JP6755941B2 - 無人航空機用の浮動モーターマウント - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本願は、「FLOATING MOTOR MOUNT FOR UNMANNED AERIAL VEHICLES」を名称とする、2015年9月25日出願の米国特許出願第14/866,721号の優先権を主張し、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
無人航空機の使用は増加し続けている。例えば、無人航空機は多くの場合、偵察に使用される。無人航空機の利用には利点が多いが、欠点も多数ある。例えば、特定の種類の無人航空機には比較的大規模な及び/または強力なモーターを利用することがあり、動作中に比較的大きな騒音を発生することがある。係るモーターは、無人航空機が重い重量を運ぶことができる(例えば、多数の及び/または大きな商品の輸送に対応している、長時間飛行用の大容量バッテリー等)など、様々な理由により利用されることがある。動作中に発生する騒音により、係る無人航空機の使用は特定の環境(例えば、住宅地)においてあまり望ましくないとみなされることがある。
詳細な説明は、添付の図面を参照して説明される。図面において、参照番号の左端の数字(複数可)は、参照番号が最初に現れる図を特定している。異なる図面における同じ参照番号の使用は、類似または同一の構成要素または機能を示す。
一実装による、無人航空機を上から下に見たときのブロック図を図示する。 一実装による、デバイス連結部分がケーシングの中央穴を貫通した状態の浮動マウントを含むモーターマウント組立体の図を図示する。 一実装による、3つのデバイス連結部分がケーシングの対応する穴を貫通した状態の浮動マウントを含むモーターマウント組立体の図を図示する。 一実装による、図3のケーシングの図を図示する。 一実装による、図3のケーシングの図を図示する。 一実装による、浮動マウントと連結して利用するために分離材料を選択するプロセス例を例示するフロー図である。 一実装による、無人飛行機の騒音緩和に対するプロセス例を例示するフロー図である。 一実装による、無人飛行機の制御システムの様々な構成要素を例示するブロック図である。
本明細書では、実装は例として記載されるが、当該実装は記載される例または図面に限定されないことを当業者は認識するであろう。図面及びその詳細な説明は、実装を開示される特定の形式に限定することを意図しておらず、逆に、その意図は、添付の特許請求の範囲によって定義される趣旨及び範囲に含まれる全ての変形、均等物及び代替物に及ぶことを理解するべきである。本明細書で使用される見出しは、構成的な目的のみに使用され、明細書または特許請求の範囲を限定するために使用することを意図していない。本出願を通じて使用されるように、単語「may」は、必須の意味(すなわち、「するべきである」を意味する)ではなく、許容的な意味(すなわち、「する可能性がある」を意味する)で使用される。同様に、単語「include」、「including」及び「includes」は、「含むが、その対象を限定しない」ことを意味する。
本開示は、プロペラモーターを無人飛行機(UAV)の本体に結合するモーターマウント組立体を記載する。モーターマウント組立体は、浮動マウントを利用して動作中にプロペラモーターからの振動を減衰するように作用する。これにより、付随して発生する騒音を緩和する。係る騒音緩和は、UAVが、緩和されていない騒音を不快に感じ得るユーザに注文済みの商品を配送するために利用される場合など、特定の用途では特に有益であり得る。振動の減衰はさらに、普通であれば動作中の振動によってUAVの機械及び電気部品にかかるであろう様々な応力を削減し得る。
様々な実装では、浮動マウントはデバイス連結部分及び浮動部分を含む。デバイス連結部分はプロペラモーターに連結され、浮動部分は1つ以上の分離部分(例えば、エラストマーまたは他の材料で作成される)内に覆われる。これは、プロペラモーターからの振動を減衰するのに役立つ。係る振動の減衰は、UAVの本体の1つ以上のピーク周波数応答が正常動作中のプロペラモーターの振動範囲内(例えば、翼通過周波数の範囲内など)にある場合、特に有益となり得る。より具体的には、係る周波数では、分離部分による振動の減衰がない場合、普通であればUAVの本体がプロペラモーターからの振動を大幅に増幅するように作用する可能性がある。これに対応して、プロペラモーターの振動の入力周波数の範囲内に収まるような固有調波周波数を有さず、係る振動を増幅しないような分離部分自体が選択される。
様々な実装では、浮動部分を囲んでいる分離部分は第1及び第2の分離層ならびに分離チューブを含む。第1の分離層及び第2の分離層は、プロペラモーターに対して軸方向に浮動部分のいずれかの側面(例えば、上部または下部)に配置される。分離チューブは、浮動部分ならびに第1及び第2の分離層の周囲に配置される。ケーシングは、周囲が安定した構成かつ浮動部分と接触した状態で分離部分の全てを一緒に囲んで保持する。ケーシングは、UAVの本体に連結する本体連結部分を含む。
様々な実装では、ケーシング内の分離部分に異なる構成を利用してよい。例えば、第1及び第2の分離層ならびに分離チューブは、個々に交換可能な個別の分離部分として形成されてよい(例えば、付随する分離部分は異なる分離材料で作成される)。別の例として、分離部分の1つ以上は分離材料をケーシングの対応領域に射出成形することによって形成され得る。一実装では、分離材料はケーシング内で浮動部分の周りに直接注入されてよく、この場合、第1及び第2の分離層ならびに分離チューブはそれぞれケーシング内で単一の連続した分離材料の部分となり得る。
様々な実装では、プロペラモーターは、プロペラを回転させるために回転軸に対して回転する動力軸を含む。プロペラモーターの動作中、一般的に回転軸に平行な縦振動が発生することがある。追加的には、一般的に回転軸に垂直な半径方向振動が発生することがある。様々な実装では、第1の分離層及び第2の分離層は縦振動を主に減衰するのに役立つことがあり、分離チューブは半径方向振動を主に減衰するのに役立つことがある。
様々な実装では、特定の用途に対し、プロペラモーターからの振動の予想される性質及び方向に応じて、モーターマウント組立体のモジュール式構成に様々な調整を行うことが可能である場合がある。例えば、UAVは様々な要素(例えば、輸送中の商品の重量、温度、気象条件、特定の用途におけるプロペラモーターのサイズ、パワー、速度等)によりプロペラモーターから異なる振動を受けることがある。これに関して、テスト中または正常な動作中に縦振動または半径方向振動のいずれかに対して異なる減衰が必要であると判定された場合、対応する分離部分は異なる減衰作用(例えば、異なる固有調波周波数等)を備える分離部分に交換され得る。
図1は、一実装による、UAV100を上から下に見たときのブロック図を例示する。図1に例示するように、UAV100は、プロペラモーターによって駆動し、推進システムの一部としてUAVの本体104の周りに離間配置される8つのプロペラ102−1、102−2、102−3、102−4、102−5、102−6、102−7、102−8を含む。図2及び図3に関して以下にさらなる詳細を説明する通り、本明細書に開示する原則により、プロペラモーターは、それぞれのモーターマウント組立体によって本体104に結合され得る。各モーターマウント組立体は浮動部分を含むことがあり、動作中に付随するプロペラモーターからの振動を減衰するように作用し得る。図7に関して以下でさらなる詳細を説明する通り、制御システム130は、UAV100を飛行させるためのプロペラモーターを制御するため、ならびにUAV100の他の動作を制御するために利用される。
モーター及びプロペラ102は、UAV100及びUAV100によって係合される任意の商品を持ち上げるのに十分な任意の種類及びサイズで作成されてよい。これにより、UAV100は空気中を航行することができ、例えば、商品をある場所に配送する。一実装では、商品を輸送するために、プロペラモーターはそれぞれがFX−4006−13 740kvのマルチローターモーターであってよく、プロペラは、グラファイト、炭素繊維等などの1つ以上の適切な材料で作成されてよい。図1の例では、8つのモーター及びプロペラが含まれるが、他の実装では、より多数またはより少数のモーター及び/またはプロペラをUAV100の推進システムに利用してよい。同様に、いくつかの実装では、モーター及び/またはプロペラをUAV100の異なる場所に配置してよい。追加的には、代替的な推進方法を利用してよい。例えば、エンジン、ファン、ジェット、ターボジェット、ターボファン、ジェットエンジンなどを使用してUAVを推進してよい。
UAV100の本体104またはフレームは、グラファイト、炭素繊維及び/またはアルミニウムなどの任意の適切な材料で作成されてよい。この例では、UAV100の本体104は、直交点107−1、107−2、107−3及び107−4において剛性部材を概して直角で交差させて接合した状態でハッシュ状に配置される4つの剛性部材105−1、105−2、105−3、105−4または剛性梁を含む。プロペラ102及び付随するプロペラモーターは、各剛性部材105の両端に配置される。この例では、剛性部材105−1及び105−3は互いに平行に配列され、概して同じ長さである。剛性部材105−2及び105−4は互いに平行に配列され、さらに剛性部材105−1及び105−3に垂直に配列される。剛性部材105−2及び105−4は概して同じ長さである。いくつかの実施形態では、全ての剛性部材105が概して同じ長さで作成されてよく、他の実装では、一部または全ての剛性部材の長さが異なってよい。同様に、2組の剛性部材間の間隔は概して同じか、異なってよい。
図1に例示する実装では、少なくとも本体104の一部を形成するように接合する4つの剛性部材105を含むが、他の実装では、本体104に対してより少数またはより多数の構成要素があってよい。例えば、他の実装では、UAV100の本体104は、4つの剛性部材ではなく、6つの剛性部材を含むように構成されてよい。係る例では、2つの剛性部材105−2、105−4が互いに平行に配置され得る。剛性部材105−1、105−3及び剛性部材105−1、105−3の片側上にある2つの追加の剛性部材は全て互いに平行に配置され、剛性部材105−2、105−4に垂直に配置され得る。剛性部材を追加すると、剛性部材が4側面全てにある追加の空洞が本体104により形成され得る。以下でさらに説明する通り、本体104内の空洞は、商品(複数可)及び/または商品(複数可)を包含するコンテナを係合及び輸送するため(例えば、注文済みの商品をユーザに配送するため)の係合機構134を含むように構成され得る。
いくつかの実装では、UAVは空気力学的に構成され得る。例えば、空力学的ハウジングは、UAV制御システム130、1つ以上の剛性部材105、本体104及び/またはUAV100の他の構成要素を包含するUAV上に含まれ得る。ハウジングは、グラファイト、炭素繊維、アルミニウム等などの任意の適切な材料(複数可)で作成され得る。同様に、いくつかの実装では、係合機構134は、商品が係合されると、UAV100のフレーム及び/またはハウジング内に包含され、これにより、UAV100による商品の輸送中に余分な抵抗を発生しないように構成され得る。
支持アーム106は各剛性部材から外側に延びており、安全バリア108に接続する。この例では、安全バリアは、モーター及びプロペラ102が安全バリア108の周囲の内側に位置する様式で、UAV100の周りに配置されてUAV100に連結される。安全バリアは、プラスチック、ゴム等であってよい。同様に、支持アーム106の長さ及び/または剛性部材105の長さ、数もしくは位置に応じて、安全バリアは、円形、楕円形または任意の他の形状としてよい。
本体104に取り付けられるのは、UAV制御システム130である。この例では、UAV制御システム130は、本体104の中央かつ上部に取り付けられる。UAV制御システム130は、図7に関して以下にさらなる詳細を説明する通り、UAV100の航行、通信及び他の動作を制御する。様々な実装では、UAV100はさらに1つ以上の電源モジュール132を含み得る。この例では、UAV100は、2つの電源モジュール132を含み、これらの電源モジュールは、本体104に着脱可能に取り付けられる。様々な実装では、UAVの電源モジュール(複数可)は、バッテリー電源、太陽電池電源、ガス電源、スーパーキャパシタ、燃料電池、交流電源発生源の形態とするか、またはこれらの電源の組み合わせとなり得る。例えば、電源モジュール132はそれぞれ、6000mAhリチウムイオンポリマーバッテリー、ポリマーリチウムイオン(Li−poly、Li−Pol、LiPo、LIP、PLIまたはLip)バッテリーとなり得る。電源モジュール132は、UAV制御システム130及びプロペラモーターに連結されて、電力をUAV制御システム130及びプロペラモーターに供給する。
上記の通り、UAVはさらに、係合機構134を含み得る。係合機構134は、商品及び/または商品を保持するコンテナと係合及び係合解除するように構成され得る。この例では、係合機構134は、剛性部材105の交差部により形成される本体104の空洞内に配置される。係合機構134は、UAV制御システム130の下に配置してよい。剛性部材を追加した状態の実装では、UAVは、さらに別の係合機構を含み得る、及び/または係合機構134は、本体104内の異なる空洞内に配置され得る。係合機構134は、商品及び/または商品を包含するコンテナと強固に係合及び係合解除するために十分な任意のサイズで作成されてよい。係合機構134は、UAV制御システム130と通信して(例えば、有線通信または無線通信により)、UAV制御システム130により制御される。
本明細書において説明されるUAVの実装は、プロペラを利用して飛行を実行及び維持するが、他の実装では、UAVは、他の様式で構成してよい。例えば、UAVは、固定翼及び/またはプロペラと固定翼との両方の複合体を含んでよい。係る構成では、UAVは、1つ以上のプロペラを利用して、離陸及び着陸を行なうことができ、固定翼構造または翼とプロペラとの複合構造を利用して、UAVの飛行中に飛行を維持することができる。
図2は、一実装による、プロペラモーター210をUAVの本体の剛性部材105に結合するためのモーターマウント組立体220の図を図示する。モーターマウント組立体220は、浮動マウント230、第1の分離層240、第2の分離層250、分離チューブ260、ケーシング270及び取付プレート280を含む。浮動マウント230は、浮動部分232及びデバイス連結部分234を含む。デバイス連結部分234は、UAVの推進システムの一部である電源デバイスへの連結用に構成される。図3の実装では、電源デバイスはプロペラモーター210であるが、代替的な実装では、エンジン等などの他の種類の電源デバイスを利用してよい。浮動部分232は、第1の分離層240及び第2の分離層250の間かつ分離チューブ260の内部に配置される。様々な実装では、第1の分離層240及び第2の分離層250ならびに分離チューブ260は様々な種類の材料で形成されてよく、図5に関して以下でさらなる詳細を説明する通り、様々な設計パラメータに従って選択されてよい。異なる材料の例としては、様々な実装では、異なる種類のエラストマー材料(例えば、ラテックスゴム、ゴム状物質、ネオプレン、ポリウレタン等)、コルク、紙、フェルト等を利用してよい。
ケーシング270は、第1の分離層240及び第2の分離層250ならびに分離チューブ260を囲んで接触し、これに応じて、浮動部分232を囲んで接触する。ケーシング270は、UAVの本体への連結用に構成される本体連結部分274を含む。図2の実装では、本体連結部分274は、UAVの本体(例えば、図1のUAV100)の一部である剛性部材105に連結される取付プレート280に連結される。デバイス連結部分234は、「T」字型の断面を有し、プロペラモーター210に連結するために第1の分離層240の開口及びケーシング270の開口を貫通し、ケーシング270の上部に配置される。デバイス連結部分234の長さ及び構成はプロペラモーター210とケーシング270との接触を防止し、これにより、プロペラモーター210からケーシング270に振動が直接伝搬し、これに応じて、UAVの本体の剛性部材105に振動が直接伝搬することを防止する。第1の分離層240及び第2の分離層250ならびに分離チューブ260は、浮動部分232を囲んで分離し、これに応じて、浮動部分232の各それぞれの側面がケーシング270及び/または取付プレート280に直接接触することを防止する。この構成は、ゆえに、浮動部分232からケーシング270及び/または取付プレート280への振動の直接的な伝搬を分離及び防止する。
例示の構成の1つの利点は、ケーシング270が、周囲が安定した構成かつ浮動部分232と接触した状態で分離部分240、250及び260の全てを一緒に囲んで保持することである。一構成では、ケーシング270を利用しない場合、分離チューブ260を代替的に利用して、分離層240及び250を類似する構成で保持してよい。しかしながら、特定の状況では、(例えば、モーター210の振動、トルク及び/または推力からの)強い力がほとんど分離チューブ260のみに作用するように発生し得るという点から、この目的で分離チューブ260を単独で利用するのは望ましくない場合がある。上記により、分離チューブ260は比較的高い硬度値を有する材料での作成が必要となる可能性があり、特定の用途には低い硬度値がより望ましい場合がある。例えば、減衰される振動が比較的低い周波数を有する場合、分離材料は比較的低い硬度値となることが望まれ得る。図2の構成では、ケーシング270(例えば、アルミニウムまたは他の材料で作成される)を利用することにより、大幅に低い硬度値を分離チューブ260の材料に利用することができる。より具体的には、構成の完全性は単に分離チューブ260の材料の強度に依存するわけではなく、むしろ分離チューブ260を保持し、高い安全率を提供し得るケーシング270の強度に依存する。
プロペラモーター210は、プロペラ(例えば、図1のUAV100のプロペラ102)を回転するプロペラ軸211を含む。様々な実装では、プロペラ軸211は、回転軸に対して回転する動力軸として表されてよい。プロペラモーター210の動作中、一般的に回転軸に平行である縦振動が発生することがあり、一般的に回転軸に垂直である半径方向振動が発生することがある。様々な実装では、プロペラモーター210及び連結される浮動部分232の剛性部材105への振動の伝搬は、第1の分離層240及び第2の分離層250ならびに分離チューブ260によって減衰され得る。例えば、図2の構成では、浮動部分230に接触し、軸方向で浮動部分230の片側を向く第1の分離層240及び第2の分離層250は、主に半径方向振動ではなく縦振動を減衰し得る。追加的には、浮動部分230に接触し、浮動部分230の周囲を半径方向に向く分離チューブ260は、主に縦振動ではなく半径方向振動を減衰し得る。以下でさらなる詳細を説明する通り、縦振動及び半径方向振動の減衰は、UAVを飛行させるプロペラモーターの動作によって発生する音を効果的に緩和し得る。
図3は、一実装による、プロペラモーター310をUAVの本体の剛性部材105に結合するモーターマウント組立体320の図を図示する。図3のモーターマウント組立体320の特定の構成要素は、図2のモーターマウント組立体220の特定の構成要素と類似しており、以下に別途記載のない限り、同様に動作すると理解される。図3に示す通り、モーターマウント組立体320は、浮動マウント330、第1の分離層340、第2の分離層350、分離チューブ360、ケーシング370及び取付プレート380を含む。浮動マウント330は、浮動部分332及びデバイス連結部分334を含む。図2及び図3の実装間の1つの違いは、図3の浮動マウント330が3つのデバイス連結部分334を含む一方、図2の浮動マウント230は「T」字型の断面を備える単一のデバイス連結部分234のみを含むことである。
様々な実装では、デバイス連結部分334は、いくつかの状況では、単一のデバイス連結部分と比べて安定した支持を提供し、付随する振動の伝搬をプロペラモーター310から浮動部分332に提供すると考えら得る。追加的に、図3に例示された構成では、浮動部分332をケーシング370内に配置するか、またはケーシング370から取り除くために、デバイス連結部分334を浮動部分332から取り外す必要はない(例えば、図2のデバイス連結部分234の「T」字型断面と比較すると、デバイス連結部分234では、いくつかの構成において係る取り外しが必要となり得る)。第1の分離層340は対応する穴を含み、デバイス連結部分334はこの穴を貫通する。デバイス連結部分334はさらに、対応するチューブ区域336、分離グロメット338及びプロペラモーター310に連結するためのケーシング370内の穴を貫通するように示されている。様々な実装では、チューブ区域336及び分離グロメット338は、デバイス連結部分334がケーシング370から確実に分離するよう支援し、これによって、連結されたプロペラモーター310からの振動がケーシング370に伝搬することは実質的にない。
図3にさらに例示する通り、モーターマウント組立体320の様々な構成要素の組み立て及び強固な連結を行うために、締結要素312、372及び386を利用してよく、以下でより詳細に説明する。様々な実装では、締結要素312、372及び386は様々な締結機能を行うことができる、あらゆる種類の締結要素(例えば、ねじ、ボルト等)であってよい。いくつかの実装では、締結要素312、372及び386は、特定の種類の接着剤(例えば、糊等)を使用する必要なく、様々な構成要素の組み立て及び固定を行うことができ得る。様々な用途では、締結要素は特定の種類の接着剤より強固である(例えば、高い応力がかけられる動作中に外れにくい)と考えられ得る。追加的には、係る接着剤の使用は、いくつかの構成では、様々な構成要素の分解及び交換を阻害し得る。対照的に、様々な締結要素312、372及び386を利用することにより、締結及び取り外しが簡単になる場合があり、個々の分離部分及び/またはモーターマウント組立体をまとめて利用及び交換することが容易になる。このモジュール式構成は、(例えば、分離部分340、350または360のうちの1つ以上を交換または変更することによって等)異なる振動減衰特性を実現するために変更を行う場合など、特定の用途に特に望ましいことがある。
図3に例示する特定の組立体に関しては、ケーシング370の本体連結部分374を取付プレート380に強固に連結するために締結要素372を利用する。締結要素386は、取付プレート380を剛性部材105に強固に連結するために、1組のブラケット385と共に利用される。締結要素312は、プロペラモーター310をデバイス連結部分334の端部に強固に連結するために、デバイス連結部分334を上方に貫通するように示される。様々な実装では、締結要素312及び/またはデバイス連結部分334は、プロペラモーター310とケーシング370との間に間隔を提供するために十分な長さを有し得るか、または別様には上部に構成されてよく、これにより、プロペラモーター310がケーシング370に着座するか、または別様にはケーシング370に直接接触すること防止する。プロペラモーター310からの間隔は、プロペラモーター310からケーシング370及び連結された剛性部材105への振動の直接的な伝搬を防止する。様々な実装では、締結要素312は第2の分離層350の底部の凹部内及び/または取付プレート380の凹部内に配置され得る先端を含んでよく、先端は取付プレート380に直接的に接触することはない。取付プレート380に接触しないことにより、プロペラモーター310及び連結された締結要素312から取付プレート380及び連結された剛性部材105への振動の伝搬が再び実質的に防止される。
図2に関して上に説明したプロペラモーター210と同様に、図3のプロペラモーター310は、プロペラを回転するプロペラ軸311を含む。様々な実装では、プロペラモーター310及び連結される浮動部分332の剛性部材105への振動の伝搬は、第1の分離層340及び第2の分離層350ならびに分離チューブ360によって減衰され得る。例えば、第1の分離層340及び第2の分離層350は、浮動部分330に接触して軸方向で浮動部分330の片側を向き、主に半径方向振動ではなく縦振動を減衰し得る。追加的には、浮動部分330に接触し、浮動部分330の周囲を半径方向に向く分離チューブ360は、主に縦振動ではなく半径方向振動を減衰し得る。
図4A及び図4Bは、一実装による、図3のケーシング370の図を図示する。図4Aは、ケーシング370の底面図であり、ケーシング370内に包含される第1の分離層340及び分離チューブ360の位置を例示している。開口342(例えば、穴の形状)が第1の分離層340に例示されており、デバイス連結部分334はこの開口を貫通して、図3に関して上に説明した通り、第1の分離層340の反対側及びケーシング370上でプロペラモーター310に連結する。図4Bは、ケーシング370の上面図であり、開口376(例えば、穴の形状)が例示されており、デバイス連結部分334はこの開口を上方に貫通して、図3に関して上に説明した通り、プロペラモーター310に連結する。開口378は、下方向に延長し得るプロペラモーター310の延長部を収容するように設けられる。プロペラモーター310の下方向の延長部は、ケーシング370に接触しないように開口378内に配置される。図3に関して上に説明した通り、ケーシング370を取付プレート380に連結するために、本体連結部分374を利用する。ケーシング370は、本体連結部分374から締結要素372を取り外すことによって、取付プレート380から比較的容易に取り除くことができるように構成され、これにより、モーターマウント組立体320内で任意の構成要素を交換または変更するプロセスが簡素化される。
図2〜図4の実装は、特定の構成例を例示しており、他の構成も利用され得ることが理解されるだろう。例えば、1つの代替的な実装では、剛性部材105の一部分は中空であってよく、ケーシングとして利用されてよい。係る構成では、分離部分は剛性部材のケーシング部分の内部に注入されるか、または配置されてよく、浮動マウントの浮動部分を囲んでよい。浮動マウントのデバイス連結部分は、図2及び図3に例示する浮動マウントの構成と同様に、電源デバイス(例えば、プロペラモーター)に連結するために、剛性部材のケーシング部分内の開口を貫通してよい。剛性部材のケーシング部分の縁部は、剛性部材の残り(例えば、部分)に連結する及び/または別様にはUAVの本体の残りの部分に連結される本体連結部分として設計されてよい。本明細書に開示される原則を基に、モーターマウント組立体の他の構成が同様に想定され得ると理解されるだろう。
図5は、一実装による、浮動マウントと連結して利用するために分離材料を選択するプロセス例500を例示するフロー図である。本プロセス及び本明細書に説明する各プロセスは、本明細書に説明するアーキテクチャによって、または他のアーキテクチャによって実装され得る。このプロセスは、論理的なフロー図においてブロックの集合として例示される。一部のブロックは、ハードウェア、ソフトウェアまたはその組み合わせで実装できる動作を表す。ソフトウェアに関連して、ブロックは、1つ以上のプロセッサによって実行されると、列挙される動作を行う1つ以上のコンピュータ可読媒体に記憶されたコンピュータ実行可能命令を表す。一般的に、コンピュータ実行可能命令には、特定の機能を行うか、または特定の抽象データ型を実装するルーチン、プログラム、オブジェクト、構成要素、データ構造などが含まれる。
コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を含むことがあり、これには、ハードドライブ、フロッピーディスケット、光学ディスク、CD−ROM、DVD、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、磁気もしくは光学カード、ソリッドステートメモリデバイスまたは電子命令を記憶するのに適した他の種類の記憶媒体を含んでよい。追加的に、いくつかの実装では、コンピュータ可読媒体は、一時的なコンピュータ可読信号を(圧縮または非圧縮形式で)含んでよい。コンピュータ可読信号の例は、キャリアを用いた変調の有無に関わらず、コンピュータプログラムをホストするかまたは実行するコンピュータシステムがアクセスするよう構成できる信号を含み、インターネットまたは他のネットワークを通じてダウンロードされた信号を含むが、これに限定されない。最後に、動作が記述される順番は限定として解釈されるよう意図していないが、記述された動作のあらゆる番号はあらゆる順番及び/または処理の実行に平行して組み合わせることができる。
分離材料を選択するための図5のプロセス例に関して、様々な実装では、モーターマウント組立体は、選択され得る1つ、2つまたはそれ以上の分離材料を含み得る。様々な実装では、分離部分は同じ分離材料から作成されてよく、または異なる分離材料から作成されてよい。例えば、図2及び図3の構成に関して、第1及び第2の分離層ならびに分離チューブは、個々に追加及び取り外し可能な個別の分離部分として形成され得る。一実装では、第1の分離部分(例えば、第1及び第2の分離層を含む)は主に縦振動を減衰するように設計されてよく、このために、1つ以上の分離材料が選択され得る(例えば、第1及び第2の分離層を異なる分離材料または同じ分離材料で作成してよい)。これに対応して、第2の分離部分(例えば、分離チューブを含む)は主に半径方向振動を減衰するように設計されてよく、このために、第1の分離部分に対して選択された分離材料と同じまたは異なる分離材料が選択され得る。
別の例では、分離部分の1つ以上は、分離材料をケーシングの対応領域に射出成形することによって形成され得る。一実装では、分離材料はケーシング内の浮動部分の周りに注入されてよく、この場合、第1及び第2の分離層ならびに分離チューブはそれぞれケーシング内の単一の連続した分離材料の部分となり得る。代替的には、異なる注入及び/または他のプロセスを利用して、第1及び第2の分離層ならびに分離チューブのそれぞれを個別に形成してよい。様々な実装では、様々な特性を有する分離材料及び/または複数の分離材料を注入プロセスの一環として利用してよい。例えば、傾斜方式の充填を利用してよく、ここで、分離材料の特性(例えば、硬度等)は注入プロセスの過程にわたり変化し、これに応じてケーシング内の異なる場所で変化するように作成してよい。注入プロセスの一環として、異なる種類の分離材料(例えば、異なる種類のウレタン等)を同時に注入してよい及び/または別様には混合してよい。本明細書に開示される原則を基に、分離材料の他の構成が同様に想定され得ると理解されるだろう。
図5に示す通り、分離材料を選択するプロセス例は、502に示すように、UAVの周波数応答を判定することにより開始する。様々な実装では、係る周波数応答情報は、様々な目的のために利用され得る。例えば、係る周波数応答情報は、UAVの本体がモーターからの付随する振動を増幅させる可能性があるため、UAVのピーク周波数応答が(例えば、正常動作中のモーターによるプロペラの回転に対する)翼通過周波数の範囲内であるかどうかを判定するために利用され得る。範囲内である場合、これに対応して、係る周波数で振動を減衰するように作用するモーターマウント組立体の構成及び分離材料を選択することは有益となり得る。特定の例示的な一例として、UAVの本体の様々な部分に対するピーク周波数応答が約260Hz、360Hz及び400Hzであると判定される場合、特にこれらの周波数で振動を減衰するように作用する分離材料を選択することが望まれ得る。
UAVの周波数応答が判定されると、504に示すように、プロペラモーターのデータが決定される。例えば、上に説明した通り、翼通過周波数及びモーターに関する他の動作データ(例えば、動作速度、予測される振動及び方向等を含む)は、振動を減衰するための材料の選択にとって重要な要素となり得る。様々な実装では、係るモーターデータは様々なソース(例えば、モーターの物理テスト、シミュレーション、データシート等)から入手され得る。モーターデータが決定されると、506に示すように、分離材料に対して、固有調波周波数及び設計上の制約が決定される。様々な実装では、分離材料の伝達率のクロスオーバー周波数がモーターからの振動の潜在的な周波数に関連していると決定される。例えば、分離材料に大きくかつ望ましくない応力がかかることがあるため、モーターからの入力振動周波数が分離材料の固有調波周波数を通過するのは望ましくない場合がある。最初に選択された分離材料(例えば、第1及び第2の分離部分)に加えて、後に選択される任意の交換用の分離材料は、固有調波周波数がモーターの振動の周波数の範囲内に収まらないよう、同様に選択され得る。
様々な実装では、重量及び寸法の制約(例えば、UAVの形状及び重量の予算等に基づく)も決定され得る。重量及び分離材料にかかる力に関して、いくつかの実装では、分離材料の有効固有調波周波数は重量が増えるにつれて低下し得ることが実験的に判明している。飛行経路の着陸及び離陸部分の間、分離材料には増加した力が加わることがあり、これに応じて、有効固有調波周波数は低下し得る。飛行経路の着陸及び離陸部分中に分離材料がモーターの振動をより効果的に減衰でき得る(例えば、分離材料の固有調波周波数を上回ることがある)という点から、有効固有調波周波数の低下は様々な実装において有益であり得る。様々な実装では、これらの飛行経路の同じ部分は、緊密なユーザ相互作用(例えば、ユーザが配送中の商品を受け取る)を伴うものであり得、このため、対応する振動の減衰(例えば、ユーザを不快にさせないよう、プロペラモーターからの騒音を緩和する)は特に望ましい場合があるということが分かる。図6に関して以下でさらなる詳細を説明する通り、現在の重量、力、温度等に関するデータは、モーターマウント組立体の騒音緩和特性に影響を及ぼすことがあり(例えば、固有調波周波数等に関連する等のように)、騒音緩和手順中にモーターの最適な動作周波数等を決定するために利用され得る。
固有調波周波数及び設計上の制約が決定されると、508に示すように、異なる候補の分離材料がモデル化される。様々な実装では、異なる技法をモデル化に利用してよい。例えば、ケルビン・フォークト技法を利用して、候補の分離材料を粘弾性材料としてモデル化してよい。追加的には、決定された周波数(例えば、UAVのピーク周波数応答等)を分離及び減衰するために必要な特性に対して、様々な計算(例えば、損失率、減衰比等)を行ってよい。
異なる候補の分離材料をモデル化すると、510に示すように、候補の分離材料が第1及び第2の分離部分に対して選択される。上記の通り、一実装では、第1の分離部分(例えば、第1及び第2の分離層を含む)は縦振動を主に減衰するように設計されてよく、一方で第2の分離部分(例えば、分離チューブを含む)は半径方向振動を主に減衰するように設計されてよい。様々な実装では、第1及び/または第2の分離部分に対して複数の分離材料を選択してよい。例えば、第1の分離部分の一部である第1及び第2の分離層はそれぞれ異なる分離材料から作成されてよいか、または同じ分離材料から作成されてよい。様々な実装では、分離材料の組み合わせをさらに利用してよい。例えば、同時に注入される及び/または別様には混合される異なる分離材料(例えば、異なる種類のウレタン等)を利用してケーシングへの射出成形を行い、第1及び/または第2の分離部分あるいはそれらの任意の部分を形成してよい。
様々な実装では、分離材料の選択は様々な要素に基づいてよい。例えば、分離材料は、所望の減衰作用に必要な材料硬度の計算に少なくとも部分的に基づいて選択されてよい。材料は様々な範囲に従って選択されてよい(例えば、正常な動作中に予測される温度変化の範囲内で安定した状態を維持する、所望の硬度値の範囲で利用可能な材料等)。特定の例示的な一例として、ショアA硬度が30デュロメータのネオプレンゴムを、特定の用途に対する1つの候補の分離材料として選択してよい。
候補の分離材料が選択されると、候補の分離材料は512に示すように、UAV及び/またはシミュレーションでテスト及び/または利用される。例えば、初期の設計値を利用して非線形解析を実行してよい。別の例として、利用及び/またはテスト用に候補の分離材料の初期のプロトタイプを(例えば、レーザー切断、水噴射等により)作成してよい。プロトタイプは様々な種類の装置(例えば、掃引周波数入力でのシェーカーテーブル上など)を利用してテストしてよい。プロトタイプはさらにまたは代替的に、正常な動作中にUAVで利用されてよく、(例えば、材料の性能、振動等を測定するために)様々なセンサを利用してよい。
候補の分離材料が利用及び/またはテストされると、514に示すように、性能が良好かどうかの判定が行われる。性能が良好でない場合、プロセスはブロック510に戻り、ここで他の候補の分離材料が選択され得る。514に示すように、性能が良好であると判定される場合、516に示すように、プロセスは完了する。様々な実装では、性能が良好かどうかの判定は様々な要素を基に判定され得る。例えば、達成される振動の減衰の物理的な測定が行われてよく、これは望ましい減衰レベルと比較され得る。
様々な実装では、性能が良好かどうかの判定の一環として、心理音響基準をさらにまたは代替的に利用し得る。例えば、利用され得る一部の心理音響基準は、ラフネス、シャープネス、トーナリティ、ラウドネス、フラクチュエーション等を含み得る。様々な実装では、これらの心理音響基準の例のそれぞれは特定の特性によって定義され得る。例えば、ラフネスは変調周波数に比例することがあり、聴力の周波数分解能及び時間分解能に関連し得る。シャープネスは主に狭帯域音のスペクトル成分及び中心周波数に影響を受け得る。トーナリティは比較的主観的な基準であることがあり、その値を決定するための正式な数式はない。ラウドネスは音圧対周波数プロット上で等感曲線を有することがあり、音の強度に関連することがあるが、他の要素にも依存し得る。フラクチュエーションは変調周波数に関連することがあり、音圧とともに増加し得る。特定の例示的な一例として、一実装では、快適性Pを評価するために以下の数式を利用してよい。

…(数式1)

数式1に関して、P=快適性(無次元)、R=ラフネス(asper)、S=シャープネス(acum)、T=トーナリティ(無次元)及びN=ラウドネス(sone)である。P/Pは感覚的な快適性の比率として表されることがあり、ここでPは、第1のモーターマウント組立体を利用しているUAVの動作によって発生する騒音に関する快適性の値を示してよく、Pは、第2のモーターマウント組立体を利用しているUAVの動作によって発生する騒音に関する快適性の値を示してよい。一般的に、P/P>1の場合、PはPより快適であることが示される。様々な実装では、テスト中の新しいモーターマウントの性能が良好かどうかの判定は、感覚的な快適性の比率P/Pが別のモーターマウントよりも十分な改善を示すかどうかに少なくとも部分的に基づいて判定され得る。
図6は、一実装による、UAVの騒音緩和に対するプロセス例600を例示するフロー図である。プロセス例は、602に示すように、UAV用の飛行経路を決定することで開始する。様々な実装では、飛行経路の開始点(例えば、UAVの現在の場所)は材料処理施設、配送が完了した後の配送場所等に関連付けられてよい。飛行経路の航行の一環として、UAVは指定ルートに従ってよく、発生し得る任意の動的なイベントを感知及び反応するための機能(例えば、他のUAV、構造物などの任意の障害物の回避等)をさらに有してよい。
飛行経路に沿った出発前または出発後に、604に示すように、1つ以上の騒音緩和手順を行うかどうかを決定する。様々な実装では、騒音緩和手順は飛行経路の部分中に行われてよく、ここでの騒音緩和は特に望ましい。例えば、商品の配送を受けるユーザは、飛行経路の着陸及び離陸部分中にUAVに接近している場合があり、この結果、このような場合には騒音緩和手順を行うことが望まれ得る。
騒音緩和手順を行うことになると、606に示すように、モーターマウント組立体及び分離材料の騒音緩和特性に影響を与える現在のデータが決定される。例えば、UAVによって運ばれている現在の重量、離陸及び着陸に必要であると予測される推力、現在の温度、現在の気象条件等に関するデータは、モーターマウント組立体及び分離材料の騒音緩和特性に影響を及ぼし得る。様々な実装では、(例えば、遠隔コンピューティングリソースから受信され、センサによって決定される等のような)係る要素に関するデータは、飛行経路(例えば、着陸中、離陸中など)の特定部分中の騒音緩和に対して最も望ましい結果をもたらすであろう動作速度(例えば、モーターのRPM)を選択する騒音緩和手順の一環として利用され得る。具体的な例として、温度及び/または重量に関するデータ(例えば、商品の配送時の着陸中または商品を納入後の離陸中など)が決定されてよい。係るデータをその後、係る温度及び/または重量がモーターマウント組立体及び分離材料の周波数応答に与える既知の影響と共に利用し、(例えば、上記の数式1に従って快適度Pの値によって測定されるような)最も望ましい結果を生むための最適な動作速度を決定してよい。
現在のデータを決定すると、608に示すように、飛行経路に沿った指定場所で騒音緩和手順が実行される。様々な実装では、騒音緩和手順が異なる時間に実行されることになる場合(例えば、着陸中、離陸中など)、各騒音緩和手順が実行されることになる時点での現在のデータが決定され得る。608に示すように、騒音緩和手順が実行されるか、604に示すように、騒音緩和手順が実行されない場合、飛行経路の残りの部分が完了し、610に示すように、UAVは目的地に到着する。
図7は、UAV100のUAV制御システム例130を例示するブロック図である。様々な例では、ブロック図は、UAV制御システム130の1つ以上の態様の例示であり得、これらの態様を使用して、上に説明した様々なシステム及び方法を実装し得る。例示の実装では、UAV制御システム130は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体720に入力/出力(I/O)インターフェース710を介して結合される1つ以上のプロセッサ702を含む。UAV制御システム130はさらに、プロペラモーターコントローラ704、電源モジュール706及び/またはナビゲーションシステム708を含み得る。UAV制御システム130はさらに、係合機構コントローラ712、ネットワークインターフェース716、1つ以上の入力/出力デバイス718を含む。
様々な実装では、UAV制御システム130は、1つのプロセッサ702を含むユニプロセッサシステム、またはいくつかのプロセッサ702(例えば、2つ、4つ、8つもしくは別の適切な数)を含むマルチプロセッサシステムであり得る。プロセッサ702(複数可)は、命令を実行することが可能な任意の適切なプロセッサであり得る。例えば、様々な実装では、プロセッサ(複数可)702は、様々な命令セットアーキテクチャ(ISA)、例えば、x86、PowerPC、SPARCもしくはMIPS ISA、または任意の他の適切なISAなどのうちのいずれかを実施する汎用または組み込みプロセッサであり得る。マルチプロセッサシステムでは、プロセッサ(複数可)702のそれぞれは、通常同じISAを実装してよいが、必ずしも同じISAを実装しないことがある。
非一時的なコンピュータ可読記憶媒体720は、プロセッサ(複数可)702からアクセスできる実行可能命令及び/またはデータアイテムを記憶するように構成され得る。様々な実装では、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体720は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、シンクロナスダイナミックRAM(SDRAM)、不揮発性/フラッシュ型メモリまたは任意の他の種類のメモリのような任意の適切なメモリ技術を使用して実装されてよい。例示の実装では、上に説明した機能のような所望の機能を実装するプログラム命令及びデータは、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体720内に、プログラム命令722、データストレージ724、飛行経路データ726及び騒音緩和命令728としてそれぞれ記憶される様子が示されている。他の実装では、プログラム命令、飛行経路データ、騒音緩和データ及び/または他のデータを受信する、送信する、または非一時的な媒体などの異なる種類のコンピュータアクセス可能媒体に記憶するか、もしくは非一時的なコンピュータ可読記憶媒体720またはUAV制御システム130とは別体の同様の媒体に記憶し得る。一般的に、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、磁気媒体または光媒体、例えば、UAV制御システム130にI/Oインターフェース710を介して結合されるディスクまたはCD/DVD−ROMなどの記憶媒体またはメモリ媒体を含み得る。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を介して記憶されるプログラム命令及びデータは、電気信号、電磁信号またはデジタル信号のような伝送媒体または信号を介して伝送されてよく、これらの信号は、ネットワーク及び/または無線リンクなどの通信媒体を介して伝えられてよく、例えば、ネットワークインターフェース716を介して実施されてよい。
一実装では、I/Oインターフェース710は、I/Oトラフィックをプロセッサ(複数可)702、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体720及び入力/出力デバイス718などの任意のペリフェラルデバイス、ネットワークインターフェースまたは他のペリフェラルインターフェースの間で調整するように構成され得る。いくつかの実装では、I/Oインターフェース710は、あらゆる必要なプロトコル、タイミング変換または他のデータ変換を実行して、1つの構成要素(例えば、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体720)からのデータ信号を、別の構成要素(例えば、プロセッサ(複数可)702)が使用するのに適する形式に変換し得る。いくつかの実装では、I/Oインターフェース710は、例えば、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(PCI)バス規格またはユニバーサルシリアルバス(USB)規格の変形例などの様々な種類のペリフェラルバスを介して連結されるデバイスに関するサポートを含み得る。いくつかの実装では、I/Oインターフェース710の機能は、例えば、ノースブリッジ及びサウスブリッジなどの2つ以上の個別の構成要素に分けられ得る。さらに、一部の実装では、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体720とのインターフェースなどのI/Oインターフェース710の機能性の一部または全ては、プロセッサ(複数可)702に直接組み込まれ得る。
プロペラモーター(複数可)コントローラ704は、ナビゲーションシステム708と通信して、各プロペラモーターの電力を調整することにより、決定した飛行経路に沿ってUAVを飛行させる。ナビゲーションシステム708は、GPSまたは他の同様のシステムを含んでよく、これらはUAV及び/または1つの場所から航行するために使用できる。上に説明したように、様々な実装では、UAVは、騒音緩和命令728により、騒音緩和手順を利用して何度も飛行し得る。電源モジュール706は、UAVの1つ以上の電源モジュール(例えば、バッテリー)に関連する充電機能及び任意の切り替え機能を制御し得る。
係合機構コントローラ712は、飛行中に運ばれる商品を係合及び/または係合解除するために使用されるモーター(複数可)(例えば、サーボモーター)と通信する。ネットワークインターフェース716は、UAV制御システム130、ネットワークに連結される他のコンピュータシステムなどの他のデバイスの間でデータを交換することができるように構成され得る。様々な実装では、ネットワークインターフェース716は、Wi−Fi(登録商標)ネットワークなどの無線汎用データネットワークを介した通信をサポートし得る。例えば、ネットワークインターフェース716は、携帯電話通信ネットワーク、衛星ネットワークなどのような電気通信ネットワークを介した通信をサポートし得る。
入力/出力デバイス718は、いくつかの実装では、1つ以上のディスプレイ、画像撮影装置、熱センサ、赤外線センサ、飛行時間センサ、加速度計、圧力センサ、気流センサ、速度センサ、振動センサ、騒音センサ、重量センサ、温度センサ等を含み得る。例えば、係るセンサは、騒音緩和手順中に、振動、音、速度、重量、温度等の特定の態様を測定するために利用され得る。複数の係る入力/出力デバイス718を設け、UAV制御システム130により制御してよい。さらに航行、着陸、飛行中の障害物回避等を支援するために特定のセンサを利用してよい。
図7に示す通り、メモリは、プログラム命令722を含んでよく、プログラム命令722は、上に説明したプロセス及び/またはサブプロセスの例を実施するように構成され得る。データストレージ724は、データアイテムを維持する様々なデータストアを含んでよく、これらのデータアイテムは、飛行経路を決定し、着陸し、騒音緩和手順を実行する等のために供給され得る。騒音緩和命令728は、上に説明した騒音緩和手順の例を実施するように構成され得る。様々な実装では、本明細書において1つ以上のデータストアに含まれるとして例示されるパラメータ値及び他のデータは、説明されない他の情報と組み合わせられ得るか、またはより多くのデータ構造、より少ないデータ構造、または異なるデータ構造に別々に分割され得る。いくつかの実装では、データストアは、1つのメモリに物理的に配置され得るか、または2つ以上のメモリに分散され得る。
当業者であれば、UAV制御システム130は単なる例示に過ぎず、本開示の範囲を限定するものではないことを理解するであろう。具体的には、コンピューティングシステム及びコンピューティングデバイスは、指定された機能を実行することができるハードウェアまたはソフトウェアの任意の組み合わせを含んでよく、任意の組み合わせとして、コンピュータ、ネットワークデバイス、インターネット機器、PDA、無線電話、ページャ等を含む。UAV制御システム130はさらに、例示しない他のデバイスに接続され得るか、またはそうではなく、スタンドアローンシステムとして動作し得る。追加的に、例示される構成要素によって提供される機能性は、いくつかの実装では、より少ない構成要素に組み合わされるか、または追加の構成要素内に分散され得る。同様に、いくつかの実装では、例示される構成要素の一部の機能性は、提供されない場合もあり、及び/または他の追加の機能性が利用可能である場合もある。
当業者であれば、様々なアイテムが、使用中のメモリまたはストレージに記憶されるものとして例示されているが、これらのアイテムまたはこれらのアイテムの一部を、メモリの管理及びデータ完全性の目的上、メモリと他のストレージデバイスとの間で転送してよいことをさらに理解するであろう。代替的には、他の実装では、ソフトウェア構成要素の一部または全ては、別のデバイスのメモリ内で実行してよく、例示のUAV制御システム130と通信してよい。システム構成要素またはデータ構造の一部または全ては、適切なドライブの読み取り先の非一時的なコンピュータアクセス可能媒体またはポータブル製品に記憶されてよく(例えば、指示通りに、または構造化データ通りに)、これらの様々な例が上に説明されている。いくつかの実装では、UAV制御システム130とは別体のコンピュータアクセス可能媒体に記憶される命令は、UAV制御システム130に、無線リンクのような通信媒体を介して伝えられる電気信号、電磁信号またはデジタル信号などの伝送媒体または信号を介して送信されてよい。様々な実装はさらに、上述の説明に従って実施される命令及び/またはデータをコンピュータアクセス可能媒体上で受信すること、送信することまたは記憶することを含み得る。したがって、本明細書において説明される技法は、他のUAV制御システム構造を用いて実施してよい。
本明細書に開示する実施形態は、1つ以上のプロペラモーター、本体及び/またはプロペラモーターを本体に結合するモーターマウント組立体を含む無人飛行機(UAV)を含み得る。UAVのモーターマウント組立体は、第1及び第2のエラストマー層、エラストマーチューブ、浮動マウント及び/またはケーシングのうち1つ以上を含み得る。UAVのモーターマウント組立体の浮動マウントは、プロペラモーター及び/またはエラストマーチューブの内部にあり第1及び第2のエラストマー層の間に配置される浮動部分に連結される1つ以上のデバイス連結部分を含み得る。ケーシングはUAVの本体に連結される本体連結部分を含み得る。ケーシングは第1及び第2のエラストマー層ならびにエラストマーチューブを囲み得る。
任意には、ケーシングの本体連結部分は、UAVの本体に連結される取付プレートに連結され得る。任意には、デバイス連結部分の少なくとも一部は、プロペラモーターに連結するために、第1のエラストマー層内の開口を貫通し得る。任意には、デバイス連結部分の少なくとも一部は、プロペラモーターに連結するために、ケーシング内の開口を貫通し得る。任意には、プロペラモーターは入力周波数の範囲を有することがあり、エラストマーチューブならびに第1及び第2のエラストマー層はプロペラモーターの入力周波数の範囲内に収まらない固有調波周波数を含み得る。任意には、UAVはさらにUAV制御システムを含むことがあり、UAV制御システムは、1つ以上のプロセッサ及び/または1つ以上のプロセッサに結合されたメモリを含み、1つ以上のプロセッサにより実行されると、1つ以上のプロセッサにUAVの飛行の一部の間に騒音緩和手順を少なくとも行わせるプログラム命令を記憶する。任意には、騒音緩和手順は、モーターマウント組立体の騒音緩和特性に影響を与える現在のデータに少なくとも部分的に基づき得る。
本明細書に開示する実施形態はさらに、浮動部分及びデバイス連結部分を含む浮動マウント、本体連結部分を備えるケーシング及び/または浮動部分に接触する分離部分のうちの1つ以上を含むマウント組立体を含み得る。デバイス連結部分は、電源デバイスに連結するように構成され得る。本体連結部分は無人飛行機(UAV)の本体の連結用に構成され得る。分離部分は浮動部分の周りに配置されてよく、ケーシング内に包含されてよい。
任意には、電源デバイスはモーターまたはエンジンのうちの少なくとも1つであり得る。任意には、分離部分は第1の分離層を含むことがあり、デバイス連結部分が電源デバイスに連結されるとき、第1の分離層は電源デバイスと浮動部分との間に配置されてよい。任意には、第1の分離層は開口を含んでよく、デバイス連結部分の少なくとも一部がこの開口を貫通し得る。任意には、浮動マウントはさらに、電源デバイスへの連結用に構成され得る少なくとも2つの追加のデバイス連結部分を含み得る。任意には、分離部分は浮動部分の少なくとも周囲に配置されるエラストマー材料のチューブを含み得る。任意には、分離部分は浮動部分の周りでケーシング内に注入されたエラストマー材料を含み得る。
本明細書に開示する実施形態はさらに、電源デバイスを無人飛行機(UAV)の本体に結合するためのマウント組立体を含んでよく、マウント組立体は、浮動マウント、縦振動を減衰するように構成され得る第1の分離部分及び/または半径方向振動を減衰するように構成され得る第2の分離部分のうちの1つ以上を含む。デバイス連結部分及び/または第2の分離部分は浮動部分に接触し得る。浮動マウントは、浮動部分及び/または回転軸に対して回転する動力軸を有する電源デバイスへの連結用に構成され得るデバイス連結部分のうちの1つ以上を含んでよく、電源デバイスによって発生する縦振動は一般的に回転軸に平行である場合があり、電源デバイスによって発生する半径方向振動は一般的に回転軸に垂直である場合がある。
任意には、第1の分離部分は開口を含んでよく、デバイス連結部分の少なくとも一部はこの開口を貫通してよい。任意には、第1の分離部分は2つの分離層を含んでよく、この2つの分離層の間に浮動部分が配置され、第2の分離部分は浮動部分の周囲を囲んでよい。任意には、マウント組立体はさらに、第1及び第2の分離部分を囲み、UAVの本体への連結用に構成される本体連結部分を含み得るケーシングを含み得る。任意には、マウント組立体はさらに、第1または第2の分離部分の少なくとも1つの交換に対応できるよう、締結時に本体連結部分を本体に連結し、取り外し時にケーシングが取り外し可能になる締結要素を含んでよい。任意には、電源デバイスは、動作中に振動の周波数の範囲を有することがあり、第1及び第2の分離部分はそれぞれ第1及び第2の固有調波周波数を有することがあり、これらは電源デバイスの振動周波数の範囲内に収まらない。任意には、マウント組立体はさらに、第1または第2の分離部分のうちの少なくとも1つを交換するために利用されることがあり、電源デバイスの振動周波数の範囲内に収まらない、第1または第2の固有調波周波数とは異なり得る第3の固有調波周波数を含み得る交換用の分離部分を含んでよい。
当業者であれば、いくつかの実装では、上に述べたプロセス及びシステムにより提供される機能性は、代替的な方法で提供してもよく、例えば、機能性をさらに多くのソフトウェアモジュールもしくはルーチンに分割してよいか、またはより少ないモジュールもしくはルーチンにまとめてよいことを理解するであろう。同様に、いくつかの実装では、例示のプロセス及びシステムは、他の例示のプロセスを代わりに削除する場合もしくは係る機能性をそれぞれ含む場合、または提供される機能性の数を変更する場合のように、記載される機能性よりも多くの機能性または少ない機能性を提供してよい。追加的には、様々な動作が、特定の様式で(例えば、連続して、または並行して)及び/または特定の順序で行なわれるものとして例示される場合があるが、当業者であれば、他の実装では、これらの動作は他の順序で、かつ他の様式で行なってもよいことを理解するであろう。当業者であればまた、上に述べたデータ構造は、異なる様式で構造化してよい、例えば、単一データ構造を複数のデータ構造に分割することにより、または複数のデータ構造を単一データ構造にまとめることなどにより構造化してよいことを理解するであろう。同様に、いくつかの実装では、例示のデータ構造は、他の例示のデータ構造を代わりに削除する場合、もしくは係る情報をそれぞれ含む場合、または記憶される情報の量または種類を変更する場合などのように、記載される情報よりも多くの情報、または少ない情報を記憶してよい。図面に例示され、かつ本明細書に記載される様々な方法及びシステムは、実装例を表わしている。方法及びシステムは、他の実装では、ソフトウェア、ハードウェア、またはそれらの組み合わせで実装されてよい。同様に、他の実装では、任意の方法の順序は変更されてよく、様々な要素が追加、再順序付け、組み合わせ、省略、修正などがされてよい。
これまでの説明では、特定の実装は例示目的で本明細書に説明されているが、添付の特許請求の範囲及び特許請求の範囲に列挙される要素の趣旨及び範囲から逸脱しない限り、様々な修正が行なわれ得ることが理解されるであろう。追加的に、特定の態様が以下に、特定の請求項形式で提示されるが、本発明者らは、様々な態様をいずれの利用可能な請求項形式でも想定する。例えば、いくつかの態様のみが現時点で、特定の構成に具現化されているとして記述されている可能性があるが、他の態様を同じようにして、そのように具体化してよい。本開示の利点を有する当業者に明白であるように、様々な修正及び変更が行われてよい。全ての係る修正及び変更を含むことが意図され、したがって、上記説明は制限的な意味ではなく例示的な意味で考えられるべきである。

Claims (10)

  1. プロペラモーターを無人飛行機(UAV)の本体に結合するマウント組立体であって、
    浮動部分及び少なくとも3つのデバイス連結部分を備え、前記デバイス連結部分は前記プロペラモーターに連結されるように構成される、浮動マウントと、
    本体連結部分を備え、前記本体連結部分は前記UAVの前記本体への連結用に構成されるケーシングと、
    前記プロペラモーターと前記浮動部分との間に配置され、少なくとも3つの開口を含む第1の分離層を有し、前記浮動部分に接触し、前記浮動部分の周りに配置され前記ケーシング内に包含される分離部分と、
    を備え
    3つの前記デバイス連結部分の少なくとも一部が対応する前記開口を貫通する、マウント組立体。
  2. 前記分離部分は前記浮動部分の少なくとも周囲に配置されるエラストマー材料のチューブを含む、請求項1に記載のマウント組立体。
  3. 前記分離部分は前記浮動部分の周りで前記ケーシングの内部に注入されたエラストマー材料を含む、請求項1又は請求項2に記載のマウント組立体。
  4. 前記本体連結部分は、複数の本体連結部分の1つであり、前記ケーシングは前記UAVの前記本体に連結する複数の前記本体連結部分を含む、請求項1から請求項3のいずれかに記載のマウント組立体。
  5. 前記UAVの前記本体に連結するため、複数の前記本体連結部分は前記ケーシングの異なる場所に配置されている、請求項4に記載のマウント組立体。
  6. 無人飛行機(UAV)の本体にプロペラモーターを結合するマウント組立体であり、
    浮動部分と、回転軸に対して回転する動力軸を有する前記プロペラモーターへの連結用に構成される少なくとも3つのデバイス連結部分であって、前記プロペラモーターによって発生する縦振動は一般的に前記回転軸に平行であり、前記プロペラモーターによって発生する半径方向振動は一般的に前記回転軸に垂直である前記デバイス連結部分と、を有する浮動マウントと、
    少なくとも3つの開口を含み、前記浮動部分に接触して、縦振動を減衰するように構成される第1の分離部分と、
    前記浮動部分に接触して、半径方向振動を減衰するように構成される第2の分離部分と
    を備え、
    前記少なくとも3つのデバイス連結部分の少なくとも一部が前記第1の分離部分の前記開口のそれぞれを貫通する、マウント組立体。
  7. 前記第1の分離部分は、前記浮動部分が間に配置される2つの分離層を含み、前記第2の分離部分は、前記浮動部分の周囲を囲む、請求項6に記載のマウント組立体。
  8. 前記第1及び第2の分離部分を囲み、前記UAVの前記本体への連結用に構成される本体連結部分を含むケーシングをさらに備える、請求項6又は請求項7に記載のマウント組立体。
  9. 前記第1または第2の分離部分の少なくとも1つの交換に対応できるよう、締結時に前記本体連結部分を前記本体に連結し、取り外し時に前記ケーシングが取り外し可能になる締結要素をさらに備える、請求項8に記載のマウント組立体。
  10. 前記第1及び第2の分離部分の少なくとも一方は、前記プロペラモーターの動作中の振動を減衰する、請求項6から請求項9のいずれかに記載のマウント組立体。
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