JP6755790B2 - レーダ装置及びそのレーダ信号処理方法 - Google Patents

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Description

本実施形態は、目標の距離、速度を算出するレーダ装置及びそのレーダ信号処理方法に関する。
被探知性を低下させるLPI(Low Probability of Intercept)レーダ装置として、パルス毎に符号化を行い、参照信号を用いてレンジ圧縮するレーダ方式がある(非特許文献1参照)。但し、この方式は、目標速度によるドップラ成分を補正しないと正しく圧縮されず、目標速度が不明の場合に圧縮ロスが発生する。このため、速度の探索法による参照信号の補正が必要であり、処理規模が増える問題があった。符号化を用いずに、単パルス列により目標速度を観測し、その観測結果を用いて符号化コ−ドによる送受信信号の参照信号を補正する手法も考えられるが、単パルス列ではLPI性が低いという問題があった。
符号化レーダ、吉田、‘改訂レーダ技術’、電子情報通信学会、pp.278-280(1996) 符号コード(M系列)発生方式、M.I.Skolnik, Introduction to radar systems, pp.429-430, McGRAW-HILL(1980) BPSK、QPSK、西村、ディジタル信号処理による通信システム設計、CQ出版社、pp.222-226(2006) SS(Spread Spectrum)変調、丸林、スペクトル拡散通信とその応用、電子情報通信学会編、pp.1-18(1998) CFAR(Constant False Alarm Rate)処理、吉田、‘改訂レーダ技術’、電子情報通信学会、pp.87-89(1996) MIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)、JIAN LI, PETER STOICA, ‘MIMO RADAR SIGNAL PROCESSING’, WILEY, pp.1-5(2009) 位相によるパターン成形、Robert C. Voges,‘Phase Optimization of Antenna Array Gain with Constrained Amplitude Excitation’,IEEE Trans. Antennas & Propagation, AP-20,No.4,pp.432-436,(1972)
以上述べたように、LPI性を得るために符号化方式を採用したレーダ装置では、目標速度が不明の場合にレンジ圧縮を行うと、圧縮ロスが発生する故、目標速度の探索法による参照信号の補正が必要であり、処理規模が増えるという問題があった。単パルス列による目標速度の観測結果から符号化コ−ドによる送受信信号の参照信号を補正する手法ではLPI性が低いという問題があった。
本実施形態は上記課題に鑑みなされたもので、LPI性を確保しつつ目標の速度及び距離を観測することのできるレーダ装置及びそのレーダ信号処理方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本実施形態によれば、符号化またはランダム信号によって変調したパルス列を用いるレーダ装置において、観測時間軸をCW(Continuous Wave)期間とレンジング期間に分割し、前記CW期間においてMcw(Mcw≧)チップをMcwall(Mcwall≧2)回繰り返す信号により変調したパルス列の信号を送信し、前記レンジング期間において、Mrng(Mrng≧2)チップにより変調したパルス列の信号を送信し、前記CW期間及びレンジング期間それぞれで前記目標から反射されるパルス列の信号を受信し、前記CW期間の受信信号を用いて前記目標の速度を算出し、算出された目標の速度により参照信号を補正し、前記レンジング期間の受信信号を前記補正した参照信号を用いてレンジ圧縮して前記目標の距離を算出する。すなわち、CW期間もレンジング期間も符号化を用いて、速度を算出した後、参照信号を速度で補正してレンジ圧縮するようにしているので、LPI性を確保しつつ、目標の速度及び距離を観測することができる。
第1の実施形態に係るレーダ装置の概略構成を示すブロック図。 第1の実施形態において、送信パルスのタイミングと各送信パルスの変調符号例を示すタイミング図。 第1の実施形態において、相関処理後の受信信号を示すタイミング図。 第1の実施形態において、PRI内のレンジセル毎にPRI間のFFTを行った場合のレンジ−ドップラデータを得る様子を示す概念図。 第2の実施形態に係るレーダ装置の概略構成を示すブロック図。 第2の実施形態において、送信信号の変調パルスと拡散符号の一例を示す図。 第2の実施形態において、送信信号、受信信号、ドップラ抽出結果を示す図。 第3の実施形態に係るレーダ装置の概略構成を示すブロック図。 第3の実施形態において、送信信号の変調パルスと拡散符号の一例を示す図。 第3の実施形態において、送信信号、受信信号、ドップラ抽出結果を示す図。 第4の実施形態に係るレーダ装置の概略構成を示すブロック図。 第4の実施形態において、搭載用レーダの場合の座標系を示す図。 第4の実施形態において、速度フィルタでクラッタを抑圧する様子を示す図。 第5の実施形態において、送信系統の構成を示すブロック図。 第5の実施形態において、受信系統の構成を示すブロック図。 第5の実施形態において、MIMOの概念系統を示す図。 第5の実施形態において、搭載用レーダの場合の座標系を示す図。 第5の実施形態において、サブアレイ間の送信位相を疑似ランダムとし、特定の方向に送信ビームを形成しない方式の概要を示す図。 第5の実施形態において、送信ビームを目標方向等の所定の方向にヌルを向ける方式の概要を示す図。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。尚、各実施形態の説明において、同一部分には同一符号を付して示し、重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1乃至図4を参照して、第1の実施形態に係るレーダ装置を説明する。
図1は第1の実施形態に係るレーダ装置の概略構成を示すブロック図、図2は同実施形態の送信パルスのタイミングと各送信パルスの変調符号例を示すタイミング図、図3は同実施形態の相関処理後の受信信号を示すタイミング図、図4はPRI内のレンジセル毎にPRI間のFFTを行った場合のレンジ−ドップラデータを得る様子を示す概念図である。
本実施形態に係るレーダ装置は、図1に示すように、複数のアンテナ素子により送受信ビームを形成するアンテナ1と、アンテナ1を通じて送信信号を送出し、目標からの反射信号を受信する送受信器2と、送受信器2で得られた受信信号から目標の速度、距離を観測する信号処理器3とを備える。
上記送受信器2は、送受信部21、周波数変換部22、AD変換部23、変調部24、制御部25を備える。変調部24は、制御部25で生成される符号化コードで送信パルス列を変調する。送受信部21は、アンテナ1の複数のアンテナ素子によって形成される送信ビームを通じて、変調された送信パルスを目標に向けて送出し、アンテナ1の各アンテナ素子で捕捉した目標からの反射信号を合成して受信検波する。周波数変換部22は、送受信部21の受信信号をベースバンドに変換する。AD変換部23は、ベースバンドの受信信号をディジタル信号に変換して、受信データとして信号処理器3に出力する。
上記信号処理器3は、CW期間速度出力部31、レンジ圧縮処理部32、参照信号生成部33、CFAR処理部34、距離抽出部35を備える。CW期間速度出力部31は、パルス列処理期間をCW期間とレンジング期間に分割し、CW期間で目標速度を算出する。レンジ圧縮処理部32は、参照信号生成部33で生成される参照信号を用いてレンジ圧縮を行う。CFAR処理部34は、レンジ圧縮信号についてスレッショルド検出を行う。距離抽出部35は、スレッショルド検出された信号の時間軸を距離軸に変換することで目標距離を抽出する。
上記構成において、本実施形態のレーダ装置は、パルス列処理期間をCW期間とレンジング期間に分割し、CW期間で目標速度を算出する。一方、参照信号を用いてレンジ圧縮を行い、スレッショルド検出を行った後、時間軸を距離軸に変換することで目標距離を抽出する。この際、レンジング期間で目標速度を用いて圧縮のための参照信号を補正する。
図2(a)は上記送受信器2で生成される送信パルスのタイミング例を示し、図2(b)は各送信パルスの変調符号例(図では拡散符号)を示している。ここでは、パルス列として、CW期間とレンジング期間に分割し、CW期間で目標速度を算出し、レンジング期間で目標速度を用いて圧縮のための参照信号を補正して測距する。図2では、一例として単パルス送信の場合を示しているが、他の手法でもよい。
単パルス列の場合は、各パルス単位で符号変調を行う。まず、CW期間ではドップラを観測する必要があり、図2に示すように、Mcwチップの符号を用いてMcw×Mall個のパルスをMcwチップずつ同一の符号で変調し、Mcwall回繰り返す。HPRFの場合のレンジング期間では、Mrngチップの符号を用いて、Mrng個のパルスを符号変調する。
符号化の方式としては、SS変調(非特許文献4)が考えられる。具体的には、例えばM系列コード(非特許文献2)がある(他のコードでもよい)。この符号化の中には、±1内の小数を含むランダム信号(ノイズ)も含まれるものとする。また、ランダム信号としては、位相をランダムにすることであり、例えば周波数を変えて変調(周波数ホッピング)する方式も含まれる。この場合は、ローカル信号は同一にして、ローカル信号からの周波数を変化させれば、コヒーレント性を確保して周波数を変化させることができる。この信号符号列を用いて、次式に示すように、信号位相を変化させて、送信用信号を生成する。
Figure 0006755790
上記はBPSK(Binary Phase shift Keying、非特許文献3参照)の場合であるが、他の位相変調方式でもよい。
上記送受信器2では、制御部25によりパルス列を符号コードによりパルス変調し、送受信部21及びアンテナ1を通じて送受信した信号を周波数変換し、AD変換によりディジタル信号に変換する。この受信信号の様子を図3に示す。図3において、(a)は送信パルス列の送信タイミングを示し、(b)は受信信号のドップラ観測結果、(c)はレンジ観測結果を示している。ここで、各受信パルスの受信信号は次式で与えられる。
Figure 0006755790
この受信パルス列は、前述したようにMcwチップの信号がMcwall回繰り返したパルス列である。このMcwチップの信号を抽出するために、CW期間において相関処理を行う。相関処理のための参照信号は、次式で与えられる。
Figure 0006755790
参照信号を受信信号長と合わせるために、ゼロ埋めを行う。
Figure 0006755790
これより、参照信号の周波数軸信号は次式となる。
Figure 0006755790
一方、受信信号をFFT処理すると次式に示すようになる。
Figure 0006755790
相関処理は周波数軸の乗算を逆FFTして、次式となる。
Figure 0006755790
Figure 0006755790
この相関処理後の受信信号は、図3に示すように、Mcwチップ毎に積分した結果に相当し、McwチップによるPRI(単パルス単位のパルス繰り返し周期のMcw倍)周期で、Mcwall個のピークが現れる。このMall個の信号をFFT処理すれば、ドップラ信号を検出することができる。このために、図4(a)に示すようにPRI内のレンジセル(Pセル)毎に、PRI間(slow-time軸)のFFTを行い、図4(b)に示すように目標のレンジ−ドップラデータを得る。この目標信号をCFAR(非特許文献5参照)等より抽出して、速度を出力することができる。目標が複数の場合、複数目標の速度を得ることができる。
次に、レンジング期間の信号を用いて相関処理をするための基準参照信号を生成する。基準参照信号としては、CW期間で出力した目標速度を用いる。
Figure 0006755790
設定した基準参照信号長はMrngであり、レンジ圧縮処理(相関処理)のために符号長(Mrng)をレンジング期間(図2)にするために、ゼロ埋めしたものを参照信号とする。
Figure 0006755790
この参照信号と入力信号との相関を算出するために、参照信号をFFT処理する。
Figure 0006755790
一方、レンジング期間の受信信号は次式で表すことができる。
Figure 0006755790
受信信号は次式によりFFT処理される。
Figure 0006755790
レンジ圧縮処理(相関処理)は周波数軸の乗算結果を次式のように逆FFT処理する。
Figure 0006755790
Figure 0006755790
この様子を図3に示す。目標距離は、srng(t)をCFAR等によりスレショルド検出して、距離抽出において時間軸を距離軸に変換すれば算出することができる。速度については、CW期間のデータにより算出した結果を出力する。
以上のように、本実施形態に係るレーダ装置は、符号化またはランダム信号(ノイズ)による変調パルスとして、チップ長1の符号化またはランダム信号による変調を用いた単パルスの信号を用いて、観測時間軸をCW期間とレンジング期間に分割し、CW期間においてMcw(Mcw≧1)チップをMcwall回繰り返す信号により変調したパルス列による送信信号を送信し、目標からの反射を受信した信号を用いて速度を算出し、レンジング期間において、Mrngチップにより変調した信号を送信し、目標からの反射を受信した信号と観測速度により補正した参照信号を用いて、レンジ圧縮して距離を出力する。すなわち、CW期間もレンジング期間も符号化を用い、速度を算出後、参照信号を速度で補正してレンジ圧縮するため、LPI性を確保しつつ、目標の速度及び距離を観測することができる。
(第2の実施形態)
図5乃至図7を参照して、第2の実施形態に係るレーダ装置を説明する。図5に全体の系統を示し、図6(a),(b)に送信信号の変調パルスと拡散符号の一例を示し、図7(a),(b),(c)にそれぞれ送信信号、受信信号、ドップラ抽出結果を示す。
第1の実施形態では、観測時間をCW期間とレンジング期間に分けて、CW期間で目標速度を算出し、レンジング期間において、目標速度により補正した参照信号を用いてレンジ圧縮して目標距離を出力する手法について、単パルスを用いる場合について説明した。この場合、レンジング期間も比較的繰り返し周期(PRF)の高い送信信号になるため、遠距離においても送信ブラインドによる目標非検知が発生する場合がある。この対策のため、本実施形態では、図5に示すように、変調部24a、制御部25aにおいて、単パルスと長パルスの混合パルスを用いる場合について述べる。
CW期間は、第1の実施形態と同様である。レンジング期間では、所定のパルス幅のパルスを複数送信する。この場合の分割したパルスのチップ長をMrngとすると、パルス列全体のMrngのM系列の信号を生成し、それをパルス長で分割して、順に変調する。このため、各パルスでは符号が異なることになる。
図7に示すように、CW期間の速度により補正した参照信号を用いて、パルス列全体に渡る相関処理を行う。この手法は、第1の実施形態の単パルス列を長パルス列に置き換えるのみであるので、第1の実施形態と同様の手法を適用できる。相関処理した結果は、図7(c)のようにCFARで検出した後、時間を距離に換算することで、目標距離を出力することができる。速度については、CW期間のデータにより算出した結果を出力する。特に、レンジング期間のPRI(パルス繰り返し周期)を長くすることにより、遠距離の送信ブラインドによる目標非検知を抑えることができる。
以上のように、本実施形態に係るレーダ装置は、CW期間において、チップ長1の符号化またはランダム信号による変調を用いた単パルスを用い、レンジング期間において、Mcw(Mcw≧2)の符号化またはランダム信号による変調を用いたパルスをN(N≧1)パルス送受信し、パルス列全体に渡る符号化信号によるレンジ圧縮する。すなわち、CW期間において符号化した単パルスを用い、またレンジング期間は符号化したパルスを用いることにより、速度を算出後、参照信号を速度で補正してレンジ圧縮するため、LPI性を確保しつつ、速度及び距離を観測することができる。
(第3の実施形態)
図8乃至図10を参照して、第3の実施形態に係るレーダ装置を説明する。図8に全体の系統を示し、図9(a),(b)に送信信号の変調パルスと拡散符号の一例を示し、図10(a),(b),(c)にそれぞれ送信信号、受信信号、ドップラ抽出結果を示す。
第1の実施形態及び第2の実施形態では、観測時間をCW期間とレンジング期間に分けて、CW期間で目標速度を算出し、レンジング期間において、目標速度により補正した参照信号を用いてレンジ圧縮して目標距離を出力する手法について述べた。その場合に、第1の実施形態は、単パルスの場合、第2の実施形態では、単パルスと長パルスの場合について述べた。ここで、単パルスによる繰り返しの場合は、パルス間で間隙があるため、Mcwチップ間の間隔が広くなり、それによるドップラ速度範囲は狭くなる。一方、レンジング期間では、パルス幅の合算値が十分長くない場合は、符号長が短くなり、レンジサイドローブを十分低下できない場合がある。この対策のため、本実施形態では、図8に示すように、変調部24b、制御部25bにおいて、CW期間もレンジング期間も長パルスを用いる。
すなわち、本実施形態では、CW期間も長パルスであり、ドップラを観測するために、長パルスをMcwall個に分割し、各々では共通のMcwチップの拡散符号により変調する。このMcwチップの信号を抽出する手法は、第1の実施形態のCW期間と同様である。すなわち、Mcwall個に分割した単位の参照信号を生成し、その参照信号を用いて、Mcwall個のピーク出力を得て、FFTにより目標速度を算出することができる。
レンジング期間では、長い1パルスを送信する。パルスの変調は、パルス列全体にわたる符号長MrngのM系列の信号を生成して変調する。受信信号は、図10に示すように、CW期間の速度により補正した参照信号を用いて、レンジング期間において、パルス列全体に渡る相関処理を行い、目標信号を抽出し、距離を出力する。速度はCW期間で算出した結果を出力する。
本実施形態では、第2の実施形態に比べて、CW期間の相関出力結果の間隔がパルス間の間隙のない符号長Mcwになり、単パルスの繰り返しよりも狭くなるため、間隔の逆数で決まる観測速度範囲を広くすることができる。また、レンジング期間のパルスが長いため、高い相関出力が得られ、レンジサイドロ−ブも低下させやすい。一方、パルス送信期間に受信する場合があり、送信と受信の同時処理が必要になる。送信と受信が分離したマルチスタティックシステムの場合には、特に適用しやすい方式となる。
以上のように、本実施形態に係るレーダ装置は、CW期間において、チップ長Mcw(Mcw≧2)の符号化またはランダム信号による変調を用いたパルスをMcwall(Mcwall≧2)回繰り返したMcw×Mcwallチップ長のパルスを送受信し、レンジング期間において、チップ長Mr(Mr≧2)のパルスを送受信し、パルス列全体に渡る符号化信号によりレンジ圧縮する。すなわち、CW期間もレンジング期間も符号長の長い符号化したパルスを用いることにより、速度を算出後、参照信号を速度で補正してレンジ圧縮するため、LPI性を確保しつつ、速度観測範囲を広め、レンジサイドローブの低い信号により、目標の速度及び距離を観測することができる。
(第4の実施形態)
図11乃至図13を参照して、第4の実施形態に係るレーダ装置を説明する。図11に全体の系統を示し、図12に搭載用レーダの場合の座標系を示し、図13に速度フィルタでクラッタを抑圧する様子を示す。
上記実施形態において、CW期間で目標速度を算出する際に、クラッタが含まれる場合があり、CFAR処理による検出を行った場合に、正しい目標信号を抽出できない場合が生じる。本実施形態では、その対策について述べる。
すなわち、本実施形態のレーダ装置では、図11に示すCW期間速度出力部31aにおいて、クラッタに対して所定の速度範囲のフィルタにより抑圧した後、目標の速度抽出を行う。所定の速度範囲としては、例えば搭載用レーダの場合は、自速度をVとすると、クラッタの速度範囲は次式で算出できるため、その範囲以外を選定すれば、クラッタを抑圧できる。ここで、図12に示す座標系をもとに、クラッタ速度を算出する。
まず、自機を原点として、角度θAZ、θEL方向のクラッタ反射点のべクトルは(X,Y,Z)座標で表現すると次式となる。
Figure 0006755790
次に、自機がY軸に沿ってフライトする場合のクラッタの速度ベクトルは次式となる。
Figure 0006755790
クラッタの自機に向かうラジアル速度ベクトルVcは、クラッタ座標の方向余弦とVfの内積となり次式となる。
Figure 0006755790
この速度Vcを中心に、図13に示すように、Vc±ΔVの範囲に対応するドップラ周波数について抑圧する。目標速度を算出した後は、第1乃至第3の実施形態と同様であるため割愛する。
以上のように本実施形態に係るレーダ装置では、CW期間で目標速度を算出する際に、自機速度からクラッタの速度範囲を算出し、その速度を抑圧するフィルタ出力により、目標速度を算出する。すなわち、自機速度によりクラッタ速度を推定し、速度フィルタを用いて抑圧することにより、目標信号の速度を算出し、参照信号を速度で補正してレンジ圧縮するため、LPI性を確保しつつ、速度及び距離を観測することができる。
(第5の実施形態)
図14及び図19を参照して、第5の実施形態に係るレーダ装置を説明する。図14に送信系統の構成を示し、図15に受信系統の構成を示し、図16にMIMOの概念系統を示し、図17に座標系を示し、図18にサブアレイ間の送信位相を疑似ランダムとし、特定の方向に送信ビームを形成しない方式の概要を示し、図19に送信ビームを目標方向等の所定の方向にヌルを向ける方式の概要を示す。
図14に示す送信系統において、アンテナ1は、N系統の送信サブアレイ(アンテナ素子L系統)11〜1Nを備え、送受信器2は、送信モジュール2T1〜2TN、制御器25を備える。送信モジュール1T1(他の送信モジュールも同様)は、変調器241で送信パルスを変調し、周波数変換器2111でローカル信号発生器2121からのローカル信号でRF帯に周波数変換した後、電力分配器2131でL系統に電力分配し、各分配出力を送信移相器2141でビーム形成指示に合わせて移相し、送信増幅器2151で電力増幅して、アンテナ素子111から空間に送出する。制御器25は、送信運用指示に合わせて各系統の変調器241の変調制御、ローカル信号発生器2121のローカル信号発生制御、送信移相器2141の移相量の制御を行う。
図15に示す受信系統において、M系統の受信サブアレイ(アンテナ素子L系統)11〜1Mで受信された信号はM系統の受信モジュール2R1〜2RMに入力される。受信モジュール2R1(他の受信モジュールも同様)は、L系統のアンテナ素子出力をそれぞれ受信増幅器2161で低雑音増幅し、受信移相器2171で受信ビーム形成に基づく移相量で移相し、電力合成器218で電力合成する。合成された受信信号をローカル信号発生器2121で発生されたローカル信号に基づいて周波数変換器221でベースバンドに変換し、AD変換器231でディジタル信号に変換して系統別の受信信号をデータ化し、データ保存部311に保存する。ここで、CW期間処理部312でCW期間におけるN系統の受信信号をビーム形成器313に送り、捜索ビームを形成し、CFAR処理部34で閾値を超える目標信号を取得する。この時点で、まず速度検出部351で目標の速度を算出し(1)、その算出速度に基づいて参照信号生成部331で生成される参照信号を調整してレンジ期間処理部321で圧縮処理するレンジ期間を調整し、ビーム形成器313で目標方向に受信ビームを形成し、CFAR処理部34で検出される目標についてレンジ抽出部352で距離を算出し(2)、速度抽出部351の算出速度と共に出力する。
すなわち、第1乃至第4の実施形態は、CW期間で目標速度を抽出した後、目標速度により補正した参照信号によりレンジング期間で相関処理し、測距する手法である。この手法をMIMO(非特許文献6参照)に適用すれば、更にLPI性を高めることができる。
本実施形態では、図16より、MIMOは、送信Nchを各々アイソレーションのある送信変調により送信し、受信はMchで受信し、ch毎にMchに分岐して、各々送信変調信号で復調して、N×Mchのディジタル信号を得て、アレイ合成してビーム形成する手法である。送受信信号のDBF(Digital Beam Forming)であるため、送信サブアレイパターンと受信サブアレイパターンの範囲内では、任意の送受信ビームを形成することができる。
MIMOを実現するには、送信ch間のアイソレーションが必要である。このため、送信Mch毎に、異なる符合またはランダム信号を用いる。CW期間及びレンジング期間については、第1乃至第4の実施形態と同様である。
具体的には、図15に示すように、受信サブアレイ11〜1M毎に、受信ディジタル信号をデータ保存(311)し、1回目の処理(1)では、CW期間処理(312)のデータを用いてビーム形成(313)、CFAR処理(34)、速度抽出(351)、参照信号生成(331)により速度を用いて参照信号を生成する。2回目の処理(2)では、データ保存したデータより、レンジ期間処理(321)のデータを抽出し、レンジ相関処理し、ビーム形成(313)でビーム合成した後、CFAR(34)で目標検出し、レンジ抽出(352)で距離を抽出し出力する。
MIMOによるビーム形成手法について具体化するために、図17の座標系を参照して、以下に定式化する。まず、送信及び受信については、一般的にアナログ合成後のサブアレイとすると、送信信号と受信信号は次式となる。
Figure 0006755790
Figure 0006755790
これより、各要素は次式となる。
Figure 0006755790
次に、各送受信サブアレイ信号を行列の要素で表現すると、次式となる。
Figure 0006755790
送受信ビーム出力は、(22)式の要素にサイドローブ低減用のウェイトと、サイドローブ低減用のウェイトを乗算後加算となり、次式となる。
Figure 0006755790
以上が、MIMOによる一般的なビーム形成手法である。MIMOの特長は、(23)式に示すように複素ウェイトWnmを用いて送受信サブアレイのディジタル制御ができるため、送信サブアレイ間の位相は既知であれば任意に設定できることである。サブアレイ内では、所定の観測範囲を覆うために、所定の方向に向ける送信位相を送信移相器2141で設定するが、送信サブアレイ間の位相は自由に設定できる。本実施形態では、この特性を利用して、LPI(Low Probability of Intercept)性を高める手法について述べる。
まず、図18に示すように、サブアレイ間の送信位相を疑似ランダムとし、特定の方向に送信ビームを形成しない方式について述べる。送信位相をΦとすると、受信系においてMIMOビームを形成する際の(23)式の複素ウェイトWnmcalは次式とすればよい。
Figure 0006755790
送信位相を疑似ランダムとすることで、全方位に対して指向性を持たないため、目標に検知されにくい。したがって、例えば、RCS(レーダ反射断面積)の小さい目標に対して、相手に検知されにくい状態で長時間送受信することで、積分効果により高いSN(信号対雑音電力)で目標を検知しやすくできることになる。
LPI性を高める別の手法として、図19に示すように、送信ビームを目標方向等の所定の方向にヌルを向ける方式がある。所定の方向としては、目標に対してレーダ送信をしていることを検知できないようにする場合には、目標方向とすればよい。送信位相を制御する手法として、移相器のみの場合を考えると、例えば、次式の位相を設定すればよい(非特許文献7参照)。
Figure 0006755790
設定した送信位相は、ビーム形成器13内の(23)式のWnmcal用いて、受信処理時に送信側の位相として補正する。
Figure 0006755790
以上により、第1乃至第4の実施形態を用いたMIMOビーム形成により、送信ビームによるLPI性をさらに高めることができる。
以上のように第5の実施形態に係るレーダ装置は、符号化またはランダム信号による変調を用いたレーダにおいて、Nt(Nt≧2)通りの符号化列またはランダム信号列を用いて、Nt素子(サブアレイ)から送信し、Nr(Nr≧1)通りの素子(サブアレイ)受信して、Nt×Nr素子(サブアレイ)の送受信信号を算出して処理する。すなわち、MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)による送受信DBFを用いて、送信位相をランダム化するか、観測方向にヌルを向けることで、さらにLPI性を高めることができる。
なお、本発明は上記実施形態をそのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…アンテナ、2…送受信器、3…信号処理器、21…送受信部、22…周波数変換部、23…AD変換部、24,24a,24b…変調部、25,25b…制御部、31,31a…CW期間速度出力部、32…レンジ圧縮処理部、33…参照信号生成部、34…CFAR処理部、35…距離抽出部、11〜1N…N系統の送信サブアレイ、2T1〜2TN…送信モジュール、2R1〜2RN…受信モジュール、241…変調器、2111…周波数変換器、2121…ローカル信号発生器、2131…電力分配器、2141…送信移相器、2151…送信増幅器、2161…受信増幅器、2171…受信移相器、218…電力合成器、2121…ローカル信号発生器、221…周波数変換器、231…AD変換器、311…データ保存部、312…CW期間処理部、313…ビーム形成器、352…レンジ抽出部、351…速度抽出部。

Claims (7)

  1. 符号化またはランダム信号によって変調したパルス列を用いるレーダ装置であって、
    観測時間軸をCW(Continuous Wave)期間とレンジング期間に分割し、前記CW期間においてMcw(Mcw≧)チップをMcwall(Mcwall≧2)回繰り返す信号により変調したパルス列の信号を送信し、前記レンジング期間において、Mrng(Mrng≧2)チップにより変調したパルス列の信号を送信し、前記CW期間及びレンジング期間それぞれで目標から反射されるパルス列の信号を受信する送受信手段と、
    前記CW期間の受信信号を用いて前記目標の速度を算出し、算出された目標の速度により参照信号を補正し、前記レンジング期間の受信信号を前記補正した参照信号を用いてレンジ圧縮して前記目標の距離を算出する信号処理手段とを具備するレーダ装置。
  2. 前記送受信手段は、前記CW期間及び前記レンジング期間の送信パルス列に対して、チップ長1の符号化またはランダム信号による変調を用いた単パルスの信号を用いる請求項1記載のレーダ装置。
  3. 前記信号処理手段は、前記CW期間において、チップ長1の符号化またはランダム信号による変調を用いた単パルスを用い、前記レンジング期間において、チップ長Mrng(Mrng≧2)のパルス列を送受信し、パルス列全体に渡る符号化信号によるレンジ圧縮する請求項1記載のレーダ装置。
  4. 前記信号処理手段は、前記CW期間において、チップ長Mcw(Mcw≧2)の符号化またはランダム信号による変調を用いたパルスをMcwall(Mcwall≧2)回繰り返したMcw×Mcwallチップ長のパルス列を送受信し、前記レンジング期間において、チップ長Mrng(Mrng≧2)のパルス列を送受信し、パルス列全体に渡る符号化信号によりレンジ圧縮する請求項1記載のレーダ装置。
  5. 前記信号処理手段は、前記CW期間で目標速度を算出する際に、被搭載機の速度からクラッタの速度範囲を算出し、その速度を抑圧するフィルタ出力により目標速度を算出する請求項1記載のレーダ装置。
  6. 前記符号化またはランダム信号によって変調したパルス列を用いるレーダ装置に用いられ、Nt(Nt≧2)通りのパルス列を用いてNt素子のサブアレイから送信し、Nr(Nr≧1)通りの素子のサブアレイで信号を受信して、Nt×Nr素子によるサブアレイの送受信信号を算出し、所定のアンテナビームを形成して処理する請求項1乃至5いずれか記載のレーダ装置。
  7. 符号化またはランダム信号によって変調したパルス列を用いるレーダ装置に用いられ、
    観測時間軸をCW(Continuous Wave)期間とレンジング期間に分割し、前記CW期間においてMcw(Mcw≧)チップをMcwall(Mcwall≧2)回繰り返す信号により変調したパルス列の信号を送信し、前記レンジング期間において、Mrng(Mrng≧2)チップにより変調したパルス列の信号を送信し、前記CW期間及びレンジング期間それぞれで目標から反射されるパルス列の信号を受信し、
    前記CW期間の受信信号を用いて前記目標の速度を算出し、算出された目標の速度により参照信号を補正し、前記レンジング期間の受信信号を前記補正した参照信号を用いてレンジ圧縮して前記目標の距離を算出するレーダ装置のレーダ信号処理方法。
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