JP6524449B1 - 上まつ毛の施術方法、及び目元全体のリフトアップの施術方法。 - Google Patents

Abstract

【課題】自まつ毛の立ち上げを中心とした、目元全体のリフトアップに効果的な目元用化粧品での施術方法を提供すること。【解決手段】上まつ毛をチオグリコール酸、システアミンを含む化粧品を用いて軟化させること、チオグリコール酸、システアミンを含む化粧品を取り除き、洗浄しロットに固定後、加温すること、加温することによりカールの持続性、弱毛の安定が可能になる。加温放置後、臭素酸ナトリウムを含む酸化剤化粧品による定着後洗浄すること、自まつ毛の立ち上げが終了後、キトサンマスクに高濃度炭酸水を含ませた化粧品での目元全体のリフトアップが効果的にできるという施術方法となる。【選択図】図１

Description

本発明は、上まつ毛の施術方法、及び目元全体のリフトアップの施術方法に関する。

近年美容業界において、プロの施術による「アイメニュー」の需要は増加傾向にあります。なかでもまつ毛エクステンションの次に、より安全かつ的確に定着させることのできるまつ毛カールが再び注目されている

特開２０１８−３１１００

本発明は、上まつ毛の施術方法、及び目元全体のリフトアップを安全かつ的確に定着させる施術方法を提供することを課題とする。

請求項１記載の上まつ毛の施術方法は、まつ毛の下側に粘着テープ複数枚を装着した状態で、前記上まつ毛に主に軟化剤とされる一液の成分を含む化粧品を塗布し軟化させる工程、
前記軟化させる工程の後、前記上まつ毛をふき取り又は洗浄する工程、
前記ふき取り又は洗浄する工程の後、シリコンロットに専用グルーを使用し、上まつ毛を引き上げながらシリコンロットに貼り付け、シリコンロットに装着し固定する工程、
前記固定する工程の後、前記上まつ毛をシリコンロットに固定した状態で加温する工程、
前記加温する工程の後、前記上まつ毛に主に酸化剤とされる二液の成分を含む化粧品を塗布し、シリコンロットに定着させる工程、
前記定着させる工程の後、前記上まつ毛をふき取り又は洗浄する工程、
を含み、
前記軟化する工程では、主に軟化剤とされる一液の成分を含む化粧品を塗布し、１５分〜２０分間放置すること、
前記加温する工程では、目元用の保温マスクを使用し、３０℃〜４２℃以下の温度で１０分〜２０分間加温すること、
前記定着させる工程では、主に酸化剤とされる二液の成分を含む化粧品を前記上まつ毛に塗布し、１０分〜２０分間放置すること、
を特徴とする。

本発明の目元全体のリストアップの施術方法は、
前記記載の全工程を実施した後、高濃度炭酸水を含ませたキトサンマスクを目元にのせ、１０分〜２０分間保持し、目元全体のリフトアップを行うことを特徴とする。

本発明の目元全体のリフトアップの施術方法には、上まつ毛が上向きに自立することだけでなく、上まつ毛を支える上まぶたまでも上げることができるという効果がある。

上まつ毛の施術方法、及び目元全体のリフトアップの施術方法の各手順を施術した際のまつ毛の状態を示す図面代用写真である。 上まつ毛の施術方法、及び目元全体のリフトアップの施術方法を実施した際の施術前（下）、施術後（上）を示す図面代用写真である。 上まつ毛の施術方法、及び目元全体のリフトアップの施術方法の各手順を説明する施術フロー図である。

以下、本発明の施術工程について説明する。

図１（ａ）〜（ｈ）に、上まつ毛の施術方法、及び目元全体のリフトアップの施術方法の各手順を施術した際の目元の状態を示す。これらの写真では目元の施術を受ける被施術者の左目のみを示すが、右目に対しても同様に施術が施される。

まず、図１（ａ）に示すように、目元の付着物を除去した状態で施術を開始する。

次に、図１（ｂ）に示すように、被施術者が目を閉じた状態で下まつ毛に付着しないよう粘着テープで保護をする。

次に、図１（ｃ）に示すように、複数枚の粘着テープを上まつ毛の下部に装着する。複数枚装着する理由は、チオグリコール酸、システアミンを含む化粧品を塗布する際、目の内部に化粧品の侵入を防ぐ為である

その状態で、図１（ｄ）に示すように、チオグリコール酸、システアミンを含む化粧品を塗布し約１５分〜２０分間放置し軟化させる。

次に、図１（ｅ）に示すように、チオグリコール酸、システアミンを含む化粧品を取り除き洗浄する。目元用洗浄剤は目にしみないものを使用する。洗浄する理由は、上まつ毛に塗布した化粧品の残留物を完全に取り除き、上まつ毛のダメージを軽減させる為である。

次に、図１（ｆ）に示すように、シリコンロットに専用グルーを使用し上まつ毛一本一本をロットに装着し、加温処理をする。この際、保温マスクを用い加温時間は３０℃〜４２℃以下の温度で１０分〜２０分間とする。

その状態で、図１（ｇ）に示すように、保温マスクを取り外しそのまま臭酸ナトリウムを含む酸化剤化粧品を塗布し約１０分〜１５分間放置し定着させる。その後、シリコンロットを取り外した後、図１（ｅ）同様に洗浄する。洗浄する理由は前記と同様である。

最後に、図１（ｈ）に示すように、高濃度炭酸水を含ませたキトサンマスクを目元にのせ１０分〜１５分間放置することで目元全体のリフトアップが可能となる。以上で本施術工程を終了とする。

図２に、上まつ毛の施術方法、及び目元全体のリフトアップの施術方法を実施した際の施術前（下）、施術後（上）を示す。本施術方法の施術前後を比較すると、上まつ毛が完全に上向きに自立し、なおかつ上まぶたも同様に上向きに上がっているという効果が見られる。

この美容効果の高い上まつ毛の施術方法、及び目元全体のリフトアップの施術方法は、再び注目されるまつ毛カールを効果的により安全かつ的確に定着させる方法であり、今後の多くの美容業界の施術者がこれらの施術方法を導入することが期待される。

▲１▼ 保護テープ
▲２▼ 補助テープ
▲３▼ 粘着テープ
▲４▼ 押え紙
▲５▼ 洗浄用コットン
▲６▼ カーリング用シリコンロット
▲７▼ 補助テープ

Claims (2)

1. 上まつ毛の下側に粘着テープ複数枚を装着した状態で、前記上まつ毛に主に軟化剤とされる一液の成分を含む化粧品を塗布し軟化させる工程、
   前記軟化させる工程の後、前記上まつ毛をふき取り又は洗浄する工程、
   前記ふき取り又は洗浄する工程の後、シリコンロットに専用グルーを使用し、上まつ毛を引き上げながらシリコンロットに貼り付け、シリコンロットに装着し固定する工程、
   前記固定する工程の後、前記上まつ毛をシリコンロットに固定した状態で加温する工程、
   前記加温する工程の後、前記上まつ毛に主に酸化剤とされる二液の成分を含む化粧品を塗布し、シリコンロットに定着させる工程、
   前記定着させる工程の後、前記上まつ毛をふき取り又は洗浄する工程、
   を含み、
   前記軟化する工程では、主に軟化剤とされる一液の成分を含む化粧品を塗布し、１５分〜２０分間放置すること、
   前記加温する工程では、目元用の保温マスクを使用し、３０℃〜４２℃以下の温度で１０分〜２０分間加温すること、
   前記定着させる工程では、主に酸化剤とされる二液の成分を含む化粧品を前記上まつ毛に塗布し、１０分〜２０分間放置すること、
   を特徴とする上まつ毛の施術方法。
2. 請求項１記載の全工程を実施した後、高濃度炭酸水を含ませたキトサンマスクを目元にのせ、１０分〜２０分間保持し、目元全体のリフトアップを行うことを特徴とする施術方法。