JP6755536B1 - 睫毛パーマの施術方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】瞼を上げて、より目元をはっきり美しく見せることができる睫毛パーマの施術方法を提供する。【解決手段】本発明に係る睫毛パーマの施術方法は、糊剤11を瞼LDに塗布する糊剤塗布工程ST1と、表面及び裏面を有するロッド材12を裏面が瞼LD側を向くようにして瞼LDに塗布した糊剤12上に配置するロッド材配置工程ST2と、睫毛LSを生え際から折り返し、折り返した睫毛LSをロッド材12の表面に貼り付ける睫毛折り返し工程ST3と、折り返した睫毛LS上に棒状のスティック材13を幅方向に横断させて配置するスティック材配置工程ST4と、顔面に対しスティック材13の両端部を固定テープ14で固定するスティック材固定工程ST5と、を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、睫毛パーマの施術方法に関する。
美容分野において、目元をはっきり美しく見せるために睫毛パーマが施術されている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、従来の睫毛パーマの施術方法の説明図である。図8(a)は、睫毛パーマを施術している際の正面側から見た様子を示し、図8(b)は、図8(a)のA−A断面図を示す。
特許文献1で開示されているような従来の睫毛パーマの施術方法は、図8に示すように、断面がかまぼこ状のロッド材912を瞼LDに貼り付けた後、折り返した睫毛LSをロッド材912表面に対して水溶性グル―等を用いて貼り付け、睫毛LSにパーマ液を塗布する。従来の睫毛パーマの施術方法は、この状態でしばらく時間を置くことで、睫毛LSがロッド材912表面に倣って睫毛LSにパーマがかかり、目元をはっきり美しく見せることができる。
特開2005−237628号公報
しかしながら、アジア人は睫毛が下向きで瞼が被っている傾向にあり、従来の睫毛パーマ方法では瞼が上がりにくい。特に眼瞼下垂を患っている被施術者は、従来の睫毛パーマ方法で睫毛パーマをかけても瞼が重い感じになり、目元をはっきり美しく見せることが困難である。このため、瞼を上げて、より目元をはっきり美しく見せることができるような睫毛パーマの施術方法が要望されている。
このような要望に鑑み、本発明は、瞼を上げて、より目元をはっきり美しく見せることができる睫毛パーマの施術方法を提供することを課題としている。
[1]本発明に係る睫毛パーマの施術方法は、糊剤を瞼に塗布する糊剤塗布工程と、表面及び裏面を有するロッド材を裏面が瞼側を向くようにして瞼に塗布した糊剤上に配置するロッド材配置工程と、睫毛を生え際から折り返し、折り返した睫毛をロッド材の表面に貼り付ける睫毛折り返し工程と、棒状のスティック材を折り返した睫毛上に幅方向に横断させて配置するとともに、瞼板を起こすようにして眼瞼挙筋を収縮させる方向にスティック材を押し込むことで、スティック材によって瞼を引き上げて押さえるスティック材配置工程と、顔面に対しスティック材を固定テープで固定するスティック材固定工程と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る睫毛パーマの施術方法によれば、瞼上にロッド材を配置するロッド材配置工程と、折り返した睫毛をロッド材に貼り付ける睫毛折り返し工程を備えるため、睫毛をロッド材表面に倣うようにして折り返して固定することができる。さらに、本発明に係る睫毛パーマの施術方法によれば、折り返した睫毛上に棒状のスティック材により瞼を引き上げて押さえるスティック材配置工程と、顔面に対しスティック材を固定テープで固定するスティック材固定工程と、を備えるため、瞼を引き上げた状態で睫毛が顔面対して固定されることから、睫毛がロッド材に対して浮きにくく、瞼を引き上げた状態に固定できる。また、本発明に係る睫毛パーマの施術方法によれば、糊剤を瞼に塗布する糊剤塗布工程を備えるため、スティック材固定工程で引き上げた状態で押さえられた瞼を糊剤によって維持することができる。
その結果、本発明に係る睫毛パーマの施術方法は、瞼を上げて、より目元をはっきり美しく見せることができる睫毛パーマの施術方法となる。
[2]本発明に係る睫毛パーマの施術方法においては、スティック材固定工程の後に、ロッド材とスティック材との間にパーマ用薬剤を塗布する薬剤塗布工程をさらに含むことが好ましい。
このような方法によれば、スティック材固定工程で浮きにくいよう固定された睫毛にパーマ用薬剤が浸透することから、よりロッド材に倣うように睫毛にパーマをかけることができる。
[3]本発明に係る睫毛パーマの施術方法においては、スティック材配置工程では、瞼の目尻側を上げるようにして、スティック材によって瞼を押さえることが好ましい。
このような方法によれば、下がりやすい瞼の目尻側をより上げて押さえることができることから、より目元をはっきり美しく見せることができる。
[4]本発明に係る睫毛パーマの施術方法においては、スティック材配置工程の後スティック材固定工程の前に、スティック材と瞼との間に端部を潜り込ませるようにして棒状の補助スティック材を配置するとともに、補助スティック材により瞼の目尻側をさらに引き上げて押さえる補助スティック材配置工程をさらに含み、スティック材固定工程では、スティック材と補助スティック材とを固定テープで固定するようにしてもよい。
このような方法によれば、補助スティック材により瞼の目尻側をさらに引き上げて押さえる補助スティック材配置工程をさらに含むため、スティック材が離れてしまいがちな目尻を補助スティック材でより引き上げた状態で睫毛パーマを固定できることから、眼瞼下垂を患っているような瞼が重いような被施術者であっても、瞼を上げて目元をはっきり美しく見せることができる。
[5]本発明に係る睫毛パーマの施術方法においては、ロッド材は、弾性材であることが好ましい。
このような部材を用いれば、柔軟な弾性材を瞼形状に倣わせることが可能であることから、睫毛をより生え際から折り返すことができる。
[6]本発明に係る睫毛パーマの施術方法においては、ロッド材は、円筒状のチューブ材を長手方向に裁断することで形成されていてもよい。
このような部材を用いれば、特に特殊で高価なロッド材を用いなくてもよいことから、より安価に施術することができる。
[7]本発明に係る睫毛パーマの施術方法においては、スティック材は、直線的に延びていることが好ましい。
このような部材を用いれば、瞼を目尻側が持ち上がるようにして固定しやすいことから、より目尻をはっきり美しく見せることができる。
[8]本発明に係る睫毛パーマの施術方法においては、スティック材は、細長い丸棒であってもよい。
このような部材を用いれば、特に特殊で高価なスティック材を用いなくてもよいことから、より安価に施術することができる。
本発明によれば、瞼を上げて、より目元をはっきり美しく見せることができる睫毛パーマを提供することができる。
実施形態1に係る睫毛パーマ施術用キットの構成図である。 実施形態1に係る睫毛パーマの施術に用いられるロッド材の作成方法の説明図である。 実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法のフローチャートである。 実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法の説明図である。 実施形態1のスティック材配置工程において、スティック材による押さえ方を示す模式図である。 実施形態2に係る睫毛パーマの施術方法のフローチャートである。 実施形態2に係る睫毛パーマの施術方法において実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法と異なる工程の説明図である。 従来の睫毛パーマの施術方法の説明図である。
以下に図面を参照して本発明の一実施形態である睫毛パーマの施術方法に関して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。なお、各図面は必ずしも実際の寸法や細部までを厳密に反映したものではない。
(実施形態1)
[1.実施形態1に係る睫毛パーマ施術用キット1の構成]
図1は、実施形態1に係る睫毛パーマ施術用キットの構成図である。
図2は、実施形態1に係る睫毛パーマの施術に用いられるロッド材の作成方法の説明図である。
実施形態1に係る睫毛パーマを施術するために、図1に示すような睫毛パーマ施術用キット1を用いる。睫毛パーマ施術用キット1は、糊剤11、ロッド材12、スティック材13、固定テープ14、及びパーマ用薬剤15を含む。睫毛パーマキット1は、実施形態1に係る睫毛パーマを施術しやすいよう、糊剤11、ロッド材12、スティック材13、固定テープ14、及びパーマ用薬剤15の他、適宜コットン、ブラシ、綿棒、ピンセット等の用具やパーマ液除去剤等のその他薬剤が含まれる場合がある。また、睫毛パーマキット1は、糊剤11、ロッド材12、スティック材13、固定テープ14、及びパーマ用薬剤15が、必ずしも同一パッケージに入った状態で準備されるものとは限らない。
糊剤11は、いわゆる水溶性グルーと称される水溶性の接着剤である。ボトルキャップ又は塗布用の刷毛等により施術部に塗布される。
ロッド材12は、柔軟なシリコン材からなり、所定の厚みの細長い部材である。ロッド材12の厚み方向に対向する表面及び裏面は、短手方向において円弧状に湾曲している。ロッド材12の表面(凸側の面、表面から垂直な方向へ延びる仮想線が発散する側の面)は、睫毛パーマの施術の際に睫毛が巻かれる(折り返して密着させる)面である。このため、ロッド材12は、表面側の面の短手方向の曲面長さ寸法が、睫毛長さ寸法よりも大きく、瞼の縦幅寸法よりも小さくなる程度で形成されている。また、ロッド材12は、長手方向の長さ寸法が睫毛全体の幅寸法より大きく、瞼の横幅寸法と同等若しくはより大きくなる程度で形成されている。
なお、実施形態1のロッド材12は、図2に示すように、柔軟なシリコン材の円筒状のチューブ材20を長手方向に裁断することで形成されている。このように形成されたロッド材12は、鋏やカッターで簡単に形成され、それでいて最適サイズ且つ安価に形成される。
スティック材13は、図1に示すように、剛性のある細長い棒である。スティック材13は、木製、金属製、又は樹脂製であってもよい。スティック材については、直線的に延びていても僅かに湾曲して延びていても良いが、実施形態1のスティック材13は、直線的に延びている。また、スティック材については、丸棒、角棒、六角棒等であってもよいが、実施形態1のスッティック材13は、丸棒である。スティック材13として爪楊枝を採用しても良い。スティック材13は、長手方向の長さ寸法が睫毛全体の幅寸法より大きく、瞼の横幅寸法と同等若しくはより大きい長さ寸法を有する。
固定テープ14は、少なくとも片面に粘着剤を有し、肌に貼り付くことが可能なテープである。
パーマ用薬剤15は、パーマ液を含み、睫毛を矯正した状態で維持又は矯正した状態から戻り難くする薬剤である。
[2.実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法]
図3は、実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法のフローチャートである。
図4は、実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法の説明図である。図4(a)は、糊剤塗布工程ST1を示す。図4(b)は、ロッド材配置工程ST2を示す。図4(c)は、睫毛折り返し工程ST3を示す。図4(d)は、スティック材配置工程ST4を示す。図4(e)は、スティック材固定工程ST5、薬剤塗布工程ST6、及び待ち・後処理工程ST7を示す。図4(f)は、睫毛パーマが施された状態を示す。
図5は、実施形態1のスティック材配置工程において、スティック材による押さえ方を示す模式図であり、目幅中央部付近の一部断面を模式的に示す。
実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法は、睫毛パーマ施術用キット1を用い、図3に示すように、糊剤塗布工程ST1、ロッド材配置工程ST2、睫毛折り返し工程ST3、スティック材配置工程ST4、スティック材固定工程ST5、薬剤塗布工程ST6、及び待ち・後処理工程ST7を順に行う。
まず、糊剤塗布工程ST1において、図4(a)に示すように、瞼LD上に糊剤11を塗布する。糊剤11は、例えば瞼LD上横幅一杯に広がるように薄く塗布されればよいが、これに限定されず、塗布範囲及び塗布量が適宜調整され塗布されればよい。
次に、ロッド材配置工程ST2において、図4(b)に示すように、ロッド材12の裏面が瞼LD側を向くようにして、糊剤塗布工程ST1で瞼LD上に塗布した糊剤11上にロッド材12を配置する(貼り付ける)。この際、ロッド材12を、その長手方向に延びる一方の稜線を睫毛LSの生え際に沿わせて配置する。さらに、ロッド材配置工程ST2では、瞼LD上に配置したロッド材12の表面に糊剤11を塗布する。
次に、睫毛折り返し工程ST3において、図4(c)に示すように、睫毛LSを生え際から折り返し、折り返した睫毛LSをロッド材12の表面に貼り付ける。
次に、スティック材配置工程ST4において、図4(d)に示すように、折り返した睫毛LS上に棒状のスティック材13を睫毛LS全体幅方向に横断させて配置する。その上で、スティック材配置工程ST4では、図5に示すように、瞼板Pを起こすようにして眼瞼挙筋Mを収縮させる方向にスティック材13を押し込むことで、スティック材13により瞼LDを引き上げて押さえる。この際、瞼LDの下端が僅かに裏返る程度に引き上げて押さえることが好ましい。これにより、睫毛LSは、ロッド材12とスティック材13とに挟まれた状態となる。なお、人体の眼は、瞼挙筋Mが伸びる(緩む)と瞼板Pが倒れて瞼LDが閉じ、瞼挙筋Mが収縮(縮む)と瞼板Pが起きて瞼LDが開く仕組みとなっている。
次に、スティック材固定工程ST5において、図4(e)に示すように、顔面に対しスティック材13の両端部を固定テープ14で固定する。この時、瞼LDの目尻側を上げるようにして、スティック材13を固定することが好ましい。
次に、薬剤塗布工程ST6において、図4(e)に示すように、ロッド材12とスティック材13との間にパーマ用薬剤15を塗布する。
次に、待ち・後処理工程ST7において、図4(e)に示すようなスティック材13を固定した状態でしばらく放置して睫毛LSにパーマがかかるのを待った後、固定テープ14、スティック材13、及びロッド材12を取り外す。また、待ち・後処理工程ST7では、パーマ用薬剤15、及び糊剤11を表面的に除去する。
以上の工程を経ることで、図4(f)に示すように、パーマ用薬剤15によって睫毛LSが上がった状態で維持されるだけでなく、糊剤11によって瞼LDが上がった状態で維持され、より目元や目尻が上がった状態で睫毛パーマがかかる。
[4.実施形態1に係る効果]
実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法によれば、瞼LD上にロッド材12を配置するロッド材配置工程ST2と、折り返した睫毛LSをロッド材12に貼り付ける睫毛折り返し工程ST3を備えるため、睫毛LSをロッド材12表面に倣うようにして折り返して固定することができる。さらに、実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法によれば、折り返した睫毛LS上にスティック材13により瞼LDを引き上げて押さえるスティック材配置工程ST4と、スティック材13の両端部を固定テープ14で固定するスティック材固定工程ST5と、を備えるため、瞼LDを引き上げた状態で睫毛LSが顔面対して固定されることから、睫毛LSがロッド材12に対して浮きにくく、瞼LDを引き上げた状態に固定できる。また、実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法によれば、糊剤11を瞼LDに塗布する糊剤塗布工程ST1を備えるため、スティック材固定工程ST5で引き上げた状態で押さえられた瞼LDを糊剤11によって維持することができる。
その結果、実施形態に係る睫毛パーマの施術方法は、瞼LDを上げて、より目元をはっきり美しく見せることができる睫毛パーマの施術方法となる。
実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法においては、スティック材固定工程ST5の後に、パーマ用薬剤15を塗布する薬剤塗布工程ST6をさらに含むため、スティック材固定工程ST5で浮きにくいよう固定された睫毛LSにパーマ用薬剤15が浸透することから、よりロッド材12に倣うように睫毛にパーマをかけることができる。
実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法においては、スティック材配置工程ST4では、瞼LDの目尻側を上げるようにして、スティック材13によって瞼LDを押さえるため、下がりやすい瞼LDの目尻側をより上げて押さえることができることから、より目元をはっきり美しく見せることができる。
実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法においては、用いられるロッド材12がシリコン材であり、柔軟で瞼LD形状に倣わせることが可能であることから、睫毛LSをより生え際から折り返すことができる。
実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法においては、用いられるロッド材12が円筒状のチューブ材20を長手方向に裁断することで形成されているため、特に特殊で高価なロッド材を用いなくてよいことから、より安価に施術することができる。
実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法においては、用いられるスティック材が直線的に延びているため、瞼を目尻側が持ち上がるようにして固定しやすいことから、より目尻をはっきり美しく見せることができる。
実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法においては、用いられるスティック材が細長い丸棒であるため、特に特殊で高価なスティック材を用いなくてもよいことから、より安価に施術することができる。
本実施形態によれば、瞼を上げて、より目元をはっきり美しく見せることができる睫毛パーマを提供することができる。
(実施形態2)
図6は、実施形態2に係る睫毛パーマの施術方法のフローチャートである。
図7は、実施形態2に係る睫毛パーマの施術方法において実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法と異なる工程の説明図である。図7(a)は、実施形態1と同様であり、スティック材配置工程ST4を示す。図7(b)は、補助スティック材配置工程ST41を示す。図7(c)は、スティック材固定工程ST41を示す。
実施形態2に係る睫毛パーマの施術方法は、睫毛パーマ施術用キット1(図1参照)を用い、及びスティック材13と同様の形態の補助スティック材16をさらに用い、図6に示すように、糊剤塗布工程ST1、ロッド材配置工程ST2、睫毛折り返し工程ST3、スティック材配置工程ST4、補助スティック材配置工程ST41、スティック材固定工程ST51、薬剤塗布工程ST6、及び待ち・後処理工程ST7を順に行う。
実施形態2に係る睫毛パーマの施術方法は、補助スティック材配置工程41を含む点において、実施形態1係る睫毛パーマの施術方法と異なるが、基本的には実施形態1係る睫毛パーマの施術方法と同様の工程手順である。すなわち、実施形態2に係る睫毛パーマの施術方法は、スティック材配置工程ST4とスティック材固定工程51との間に補助スティック材配置工程ST41を行う点が実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法と異なる。このため、以下では、実施形態1係る睫毛パーマの施術方法と異なる補助スティック材配置工程ST41、及び補助スティック材配置工程ST41を行うことによって僅かに作業が追加になるスティック材固定工程ST51についてのみ説明し、他の工程の説明は省略する。
補助スティック材配置工程ST41は、スティック材配置工程ST4だけだと、瞼LDを引き上げて押さえることが難しい場合に、瞼LDを引き上げて押さえることを補助する工程である。つまり、スティック材配置工程ST4では瞼LDを全体的に押さえるが、瞼LDが中央部凸となる3次元形状であり個々の違いもあるため、スティック材13一本では特に目尻側が中央部よりもスティック材13から離れてしまう傾向になることから、目尻の押さえが十分にできない場合がある。そこで、補助スティック材配置工程ST41において、補助スティック材16を用いて特に目尻側をさらに引き上げて押さえる。
具体的には、補助スティック材配置工程ST41においては、図7(b)に示すように、補助スティック材16の一方側をスティック材13と瞼LDとの間に潜り込ませ配置するとともに、補助スティック材13により瞼LDの目尻側をさらに引き上げて押さえる。この際、瞼LDの目尻側の下端がさらに僅かに裏返る程度に引き上げて押さえることが好ましい。なお、補助スティック材16は、ロッド材12の表面側に配置するようにすることが好ましい。
スティック材固定工程ST51においては、図7(c)に示すように、スティック材13と補助スティック材16とを固定テープ14で固定する。なお、スティック材13と補助スティック材16とが重なっている部分においては、両スティック材13,16を横に長い固定テープ14で一緒に固定すると具合がよい。
実施形態2に係る睫毛パーマの施術方法によれば、実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法と同様の工程を行うため、実施形態1に係る睫毛パーマの施術方法と同様の効果を奏する。さらに、実施形態2に係る睫毛パーマの施術方法によれば、補助スティック材16により瞼LDの目尻側をさらに引き上げて押さえる補助スティック材配置工程ST41をさらに含むため、スティック材13が離れてしまいがちな目尻を補助スティック材16でより引き上げた状態で睫毛パーマを固定できることから、眼瞼下垂を患っているような瞼が重いような被施術者であっても、瞼LDを上げて目元をはっきり美しく見せることができる。
以上、本発明を上記の実施形態に基づき説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記実施形態において記載した構成要素の数、形状、位置、向き、配置形態、大きさ、材質等は例示であり、本発明の効果を損なわない範囲において変更することが可能である。
(2)上記した実施形態においては、ロッド材が所定の厚みの細長い部材であるとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ロッド材は、瞼に沿って配置可能で睫毛を巻ければ(折り返して密着できれば)よく、例えば、専用の型で形成された三次元立体形状の従来ロッド材として市販されているような部材であってもよい。
(3)上記した実施形態においては、ロッド材が柔軟なシリコン材からなる部材であると説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ロッド材は、瞼に倣うように配置できればよく、例えば、シリコン材以外の柔軟なゴム剤やエラストマー部材であってもよく、瞼に倣うような形状の硬質の部材であってもよい。
(4)上記した実施形態においては、1本又は2本のスティック材しか用いていなかったが、本発明はこれに限定されるものではない。3本以上のスティック材用いて、瞼を上げるように固定してもよい。
(5)上記した実施形態においては、スティック材が剛性のある細長い棒であり、特に太さの変動もないような棒として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。スティック材は、瞼を上げるように折り返した睫毛を抑えつけられればよく、例えば、太さが変動するような棒であってもよく、多少柔軟な棒であってもよい。
1…睫毛パーマ施術用キット
11…糊剤
12…ロッド材
13…スティック材
14…固定テープ
15…パーマ用薬剤
16…補助スティック材
20…チューブ材
LD…瞼
LS…睫毛
ST1…糊剤塗布工程
ST2…ロッド材配置工程
ST3…睫毛折り返し工程
ST4…スティック材配置工程
ST5,ST51…スティック材固定工程
ST6…薬剤塗布工程
ST7…待ち・後処理工程
ST41…補助スティック材配置工程

Claims (8)

  1. 糊剤を瞼に塗布する糊剤塗布工程と、
    表面及び裏面を有するロッド材を前記裏面が前記瞼側を向くようにして前記瞼に塗布した前記糊剤上に配置するロッド材配置工程と、
    睫毛を生え際から折り返し、折り返した前記睫毛を前記ロッド材の前記表面に貼り付ける睫毛折り返し工程と、
    折り返した前記睫毛上に棒状のスティック材を幅方向に横断させて配置するとともに、瞼板を起こすようにして眼瞼挙筋を収縮させる方向に前記スティック材を押し込むことで、前記スティック材により前記瞼を引き上げた状態で押さえるスティック材配置工程と、
    前記瞼を引き上げた状態で押さえている前記スティック材を、顔面に対して固定テープで固定するスティック材固定工程と、を含むことを特徴とする睫毛パーマの施術方法。
  2. 前記スティック材固定工程の後に、前記ロッド材と前記スティック材との間にパーマ用薬剤を塗布する薬剤塗布工程をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の睫毛パーマの施術方法。
  3. 前記スティック材配置工程では、前記瞼の目尻側を上げるようにして、前記スティック材によって前記瞼を引き上げた状態で押さえることを特徴とする請求項1又は2に記載の睫毛パーマの施術方法。
  4. 前記スティック材配置工程の後前記スティック材固定工程の前に、前記スティック材と前記瞼との間に端部を潜り込ませるようにして棒状の補助スティック材を配置するとともに、前記補助スティック材により前記瞼の目尻側をさらに引き上げた状態で押さえる補助スティック材配置工程をさらに含み、
    前記スティック材固定工程では、前記瞼を引き上げた状態で押さえている前記スティック材と前記補助スティック材とを固定テープで固定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の睫毛パーマの施術方法。
  5. 前記ロッド材は、弾性材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の睫毛パーマの施術方法。
  6. 前記ロッド材は、円筒状のチューブ材を長手方向に裁断することで形成されていることを特徴とする請求項1〜5にいずれか一項に記載の睫毛パーマの施術方法。
  7. 前記スティック材は、直線的に延びていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の睫毛パーマの施術方法。
  8. 前記スティック材は、細長い丸棒であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の睫毛パーマの施術方法。
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