JP6759394B2 - 給水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の給水先に給水する給水装に関する。
集合住宅などへ送水する給水装置において、インバータにより、ポンプ装置を駆動するモータの回転速度を制御するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば給水装置は、吸込側の流路が受水槽に接続され、吐出側の流路が分岐して複数の給水先の水道機器に接続される。給水装置において、吐出圧力一定制御方式や推定末端圧一定制御方式等の圧力フィードバック制御を行っている。例えばポンプを複数備え、複数のポンプの吐出口を連通管により連通させ、当該連通管に配置された圧力センサにより吐出圧力を検出し、検出した吐出圧力が所定の目標圧力になるように、モータへの出力周波数を制御している。また、各ポンプの吐出側には、逆止弁と流量センサが設けられ、流量が所定の停止流量以下となるとポンプを停止するように制御している。
特開2016−217195号公報
複数のポンプ装置を有する給水装置において、例えば高低差のある複数の階層に給水先がある場合、最上階の末端の給水先に送水することを前提として、給水先の建物の最上階層の地上高さに基づいて設定される目標圧力にて、個々のポンプ装置のフィードバック制御を行っている。このような給水装置において、省エネルギー効果を向上する技術が求められている。
本発明が解決しようとする課題は、省エネルギー効果の高い給水装を提供することである。
一形態にかかる給水装置は、複数のポンプ装置と、前記ポンプ装置の吐出側にそれぞれ配される複数の個別吐出流路と、複数の前記個別吐出流路を連通する連結流路とを有する吐出流路と、を備える給水ユニットを、複数備え、複数の前記給水ユニットの前記吐出流路は、高さの異なる複数の給水ゾーンに、それぞれ接続されるとともに、複数の前記給水ユニットは交換可能に構成された制御部をそれぞれ備え、複数の前記給水ユニットの前記吐出流路は互いに開閉可能に連通され、ユーザーの操作によって前記制御部の運転方式を切替え可能な切替え部と、いずれかの前記制御部が制御不能である場合に報知する報知部と、を備える
本発明によれば、省エネルギー効果の高い給水装置を提供できる。
本発明の第1実施形態にかかる給水装置の構成を示す説明図。 同給水装置の構成を示す断面図。 同給水装置の構成を示す側面図 同給水装置の構成を示す平面図。 同給水装置の制御盤の構成を示す説明図。 同給水装置の設定条件を示す説明図。 同給水装置の電源容量、揚程及び消費電力の関係を示す説明図。 他の実施形態にかかる給水装置の構成を示す説明図。 他の実施形態にかかる給水装置の構成を示す説明図。 他の実施形態にかかる給水装置の構成を示す説明図。 他の実施形態にかかる給水装置の構成を示す説明図。
以下、本発明の第1実施形態に係る給水装置について、図1乃至図5を用いて説明する。図1乃至図5は本発明の第1実施の形態に係る給水装置の構成を示す。図1は給水装置の構成の説明図であり、階数と揚程の対応関係を併せて示している。図2は給水装置の構成を示す断面図、図3は側面図、図4は平面図である。図5は給水装置の制御盤の構成を示すブロック図である。なお、説明のため、各図において適宜構成を省略して示している。
図1乃至図5に示すように、給水装置1は例えば直結給水装置であり、架台11と、複数のポンプ装置12と、配管ユニット13と、複数のインバータ43や複数の制御基板42を収容する制御盤14と、を備える。例えば本実施形態において、複数の階層にそれぞれ複数の給水先としての水道機器18aが設けられ、これらの給水先を高さの異なる複数のゾーンZxに分け、各ゾーンZxに対してそれぞれ給水ユニット10が設けられる。例えば本実施形態においては、複数の給水先のうち低層の給水先を第1ゾーンZ1とし、高層の給水先を第2ゾーンZ2として2つに分け、各ゾーンZ1,Z2にそれぞれ送水管18A,18Bを配し、これらの送水管18A,18Bにそれぞれ給水ユニット10A、10Bが接続される。すなわち、給水装置1において、2系統の送水管18A,18Bは、各給水ユニット10A、10Bから、各ゾーンZ1,Z2において複数の階層に分岐し、さらに各階層において複数に分岐して、複数の給水先の水道機器18aに接続される。
本実施形態において、給水装置1は、共通の架台11に搭載された2系統の給水ユニット10A、10Bを備え、それぞれの給水ユニット10A、10Bに、それぞれポンプ装置12A,12Bが2台ずつ設けられる。給水装置1の一次側は、例えば水位検出器17aが設けられた受水槽17を介して、あるいは直接、水道配管に接続される。給水装置1の各給水ユニット10A,10Bの二次側は、高さの異なる複数のゾーンZ1、Z2にそれぞれ配される送水管18A,18Bに、それぞれ接続される。本実施形態において、一例として、給水ユニット10Aを低層ゾーンに接続される低圧ユニット、給水ユニット10Bを高層ゾーンZ2に接続される高圧ユニットとする。
架台11は、複数のポンプ装置12A、12B、配管ユニット13、及び制御盤14、を所定の設置箇所に支持する防振架台である。
各ポンプ装置12A,12Bは、モータ21A,21Bと、モータ21A,21Bに接続されたインペラを有する1段または複数段のポンプ部22A,22Bと、を備え、流体を増圧して二次側に圧送する。本実施形態においては給水先を低層側と高層側の2つのゾーンZ1,Z2に分け、各ゾーンZ1,Z2にそれぞれ対応する2系統の給水ユニット10A、10Bに、それぞれ2台ずつ、計4台のポンプ装置12A、12A、12B、12Bが、架台11上に横置きで第1方向に並んで設置されている。
モータ21A,21Bは例えばブラシレスモータである。モータ21A,21Bはケーブルによって制御盤14に接続される。モータ21A,21Bは複数のインバータ43A、43Bを介して制御基板42A,42Bに接続され、制御基板42A,42Bに搭載された制御部50A,50Bの制御によって回転数制御される。
ポンプ部22A,22Bは、例えば1以上のインペラと、ポンプ吸込口22a及びポンプ吐出口22bを備えるケーシングと、を備えるタービンポンプである。
ポンプ装置12A,12Bは、モータ21A,21Bの回転に伴ってケーシング内ンペラが回転することにより、水道配管に接続されたポンプ吸込口22aから液体を吸込み、給水先に接続されるポンプ吐出口22bから吐出する。複数のポンプ装置12A、12Bとして、例えば集合住宅全体の瞬間最大給水量をQmaxとした場合に、第xゾーン用の給水ユニット10A,10Bの設定圧力Px時の最大給水量QxがQx=Qmax/Z以上のポンプ装置を用いる。また、本実施形態において、第xゾーン用の給水ユニット10A,10Bの設定圧力Px時の最大給水量Qxを、Qx=1.2xQmax/Z未満とした。すなわち個々のポンプ装置12は、設定圧力Pxの時に、最大給水量が、要求される瞬間最大給水量をゾーン数で除した値の120%が確保できる性能を有していれば、ポンプ装置の性能のばらつきと経年劣化、集合住宅の需要の推定誤差を考慮しても、給水に支障はないため、Qxは1.2xQmax/Z未満とすることができる。
配管ユニット13は、各ポンプ装置12A,12Bの一次側に接続された複数の吸込側配管31と、各ポンプ装置12A,12Bの二次側に接続された吐出側配管32と、を備える。
吸込側配管31は、一端が例えば受水槽17を介して水道配管に接続され、他端側が複数のポンプ装置12A,12Bの吸込口22aに接続される。
一対の吐出側配管32A,32Bは各給水ユニット10A,10B毎、すなわちゾーンZ1,Z2毎に、それぞれ設けられている。各吐出側配管32A、32Bは、複数のポンプ装置12A,12Bのポンプ吐出口22bの二次側にそれぞれ配される複数の個別吐出管33A、33Bと、同じ給水ユニット10A、10Bにおける一対の個別吐出管33A、33Bをそれぞれ連結する合流管34A、34Bと、を備える。本実施形態において、2本の吐出側配管32A,32Bが各ゾーンZ1,Z2にそれぞれ設けられ、ゾーンZ1に設けられたポンプ装置12A,12Aの個別吐出管33A、33Aが、合流管34Aによって接続され、ゾーンZ2に、設けられたポンプ装置12B、12Bの個別吐出管33B,33Bが、合流管34Bによって接続されている。
個別吐出管33A、33Bは、それぞれ2本設けられ、一端側が複数のポンプ装置12A,12Bのポンプ吐出口22bに接続され、他端側は合流管34A、34Bに連続している。各2本、計4本の個別吐出管33A,33Bには、それぞれ、流量センサ35A、35B、逆止弁36A、36B、ボール弁37A、37B(開閉弁)が設けられている。
各給水ユニット10A,10Bの合流管34A,34Bはそれぞれ、各給水ゾーンZ1,Z2の送水管18A,18Bに接続される。
送水管18A,18Bは、各ゾーンZ1,Z2において複数に分岐して個々の水道機器18aにそれぞれ接続される。本実施形態においては、各ゾーンZ1,Z2には11階層ずつ、各階層にそれぞれ8つの給水先18が設けられる。
合流管34A,34Bには、圧力センサ38A,38B、及びアキュムレータ39A,39Bが設けられている。
言い換えると、高さの異なる複数の複数の給水先を高層から低層に至る複数のゾーンに分割し、各給水ユニット10A,10Bの吐出側の合流管34A,34Bとゾーン毎の送水管18A,18Bを個別に接続している。
流量センサ35A、35Bは、各ポンプ吐出口22bの二次側における個別吐出管33の所定箇所にそれぞれ設けられている。流量センサ35A、35Bは、例えば磁石が設けられた羽根車を備え、磁石に接続されたホールICにて流量検出を行う回転式のセンサである。流量センサ35A,35Bは、信号線を介して制御部50A,50Bに接続され、検出した流量信号を制御部50A,50Bに送信する。
逆止弁36A,36Bは、各個別吐出管33A,33Bの、流量センサ35A,35Bの二次側であって合流管34A,34Bとの合流部よりも一次側に、それぞれ設けられている。逆止弁36A,36Bは、個別吐出管33A,33B内の流路の流れを、一次側から二次側に向かう1方向となるように規制する。
ボール弁37A,37Bは、各個別吐出管の、流量センサ35A,35B及び逆止弁36A,36Bよりも二次側であって合流管34A,34Bとの合流部よりも一次側に、それぞれ設けられている。ボール弁37A,37Bは回転により流路を開閉するボールと、ボールを回転させるレバーと、を備え、レバーの回動操作によって、流路を開閉する開閉弁である。
圧力センサ38A,38Bは、合流管34A,34Bの所定箇所に設けられている。圧力センサ38A,38Bは、例えばダイヤフラム式のセンサであり、各ポンプ装置12の、合流管34A,34Bに設けられ、合流点よりも吐出側の流路の圧力を検出する。圧力センサ38A,38Bは、信号線を介して制御盤14の制御部50A,50Bに接続され、検出した圧力信号を制御部50A,50Bに送信する。
アキュムレータ39A,39Bは、例えば合流管34の所定位置に接続され、合流点よりも二次側において圧力を蓄積する。
圧力センサ38A、38B及びアキュムレータ39A,39Bは、各給水ユニット10A、10B毎に、1つずつ、それぞれ設けられる。
水道機器18aは例えば蛇口等であり、例えば高さの異なる複数の階層の各階層に、それぞれ複数設けられている。本実施形態においては、一例として22階の建物において、各階において8つの給水先に分岐している。22階を2分割して11階ずつ、2つのゾーンZ1,Z2に分ける例を示す。
制御盤14は、制御ボックス41と、制御ボックス41内にそれぞれ給水ユニット10A、10B毎に設けられた、制御基板42A,42B、複数のインバータ43A,43B、漏電遮断器44A,44B、直流リアクトル45A,45B、ノイズフィルタ基板46A,46B、等の各主制御機器と、集合端子台47と、電源基板48と、報知部としての一対の表示部49と、を備える。さらに制御盤14には拡張基板が設けられていてもよい。
制御盤14内において、一方の制御基板42Aは低層ゾーンZ1、他方の制御基板42Bが高層ゾーンZ2用に設けられており、低層用の制御基板42Aには低層用の2台のポンプ装置12A,12Aに接続される一対のインバータ43A、43Aが接続され、高層用の制御基板42Bには、高層用の2台のポンプ装置12B,12Bにそれぞれ接続される一対のインバータ43B,43Bが接続される。ここで、インバータ43A,43Bは出力が異なり、例えば低層用(低圧用)のインバータ43Aの出力は35kwとし、高層用(高圧用)のインバータ43Bの出力は74kwのものを用いた。
制御基板42A,42Bは、回路基板であり、例えば記憶装置としてのRAM・ROMや、制御部50A,50B等の各種制御機器が搭載されている。
集合端子台47は例えば2つの給水ユニット10A,10B用に共通で1つ設けられている。集合端子台47はノイズフィルタ基板46Aを介して制御基板42Aに、ノイズフィルタ基板46Bを介して制御基板42Bに接続されている。
記憶装置は、例えばプログラムメモリやRAM、書き換え可能なROMを備える。記憶装置には、例えば、制御に必要な情報として、各種プログラム、算出式、データテーブル、基準値、閾値等が記憶されている。
制御部50A,50Bは例えばプロセッサを備える。制御部50A,50Bは、流量センサ35A,35Bや圧力センサ38A,38B等の各種検出装置に接続され、これらの検出装置によって検知した情報に基づき、予め記憶装置に記憶された各種プログラムに従って、複数のポンプ装置12の動作を制御する。具体的には、制御部50A,50Bは、インバータ43A、43Bに制御信号を送信し各ポンプ装置12に対応するインバータ43A、43Bを制御する。
なお、本実施形態において、水位検出器17aは2つの制御基板42A,42Bのうち、一方の制御基板42Aにのみ接続されている。また、一対の制御基板42A、42Bは、互いに通信可能に接続されている。例えば一方の制御基板42Aからの渇水信号(渇水情報)のb点出力は他方の制御基板の電極コモン端子とON電極端子に接続され、制御基板42A,42B間で、渇水信号の送受信が可能に構成されている。したがって、一方の制御基板42Aの制御部50Aを介して、他方の制御基板42Bの制御部50Bによる運転制御を開始することが可能に構成されている。
例えば制御部50A,50Bは、各種センサによって検出される検出値に基づき、各種の演算処理を行い、インバータ43A,43Bの周波数制御により、ポンプ装置12A,12Bのモータ21A,21Bを変速運転し、または停止させる。具体的には、制御部50A,50Bは、圧力センサ38A,38Bで検出される吐出圧力が所定の目標圧力になるように、圧力フィードバック制御にて、回転数制御及び運転停止制御をする。
インバータ43A,43Bは、信号線によってポンプ装置12A、12Bのモータ21A,21Bに電気的に接続されている。インバータ43Aは制御部50Aからの制御信号に応じた所定の周波数を出力することで、2台のポンプ装置12Aのモータ21Aを所定の回転速度で回転させる。インバータ43Bは制御部50Bからの制御信号に応じた所定の周波数を出力することで、2台のポンプ装置12Bのモータ21Bを所定の回転速度で回転させる。
表示部49は、警報や装置の状態等の各種の情報を表示する表示パネルを備える。
次に、本実施形態にかかる給水装置1の制御方法について、説明する。本実施形態において、給水先は、高さに応じて低層の第1ゾーンZ1,高層の第2ゾーンZ2の2つのゾーンに分けられている。各ゾーンZ1,Z2は吐出側配管32を介してそれぞれ2台のポンプ装置12に接続されている。
給水装置1において、制御部50Aは、合流管34Aに配置された圧力センサ38Aにより吐出圧力を検出する。また、制御部50Aは、各ポンプ装置12Aの吐出側に備えた流量センサ35Aにより、ポンプ装置12Aの給水量を検出し、制御部50Bは、合流管34Bに配置された圧力センサ38Bにより吐出圧力を検出する。また、制御部50Bは、ポンプ装置12Bの吐出側に備えた流量センサ35Bにより、ポンプ装置12Bの給水量を検出する。
さらに、一方の給水ユニット10Aの制御部50Aは、受水槽17に設けられた水位検出器17aにより、渇水信号を検出し、他方の給水ユニット10Bの制御部50Bに渇水信号を送出する。
各制御部50A,50Bは、各種運転条件に基づいて、ポンプ装置12A、12Bを運転する。例えば制御部50A、50Bは、外部入力指示や各種検出条件に基づき、ポンプ装置12A、12Bを運転する指示を検出すると、ポンプ装置12A、12Bの運転を開始する。例えば、制御部50Aは、水位検出器17aからの信号に基づき2台のポンプ装置12Aの交互運転制御を開始するとともに、他方の制御基板42B(制御部50B)へ、運転開始指令を送ることで、他方の制御部50Bによる2台のポンプ装置12Bの交互運転制御を開始させる。
制御部50A,50Bは、通常運転処理として、流量センサ35A,35Bや圧力センサ38A,38B等の各種検出装置で検出した圧力及び流量値を検出し、流量や圧力に基づくフィードバック制御を行う。具体的には、制御部50A,50Bは、各2台ずつのポンプ装置12A、12Bについて、対応する給水ゾーンZ1,Z2に接続される吐出流路で検出される検出圧力と、対応する給水ゾーンZ1,Z2に応じてそれぞれ設定される目標圧力P1、P2に基づいて、各インバータ43A,43Bに制御信号を出力することで、ポンプ装置12A、12Bを駆動する。
インバータ43A,34Bは制御信号に応じた所定の周波数を出力することで、ポンプ装置12A,12Bのモータ21A,21Bを所定の回転速度で回転させる。本実施形態においては、個々のゾーンZ1,Z2に接続される2台のポンプで交互運転する。例えば低層の給水ユニット10Aの低層ゾーンZ1に接続される複数のポンプ装置12Aを低層ポンプとし、高層用の給水ユニット10Bの高層ゾーンZ2に接続される複数のポンプ装置12Bを高層ポンプとする。
また、制御部50A,50Bは、例えば複数の個別吐出管33A,33Bにそれぞれ設けられた流量センサ35A,35Bによってポンプ装置12A、12B毎の吐出流量を検出し、検出された吐出流量が、予め定められた停止流量を下回ると、ポンプの回転を停止する。
ここでは、一例として、2つのゾーンZ1,Z2毎に目標圧力P1、P2、を設定し、各ゾーンZ1.Z2に接続される吐出流路で検出される吐出圧力及び流量に応じて、ポンプ装置12A、12A、12B、12Bのオンオフ制御及び周波数制御を行う。
制御部50Aは、通常運転として、低層ゾーンZ1に接続されるポンプ装置12A,12Aは、低層ゾーンZ1の目標圧力P1に基づいて交互運転する。制御部50Bは、通常運転として、高層ゾーンZ2に接続されるポンプ装置12B,12Bを高層ゾーンZ2の目標圧力P2に基づいて交互運転する。
各ゾーンZ1,Z2の目標圧力P1,P2は、各ゾーンZ1,Z2内における末端、すなわち各ゾーンZ1,Z2での最高階の階数に基づいて決定される。例えばゾーンZ1の目標圧力P1はゾーンZ2の目標圧力P2と異なり、P1はP2よりも低く設定される。すなわち、少なくとも1つのゾーンZ1に対応するポンプ装置12Aは、最も高層のゾーンZ2に対応するポンプ装置12Bよりも低い設定値(目標値)にて、圧力フィードバック制御を行う。
図6は給水装置の設定条件を示す説明図であり、図7は同給水装置の電源容量、揚程及び消費電力の関係を示す説明図である。
具体例として図1、図6、及び図7に示すように、集合住宅の総階数をF階とし、各階層をZ層(2≦Z≦F)のゾーンに分割した場合、階高をh(m)とし、配管損失を実揚程h・F(m)のK%(0≦K≦50)とし、末端器具必要圧力をP0(m)とした場合に、第xゾーン用の給水ユニットの設定圧力Px(1≦x<≦Z)を、Px=・F・x/Z・(1+K/100)+P0に設定する。この場合、図7に消費電力及び電源容量を示すように、低圧のユニットにおいて、揚程、電源容量、消費電力が低くなり、したがって、給水装置1全体の合計の電源容量及び消費電力も低く抑えられ、比較例として、高層ゾーンZ2の最高階への給水を前提としたポンプ装置により構成された3台ロータリーユニットに比べて、81.4%の消費電力となる。なお、比較例に係る3台ロータリーユニットは、高層ゾーンZ2の最高階へ給水して必要末端圧力を確保可能な条件で、目標圧力を設定した。
また、制御部50A,50Bは、同じ給水ユニット10A、10Bに設けられた2台のポンプ装置12A,12Bのうちの一台が故障した場合には、他方のポンプ装置12Aまたは12Bによる単独運転に切替えてバックアップ運転をする。
給水装置1によれば、二次側の流路が、高さの異なる複数の給水ゾーンZ1,Z2に、それぞれ接続される複数の給水ユニット10A,10Bを備え、各ユニット10A,10Bがそれぞれ複数のポンプ装置12A,12Bを備え、ゾーン毎に複数台のポンプ装置12A,12Bを交互運転し、低層ゾーンと高層ゾーンをゾーン別に運転制御することにより、省エネルギー効果が得られる。また、各給水ユニット10A,10Bにおいて、複数のポンプ装置12A,12Bの二次側を合流管34A、34Bによりそれぞれ連結し、ポンプ装置12A,12Bの故障時には単独運転に切替えることにより、ポンプ装置12A,12Bの故障時にも100%の給水が可能である。
例えば、給水装置1において、集合住宅の総階数をF階とし、各階層をZ層(2≦Z≦F)のゾーンに分割して、階高をh(m)とし、配管損失を実揚程h・F(m)のK%(0≦K≦50)とし、末端器具必要圧力をP0(m)とした場合に、第xゾーン用の給水ユニットの設定圧力Px(1≦x<≦Z)を、Px=・F・x/Z・(1+K/100)+P0に設定することにより、低層ゾーンにおいては目標値を低く設定することができ、省エネルギーが可能となる。すなわち、高低差のある給水先を複数のゾーンに分け、各ゾーン毎の末端圧を基準にゾーン毎に圧力制御することで、建物全体の末端圧を基準に圧力制御するよりも、低層のポンプ装置の目標圧力を低くすることができ、省エネルギー化が可能となる。したがって、低層用の目標圧力Pxは、全てのゾーンを建物の最高層階の階数に基づいて設定した場合に比べ、目標圧力を低くすることができ、低圧のユニットにおいて、揚程、電源容量、消費電力が低くなり、したがって、給水装置1全体の合計の電源容量及び消費電力も低く抑えられる。
また、給水装置1によれば、各ゾーン毎に給水可能であればよいため、各ポンプの性能は、集合住宅全体の瞬間最大給水量をQmaxとした場合に、第xゾーン用の給水ユニットの設定圧力Px時の最大給水量QxがQx=Qmax/Z以上の性能を確保することで、最大需要時ON給水量をまかなうことができる。また、設定圧力Pxを、最高階であるF階にて末端器具必要圧力P0を確保可能で、かつ、各階層すべての給水需要を満たす最大給水量Qmaxを要求されるものと比べて、各ポンプ装置に要求される性能を緩和できる。
また、給水装置1によれば、一方の制御部に接続された水位検出器17aに基づき、一方の制御部50Aを介して他方の制御部50Bへ、運転開始指令を送ることで、他方のユニットの制御部50Bによる運転制御を開始させるため、制御盤14や電源基板48を共通化でき、電源配線の配線作業を単純化できる。また、制御盤14は既存の電源基板、制御基板、漏電遮断器、インバータなどの構成部品を利用できるため、コスト増を抑えられる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態にかかる給水装置110及び給水装置110の制御方法について、図8を参照して説明する。なお、第2実施形態にかかる給水装置110は、複数の給水ユニット10A、10Bの合流管34A,34Bを連結管130により開閉可能に接続し、バックアップ処理を行うが、その他の構成及び制御方法については上記第1実施形態にかかる給水装置1と同様である。
図8に示すように、複数の合流管34A,34Bを連通可能に連結し、バックアップ可能に構成されている。具体的には、給水装置110は、合流管34Aと合流管34Bの吐出側を連結する連結管130を備える。連結管130は、複数の個別吐出管33内の個別吐出流路に連通する連結流路を形成する配管であり、個別吐出管33と交差する第1方向に延びる。連結管130には、開閉弁131が設けられ、連結流路が連通あるいは閉止可能に構成されている。連結管130は通常状態においては閉じられており、後述するバックアップ処理の際に開けられる。
給水装置110の表示部49は、警報として、例えばいずれか制御基板が故障した場合に、どちらの制御基板が故障しているかを表示する。例えばマイコン異常警報もしくは、圧力発信器異常警報を表示・送出する。
給水装置110において、制御基板42A,42Bには、運転方式を切替える切替え部としての設定スイッチ51A,51Bが設けられている。制御基板42A,42Bの切替え部としての設定スイッチ51A,51Bにより、交互運転方式及び交互並列運転方式が、切り替え可能である。制御基板42A,42Bは、着脱可能であり、交換可能に構成されている。
例えば、一方の制御基板が制御不能となった場合に、例えばユーザーが表示部49の警報により、どの制御基板が制御不能となったかを判別し、必要に応じて制御基板42A,42Bを取り替えて、他方の故障した制御基板に代えて故障していない制御基板を代わりに配設及び接続することが可能に構成されている。
また、制御基板42A,42Bに設けられた運転方式を切替える設定スイッチ51A,51Bは、手動または制御部の制御により、運転方式が切替え可能に構成されている。例えば、複数の制御基板42A、42Bの一方が、制御不能となった場合に、他の制御基板42A、42Bによって、2台のポンプ装置12A,12Bを交互運転方式から並列運転方式に切替えることで、給水量を確保できるように構成されている。
給水装置110において、制御部50は、通常運転中に、制御基板42A,42Bのいずれか故障した場合に、報知処理を行う。具体的には、例えばバックアップ条件として、各給水ユニット10A,10Bの制御基板42A,42Bのマイコン部がトリップするか、もしくは、圧力発信器の信号が異常値となるなどの所定の制御不能条件を満たす場合に、報知処理として、いずれかの制御基板が制御不能になったことと、連結管130の開通と、運転方式の切替え操作を促す表示を行う。また、制御部50A,50Bは、制御不能となった制御基板が高層側の制御基板42Bである場合には、制御基板42A,42Bを取り替える作業を促す表示をする。
ユーザーは報知内容にしたがって、連結管130を開ける作業を行うとともに、設定スイッチの操作により高層用のポンプ装置12Bの運転方式を交互運転から並列運転に切替える操作と、を行う。また、ユーザーは、必要に応じて、すなわち制御不能となった制御基板が高層側の制御基板42Bである場合には報知内容に従って、制御基板42A,42Bを取り替える作業を行う。
例えば通常状態において低層ユニット10Aの制御基板42Aが制御不能になった場合には、報知処理として、連結管130の開通を促す。ユーザーは表示部49の報知情報を見て連通管の開閉弁131を開ける。また、ユーザーの設定スイッチ51Bの切替え操作によって、残りの制御基板42Bの制御部50Bを交互運転から並列運転に切替えられることにより、高層側の2台のインバータ43Bにより2台のポンプ装置12Bで並列運転する。連結管130によって高層側から低層側に水が流れ、2台の高層のインバータ43Bにより2台のポンプ装置12B,12Bが駆動されることで、バックアップされる。
一方、高層ゾーンZ2に接続される高層用の制御基板42Bが制御不能となった場合には、報知処理として、連結管130の開通に加え、制御基板42A,42Bの交換と、運転方式の切替え操作を促す報知処理を行う。ユーザーは表示部49を見て連結管130の開閉弁131を開け、制御基板42A,42Bを交換するとともに、ユーザーの設定スイッチ51Aの切替え操作によって残りの制御基板42Aの制御部50Aの運転方式が交互運転から並列運転に切替えられ、低層側の制御部50Aで並列運転制御をすると、交換接続により低層の制御基板42Aには高層用のインバータ43Bが接続されているため、2台のインバータ43Bによりポンプ装置12B,12Bが並列運転させられる。すると、連結管130を介して、高層側の流路から、故障中の制御部50Bに接続されていた低層側の流路にも水が流れ、合計で2台の高層用のインバータ43Bにより2台のポンプ装置12Bが駆動されることで、バックアップされる。
本実施形態にかかる給水装置110は、通常運転時には、低層の複数のポンプ装置12Aの目標圧力を低くすることで、省エネ効果が得られる。また、各給水ユニットの吐出し側連結管130を、常時閉止された開閉弁131を介して相互に連結するとともに、制御基板42A,42Bの設定スイッチ51A,51Bにより、交互運転方式及び交互並列運転方式に切り替え可能とすることにより、制御基板42A、42Bの故障時にバックアップすることが可能であり、断水が回避できる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、停止圧力や目標圧力は上記に限られるものではなく、例えば各種検出データや設置値、演算式に基づいて、演算して決定してもよい。
例えば、他の一例として、集合住宅のゾーン分割数Zを2とするとともに、各給水ユニットを2台のポンプ装置を有する交互または交互並列運転方式の高圧及び低圧給水ユニットとして、総階数Fが偶数の場合、高圧給水ユニット設定圧力PH=・F・(1+K/100)+P0に、低圧給水ユニット設定圧力PL=・F/2・(1+K/100)+P0に設定するとともに、高圧給水ユニットの設定圧力PH時の最大給水量QH=F/2・Qmax以上、低圧給水ユニットの設定圧力PL時の最大給水量QL=F/2・Qmaxとなるポンプ装置を備え、総階数Fが奇数の場合、高圧給水ユニット設定圧力PH=・F・(1+K/100)+P0に、低圧給水ユニット設定圧力PL=・(F+1)/2・(1+K/100)+P0に設定するとともに、高圧給水ユニットの設定圧力PH時の最大給水量QH=(F−1)/2・Qmax以上、低圧給水ユニットの設定圧力PL時の最大給水量QL=(F+1)/2・Qmaxとなるポンプ装置を備える構成としてもよい。
また、例えば上記第1実施形態においては22階建ての建物を2ゾーンに分けるとともに、4台のポンプ装置12を用いた例を示したが、これに限られるものではなく、給水先の階数やゾーンの分割数あるいはポンプ装置の台数等は適宜変更可能である。例えば3ゾーン以上に分けてもよい。
また、上記第1実施形態においては吐出圧一定制御を例示したが、これに限られるものではなく、例えば推定末端圧一定制御としてもよい。例えば他の実施形態として、第xゾーン用の給水ユニット推定末端圧力Ptx(1≦x<≦Z)を、Ptx=・F・x/Z+P0に設定するとともに、目標圧力Hと推定末端圧力Ptxとの差圧△Pが、出力周波数fと最高周波数fmaxとの比率の2乗に比例するように、ポンプの回転速度を制御する推定末端圧一定制御を行ってもよい。すなわち、本実施形態においては、目標圧力Hを、推定末端圧力Ptxに基づいて、Ptxとの差圧ΔPとの比率の2乗似比例するように、補正し、検出した吐出圧力がその補正した目標圧力Hに近づくように、ポンプ装置12A,12Bの回転速度を制御する。
本実施形態においても、設定圧力Pxをゾーン毎の最高層の高さによってPx=・F・x/Z・(1+K/100)+P0に設定し、推定末端圧力Ptxを配管損失Kが0%となるPtx=・F・x/Z+P0と低く設定して目標圧力を補正することができるため、省エネルギー化が可能となる。
また、他の実施形態として、図9乃至図11に示すように、複数の給水ユニット10に、異なる種別のポンプ装置12を用いてもよい。例えば、図9乃至図11に示す給水装置120において、ポンプ装置12Aがポンプ装置12Bよりも低圧・小出力である。この場合においても、上記実施形態と同様に、低層及び高層ゾーン毎にそれぞれ運転制御することで、省エネルギー化が可能となる。
上記実施形態においては、2つの制御基板42A、42Bを備える例を示したが、これに限られるものではない。1つの基板に2つの制御部50A,50Bを備えてもよい。例えばこの場合に取り外し可能なカートリッジタイプとすれば、断水せずに交換可能である。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(1)
複数のポンプ装置と、複数の前記ポンプ装置の二次側において連通する吐出流路と、を備える、給水ユニットを、複数備え、
複数の前記給水ユニットの前記吐出流路は、高さの異なる給水ゾーンに、それぞれ接続される、給水装置。
(2)
前記給水ゾーンに複数の給水先が設けられ、
前記給水先の総階数をF階、前記給水ゾーンの総数をZ(2≦Z≦F)、各階の高さをh(m)、配管損失を実揚程h・F(m)のK%(0≦K≦50)、末端器具必要圧力をP0(m)、とした場合に、下からx番目の第xゾーン用の前記給水ユニットの設定圧力Px(1≦x<≦Z)を、Px=h・F・x/Z・(1+K/100)+P0に設定する、(1)に記載の給水装置。
(3)
各給水ユニットはそれぞれ制御部を備え、
複数の前記制御部において、第xゾーン用の給水ユニットの推定末端圧力Ptx(1≦x<≦Z)を、Ptx=h・F・x/Z+P0に設定するとともに、
目標圧力Hと推定末端圧力Ptxとの差圧△Pを、出力周波数fと最高周波数fmaxとの比率の2乗に比例するように、ポンプの回転速度を制御する推定末端圧一定制御を行う、(1)に記載の給水装置。
(4)
前記ポンプ装置は、集合住宅全体の瞬間最大給水量をQmaxとした場合、
第xゾーン用の給水ユニットの設定圧力Px時の最大給水量QxがQx=Qmax/Z以上である、(2)または(3)に記載の給水装置。
(5)
ゾーン数Zは2であり、
前記給水ユニットとして高圧給水ユニットと低圧給水ユニットを備え、
前記給水ユニット毎に2台の前記ポンプ装置が接続され、当該2台の前記ポンプ装置を交互または交互並列運転するとともに、
総階数Fが偶数の場合、高圧給水ユニット設定圧力PH=h・F・(1+K/100)+P0に、低圧給水ユニット設定圧力PL=h・F/2・(1+K/100)+P0に設定するとともに、前記ポンプ装置は、高圧給水ユニットの設定圧力PH時の最大給水量QH=F/2・Qmax以上、低圧給水ユニットの設定圧力PL時の最大給水量QL=F/2・Qmaxであり、
総階数Fが奇数の場合、高圧給水ユニット設定圧力PH=h・F・(1+K/100)+P0に、低圧給水ユニット設定圧力PL=h・(F+1)/2・(1+K/100)+P0に設定するとともに、前記ポンプ装置は、高圧給水ユニットの設定圧力PH時の最大給水量QH=(F−1)/2・Qmax以上、低圧給水ユニットの設定圧力PL時の最大給水量QL=(F+1)/2・Qmaxである、(1)に記載の給水装置。
(6)
複数の前記給水ユニットはそれぞれ制御部を備え、
一方の給水ユニットの制御部から他の給水ユニットの制御部に、渇水情報を送信可能に接続される、(1)乃至(5)のいずれかに記載の給水装置。
(7)
複数の前記給水ユニットは交換可能に構成された制御部をそれぞれ備え、
複数の前記給水ユニットの前記吐出流路は互いに開閉可能に連通され、
ユーザーの操作によって前記制御部の運転方式を切替え可能な切替え部と、
いずれかの前記制御部が制御不能である場合に報知する報知部と、
を備える、(1)乃至(6)のいずれかに記載の給水装置。
(8)
集合住宅の総階数をF階とし、各階層をZ層(2≦Z≦F)のゾーンに分割して、
階高をh(m)とし、配管損失を実揚程h・F(m)のK%(0≦K≦50)とし、末端器具必要圧力をP0(m)とした場合に、第xゾーン用の給水ユニットの設定圧力Px(1≦x<≦Z)を、Px=h・F・x/Z・(1+K/100)+P0に設定する、給水装置の制御方法。
1、110…給水装置、10(10A、10B)…給水ユニット、11…架台、12(12A、12B)…ポンプ装置、13…配管ユニット、14…制御盤、17…受水槽、17a…水位検出器、18…給水先、18A…送水管、18B…送水管、18a…水道機器、21A、21B…モータ、22A、22B…ポンプ部、22a…ポンプ吸込口、22b…ポンプ吐出口、31…吸込側配管、32(32A,32B)…吐出側配管、33(33A,33B)…個別吐出管、34(34A、34B)…合流管、35(35A,35B)…流量センサ、36A、36B…逆止弁、37A、37B…ボール弁、38A、38B…圧力センサ、39A、39B…アキュムレータ、41…制御ボックス、42(42A,42B)…制御基板、43A、43B…インバータ、44A、44B…漏電遮断器、45A、45B…直流リアクトル、46A、46B…ノイズフィルタ基板、47…集合端子台、49…表示部、50(50A、50B)…制御部、130…連結管、131…開閉弁、Z1…低層ゾーン(給水ゾーン)、Z2…高層ゾーン(給水ゾーン)。

Claims (6)

  1. 複数のポンプ装置と、複数の前記ポンプ装置の二次側において連通する吐出流路と、を備える、給水ユニットを、複数備え、
    複数の前記給水ユニットの前記吐出流路は、高さの異なる給水ゾーンに、それぞれ接続されるとともに、
    複数の前記給水ユニットは交換可能に構成された制御部をそれぞれ備え、
    複数の前記給水ユニットの前記吐出流路は互いに開閉可能に連通され、
    ユーザーの操作によって前記制御部の運転方式を切替え可能な切替え部と、
    いずれかの前記制御部が制御不能である場合に報知する報知部と、
    を備える、給水装置。
  2. 前記給水ゾーンに複数の給水先が設けられ、
    前記給水先の総階数をF階、前記給水ゾーンの総数をZ(2≦Z≦F)、各階の高さをh(m)、配管損失を実揚程h・F(m)のK%(0≦K≦50)、末端器具必要圧力をP0(m)、とした場合に、下からx番目の第xゾーン用の前記給水ユニットの設定圧力Px(1≦x<≦Z)を、Px=・F・x/Z・(1+K/100)+P0に設定する、請求項1に記載の給水装置。
  3. 複数の前記制御部において、第xゾーン用の給水ユニットの推定末端圧力Ptx(1≦x<≦Z)を、Ptx=・F・x/Z+P0に設定するとともに、
    目標圧力Hと推定末端圧力Ptxとの差圧△Pを、出力周波数fと最高周波数fmaxとの比率の2乗に比例するように、ポンプの回転速度を制御する推定末端圧一定制御を行う、請求項1に記載の給水装置。
  4. 前記ポンプ装置は、集合住宅全体の瞬間最大給水量をQmaxとした場合、
    第xゾーン用の給水ユニットの設定圧力Px時の最大給水量QxがQx=Qmax/Z以上である、請求項2または請求項3に記載の給水装置。
  5. ゾーン数Zは2であり、
    前記給水ユニットとして高圧給水ユニットと低圧給水ユニットを備え、
    前記給水ユニット毎に2台の前記ポンプ装置が接続され、当該2台の前記ポンプ装置を交互または交互並列運転するとともに、
    総階数Fが偶数の場合、高圧給水ユニット設定圧力PH=・F・(1+K/100)+P0に、低圧給水ユニット設定圧力PL=・F/2・(1+K/100)+P0に設定するとともに、前記ポンプ装置は、高圧給水ユニットの設定圧力PH時の最大給水量QH=F/2・Qmax以上、低圧給水ユニットの設定圧力PL時の最大給水量QL=F/2・Qmaxであり、
    総階数Fが奇数の場合、高圧給水ユニット設定圧力PH=・F・(1+K/100)+P0に、低圧給水ユニット設定圧力PL=・(F+1)/2・(1+K/100)+P0に設定するとともに、前記ポンプ装置は、高圧給水ユニットの設定圧力PH時の最大給水量QH=(F−1)/2・Qmax以上、低圧給水ユニットの設定圧力PL時の最大給水量QL=(F+1)/2・Qmaxである、請求項1に記載の給水装置。
  6. 一方の給水ユニットの制御部から他の給水ユニットの制御部に、渇水情報を送信可能に接続される、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の給水装置。
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