JP6757231B2 - 配管接続構造 - Google Patents

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本発明は、流体配管が接続される配管接続構造に関する。
ダクト部材に対して流体配管を接続する際には、気体や液体等の漏洩を防止する観点から、流体配管を正しく接続することが求められている。そこで、ダクト部材に対して配線コネクタを設けるとともに、流体配管に対してコネクタ部を設けることが考えられる。これにより、ダクト部材に対して流体配管が正しく接続されていない場合には、配線コネクタに対してもコネクタ部が正しく接続されていないことから、流体配管の接続不良を電気的に検出することができ、この接続不良に対して適切に対処することができる。また、ダクト部材に配線コネクタを取り付ける際には、板金加工によって製造されたステーを用いることが一般的である(特許文献1参照)。
特開2014−107232号公報
ところで、ステーを介してダクト部材に配線コネクタを取り付ける際には、ステーの加工精度を高めることが重要である。つまり、ステーの加工精度にバラツキが生じていた場合には、配線コネクタの位置にズレが生じることから、配線コネクタにコネクタ部を接続すること、つまりダクト部材に流体配管を接続することが困難であった。このため、ステーの加工精度にバラツキが生じていた場合であっても、流体配管を接続する際の作業性を向上させることが求められている。
本発明の目的は、流体配管を接続する際の作業性を向上させることにある。
本発明の配管接続構造は、流体配管が接続される配管接続構造であって、流体が案内される内部流路と、前記内部流路に連通する開口部と、を備えるダクト部材と、前記ダクト部材に取り付けられる基板部と、前記基板部から折れ曲がる折曲板部と、前記折曲板部に連なる取付板部と、を備えるコネクタステーと、前記コネクタステーの前記取付板部に嵌合する嵌合部を備え、前記コネクタステーを介して前記ダクト部材に取り付けられる配線コネクタと、前記流体配管に取り付けられ、前記開口部に接続される接続管部と、前記配線コネクタに接続されるコネクタ部と、が一体に形成されるコネクタユニットと、を有し、前記コネクタステーの前記取付板部は、前記ダクト部材に形成される基準面に突き当てて位置決めされ、前記取付板部が突き当てられる前記基準面の幅寸法は、前記取付板部の幅寸法よりも小さい。
本発明によれば、取付板部が突き当てられる基準面の幅寸法は、取付板部の幅寸法よりも小さい。これにより、コネクタステーの加工精度にバラツキが生じていた場合であっても、開口部と配線コネクタとの相対位置を安定させることができ、流体配管を接続する際の作業性を向上させることができる。
本発明の一実施の形態である配管接続構造が適用されるエンジンの吸気系を示す概略図である。 ターボダクトに対するブローバイ配管の組み付け過程を示す分解斜視図である。 ターボダクトに対するブローバイ配管の組み付け過程を示す分解斜視図である。 ターボダクトに対するブローバイ配管の組み付け過程を示す分解斜視図である。 ブローバイ配管が接続されたターボダクトを示す斜視図である。 (a)〜(c)は、コネクタステーが取り外されたターボダクトの一部を示す平面図、左側面図および正面図である。 (a)〜(c)は、コネクタステーが取り付けられたターボダクトの一部を示す平面図、左側面図および正面図である。 (a)〜(c)は、コネクタステーの加工精度の一例を示す平面図である。 (a)〜(i)は、配管挿入口と配線コネクタとの相対位置を示す模式図である。 (a)はコネクタステーと配線コネクタとの嵌合状況を示す斜視図であり、(b)は図10(a)のA−A線に沿ってコネクタステーと配線コネクタとの一部を示す断面図である。 コネクタステーを突当面に突き当てたときの各部寸法の一例を示す模式図である。 コネクタステーの各部寸法を示す説明図である。 突当面とこれに突き当てられるコネクタステーとの各部寸法を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態である配管接続構造を構成するターボダクトおよびコネクタステーを示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である配管接続構造10が適用されるエンジン11の吸気系12を示す概略図である。図1に示すように、エンジン11には、吸気ポート13に吸入空気を案内する吸気系12が設けられている。この吸気系12は、エアクリーナボックス14、吸気ダクト15、ターボダクト16、コンプレッサ17、吸気ダクト18、インタークーラ19、スロットルバルブ20、および吸気マニホールド21等によって構成されている。
コンプレッサ17の上流側に接続されるターボダクト16には、エアバイパス配管22およびブローバイ配管23が接続されている。ターボダクト16と吸気ダクト18とはエアバイパス配管22を介して接続されており、状況に応じてコンプレッサ17の下流側から上流側に吸入空気の一部が供給されている。また、ターボダクト16とクランク室24とはブローバイ配管23を介して接続されており、状況に応じてエンジン11のクランク室24からコンプレッサ17の上流側にブローバイガスが供給されている。このターボダクト(ダクト部材)16とブローバイ配管(流体配管)23との接続箇所に、本発明の一実施の形態である配管接続構造10が適用されている。
[配管接続構造]
図2〜図4はターボダクト16に対するブローバイ配管23の組み付け過程を示す分解斜視図である。図5はブローバイ配管23が接続されたターボダクト16を示す斜視図である。
図2に示すように、ターボダクト16には、吸入空気(流体)が案内される内部流路30と、この内部流路30に連通する配管挿入口(開口部)31と、が設けられている。配管挿入口31の近傍にはネジ孔32を備えた締結面33が形成されており、この締結面33にはネジ部材(締結部材)34を用いて略L字状のコネクタステー35が取り付けられる。図3に示すように、配線コネクタ36の背面には嵌合部37が設けられており、この嵌合部37は一対の嵌合爪37a,37bおよび嵌合突起37cによって構成されている。そして、上方に伸びるコネクタステー35の取付板部38には、配線コネクタ36の嵌合部37が嵌め込まれている。このように、ターボダクト16にはコネクタステー35を介して配線コネクタ36が取り付けられており、この配線コネクタ36は配管挿入口31に隣接する場所に設置されている。なお、ターボダクト16は、例えばアルミニウム合金を材料に用いて形成されており、コネクタステー35は、例えばスチールを材料に用いて形成されている。
図4に示すように、ブローバイ配管23の端部にはコネクタユニット40が取り付けられている。コネクタユニット40は、ブローバイ配管23が接続されるニップル部41と、ターボダクト16の配管挿入口31に対向する接続管部42と、ターボダクト16の配線コネクタ36に対向するコネクタ部43と、を有している。また、コネクタユニット40の接続管部42およびコネクタ部43は、樹脂材料等を用いて一体に形成されている。このようなコネクタユニット40は、図4に矢印Zで示すように、ターボダクト16の配管挿入口31および配線コネクタ36に対して組み付けられる。これにより、図5に示すように、コネクタユニット40の接続管部42はターボダクト16の配管挿入口31に接続され、コネクタユニット40のコネクタ部43はターボダクト16の配線コネクタ36に接続される。なお、ターボダクト16の配管挿入口31とコネクタユニット40の接続管部42とは、共に円形の断面形状を有している。
前述したように、コネクタユニット40の接続管部42およびコネクタ部43は一体に形成されることから、配管挿入口31に対して接続管部42が接続された場合には、配線コネクタ36に対してもコネクタ部43が接続された状態になる。一方、配管挿入口31に対して接続管部42が接続されていない場合には、配線コネクタ36に対してもコネクタ部43が接続されていない状態になる。このため、配線コネクタ36とコネクタ部43との導通状態を検出することにより、配管挿入口31と接続管部42との接続状態を推定することができる。
図1に示すように、配線コネクタ36にはコンピュータ等からなるコントローラ44が接続されており、コントローラ44によって配線コネクタ36の導通状態が検出されている。例えば、コントローラ44によって配線コネクタ36の導通状態を検出することができない場合には、ターボダクト16に対してブローバイ配管23が適切に接続されていない虞があることから、コントローラ44から警告灯45に点灯信号が出力される。これにより、乗員に対してブローバイ配管23の接続不良を通知することができ、乗員に適切な対処を促すことができる。
ところで、コネクタユニット40の接続作業を簡単にするためには、接続管部42およびコネクタ部43が一体に形成されることから、配管挿入口31と配線コネクタ36との位置関係が重要である。つまり、配線コネクタ36はコネクタステー35を介して固定されるため、板金部品であるコネクタステー35の加工精度によっては、ターボダクト16に対する配線コネクタ36の取付位置がずれてしまう虞がある。このように、配管挿入口31と配線コネクタ36との相対位置がずれた場合には、コネクタユニット40の接続作業が困難になるため、配線コネクタ36の位置決め精度を高めることが求められている。
[ターボダクトおよびコネクタステーの詳細構造]
以下、配線コネクタ36の位置決め精度を高めるための構造について説明する。図6(a)〜(c)はコネクタステー35が取り外されたターボダクト16の一部を示す平面図、左側面図および正面図であり、図6(a)〜(c)にはターボダクト16のステー取付箇所が示されている。また、図7(a)〜(c)はコネクタステー35が取り付けられたターボダクト16の一部を示す平面図、左側面図および正面図であり、図7(a)〜(c)にはコネクタステー35およびその近傍のターボダクト16が示されている。
図6(a)〜(c)に示すように、ターボダクト16にはコネクタステー35を取り付けるためのステー取付部50が設けられており、ステー取付部50にはネジ孔32を備えた締結面33が形成されている。また、ターボダクト16には配管挿入口31の外壁面から径方向外方に突出する突起部51が設けられており、突起部51にはコネクタステー35を位置決めするための突当面(基準面)52が形成されている。締結面33と突当面52との位置関係は、締結面33と突当面52とがほぼ直交する位置関係、つまり締結面33と突当面52とのなす角度がほぼ直角になる位置関係である。
また、図7(a)〜(c)に示すように、コネクタステー35は、締結面33に取り付けられる基板部53と、基板部53からほぼ直角に折れ曲がる折曲板部54と、折曲板部54に連結される取付板部38と、を備えている。そして、ターボダクト16にコネクタステー35を取り付ける際には、基板部53が締結面33に押し当てられるだけでなく、取付板部38が突当面52に突き当てられる。このように、突当面52に対してコネクタステー35を接触させることにより、ターボダクト16に対するコネクタステー35の位置決めが行われている。
ここで、図8(a)〜(c)は、コネクタステー35の加工精度の一例を示す平面図である。コネクタステー35は、折り曲げ加工が施された板金部品であるため、折曲板部54の折り曲げ量には所定のバラツキが発生する。つまり、図8(a)に示すように、基板部53と取付板部38とのなす角度A1が90°に設計されていた場合であっても、図8(b)に示すように、基板部53と取付板部38とのなす角度A2が90°よりも小さな鋭角に形成される場合や、図8(c)に示すように、基板部53と取付板部38とのなす角度A3が90°よりも大きな鈍角に形成される場合が想定される。
このように、基板部53と取付板部38とのなす角度が増減した場合には、取付板部38を突当面52に突き当てる迄のコネクタステー35の移動量、つまり図7(a)の矢印A方向に移動するコネクタステー35の移動量が変化することになる。すなわち、図8(b)に示すように、基板部53と取付板部38とのなす角度が減少していた場合には、矢印B1で示すように、コネクタステー35の移動量が増加することになる。一方、図8(c)に示すように、基板部53と取付板部38とのなす角度が増加していた場合には、矢印B2で示すように、コネクタステー35の移動量が減少することになる。
このように、コネクタステー35の加工精度によって移動量にバラツキが生じることは、配管挿入口31に対する取付板部38の位置を変化させる要因であり、配管挿入口31と配線コネクタ36との相対位置にバラツキを生じさせる要因である。前述したように、配管挿入口31と配線コネクタ36との相対位置が大きくずれた場合には、コネクタユニット40の接続作業が困難になるため、配管挿入口31と配線コネクタ36との相対位置のバラツキを抑えることが必要である。
そこで、図7(c)に示すように、取付板部38が突き当てられる突当面52の幅寸法bは、取付板部38の幅寸法Lよりも小さく設定されている。このように、突当面52を細く形成することにより、後述するように、コネクタステー35の加工精度にバラツキが生じていた場合であっても、配管挿入口31と取付板部38との相対位置を安定させることができ、ターボダクト16に対してコネクタユニット40を簡単に接続することができる。
図9(a)〜(i)は、配管挿入口31と配線コネクタ36との相対位置を示す模式図である。図9において、符号C1は配管挿入口31の中心を示しており、符号C2は設計上の配線コネクタ36の中心を示しており、符号C3は実際の配線コネクタ36の中心を示している。また、図9(a)〜(c)には幅寸法b1の突当面52が記載され、図9(d)〜(f)には幅寸法b2の突当面52が記載され、図9(g)〜(i)には幅寸法b3の突当面100が記載される。さらに、図9(a),(d),(g)には基板部53と取付板部38とのなす角度が直角のコネクタステー35が記載され、図9(b),(e),(h)には基板部53と取付板部38とのなす角度が鋭角のコネクタステー35が記載され、図9(c),(f),(i)には基板部53と取付板部38とのなす角度が鈍角のコネクタステー35が記載される。
図9(a),(d),(g)に示すように、基板部53と取付板部38とのなす角度が直角であった場合には、コネクタステー35の取付板部38とターボダクト16の突当面52,100とが面で接触するため、設計上のコネクタ中心C2と実際のコネクタ中心C3とがほぼ一致する。このように、コネクタステー35が精度良く加工されている場合には、突当面52,100の幅寸法に影響されることなく、ターボダクト16に対してコネクタユニット40を簡単に接続することができる。これに対し、図9(b),(c),(e),(f),(h),(i)に示すように、基板部53と取付板部38とのなす角度が鋭角や鈍角であった場合には、コネクタステー35の取付板部38がターボダクト16の突当面52,100の端に接触することになる。このため、突当面52,100の幅寸法が拡大する程に、設計上のコネクタ中心C2から実際のコネクタ中心C3が離れることになる。
ここで、図9(b),(c),(e),(f)に示すように、突当面52の幅寸法b1,b2が取付板部38の幅寸法Lよりも小さい場合、つまり取付板部38よりも突当面52が細く形成されていた場合には、コネクタステー35の加工精度にバラツキが生じていた場合であっても、中心C2に対して中心C3を近づけることができるため、コネクタユニット40を簡単に接続することができる。一方、図9(h),(i)に示すように、突当面100の幅寸法b3が取付板部38の幅寸法Lよりも大きい場合、つまり取付板部38よりも突当面100が太く形成されていた場合には、コネクタステー35の加工精度のバラツキが増加するほどに、中心C2から中心C3が大きく離れることからコネクタユニット40の接続作業が困難になるのである。
これまで説明したように、取付板部38が突き当てられる突当面52の幅寸法bは、取付板部38の幅寸法Lよりも小さく設定される。このように、突当面52を細く形成することにより、コネクタステー35の加工精度にバラツキが生じていた場合であっても、配管挿入口31と取付板部38との相対位置を安定させることができ、ターボダクト16に対してコネクタユニット40を簡単に接続することができる。しかも、ターボダクト16の配管挿入口31は円形の断面形状を有することから、配管挿入口31を中心にコネクタユニット40を回動させることが可能である。この点からも、ターボダクト16に対してコネクタユニット40の接続作業を簡単にすることが可能である。
[コネクタステーと配線コネクタとの隙間寸法]
前述したように、突当面52を細く形成することにより、コネクタユニット40の接続作業を簡単にすることが可能であるが、コネクタユニット40の接続作業が簡単であるか否かについては、コネクタステー35と配線コネクタ36との隙間寸法によっても左右される。以下、配線コネクタ36の隙間寸法とコネクタユニット40の接続作業との関係について説明する。
図10(a)はコネクタステー35と配線コネクタ36との嵌合状況を示す斜視図であり、図10(b)は図10(a)のA−A線に沿ってコネクタステー35と配線コネクタ36との一部を示す断面図である。また、図11はコネクタステー35を突当面52に突き当てた状態での各部寸法を示す模式図である。
図10(a)に示すように、コネクタステー35の取付板部38は、配線コネクタ36の嵌合爪37a,37bによって保持されている。また、図10(b)に示すように、コネクタステー35の取付板部38と配線コネクタ36の嵌合部37との間には、取付板部38の厚み方向に所定寸法t1の隙間が設けられている。さらに、図11に示すように、取付板部38の幅方向中央とこれに対向する突当面52との間には、所定寸法S1の隙間が設けられている。
ここで、本発明の一実施の形態である配管接続構造10においては、取付板部38と配線コネクタ36との隙間寸法t1が、取付板部38の幅方向中央と突当面52との間の隙間寸法S1よりも大きく設定されている。このように、取付板部38と配線コネクタ36との隙間寸法t1を、取付板部38と突当面52との間の隙間寸法S1よりも大きくすることにより、設計上のコネクタ中心C2に対する実際のコネクタ中心C3のズレ量を、配線コネクタ36の遊びによって吸収することができる。
すなわち、図11に示すように、取付板部38と突当面52との間の隙間寸法がS1である場合に、実際のコネクタ中心C3は設計上のコネクタ中心C2から取付板部38の厚み方向に離れており、中心C2,C3間のズレ量は隙間寸法S1とほぼ同じ「S1’」である。そして、取付板部38と配線コネクタ36との隙間寸法t1が、ズレ量S1’よりも大きく設定されていれば、配線コネクタ36の遊びによってズレ量S1’を吸収することができるため、コネクタユニット40を簡単に接続することが可能になるのである。
[各種寸法の関係]
続いて、各種寸法の関係について説明する。図12はコネクタステー35の各部寸法を示す説明図である。また、図13はコネクタステー35を突当面52に突き当てた状態での各部寸法を示す説明図である。
図12に示すように、コネクタステー35の取付板部38の幅寸法を「L」とし、コネクタステー35の折り曲げ箇所から取付板部38までの距離を「x」とする。また、突当面52の幅寸法を「b」とする。また、図13に示すように、製造過程におけるコネクタステー35の折り曲げ角度のバラツキ量、つまり製造過程において設計寸法から外れる角度の最大値を「α(rad)」とする。また、取付板部38の幅方向中央と突当面52との間の隙間寸法を「S」とし、折り曲げ箇所から伸びる仮想線から突当面52までの距離を「y」とする。
図13に示すように、取付板部38と突当面52との隙間寸法Sは、以下の式(1)に基づいて算出される。また、仮想線から突当面52までの距離yは、以下の式(2)で示されることから、取付板部38と突当面52との隙間寸法Sは、以下の式(3)およびこの式を変形した式(4)に基づき算出される。ここで、製造過程において設計値から外れる角度の最大値とは、例えば1〜2°程度の角度であることから、この角度の最大値α(rad)は微小な値になる。このため、以下の式(4)に示した「sinα」や「tanα」については、共に「α」とおくことができるため、以下の式(5)に基づいて、取付板部38と突当面52との隙間寸法Sが算出される。そして、式(5)に基づき算出された隙間寸法Sよりも、取付板部38と配線コネクタ36との隙間寸法t1を大きく設定することにより、ターボダクト16に対してコネクタユニット40を簡単に接続することができる。
S=(L/2+x)sinα−y ・・・(1)
y={(L/2+x)−b/2}tanα ・・・(2)
S=(L/2+x)sinα−{(L/2+x)−b/2}tanα ・・・(3)
S=(L/2+x)(sinα−tanα)+(b/2)tanα ・・・(4)
S=(|tanα|・b)/2 ・・・(5)
[他の実施の形態]
続いて、本発明の他の実施の形態である配管接続構造60について説明する。図14は本発明の他の実施の形態である配管接続構造60を構成するターボダクト(ダクト部材)61およびコネクタステー62を示す分解斜視図である。なお、図14には、ターボダクト61に対するコネクタステー62の組み付け過程が示されている。また、図14において、図2に示した部品や部位と同様の部品や部位については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図14に示すように、ターボダクト61にはコネクタステー62を取り付けるためのステー取付部63が設けられており、ステー取付部63にはネジ部材(締結部材)34が挿入されるネジ孔64を備えた締結面65が形成されている。また、ターボダクト61には配管挿入口31の外壁面から径方向外方に突出する突起部66が設けられており、突起部66にはコネクタステー62を位置決めするための突当面(基準面)67が形成されている。また、図14において、締結面65に対向する位置から矢印A方向に見たときに、ターボダクト16の突当面67は、締結面65のネジ孔64よりも右側に配置されている。つまり、ターボダクト16に形成される突当面67は、ネジ部材34の締め付けに伴って回動する取付板部69の回動方向(矢印B方向)の前方に位置している。なお、図示するネジ部材34は右ネジであるため、ネジ部材34を時計回り(矢印C方向)に回転させることにより、ネジ孔64に対してネジ部材34が締め付けられる。
前述したように、ターボダクト61に形成される突当面67は、ネジ部材34の締め付けに伴って回動する取付板部69の回動方向の前方に配置される。つまり、締め付け時に回動する取付板部69の進行方向の前方に、取付板部69を位置決めするための突当面67が配置されている。これにより、ネジ部材34を用いてコネクタステー62の基板部68を締め付ける際には、コネクタステー62の取付板部69をターボダクト61の突当面67に向けて回動させることができる。
これにより、ネジ部材34の締め付け作業に伴って取付板部69を突当面67に押し付けることができ、ターボダクト61に対するコネクタステー62の位置決め精度を高めることができる。このように、コネクタステー62の位置決め精度を高めることができるため、配管挿入口31と取付板部69との相対位置を安定させることができ、ターボダクト61に対してコネクタユニット40を簡単に接続することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、本発明の一実施の形態である配管接続構造10を、ターボダクト16とブローバイ配管23との接続箇所に適用しているが、これに限られることはなく、例えば、ターボダクト16とエアバイパス配管22との接続箇所に適用しても良い。また、コンプレッサ17の上流側に接続されるターボダクト16に対して本発明を適用しているが、これに限られることはなく、他の吸気系12や排気系等に設けられるダクト部材に対して本発明を適用しても良い。また、本発明が適用される配管接続構造10としては、車両の吸気系12や排気系に限られることはなく、車両以外の装置に設けられる配管の接続構造であっても良い。また、ダクト部材や流体配管を流れる流体としては、気体であっても良く、液体であっても良い。また、前述の説明では、コネクタユニット40の接続状況を判定するために配線コネクタ36を用いているが、これに限られることはなく、他の用途に用いられる配線コネクタ36であっても良いことはいうまでもない。
図示する例では、突当面52がコネクタユニット40の挿入方向に平行な線状に形成されているが、これに限られることはない。例えば、コネクタユニット40の挿入方向に対して、突当面52を傾斜させても良い。また、図示する例では、取付板部38の幅方向中央に突当面52を配置しているが、これに限られることはなく、取付板部38の幅方向中央から突当面52をずらして配置しても良い。また、図示する例では、配線コネクタ36の嵌合部37を、嵌合爪37a,37bおよび嵌合突起37cによって構成しているが、これに限られることはなく、他の嵌合構造であっても良いことはいうまでもない。
10 配管接続構造
16 ターボダクト(ダクト部材)
23 ブローバイ配管(流体配管)
30 内部流路
31 配管挿入口(開口部)
34 ネジ部材(締結部材)
35 コネクタステー
36 配線コネクタ
37 嵌合部
38 取付板部
40 コネクタユニット
42 接続管部
43 コネクタ部
52 突当面(基準面)
53 基板部
54 折曲板部
60 配管接続構造
61 ターボダクト(ダクト部材)
62 コネクタステー
67 突当面(基準面)
68 基板部
69 取付板部

Claims (9)

  1. 流体配管が接続される配管接続構造であって、
    流体が案内される内部流路と、前記内部流路に連通する開口部と、を備えるダクト部材と、
    前記ダクト部材に取り付けられる基板部と、前記基板部から折れ曲がる折曲板部と、前記折曲板部に連なる取付板部と、を備えるコネクタステーと、
    前記コネクタステーの前記取付板部に嵌合する嵌合部を備え、前記コネクタステーを介して前記ダクト部材に取り付けられる配線コネクタと、
    前記流体配管に取り付けられ、前記開口部に接続される接続管部と、前記配線コネクタに接続されるコネクタ部と、が一体に形成されるコネクタユニットと、
    を有し、
    前記コネクタステーの前記取付板部は、前記ダクト部材に形成される基準面に突き当てて位置決めされ、
    前記取付板部が突き当てられる前記基準面の幅寸法は、前記取付板部の幅寸法よりも小さい、配管接続構造。
  2. 請求項1に記載の配管接続構造において、
    前記コネクタステーは、板金部品である、配管接続構造。
  3. 請求項1または2に記載の配管接続構造において、
    前記コネクタステーの前記基板部は、締結部材を用いて前記ダクト部材に取り付けられる、配管接続構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の配管接続構造において、
    前記開口部は、円形の断面形状を有する、配管接続構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の配管接続構造において、
    前記コネクタステーの前記取付板部を前記基準面に突き当てた状態のもとで、前記取付板部と前記嵌合部との隙間寸法は、前記取付板部と前記基準面との隙間寸法よりも大きい、配管接続構造。
  6. 請求項5に記載の配管接続構造において、
    前記取付板部と前記基準面との隙間寸法は、前記取付板部の幅方向中央と前記基準面との隙間寸法である、配管接続構造。
  7. 請求項5または6に記載の配管接続構造において、
    前記取付板部と前記嵌合部との隙間寸法は、前記取付板部の厚み方向の隙間寸法である、配管接続構造。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の配管接続構造において、
    前記ダクト部材は、エンジンの吸気系に取り付けられ、
    前記流体配管を流れる流体は、前記エンジンから供給されるブローバイガスである、配管接続構造。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の配管接続構造において、
    前記コネクタステーの前記基板部は、ネジ部材を用いて前記ダクト部材に取り付けられ、
    前記ダクト部材に形成される前記基準面は、前記ネジ部材の締め付けに伴って回動する前記取付板部の回動方向の前方に位置する、配管接続構造。
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