JP6755132B2 - 読影支援装置、読影支援方法および読影支援プログラム - Google Patents

読影支援装置、読影支援方法および読影支援プログラム Download PDF

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Description

この発明は、読影支援装置、読影支援方法および読影支援プログラムに関し、特に、モダリティによって作成された断層画像の読影作業を支援する、読影支援装置、読影支援方法および読影支援プログラムに関する。
CTやMRIで作成された断層画像を読影して患者を診断する画像診断においては、撮影された診断画像の全てが読影者によって観察されることが最も重要である。また、画像診断では、断層画像の全てを観察した上で診断の決め手となる一部の断層画像を関心画像として纏めることも、読影を補助するための重要な作業の1つとなっている。
これに関連して、特許文献1は、読影者による精度の高い読影作業を支援するべく、読影対象の画像について観察済み領域と未観察領域とを識別し、未観察領域に対し読影漏れを指摘することを開示している。ここで、観察済み領域および未観察領域の識別は、読影者の視線をカメラによって計測し、かつGUIの操作記録を時系列に沿って記録することで実現される。
特開2007−319327号公報
しかし、特許文献1では、一部の断層画像が関心画像として纏められることはなく、読影補助作業の効率化に限界がある。診断対象となる断層画像の枚数の増加に伴って関心画像の取り纏めに時間がかかる昨今では、このような問題はさらに顕著となっている。
それゆえに、この発明の主たる目的は、読影補助作業の効率を高めることができる、読影支援装置、読影支援方法および読影支援プログラムを提供することである。
この発明に係る読影支援装置(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、患者の身体を貫く基準軸の延在方向における複数の位置にそれぞれ対応しかつ基準軸に直交する断面を各々が表す複数の断層画像を取得する断層画像取得手段(12)、断層画像取得手段によって取得された複数の断層画像のいずれか1つをモニタ画面に表示する断層画像表示手段(S15)、断層画像表示手段によって表示される断層画像を更新操作に応答して更新する断層画像更新手段(S19, S21)、読影者がモニタ画面と向き合う時間を断層画像表示手段によって表示された断層画像毎に測定する時間測定手段(S51~S67)、および時間測定手段によって測定された時間に基づいて複数の断層画像の一部を抽出する断層画像抽出手段(S33, S35)を備える。
好ましくは、モニタ画面の前方の被写体を表す画像を繰り返し出力するカメラ(24)がさらに備えられ、時間測定手段は、カメラの出力画像から読影者の顔画像を探索する探索手段(S55)、および探索手段の探索結果が探知を示す時間を積算する積算手段(S57, S65)を含む。
好ましくは、患者の身体を貫く参照軸の延在方向における既定位置で参照軸に直交する断面を表す参照断層画像を表示する参照断層画像表示手段(S11)、および時間測定手段によって表示された時間を統計的に表す統計情報を参照断層画像表示手段によって表示された参照断層画像の近傍に表示する統計情報表示手段(S69)がさらに備えられる。
或る局面では、統計情報は、参照断層画像に配された基準軸に沿って延在する第1軸と、第1軸に直交しかつ時間を定義する第2軸とを有するヒストグラムに相当する。
他の局面では、統計情報表示手段は時間測定手段の処理と並列して統計情報を更新する。
その他の局面では、参照断層画像は冠状断層画像および矢状断層画像の少なくとも一方である。
好ましくは、断層画像抽出手段は時間が閾値(TH2)を上回る断層画像を抽出すべき断層画像として検出する断層画像検出手段(S33)を含む。
好ましくは、断層画像抽出手段は複数の断層画像の一部を表示する第1断層画像表示手段(S35)を含む。
好ましくは、時間測定手段によって測定された時間を示す時間情報を読影終了時に保存する時間情報保存手段(S37, S41)がさらに備えられる。
さらに好ましくは、時間情報保存手段によって保存された時間情報を読影再開時に取得する時間情報取得手段(S7)がさらに備えられ、時間測定手段は時間情報取得手段によって取得された時間情報を踏まえて時間値を更新する。
より好ましくは、時間情報取得手段によって取得された時間情報に基づいて複数の断層画像の一部を表示する第2断層画像表示手段(S79)、および第2断層画像表示手段によって表示された断層画像を断層画像更新手段の処理に先立って非表示とする断層画像非表示手段(S83)がさらに備えられる。
好ましくは、時間測定手段によって測定された時間の合計値を算出する算出手段(S27)、および算出手段によって算出された合計値に応じて断層画像抽出手段を起動する起動手段(S29)がさらに備えられる。
この発明に係る読影支援方法は、患者の身体を貫く基準軸の延在方向における複数の位置にそれぞれ対応しかつ基準軸に直交する断面を各々が表す複数の断層画像を取得する断層画像取得手段(12)を備える読影支援装置(10)によって実行される読影支援方法であって、断層画像取得手段によって取得された複数の断層画像のいずれか1つをモニタ画面に表示する断層画像表示ステップ(S15)、断層画像表示ステップによって表示される断層画像を更新操作に応答して更新する断層画像更新ステップ(S19, S21)、読影者がモニタ画面と向き合う時間を断層画像表示ステップによって表示された断層画像毎に測定する時間測定ステップ(S51~S67)、および時間測定ステップによって測定された時間に基づいて複数の断層画像の一部を抽出する断層画像抽出ステップ(S33, S35)を備える。
この発明に係る読影支援プログラムは、患者の身体を貫く基準軸の延在方向における複数の位置にそれぞれ対応しかつ基準軸に直交する断面を各々が表す複数の断層画像を取得する断層画像取得手段(12)を備える読影支援装置(10)のプロセッサ(14)に、断層画像取得手段によって取得された複数の断層画像のいずれか1つをモニタ画面に表示する断層画像表示ステップ(S15)、断層画像表示ステップによって表示される断層画像を更新操作に応答して更新する断層画像更新ステップ(S19, S21)、読影者がモニタ画面と向き合う時間を断層画像表示ステップによって表示された断層画像毎に測定する時間測定ステップ(S51~S67)、および時間測定ステップによって測定された時間に基づいて複数の断層画像の一部を抽出する断層画像抽出ステップ(S33, S35)を実行させるための、読影支援プログラムである。
モニタ画面に表示される断層画像は更新操作に応答して更新されるところ、読影者がモニタ画面と向き合う時間つまり観察時間は断層画像毎に測定され、測定された観察時間に基づいて一部の断層画像が抽出される。観察時間が長い断層画像は読影者が関心を示した関心画像とみなすことができるため、観察時間に基づいて一部の断層画像を抽出することで、関心画像を纏める読影補助作業の効率化が図られる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例に適用される医療診断支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 (A)は体軸断面を表す断層画像が各々に収められた複数のDICOMファイルの構造の一例を示す図解図であり、(B)は冠状断面を表す断層画像が収められたDICOMファイルの構造の一例を示す図解図である。 読影支援装置によって参照されるレジスタの構成の一例を示す図解図である。 読影支援装置に設けられたモニタの表示の一例を示す図解図である。 (A)はカメラによって撮像された被写体の一例を示す図解図であり、(B)はカメラによって撮像された被写体の他の一例を示す図解図であり、(C)はカメラによって撮像された被写体のその他の一例を示す図解図である。 ページング操作に伴うモニタ表示の変化の一例を示す図解図である。 ページング操作に伴うモニタ表示の変化の他の一例を示す図解図である。 冠状断層画像およびこれに多重されたヒストグラムの一例を示す図解図である。 ヒストグラムに描かれた基準線の一例を示す図解図である。 読影支援装置の処理動作の一部を示す図解図である。 読影終了操作を受け付けた時点のモニタ表示の一例を示す図解図である。 読影支援装置に設けられたCPUの動作の一部を示すフロー図である。 読影支援装置に設けられたCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 読影支援装置に設けられたCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 読影支援装置に設けられたCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 他の実施例の読影支援装置に設けられたCPUの動作の一部を示すフロー図である。
図1を参照して、この実施例の医療診断支援システムは、院内LAN50を介して互いに接続された読影支援装置10,MRI装置30およびPACS40によって構成される。読影支援装置10において、バスBS1には、通信I/F12,CPU14,キーボード/マウス16,HDD18,モニタ20,DRAM22およびカメラ24が接続される。
MRI装置30は、核磁気共鳴現象を利用して、患者の検査部位の断層画像を撮影する装置である。患者の身体を上下に貫く軸を“基準軸”と定義し、患者の身体を前後に貫く軸を“参照軸”と定義したとき、撮像処理では、基準軸の延在方向におけるKmax個(Kmax:2以上の整数)の位置の各々で基準軸に直交する断面を表す断層画像が作成されるとともに、参照軸の延在方向における中央位置(既定位置)で参照軸に直交する断面を表す断層画像が作成される。
各々の断層画像の作成にあたっては、最大値投影法が採用される。また、基準軸に直交する断面を“体軸断面”と呼び、体軸断面を表す断層画像を“体軸断層画像”と呼ぶ。さらに、参照軸に直交する断面を“冠状断面”と呼び、冠状断面を表す断層画像を“冠状断層画像”と呼ぶ。なお、体軸断層画像および冠状断層画像はそれぞれ、“基準断層画像”および“参照断層画像”と呼んでもよい。
作成された体軸断層画像または冠状断層画像は、ファイル情報,患者情報,スライス位置とともにDICOMファイルに収められる。この結果、体軸断面については図2(A)に示すKmax個のDICOMファイルが作成され、冠状断面については図2(B)に示す単一のDICOMファイルが作成される。こうして作成されたDICOMファイルはいずれも、院内LAN50を経てPACS40に保存される。
DRAM22には、ワークエリア22w,表示エリア22m,タイマTM1が設けられるとともに、図3に示す構造をなすレジスタRGST1が設けられる。図3によれば、変数Kを対象として、“1”〜“Kmax”までの合計Kmax個のカラムが設けられる。Kmax個のカラムの各々は、対象とする体軸断層画像を読影医が観察した時間を設定するために設けられ、初期値は“0”を示す。
CPU14は、読影医による画像診断を支援するべく、共通の患者を対象として作成されたKmax+1個のDICOMファイルをPACS40から取り込んだ上で、図12〜図14に示すメインタスクおよび図15に示す観察時間測定タスクを実行する。
なお、Kmax+1個のDICOMファイルは通信I/F12を通して取得され、これに収められたKmax個の体軸断層画像および単一の冠状断層画像はDRAM22のワークエリア22wに格納される。また、メインタスクおよび観察時間測定タスクに相当するプログラムは、読影支援プログラムとしてHDD18に記憶される。
図12を参照して、ステップS1ではキーボード/マウス16によって読影開始操作が行われたか否かを繰り返し判別する。判別結果がNOからYESに更新されると、今回の読影開始操作が新規読影操作および読影再開操作のいずれに相当するかをステップS3で判別する。今回の読影開始操作が新規読影操作に相当すればステップS5に進み、今回の読影開始操作が読影再開操作に相当すればステップS7に進む。
ステップS5では、レジスタRGST1を初期化する。これに対して、ステップS7では、後述するステップS41の処理によってPACS40に保存された観察情報を通信I/F12を通して取得し、取得した観察情報をRGST1に設定する。ステップS5またはS7の処理が完了すると、ステップS9に進む。
ステップS9では、基準軸の延在方向における中央位置(既定位置)の体軸断層画像をDRAM22のワークエリア22wから検出し、検出した体軸断層画像を表示エリア22mの左下に展開する。展開された体軸断層画像はモニタ20によって読み出され、図4に示す要領で画面の左下に表示される。
ステップS11では、参照軸の延在方向における中央位置の冠状断層画像をワークエリア22wから検出し、検出した冠状断層画像を表示エリア22mの左上に展開する。展開された冠状断層画像もモニタ20によって読み出され、図4に示す要領で画面の左上に表示される。
ステップS13では、変数Kを既定値(中央値)に設定する。ステップS15では、K番目の体軸断層画像をワークエリア22wから検出し、検出した体軸断層画像を表示エリア22mの右上に展開する。展開された体軸断層画像もまたモニタ20によって読み出され、図4に示す要領で画面の右上に表示される。ステップS17では、読影医がK番目の体軸断層画像を観察した時間を測定するべく、図15に示す観察時間測定タスクを起動ないし再起動する。
図15に飛んで、ステップS51では、タイマTM1をリセットするとともに、カメラ24を起動する。カメラ24は、モニタ20の近傍に載置され、モニタ画面の前方の被写体を表すカメラ画像を指定周期(指定周期:たとえば1秒)に出力する。
読影医の顔がモニタ画面を向いていれば、カメラ24からは図5(A)に示すカメラ画像が出力される。また、読影医がモニタ画面から顔を背けていれば、カメラ24からは図5(B)に示すカメラ画像が出力される。さらに、読影医が退席していれば、カメラ24からは図5(C)に示すカメラ画像が出力される。こうして出力されたカメラ画像は、DRAM22のワークエリア22wに書き込まれる。
ステップS53では、カメラ画像の出力周期と同じ周期が到来したか否かを繰り返し判別する。判別結果がNOからYESに更新されるとステップS55に進み、ワークエリア22wに格納されたカメラ画像を対象とする顔探索処理を実行する。
顔探索処理は、具体的には、HDD18に保存された辞書画像と符合する部分画像をワークエリア22w上のカメラ画像から探索する処理である。また、この実施例では、顔の正面ないし略正面を表す顔画像が辞書画像として用意される。
したがって、図5(A)に示すカメラ画像を対象とする顔探索処理の結果は“探知”を示す一方、図5(B)または図5(C)に示すカメラ画像を対象とする顔探索処理の結果は“非探知”を示す。
つまり、読影医がモニタ画面の前方に着席していたとしても、読影医の顔がモニタ画面の方向と異なる方向を向いていれば、読影医はモニタ画面と向き合っていないとされ、顔探索処理の結果は“非探知”となる。
図15に戻って、ステップS57では、顔探索処理の結果が“探知”および“非探知”のいずれを示すかを判別する。顔探索処理の結果が“非探知”であればステップS59に進み、タイマTM1が時間を測定中であるか否かを判別する。判別結果がNOであれば、つまりタイマTM1が停止中であれば、そのままステップS53に戻る。これに対して、判別結果がYESであれば、ステップS61でタイマTM1を停止してからステップS53に戻る。
顔探索処理の結果が“探知”であればステップS63に進み、タイマTM1が停止中であるか否かを判別する。判別結果がNOであれば、つまりタイマTM1が時間を測定中であれば、そのままステップS67に進む。これに対して、判別結果がYESであれば、ステップS65でタイマTM1をスタートないしリスタートしてからステップS67に進む。
ステップS67では、タイマTM1の値(=今回の観察時間)をレジスタRGST1のK番目のカラムに設定された値(=これまでの観察時間)に積算する。読影開始操作が読影再開操作に相当する場合、K番目の体軸断層画像の観察時間は、ステップS7で取得された観察情報を踏まえて更新される。
ステップS69では、レジスタRGST1に設定された観察時間を示すヒストグラム(統計情報)を表示エリア22mに展開された冠状断層画像の近傍に描画ないし更新する。ヒストグラムは、冠状断層画像に配された基準軸に沿って延在する縦軸(第1軸)と、観察時間を定義する横軸(第2軸)とを有し、図4に示す要領で冠状断層画像の近傍に表示ないし更新される。冠状断層画像では基準軸は縦方向に延在するところ、ヒストグラムの縦軸には基準軸に直交する体軸断面の位置が割り当てられる。
ステップS69の処理が完了すると、ステップS53に戻る。したがって、ヒストグラムを表示ないし更新するステップS69の処理は、K番目の体軸断層画像の観察時間を測定するステップS53〜S67の処理と並列して実行される。
図13に戻って、ステップS19ではキーボード/マウス16によってページング操作(更新操作)が行われたか否かを判別し、判別結果がYESであればステップS21で変数Kを更新してからステップS15に戻る。
ここで、ページング操作は“PageUp”ボタンまたは“PageDown”ボタンを押下する操作であり、変数Kの値は押下が解除された状態が既定時間継続した時点で確定する。
したがって、“PageUp”ボタンまたは“PageDown”ボタンが1回だけ押下された場合、更新後の変数Kの値は、更新前の変数Kの値に対して連続的な値を示す。これに対して、“PageUp”ボタンまたは“PageDown”ボタンが既定時間を下回る間隔で複数回押下された場合、更新後の変数Kの値は、更新前の変数Kの値に対して非連続的な値を示す。
このようなページング操作を繰り返すと、画面の右上に表示される体軸断層画像は図6の右側および図7の右側に示す要領で更新される。また、ヒストグラムは、表示された体軸断層画像の観察時間を考慮して、ヒストグラムは図6の左側および図7の左側に示す要領で更新される。ページング操作の回数が或る値に達すると、“0”,“5”,“10”,“20”の文字が、ヒストグラムをなす棒の長さ方向に並んで表示される(図8参照)。このような文字を表示する処理は、ステップS69で実行される。
ステップS19の判別結果がNOであれば、キーボード/マウス16によって読影終了操作が行われたか否かをステップS23で判別する。判別結果がNOであればステップS19に戻り、判別結果がYESであればステップS25で観察時間測定タスクを停止する。
ステップS27ではレジスタRGST1に設定されたKmax個の観察時間の合計値を算出し、ステップS29では算出された合計値が閾値TH1以上であるか否かを判別する。判別結果がNOであればそのままステップS37に進む一方、判別結果がYESであればステップS31〜S35で以下の処理を実行してからステップS37に進む。したがって、ステップS31〜S35の処理は、観察時間の合計値が閾値TH1以上の場合に起動される。
ステップS31では、閾値TH2(≪TH1)を示す基準線を表示エリア22mに描画されたヒストグラム上に描画する。描画された基準線は、図9に示す要領で多重表示される。ステップS33では、閾値TH2以上の値が各々に設定された1または2以上のカラムをレジスタRGST1から特定し、特定した1または2以上のカラムにそれぞれ対応する1または2以上の体軸断層画像をワークエリア22wから抽出する。
ステップS35では、抽出した1または2以上の体軸断層画像の一覧を表示エリア22mの右下に展開する。図10の右側に示す8個の体軸断層画像がステップS33で抽出された場合、この8個の体軸断層画像の一覧が表示エリア22mの右下に展開される。展開された一覧はモニタ20によって読み出され、図11に示す要領で画面の右下に表示される。
ステップS37では、キーボード/マウス16によって画面上の「X」ボタン(図示せず)がクリックされたか否かを繰り返し判別する。判別結果がNOからYESに更新されると、ステップS39で表示エリア22mをクリアする。この結果、モニタ20が非表示となる。
ステップS41では、レジスタRGST1に設定された観察時間を示す情報つまり観察情報を通信I/F12を通してPACS40に転送する。転送された観察情報は、PACS40に保存される。ステップS41の処理が完了すると、ステップS1に戻る。
以上の説明から分かるように、通信I/F12は、患者の身体を貫く体軸の延在方向における複数の位置にそれぞれ対応しかつ体軸に直交する断面を各々が表す複数の体軸断層画像を取得する。取得された複数の体軸断層画像は、DRAM22に一時的に格納される。CPU14は、DRAM22に格納された複数の体軸断層画像のいずれか1つをモニタ20に表示し(S15)、モニタ20の体軸断層画像をページング操作に応答して更新する(S19, S21)。CPU14はまた、読影医がモニタ画面と向き合う時間つまり読影医による観察時間を体軸断層画像毎に測定し(S51~S67)、測定された観察時間に基づいて一部の体軸断層画像を抽出する(S33, S35)。
モニタ画面に表示される体軸断層画像はページング操作に応答して更新されるところ、読影医がモニタ画面と向き合う時間つまり観察時間は体軸断層画像毎に測定され、測定された観察時間に基づいて一部の体軸断層画像が抽出される。観察時間が長い体軸断層画像は読影医が関心を示した関心画像とみなすことができるため、観察時間に基づいて一部の体軸断層画像を抽出することで、関心画像を纏める読影補助作業の効率化が図られる。
なお、この実施例では、体軸断層画像の一覧は読影終了時に表示されるに留まるが、読影再開時にも体軸断層画像の一覧を表示するようにしてもよい。この場合、CPU14はステップS7の処理の後に図16に示すステップS71〜S83の処理を実行する。ただし、ステップS71〜S79の処理は、ステップS73の判別結果がNOであるときにステップS9に進む点を除いて、図12に示すステップS27〜S35の処理と同じであるため、重複した説明は省略する。
ステップS81ではキーボード/マウス16によって非表示操作が行われたか否かを繰り返し判別する。判別結果がNOからYESに更新されると、表示エリア22mに展開された一覧をステップS83で消去する。つまり、表示エリア22mに展開された一覧は、ページング操作に先立って消去される。これによって、モニタ20上の一覧が非表示となる。ステップS83の処理が完了すると、ステップS9に進む。
なお、この実施例では、冠状断層画像を参照断層画像として表示するようにしている。しかし、冠状断層画像に代えて或いは冠状断層画像とともに、矢状断層画像を参照断層画像として表示するようにしてもよい。
また、この実施例では、観察時間が閾値TH2以上の値を示す体軸断層画像は、モニタ20に一覧表示されるに留まる。しかし、観察時間が閾値TH2以上の値を示す体軸断層画像は、読影レポートに貼付し、或いはPACS40に保存するようにしてもよい。
さらに、この実施例では、ページング操作として“PageUp”ボタンまたは“PageDown”ボタンを押下する操作を想定している。しかし、マウスホイールを使用したスクロール操作をページング操作として想定するようにしてもよい。
また、この実施例では、読影医がモニタ画面の前方に着席していたとしても、読影医の顔がモニタ画面の方向と異なる方向を向いていれば、読影医はモニタ画面と向き合っていないと判断される。しかし、読影医の顔の少なくとも一部がカメラ画像に表れている限り、読影医はモニタ画面と向き合っていると判断するようにしてもよい。
10 …読影支援装置
14 …CPU
16 …キーボード/マウス
20 …モニタ
22 …DRAM
24 …カメラ
30 …MRI装置
40 …PACS
50 …院内LAN

Claims (13)

  1. 患者の身体を貫く基準軸の延在方向における複数の位置にそれぞれ対応しかつ前記基準軸に直交する断面を各々が表す複数の断層画像を取得する断層画像取得手段、
    前記断層画像取得手段によって取得された複数の断層画像のいずれか1つをモニタ画面に表示する断層画像表示手段、
    前記断層画像表示手段によって表示される断層画像を更新操作に応答して更新する断層画像更新手段、
    読影者が前記モニタ画面と向き合う時間を前記断層画像表示手段によって表示された断層画像毎に測定する時間測定手段、および
    前記時間測定手段によって測定された時間に基づいて前記複数の断層画像の一部を抽出する断層画像抽出手段を備え
    前記モニタ画面の前方の被写体を表す画像を繰り返し出力するカメラをさらに備え、
    前記時間測定手段は、前記カメラの出力画像から前記読影者の顔画像を探索する探索手段、および前記探索手段が前記読影者の顔画像を探知した時間を積算する積算手段を含む、読影支援装置。
  2. 前記患者の身体を貫く参照軸の延在方向における既定位置で前記参照軸に直交する断面を表す参照断層画像を表示する参照断層画像表示手段、および
    前記時間測定手段によって表示された時間を統計的に表す統計情報を前記参照断層画像表示手段によって表示された参照断層画像の近傍に表示する統計情報表示手段をさらに備える、請求項1記載の読影支援装置。
  3. 前記統計情報は、前記参照断層画像に配された前記基準軸に沿って延在する第1軸と、前記第1軸に直交しかつ前記時間を定義する第2軸とを有するヒストグラムに相当する、請求項記載の読影支援装置。
  4. 前記統計情報表示手段は前記時間測定手段の処理と並列して前記統計情報を更新する、請求項2または3記載の読影支援装置。
  5. 前記参照断層画像は冠状断層画像および矢状断層画像の少なくとも一方である、請求項2ないし4のいずれかに記載の読影支援装置。
  6. 前記断層画像抽出手段は前記時間が閾値を上回る断層画像を抽出すべき断層画像として検出する断層画像検出手段を含む、請求項1ないしのいずれかに記載の読影支援装置。
  7. 前記断層画像抽出手段は前記複数の断層画像の一部を表示する第1断層画像表示手段を含む、請求項1ないしのいずれかに記載の読影支援装置。
  8. 前記時間測定手段によって測定された時間を示す時間情報を読影終了時に保存する時間情報保存手段をさらに備える、請求項1ないしのいずれかに記載の読影支援装置。
  9. 前記時間情報保存手段によって保存された時間情報を読影再開時に取得する時間情報取得手段をさらに備え、
    前記時間測定手段は前記時間情報取得手段によって取得された時間情報を踏まえて時間値を更新する、請求項記載の読影支援装置。
  10. 前記時間情報取得手段によって取得された時間情報に基づいて前記複数の断層画像の一部を表示する第2断層画像表示手段、および
    前記第2断層画像表示手段によって表示された断層画像を前記断層画像更新手段の処理に先立って非表示とする断層画像非表示手段をさらに備える、請求項記載の読影支援装置。
  11. 前記時間測定手段によって測定された時間の合計値を算出する算出手段、および
    前記算出手段によって算出された合計値に応じて前記断層画像抽出手段を起動する起動手段をさらに備える、請求項1ないし10のいずれかに記載の読影支援装置。
  12. 患者の身体を貫く基準軸の延在方向における複数の位置にそれぞれ対応しかつ前記基準軸に直交する断面を各々が表す複数の断層画像を取得する断層画像取得手段を備える読影支援装置によって実行される読影支援方法であって、
    前記断層画像取得手段によって取得された複数の断層画像のいずれか1つをモニタ画面に表示する断層画像表示ステップ、
    前記断層画像表示ステップによって表示される断層画像を更新操作に応答して更新する断層画像更新ステップ、
    読影者が前記モニタ画面と向き合う時間を前記断層画像表示ステップによって表示された断層画像毎に測定する時間測定ステップ、および
    前記時間測定ステップによって測定された時間に基づいて前記複数の断層画像の一部を抽出する断層画像抽出ステップを備え
    前記読影支援装置は、前記モニタ画面の前方の被写体を表す画像を繰り返し出力するカメラをさらに備え、
    前記時間測定ステップは、前記カメラの出力画像から前記読影者の顔画像を探索する探索ステップ、および前記探索ステップが前記読影者の顔画像を探知した時間を積算する積算ステップを含む、読影支援方法。
  13. 患者の身体を貫く基準軸の延在方向における複数の位置にそれぞれ対応しかつ前記基準軸に直交する断面を各々が表す複数の断層画像を取得する断層画像取得手段を備える読影支援装置のプロセッサに、
    前記断層画像取得手段によって取得された複数の断層画像のいずれか1つをモニタ画面に表示する断層画像表示ステップ、
    前記断層画像表示ステップによって表示される断層画像を更新操作に応答して更新する断層画像更新ステップ、
    読影者が前記モニタ画面と向き合う時間を前記断層画像表示ステップによって表示された断層画像毎に測定する時間測定ステップ、および
    前記時間測定ステップによって測定された時間に基づいて前記複数の断層画像の一部を抽出する断層画像抽出ステップを実行させるための、読影支援プログラムであって、
    前記読影支援装置は、前記モニタ画面の前方の被写体を表す画像を繰り返し出力するカメラをさらに備え、
    前記時間測定ステップは、前記カメラの出力画像から前記読影者の顔画像を探索する探索ステップ、および前記探索ステップが前記読影者の顔画像を探知した時間を積算する積算ステップを含む、読影支援プログラム。
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