JP6755054B1 - 壁面緑化用器具及び壁面緑化用パネル - Google Patents

壁面緑化用器具及び壁面緑化用パネル Download PDF

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Abstract

【課題】壁面の大きさに合わせて、簡易な手段で接続して、縦横に並べて取り付け可能な壁面緑化用器具を提供する。【解決手段】上段部と下段部とを有し、上段部と下段部との間に段差が設けられた壁面緑化用器具であって、上段部は、壁側の面に第1の凹部を有し、下段部は、壁側の面とは反対の面に第2の凹部を有し、第1の凹部の中心線と第2の凹部の中心線は、壁側の面又は壁側の面とは反対の面から見たとき同一線上にある。第1の凹部及び第2の凹部は、上段部と下段部の並び方向とは直角な方向に複数個設けることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、壁面緑化用器具及び壁面緑化用パネルに係り、特に壁面に造花、人工観葉植物等を壁面に装着するための壁面緑化用器具及び壁面緑化用パネルに関する。
壁面緑化用器具としては、例えば、特許文献1に記載された壁面緑化ユニット及び特許文献2に記載された壁面緑化部材がある。
特許文献1には、単体又は上下方向に積み重ねた複数のユニットの最上部に水分を受ける受水蓋が設けられ、各ユニットは上下方向に所定間隔をあけて前方が開放された状態に複数のトレーを保持する前枠と各トレーの後部を保持する中板と該中板の後面に設けられた水分の浸透性を有する保水材と該保水材の後面を保持して壁面に取り付ける後枠とを有し、保水材を介して上方から供給された水分を各トレーに引き込む構造により、受水蓋に設けられた排水穴から保水材に給水された水分が各トレー内に充填された植栽土壌に配分されるようにした壁面緑化ユニットが記載されている。
また、特許文献2には、壁面緑化部材を壁面あるいは支柱に取り付けて壁面を直線状に緑化するものであって、壁面と壁面緑化部材との間に土壌を充填し、植物の根が成長する空間を広げることができるよう土壌と接する側面に透孔を設け土壌を一体化させた壁面緑化部材が記載されている。また、壁面緑化部材において、傾斜面でも対応可能なように側面が傾斜できるようにすると共に、底面および側面の長さを変更し充填可能な土壌の量を調節可能とすることが記載されている。さらに、壁面緑化部材において、底面に刃物が入るスリットを設け、過剰に成長した根を切れるようにし、さらに側面に網を設け、植物に風が直接当たらないようにすることが記載されている。
特開2004−337054号公報 特開2005−341905号公報
壁面に造花、人工観葉植物等を壁面に装着する場合、壁面緑化用器具の大きさを壁面の大きさに合わせようとすると、運搬や搬入が難しくなる。また、壁面は場所によって大きさが異なるため、その大きさによって複数の壁面緑化用器具を縦横に並べて装着することが望まれる。
そして、複数の壁面緑化用器具を互いに接続する場合、簡易な手段で接続することが望まれる。
本発明は、上記課題を解決する壁面緑化用器具及び壁面緑化用パネルを提供することを目的とする。
(1) 本発明の第1の態様は、壁面緑化用器具を複数備え、複数の該壁面緑化用器具のうちの一つの壁面緑化用器具の上段部の各第1の凹部と、他の壁面緑化用器具の下段部の各第2の凹部とが対向し、前記一つの壁面緑化用器具の上段部が他の壁面緑化用器具の下段部の上に重なるように接続され、前記複数の前記壁面緑化用器具が壁面に対して傾けて取り付けられる壁面緑化用パネルに用いられる、壁面緑化用器具であって、
上段部と下段部とを有し、上段部と下段部との間に段差が設けられ
前記上段部は、壁側の面にそれぞれ第1の凹部を有する、複数の第1の湾曲部を有し、
前記下段部は、前記壁側の面とは反対の面にそれぞれ第2の凹部を有する、複数の第2の湾曲部を有し、
前記複数の第1の湾曲部の各第1の湾曲部と前記複数の第2の湾曲部の各第2の湾曲部とは前記段差を介して上下方向に並ぶように設けられ、
前記第1の凹部の中心線と前記第2の凹部の中心線は、前記壁側の面又は前記壁側の面とは反対の面から見たとき同一線上にあり、
前記第1の凹部と前記第2の凹部との形状は縦切断筒状である、壁面緑化用器具である。
(2) 上記(1)において、前記第1の凹部及び前記第2の凹部は、前記上段部と前記下段部の並び方向とは直角な方向に複数個設けられていることが望ましい。
(3) 上記(1)又は(2)において、前記第1の凹部と前記2の凹部とは、同一形状であることが望ましい。
) 本発明の第2の態様は、上記(1)から()のいずれかの壁面緑化用器具を複数備え、複数の該壁面緑化用器具のうちの一つの壁面緑化用器具の上段部が他の壁面緑化用器具の下段部の上に重なるように接続された、壁面緑化用パネルである。
) 上記()の壁面緑化用パネルにおいて、壁面緑化用パネルは壁面に対して傾けて取り付けられることが望ましい。
本発明によれば、壁面の大きさに合わせて、簡易な手段で接続して、複数の壁面緑化用器具を縦横に並べて装着することができる。
また本発明によれば、壁面緑化用器具は小型にできるので、運搬や搬入が容易になる。
本発明の一実施形態に係る壁面緑化用器具の構成を示す斜視図である。 壁面緑化用器具を3段重ねる前の状態を示す分解斜視図である。 壁面緑化用器具を3段重ねて接続した壁面緑化パネルを示す斜視図である。 壁面緑化用器具を3段重ねて接続した壁面緑化パネルを示す正面図である。 固定ピンを用いて2つの壁面緑化用器具を接続する様子を示す概略的一部斜視図である。 固定ピンを用いて2つの壁面緑化用器具を接続した状態を示す部分断面図である。 壁面緑化用器具を3段重ねて接続した壁面緑化パネルを示す断面図である。 壁面緑化用器具を重ねて接続する他の方法を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
本実施形態の壁面緑化用器具は縦方向に複数重ねて接続して用いられ、必要に応じて横方向に並べて接続して用いられる。
図1は本発明の一実施形態に係る壁面緑化用器具の構成を示す斜視図である。図2は壁面緑化用器具を3段重ねる前の状態を示す分解斜視図である。図3は壁面緑化用器具を3段重ねて接続した壁面緑化パネルを示す斜視図である。図4は壁面緑化用器具を3段重ねて接続した壁面緑化パネルを示す正面図である。
図1に示すように、壁面緑化用器具10は、上段部10Aと下段部10Bからなる。
上段部10Aは、4つの平面部110、平面部110間にそれぞれ設けられた3つの凸状湾曲部111、及び平面部110の下部に設けられた内側ビス取り付け部112を備えている。平面部110は縦方向に3個、横方向に2個の開口部113が行列状に形成されている。横方向の両端部の平面部110は、横方向(上段部10Aと下段部10Bとの並び方向とは直角な方向)に壁面緑化用器具10どうしを凸状湾曲部111のピッチを合わせて接続するために横方向の幅が1/2となっている。凸状湾曲部111の壁側の面は第1の凹部となり、上段部10Aは、壁側の面に第1の凹部を有することになる。凸状湾曲部111は3個横方向に配置されているため、第1の凹部は上段部10Aと下段部10Bとの並び方向とは直角な方向に3個設けられることになる。
下段部10Bは、平板部114、4つの平面部115、平面部115間にそれぞれ設けられた3つの凹状湾曲部116、平板部114の下部に設けられた外側ビス取り付け部117、及び凹状湾曲部116の外面側に設けられた三角状板部118を備えている。横方向の両端部の平面部115は、横方向(上段部10Aと下段部10Bとの並び方向とは直角な方向)に壁面緑化用器具10どうしを凹状湾曲部116のピッチを合わせて接続するために横方向の幅が1/2となっている。凹状湾曲部116の壁側の面と反対の面は第2の凹部となり、下段部10Bは、壁側の面とは反対の面に第2の凹部を有することになる。凹状湾曲部116は3個横方向に配置されているため、第2の凹部は上段部10Aと下段部10Bとの並び方向とは直角な方向に3個設けられることになる。
凸状湾曲部111の壁側の面は縦切断円筒となり、この縦切断円筒の中心線Luは第1の凹部の中心線となる。また、凹状湾曲部116の壁側の面と反対の面は縦切断円筒となり、この縦切断円筒の中心線Ldは第2の凹部の中心線となる。凸状湾曲部111の壁側の面(第1の凹部)の中心線Luと、凹状湾曲部116の壁側の面と反対の面(第2の凹部)の中心線Ldは、壁側の面又は壁側の面とは反対の面から見たとき同一線上にある。
なお「同一線」とは、壁側の面又は壁側の面とは反対の面から見たときに、凸状湾曲部111の壁側の面の中心線と、凹状湾曲部116の壁側の面と反対の面の中心線が完全に同一線上になくともよく、人工観葉植物の茎や枝の部分が挿入できる程度に開口部15と開口部16が形成可能であれば、製造上のバラツキ、例えば、±10%以内の誤差があってもよい。以下の説明において、「同一線」とはかかる意味で用いられる。
なお、上段部の「上」、下段部も「下」は壁面に壁面緑化用器具を取り付けたときに、水平面に対して上、下であることを示す。
内側ビス取り付け部112は平面部110ごとに設けられ、外側ビス取り付け部117は平面部115ごとに設けられているが、内側ビス取り付け部112及び外側ビス取り付け部117は、平面部ごとに設ける必要はない。例えば、壁面緑化用器具10を横方向に複数配置したときに、内側ビス取り付け部112及び外側ビス取り付け部117は、並んだ複数の平面部110と並んだ複数の平面部115に対して、1つ置き、2つ置き、又は3つ置きに設けられてもよい。
上段部10Aの平面部110、凸状湾曲部111は、下段部10Bの平面部115、凹状湾曲部116と段差を生じるように配置されている。段差は凸状湾曲部111の底部と凹状湾曲部116の上部とは、開口部を形成するときに開口部が狭められないように、互いに重ならないようにすることが好ましいが、造花、人工観葉植物が開口部に挿入可能であれば、一部重なってもよい。
なお、平面部110と平面部115の数、凸状湾曲部111と凹状湾曲部116の数は適宜決められる。ただし、複数の壁面緑化用器具の接続時に、1つの壁面緑化用器具の平面部110と他の壁面緑化用器具の平面部115、及び1つの壁面緑化用器具の凸状湾曲部111と他の壁面緑化用器具の凹状湾曲部116は対向して接続されるので、平面部110の数と平面部115の数、凸状湾曲部111の数と凹状湾曲部116の数は同数設けられる。
図2〜図4に示すように、壁面緑化用器具を縦方向に3枚重ねて接続する場合は、壁面緑化用器具10に対応する壁面緑化用器具11、12を、壁面緑化用器具11の下段部10Bと壁面緑化用器具12の上段部10Aとが互いに縦方向(上下方向)に重なるように接続する。壁面緑化用器具11及び12は、それぞれ図1に示した壁面緑化用器具10の各部を備えている。また、最下段は壁面緑化用器具10の上段部10Aに対応する壁面緑化用器具13を用い、壁面緑化用器具13の上段部10Aが壁面緑化用器具12の下段部10B上に縦方向に重なるように接続する。図3及び図4に示すように、壁面緑化用器具11、12及び13が重なって壁面緑化用パネルが構成される。
壁面緑化用器具11の下段部10B上に壁面緑化用器具12の上段部10Aが重なると、壁面緑化用器具11の凹状湾曲部116の壁側の面と反対の面(第2の凹部となる)と、壁面緑化用器具12の凸状湾曲部111の壁側の面(第1の凹部となる)とが対向して円筒状の開口部15を構成する。また、壁面緑化用器具12の下段部10B上に壁面緑化用器具13の上段部10Aが重なると、壁面緑化用器具12の凹状湾曲部116の壁側の面と反対の面(第2の凹部となる)と、壁面緑化用器具13の凸状湾曲部111の壁側の面(第1の凹部となる)とが対向して円筒状の開口部16を構成する。
円筒状の開口部15と円筒状の開口部16が構成されるのは、凸状湾曲部111の壁側の面(第1の凹部)の中心線と、凹状湾曲部116の壁側の面と反対の面(第2の凹部)の中心線が、壁側の面又は壁側の面とは反対の面から見たとき同一線上にあるからである。
壁面緑化用器具11の下段部10Bと壁面緑化用器具12の上段部10Aとが互いに重なると、図3に示すように、壁面緑化用器具11の外側ビス取り付け部117に、壁面緑化用器具12の内側ビス取り付け部112が入り込み、壁面緑化用器具12の内側ビス取り付け部112側から、壁面にタッピングビスでビス止めされる。壁面緑化用器具12の下段部10Bと壁面緑化用器具13の上段部10Aとが互いに重なった場合も同様に壁面緑化用器具13の内側ビス取り付け部112側から、壁面にタッピングビスでビス止めされる。
壁面緑化用器具11、12及び13は、互いに重ね合わせたとき壁面緑化パネルを構成する。この壁面緑化パネルは、開口部15、16の直径が10mm、開口部15、16の中心線が壁面に対して13.5度、開口部15、16の間隔は25mm、開口部15、16の高さは50mmになるように設定されているが、特にこの値に限定されず、開口部に挿入する造花、人工観葉植物等の大きさ、壁の高さ等によって適宜設定される。
壁面緑化用器具11と12どうしを接続する場合は、図5及び図6に示すように、固定ピン20を壁面緑化用器具12の平面部110に設けられた開口部113に通して、壁面緑化用器具11に設けられた平面部115の開口部119の周囲に取り付けて接続する。壁面緑化用器具12と13とを接続する場合も同様に固定ピン20を用いて接続する。固定ピンを用いて壁面緑化用器具どうしを接続する位置の数は特に限定されない。
図5は固定ピンを用いて2つの壁面緑化用器具を接続する様子を示す概略的一部斜視図である。図6は固定ピンを用いて2つの壁面緑化用器具を接続した状態を示す断面図である。
なお、固定ピン20において、図6に示した空間に、後述する図7に示した人工観葉植物30の茎を通し、人工観葉植物30を保持して人工観葉植物30が倒れないようにすることができる。固定ピン20は、壁面緑化用器具12の内側ビス取り付け部112側から、壁面にタッピングビスでビス止めされことで、壁面緑化用器具どうしが接続可能であれば、人工観葉植物30を保持する目的だけに平面部110に設けられた開口部113に通してもよい。
複数の壁面緑化用器具を横方向に接続する場合には、隣接する一方の壁面緑化用器具の幅が1/2である端部の平面部110、及び幅が1/2である端部の平面部115と、他方の壁面緑化用器具の端部の幅が1/2である端部の平面部110及び幅が1/2である端部の平面部115とを隣接させて配置する。
壁面緑化用器具11〜13を縦方向に3枚重ねて接続した壁面緑化用パネルは、図7に示すように三角状板部118で支持されて壁面40に対して傾けて取り付けられ、開口部15、16に人工観葉植物30を挿入することができる。ここでは、開口部15、16の中心線が壁面に対して13.5度となるように、壁面緑化用パネルが取り付けられるが特にこの角度に限定されない。人工観葉植物30の他に、又は人工観葉植物30とともに造花を挿入してよい。
以上説明した本実施形態によれば、壁面の大きさに合わせて、固定ピンのように簡易な手段で接続して、複数の壁面緑化用器具を縦横に並べて装着することができる。
また本実施形態によれば、壁面緑化用器具は小型にできるので、運搬や搬入が容易になる。そして、壁面緑化用パネルを設置する場所で、壁面緑化用器具を接続して壁面緑化用パネルを作成することができる。
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、図3及び図4に示した構成では、壁面緑化用器具11の上段部10Aは円筒状の開口部を設けることはできないが、壁面緑化用器具10の下段部10Bに対応する壁面緑化用器具を壁面緑化用器具11の上段部10Aに接続することで開口部を形成することができる。この場合、下から、壁面緑化用器具(上段部10Aのみ)13、12、11及び壁面緑化用器具10の下段部10Bに対応する壁面緑化用器具の順に接続して、4つの壁面緑化用器具を重ねて接続すれば、縦方向に3つの開口部を構成することができる。
最も下に配置される壁面緑化用器具(上段部10Aのみ)と最も上に配置される壁面緑化用器具(下段部10Bのみ)との間に配置される壁面緑化用器具10の数は特に限定されず、壁の高さに応じて任意の数分設けることができる。
また、上述した実施形態では、凹状湾曲部と凸状湾曲部とで円筒状の開口部を構成したが、四角筒等の各筒状の開口部を構成してもよい。凹状湾曲部と凸状湾曲部との断面形状は特に限定されず、例えば四角筒の開口部を構成する場合、凹状湾曲部と凸状湾曲部との断面形状は「コ」の字状であっても、「く」の字状であってもよい。また、開口部は下方に従って絞られる逆円錐状や逆角錐状の筒であってもよい。
凹状湾曲部116と凸状湾曲部111(第2の凹部と第1の凹部)の形状は、ともに大きさが同じ縦切断円筒で同一形状とし、開口部は円筒状としているが、凹状湾曲部と凸状湾曲部の形状は異なってもよい。例えば、凹状湾曲部116は、断面形状が「コ」の字状の縦切断四角筒状とし、凸状湾曲部111は、断面形状が円弧状の縦切断円筒状としてもよい。また、凸状湾曲部111の曲率半径を凹状湾曲部116の曲率半径よりも大きくする等、両曲率半径を互いに変えて大きさを変えてもよい。
なお、「縦切断筒」とは、縦切断円筒、縦切断四角筒を含み、縦方向(長さ方向)に切断した筒をいう。
さらに、上述した実施形態では、開口部の下側は開口されて、造花、人工観葉植物等を開口部に挿入したときに、造花、人工観葉植物の茎や枝の部分が下側の開口端から突き抜ける構成となっているが、下側を閉塞させるように底面を形成してもよい。例えば、図1の凸状湾曲部111と凹状湾曲部116との下部に半円状の底面を形成して、下側が閉塞された開口部を構成することができる。
上述した実施形態では、固定ピンを平面部110の開口部113に通して、壁面緑化用器具11と壁面緑化用器具12とを接続し、同様に、固定ピンを用いて、壁面緑化用器具12と壁面緑化用器具13とを接続した。
しかし、壁面緑化用器具を重ねて接続する方法は他の方法を用いてもよい。図8は、壁面緑化用器具を重ねて接続する他の方法を示す斜視図である。図8に示すように、2つの壁面緑化用器具を重ねて接続する場合、1つの壁面緑化用器具の平面部110の壁面側に、断面がL字状のフック部110aが設けられ、他方の壁面緑化用器具の平板部114に、フック部110aが挿入可能で、底面に開口部が設けられた凹部114aが設けられている。
このような方法により、壁面緑化用器具を重ねて接続することができる。この場合、図1に示した開口部113及び開口部119は不要となる。
10、11、12、13 壁面緑化用器具
10A 上段部
10B 下段部
20 固定ピン
30 人工観葉植物
40 壁面
110 平面部
111 凸状湾曲部
112 内側ビス取り付け部
113 開口部
114 平板部
115 平面部
116 凹状湾曲部
117 外側ビス取り付け部
118 三角状板部
119 開口部

Claims (5)

  1. 壁面緑化用器具を複数備え、複数の該壁面緑化用器具のうちの一つの壁面緑化用器具の上段部の各第1の凹部と、他の壁面緑化用器具の下段部の各第2の凹部とが対向し、前記一つの壁面緑化用器具の上段部が他の壁面緑化用器具の下段部の上に重なるように接続され、前記複数の前記壁面緑化用器具が壁面に対して傾けて取り付けられる壁面緑化用パネルに用いられる、壁面緑化用器具であって、
    上段部と下段部とを有し、上段部と下段部との間に段差が設けられ
    前記上段部は、壁側の面にそれぞれ第1の凹部を有する、複数の第1の湾曲部を有し、
    前記下段部は、前記壁側の面とは反対の面にそれぞれ第2の凹部を有する、複数の第2の湾曲部を有し、
    前記複数の第1の湾曲部の各第1の湾曲部と前記複数の第2の湾曲部の各第2の湾曲部とは前記段差を介して上下方向に並ぶように設けられ、
    前記第1の凹部の中心線と前記第2の凹部の中心線は、前記壁側の面又は前記壁側の面とは反対の面から見たとき同一線上にあり、
    前記第1の凹部と前記第2の凹部との形状は縦切断筒状である、壁面緑化用器具。
  2. 前記第1の凹部及び前記第2の凹部は、前記上段部と前記下段部の並び方向とは直角な方向に複数個設けられている、請求項1に記載の壁面緑化用器具。
  3. 前記第1の凹部と前記第2の凹部とは、同一形状である、請求項1又は2に記載の壁面緑化用器具。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の壁面緑化用器具を複数備え、複数の該壁面緑化用器具のうちの一つの壁面緑化用器具の上段部の各第1の凹部と、他の壁面緑化用器具の下段部の各第2の凹部とが対向し、前記一つの壁面緑化用器具の上段部が他の壁面緑化用器具の下段部の上に重なるように接続された、壁面緑化用パネル。
  5. 複数の前記壁面緑化用器具が壁面に対して傾けて取り付けられた、請求項に記載の壁面緑化用パネル。
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