JP6754520B2 - 免震フリーアクセスフロア - Google Patents

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Description

本発明は免震フリーアクセスフロアに関し、特にフリーアクセスフロア自体を免震構造として短周期地震動及び長周期地震動に対応する耐震性能を向上させた免震フリーアクセスフロアに関する。
基本的には、建造物のコンクリート床スラブ上に複数の支柱を一定の配置にて立設し、該支柱の先端に球体保持部を有し、該複数の球体保持部において回転自在に保持された球体を介してフロアパネル下面に積層された鋼板を支持することを基本構造としている。
フロアパネル下面に積層される鋼板は、隣接するフロアパネルのジョイント補強と撓み防止になっている。
従来、高精度の生産設備やコンピュータ、OA機器等が設置される事務所等のフリーアクセスフロアには多様の構造が種々提案されて公知になっている。
特開2008−255587号公報 特開2006−348748号公報
前記せる特開2008−255587号公報においては、建物の床スラブ上に複数の支持脚を一定の配置に立て、支持脚の上端のパネル受け部上にフロアパネルを支持し、構築されたフリーアクセスフロアと建物の構造躯体とが水平力の伝達が可能に連結された構造が提案されている。
また、前記せる特開2006−348748号公報においては、フレームに複数個のボールベアリングを固定することによりフレームを床スラブ上に移動自在に配置した免震床において、フレームを開口部を下方に向けたC形鋼によって形成し、該C形鋼の上板部の内面にボールベアリングを固定するとともに、ボールベアリングの取り付け高さ調節機構を設けることを記載している。
これに対し、本発明の免震フリーアクセスフロアは、以下のように構成されている。
本発明の免震フリーアクセスフロアは、
建造物のコンクリート床スラブ上に複数の支柱を一定の配置にて立設し、該支柱の先端に球体保持部を有し、該複数の球体保持部において回転自在に保持された第1の球体を介してフロアパネルに積層された鋼板を支持可能なことを特徴とする免震フリーアクセスフロアであって、
前記支柱は、第2の球体を上方向に付勢するボールプランジャーを備え、
前記フロアパネル下面に積層された前記鋼板には、下方に開放された凹部が形成され、
前記凹部には上方向に付勢された前記第1の球体が嵌着され、
地震時の短周期揺動でフロアパネルがスライドするとき、前記凹部から前記第1の球体が外れ、フロアパネルの全重量が前記第1の球体および前記第2の球体に付勢されるように構成したことを特徴とする。
また、本発明の免震フリーアクセスフロアは、
支柱には設置時の高さ調節用の長ナットとロックナットが具備されていることを特徴とする
図9に示す実施例では、フロアパネル1に積層された下向凹状鋼板200は、フロアパネル1の隣接ジョイント補強と撓み防止の効力を有している。
また、図9乃至図10に示す実施例では、建造物のコンクリート床スラブ7上に複数の支柱10を一定の配置にて立設し、該支柱10の先端に球体保持部91を有し、該複数の球体保持部91において回転自在に保持された球体8を介してフロアパネル1に積層された下向凹状薄鋼板200を支持し、球体8の移動量が復元可能に構成されており、コンクリート床スラブ7上に立設された支柱10の基部がベースプレート2に固定されており、先端部は支持プレート9を介して球体保持部91が固定され、該球体保持部91に回転自在に保持された球体8は球体保持部内の摩擦材92に制動されながら下向凹状鋼板200を支持し、該下向凹状鋼板200の端部で球体8,81の移動が休止した後、反動により復元方向へ移動することを特徴とし、支柱10には設置時の高さ調節用の長ナット62とロックナット63が具備されている免震フリーアクセスフロアを提供する。
フロアパネル1の裏面に積層された鋼板6には下向きの凹部61が形成されており、ボールプランジャー12の先端に保持された球体40が、該凹部61に図2乃至図5に示すように嵌着されている。
小さな地震動では変位量が小さいので、前記の嵌着状態に保持されているが、大きな地震動に移行した場合は、図3乃至図6に示すように、凹部61と球体41の嵌着が外れてボールプランジャー12は下降して、フロアパネル1の全重量が球体40,41に付勢される。
回転自在の球体40,41に保持されたフロアパネル1は全方向に摺動可能となり免震効果が発揮される。
本発明に係る免震フリーアクセスフロアの支柱構造を概念的に示した平面図である。 本発明に係る免震フリーアクセスフロアの支柱構造を概念的に示した部分断面図である。 本発明に係る免震フリーアクセスフロアの支柱構造を概念的に示した部分断面図である。 本発明に係る免震フリーアクセスフロアの支柱構造を概念的に示した平面図である。 本発明に係る免震フリーアクセスフロアの支柱構造を概念的に示した部分断面図である。 本発明に係る免震フリーアクセスフロアの支柱構造を概念的に示した部分断面図である。 ボールプランジャーの球体の上部がフロアパネル下面に積層された鋼板の鋼板凹部に嵌着されている状態を示す断面図である。 ボールプランジャーの球体の上部がフロアパネル下面に積層された鋼板の鋼板凹部から離脱し、球体の部分平面部に鋼板が当接された状態を示す断面図である。 本発明に係る免震フリーアクセスフロアの部分斜視図である。 本発明に係る免震フリーアクセスフロアの第2の実施例を示す部分断面図である。
図2に示すように、建造物のコンクリート床スラブ7上に複数の支柱10を一定の配置にて立設し、該支柱10の先端に球体保持部3を有し該複数の球体保持部3において回転自在に保持された球体40の直上にフロアパネル1に積層された鋼板6が配置されている。
小さな地震動では、図2に示すように、フロアパネル1に積層された鋼板6に形成された凹部61に球体41が嵌着されている状態に保持されており、大きな地震動に変化すると、図3に示すように、前記せる嵌着状態が離脱され、板バネ5が下方に押圧されて鋼板が積層されたフロアパネルの全荷重球体40,41に付加されて、回転自在の球体40,41に保持されたフロアパネル1は全方向に摺動可能となり免震効果が発揮される。
フロアパネル1が全方向にスライドしても、球体40,41が回転するのでスライド抵抗が小さく、十分な免震効果を得ることができる
また、図10に示すように、フロアパネル1の下面に積層される下向凹状鋼板200は、互いに隣接するフロアパネル1のジョイント補強とフロアパネル1の撓み防止の効果を得ることができる。
建造物のコンクリート床スラブ上に配置された複数の支柱10のうち、ボールプランジャー12は、上方向に付勢された球体保持部3が形成されているプランジャーである。
図2に示すように、フロアパネル1の下面には、鋼板6が積層されており、該鋼板6には下方に向いた凹部61が一定の配置にて形成されており、該凹部には上方向に付勢された球体41が嵌着されている。
地震時にフロアパネル1スライドする、鋼板6の凹部61から球体41が外れ、フロアパネル1の全重量が球体40,41に付加される。
フロアパネルの全重量が支柱に付加される場合、地震時には、フロアパネル1が全方向にスライドしても、球体40,41が回転するのでスライド抵抗が小さく、十分な免震効果を得ることができるように構成されている。
図9乃至図10に示すように、建造物のコンクリート床スラブ7上に複数の支柱10を一定の配置にて立設し、該支柱10の先端に球体保持部91を有し、複数の球体保持部91において回転自在に保持された球体8,81を介してフロアパネル1の隣接ジョイント補強に積層された下向凹状鋼板200を支持し、球体8,81の移動量は復元可能に構成されている。
また、図9乃至図10に示すように、コンクリート床スラブ7上に立設された支柱10の基部がベースプレート2に溶接されており、先端部は支持プレート9を介して球体保持部91が固定され、該球体保持部91に回転自在に保持された球体8が球体保持部内の摩擦材92に制動されながら下向凹状鋼板200を支持し、該下向凹状鋼板200の端部では球体81が下向凹状鋼板200の端部に達した後、反動で元の位置に復元可能に構成され該下向凹状に沿って球体8,81が復元方向へ移動する。
また、全ての支柱10には設置時の高さ調節用の長ナットとロックナット63が具備されている。
また、球体8,81の移動範囲は他の球体に比べて広いので、地震の長周期の揺れに対応することができ、フロアパネル1が水平全方向にスライド可能になるので、長周期の場合の免震効果を得ることができる。
1 フロアパネル
10 支柱(高さ調節用長ナット兼用支柱)
11 スプリング
12 ボールプランジャー
2 ベースプレート
21 溶接部
3 球体保持部
40 球体
41 球体
411 球体の部分平面部
5 板バネ
6 鋼板
61 凹部
63 ロックナット
7 コンクリート床スラブ
8 球体
81 球体
9 支持プレート
91 球体保持部
92 摩擦材
200 下向凹状鋼板
201 固定ネジ

Claims (2)

  1. 建造物のコンクリート床スラブ上に複数の支柱を一定の配置にて立設し、該支柱の先端に球体保持部を有し、該複数の球体保持部において回転自在に保持された第1の球体を介してフロアパネルに積層された鋼板を支持可能なことを特徴とする免震フリーアクセスフロアであって、
    前記支柱は、第2の球体を上方向に付勢するボールプランジャーを備え、
    前記フロアパネル下面に積層された前記鋼板には、下方に開放された凹部が形成され、
    前記凹部には上方向に付勢された前記第1の球体が嵌着され、
    地震時の短周期揺動でフロアパネルがスライドするとき、前記凹部から前記第1の球体が外れ、フロアパネルの全重量が前記第1の球体および前記第2の球体に付勢されるように構成したことを特徴とする免震フリーアクセスフロア。
  2. 支柱には設置時の高さ調節用の長ナットとロックナットが具備されていることを特徴とする請求項記載の免震フリーアクセスフロア。
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