JP6754837B2 - フィルタ製造装置及びフィルタ製造方法 - Google Patents

フィルタ製造装置及びフィルタ製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6754837B2
JP6754837B2 JP2018530232A JP2018530232A JP6754837B2 JP 6754837 B2 JP6754837 B2 JP 6754837B2 JP 2018530232 A JP2018530232 A JP 2018530232A JP 2018530232 A JP2018530232 A JP 2018530232A JP 6754837 B2 JP6754837 B2 JP 6754837B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
additive
filter elements
fine particles
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018530232A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018020576A1 (ja
Inventor
敏隆 梅津
敏隆 梅津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Publication of JPWO2018020576A1 publication Critical patent/JPWO2018020576A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6754837B2 publication Critical patent/JP6754837B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/02Manufacture of tobacco smoke filters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/02Manufacture of tobacco smoke filters
    • A24D3/0204Preliminary operations before the filter rod forming process, e.g. crimping, blooming
    • A24D3/0212Applying additives to filter materials
    • A24D3/0225Applying additives to filter materials with solid additives, e.g. incorporation of a granular product
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24DCIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
    • A24D3/00Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
    • A24D3/02Manufacture of tobacco smoke filters
    • A24D3/0204Preliminary operations before the filter rod forming process, e.g. crimping, blooming
    • A24D3/0212Applying additives to filter materials
    • A24D3/0216Applying additives to filter materials the additive being in the form of capsules, beads or the like

Landscapes

  • Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)

Description

本発明は、フィルタ製造装置及びフィルタ製造方法に関する。
シガレットなどの喫煙物品のためのフィルタを製造するフィルタ製造装置には、トウから成形された平坦なフィルタウエブ(フィルタ要素)に可塑剤や添加剤を供給してフィルタを製造する装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、フィルタロッドを切断して形成したフィルタ部分(フィルタ要素)間に添加剤を供給してフィルタを製造する装置も知られている(例えば特許文献2参照)。
添加剤は、例えば、メンソール結晶、香料カプセル、セピオライト、活性炭、ハイドロタルサイト、シリカ顆粒などであり、主として喫煙物品の主流煙の成分を改質するために、或いは、場合によっては喫煙物品に外観上の特色を付与するために、フィルタ要素又はフィルタ要素間に供給される。
特開平6−327455号公報 特開2014−36661号公報
添加剤を含むフィルタの製造においては、添加剤をフィルタ要素又はフィルタ要素間に供給する際、粒状の添加剤の破砕や粉化から生じる微細粒(微細粉)が周囲に飛散することがある。このような微細粒の多くは、一般に、フィルタ製造装置の添加剤供給セクションに配置した換気ユニットのサクションエアにより回収、除去する。しかし、微細粒の一部は、空気中に浮游し、低速で落下するため、フィルタ製造装置の添加剤供給セクションのみならず、フィルタ製造装置の他のセクションにも到達し、フィルタ製造装置に使用する装置に付着してこれらを汚す。
具体的には、添加剤の微細粒は、フィルタ製造装置の可塑剤供給セクションに設けられた可塑剤の吐出口に付着し易い。この吐出口に付着して堆積した微細粒の堆積物は、成長して脱落し、フィルタ製造装置に使用する装置を著しく汚すとの問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、添加剤に含まれる微細粒の飛散を抑制し、装置の汚れを抑制することができるフィルタ製造装置及びフィルタ製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のフィルタ製造装置は、喫煙物品のためのフィルタ要素を移送する移送経路と、移送経路の直上に設けられ、移送経路のフィルタ要素又はフィルタ要素間に粒状の添加剤を供給する添加剤供給ユニットとを備え、添加剤供給ユニットは、添加剤をフィルタ要素又はフィルタ要素間に供給する直前に、添加剤を粒度に基づいて粗粒と微細粒とに分級し、微細粒を除去する分級機を含む。
また、本発明のフィルタ製造方法は、喫煙物品のためのフィルタ要素が移送経路に沿い移送される過程にて、移送経路の直上から粒状の添加剤をフィルタ要素又はフィルタ要素間に供給する添加剤供給ステップを含むフィルタ製造方法であって、添加剤供給ステップは、添加剤をフィルタ要素又はフィルタ要素間に供給する直前にて、添加剤を粒度に基づいて粗粒と微細粒とに分級し、微細粒を除去する分級プロセスを含む。
本発明のフィルタ製造装置及びフィルタ製造方法によれば、添加剤に含まれる微細粒の飛散を抑制し、装置の汚れを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るフィルタ製造装置の概略図である。 図1の添加剤供給ユニットを側方から見たときの断面図である。 図2のスクリーンの正面図である。 本発明の効果立証のための実験に用いた吸引器の写真である。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態に係るフィルタ製造装置について説明する。
図1に示すように、本実施形態のフィルタ製造装置1は、フィルタロッドを製造するセクションとして、トウ処理セクション2、添加剤供給セクション4、成形セクション6、及びラッピングセクション8を備えている。
トウ処理セクション2は、例えばセルロースアセテート繊維のフィルタ材、すなわち、トウTを収容した図示しない梱(ベイル)10を備え、梱10からはトウTのトウ経路12が延びている。トウ経路12には、梱10側から、一次バンディングジェット14、ガイド16、二次バンディングジェット18、一対のプレテンションローラ20、一対のブルーミングローラ22、三次バンディングジェット24、可塑剤供給ユニット26、一対の送出ローラ28が順次配置されている。
トウTが一次バンディングジェット14を通過するとき、一次バンディングジェット14は梱10側からトウTに向けて圧縮空気を噴出する。噴出された圧縮空気はトウTを開繊し、トウTの縮れ(クリンプ)を適度に引き伸ばす。
トウTがガイド16に到達すると、ガイド16はトウTの供給方向を二次バンディングジェット18に向け、この後、トウTは二次バンディングジェット18を通過する。二次バンディングジェット18は、一次バンディングジェット14の場合と同様に、噴出された圧縮空気によりトウTをさらに開繊し、トウTの縮れをさらに引き伸ばす。この後、トウTは一対のプレテンションローラ20間を通過する。この際、これらプレテンションローラ20は、開繊処理されたトウTを押え付け、一対のブルーミングローラ22と協働してトウTに所定の張力を与え、トウTの縮れをさらに引き伸ばす。
この後、トウTが一対のブルーミングローラ22間を通過するとき、これらブルーミングローラ22は開繊されたトウTを複数の束に分割し、これらの束を三次バンディングジェット24に向けて供給する。
トウTの分割束が三次バンディングジェット24を通過する際、三次バンディングジェット24は分割束に向けて圧縮空気を噴出し、圧縮空気は分割束を開繊する。この結果、分割束はトウ経路12の幅方向に拡がり、平坦なフィルタウエブ(フィルタ要素)WFを形成する。この後、フィルタウエブWFは、その移送経路30の直上に設けられた可塑剤供給ユニット26に到達する。
可塑剤供給ユニット26は、可塑剤(トリアセチン)を蓄えるチャンバ26Aと、チャンバ26A内で回転する図示しないブラシロールとを有している。ブラシロールは、チャンバ26A内で回転することで、液状の可塑剤を跳ね飛ばして霧状にしてチャンバ26Aの吐出口から吐出させ、フィルタウエブWFに可塑剤を付着させる(可塑剤供給ステップ)。可塑剤が添加されたフィルタウエブWFには、可塑剤によるセルロースアセテート繊維の溶解効果によって粘着性が付与される。
隣接したセルロースアセテート繊維同士の間には、粘着力によって結合した結合点が複数箇所に形成される。フィルタウエブWFのこれらの強固な結合点は、後にフィルタを成形したときにフィルタに十分な硬さを付与する。この後、フィルタウエブWFは、一対の送出ローラ28間を通過し、これら送出ローラ28から添加剤供給セクション4に供給される。
添加剤供給セクション4は、フィルタウエブWFの移送経路30を有し、この移送経路30は送出ローラ28から成形セクション6のトランペットガイド32まで延びている。
移送経路30には、送出ローラ28側から、一対のニップローラ34、添加剤供給ユニット36が順次配置されている。
フィルタウエブWFが一対のニップローラ34間を通過するとき、これらニップローラ34はトランペットガイド32と協働してフィルタウエブWFに所定の張力を与えて移送経路30を規定し、フィルタウエブWFを添加剤供給ユニット36に向けて供給する。
添加剤供給ユニット36は、移送経路30の直上に設けられ、粒状の添加剤、例えば粒状の活性炭ACを移送経路30のフィルタウエブWF上に均一に散布して供給する。
そして、本実施形態の添加剤供給ユニット36は、活性炭ACをフィルタウエブWFに供給する直前に、活性炭ACを粒度に基づいて粗粒CGと微細粒FGとに分級し、微細粒FGを除去する分級機38を備えている。
具体的には、添加剤供給ユニット36には、上側から、フィーダ40、分級機38が順次配置されている。
フィーダ40は、活性炭ACが蓄えられるホッパ40Aと、ホッパ40Aの下端に形成された出口から落下した活性炭ACを分級機38に向けて移送する振動コンベア40Bとを有している。
分級機38は、振動コンベア40Bで搬送された活性炭ACを受けるホッパ42、ホッパ42の下部に接続される分級機38の本体44、本体44の下部に接続される排出部46、排出部46の下部に接続される散布部(供給手段)48、排出部46の側部に接続される高圧送風機(分散エア供給手段)50、本体44に接続される集塵機(回収手段)52及び押込送風機(押込エア供給手段)54を備えている。本体44は上下が径方向となる円筒状をなしている。
図2に示すように、本体44内には、分散室56と捕獲室58とが隣接して形成されている。分散室56には、ホッパ42の下端に形成された出口から活性炭ACが投入される。排出部46には、高圧送風機50から延びる配管50Aが接続されている。高圧送風機50は、配管50A、排出部46を順次通じて分散室56に高圧となる分散エアを供給する。排出部46に流入した分散エアは上昇気流を形成するとともに、分散室56に流入した分散エアは上下方向に旋回する旋回気流を形成し、分散室56に存在する活性炭ACを各粒子に好適に分散する。
本体44内には、本体44内を分散室56と捕獲室58とに区画するスクリーン60が配置されている。スクリーン60は、例えばステンレスなどの金属製の細かい網目を有する円形状の金網である。このスクリーン60は、活性炭ACの粗粒CGが分散室56から捕獲室58に通過するのを阻止するとともに、活性炭ACの微細粒FGが分散室56から捕獲室58に通過するのを許容する大きさの目開きを有している。
図1に示すように、集塵機52は、本体52A、本体52Aに内蔵された集塵材52B、本体52Aの集塵材52Bよりも上側に配管接続された吸引ポンプ52C、本体52Aの下側に設けられたロータリバルブ52D、ロータリバルブ52Dの直下に配置された回収ボックス52E、本体52Aの集塵材52Bよりも下側から本体44の捕獲室58に延びる配管52Fを備えている。
吸引ポンプ52Cは、本体52A、集塵材52B、配管52Fを順次通じて本体44内の分散室56を捕獲室58側から吸引する。これにより、集塵機52は、分散室56にてスクリーン60を通過した微細粒FGを捕獲室58側にて回収し、さらにこの回収した微細粒FGを配管52F、本体52A、ロータリバルブ52Dを順次経て回収ボックス52Eにて回収する。
一方、分散室56にて分散エアの旋回気流に抗して排出部46に落下し、ひいては排出部46にて分散エアの上昇気流に抗して落下した粗粒CGは、分級機38の散布部48に供給される。
図1に示すように、散布部48は、粗粒CGを蓄えるホッパ48Aを備えており、このホッパ48Aはその下端に出口を有する。この出口は下方に向けて開口したスリット形状をなし、フィルタウエブWFの幅方向に延びている。
ホッパ48Aにおける出口の直下には散布ローラ48Bが配置されている。散布ローラ48Bは、回転することにより、その外周面上にホッパ48Aから排出された粗粒CGを受け取り、フィルタウエブWFに一様に散布する。
また、図2に示すように、本実施形態の分級機38は、スクリーン60を清掃するクリーナ62をさらに備えている。クリーナ62は、エアブラシ62A、モータ62B、前述した押込送風機54を備えている。
図3にも示すように、エアブラシ62Aは、正面から見て直方体状をなし、スクリーン60の捕獲室58側となる背面60Aに沿って移動可能に配置されている。モータ62Bは、エアブラシ62Aの長手方向の中央に連結され、エアブラシ62Aを背面60Aに沿って図3中の破線矢印の方向に回転駆動させる。
一方、図2に示すように、押込送風機54から延びる配管54Aは、エアブラシ62Aの背面60A側に複数開口されたエア噴出孔62C(図3参照)に連通され、押込送風機54は、エア噴出孔62Cからスクリーン60の背面60Aに向けて押込エアを噴出させる。押込エアは、エアブラシ62Aの回転によってスクリーン60の各部に間欠的に吹き付けられるため、スクリーン60における微細粒FGの回収能力を阻害することはない。
このように、本実施形態の分級機38は、旋回する分散エアにより活性炭ACを分散させながらスクリーン60で微細粒FGを濾し取る本体44と、分散エアに抗して落下した粗粒CGを排出部46を介してフィルタウエブWFに供給する上述した散布部48とを一体に備える。これにより、活性炭ACをフィルタウエブWFに供給する直前に、活性炭ACを粒度に基づいて粗粒CGと微細粒FGとに分級し、微細粒FGを除去する分級プロセスを実行可能な添加剤供給ユニット36が実現される(添加剤供給ステップ)。
一方、図1に示すように、粗粒CGが供給されたフィルタウエブWFは、成形セクション6のトランペットガイド32に向けて移送され、そして、トランペットガイド32を通過する。この際、フィルタウエブWFはトランペットガイド32により棒状に絞り込まれ、ロッド部材WRに成形される。トランペットガイド32はロッド部材WRをラッピングセクション8に供給する。
ラッピングセクション8では、図示しないガニチャテープ上にペーパウエブWPが供給され、トランペットガイド32から供給されたロッド部材WRはペーパウエブWPに重ね合わされて互いに接着される。この後、ロッド部材WR及びペーパウエブWPはガニチャテープとともに図示しない成形ベッド上を走行しながら、図示しないトング、ラッピングフォーマ、ヒータ及びクーラなどを順次通過し、チャコールフィルタロッドの連続体が成形される。そして、チャコールフィルタロッドの連続体は図示しない回転ナイフによって個々のチャコールフィルタロッドに切断され、最終製品としてのフィルタの製造が完了する。
<実験>
以下、図4及び表1〜3を参照して、本実施形態の適用後の実際のフィルタ製造に際し、飛散した微細粒FGの集塵量の低減率を算出した結果について説明する。従来の微細粒除去処理を行っていない添加物供給ユニットを用いたときに周囲に浮游する微細粒FGの集塵量と、本実施形態の微細粒除去処理を行う添加物供給ユニットを用いたときに周囲に浮游する微細粒FGの集塵量とを吸引器を用いて測定して集塵量の低減率を算出した。
図4に示すように、本実験で微細粒FGの集塵に用いた吸引器66は、ハンディタイプの掃除機を利用し、この掃除機の吸込面66Aにろ紙68を介して吸引筒70を突き当て固定して形成した。吸引器66、吸引筒70、及びろ紙68の仕様、並びに本実験に使用した添加剤(3種)は以下の通りである。
(吸引器)
・吸引能力:10リットル/秒
・吸込面:円形、直径60mm
(吸引筒)
・寸法:筒長さ120mm、内径75mm
(ろ紙)
・寸法:縦100mm、横100mm、厚さ0.17mm
・重さ:0.5g
・通気度:15,000cu(コレスタユニット)
(添加剤)
・添加剤A:粒状のハイドロタルサイト
・添加剤B:粒状のヤシ殻活性炭(製造の最終工程で水洗浄と乾燥を行い、微細粒除去の処理を実施)
・添加剤C:粒状のヤシ殻活性炭(洗浄なし)
以下の表1は、添加剤A〜Cの物性を測定した結果である。
Figure 0006754837
なお、表1の中心粒径と粒度分布とは、乾式ふるい法(Dry sieving method)を用いて測定した。また、表1の上から順に見掛け比重〜噴流性指数は、 Powder Tester, PT-X, Hosokawa Micron Corporationを用いて測定した。また、表1の活性炭試験法硬さは、JIS K1474 7.6に基づいて測定した。
以下の表2は、本実施形態の分級機38を用いて、13〜20kg程度の添加剤A〜Cをそれぞれ分級したときの分級能力を2回ずつ測定した結果である。
Figure 0006754837
表2から明らかなように、添加剤A〜Cの何れを分級したときであっても、良好な分級状態と判定された。
以下の表3は、フィルタ製造中に添加物供給ユニットによるフィルタウエブWFへの添加物の添加部位から、20cm離れた位置に吸引器66を固定設置し、吸引器66を2分間作動させ、ろ紙68に吸着される微細粒FGの集塵量をそれぞれ測定し、従来からの低減率を算出した結果である。なお、表3では、従来の微細粒除去処理を行っていない添加物供給ユニットを用いて添加剤A〜Cを添加したときの測定結果をそれぞれ比較例1〜3とし、本実施形態の微細粒除去処理を行う添加物供給ユニットを用いて添加剤A〜Cを添加したときの測定結果を実施例1〜3として示している。
Figure 0006754837
以上説明したように、本実施形態のフィルタ製造装置1によれば、添加剤供給ユニット36は、活性炭ACをフィルタウエブWFに供給する直前に、活性炭ACの微細粒FGを分級して除去する分級機38を備えている。これにより、微細粒FGの飛散を抑制し、フィルタ製造装置1及びその周囲の汚れを抑制することができる。
また、分級機38は、旋回する分散エアにより活性炭ACを分散させながらスクリーン60で微細粒FGを濾し取って粗粒CGと微細粒FGとに分級する。これにより、例えば振動ふるい機によって活性炭ACを分級する場合に比して、機械的な振動付与に起因した活性炭ACの粒子の粉砕ひいては新たな微細粒FGの発生を抑制しながら、活性炭ACを粗粒CGと微細粒FGとに効率的に分級することができる。これは上記表2からも明らかである。また、上記表3からも明らかなように、フィルタ製造時における微細粒FGの飛散を大幅に低減することができる。従って、飛散した微細粒FGによるフィルタ製造装置1及びその周囲の汚れをさらに効果的に抑制することができる。
また、分級機38がスクリーン60を清掃するクリーナ62を含み、クリーナ62が回転しながら押込エアを噴出するエアブラシ62Aを有する。これにより、押込エアによってスクリーン60の網目に詰まった活性炭ACを除去し、スクリーン60の目詰まりを抑制することができる。従って、スクリーン60による微細粒FGの回収能力をさらに向上することができる。
また、押込エアがエアブラシ62Aからスクリーン60の背面60Aに供給され、ひいては分散室56に押し込まれることにより、分散室56における活性炭ACの粒子のさらなる分散が促進され、分級機38の分級能力及び分級精度をさらに向上することができる。
また、フィルタ製造装置1は可塑剤供給ユニット26を備えているが、可塑剤供給ユニット26のチャンバ26Aの吐出口に可塑剤が付着した場合、この吐出口に飛散した微細粒FGが付着し、堆積し、成長脱落してフィルタ製造装置1を著しく汚すことがある。
しかし、本実施形態のフィルタ製造装置1では、上述したようにフィルタウエブWFに活性炭ACを供給する直前に微細粒FGが除去されることにより、微細粒FGの飛散自体を抑制することができるため、上述した微細粒FGの堆積物の発生、ひいてはこの堆積物の成長脱落に伴うフィルタ製造装置1及びその周囲の汚れを効果的に抑制することができる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態で説明した分級機38は、説明した構成に厳密に限定されるものではない。例えば、分散室56に流入する分散エアは上下方向に旋回する旋回気流を形成するが、これに限らず、分散エアが水平方向の旋回気流を形成するようにしても良い。
また、上記実施形態では、トウTから成形された平坦なフィルタウエブWFに活性炭ACを供給してフィルタを形成するフィルタ製造装置1について説明した。しかし、これに限らず、本発明は、フィルタロッドを切断して形成したフィルタ部分(フィルタ要素)間に活性炭ACを供給してフィルタを形成する場合にも適用可能である。
また、上記実施形態のフィルタ製造装置1で使用可能な添加剤は、上述した活性炭ACやハイドロタルサイトに限らず、例えば、メンソール結晶、香料カプセル、セピオライト、シリカ顆粒など、喫煙物品の主流煙の成分を改質するために、或いは、喫煙物品に外観上の特色を付与するために使用する種々の添加剤を想定可能である。
1 フィルタ製造装置
26 可塑剤供給ユニット
30 移送経路
36 添加剤供給ユニット
38 分級機
48 散布部(供給手段)
50 高圧送風機(分散エア供給手段)
52 集塵機(回収手段)
54 押込送風機(押込エア供給手段)
56 分散室
58 捕獲室
60 スクリーン
60A 背面
62 クリーナ
62A エアブラシ
62B モータ
62C エア噴出孔
AC 活性炭(添加剤)
CG 粗粒
FG 微細粒
WF フィルタウエブ(フィルタ要素)

Claims (8)

  1. 喫煙物品のためのフィルタ要素を移送する移送経路と、
    前記移送経路の直上に設けられ、前記移送経路の前記フィルタ要素又は前記フィルタ要素間に粒状の添加剤を供給する添加剤供給ユニットと
    を備え、
    前記添加剤供給ユニットは、前記添加剤を前記フィルタ要素又は前記フィルタ要素間に供給する直前に、前記添加剤を粒度に基づいて粗粒と微細粒とに分級し、前記微細粒を除去する分級機を含む、フィルタ製造装置。
  2. 前記分級機は、旋回する分散エアにより前記添加剤を分散させながら前記微細粒を濾し取り、前記分散エアに抗して落下した前記粗粒を前記フィルタ要素又は前記フィルタ要素間に供給する、請求項1に記載のフィルタ製造装置。
  3. 前記分級機は、
    前記添加剤が投入される分散室と、
    前記分散室内に前記分散エアを供給する分散エア供給手段と、
    前記分散室に隣接する捕獲室を区画するスクリーンであって、前記分散室から前記捕獲室への前記粗粒の通過を阻止するとともに前記微細粒の通過を許容する、スクリーンと、
    前記分散室を前記捕獲室側から吸引し、前記分散室から前記スクリーンを通過した前記微細粒を前記捕獲室を通じて回収する回収手段と、
    前記分散室にて前記分散エアに抗して落下した前記粗粒を受け取って前記フィルタ要素又は前記フィルタ要素間に供給する供給手段と
    を含む、請求項2に記載のフィルタ製造装置。
  4. 前記分級機は、前記スクリーンを清掃するクリーナをさらに含み、
    前記クリーナは、
    前記スクリーンの前記捕獲室側となる背面に沿って移動可能に配置されたエアブラシと、
    前記エアブラシの長手方向の中央に連結され、前記エアブラシを前記背面に沿って回転駆動させるモータと、
    前記エアブラシから前記背面に向けて押込エアを供給する押込エア供給手段と、
    前記エアブラシの前記背面側に複数開口され、前記押込エアが噴出されるエア噴出孔と
    を有する、請求項3に記載のフィルタ製造装置。
  5. 前記移送経路の前記フィルタ要素に可塑剤を供給する可塑剤供給ユニットをさらに備える、請求項1から4の何れか一項に記載のフィルタ製造装置。
  6. 喫煙物品のためのフィルタ要素が移送経路に沿い移送される過程にて、前記移送経路の直上から粒状の添加剤をフィルタ要素又はフィルタ要素間に供給する添加剤供給ステップを含むフィルタ製造方法であって、
    前記添加剤供給ステップは、前記添加剤を前記フィルタ要素又は前記フィルタ要素間に供給する直前にて、前記添加剤を粒度に基づいて粗粒と微細粒とに分級し、前記微細粒を除去する分級プロセスを含む、フィルタ製造方法。
  7. 前記分級プロセスは、旋回する分散エアにより前記添加剤分散させながら前記微細粒を濾し取り、前記分散エアに抗して落下した前記粗粒を前記フィルタ要素又は前記フィルタ要素間に供給する、請求項6に記載のフィルタ製造方法。
  8. 前記移送経路の前記フィルタ要素に可塑剤を供給する可塑剤供給ステップをさらに含む、請求項6又は7に記載のフィルタ製造方法。
JP2018530232A 2016-07-26 2016-07-26 フィルタ製造装置及びフィルタ製造方法 Active JP6754837B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/071864 WO2018020576A1 (ja) 2016-07-26 2016-07-26 フィルタ製造装置及びフィルタ製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018020576A1 JPWO2018020576A1 (ja) 2019-04-11
JP6754837B2 true JP6754837B2 (ja) 2020-09-16

Family

ID=61016926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018530232A Active JP6754837B2 (ja) 2016-07-26 2016-07-26 フィルタ製造装置及びフィルタ製造方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP3488711B1 (ja)
JP (1) JP6754837B2 (ja)
PL (1) PL3488711T3 (ja)
TW (1) TWI629940B (ja)
WO (1) WO2018020576A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114680375A (zh) * 2022-04-11 2022-07-01 云南中烟工业有限责任公司 一种二元复合结构滤棒一次成型装置及成型方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3837264A (en) * 1973-05-07 1974-09-24 Brown & Williamson Tobacco Intermittent process for manufacture of a multiple filter rod having spaced pockets containing particulate material
JPH06327455A (ja) * 1993-05-26 1994-11-29 Japan Tobacco Inc 網状ガイドパイプを有するタバコフィルタ製造装置
TW241198B (en) * 1993-09-06 1995-02-21 Daicel Chem A tobacco filter material and a method of producing the same
US7479098B2 (en) * 2005-09-23 2009-01-20 R. J. Reynolds Tobacco Company Equipment for insertion of objects into smoking articles
KR100984681B1 (ko) * 2008-04-18 2010-10-01 주식회사 케이티앤지 허브과립체가 첨가된 담배필터 및 이를 채용한 담배
JP4889663B2 (ja) * 2008-02-07 2012-03-07 株式会社セイシン企業 気流式ふるい分け方法および装置
WO2011070639A1 (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 日本たばこ産業株式会社 粉粒体添加装置及びその添加方法
WO2011117982A1 (ja) * 2010-03-24 2011-09-29 日本たばこ産業株式会社 粉粒体の添加装置及びその添加方法
KR101933812B1 (ko) * 2014-07-18 2018-12-28 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 담배 필터의 제조 장치 및 제조 방법
JP2017038894A (ja) * 2015-08-23 2017-02-23 日本電産コパル株式会社 掃除ロボット

Also Published As

Publication number Publication date
PL3488711T3 (pl) 2021-06-28
EP3488711A4 (en) 2020-03-18
EP3488711B1 (en) 2021-03-10
TWI629940B (zh) 2018-07-21
EP3488711A1 (en) 2019-05-29
WO2018020576A1 (ja) 2018-02-01
TW201803465A (zh) 2018-02-01
JPWO2018020576A1 (ja) 2019-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5300511B2 (ja) 欠陥を含むシガレットから収集される裁断タバコに含まれる不純物を除去するためのシステム
CN105934408A (zh) 清净化多结晶硅块破碎物的制造装置及利用该制造装置制造清净化多结晶硅块破碎物的方法
JP6754837B2 (ja) フィルタ製造装置及びフィルタ製造方法
CN101953509B (zh) 一种烟梗综合除杂筛分设备
CN201830886U (zh) 一种烟梗综合除杂筛分设备
KR101982395B1 (ko) 톱밥 분리배출장치
JP2011139702A5 (ja)
JP2011139702A (ja) 煙草加工産業の振動コンベアポットにおける紙除去
CN104013099A (zh) 对烟草加工工业的机器的清洁
US2755930A (en) Tobacco and dust separating apparatus
JPS63188376A (ja) 紙タバコ製造機へタバコを送る方法と装置
EP3232827B1 (en) Tobacco rod maker with tobacco return
KR20170134431A (ko) 클리닝 유닛
JPH0319682A (ja) 二本の無端のたばこ連続体を製造する方法および装置
CN209424065U (zh) 一种高分子物料粉末颗粒去杂震动筛选箱
CN203862529U (zh) 一种烟草切丝机的除尘装置
KR101536694B1 (ko) 입상 물질 분리장치
US6004404A (en) Product cleaner
JP5524710B2 (ja) 煙草加工産業のフィルタ材帯の準備
US1260547A (en) Method of cleaning streets.
CN220311284U (zh) 一种饲料生产除尘装置
CN103752514A (zh) 具有气固分离和除尘功能的负压风选机
JP2016131960A (ja) 小魚選別装置
WO2002100197A1 (fr) Dispositif de montage de filtres
CN209156428U (zh) 一种种子生产输送振动筛除杂装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6754837

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250