JP5900886B2 - 壁面緑化ユニット - Google Patents
壁面緑化ユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP5900886B2 JP5900886B2 JP2012063893A JP2012063893A JP5900886B2 JP 5900886 B2 JP5900886 B2 JP 5900886B2 JP 2012063893 A JP2012063893 A JP 2012063893A JP 2012063893 A JP2012063893 A JP 2012063893A JP 5900886 B2 JP5900886 B2 JP 5900886B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soil
- panel
- outer panel
- wall surface
- holding frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Supports For Plants (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
このような壁面緑化では、デザイン性も重視されるため、植物を植栽した緑化ユニットを壁面に設置することで、緑化による機能向上と、デザイン性の向上とを同時に実現する手法が望まれている。
すなわち、本発明に係る壁面緑化ユニットでは、構造物の壁面と平行に配置された平板状のアウターパネルと、プレート状に成形されて植栽が施される培土基盤および培土基盤を保持する保持枠を有する培土パネルと、を備え、アウターパネルは、培土パネルが装着可能な領域が複数設けられ、それぞれの領域には、アウターパネルにおける壁面に対向する側の背面に保持枠を固定可能とする固定部と、アウターパネルの表裏を貫通する複数の開口部と、が形成され、複数の開口部に対向する位置には、固定部に保持枠を固定した状態の培土パネルが配置され、1つの培土パネルは、培土パネルの培土基盤が複数の開口部から露出するように配置されていることを特徴としている。
そして、このような開口部は、その位置、形状、大きさ、数等、何ら限定するものではない。
さらに、アウターパネルは平板状であるために、開口部以外の部分で、培土基盤への給水・排水などの構造を隠すことができ、美観を向上させることができる。
その場合、開口部が複数形成され、互いに隣接する開口部どうしの間の柱状部に、植物の蔓を絡ませることもできる。
さらに、アウターパネルは平板状であるために、開口部以外の部分で、培土基盤への給水・排水などの構造を隠すことができ、美観を向上させることができる。
しかも、平板状のアウターパネルに開口部を適宜形成するのみでよく、低コストで上記効果を得ることができる。つまり、本発明によれば、低コストでありながら、高い自由度でデザイン性を向上することができる。
壁面緑化ユニット10は、壁面100に固定される支持部材11と、パネル状にユニット化された培土パネル20と、壁面100に平行に配置され、支持部材11および培土パネル20を覆うよう設置される平板状のアウターパネル30と、を有して構成されている。
また、このような支持部材11は、断面略U字状に限らず、図3(b)に示すように断面N字状などとすることができる。
また、培土基盤21として、熱融着培土に限定されることはなく、他の固化培土、スポンジ状の培土、或いは不織布マットなどを採用することが可能である。
底面部22bは、培土基盤21から落ちる水や液体肥料等の排水を受ける排水受け部とされている。この底面部22bに、上方に向けて突出する複数の培土保持用突起を備えることもできる。
なお、アウターパネル30は、上記側面30aの曲げ加工を省略することも可能である。このような曲げ加工の無い構成でもアウターパネル30の上下を固定することで風等の外力に対して耐力が高く、変形を抑制することができ、脱落を防止することができる。
これにより、アウターパネル30の領域A1〜A4のそれぞれにおいて、背面側に培土パネル20を取り付けた場合に、開口部35に培土基盤21が露出する。
この場合、複数枚の培土パネル20から生じる排水を排水ヒモ23を介して支持部材11上に排水することができる。このように支持部材11がアウターパネル30を壁面100に固定する機能のみならず、排水機能を備えているので、別の排水設備を設ける必要がないことから、壁面緑化ユニット10全体の美観を向上させることができる。
このようにすることで、培土パネル20を取り付けて植栽する領域と、培土パネル20を取り付けない領域と、を様々な配置で組み合わせることで、植栽のデザイン性を高めることができる。
例えば、図1に示したように、下方に伸びる下垂型の植物の場合は、アウターパネル30の上側の領域A1、A2に培土パネル20を設け、上側の領域A3、A4には培土パネル20を設けないようにし、下側の領域A3、A4の柱状部36に植物の蔓を絡ませることができる。
先ず、図1に示すように、壁面緑化ユニット10の取付対象となる、建築物や土木構造物などの構造物の外面や内面の壁面100に、第1固定孔12を使用して支持部材11を設置する。上下方向に1枚の壁面緑化ユニット10を設ける場合には、上下方向に間隔を隔てて2本の支持部材11を設置する。上下方向に複数枚の壁面緑化ユニット10を設置する場合には、(上下方向の設置枚数+1)本の支持部材11を設置する。横方向に複数枚の壁面緑化ユニット10を設置する場合には、同じ高さに複数本の支持部材を連接しておく。
そして、このアウターパネル30の背面30b側に、培土パネル20を取り付ける。このとき、前述したように、培土パネル20は、アウターパネル30の全面に配置するとは限らず、領域A1〜A4のうちの予め決定しておいた位置に配置し、リベット、ボルト・ナット等を孔33、34に挿通させて取り付ける。また、アウターパネル30には、予め決定しておいた位置、形状、大きさ、数の開口部35を形成しておく。
この灌水チューブ25には、ポンプ等を介して水や液肥が送り込まれ、これが、灌水チューブ25に形成された貫通孔を介して培土基盤21に供給される。
しかも、アウターパネル30に、開口部35を形成するのみであるため、安価に、デザイン性を向上させることができる。
さらに、このようにシステマティックな構成の壁面緑化ユニット10においては、植物の入れ替え、培土基盤21の入れ替え等も可能であり、メンテナンス性にも優れる。
なお、本発明の壁面緑化ユニットは、図面を参照して説明した上述の実施の形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、図10に示すように、開口部35を形成するに際し、アウターパネル30を形成するパネル材38(板材)を、開口部35の周縁部を形成する一辺38aを残してコ字状に切り出すとともに、この一辺38aに沿ってスリット等を形成することによってその肉厚を薄くし、これによってコ字状に切り出した部分38bを一辺38aに沿って折り曲げ可能とすることもできる。そして、一辺38aに沿って切り出した部分38b、つまりパネル材38を折り曲げ、壁面100から離間する側に突出する突出壁(突出部)39を形成することもできる。
しかも、アウターパネル30を形成するパネル材38のうち開口部35に位置する部分を突出壁39として使用することができるので、新たに突出壁を形成するための部材を設ける必要がなく、コストの低減を図ることができる。
また、4つの領域A1〜A4において、開口部35の形状、大きさ、数等を互いに異ならせるようにしても良い。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
11 支持部材
12 第1固定孔
13 第2固定孔
20 培土パネル
21 培土基盤
22 保持枠
23 排水ヒモ
25 灌水チューブ
30 アウターパネル
30a 側面
30b 背面
30c 下端部
31 孔(固定部)
33、34 孔
35 開口部
36 柱状部
38 パネル材(板材)
38a 一辺
39 突出壁(突出部)
100 壁面
A1〜A4 領域
Claims (5)
- 構造物の壁面と平行に配置された平板状のアウターパネルと、
プレート状に成形されて植栽が施される培土基盤および該培土基盤を保持する保持枠を有する培土パネルと、を備え、
前記アウターパネルは、
前記培土パネルが装着可能な領域が複数設けられ、
それぞれの前記領域には、前記アウターパネルにおける前記壁面に対向する側の背面に前記保持枠を固定可能とする固定部と、前記アウターパネルの表裏を貫通する複数の開口部と、が形成され、
該複数の開口部に対向する位置には、前記固定部に前記保持枠を固定した状態の前記培土パネルが配置され、
1つの前記培土パネルは、該培土パネルの培土基盤が前記複数の開口部から露出するように配置されていることを特徴とする壁面緑化ユニット。 - 構造物の壁面と平行に配置された平板状のアウターパネルと、
プレート状に成形されて植栽が施される培土基盤および該培土基盤を保持する保持枠を有する培土パネルと、を備え、
前記アウターパネルは、
前記培土パネルが装着可能な領域が複数設けられ、
それぞれの前記領域には、前記アウターパネルにおける前記壁面に対向する側の背面に前記保持枠を固定可能とする固定部と、前記アウターパネルの表裏を貫通する開口部と、が形成され、
該開口部に対向する位置には、前記固定部に前記保持枠を固定した状態の前記培土パネルが配置され、
前記アウターパネルの前記培土パネルが非装着とされた領域に前記開口部が複数設けられ、互いに隣接する前記開口部どうしの間の柱状部に植物の蔓を絡ませることが可能な構成としたことを特徴とする壁面緑化ユニット。 - 構造物の壁面と平行に配置された平板状のアウターパネルと、
プレート状に成形されて植栽が施される培土基盤および該培土基盤を保持する保持枠を有する培土パネルと、を備え、
前記アウターパネルは、
前記培土パネルが装着可能な領域が複数設けられ、
それぞれの前記領域には、前記アウターパネルにおける前記壁面に対向する側の背面に前記保持枠を固定可能とする固定部と、前記アウターパネルの表裏を貫通する開口部と、が形成され、
該開口部に対向する位置には、前記固定部に前記保持枠を固定した状態の前記培土パネルが配置され、
前記アウターパネルは、その少なくとも上部及び下部が構造物の壁面に固定された支持部材を介して固定され、
前記保持枠において、前記培土基盤の下部を支持する部分が、前記培土基盤からの排水を受ける排水受け部とされ、
前記培土パネルは、前記アウターパネルの前記表面に沿って、上下方向に複数枚が並べて設置可能であり、
上段側の前記培土パネルの前記排水受け部から下方に位置する支持部材上に排水を伝達する排水ヒモが設けられていることを特徴とする壁面緑化ユニット。 - 構造物の壁面と平行に配置された平板状のアウターパネルと、
プレート状に成形されて植栽が施される培土基盤および該培土基盤を保持する保持枠を有する培土パネルと、を備え、
前記アウターパネルは、
前記培土パネルが装着可能な領域が複数設けられ、
それぞれの前記領域には、前記アウターパネルにおける前記壁面に対向する側の背面に前記保持枠を固定可能とする固定部と、前記アウターパネルの表裏を貫通する開口部と、が形成され、
該開口部に対向する位置には、前記固定部に前記保持枠を固定した状態の前記培土パネルが配置され、
前記アウターパネルにおける前記開口部の周縁部には、前記壁面から離間する側に突出する突出部が設けられていることを特徴とする壁面緑化ユニット。 - 前記突出部は、前記アウターパネルを形成する板材から一辺を残して切り出し、該一辺に沿って折り曲げることで形成されるとともに、前記開口部を形成するための折り曲げ部分であることを特徴とする請求項4に記載の壁面緑化ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012063893A JP5900886B2 (ja) | 2012-03-21 | 2012-03-21 | 壁面緑化ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012063893A JP5900886B2 (ja) | 2012-03-21 | 2012-03-21 | 壁面緑化ユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013192516A JP2013192516A (ja) | 2013-09-30 |
JP5900886B2 true JP5900886B2 (ja) | 2016-04-06 |
Family
ID=49392208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012063893A Expired - Fee Related JP5900886B2 (ja) | 2012-03-21 | 2012-03-21 | 壁面緑化ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5900886B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6190797B2 (ja) * | 2014-11-19 | 2017-08-30 | 株式会社岩や | 壁面緑化パネル及び壁面緑化設備 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05219836A (ja) * | 1992-02-04 | 1993-08-31 | Toyobo Co Ltd | 壁面の緑化方法 |
JP4912691B2 (ja) * | 2006-02-21 | 2012-04-11 | 清水建設株式会社 | 壁面緑化システム |
JP4940089B2 (ja) * | 2006-10-17 | 2012-05-30 | 株式会社杉孝 | 緑化ユニット |
JP5302129B2 (ja) * | 2009-07-29 | 2013-10-02 | 株式会社竹中工務店 | 植栽パネル及び壁面緑化構造 |
-
2012
- 2012-03-21 JP JP2012063893A patent/JP5900886B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013192516A (ja) | 2013-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4912691B2 (ja) | 壁面緑化システム | |
GB2412558A (en) | Plant container | |
JP3203419U (ja) | 多段式植栽ボックス | |
JP2002330631A (ja) | 立体プランター | |
JP5565988B2 (ja) | 植物栽培システム | |
CN201138959Y (zh) | 绿化植物墙 | |
JP5900886B2 (ja) | 壁面緑化ユニット | |
JP5197486B2 (ja) | 緑化壁構造体 | |
KR101800234B1 (ko) | 비탈진 야산용 태양전지 모듈 설치 유닛 | |
JP4376109B2 (ja) | プランター | |
JP4936176B2 (ja) | 壁面緑化ユニット | |
CN203537920U (zh) | 一种岩质边坡快速绿化结构 | |
JP2006345716A (ja) | 建物の緑化構造 | |
CN210446442U (zh) | 一种园艺用植物展架 | |
JP4783132B2 (ja) | 緑化ユニット | |
JP5062560B2 (ja) | 壁面緑化ユニット | |
NL2010815C2 (en) | Modular system for arranging plant compositions. | |
JP3139215U (ja) | 壁面緑化装置 | |
JP2007306845A (ja) | 緑化壁面構造 | |
JP2009039083A (ja) | 壁面緑化ユニット | |
JP3152926U (ja) | プランター | |
JP2001016992A (ja) | 植物苗の植付け構造と植付け方法および植栽装置における植物苗の植付け構造 | |
JP4794991B2 (ja) | プランター | |
JP3733611B2 (ja) | 構造物の緑化工法 | |
JP4901136B2 (ja) | 建物の緑化構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140730 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150624 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150630 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160209 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160301 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5900886 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |