとともにフィルタ処理を行い、過給圧センサ19で検出された実過給圧との演算が行われる。この演算に使用される実過給圧は、過給圧センサ19が検出したそのままの値であり、過給機15の過給動作に直接対応するパラメータであるため、過給遅れの状態を非常に正確に演算することができる。そしてその正確な演算結果に基づいて、過給遅れによって生じるトルクの不足分を補うためのモータ補償トルクΔTが算出される。そしてモータトルク制御部22がこのモータ補償トルクΔTに基づいてモータ・ジェネレータ3をモータ駆動させ、モータトルクが算出されたモータ補償トルクΔTになるように制御が行われる。
【0027】
ここで、エンジントルクは吸気圧の大きさに比例した大きさで増加するため、過給圧の立上り遅れにより図2に示されるように変化するが、モータ・ジェネレータ3によって付加されるモータ補償トルクΔTがエンジントルクに加算されるため、図2に示されるようにパワープラントトルクは迅速に立上るので、パワープラント全体として、エンジントルクのレスポンス遅れ(ターボラグ)を正確に補償することができる。
【0028】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態では、目標過給圧算出手段として目標過給圧算出部20がエンジン回転数(Ne)と目標エンジントルク(Tt)とから目標過給圧(Pt)を算出するようになっているが、エンジンの状態を把握するための別の指標を用いて目標過給圧(Pt)を求めるように構成しても良い。
【0029】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の本発明のハイブリッド車の出力制御装置によれば、ターボチャージャ型の過給機を備えたエンジンと、該エンジンの駆動力を補助する電動機としての機能持つモータとを備えたハイブリッド車の出力制御装置において、アクセル操作に応じて該過給機の目標過給圧を算出する目標過給圧算出手段と、該過給機による実過給圧を検出する過給圧検出手段とを備え、該目標過給圧と該実過給圧との差に基づいて該モータのトルクを制御するため、過給機の過給動作に直接対応するパラメータである過給圧を基づいて正確に捉えた過給遅れからモータのトルクを算出することができ、エンジントルクのレスポンス遅れ(ターボラグ)を正確に補償することができる。また、エンジントルクのレスポンス遅れ(ターボラグ)を正確に補償することで、運転者のフィーリングを向上させることができる。
【0030】
また、請求項2記載の本発明のハイブリッド車の出力制御装置によれば、請求項1による効果に加えて、該目標過給圧算出手段は、アクセル操作量とエンジン回転数とに基づいて目標エンジントルクを算出し、該目標エンジントルクと該エンジン回転数とに基づいて該目標過給圧を算出するため、実過給圧との比較・演算が容易にできる目標過給圧を算出することができる。また、従来のセンサや制御装置を用いて目標過給圧を算出できるため、コスト面で有利である。
【0031】
また、請求項3記載の本発明のハイブリッド車の出力制御装置によれば、請求項2による効果に加えて、該目標エンジントルクと該エンジン回転数とに応じた開度にスロットルを制御するスロットル制御手段を備えるため、エンジンの駆動状態に応じた適切なスロットル制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるハイブリッド車の全体構成を示す概略図である。
【図2】本発明の実施形態にかかるハイブリッド車の出力制御動作を示す図である。
【図3】本発明の実施形態にかかるハイブリッド車の出力制御装置の制御判断を示すフローチャートである。
【図4】従来の過給機を搭載したエンジンの出力制御動作を示す図である。
【符号の説明】
1 ハイブリッド車両
2 エンジン
3 モータ・ジェネレータ
10 コントローラ
15 過給機(ターボチャージャ)
19 過給圧センサ(過給圧検出手段)
20 目標過給圧算出部(目標過給圧算出手段)
21 スロットル制御部(スロットル制御手段)
22 モータトルク制御部(モータトルク制御手段)
Claims (3)
- ターボチャージャ型の過給機を備えたエンジンと、該エンジンの駆動力を補助する電動機としての機能を持つモータとを備えたハイブリッド車の出力制御装置において、
アクセル操作に応じて該過給機の目標過給圧を算出する目標過給圧算出手段と、
該過給機による実過給圧を検出する過給圧検出手段と、
該目標過給圧と該実過給圧との差に基づいて該モータのトルクを制御するモータトルク制御手段とを備えたことを特徴とする、ハイブリッド車の出力制御装置。 - 該目標過給圧算出手段は、アクセル操作量とエンジン回転数とに基づいて目標エンジントルクを算出し、該目標エンジントルクと該エンジン回転数とに基づいて該目標過給圧を算出することを特徴とする、請求項1記載のハイブリッド車の出力制御装置。
- 該目標エンジントルクと該エンジン回転数とに応じた開度にスロットルを制御するスロットル制御手段を備えることを特徴とする、請求項2記載のハイブリッド車の出力制御装置。
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