JPS5913962Y2 - 電気バリカンの固定刃 - Google Patents

電気バリカンの固定刃

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Publication number
JPS5913962Y2
JPS5913962Y2 JP10963479U JP10963479U JPS5913962Y2 JP S5913962 Y2 JPS5913962 Y2 JP S5913962Y2 JP 10963479 U JP10963479 U JP 10963479U JP 10963479 U JP10963479 U JP 10963479U JP S5913962 Y2 JPS5913962 Y2 JP S5913962Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
fixed blade
blade
synthetic resin
cutting edge
Prior art date
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Expired
Application number
JP10963479U
Other languages
English (en)
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JPS558499U (ja
Inventor
昌三 松原
正 長尾
Original Assignee
日立マクセル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日立マクセル株式会社 filed Critical 日立マクセル株式会社
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Publication of JPS558499U publication Critical patent/JPS558499U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電気バリカンの改良に係り、特に可動刃との
摺動摩擦熱が直接皮膚に伝わらず、しかも皮膚と接触す
る固定刃背面の発錆化を防止すると同時にバリカン本体
への取り付けの汎用化および防振を図った固定刃を提供
するものでありまる。
一般にこの種電気バリカンは、固定刃に摺動する可動刃
の摺動速度が3500〜5000 rpmと高速であり
、しかも固定刃に対する可動刃の摺動圧力が600 g
〜1000 gと、電気かみそりの100〜200g程
度の摺接圧力に比べて極めて高く、このため両者の摺接
面に発生する熱は異常に高くなる傾向にある。
第1図に示す従来の固定刃1ではこの熱は、刃先部1a
から固定刃1全体に拡がり、使用状態において、熱が直
接皮膚に伝わるため、使用者を不安にならしめ、極めて
使い辛いものである。
しか従来のものでは、皮膚と接する側つまり固定刃の背
面側は、油分を吸収しやすい髪によって、油切れを起こ
し、錆を発生し易く、殊に家庭のように月1度程の使用
回数では、極めて錆が発生し易く、次回の使用時に不潔
感を覚え、髪が錆によって染まるという不都合があった
さらに、従来固定刃をバリカン本体に装着する構造とし
ては、鋼製の固定刃き基部にねし孔を穿設し、この固定
刃をバリカン本体にねじにより直接締結する構造がとら
れていた。
しかしながら、このものでは、可動刃との摺動により固
定刃に働く振動が直接バリカン本体側へ伝わり、使用者
に不快感を与えるとともに、バリカン本体との結着位置
は加工のめんどうな鋼製の固定刃に穿設する上記ねし孔
の位置により規定されてしまうため、固定刃の共用化を
阻害するものであった。
そこでこの考案は、これらの欠点を解消するため、略平
板状基台14の先端にしく状刃先部11を備えた電気バ
リカンの固定刃において、上記基台14を合成樹脂によ
り成形するとともに、鋼製くし状刃先部11を上記基台
14より前方に突出させて基台14上に固着し、がっ上
記合成樹脂製の基台14側にバリカン本体との取り付は
手段16を形成したのであります。
以下この考案の実施例を図面により説明する。
第2図において、10は刃先部11と基部12とからな
る板状の小刃片で、刃先部11の上面11 aは平坦面
、下面11 bは内方に湾曲した曲面に形成されている
基部12の上面は刃先部11の上面より下方になるよう
に上方を切り欠いた細長い矩形になつており、側面に2
つの透孔13.13が穿設されている。
第3図は固定刃の平面図で、前記小刃片10を多数横に
並べ、小刃片10の曲面状刃先部下面11 bの基端よ
りも後方基部12を基台14に一体に埋設して形成して
いる。
この基台14は滑性のよい合成樹脂のモールドで形成さ
れており、小刃片10を埋設すると同時に、にげ溝15
およびバリカン本体への取り付は用の例えばねし孔のよ
うな取り付は手段16.16を底型し、前記小刃片10
の透孔13.13にこれを充填するように基台14の一
部が入り込むのでくし状刃先部11が基台よりも前方に
突出した状態で小力先10が強固に固定される。
ここで、上記にげ溝15を形成する際、第4図に示すご
とく基台14の上面を凹入させて小刃片10の上面を露
呈せしめれば、小刃片10の空気中との接触面積が増大
するので、放熱効果を助長することができる。
このように本考案によれば基台14を合成樹脂により成
形するとともに、鋼製くし状刃先部11を上記基台14
より前方に突出させて基台14上に固着しているので、
刃先部11で発生した摺動熱が合成樹脂製基台14によ
り分断され、皮膚と当接する固定刃の背面にまで伝達さ
れず、上記熱による使用時の不安感が除去できる。
しかも潤滑を兼ねた防錆油が常に添加される刃先部に対
し、固定刃の背面側、つまり髪と接する側は、油分を吸
収し易い髪によって、油切れを起こし、長期の保存で錆
を発生することがあるが、本考案によれば上記背面側は
常に合成樹脂で覆われているため、空気と触れず、錆の
発生を防止できる。
さらにバリカン本体との取り付は手段16を合成樹脂製
の基台14側に形成しているので、可動刃の摺動により
固定刃に生ずる不快な微振動は、直接本体側には伝わり
にくく、吸振性に優れた合成樹脂製基台14により吸収
され、本体側把持部に伝わる振動が低減さ1するととも
に、成型の容易な基台14側に形成した取り付は手段1
6の形成位置および形状は、バリカン本体側との結着位
置および結着方法に合わせて適宜変更することができる
ので、バリカンの形状に応じた取り付は手段の変更を図
るだけで、固定刃の共用化を容易に進めることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電気バリカンの固定刃、第2図はこの考
案の小刃片の斜視図、第3図はこの考案の固定刃の平面
図、第4図は第3図のA−A断面図である。 11・・・・・・刃先部、14・・・・・・基台、16
・・・・・・取り付は手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略平板状基台14の先端にくし状刃先部11を備えた電
    気バリカンの固定刃において、上記基台14を合成樹脂
    により成形するとともに、鋼製くし状刃先部11を上記
    基台14より前方に突出させて基台14上に固着し、か
    つ上記合成樹脂製の基台14側にバリカン本体との取り
    付は手段16を形成してなる電気バリカンの固定刃。
JP10963479U 1979-08-08 1979-08-08 電気バリカンの固定刃 Expired JPS5913962Y2 (ja)

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JP10963479U JPS5913962Y2 (ja) 1979-08-08 1979-08-08 電気バリカンの固定刃

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JP10963479U JPS5913962Y2 (ja) 1979-08-08 1979-08-08 電気バリカンの固定刃

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Publication Number Publication Date
JPS558499U JPS558499U (ja) 1980-01-19
JPS5913962Y2 true JPS5913962Y2 (ja) 1984-04-24

Family

ID=29055768

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109070368A (zh) * 2016-04-06 2018-12-21 皇家飞利浦有限公司 刀片组制造方法、刀片组和毛发切削器具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109070368A (zh) * 2016-04-06 2018-12-21 皇家飞利浦有限公司 刀片组制造方法、刀片组和毛发切削器具
US10668635B2 (en) 2016-04-06 2020-06-02 Koninklijke Philips N.V. Blade set manufacturing method, blade set and hair cutting appliance

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JPS558499U (ja) 1980-01-19

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