JP5732015B2 - グラフ作成装置およびグラフ作成方法並びにグラフ作成プログラム - Google Patents

グラフ作成装置およびグラフ作成方法並びにグラフ作成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の検査の検査結果を表す時系列グラフを作成するためのグラフ作成装置およびグラフ作成装置の作動方法並びにグラフ作成プログラムに関するものである。
近年、医療分野においては、診察が行われる際に患者に対して実施された複数の検査結果が表示され、病名の診断や治療方針などを決定するための参考情報として利用されている。
患者に実施される検査には様々な種類があり、実際の医療現場では、患者に特定の疾患が疑われるときには、その特定の疾患の診断に重要と考えられている複数の検査の各検査結果を参照して、診断または治療を行っている。検査結果を表示する従来の表示装置では、前回診察時に患者に実施された検査結果のみが画面に表示されていることが多く、検査結果の推移を確認するために、医師らが、所望の検査ごとに検査結果を遡って検索して比較し、所望の検査の検査結果の推移を把握する必要が生じていた。このような複数の検査結果の推移を把握しやすくするために、例えば、特許文献1ないし4は、過去の所定の期間中の複数の種類の検査結果を1つの時系列グラフに集約して表示する技術を開示している。
特開2002−203199号公報 特開平02−11129号公報 特開2001−118008号公報 特開2001−133293号公報
しかしながら、引用文献1ないし4の手法によれば、複数の検査結果を表す時系列グラフの作成のためには、ユーザが適切な表示期間を設定する必要があった。また、検査の実施される間隔は、種々の要因により変動する場合があるため、所定の表示期間が、必ずしも適切な表示期間となるとは限らないという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の検査の検査結果の推移を把握可能に、表示期間を適切かつ容易に設定して、複数の検査の検査結果の推移を表すグラフを作成するグラフ作成装置およびグラフ作成装置の作動方法並びにグラフ作成プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るグラフ作成装置は、診断または治療のための複数の検査について、複数の検査のそれぞれに対応する複数の検査間隔を取得する検査間隔取得部と、取得した複数の検査間隔のうち最長の検査間隔以上になるように、複数の検査の検査結果を表す時系列グラフの表示期間を決定する表示期間決定部と、決定された表示期間および所定の患者に対して実施された複数の検査の検査結果に基づいて、時系列グラフを作成するグラフ作成部とを備えたことを特徴とするものである。
本発明に係るグラフ作成方法は、グラフ作成装置におけるグラフ作成方法であって、診断または治療のための複数の検査について、複数の検査のそれぞれに対応する複数の検査間隔をそれぞれ取得する検査間隔取得ステップと、取得した複数の検査間隔のうち最長の検査間隔以上になるように、複数の検査の検査結果を表す時系列グラフの表示期間を決定するグラフ表示期間決定ステップと、決定された表示期間および所定の患者に対して実施された複数の検査の検査結果に基づいて、時系列グラフを作成するグラフ作成ステップとを有することを特徴とするものである。
本発明にかかるグラフ作成プログラムは、コンピュータに上記方法を実行させることを特徴とするものである。
上記「診断または治療のための複数の検査」とは、患者の診断または治療のために実施される検査であり、実施された検査日(時)と検査の結果の値に基づいて、時系列グラフとして表すことのできるあらゆる検査を含む。
上記本発明の第1の態様のグラフ作成装置として、検査間隔取得部が、複数の検査のうちの1つの検査ごとに、過去の複数の検査対象者が1つの検査を実施した検査間隔をそれぞれ取得し、取得した1つの検査の複数の検査間隔に基づいて、1つの検査の検査間隔の度数分布を算出し、算出した度数分布に基づいて、1つの検査の検査間隔を決定して取得することが好ましい。
また、上記「所定の検査対象者」は、「過去の複数の検査対象者」に含まれてもよく、「過去の複数の検査対象者」に含まれなくてもよい。なお、上記「過去の複数の検査対象者」は、所定の検査対象者と同じ疾患を有することが好ましい。
また、上記本発明の第1の態様のグラフ作成装置において、検査間隔取得部は、複数の検査のうちの1つの検査ごとに、過去の複数の検査対象者が1つの検査を実施した検査間隔をそれぞれ取得し、取得した1つの検査の複数の検査間隔に基づいて、1つの検査の検査間隔の度数分布を算出し、算出した度数分布に基づいて、度数分布の主たる割合を占める分布を含むように1つの検査の検査間隔を決定するものであれば、任意の方法で検査間隔を決定してよい。例えば、検査間隔取得部は、度数分布に基づいて、検査間隔ごとに、累積度数を算出し、算出された累積度数が所定のしきい値以上となる検査間隔を検査間隔として決定してもよい。また、検査間隔取得部は、検査間隔の頻度の度数分布に基づいて、検査間隔の頻度の正規分布を算出し、検査間隔の平均値と分散を算出し、検査間隔の平均値と分散の和以上となるように検査間隔を決定してもよい。
また、本発明の第1の態様のグラフ作成装置において、検査間隔取得部は、複数の検査のうちの1つの検査ごとに、過去の複数の検査対象者が通院期間中に1つの検査を実施した検査間隔のみをそれぞれ取得し、グラフ作成部は、所定の検査対象者の通院期間中の検査結果を表す時系列グラフを作成してもよい。
また、本発明の第1の態様のグラフ作成装置において、表示間隔決定部が、所定の上限以下の範囲内で最長の検査間隔を決定することが好ましい。また、「所定の上限以下の範囲」は、例えば、2年以下の範囲であることが好ましく、1年以下の範囲であってもよい。
また、本発明の第2の態様のグラフ作成装置として、検査間隔取得部が、時系列グラフの表示期間の上限を取得し、所定の検査対象者に対する複数の検査に基づいて、検査ごとに、時系列グラフの表示期間の上限直前の所定回数分の検査間隔を取得し、取得した所定回数分の検査間隔を検査の検査間隔として取得してもよい。
ここでいう「表示期間の上限」は、例えば、終了年、終了月、終了日、終了日時など、表示期間の終了時を意味する。また、「表示期間の上限直前の所定回数分の検査間隔」は、表示期間の終了時から時系列に過去に遡って所定回数分の検査間隔を意味する。なお、上記「所定回数」は、1回以上の任意の回数とすることができる。
また、本発明の第1および第2の態様のグラフ作成装置において、グラフ作成部が、複数の検査の検査結果のうち、所定の検査対象者の疾患に応じて選択された所定の種類の検査結果のみに基づいて、時系列グラフを作成することが好ましい。
本発明によれば、診断または治療のための複数の検査について、検査間隔をそれぞれ取得し、取得した複数の検査間隔のうち最長の検査間隔以上になるように、所定の検査対象者に対する複数の検査の検査結果を表す時系列グラフの表示期間を決定し、決定された表示期間に基づいて時系列グラフを作成するため、容易かつ適切に表示期間を設定して、複数の検査の各検査結果の推移を好適に把握可能に表すグラフを容易に作成することができる。
本発明の第1および第2の実施形態におけるグラフ作成装置を適用した医療情報システムの概略構成を示す図 本発明の第1の実施形態におけるグラフ作成の流れを示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態における期間取得処理を説明するための図(白血球数の例)。 本発明の第1の実施形態における期間取得処理を説明するための図(CEAの例)。 本発明の第1および第2の実施形態において作成されたグラフの例を示す図。 本発明の第2の実施形態におけるグラフ作成の流れを示すフローチャート。
本発明のグラフ作成装置の実施の形態について、以下図1に基づいて説明する。図1は、本発明の第1および第2の実施形態によるグラフ作成装置を適用した医療情報システムの概略構成を示す図であり、本発明の一実施形態におけるグラフ作成装置の機能ブロック図である。
図1に示したように、医療情報システム10は、医療情報管理サーバ3、電子カルテ管理サーバ4、診療科端末2、検査室端末5、および画像診断システム6がネットワーク7を介して通信可能に接続されて構成されている。
電子カルテ管理サーバ4は、電子カルテが格納された電子カルテデータベースを備えたコンピュータであり、オペレーティングシステムやデータベース管理用ソフトウェアに加え、診療科端末2等の要求に応じて、各電子カルテに対応付けられた画像や、検査結果等の診療情報の検索および検索結果の送受信を行なうためのソフトウェアが組み込まれている。電子カルテ管理サーバ4は、電子カルテに管理付けられた各診療情報を取得可能に、医療情報管理サーバ3、診療科端末2、検査室端末5、画像診断システム6などとネットワークを介して接続されている。
検査室端末5は、各診療科と離れた検査室におかれ、各診療科端末2から入力された検査オーダにしたがって検査室で実施された検査結果の情報を入力するために利用するコンピュータであり、オペレーションシステムなどの標準的なソフトウェアに加え検査オーダの閲覧および検査結果の入力を行なうためのソフトウェアが組み込まれている。各検査室で行なわれた検査結果の情報は、検査室端末5から検査オーダや患者IDと関連づけて入力される。また、後述の医療情報管理サーバ3が、検査室端末5により入力された検査結果情報の管理サーバとしても機能し、入力された検査結果の情報は医療情報管理データベース3Aに記憶される。
画像診断システム6は、公知のコンピュータシステムであり、ここでは、画像診断医用ワークステーション(不図示)と、CT、MRI等のモダリティ(不図示)と、CT、MRI等のモダリティでの撮影によって得られた画像データが格納された画像データベースを備えた画像管理サーバ61と、撮影で得られた画像の読影結果を含む読影レポートが格納された読影レポートデータベースを備えた読影レポートサーバ62とがネットワーク7を介して通信可能に接続された構成となっている。画像診断医用ワークステーションは、種々の画像解析処理ソフトウェアがインストールされ、診断目的・対象に応じて、種々の画像解析処理を実行することが可能なように構成されている。
本実施形態におけるグラフ作成装置1は、ネットワーク7を介して接続された医療情報管理サーバ3、および診療科端末2により構成される。医療情報管理サーバ3、および診療科端末2の各コンピュータは、CD−ROM等の記録媒体からインストールされたプログラムによって制御されて、本実施形態のグラフ作成装置1として機能する。また、プログラムは、インターネット等のネットワーク経由で接続されたサーバの記憶装置からダウンロードされた後にインストールされたものであってもよい。
医療情報管理サーバ3は、医療情報管理データベース3Aを備えたコンピュータである。医療情報管理サーバ3は、電子カルテ管理サーバ4と、検査室端末5と、画像管理サーバ61と、読影レポートサーバ62にネットワークを介して接続され、接続された各サーバ等から、患者IDに基づいて、その患者の電子カルテ、各種検査結果、画像データ、読影レポートなどの診療情報を検索して取得し、患者IDごとに対応付けて記憶する。また、1人の患者が複数の疾患を有する場合には、疾患ごとに、患者IDに関連する診療情報を分割して記憶する。なお、医療情報管理サーバ3は、管理する診療情報を毎日定時に更新する。
また、医療情報管理サーバ3は、疾患ごとに、時系列グラフ作成に必要な情報を規定するグラフ作成情報の管理サーバとしての機能を兼ね備えている。各グラフ作成情報は、医療情報管理データベース3Aに記憶されている。グラフ作成情報には、疾患名、グラフに表される所定の検査の検査名、グラフの縦軸の範囲、グラフの横軸の範囲(表示期間)、色、線種、フォント、サイズなどのグラフの作成に必要な情報が設定されている。ここで、グラフに表される所定の検査は、ユーザが、疾患に応じて、その疾患の診断上重要と考えられる複数の検査を予め選択して設定したものである。また、グラフの縦軸の表示範囲は、所定の検査に含まれる検査ごとに、検査値に応じて設定されている。また、グラフ作成情報のうち表示期間は、後述の表示期間決定部32によって後述のように決定され、グラフ作成情報のうち表示期間以外の値は予め設定されている。
また、医療情報管理サーバ3には、オペレーティングシステムやデータベース管理用ソフトウェアの他、本実施形態にかかるグラフ作成プログラムの検査間隔取得処理と、表示期間決定処理を規定する部分がインストールされている。そして、このプログラムの実行により、医療情報管理サーバ3は、診断または診療のための複数の検査について、複数の検査にそれぞれ対応する複数の検査間隔をそれぞれ取得する検査間隔取得部31と、取得した複数の検査間隔のうち最長の検査間隔以上になるように、複数の検査の検査結果を表す時系列グラフの表示期間を決定する表示期間決定部32として機能する。
診療科端末2は、診療科の医師などが患者の臨床情報の閲覧や検査オーダの入力などに利用するコンピュータであり、一般的なディスプレイである表示部25と、キーボード及びマウスからなる入力部21とを備えている。さらに、診療科端末2は、各診療科で実施された検査結果の推移を表すグラフや、作成された電子カルテなどの診療情報を表示して参照するためにも利用され、オペレーションシステムなどの標準的なソフトウェアと、作成された電子カルテなどの診療情報を表示するためのアプリケーションソフトウェアとがそれぞれインストールされている。
また、診療科端末2は、本実施形態にかかるグラフ作成プログラムにおける診療情報取得処理と、グラフ作成処理と、表示制御処理とを規定する部分が組み込まれている。そして、このグラフ作成プログラムの実行により、診療科端末2は、診断対象患者(所定の検査対象者)の検査結果などの診療情報を取得する診療情報取得部22と、設定された表示期間および診断対象患者に実施された複数の検査結果に基づいて、時系列グラフを作成するグラフ作成部23と、作成された時系列グラフを取得して表示部25に表示させる表示制御部24として機能する。
図2にグラフ作成装置の処理の流れを表すフローチャートを示す。図2に従って、グラフ作成装置の処理の流れを説明する。
まず、検査間隔取得部31は、医療情報管理データベース3Aに記憶された複数の診療情報のうち、所定の疾患に関連する診療情報のみを抽出して取得し、それぞれの診療情報について、検査Ti(1<i≦n:nは検査の種類数)について、検査Tiを実施した検査間隔をそれぞれ取得し、取得した検査Tiの複数の検査間隔に基づいて、検査Tiの検査間隔の度数分布を算出し、算出した度数分布に基づいて、検査Tiの検査間隔Piを決定する(ST01)。また、検査間隔取得部31は、n個の検査Ti(1<i≦n:nは検査の種類数)のそれぞれについて、検査間隔Piを取得する。
検査Tiの度数分布において、検査間隔Pij(0≦j≦m:mは検査間隔の数)に対応する頻度をFij(1≦j≦m:mは検査間隔の数)と表すと、第1の実施形態における検査間隔取得部31は、検査Tiの度数分布に基づいて、検査間隔Pij(0≦j≦m:mは検査間隔の数)ごとに頻度Fij(1≦j≦m:mは検査間隔の数)の累積度数Sij(=F1+…+Fj)を算出し、所定のしきい値(0.8)以上となる累積度数Sijに対応する検査間隔Pijを、検査Tiの検査間隔Piとして決定する。
以下、表1および表2に示す例を用いて、腫瘍マーカであるCEAと、白血球数について、各検査の検査間隔の具体的な算出方法を説明する。表1は、白血球数の検査間隔が抽出された回数、頻度、頻度の累積度数を表しており、図3は、表1に対応する度数分布ヒストグラムである。表2は、腫瘍マーカであるCEAの検査間隔が抽出された回数、頻度、頻度の累積度数を表しており、図4は、表2に対応する度数分布ヒストグラムである。
表1に示す白血球数の例では、検査間隔が5週において、頻度の累積度数が0.8を超えているため、白血球数の検査間隔は5週となる。表2に示すCEAの例では、検査間隔が9週において、頻度の累積度数が0.8を超えているため、CEAの検査間隔は9週となる。また、表1および表2に示す例では、決定された検査間隔を太枠で示している。
Figure 0005732015
Figure 0005732015
上記のように、各検査Ti(1<i≦n:nは検査の種類数)について、検査Tiの検査間隔Piを決定した場合には、検査Tiの検査間隔Piが、図3または図4に示すように、累積度数に応じてしきい値以上の確率(ここでは80%以上の確率)で、少なくとも検査Tiの2回以上の検査結果を含むものとなる。このため、各検査期間の最長の検査期間以上になるように表示期間を決定し、決定された表示期間に基づいて時系列グラフを作成することにより、時系列グラフが複数の検査の全てについて、しきい値以上の確率で2回以上の検査結果を含むものとなる。この結果、作成したグラフを参照することにより、好適に複数の検査の検査結果の推移を表すことができる。
なお、検査間隔取得部31は、医療情報管理データベース3Aに記憶された複数の診療情報を取得し、それぞれの診療情報について、検査Ti(1<i≦n:nは検査の種類数)について、検査Tiを実施した検査間隔をそれぞれ取得し、取得した検査Tiの複数の検査間隔に基づいて、検査Tiの検査間隔の度数分布を算出し、算出した度数分布に基づいて、度数分布の主たる割合を占める分布を含むように検査Tiの検査間隔Piを決定するものであれば、種々の検査間隔の決定方法を適用できる。
例えば、検査間隔取得部31は、度数分布に基づいて、50%以上の確率で検査Tiの2回以上の検査結果を含むようにしきい値条件を設定して、検査間隔Piを決定することが好ましく、60%以上の確率で検査Tiの2回以上の検査結果を含むようにしきい値条件を設定して、検査間隔Piを決定することがさらに好ましい。本実施形態では、しきい値条件により80%以上の確率で検査Tiの2回以上の検査結果を含むように検査間隔Piを決定しているため、非常に好適に各検査の2回以上の検査結果を含むように表示期間を決定でき、作成したグラフにより好適に複数の検査の検査結果の推移を表すことができる。
また、度数分布に基づいて検査間隔を取得する他の方法として、例えば、検査間隔取得部31は、検査Tiの頻度の度数分布に基づいて、検査間隔Pijの頻度の正規分布を算出し、この算出された正規分布の検査間隔の平均値と分散に基づいて、検査間隔の平均値と分散の和以上となるように検査間隔Piを決定してもよい。または、検査間隔取得部31は、検査Tiの度数のピークに対応する検査間隔Pipを特定し、この検査間隔Pip以上の長さになるように検査間隔Piを決定してもよい。
次に、表示期間決定部32は、検査間隔取得部31が取得した複数の検査にそれぞれ対応する複数の検査間隔に基づいて、複数の検査間隔のうち最長の検査間隔Pmax以上になるように、時系列グラフの表示期間を決定する(S02)。
なお、ここでは、表示期間決定部32は、決定された検査間隔Pmaxに応じて、表3に基づいて、表示期間を決定する。表3には、検査間隔Maxに基づいて、検査間隔Maxにより大きく、検査間隔Maxに近い、週単位、月単位などの表示単位に、予め表示期間が設定されているものとする。表3に示すように、検査間隔Maxに基づいて、検査間隔Maxに近い(週単位、月単位などの)適切な表示単位により表示期間を決定することにより、ユーザがグラフの表示範囲をより容易に把握できる。図3および図4の例では、検査「白血球数」について検査間隔が5週、検査「CEA」について検査間隔が9週であるため、Pmaxは9週(63日)であり、表3に基づいて、表示期間は3ヶ月と決定される。
Figure 0005732015
また、表示期間決定部32は、複数の検査にそれぞれ対応する検査間隔のうち、所定の上限以下の範囲内(1年以内)で、最長の検査間隔を決定する。このために、本実施形態では、表示期間決定部32は、取得した複数の検査間隔のうち、1年より長い検査間隔は除いて、最長の検査間隔を決定する。検査結果が改善して検査をする必要が減ったため、検査間隔が長くなってしまったケースもあり得るため、所定の期間内で最長の検査間隔Pmaxを算出することにより、より適切に表示間隔を決定することができる。なお、本実施形態に限定されず、表示期間決定部32は、複数の検査にそれぞれ対応する検査間隔に対し、所定の上限以下の範囲内という制限を設けずに、最長の検査間隔を決定してもよい。
そして、表示期間決定部32は、所定の疾患に対応するグラフ作成情報を取得し、決定した表示期間を、グラフ作成情報の表示期間として設定する。また、上記S01〜S02の検査間隔取得処理および表示期間決定処理は、全ての疾患のそれぞれに対して、毎日所定の時間に定期的に行うよう設定されているものとするが、各端末からの要求に応じて任意のタイミングでも行うことができるものとする。
次に、診療科端末2から診療科の医師が、診断対象患者の診療情報を確認するために、診断対象患者の患者IDを入力部21により入力すると、診療情報取得部22は、医師の入力を受け付けて、患者IDを取得し、患者IDに基づいて、対応する診療情報を医療情報管理サーバ3から診療科端末2のメモリに取得する(S03)。また、診療情報取得部22は、取得した診療情報に含まれる電子カルテからその患者の疾患名(その患者に想定される疾患名)を取得する。
続いて、グラフ作成部23は、患者の疾患に対応するグラフ作成情報を医療情報管理サーバ3から取得し、取得したグラフ作成情報に基づいて、取得した診断対象患者の診療情報から、グラフ作成情報に設定された所定の検査の検査結果を抽出する。そして、取得したグラフ作成情報に従って、抽出された所定の検査の検査結果を表すグラフを作成する(S04)。なお、グラフ作成部23は、グラフの表示範囲の上限の入力を受け付けて、入力された日付を、グラフの表示期間の最終日となるようにグラフを作成する。もし、グラフの表示範囲の上限が入力されなかった場合は、グラフ作成処理を行う日が、表示範囲の上限となるようにグラフ作成処理を行う。
そして、表示制御部24は、グラフ作成部23によって作成された時系列グラフを表示部25に表示させ、処理を終了する(S05)。図5は、表示された時系列グラフの例を示している。ここでは、所定の検査として診断対象患者の4つの種類の検査(図5において、CAEの検査結果を三角、赤血球の検査結果を円、ヘモグロビン濃度の検査結果をX、白血球の検査結果を二重円で示す。)が設定されており、グラフ作成日が9月1日であるため表示期間の上限が9月1日となっている。
なお、上記のS01からS02に示す検査間隔取得処理および、表示期間決定処理は、S04に示すグラフ作成処理に先だって少なくとも1回以上行われるものであれば、任意のタイミングで実施してよい。例えば、S03に示す診療情報取得処理の後、または診療情報取得処理と並行して、S01からS02に示す検査間隔取得処理および表示期間決定処理を実施してもよく、検査間隔取得処理および表示期間決定処理をまず実施し、その後任意の時間をおいて、S03の診療情報取得処理以降の処理を行ってもよい。
上記実施形態によれば、診断または治療のための複数の検査について、複数の検査にそれぞれ対応する複数の検査間隔をそれぞれ取得し、取得した複数の検査間隔のうち最長の検査間隔以上になるように、複数の検査の検査結果を表す時系列グラフの表示期間を決定し、決定された表示期間および所定の検査対象者に対して実施された複数の検査の検査結果に基づいて時系列グラフを作成するため、容易かつ適切に表示期間を設定して、複数の検査の各検査結果の推移を好適に把握可能に表すグラフを容易に作成することができる。また、ユーザが所定の検査対象者の検査間隔をいちいち検索して表示期間を設定して、グラフを編集するなどの余分な労力が不要である。
また、第1の実施形態においては、検査間隔取得部31が、複数の検査のうちの1つの検査ごとに、過去の複数の検査対象者が1つの検査を実施した検査間隔をそれぞれ取得し、取得した1つの検査の複数の検査間隔に基づいて、1つの検査の検査間隔の度数分布を算出し、算出した度数分布に基づいて、1つの検査の検査間隔を決定して取得しているため、精度よく検査の検査間隔を取得できる。結果として、好適に複数の検査の検査結果の推移を表す時系列グラフを作成することができる。
また、上記第1の実施形態において、検査間隔取得部31は、診断対象患者(所定の検査対象者)と同じ疾患を有する、過去の複数の検査対象者の検査結果のみに基づいて、各検査の検査間隔を決定しているため、所定の診断対象患者の検査間隔により近い検査間隔を取得できる可能性が高い。同じ検査であっても疾患に応じて検査間隔が異なる場合もあるためである。なお、上記実施形態に限られず、検査間隔取得部31は、過去の複数の検査対象者の検査結果に基づいて、検査ごとに検査の検査間隔を取得するものであれば、疾患ごとに個々に検査の検査間隔を取得しなくてもよい。
なお、上記場合に、同じ分類の複数の疾患を1つの疾患として扱ってもよい。個々の疾患については診療情報が少ない場合であっても、同一分類に含まれる他の疾患の診療情報を有効に活用して好適に検査間隔を取得することができる。また、多種多様に存在する疾患名に個々に検査間隔を取得すると、対応する疾患についての検査間隔の収集負担が増してしまうことを抑制できる。なお、同じ分類とは、疾患をその発生原因や症状等により区分される種類で分類したものであってもよく、疾患の重症度によってさらに分類したものであってもよい。
また、検査間隔取得部31は、複数の検査のうちの1つの検査ごとに、過去の複数の検査対象者が通院期間中に1つの検査を実施した検査間隔のみをそれぞれ取得し、取得した検査間隔に基づいて検査間隔の度数分布を算出し、算出された度数分布に基づいて、1つの検査の通院期間中の検査間隔を取得してもよい。この場合に、表示期間決定部32は、検査ごとに、通院期間中に実施された複数の検査の検査間隔のうちの最長の検査間隔を通院期間用の表示期間として決定する。そして、グラフ作成部23は、所定の検査対象者の通院期間中の検査結果を表すグラフを作成することができる。入院期間中には、様々な検査が集中的に行われる場合もあり、通院期間中と検査の頻度が異なると考えられるためである。所定の検査対象者が通院期間中である場合に、過去の複数の検査対象者の通院期間中の検査間隔のみに基づいて表示期間を算出した場合には、所定の検査対象者の検査間隔に対して、より適切な表示期間でグラフを作成することができる。
また、同様に、検査間隔取得部31は、複数の検査のうちの1つの検査ごとに、過去の複数の検査対象者が入院期間中に1つの検査を実施した検査間隔のみをそれぞれ取得し、取得した検査間隔に基づいて検査間隔の度数分布を算出し、算出された度数分布に基づいて、1つの検査の入院期間中の検査間隔を取得してもよい。この場合に、表示期間決定部32は、検査ごとに、入院期間中に実施された複数の検査の検査間隔うち最長の検査間隔を入院期間用の表示期間として決定する。そして、グラフ作成部23は、所定の検査対象者の入院期間中の検査結果を表すグラフを作成することができる。所定の検査対象者が入院期間中である場合に、過去の複数の検査対象者の入院期間中の検査間隔のみに基づいて表示期間を算出した場合には、所定の検査対象者の検査間隔に対して、より適切な表示期間でグラフを作成することができる。
第2の実施形態として、検査間隔取得部31は、グラフの表示期間の上限を取得し、所定の検査対象者に対する複数の検査に基づいて、検査ごとに、グラフの表示期間の上限直前の所定回数分の検査間隔を取得し、取得した所定回数分の検査間隔を検査の検査間隔として取得してもよい。なお、第2の実施形態においては、検査間隔取得処理以外の処理については、第1の実施形態とほぼ同じであり、各機能ブロックの機能も共通している。以下、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態と同じ点については説明を省略する。
図6に、第2の実施形態におけるグラフ作成装置1の処理の流れを示す。上記実施形態と共通する処理については重複説明を避けるため省略する。
図6に示すように、診療情報取得部22は、図2に示す先述のS03と同様の方法で診断対象患者の患者ID、患者IDに対応する診療情報およびその患者の疾患名を取得する(S11)。また、診療情報取得部22は、ユーザの表示期間の上限の入力を受け付けて、表示期間の上限を取得する。
続いて、検査間隔取得部31は、診療情報取得部22から、診断対象患者の患者ID、疾患名および表示期間の上限を取得して、診断対象患者のIDに対応する診療情報と、疾患に対応するグラフ作成情報を医療情報管理サーバ3から取得する。そして、検査間隔取得部31は、取得したグラフ作成情報に基づいて、診断対象患者の診療情報から、グラフ作成情報に設定された所定の検査の検査結果を抽出する。
次に、検査間隔取得部31は、所定の検査に含まれる検査Ti(1<i≦n:nは所定の検査に含まれる検査の個数)について、表示期間の最終日から過去に遡って2回分の検査日を検出し、2回分の検査日の間隔を、表示期間の上限直前の1回分の検査間隔Piとして取得する。また、検査間隔取得部31は、n個の検査Ti(1<i≦n)について、それぞれ検査間隔Piを取得する。
以下、表4に示す例を用いて、白血球数と、赤血球数と、ヘモグロビン濃度と、腫瘍マーカであるCEAについて、検査間隔Tiの具体的な算出方法を説明する。表4は、診断対象患者の診療情報から抽出した、白血球数と、赤血球数と、ヘモグロビン濃度と、腫瘍マーカであるCEAについて、表示基準日から遡って表示基準日に最も近い検査日である検査日Aと、表示基準日から遡って表示基準日に2番目に近い検査日である検査日Bとを検出し、2回の検査日の検査間隔を算出した例を表している。
Figure 0005732015
次に、表示期間決定部32は、検査間隔取得部31が取得した複数の検査にそれぞれ対応する複数の検査間隔に基づいて、複数の検査間隔のうち最長の検査間隔以上になるように、時系列グラフの表示期間を決定する(S13)。上記表3の例においては、白血球数と、赤血球数と、ヘモグロビン濃度の検査間隔はいずれも34日であり、CEAの検査間隔は67日であるため、最も長い検査間隔Pmaxとして67日が決定される。
そして、表示期間決定部32は、決定された検査間隔Pmaxに基づいて、第1の実施形態同様に表3に基づいて、最も長い検査間隔Pmaxに対応する3ヶ月を表示期間として決定する。そして、表示期間決定部32は、決定した表示期間を、取得したグラフ作成情報の表示期間として設定する。
続いて、グラフ作成部23は、表示期間を設定されたグラフ作成情報を医療情報管理サーバ3から取得し、取得したグラフ作成情報に基づいて、取得した診断対象患者の診療情報から、グラフ作成情報に設定された所定の検査の検査結果を抽出する。そして、取得したグラフ作成情報に従って、抽出された所定の検査の検査結果を表すグラフを作成する(S14)。
そして、表示制御部24は、図2に示す先述のS05と同様の方法で、グラフ作成部23によって作成された時系列グラフを表示部25に表示させるよう指示し、処理を終了する(S15)。
上記の第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、複数の検査ごとに、検査間隔を取得し、取得された検査間隔のうち最長の検査間隔以上となるように表示間隔を決定しているので、作成された時系列グラフには、各検査について、少なくとも2回以上の検査結果が含まれており、複数の検査の各検査結果の推移を表すグラフを容易かつ適切に作成することができる。また、ユーザが所定の検査対象者の検査間隔をいちいち検索して表示期間を設定して、グラフを編集するなどの余分な労力が不要である。
また、上記第2の実施形態において、所定の検査対象者の検査結果そのものに基づいて、表示期間を決定しているため、確実に複数の検査の全てについて2回以上の検査結果を表す時系列グラフを作成することができ、好適に検査結果の推移を表示することができる。また、所定の検査対象者の診療情報だけがあれば、表示期間を設定することができるため、複数の過去の患者の検査に基づいて検査間隔を取得する場合よりも、その他の情報を収集する労力および計算負荷を低減できる。
また、第2の実施形態において、検査間隔取得部が、グラフの表示期間の上限を取得し、所定の検査対象者に対する複数の検査に基づいて、検査ごとに、グラフの表示期間の上限直前の複数回分の検査間隔を取得し、取得した複数回分の検査間隔を検査の検査間隔として取得してもよい。この場合には、複数回分の検査間隔に基づいて表示期間を決定するため、複数回分の検査結果の推移を好適に表すグラフを作成することができる。
また、第2の実施形態において、医療情報管理サーバ3に換えて、診療科端末2が、検査間隔取得部31と、表示期間決定部32を備えるようにしてもよい。
また、上記各実施形態によれば、予め記憶されたグラフ作成情報に、疾患に応じて、治療または診断上重要と考えられる所定の検査のみがグラフに表示すべき検査として設定されている。このため、上記各実施例において、グラフ作成部23が、複数の検査の検査結果のうち、所定の検査対象者の疾患に応じて選択された所定の種類の検査結果のみに基づいて、時系列グラフを作成することができ、不必要な検査結果の表示が低減され、医師らは所定の検査対象者の疾患に応じて、診断または治療に重要な検査の検査結果の推移のみを容易かつ効率よく把握することができる。
また、上記各実施形態において、グラフ作成部23は、表示間隔に対して検査間隔が短い検査結果については、一定の期間ごとの検査結果の移動平均を表示するようにしてもよい。例えば、表示期間が6ヶ月である場合に、ある検査の検査間隔が3日などの短い間隔である場合には、全ての検査結果をグラフに表示する代わりに、1ヶ月単位の移動平均をグラフに表示するようにしてもよい。表示期間に対して、特定の検査の検査間隔が短い場合であっても、適切な期間で検査結果の移動平均を算出して、グラフに表示することにより、検査結果の推移を把握可能な範囲で、多数の検査結果が表示されてグラフが見えにくくなることを防止できる。
上記各実施形態において、表示期間が、最長の検査間隔Pmaxより長い適切な表示単位に設定されているため、ユーザがグラフの表示範囲をより容易に把握できる。なお、上記各実施形態に限定されず、表示期間決定部32は、最長の検査間隔Pmax以上の長さであれば、任意の方法で表示期間を決定してよい。例えば、最長の検査間隔Pmaxを表示期間としてもよい。
また、上記各実施形態において、グラフ作成部23は、グラフ作成情報に設定された表示期間を調整したさらなる表示期間を用いて、時系列グラフを作成してもよい。例えば、グラフ作成部23は、表示範囲の上限から過去に順に遡って診断対象患者に対して実施された所定の検査の検査日をそれぞれ取得し、取得された検査日のうち最新の検査日が、表示期間の上限日より前の日であれば、表示期間の上限日と上記最新日の差の日数分、グラフ作成情報に設定された表示期間を長くしたさらなる表示期間を算出し、該さらなる表示期間に基づいて時系列グラフを作成することができる。
上記各実施形態では、グラフ作成情報において、疾患に応じて複数の検査が選択されていたが、グラフ作成情報は、疾患に換えて、患者の病因に応じて複数の検査が選択されていてもよい。また、この場合に、検査間隔取得部31および表示期間決定部32は、病因(プロブレム)ごとに、S01−S02に示すような検査間隔取得処理および表示期間決定処理を行い、グラフ作成部23は、診断対象患者の病因に応じてS04に示すようなグラフ作成処理を行うことが好ましい。
なお、本実施形態に限定されず、グラフ作成装置の構成要素の一部または全部は、1台のワークステーションにより構成されたものであってもよく、ネットワークを介して接続された一台以上のワークステーション、サーバ、記憶装置によって構成されたものであってもよい。なお、各機器は、CD−ROM等の記録媒体からインストールされた本明細書のグラフ作成を行うプログラムによって制御される。また、プログラムは、インターネット等のネットワーク経由で接続されたサーバの記憶装置からダウンロードされた後にインストールされたものであってもよい。
また、上述した各実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で任意に変形および応用が可能である。
1 グラフ作成装置
2 診療科端末
3 医療情報管理サーバ
3A 医療情報管理データベース
21 入力部
22 診療情報取得部
23 グラフ作成部
24 表示制御部
25 表示部
31 検査間隔取得部
32 表示期間決定部

Claims (10)

  1. 診断または治療のための複数種類の検査について、該複数種類の検査にそれぞれ対応する検査間隔を取得する検査間隔取得部と、
    取得した複数の前記検査間隔のうち最長の検査間隔以上になるように、所定の検査対象者に実施された前記複数種類の検査の検査結果を表す時系列グラフの表示期間を決定する表示期間決定部と、
    前記決定された表示期間で、前記検査対象者に実施された前記複数種類の検査の検査結果を表す前記時系列グラフを作成するグラフ作成部とを備えたことを特徴とするグラフ作成装置。
  2. 前記検査間隔取得部が、前記複数種類の検査のうちの1つの種類の検査ごとに、過去の複数の検査対象者が前記1つの種類の検査を実施した検査間隔をそれぞれ取得し、取得した前記1つの種類の検査の複数の検査間隔に基づいて、前記1つの種類の検査の検査間隔の度数分布を算出し、算出した前記度数分布に基づいて、前記1つの種類の検査の前記検査間隔を決定して取得することを特徴とする請求項1記載のグラフ作成装置。
  3. 前記検査間隔取得部が、前記度数分布に基づいて、前記検査間隔ごとに、累積度数を算出し、算出された前記累積度数が所定のしきい値以上となる検査間隔を前記1つの種類の検査の検査間隔として決定して取得することを特徴とする請求項2記載のグラフ作成装置。
  4. 前記検査間隔取得部は、前記複数種類の検査のうちの1つの種類の検査ごとに、前記過去の複数の検査対象者が通院期間中に前記1つの種類の検査を実施した検査間隔のみをそれぞれ取得し、
    前記グラフ作成部は、前記所定の検査対象者の通院期間中の前記検査結果を表す前記時系列グラフを作成することを特徴とする請求項2または3記載のグラフ作成装置。
  5. 前記表示期間決定部が、所定の上限以下の範囲内で前記最長の検査間隔を決定することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載のグラフ作成装置。
  6. 前記過去の複数の検査対象者は、前記所定の検査対象者と同じ疾患を有することを特徴とする請求項2から5項のいずれか1項記載のグラフ作成装置。
  7. 前記検査間隔取得部が、前記時系列グラフの表示期間の上限を取得し、前記所定の検査対象者に対する前記複数種類の検査に基づいて、該複数種類の検査のうちの各種類の検査ごとに、前記時系列グラフの表示期間の上限直前の所定回数分の検査間隔を取得し、取得した該所定回数分の検査間隔を前記各種類の検査の検査間隔として取得することを特徴とする請求項1記載のグラフ作成装置。
  8. 前記グラフ作成部は、前記複数種類の検査の検査結果のうち、前記所定の検査対象者の疾患に応じて選択された所定の種類の検査結果のみに基づいて、前記時系列グラフを作成することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載のグラフ作成装置。
  9. グラフ作成装置におけるグラフ作成方法であって、
    診断または治療のための複数種類の検査について、該複数種類の検査にそれぞれ対応する検査間隔を取得する検査間隔取得ステップと、
    取得した複数の前記検査間隔のうち最長の検査間隔以上になるように、所定の検査対象者に実施された前記複数種類の検査の検査結果を表す時系列グラフの表示期間を決定するグラフ表示期間決定ステップと、
    前記決定された表示期間で、前記検査対象者に実施された前記複数種類の検査の検査結果を表す前記時系列グラフを作成するグラフ作成ステップとを有することを特徴とするグラフ作成方法。
  10. コンピュータに、
    診断または治療のための複数種類の検査について、該複数種類の検査にそれぞれ対応する検査間隔を取得する検査間隔取得ステップと、
    取得した複数の前記検査間隔のうち最長の検査間隔以上になるように、所定の検査対象者に実施された前記複数種類の検査の検査結果を表す時系列グラフの表示期間を決定するグラフ表示期間決定ステップと、
    前記決定された表示期間で、前記検査対象者に実施された前記複数種類の検査の検査結果を表す前記時系列グラフを作成するグラフ作成ステップとを実行させることを特徴とする臨床情報表示プログラム。
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