JP6754443B2 - ブレードセット製造方法、ブレードセット及び毛切断器具 - Google Patents

ブレードセット製造方法、ブレードセット及び毛切断器具 Download PDF

Info

Publication number
JP6754443B2
JP6754443B2 JP2018552030A JP2018552030A JP6754443B2 JP 6754443 B2 JP6754443 B2 JP 6754443B2 JP 2018552030 A JP2018552030 A JP 2018552030A JP 2018552030 A JP2018552030 A JP 2018552030A JP 6754443 B2 JP6754443 B2 JP 6754443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
blade
components
stationary blade
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018552030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019513454A (ja
Inventor
ザブラチャン,ジークフリート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JP2019513454A publication Critical patent/JP2019513454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6754443B2 publication Critical patent/JP6754443B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards
    • B26B19/3846Blades; Cutters
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/38Details of, or accessories for, hair clippers, or dry shavers, e.g. housings, casings, grips, guards
    • B26B19/3893Manufacturing of shavers or clippers or components thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B19/00Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers
    • B26B19/02Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers of the reciprocating-cutter type
    • B26B19/04Cutting heads therefor; Cutters therefor; Securing equipment thereof
    • B26B19/048Complete cutting head being movable

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

本開示は、毛切断器具(hair cutting appliance)のブレードセットのための静止ブレードを形成する方法、静止ブレード、及びそのような静止ブレードを含むブレードセットを実装する毛切断器具に関する。
より具体的には、本開示は、切断動作が往復動するブレードによって達成される、クリッパ及びトリマのような毛切断デバイスの改良に関する。より具体的には、本開示は、かなり大きい長さ調整範囲を提供するブレードセットのための静止ブレードの設計及び製造に対する新規なアプローチに関する。故に、少なくとも幾つかの実施形態において、本開示は、毛切断器具のための長さ調整機構の改良に関する。
毛切断器具、特に電気毛切断器具は、一般的に知られており、例えば、トリマ、クリッパ及びシェーバを含むことがある。電気毛切断器具を電動毛切断器具と呼ぶこともある。電気毛切断器具は、例えば、電気供給幹線によって及び/又は電池のようなエネルギ貯蔵装置によって動力供給されてよい。電気毛切断器具は、一般的には、人が手入れの行き届いた外観を有することを可能にするよう、(人の)体毛、特に顔毛及び頭髪をシェービングする(剃る)又はトリミングする(刈り込む)ために使用される。頻繁に、電気毛切断器具は、動物の毛を切断するために使用される。
典型的には、本開示の文脈内の毛切断器具のブレードセットは、(カッタ又はカッタブレードとも呼ぶ)可動カッタブレードと、(ガードとも呼ぶ)静止ブレードとを含む、ブレードセット構成を含む。静止ブレードと切断ブレードとの間の相対運動、特に相対的な往復運動は、切断作用を引き起こす。
典型的には、静止ブレードは、カッタブレードよりも処置されるべき皮膚/頭皮又は毛部分に近いブレードである。頻繁に、静止ブレードは、その毛が切断される人(又は動物)の皮膚又は頭皮に直接的に接触する。静止ブレードは、高速移動する又は高速往復動するカッタブレードから皮膚を保護する。静止ブレード及びカッタブレードの両方は、ハサミのような作用で毛を切断するよう協働する切断エッジを含む歯を備える。
米国特許第2,178,669A号は、薄板又は板からなる静止カッタヘッド要素を有する毛クリッパを開示している。拡張され歯部分を有する薄板は、拡張された歯部分を欠く薄板と交互する。
米国特許第2,096,477A号は、歯及び歯の間の毛受け空間の両方を定める類似のブランクのスタックを含むケアクリッパ剪断コームを開示している。
米国特許第2,210,466A号は、シェーバを開示しており、シェーバの静止ブレードは、取付け要素の上の摺動歯要素によって形成され、その後に、歯要素のスタックを保持するために、頬(cheeks)が取付け要素の端に配置される。
米国特許第6,742,262B2号は、本体であって、本体に枢動的に取り付けられ且つ本体によって指示される舌構造を備える、本体と、本体に取り外し可能に固定可能であり、少なくとも静止ブレードと往復動ブレードとを有し、各ブレードは、切断エッジを有する、ブレードアセンブリと、アクチュエータと、アクチュエータに動作的に接続される制御レバーとを含み、制御レバーが回転させられると、アクチュエータは、毛切断長さが調整されることを可能にするために、往復動ブレードの切断エッジを静止ブレードの切断エッジに対して移動させ、ブレードアセンブリは、舌構造に選択的にかつ取り外し可能に係合するブラケットを備えるポケット構造を有することにより、ブレードアセンブリが本体に取り外し可能に固定されることを可能にする、ヘアクリッパを開示している。
この設計の結果、可動ブレードと静止ブレードの先端の間の相対的な位置を調整することができる。静止ブレードが先端に向かって先細くなっているならば、これは切断長さの調整を伴う。切断長さは、実際に処理される頭皮又は皮膚と、カッタブレード、特に切断エッジが配置される平面との間の、目下の距離又は空間によって定められる。
一般的には、毛切断作用を達成するために可動ブレードと協働する静止ブレードを含むブレードセットは鋼材料で作られ、それは静止ブレードが一体成形部品であってよいことも含む。従来的な器具では、米国特許第6,742,262B2号に開示されているように、静止ブレードの、特にその歯の僅かな先細りのみが存在する。これは切断長さの何らかの微調整を可能にする。これらの従来的なブレードセットによって提供される最大切断長さは、典型的には、2.0mm(ミリメートル)未満である。
長さ調整範囲を拡張するために、典型的にはプラスチック材料で作られる、いわゆるアタッチメントコームが設けられることがある。アタッチメントコームは、皮膚/頭皮とブレードセットとの間の距離を増加させるために、静止ブレードの上に配置される。故に、プラスチック製のアタッチメントコームは、一般的には取り外し可能に配置される追加的なアタッチメント部品である。アタッチメントコームは、ハサミのような切断動作に関与しない。
アタッチメントコームは、典型的には取り外し可能であるので、特定の紛失リスクがある。更に、アタッチメントコームは比較的単純な部品であるが、特定の製造コスト、組立コスト及びロジスティック費用がある。何故ならば、追加的な部品が含められるからである。更に、アタッチメントコームを操作することは、不快で、煩雑で、幾分時代遅れであるように経験されることがある。
よって、毛切断器具の静止ブレードの設計及び製造アプローチには依然として改良の余地がある。
上記で議論した問題の少なくとも一部に取り組む、好ましくは動作性能の向上及びそれぞれに装備された毛切断器具の用途分野の拡大をもたらす有意に拡張された長さ調整範囲を可能にする調整可能なブレードセットを好ましくは可能にする、毛切断器具用の静止ブレードを形成する方法を提供することが、本開示の目的である。
更に、毛切断器具のアクセサリ部品の数の更なる削減を可能にする静止ブレードの製造方法を提示することが望ましい。
更に、対応する静止ブレード、ブレードセット、及びそのような静止ブレードを含むそれぞれのブレードセットを含む毛切断器具を提供することが望ましい。
本開示の第1の態様において、毛切断器具のための静止ブレードを形成する方法が提供され、本方法は、
− 金属材料から得られる複数の歯構成要素を提供するステップであって、歯構成要素は、実質的に平坦に配置され、その先端に向かって少なくとも部分的に先細くなっている、ステップと、
− 歯構成要素を連続して配置するステップであって、隣接する歯構成要素は、互いからオフセットして配置される、ステップと、
− 歯構成要素を受けるように構成されるブレードベースを提供するステップと、
− 歯構成要素及びブレードベースを直接的に又は介在的に相互接続することにより、静止ブレードの複数の歯を形成するステップとを含む。
歯構成要素及びブレードベースを相互接続するステップは、プラスチック構成要素で前記歯構成要素をオーバーモールド又はインサート成形するステップを含む。これは型(mold)を提供することを含んでよく、成形可能なプラスチック材料が型内に射出される前に、歯構成要素が型内に配置されてよい。
オーバーモールド又はインサート成形は、歯構成要素のレベルに存在してよい。故に、歯構成要素を含む射出成形された中間部品がブレードベースに取り付けられてよい。射出成形された中間部品は、もし存在するならば、金属歯スペーサを含んでもよい。代替において、プラスチック材料は、いわば、金属歯スペーサに取って代わることにより、歯の間に間隙を定めることがある。
更に、代替的な実施形態において、オーバーモールド又はインサート成形するステップは、ブレードベース自体の形成も含む。故に、本方法の更なる例示的な精緻化において、プラスチック構成要素は、ブレードベースを形成し、静止ブレードは、金属プラスチック複合材ブレードである。この実施形態によれば、ブレードベースは、プラスチック構成要素である。
この態様は、静止ブレードを組み立てられたブレードとして構成することによって、静止ブレードの設計の自由度が有意に改良されることがあるという洞察に基づいている。従来的なブレードセットを製造するときには、平坦な金属材料又は金属ブランクが使用され、その高さはブレードの全高を定める。故に、関与する製品前の構成要素の高さは、静止ブレードの高さの限界を定め、結果的に、達成可能な長さ調整範囲の限界を定める。結果的に、それぞれ装備された毛切断器具は、所望の長さの設定範囲を提供するために、アタッチメントコーム(attachment comb)を必ずしも必要としない。追加的なコームを取り付ける必要がないときには、毛切断器具の操作が容易化される。
上記態様によれば、静止ブレードは、可動カッタブレードの対向する歯と協働することによって、歯が毛切断動作において能動的な役割を演じる場合があることを含む、金属歯部(metal toothing)を含む。
更に、上記態様によれば、任意の関与する中間の又は製品前の構成要素の高さ(厚さ)は、静止ブレードの高さ(厚さ)の、特にその歯の高さの限界を定めない。これは、歯のテーパリング(先細り)(tapering)の有意な増加を可能にし、長さ調整範囲の有意な増加をもたらす。
換言すれば、各歯がそれぞれの層から作られるとき、任意の関与する平坦な材料の向きは90°(度)だけ回転させられてよい。故に、歯の高さ対長さの比は有意に増大されることがあり、それは相当なテーパリングを可能にする。
静止ブレードの歯部は、一連の離間した平坦な単一の歯によって形成されてよい。故に、静止ブレードは、積み重ねられた歯の配置を含む複合的な静止ブレードとして構成されてよい。更に、静止ブレードを含むブレードセットの切断幅は自由に選択されてよい。何故ならば、一連の歯は拡大縮小可能(スケーラブル)(scalable)だからである。一般的に、各々の単一の歯構成要素は、静止ブレードの一連の歯のうちの単一の歯を形成する。
静止ブレード形成方法を静止ブレード製造方法と呼ぶこともある。好ましくは、静止ブレードの歯は、相互接続するステップに続いて、追加的な処理ステップを必要としない。むしろ、少なくとも幾つかの実施形態において、歯構成要素の少なくとも動作部分、特に切断エッジは、相互接続ステップの前に仕上げられてよい。
概して、ブレードベースをブレードフレームと呼ぶことがある。ブレードベースは、歯構成要素によって形成される一連の歯を受ける支持受け(支持レセプタクル)として構成される。この目的を達成するために、ブレードベースは、それぞれの取付け構成を提供してよい。更に、ブレードベースは、静止ブレードを器具に取り付けるための、切断長さ調整機構が存在する場合には、特にその切断長さ調整機構に取り付けるための取付け構成を提供してよい。
ブレードベースを提供するステップは、幾つかの実施形態において、例えば、射出成形によって、ブレードベースを形成するステップを含んでよい。射出成形ステップは、製造プロセスの部分を形成してよく、相互接続するステップと相関させられてもよい。これは、一連の歯構成要素がオーバーモールド又はインサート成形によって相互接続され、同時にブレードベースが射出成形によって形成されるときに、当て嵌まることがある。
しかしながら、ブレードベースを提供するステップは、幾つかの実施形態においてブレードフレームと呼ぶことがある金属ブレードベースを提供することを含んでもよい。故に、ブレードベースは、前工程で形成される。既に形成されたブレードベースは、静止ブレードの歯を受けて支持するのに十分に適することがある。しかしながら、上記態様に従った静止ブレードの一般的な構成に鑑みると、ブレードベースは、切断エッジを含む切断歯を形成するのに適した材料から作られる必要はない。換言すれば、歯を形成する歯構成要素は、ブレードセットの切断性能を向上させるよう研削されてよく、硬化されてよく、且つ/或いは表面処理を含んでよい。ブレードベースは、基本的にそれぞれの処理又は処置を必要としない。故に、ブレードベースは、歯構成要素よりも低品質の材料で作られてよい。
歯構成要素及びブレードベースを相互接続するステップは、複数のサブステップを含む多段ステップであってよい。例えば、歯構成要素は、一緒に取り付けられ、その後に、ブレードベースに固定されてよい。この目的を達成するために、幾つかの選択肢が相対されてよい。例えば、歯構成要素をブレードベースに取り付けることは、オーバーモールド手順、インサート成形手順、スナップオン係止又はプッシュフィット係止手順、溶接、特にレーザ溶接を含む、ボンディング手順、及びそれらの組み合わせを含んでよい。組み立てられた相互接続状態において、歯構成要素は積み重ねられ、歯の層状スタック及びそれらの間の歯隙間の部分を形成する。
歯構成要素は、基本的に平坦な形態で提供され、好ましくは、シートメタル材料のような、平坦な材料から得られる。言うまでもなく、歯構成要素は、静止ブレードの歯の切断エッジを定めるように処理されてよい。一般的に、歯構成要素は、歯間隙と交互になる静止ブレードの歯を最終的に定めるスタックの層(layers)又は薄板(lamellas)を形成する。
一般的に、一連の歯構成要素は、線形に配置されてよい。しかしながら、必要とされる特定の用途に従って、湾曲した輪郭も想定されてよい。一般的に、幾つかの実施形態は、径方向に突出する歯を含む円形ブレードセット構成を含んでよい。また、これらの構成のために、歯部の積み重ね構造が想定されてよい。
静止ブレードを毛切断器具のためのブレードセットのガードブレードと呼ぶこともある。好ましくは、器具は、静止ブレード及びカッタブレードの関与する前縁の間の選択的なオフセット(概ね平行なオフセット)で、静止ブレード及びカッタブレードの定められた相対的な位置決めを可能にする、切断長さ調整機構を含む。
本方法の例示的な実施形態において、歯構成要素及びブレードベースを相互接続するステップは、
− 歯構成要素を積み重ねることによって、中間スタックを形成するステップと、
− 中間スタックをブレードベースに取り付けるステップとを含む。
形成されたスタック及びブレードベースは、取付けプロセスを容易にするそれぞれの取付け構成を含んでよい。取付け構成は、中間スタックの後端部及びブレードベースの対向する前面に存在してよい。取付け構成は、ブレードベースでの中間スタックの取付け位置を定める、凹部及び対応する突起を含んでよい。
更に、少なくとも幾つかの例示的な実施形態において、ブレードベースは、中央部分又は主要部分と、そこから前方方向に突出する2つの側方アームとを含み、側方アームは、ある距離を置いて配置され、それらの間に中間スタックのための取付け空間を定める。換言すれば、ブレードベースの側方アームは、中間スタックを取り囲む。故に、ブレードベースのアームも、その内向きに面する側面に、中間スタックは、その外向きに面する側面に、取付け構成を備えてよい。
本方法の更なる例示的な実施形態において、複数の歯構成要素を提供するステップは、
− シートメタル材料から得られる中間製造段階で歯構成要素を提供するステップであって、シートメタル材料の厚さは、静止ブレードの歯の厚さを定める、ステップと、
− 切断エッジを形成するステップを含む歯構成要素を処理するステップとを含む。
切断エッジの形成又は処理は、好ましくは、積み重ね作業の前に行われる。好ましくは、スタックがひとたび形成されると、更なる切断エッジ成形処理は必要とされない。中間製造段階における歯構成要素を中間の歯構成要素と呼ぶこともある。
シートメタル材料の厚さは、一般的に、狭い公差範囲内で正確に決定されるので、結果として得られるスタックも、十分に精密な幅を含むことがある。歯構成要素がシートメタル材料から得られるとき、大きな設計の自由度がもたらされる。例えば、歯構成要素は、有意に先細りにされてよく、それは相当に大きな切断長さ調整範囲をもたらす。更に、歯構成要素がシートメタル材料から分離されるときに、取付け構成が処理されてよい。一般的に、歯構成要素は、均一で正確に形成された歯をもたらす高い再現性で形成されることがある。
本方法の例示的な精緻化において、中間歯構成要素を提供するステップは、切断によってシートメタルブランク(sheet metal blank)から複数の中間歯構成要素を得ることを含む。切断は、例えば、パンチング(punching)、レーザ切断、ウォータージェット切断を含む。シートメタルブランクは、板(プレート)、細片(ストリップ)、ストリップコイル、及び同等物の形態で提供されてよい。故に、各歯は別々に処理されるとしても、効率的な製造が可能にされる。
更なる例示的な実施形態において、本方法は、
− 複数の歯スペーサを提供するステップと、
− 歯スペーサと交互する一連の歯構成要素を少なくとも部分的に含む中間スタックを形成するステップとを更に含む。
少なくとも幾つかの実施形態によれば、歯スペーサは、2つの隣接する歯の間の間隙又はオフセットを定める。これは互いに直接的に接触する交互の歯構成要素及び歯スペーサを含む。故に、スタックは、層状スタックとして構成され、その長さ(幅)は、歯構成要素及び対応する歯スペーサの数によって定められる。
本方法の例示的な精緻化において、歯スペーサは、金属材料、プラスチック材料、及びそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つで作られる。
本方法の例示的な精緻化において、歯スペーサ及び歯構成要素は、中間スタックの後端で、スタックをブレードベースに取り付けるための一致する輪郭(mating contour)を定める。故に、歯スペーサは、その後方部分において歯構成要素の間の間隙に配置され、そのような隙間を充填する。
本方法の更なる例示的な精緻化において、歯スペーサは、シートメタル材料(sheet metal material)から得られ、シートメタル材料の(厚さとも呼ぶ)高さは、静止ブレードの歯の間の隙間を定める。
本方法の更なる例示的な精緻化において、歯スペーサを提供するステップは、好ましくは、切断によってシートメタルブランクから複数の歯スペーサを得ることを含む。歯構成要素のためのブランクの厚さ及び歯スペーサのためのブランクの厚さを選択することによって、歯の幅及びギャップの幅が定められてよい。
中間スタックを形成するステップは、連結させられたスタック (インターロックされたスタック)(interlocked stack)を形成するステップを含み、少なくとも幾つかの層が、スタック内の隣接する層と係合する。
少なくとも幾つかの実施形態によれば、連結されたスタックを形成するステップは、部品を相互に係合させることによって、歯構成要素と歯スペーサとを連結させることを含む。これは、例えば、クリンチング(clinching)又はプレス接合(press-joining)作業によって達成されることがある。換言すれば、例えば、パンチング(punching)及び/又は変形(deforming)ステップによって、一方の部分が他方の部分に部分的に押し込まれる。例えば、一致する突起が、隣接する部分の一致する凹部に少なくとも部分的に押し込まれてよい。更に、層状スタックの構成要素は、第1の隣接する部分と係合する突起と、他の(対向する)隣接する部分の突起によって係合される凹部とを含んでよい。換言すれば、突起を形成するよう移動される(変位される)材料は、更なる突起などによって係合されることがある凹部を残す。従って、互いに係合するスタックの層の突起及び凹部は、スタックの主延伸(幅)方向と平行な共通の係合軸に配置されてよい。
更なる例示的な実施形態において、連結されたスタックを形成するステップは、クリンチング及びボンディング作業の組み合わせを含む。ボンディングは、例えば、レーザボンディングを含んでよい。故に、歯構成要素の一致するプロセスに基づく材料変形/移動は、関与する金属材料を少なくとも部分的に軟化/溶融させて結合させることを含む固定ボンディング作業によって補われてよい。
本方法の更なる例示的な実施形態において、ブレードベースは、金属材料で実質的に作られ、特にアルミニウム又はアルミニウム含有合金を含む。既に上述したように、ブレードベースは、歯構成要素と同じ又は類似の強度及び硬度特性を提供しなくてよい。むしろ、ブレードベースは、減少させられた機械的特性を有する材料から形成されてよい。例えば、ブレードベースは、ダイカストによって実質的に形成されてよい。好ましくは、鋳造作業の後に、ほんの僅かの機械加工作業が必要とされ、或いはそれどころか機械加工作業が全く必要とされない。故に、鋳造作業は、準正味形状鋳造(near-net shape casting)又は正味形状鋳造(net shape casting)手順であってよい。
更に、更に他の例示的な実施形態において、ブレードベースは、歯構成要素と同様に、オーバーモールド又はインサート成形によって更に処理される金属フレームを含む。故に、ブレードベースも、金属プラスチック複合材構成要素として構成されてよい。成形作業は、金属フレームと歯部との間に機械的リンクを形成することがある。
本方法の例示的な精緻化において、プラスチック構成要素は、隣接する歯構成要素の間の間隙を少なくとも部分的に充填し、好ましくは、歯構成要素をブレードベースに結合する。これは、もし存在するならば、プラスチック構成要素が歯スペーサを少なくとも部分的に覆うことを含んでよい。故に、歯スペーサは、歯構成要素の間の間隔を依然として定めることがある。代替において、プラスチック構成要素のプラスチック材料は、歯スペーサに取って代わる。故に、隣接する歯構成要素の間には、実質的にプラスチック材料のみが存在する。これは、オーバーモールド又はインサート成形手順のための型が、プラスチック材料を射出する前に、その中に配置される離間した歯構成要素の設定及び配置を定めることを含むことがある。
一般的に、歯構成要素は、歯の前方先端に向かって先細くなっている実質的に先細くなっている前方部分を含む、基本的に平坦な台形の形状を含んでよい。
本方法の更なる例示的な実施形態において、歯構成要素は、オフセットして配置され、ブレードベースに別個に取り付けられる。これは、互いから定さめられたオフセットで、単一の歯構成要素をブレードベースに別個にボンディング(結合)することを含んでよい。ボンディングは、溶接、スポット溶接又は鑞接(はんだ付け)を含んでよい。故に、歯構成要素が取り付けられるブレードベースの少なくとも接触部分は、金属材料で作られるのが好ましい。換言すれば、歯スペーサは置換されてよく、歯構成要素間のオフセット/間隙/間隔はブレードベースに対するボンディングされる歯構成要素の相対的な位置付けによって定められてよい。
本開示の更なる態様では、本明細書で開示するような少なくとも1つの実施形態に従った静止ブレードを含むブレードセットを含む毛切断器具が提示される。好ましくは、ブレードセットのための切断長さ調整機構が設けられる。調整機構は、ブレードセットの静止ブレード及びカッタブレードの先端部分の間の先端間の距離を調整し且つ設定してもよい。一般的に、器具は、ヘアクリッパ及び/又はひげトリマとして構成されてよい。
本開示の更なる態様において、毛切断器具、特にトリマ又はクリッパが提供され、毛切断器具は、ハウジングと、静止ブレードとカッタブレードとを含むブレードセットを含む切断ヘッドであって、静止ブレード及びカッタブレードは、毛を切断するために互いに対して動かされるように構成される切断ヘッドと、切断長さを定めるために静止ブレードの歯とカッタブレードの歯との間の相対的な位置を設定するように構成される、切断長さ調整機構とを含む。この態様に従った毛切断器具のための静止ブレードは、
− ブレードベースと、
− ブレードベースに固定的に取り付けられる複数の歯とを含み、
複数の歯のそれぞれの歯は、金属材料から得られる別個の歯構成要素によって形成されており、
歯構成要素は、連続して配置されており、
隣接する歯構成要素は、互いからオフセットして配置されており、
歯構成要素は、実質的に平坦に配置されており、その先端に向かって少なくとも部分的に先細くなっている。
静止ブレードの例示的な実施形態において、歯構成要素は積み重ねられており、歯構成要素の間の間隙は、金属材料から得られる歯スペーサによって定められる。
静止ブレードの例示的な実施形態において、歯構成要素は積み重ねられており、歯構成要素の間の間隙は、間隙の少なくとも一部を充填し、歯スペーサを定める、プラスチック材料によって定められる。歯スペーサを形成するために、プラスチック材料及び金属材料の組み合わせも想定される。
静止ブレードの例示的な実施形態において、歯構成要素及び歯スペーサは、もし存在するならば、ボンディング、特に溶接又はレーザ溶接によって、金属ブレードベースに取り付けられる。
静止ブレードの端の例示的な実施形態において、ブレードベースは、切断長さ調整のための調整構成を含む。 切断長さ調整は、典型的には、それらのそれぞれの歯先端によって定められるそれらの前縁の主延伸方向に対して垂直な方向における静止ブレードとカッタブレードとの間の相対的な設定移動を含む。切断長さ調整構成は、調整移動方向と平行な伸長方向を有する細長い穴(スロット)を含んでよい。
静止ブレードのさらなる例示的な実施形態において、歯は先細くなっており(テーパ状であり)、少なくとも3.0mmの、好ましくは少なくとも5.0mmの、更に好ましくは少なくとも10.0mmの、更に好ましくは少なくとも15.0mmの長さ調整範囲を提供する。故に、単一のブレードセットは、追加的なアタッチメントコームを設けることによって従来的なブレードセットに提供することができるに過ぎない切断長さ調整範囲を可能にすることがある。これは歯を定める歯構成要素がブレードベースの延長部を越えて頂面に向かって上向きに延びる静止ブレードの設計を含んでよい。故に、歯構成要素は、ブレードベースよりも相当に高いことがある。
好ましくは、毛切断器具は、手持ち式(ハンドヘルド)の電動毛切断器具である。典型的には、毛切断器具は、細長いハウジングと、ブレードセットが提供されるその頂端にある切断ヘッドとを含む。典型的には、ブレードセットは、少なくとも1つの静止ブレードと、毛を切断するために静止ブレードに対して移動させられるように動作可能な少なくとも1つの可動カッタブレードとを含む。細長いハウジングは、その頂端とは反対の底端を更に含む。更に、前面及び後面が設けられる。毛切断器具が作動させられているとき、典型的には、ブレードセットが配置され頂面は、直接的又は介在的(即ち、アタッチメントコームを介して)手入れされるべき皮膚部分に接触する。器具が使用されているとき、前面は、典型的には、皮膚部分に面する。結果的に、後面は、典型的には、毛切断器具が作動させられているときに、皮膚から見て外方を向く。
一般的に、毛切断器具が作動しているとき、静止ブレードは、そのハウジングに対して往復動されない。むしろ、カッタブレードが作動させられて、静止ブレードに対して並びにハウジングに対して往復動される。結果的に、毛切断作業のために静止ブレードとカッタブレードとの間の相対運動が達成される。
本開示の好ましい実施形態は、従属項に定められている。請求する本方法は、請求するブレードセットアセンブリ及び請求する器具と類似する並びに従属するシステム/デバイスの請求項に定められるような実施形態を有することができ、その逆もまた同様であることが理解されるべきである。
本開示のこれらの態様及び他の態様は、以下に記載する実施形態から明らかであり、それらを参照して解明されるであろう。
ヘアクリッパとして構成された電気毛切断器具の例示的な実施形態の概略的な斜視図を示している。 毛切断器具のための切断長さ調整機構の例示的な実施形態の単純化された概略側面図を示している。 毛切断器具のためのブレードセットのための静止ブレードの例示的な実施形態の斜視前方頂面図を示している。 図3の静止ブレードの斜視後方頂面図を示している。 図3の静止ブレードの部分的に分解された後方頂面図を示している。 図3の静止ブレードの部分的に分配された前方頂面図を示している。 図6の構成及び向きに従った図3の静止ブレードの更なる図を示しており、歯構成要素及び歯スペーサが分解状態において更に示されている。 図3乃至図7に示すような静止ブレードのための歯構成要素及び歯スペーサを示す側面図を示している。 図3の静止ブレードの側面図を示している。 図9の線X−Xに沿う図3の構成の断面図を示している。 図10の構成に従った歯構成要素及び歯スペーサの部分断面図を示しており、歯構成要素及び歯スペーサは分解状態において示されている。 毛切断器具のためのブレードセットのための静止ブレードの他の例示的な実施形態の斜視前方頂面図を示しており、更なる2つの異なって成形された歯構成要素及び歯スペーサが分解状態において示されている。 毛切断器具のためのブレードセットのための静止ブレードの他の例示的な実施形態の斜視後方頂面図を示している。 ブレードセットのための静止ブレードを製造する方法の例示的な実施形態の単純化されたブロック図を示している。 ブレードセットのための静止ブレードを製造する方法の他の例示的な実施形態の単純化されたブロック図を示している。
図1は、毛切断器具10の、特に電動毛切断器具10の概略的な斜視背面図を示している。器具10をヘアクリッパ又はヘアトリマと呼ぶこともある。器具10は、概ね細長い形状を有するハウジング又はハウジング部分12を含む。その第1の頂端部には、切断ヘッド14が設けられている。切断ヘッド14は、ブレードセットアセンブリ16を含む。ブレードセットアセンブリ16は、毛を切断するよう互いに対して動かされてよい静止ブレード20及び可動カッタブレード22を含む。ハウジング12の中央部分及び第2の底端部には、ハンドル又はグリップ部分が形成されている。使用者は、グリップ部分でハウジング12を掴むか或いは握ることができる。
図1の例示的な実施形態に従った器具10は、操作者制御装置を更に含む。例えば、オンオフスイッチ又はボタン24が設けられてよい。
例示的な目的のために、毛切断器具10のハウジング12は、ブレードセット16が取り付けられる頂面(top side)と、頂面とは反対側の底面(bottom side)と、典型的には器具10が作動しているときに処置されるべき被術者の皮膚に面する前面(front side)と、前面とは反対側の後面(rear side)とを含む。これらの及び他の位置的な及び/又は方向的な表示は、本開示の範囲を限定するものとして解釈されてならない。
ブレードセットのための調整機構30を実装する毛切断器具が知られている。調整機構30は、手動で操作されてよく、或いはモータで動力供給されてよい。一般的に、調整機構30は、静止ブレード20の先端とカッタブレードの先端との間の距離を設定し且つ調整する先端間調整機構として構成されてよい。故に、静止ブレード20及びカッタブレード22の歯の前縁の間の前方方向におけるオフセットが調整されることがある。静止ブレード20が前端に向かって少なくとも部分的に先細く(テーパ状に)なっているとき、先端間の調整は切断長さ調整も含む。
図1から更に分かるように、調整機構30は、操作者レバー34として例示的に構成されるアクチュエータ要素32を含む。操作者レバー34は、静止ブレード20とカッタブレード22との間の相対的な位置を調整するために、ブレードセット16と動作的に連結される。
この文脈において、調整機構30の動作を概略的に例示する図2を更に参照する。図2は、毛切断器具10の切断ヘッド14の簡略図を示している。切断ヘッド14に或いは切断ヘッド14に隣接して、器具10は、操作者レバー34として構成されるアクチュエータ要素32を含む調整機構30が設けられている。操作者レバー34を第1の状態と第2の状態との間で動かすことができる。図2には、第1の状態が実線で示されている。第2の状態は、点線で示されている。第1の状態は、静止ブレード20の第1の収縮状態と関連付けられている。第2の状態は、図2に点線で示される静止ブレード20の第2の収縮状態と関連けられている。参照番号36で示す二重矢印は、静止ブレード20とカッタブレード22との間の調整移動を示している。故に、静止ブレード20の前縁とカッタブレード22の前縁との距離を調整することができ、静止ブレード20が前端に向かって僅かに先細くなっているとき、それは切断長さ調整を含む。
従来的な毛切断器具では、そのようなブレードセット16の静止ブレード20及びカッタブレード22の調整を利用する切断長さ調整機構は、限定的な調整範囲だけをもたらすことがある。何故ならば、ユニボディのテーパリング(先細り)(tapering)又は一体的な形成される静止ブレードについて設計上の制限があるからである。故に、従来的なブレードは、その高さについての実際的な制限の故に、大きなテーパリングを提供することができない。
本開示の少なくとも幾つかの実施形態及び態様によれば、毛切断器具10のブレードセット16のための静止ブレードの設計及び製造に対する新規なアプローチが提示され、以下で更に記載される。
この文脈において、静止ブレード40の例示的な実施形態を例示する図3乃至図11を参照のこと。図1及び図2の静止ブレード20と同様に、静止ブレード40も、ブレードセット16を形成するために、カッタブレード22と動作的に連結されてよい。更に、静止ブレード40は、図1及び図2に示すような調整機構30によって調整されるように構成される調整可能なブレードセット16の部分を形成することがある。静止ブレード40は、一体化された先端間又は切断長さ調整を実施するヘアクリッパのブレードセット16に特に適している。
例示的な目的のために、静止ブレード40及びブレードセット16は、主な向き及び方向を参照して本明細書に記載される。方向及び向きの表示は、その範囲を限定するものとして解釈されてならないことが理解されるべきである。むしろ、当業者は、代替的な実施形態、眺望及び向きに直面するときに、容易にその表示を変換又は移転することができる。
歯の先端が指すブレードセット16の端を前面(front side)又は前端(frontal end)と呼ぶ。前端で、静止ブレード40及び可動カッタブレード22の歯は、それぞれの前縁(leading edges)を定める。前面から見て外方を向く反対側を後面(rear side)又は後端(rear end)と呼ぶ。
更に、本明細書では、皮膚に面して皮膚と接触するようになるブレードセットの側を頂面(top side)と呼ぶ。本明細書では、頂面から見て外方を向く反対側を底面(bottom side)と呼ぶ。ブレードセット16のレベルで、静止ブレード40は頂面に配置される。可動カッタブレード22は底面に配置される。2つの残余の面を側面(lateral sides)と呼ぶことがある。
再び図3乃至図11を参照すると、静止ブレード40は組み立てられたブレード又は層状/積層ブレードとして示されている。図3から直ちに分かるように、組み立てられた静止ブレード40は、前端に向かって相当に大きいテーパリングを含んでよく、それは大きな切断長さ調整範囲を可能にする。何故ならば、カッタブレード22と目下接触している皮膚又は頭皮部分との間の有効距離が、広い範囲内で調整されることがあるからである。
図3及び図4は、静止ブレード40の前方頂面図及び後方頂面図を示している。静止ブレード40は、基本的に平坦に配置されたブレードベース42を含む。例示的に示す実施形態のブレードベース42は、基本的に平坦な板として構成されている。更に、静止ブレード40は、その前端に歯付きの前縁を含む歯部44(toothing)を含む。静止ブレード40、特に歯部44は、前端に向う相当なテーパリングを含む。
ブレードベース42は、金属製の構成要素(コンポーネント)として構成されてよい。代替的な実施形態において、ブレードベース42は、プラスチック製の構成要素として構成されてよい。代替的な実施形態において、ブレードベース42は、複合材−プラスチック製の構成要素として構成されてよい。ブレードベース42は、スロット48が形成される基本的に平坦な後方部分46を含む。スロット48は、静止ブレードの特定の調整移動範囲及び方向を定める取り付けスロットとして構成されている。スロット48は、静止ブレード40に対して後端から前端に向かう方向と平行に延びている。スロット48は、静止ブレード40とカッタブレード22との間の相対的な調整移動のためのガイドとして構成されてよい。スロット48は、調整移動方向(図2の参照番号36)と基本的に平行である。
ブレードベース42は、静止ブレード40の対向する(側)面に配置される2つの側方アーム50を更に含む。側方アーム50は、それらの間に、歯部44のための収容空間を定める。側方アーム50は、その前端に先端領域を更に含む。後方部分46及び側方アーム50は、ブレードベース42の基本的にU形状の全体的な形状を定めてよい。ブレードベース42をブレードフレームとも呼ぶ。
歯部44は、スタック60によって形成されている。歯部44は、互いから離間した一連の又は一列の歯62を含む。歯62の間には、歯空間又は間隙が設けられている。図5及び図6の部分分解図から最良に分かるように、スタック60をブレードベース42に取り付けることによって、静止ブレード40を形成してよい。
歯部44の歯62は、別々の空間的に離間した歯構成要素64によって形成されている。図7、図10及び図11も参照のこと。歯構成要素64は、それらの間の定められたオフセットで連続して配置されている。歯部44を形成するスタック60内の隣接する歯構成要素64の間のオフセットを歯間隙と呼ぶことがある。
幾つかの実施形態において、スタック60内の歯構成要素間の間隔は、歯スペーサ66によって定められている。故に、交互の一連の歯構成要素64及び歯スペーサ66がスタック60を形成することがある。歯構成要素を歯薄板と呼ぶこともある。歯スペーサ66を間隔薄板と呼ぶこともある。
少なくとも幾つかの実施形態において、歯構成要素64は、基本的に平坦な金属材料から、特にシートメタル材料から得られてよい。同様に、歯スペーサ66も、基本的に平坦な金属材料から、特にシートメタル材料から得られてよい。
歯構成要素64の主平面延長部は、基本的にブレードベース42の主平面延長部に対して垂直である。故に、歯構成要素64のための製品前材料の向きを切り替えることによって、歯62についての設計の自由度が大幅に増加させられることがある。
この文脈において図8を参照する。図9を追加的に参照する。図8は、例示的な歯構成要素64及び歯スペーサ62の側面図である。より大きな歯構成要素64は、より小さな歯スペーサ62の背後に配置されている。歯構成要素64の高さは、hで示されている。歯スペーサ62の高さは、hで示されている。図9では、ブレードベース42の高さがhで示されている。
歯構成要素64の高さh、結果的に、歯62に対する高さが、ブレードベース42の高さhよりも有意に大きい場合があることを明らかに見ることができる。歯スペーサ62の高さhは、状況に依存して、基本的にブレードベース42の高さhに対応することがある。
静止ブレード42が従来的なのユニボディの一体成形部品として構成されるならば、基本的に一定の高さを有する製品前ワークピースから出発して類似の構成を形成するために、多くの機械加工が必要とされる。従って、実際には、歯構成要素64の高さhは、従来的な静止ブレード(図2に示す静止ブレード20を参照のこと)におけるブレードセット42の(より一層小さな)高さhに基本的に対応する。
本開示によれば、層状スタック60を実装する組み立てられた静止ブレード40は、より一層大きい調整範囲を可能にする。歯構成要素64の使用可能な高さhtは、歯構成要素64の相当に大きなテーパリング68を可能にする。これは大きな調整範囲を提供することができるという効果を有する。上記のように、提供される調整範囲は、少なくとも0.0mm〜3.0mm、好ましくは少なくとも0.0mm〜5.0mm、更に好ましくは少なくとも0.0mm〜10.0mm、更に好ましくは少なくとも0.0mm〜15.0mmを含むことがある。言うまでもなく、実際には、0.0mmの切断長さは殆ど実現されない。むしろ、最小切断長さは、典型的には、0.0mmを僅かに上回る(>0.0mm、但し、0.0mmを除く)。歯構成要素64は、その頂面でそれらの前方先端70に向かって先細くなっている。
歯構成要素64は、取付け凹部72を含む取付け構成を含んでよい。歯スペーサ66は、取付け凹部74を含む取付け構成を含んでよい。更に、切断エッジ76が設けられ、歯スペーサ66で処理される。切断エッジ76も、静止ブレード40の歯部44の結果として得られる歯62に存在する。
中間スタック60の半組立状態において、関連する歯構成要素64の取付け構成が整列させられる。関連する歯スペーサ66が存在する場合には、同じことが歯スペーサ66に当て嵌まることがある。取付け構成は、ブレードベース42の一致する輪郭80(mating contour)に適合させられるスタック60の一致する輪郭78を形成する(図5及び図6を参照のこと)。一致する輪郭78,80を取付け構成と呼ぶことがある。図5及び図6の例示的な実施形態において、一致する輪郭78は、歯構成要素64の先端70によって定められる前縁と基本的に平行に延びる一致する凹部(mating recess)である。更に、一致する輪郭80は、側方アーム50の間に延びるブレードベース42の対応する前方突起によって形成される一致するタブ(mating tab)である。更に、側方アーム50に、側方取付け構成が提供されてよい。
図7及び図8から最良に分かるように、歯構成要素64のテーパリング68は、歯部44の接触面88を定める。接触面88は、毛切断器具10が作動させられているときに処理されるべき皮膚又は頭皮部分と接触するように構成される。静止ブレード40は、好ましくは、カッタブレード22に対して移動可能であるので、結果として得られる切断長さも、傾斜した接触面88の故に変化する。
図9、図10及び図11を更に参照する。図9は、図3乃至図8の静止ブレード40の側面図である。図10は、図9の線X−Xに沿う対応する断面図である。図11は、その構成要素の部分分解図を用いて図10の構成を詳述している。
例示的な実施形態において、中間スタック60は、少なくとも幾つかの点において、電気モータ用のいわゆる積層ステータシートに似ている。故に、複数の薄板が提供される。薄板は、存在するならば、歯構成要素64及び歯スペーサ66によって具現される。薄板を層と呼ぶこともある。図10は、歯構成要素64及び歯スペーサ66の相互接続状態を例示している。スタック60は、ブレードベース42の2つの側方アーム50の間に受け入れられる。
スタック60は、歯62及び歯間隙をそれぞれ定める歯構成要素64及び歯スペーサ66の交互の順序を含む。歯構成要素64及び歯スペーサ66は、関与部品の部分を隣接部品に押し込む材料移動操作(material displacing operation)によって固定的に相互接続されてよい。その手順は、電気モータ用の積層ステータシートで行われることがあるクリンチング手順(clinching procedure)と類似する。
それぞれの層は、係合スポットで部分的に変形される。これは一方の側面に突起をもたらし、他方の側面に凹面をもたらす。故に、突起は、隣接する凹部と係合することがある。更に、凹部は、隣接する突起によって係合させられてよい。故に、スタック60の層の所望の整列及び相対的な向きが保証されることがある。
更に、ブレードベース42の側方アーム50も、既に上記で議論したように、それぞれの側方取付け構成82を備えてよい。
歯構成要素64には、係合突起92及び係合凹部94を含む係合構成90が存在してよい。歯スペーサ66には、係合突起102及び係合凹部104を含む係合構成100が存在してよい。取付け状態において、係合構成90,100は、先端70によって定められる先導軸と平行であり且つ一致する輪郭78,80の主延長部と平行である軸で整列させられて配置される。図11では、 歯構成要素64の厚さがwで示されている。更に、歯スペーサ64の幅がwで示されている。幅wは、隣接する歯構成要素64の間のオフセットを定めることがある。組み合わせにおいて、幅w及び幅wは、歯部44のピッチ幅を定める。図11に示すように、幅w及び幅wは互いに異なっていてよく、それは設計の自由度を更に高める。
1つの例示的な実施形態において、凹部及び突起の相互作用は、スタック60の層の間の所望の相対的な向き及び整列を保証する。配置を固定するために、ボンディング作業(結合作業)が行われてよく、ボンディング作業は、例えば、レーザ溶接又は鑞接(はんだ付け)を含んでよい。
他の例示的な実施形態において、凹部及び突起の係合は、スタック60の層の配置を固定することを早くも保証する。故に、追加的なボンディング作業は必要とされない。凹部及び突起の係合と追加的なボンディングとの両方がスタック60を固定するハイブリッド型が想定されてよい。
既に上記で示したように、静止ブレード40の形成は、インサート成形又はオーバーモールド成形手順を含んでもよい。従って、上記で説明した実施形態は、その範囲を限定するものとして解釈されてならない。故に、スタックは、成形作業によって形成されてもよい。更に、代替において、スタックは、成形作業によって固定されてよい。更に、代替において、スタックは、図9乃至図11に関連して上記で議論したような係合突起及び凹部を備えない基本的に平坦な層で構成されてよい。この例示的な実施形態において、スタックは、レーザ溶接、鑞接などを含む、ボンディング作業によって、主として並びに単独で固定されてよい。
本開示の文脈内の静止ブレード140,240の代替的な実施形態を例示する図12及び図13を追加的に参照する。図12及び図13の静止ブレード140,240は、図3乃至図11に示す構成と相当に類似している。故に、主な代替的及び/又は追加的な態様を以下に説明する。
図12は、歯構成要素64のスタック60を含む静止ブレード140を示している。更に、既に上記で説明したように、(図12では隠されている)歯スペーサ66も存在してよい。スタック60は、オフセットで配置された一連の歯構成要素64を含む。図12の静止ブレード140の配置は、歯構成要素64が異なって成形されている点において、図3乃至図11の構成と異なる。例えば、歯構成要素64の第1の種類150及び第2の種類152が存在してよい。第1の種類150の代表と第2の種類152の代表が図12に分解状態で示されている。例えば、第1の種類の歯構成要素150は、第2の種類の歯構成要素152よりも高い高さを含んでよい。
故に、スタック60の部分を形成する並びに静止ブレード140の歯部44を最終的に定める一連の歯構成要素64は、代替的な種類の歯構成要素64を含んでよい。第1の種類の歯構成要素150及び第2の種類の歯構成要素152は、互いに連続して続いてよい。他の構成、例えば、2つの第2の種類の歯構成要素152の後に1つの第1の種類の歯構成要素150が続き、その後に2つの第2の種類の歯構成要素152が続くなどの構成が想定されてよい。
図12の構成によれば、切断作用に先立つ毛捕捉及び直立位置決めが改良されることがある。
図13は、歯部44を定める歯構成要素64のスタック60を含む静止ブレード240を示している。上述の静止ブレード40,140の線形配置とは対照的に、静止ブレード240は、歯部44の関与する歯62の前方先端によって定められる幾分湾曲した輪郭又は前縁を有する。歯構成要素64は、アーチ状の前縁を定める。
従って、取付け構成、一致する輪郭及び/又は係合機構も、歯部44の湾曲した構成に従って幾分湾曲した経路に沿って配置されてよく、或いはそれに沿って延在してよい。
更に、図13の静止ブレード240の例示的な実施形態には、別個の(金属)歯スペーサが存在しない。むしろ、歯構成要素64の間の間隙は、ブレードベース42のスペーサ突起250によって充填される。図13の実施形態によれば、ブレードベース42は、少なくとも部分的にプラスチック材料の部品として構成されてよい。ブレードベース42は、成形手順、特にオーバーモールド又はインサート成形手順によって得られてよい。ブレードベース42を形成することは、インサート成形又はオーバーモールドによって歯構成要素64を相互接続することを含んでよい。更に、プラスチック材料は、スペーサ突起250を形成するよう、歯構成要素64の間の間隙に入ることができる。ブレードベース42は、全体的にプラスチック材料で作られてよい。更に、代替的な実施形態において、ブレードベース42は、プラスチック材料を成形する金属コア又はフレームを含んでよい。インサート成形又はオーバーモールドされたアセンブリを固定するために、歯構成要素64は、プラスチック材料を充填することによって、一連の歯構成要素64を相互接続して、スタック60をブレードベース42にしっかりと取り付けることができる、適切な凹部を備えてよい。
言うまでもなく、図12及び図13の実施形態は、本明細書で議論するような静止ブレードの任意の他の合理的な実施形態と組み合わせられてもよい。これは、特に、図12の異なる形状の歯構成要素64に当て嵌まり、少なくとも部分的にプラスチック部品としてのブレードベース42の構成に当て嵌まり、歯部42の湾曲した構成に当て嵌まり、且つ図13のブレードベース42のプラスチック製のスペーサ突起250に当て嵌まる。
毛切断器具のブレードセットのための静止ブレードを製造する方法の例示的な実施形態の幾つかのステップを例示するブロック図である図14を更に参照する。
本方法は、複数の歯構成要素の提供を含むステップS110を含む。好ましくは、歯構成要素は、金属材料から、特にシートメタル材料から得られる。故に、金属材料の厚さは、静止ブレードの歯の結果として得られる厚さに反映される歯構成要素の厚さを定める。歯構成要素は平坦な金属材料から得られることがあるので、その形状は相当に大きいテーパリングを含むことがある。
歯スペーサの提供を含む更なる任意的なステップS12が存在してよい。歯スペーサ、も、金属材料から、特にシートメタル材料から得られてよい。故に、歯スペーサの数は、基本的に歯構成要素の数に対応する。
他のステップS14において、ブレードベースが提供される。ブレードベースは、複数の歯構成要素、及び、もし存在するならば、歯スペーサを受け入れて支持するように構成される。ある例示的な実施形態において、ブレードベースは、金属材料で、特にアルミニウム又はアルミニウム含有合金で作られる。一般的に、ブレードベースは、ダイカストプロセスによって得られてよい。ブレードベースは、追加的な歯構成要素によって提供される切断エッジを備えない。故に、ブレードベースは、低コスト又は低品質の材料から形成されてよい。
更なる任意的なステップS16において、歯構成要素及び歯スペーサは、連続して交互の順序で配置される。これは、取付け手順、例えば、材料移動(material displacement)を通じた隣接する部品の相互係合を含んでよい。更に、ステップS16は、レーザボンディング、鑞接などを含む、ボンディング作業を含んでよい。ステップS16は、関与する歯構成要素、及び、もし存在するならば、歯スペーサの相互接続を含んでよい。ステップS16は、静止ブレードの歯部を定める中間スタックの提供をもたらすことがある。
更なるステップS18が、ステップS14で提供されるブレードベースへのステップS16で得られるスタックの取付けを含んでよい。ステップS18は、ボンディング作業、スナップオン係止作業、成形作業、及びそれらの組み合わせのうちの1つを含んでよい。ボンディング作業は、レーザボンディング、鑞接、超音波溶接、摩擦溶接などを含んでよい。スナップオン係止作業は、スナップオン又はクリックイン取付け構成の係合を含んでよい。成形作業は、インサート成形及びオーバーモールド作業を含んでよい。
図15に示すブロック図を参照して、毛切断器具のブレードセットのための静止ブレードを製造する方法の代替的な例示的な実施形態の幾つかのステップを説明する。
本方法は、図12に関連して上記で更に議論したステップS10に基本的に対応するステップS50を含む。ステップS50は、歯構成要素の提供に関する。更に、任意的なステップS52が設けられてよく、ステップS52は、上記で議論したステップS12に対応し、歯スペーサの提供を含む。
更に、射出成形用の型の提供を含むステップS54が提供される。型は、オーバーモールド型及び/又はインサート成形型として構成されてよい。型は、ステップS50で提供される歯構成要素、及び、もし存在するならば、ステップS52で提供される歯スペーサを受け入れるように構成される。更に、型は、歯構成要素を受け入れて支持するブレードベースの形状を定めてよい。幾つかの実施形態において、ステップS52は、型内にブレードベース用のベースフレームを提供することを含んでもよい。ベースフレームは、射出成形及び/又はオーバーモールドのための金属フレームとして構成されてよい。
結果的に、歯構成要素、及び、もし存在するならば、歯スペーサを型内に配置することを含む、ステップS56が提供される。歯構成要素は、定められたオフセットで互いから離間させられて連続して配置されてよい。
次のステップS58において、射出成形可能なプラスチック材料を型内に挿入する。故に、オーバーモールド又はインサート成形手順が達成されることがある。結果的に、ブレードベースが形成され、同時に、歯構成要素がブレードベースに固定的に取り付けられる。
本発明を図面及び前述の記述中に詳細に例示し且つ記載したが、そのような例示及び記述は、例示的又は説明的であると考えられるべきであり、制限的であると考えられてならない。本発明は、開示の実施形態に限定されない。当業者は、請求する発明を実施する際に、図面、本開示、及び添付の請求項の研究から、開示の実施形態に対する他の変更を理解することができ、実行することができる。
請求項において、「含む」という用語は、他の要素又はステップを排除せず、単数形の表現は、複数を排除しない。単一の要素又は他のユニットが、請求項に列挙される幾つかの品目の機能を充足することがある。特定の手段が相互に異なる従属項に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に使用し得ないことを示さない。
請求項中の如何なる参照符号も、その範囲を限定するものとして解釈されてならない。

Claims (13)

  1. 毛切断器具のための静止ブレードを形成する方法であって、
    − 金属材料から得られる複数の歯構成要素を提供するステップであって、該歯構成要素は、実質的に平坦に配置され、その先端に向かって少なくとも部分的に先細くなっている、ステップと、
    − 前記歯構成要素を連続して配置するステップであって、隣接する歯構成要素は、互いからオフセットして配置される、ステップと、
    − 支持受けとして配置されるブレードベースを提供するステップであって、該ブレードベースは、前記歯構成要素を受けるように構成される、ステップと、
    − 前記歯構成要素及び前記ブレードベースを直接的に又は介在的に相互接続することにより、前記静止ブレードの複数の歯を形成するステップとを含み、
    前記歯構成要素及び前記ブレードベースを直接的に又は介在的に相互接続することにより、前記静止ブレードの複数の歯を形成するステップは、プラスチック構成要素を前記歯構成要素及び前記ブレードベースにオーバーモールド又はインサート成形して、前記歯構成要素と前記ブレードベースとを相互接続するステップを含む、
    方法。
  2. 前記歯構成要素及び前記ブレードベースを直接的に又は介在的に相互接続することにより、前記静止ブレードの複数の歯を形成するステップは、
    − 前記歯構成要素を積み重ねることにより、中間スタックを形成するステップと、
    − 前記中間スタックを前記ブレードベースに取り付けるステップとを含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の歯構成要素を提供するステップは、
    − シートメタル材料から得られる中間製造段階で歯構成要素を提供するステップであって、前記シートメタル材料の厚さは、前記静止ブレードの前記歯の厚さを定める、ステップと、
    − 切断エッジを形成するステップを含む前記歯構成要素を処理するステップとを含む、
    請求項1又は2に記載の方法。
  4. − 複数の歯スペーサを提供するステップと、
    − 歯スペーサと交互する一連の歯構成要素を少なくとも部分的に含む中間スタックを形成するステップであって、前記歯構成要素及び前記歯スペーサは、前記中間スタック内に層として配置される、ステップとを更に含む、
    請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記歯スペーサ及び前記歯構成要素は、前記中間スタックの後端で、前記中間スタックを前記ブレードベースに取り付けるための一致した輪郭を定める、請求項4に記載の方法。
  6. 前記歯スペーサは、金属材料、プラスチック材料、及びそれらの組み合わせのうちの少なくとも1つから作られる、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 前記歯スペーサは、シートメタル材料から得られ、該シートメタル材料の高さは、前記静止ブレードの前記歯の間の間隙を定め、前記歯スペーサを提供するステップは、好ましくは、切断によってシートメタルブランクから複数の歯スペーサを得るステップを含む、請求項4乃至6のうちのいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記中間スタックを形成するステップは、連結されたスタックを形成するステップを含み、少なくとも幾つかの層が、前記スタック内の隣接する層と係合する、請求項4乃至7のうちのいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記ブレードベースは、金属材料で実質的に作られ、特にアルミニウム又はアルミニウム含有合金を含む、請求項1乃至8のうちのいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記プラスチック構成要素は、隣接する歯構成要素の間の間隙を少なくとも部分的に充填し、好ましくは、前記歯構成要素を前記ブレードベースに結合する、請求項1乃至9のうちのいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記ブレードベースは、プラスチックで形成され、前記静止ブレードは、金属プラスチック複合材ブレードである、請求項1乃至8のうちのいずれか1項又は請求項1乃至8のうちのいずれか1項に従属するときの請求項10に記載の方法。
  12. ハウジングと、静止ブレードとカッタブレードとを含むブレードセットを含む切断ヘッドとを含み、前記静止ブレード及び前記カッタブレードは、毛を切断するために互いに対して動かされるように構成される、毛切断器具、特にトリマ又はクリッパであって、
    前記静止ブレードは、
    − 支持受けとして構成されるブレードベースと、
    − 該ブレードベースに固定的に取り付けられる複数の歯とを含み、
    該複数の歯のそれぞれの歯は、金属材料から得られる別個の歯構成要素によって形成されており、
    前記歯構成要素は、連続して配置されており、
    隣接する歯構成要素は、互いからオフセットして配置されており、
    前記歯構成要素は、実質的に平坦に配置されており、その先端に向かって少なくとも部分的に先細くなっており、
    前記歯構成要素は、積み重ねられており、前記歯構成要素の間の間隙は、前記間隙の少なくとも一部を充填して、前記歯構成要素及び前記ブレードベースを相互接続する、プラスチック材料によって定められ、
    当該毛切断器具は、切断長さを定めるために前記静止ブレードの歯と前記カッタブレードの歯との間の相対的な位置を設定するように構成される、切断長さ調整機構を更に含む、
    毛切断器具。
  13. 前記歯構成要素の間の間隙は、金属材料から得られる歯スペーサを更に含む、請求項12に記載の毛切断器具。
JP2018552030A 2016-04-06 2017-04-05 ブレードセット製造方法、ブレードセット及び毛切断器具 Active JP6754443B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP16163981 2016-04-06
EP16163981.0 2016-04-06
PCT/EP2017/058155 WO2017174679A1 (en) 2016-04-06 2017-04-05 Blade set manufacturing method, blade set and hair cutting appliance

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019513454A JP2019513454A (ja) 2019-05-30
JP6754443B2 true JP6754443B2 (ja) 2020-09-09

Family

ID=55697093

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018552030A Active JP6754443B2 (ja) 2016-04-06 2017-04-05 ブレードセット製造方法、ブレードセット及び毛切断器具

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10668635B2 (ja)
EP (1) EP3439837B1 (ja)
JP (1) JP6754443B2 (ja)
CN (1) CN109070368B (ja)
BR (1) BR112018070410A2 (ja)
RU (1) RU2740494C2 (ja)
WO (1) WO2017174679A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3439837B1 (en) * 2016-04-06 2019-11-27 Koninklijke Philips N.V. Blade set manufacturing method and hair cutting appliance
USD821652S1 (en) * 2016-08-09 2018-06-26 Andis Company Hair clipper
EP3459698A1 (en) * 2017-09-26 2019-03-27 Koninklijke Philips N.V. A cutting unit
EP3552778A1 (en) * 2018-04-11 2019-10-16 Koninklijke Philips N.V. A hair cutting device
US11148307B2 (en) 2018-12-20 2021-10-19 Andis Company Blade pad assembly for hair cutting apparatus
US11104017B2 (en) * 2019-05-31 2021-08-31 Conair Corporation Hair cutter blade gap adjustment system
USD903196S1 (en) * 2019-05-31 2020-11-24 Conair Corporation Alignment tool for hair shaver adjustment system
US20220072723A1 (en) * 2020-09-09 2022-03-10 Spectrum Brands, Inc. Fade comb for an electric hair trimmer
USD1021252S1 (en) * 2023-09-28 2024-04-02 Lu Zhang Electric clipper

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE355010C (de) * 1922-06-19 Gerhard Stielau Haarschneidemaschine mit Vorrichtung zum Einstellen der Maschine auf Schnittlaenge
US1774046A (en) * 1929-09-16 1930-08-26 Wahl Clipper Corp Clipper-blade construction
US1861616A (en) * 1930-05-09 1932-06-07 Wahl Clipper Corp Adjustable stationary blade for hair clippers
US2178669A (en) 1936-02-26 1939-11-07 Cooper & Cooper Inc Hair clipper
US2096477A (en) 1936-03-05 1937-10-19 Andis Mathew Nonvibratory shear member for hair clippers
GB504645A (en) * 1937-11-19 1939-04-28 Wilkinson Sword Co Ltd Improvements in electro-magnetically operated mechanical shavers or hair cutters andthe like
US2916820A (en) * 1958-03-20 1959-12-15 Earl W Clark Attachment for hair clippers
US3093901A (en) * 1962-05-10 1963-06-18 Wahl Clipper Corp Adjustable clipper head
US3279061A (en) * 1964-06-24 1966-10-18 Andis Clipper Co Composite comb blade for a clipper
US3430342A (en) * 1967-03-29 1969-03-04 Wahl Clipper Corp Adjustable clipper head
US3648370A (en) 1970-04-03 1972-03-14 Daniel Cercone Shoe comb and attachment
US3844036A (en) 1972-07-17 1974-10-29 Wahl Clipper Corp Electric hair clipper and comb for animal hair
JPS583414Y2 (ja) 1978-05-31 1983-01-20 松下電工株式会社 電気かみそりのかみそり刃取付台
JPS5913962Y2 (ja) * 1979-08-08 1984-04-24 日立マクセル株式会社 電気バリカンの固定刃
JPS5913962A (ja) * 1982-07-16 1984-01-24 Nec Corp 論理集積回路の試験装置
US4532707A (en) * 1983-02-16 1985-08-06 Stone Manufacturing & Supply Co. Animal hair shear and cutting device
US5426811A (en) * 1991-04-18 1995-06-27 Wahl Clipper Corporation Method and appartus for cleaning hair clipper blades
FR2789928B1 (fr) 1999-02-19 2001-08-24 Jean Marc Brun Systeme de plaquette de coupe interchangeable ou rapportee pour tete de tonte de tondeuse electique pour la tonte de poils ou de cheveux
US6742262B2 (en) * 2001-04-09 2004-06-01 Conair Corporation Detachable and adjustable blade assembly
US20080289192A1 (en) 2007-05-22 2008-11-27 Gino Martelli Biased comb attachment
JP4730353B2 (ja) 2007-08-28 2011-07-20 パナソニック電工株式会社 バリカン
DE102008031132A1 (de) * 2008-07-01 2010-01-07 Braun Gmbh Elektrisches Kleingerät zum Entfernen von Haaren
CN201483516U (zh) * 2009-08-27 2010-05-26 张大 一种内置修剪长度调节装置的电推剪
KR20120051161A (ko) 2010-11-12 2012-05-22 하영태 전동식 이발기용 절단부재
JP5799223B2 (ja) 2011-04-26 2015-10-21 パナソニックIpマネジメント株式会社 バリカン
KR20120121348A (ko) 2011-04-26 2012-11-05 파나소닉 주식회사 이발기
EP2875917A1 (en) 2013-11-22 2015-05-27 Koninklijke Philips N.V. Hair cutting appliance and blade set
EP3426446B8 (en) * 2016-03-08 2020-04-08 Koninklijke Philips N.V. Blade set manufacturing method, blade set and hair cutting appliance
EP3439837B1 (en) * 2016-04-06 2019-11-27 Koninklijke Philips N.V. Blade set manufacturing method and hair cutting appliance

Also Published As

Publication number Publication date
RU2018138689A3 (ja) 2020-08-06
RU2740494C2 (ru) 2021-01-14
EP3439837A1 (en) 2019-02-13
BR112018070410A2 (pt) 2019-02-05
US10668635B2 (en) 2020-06-02
RU2018138689A (ru) 2020-05-12
JP2019513454A (ja) 2019-05-30
EP3439837B1 (en) 2019-11-27
CN109070368B (zh) 2021-07-02
WO2017174679A1 (en) 2017-10-12
CN109070368A (zh) 2018-12-21
US20190152076A1 (en) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6754443B2 (ja) ブレードセット製造方法、ブレードセット及び毛切断器具
US11472049B2 (en) Blade set, hair cutting appliance, and related manufacturing method
JP6585735B2 (ja) 静止ブレードの製造方法及び静止ブレード
JP6332892B2 (ja) 固定刃、刃のセット、及び、ヘアカッティング機器
EP3609659B1 (en) Stationary blade, blade set, and manufacturing method
JP6721574B2 (ja) ブレードセット、毛切断器具及び関連する製造方法
CN105014703B (zh) 刀片组、剪发器具以及相关的制造方法
JP2010124869A (ja) バリカン
CN111941467B (zh) 应用于电动毛发剪的交错多层式修剪头
WO2021161571A1 (ja) 電気式毛切断装置のアタッチメント

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A529

Effective date: 20181003

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181003

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181003

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190920

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20190920

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20191002

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20191008

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20191101

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20191112

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200121

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20200303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200417

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200512

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200616

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20200623

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20200728

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20200728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6754443

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250