JP6753966B2 - 眼内レンズの挿入器具 - Google Patents

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Description

本発明は、眼内レンズの挿入器具に関する。
白内障治療においてヒト混濁水晶体の置換や屈折の補正のために水晶体の代用として挿入される眼内レンズが実用に供されている。白内障治療における眼内レンズ挿入手術においては、例えば角膜の縁に数ミリの切開の創口(切開創)が設けられ、超音波水晶体乳化吸引術などにより水晶体が粉砕されて切開創から取り除かれた後、眼内レンズが挿入及び固定される。
近年においては、眼内レンズを切開創より眼球内に挿入する際に、あらかじめ眼内レンズが収納部に載置されている、いわゆるプリロード(あるいはプリセット)タイプの挿入器具が用いられる場合が多い。使用者は、器具本体の先端部に設けられた挿入筒部の先端開口を上述の切開創を通じて眼球内に挿し入れると共に、眼内レンズを器具本体内で小さく変形せしめた状態で挿入筒部の先端開口から棒状のプランジャによって押し出すことにより、眼内レンズを眼球内に放出して挿入する。このような挿入器具を用いることにより、水晶体の摘出除去のために形成した切開創を利用して眼内レンズを簡単に眼球内に挿入できるので、手術を簡略化することができ、手術後の乱視の発生や感染症の発生を抑制することができる。
ところで、眼内レンズを上記の挿入器具を用いて眼球内に挿入する際には、眼内レンズが挿入器具内を挿入筒部の先端開口に向けて円滑に移動可能となるように、眼内レンズの潤滑剤としてヒアルロン酸などの粘弾性物質を挿入器具内に注入し、眼内レンズと挿入器具の内壁の間に粘弾性物質を介在させる場合がある。これにより、眼内レンズと挿入器具の間の摩擦抵抗を低減し、眼内レンズが挿入器具内をより円滑に移動することを可能としている。また、粘弾性物質を挿入器具内に注入する際には、挿入器具に設けられた孔から注射器の針(ニードル)を挿入器具内に挿入し、注射器によって粘弾性物質を挿入器具内の特に眼内レンズが収納された場所に注入していた。
特開2011−255029号公報
しかしながら、従来の挿入器具では、注射器の針を挿入する孔の視認性が悪く、手際よく注射器の針を孔から挿入器具内に進入させることができるか否かは、使用者の経験や感覚に委ねられる場合が多かった。
本件開示の技術は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、眼内レンズの収納部への潤滑剤の注入を支援する挿入器具を実現することである。
本件開示の眼内レンズの挿入器具は、眼球内に挿入される器具本体に一体又は別体に設けられ、眼内レンズを収納することで眼内レンズを器具本体に配置可能であり、眼内レンズに潤滑剤を供給する注射器の針が挿通する孔を有する収納部と、収納部において孔に隣接する位置に形成され、注射器の針を孔に案内する案内壁部とを備える。これにより、使
用者は、眼内レンズの潤滑剤を収納部に注入する際に、案内壁部によって、孔を確認しつつ潤滑剤が充填された注射器の針を孔に案内することができる。
また、案内壁部は、孔に挿通された注射器の針が案内壁部に当接した状態で、注射器の針が収納部に収納された眼内レンズのレンズ本体に接触しないように構成されている。
さらに、案内壁部の少なくとも一部は、孔を囲むように構成されている。また、孔の中心から案内壁部の内壁の所定部分までの距離が、孔の中心から案内壁部の内壁の他の部分までの距離より短くなるように構成してもよい。そして、案内壁部は、孔に挿通された注射器の針が収納部に収納された眼内レンズのレンズ本体に接触しない範囲内で注射器の針の移動を許容する開放部を有する。また、案内壁部の内壁と孔を接続する傾斜部が形成されている構成としてもよい。また、案内壁部において、案内壁部の厚み方向における内壁側の高さが案内壁部の外壁の高さよりも低く設定されることで段差が形成されている構成としてもよい。このように構成することで、使用者は、注射器の針を孔により容易に案内することができる。
また、孔は、収納部に収納された眼内レンズに対して器具本体の先端側に形成される。これにより、孔に挿入された注射器の針から潤滑剤を注入すると、眼内レンズに対して挿入筒部のより先端側に潤滑剤を注入することができるため、眼内レンズが挿入筒部の先端に移動する際に、より確実に潤滑剤を眼内レンズに供給することができる。
さらに、眼球内に挿入される器具本体に一体又は別体に設けられ、眼内レンズを収納することで眼内レンズを器具本体に配置可能であり、眼内レンズに潤滑剤を供給する注射器の針が挿通する孔を有する収納部と、収納部において孔に隣接する位置に形成され、注射器の針を孔に案内する案内壁部とを備える眼内レンズの挿入器具であって、挿入器具の流通前に、収納部に眼内レンズが収納されている構成としてもよい。
本件開示の技術によれば、従来よりも容易に眼内レンズの挿入部に潤滑剤を注入することができる挿入器具を実現することができる。
一実施形態における眼内レンズの挿入器具の概略構成を示す図である。 一実施形態における注射器の針の挿入部の概略構成を示す図である。 一実施形態における眼内レンズの挿入器具の概略構成を示す図である。 一実施形態における眼内レンズの概略構成を示す図である。 一実施形態におけるノズル本体の概略構成を示す図である。 一実施形態における位置決め部材の概略構成を示す図である。 一実施形態におけるプランジャの概略構成を示す図である。 一実施形態における注射器の針の挿入部の概略構成及びその断面を示す図である。 一実施形態における注射器の針とニードル孔と眼内レンズの位置関係の概略を示す図である。 変形例1における注射器の針の挿入部の概略構成を示す図である。 変形例2における注射器の針の挿入部の概略構成を示す図である。 変形例3における注射器の針の挿入部の概略構成を示す図である。 変形例4における注射器の針の挿入部の概略構成を示す図である。 変形例5における注射器の針の挿入部の概略構成を示す図である。 変形例6における注射器の針の挿入部の概略構成を示す図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
〔実施例〕
図1に、本実施形態の眼内レンズの挿入器具1(以下、単に、挿入器具1ともいう。)全体の斜視図を示す。挿入器具1は、器具本体としてのノズル本体10と、眼内レンズの押出部材としてのプランジャ30と、眼内レンズの収納部としてのステージ部12及びステージ蓋部13を有する。ステージ部12は、ノズル本体10に一体又は別体に設けられる。ノズル本体10にはプランジャ30が挿入されている。ステージ部12には、眼内レンズ2がセットされる。ステージ部12は、ステージ蓋部13と一体に形成されている。図1には、ステージ蓋部13を開けた状態を示す。なお、図1には、ステージ蓋部13の上面を示す。ステージ蓋部13には、眼内レンズの潤滑剤が充填された注射器の針の挿入部20が設けられている。また、ノズル本体10には、眼内レンズ2の位置決め部材50を組み付けるためのセット面貫通孔12cが設けられている。位置決め部材50の詳細については後述する。なお、以下の図3の説明からわかるように、図1は、眼内レンズの挿入器具1を下側から見た場合の斜視図である。したがって、挿入部20は、ステージ蓋部13を閉蓋したときに、ステージ蓋部13の外側に突出するように設けられる。
図2に、注射器の針の挿入部20の拡大図を示す。図2に示すように、挿入部20は、注射器の針を挿入するための孔であるニードル孔20aと注射器の針の先端をニードル孔20aに案内するための案内壁部20bを有する。後述するように、案内壁部20bは、注射器の針がニードル孔20aに挿入された後は、針の移動、傾き、回転などを制限する機能も有する。さらに、ステージ蓋部13のうち案内壁部20bに囲まれる領域には、ニードル孔20aに向かって落ち込む傾斜部20cが形成されている。ステージ部12には、眼内レンズ2が載置及び位置決めされる。眼内レンズ2のステージ部12に対する位置決めが完了したら、ステージ蓋部13をステージ部12との連結部14を軸として回転させることで、ステージ蓋部13が閉じられる。
次に、プランジャ30がノズル本体10側に押し込まれると、プランジャ30がステージ部12に載置された眼内レンズ2に当接する。さらにプランジャ30が押し込まれると、眼内レンズ2は、ステージ部12からステージ部12と接続するノズル部15を経て、ノズル本体10の先端部10aに移動される。そして、眼内レンズ2は先端部10aの開口から押し出される。
図3には、本実施形態の挿入器具1の概略構成を示す。図3(a)はステージ蓋部13を開蓋した場合の挿入器具1の平面図、図3(b)はステージ蓋部13を閉蓋した場合の挿入器具1の側面図を示している。挿入器具1のノズル本体10は、断面略矩形の筒状に形成されており片側の端部は大きく開口し(以下、大きく開口した側を後端部10bという。)、別の側の端部には細く絞られた挿入筒部としてのノズル部15と先端部10aを備える。図3(b)に示すように、先端部10aは斜めに開口している。プランジャ30は、ノズル本体10に挿入され往復運動可能である。
以下の説明において、ノズル本体10の後端部10bから先端部10aへ向かう方向を前方向、その逆方向を後方向、図3(a)において紙面手前側を上方向、その逆方向を下方向、図3(b)において紙面手前方向を左方向、その逆方向を右方向とする。また、この場合、上側は後述するレンズ本体2aの光軸前側に、下側はレンズ本体2aの光軸後側に、前側はプランジャ30による押圧方向前側に、後側はプランジャ30による押圧方向後側に相当する。
ノズル本体10の後端部10b付近には、板状に迫り出し、使用者がプランジャ30を
ノズル本体10の先端側に押し込む際に指を掛けるホールド部11が一体的に設けられている。また、ノズル本体10におけるノズル部15の後側には、眼内レンズ2をセットするステージ部12が設けられている。このステージ部12は、ステージ蓋部13を開蓋することでノズル本体10の上側が開放されるようになっている。また、ステージ部12には、ノズル本体10の下側から位置決め部材50が取り付けられている。この位置決め部材50によって、使用前(輸送中)においてもステージ部12内で眼内レンズ2が安定して保持されている。
すなわち、挿入器具1においては、製造時に、ステージ蓋部13が開蓋し位置決め部材50がステージ部12に取り付けられた状態で、眼内レンズ2がステージ部12に、光軸前側が上になるようにセットされる。そして、ステージ蓋部13を閉蓋させた後出荷され、販売される。さらに、使用時には、使用者が、眼内レンズ用の潤滑剤が充填された注射器の針を挿入部20のニードル孔20aからステージ部12内に挿入して潤滑剤を注入する。そして、使用者はステージ蓋部13を閉蓋したままで位置決め部材50を取り外し、その後プランジャ30をノズル本体10の先端側に押し込む。これにより、プランジャ30によって眼内レンズ2を押圧し、ノズル部15まで移動させた上で、先端部10aより眼内レンズ2を眼球内に放出する。なお、挿入器具1におけるノズル本体10、プランジャ30、位置決め部材50はポリプロピレンなどの樹脂の素材で形成される。ポリプロピレンは医療用機器において実績があり、耐薬品性などの信頼性も高い素材である。
図4は、眼内レンズ2の概略構成を示した図である。図4(a)は平面図、図4(b)は側面図を示す。眼内レンズ2は、いわゆるスリーピース型であり、所定の屈折力を有するレンズ本体2aと、レンズ本体2aに連結された、レンズ本体2aを眼球内で保持するためのヒゲ状の2本の支持部2b、2bとから形成されている。レンズ本体2a及び支持部2bは可撓性の樹脂材料から形成されている。なお支持部と光学部が同一部材で成型された、いわゆるワンピース型の眼内レンズの挿入器具にも本発明は当然応用できる。本実施例における挿入器具1内では、2つの支持部2b、2bのうちの一つが、レンズ本体2aの後側、もう一つがレンズ本体の前側に配置されるように、眼内レンズ2がセットされる。
図5にはノズル本体10の平面図を示す。前述のようにノズル本体10においては、眼内レンズ2はステージ部12にセットされる。そして、その状態でプランジャ30によって眼内レンズ2が押圧されて先端部10aから放出される。なお、ノズル本体10の内部にはノズル本体10の外形の変化に応じて断面形状が変化する貫通孔10cが設けられている。そして、眼内レンズ2が放出される際は、眼内レンズ2は、ノズル本体10内の貫通孔10cの断面形状の変化に応じて変形し、患者の眼球に形成された切開創に入り易い形に変形した上で放出される。
また、先端部10aは、ノズル部15の上側の領域が下側の領域より前側になるように斜めにカットされた形状となっている。なお、この先端部10aの斜めにカットされた形状については、左右方向から見て直線的に斜めにカットされていてもよいし、外側に膨らみを持つように、すなわち曲面形状となるように斜めにカットされていてもよい。
ステージ部12には、眼内レンズ2のレンズ本体2aの径より僅かに大きな幅を有するステージ溝12aが形成されている。ステージ溝12aの前後方向の寸法は、眼内レンズ2の両側に延びる支持部2b、2bを含む最大幅寸法よりも大きく設定されている。また、ステージ溝12aの底面によってセット面12bが形成されている。セット面12bの上下方向位置は、ノズル本体10の貫通孔10cの底面の高さ位置よりも上方に設定されており、セット面12bと貫通孔10cの底面とは底部斜面10dによって連結されている。
ステージ部12とステージ蓋部13とは一体に形成されている。ステージ蓋部13はステージ部12と同等の前後方向の寸法を有している。ステージ蓋部13は、ステージ部12の側面がステージ蓋部13側に延出して形成された薄板状の連結部14によって連結されている。連結部14は中央部で屈曲可能に形成されており、ステージ蓋部13は、連結部14を屈曲させることでステージ部12に上側から重なり閉蓋することができる。
ステージ蓋部13において、閉蓋時にセット面12bと対向する面には、ステージ蓋部13を補強し、眼内レンズ2の位置を安定させるためにリブ13a及び13bが設けられている。また、プランジャ30の上側のガイドとして案内突起13cが設けられている。また、ステージ蓋部13には、眼内レンズ2を眼球内に挿入する作業の前にステージ部12にヒアルロン酸を注射器で注入するための挿入孔としてのニードル孔20aが設けられている。ニードル孔20aは、ステージ蓋部13を閉じたときに、ステージ部12の外部とステージ部12に収納された眼内レンズ2とを接続する孔である。使用者は、眼内レンズ2の挿入作業の前にニードル孔20aから注射器の針を挿入し、ステージ部12内の必要な位置にヒアルロン酸を供給する。
ステージ部12のセット面12bの下側には、位置決め部材50が取外し可能に設けられている。図6に、位置決め部材50の概略構成を示す。図6(a)は位置決め部材50の平面図を示し、図6(b)は位置決め部材50の左側面図を示している。位置決め部材50はノズル本体10と別体として構成されており、一対の側壁部51、51が連結部52で連結された構造とされている。それぞれの側壁部51の下端には、外側に向けて延出して広がる保持部53、53が形成されている。
そして、それぞれの側壁部51、51の上端部には、上方から見た形状が円弧形状であり上側に突出した一対の第一載置部54、54が形成されている。さらに、第一載置部54、54の上端面における外周側には、第一位置決め部55、55が突出して形成されている。第一位置決め部55、55の内径どうしの距離は、眼内レンズ2のレンズ本体2aの径寸法よりも僅かに大きく設定されている。
また、連結部52の前後方向の両端には、上方から見た形状が矩形状であり上側に突出した一対の第二載置部56、56が形成されている。第二載置部56、56の上面の高さは、第一載置部54、54の上面の高さと同等になっている。さらに、第二載置部56、56の上面において外側の部分には、第二載置部56、56の左右方向の全体にわたって上側にさらに突出する第二位置決め部57、57が形成されている。第二位置決め部57、57の内側どうしの離隔は、眼内レンズ2のレンズ本体2aの径寸法よりも僅かに大きく設定されている。加えて、第二載置部56、56の上端部には左右方向の全体にわたり、前後方向に僅かに突出した係止爪58、58が形成されている。
上記の位置決め部材50は、ノズル本体10のセット面12bの下側から組み付けられる。ノズル本体10のセット面12bには、厚さ方向にセット面12bを貫通するセット面貫通孔12cが形成されている。セット面貫通孔12cの外形は、位置決め部材50の第一載置部54、54及び第二載置部56、56を上側から見た形状に対し僅かに大きな略相似形状とされている。そして、位置決め部材50がノズル本体10に取り付けられる際には、第一載置部54、54及び第二載置部56、56が、セット面12bの下側からセット面貫通孔12cに挿入され、セット面12bの上側に突出する。
その際、第二位置決め部57、57に設けられた係止爪58、58がセット面貫通孔12cを介してセット面12bに突出し、セット面12bの上面に係止される。このことによって、位置決め部材50がノズル本体10の下側から組み付けられ、第一載置部54、
54及び第二載置部56、56がセット面12bから突出した状態で固定される。そして、眼内レンズ2がセット面12bにセットされる際には、レンズ本体2aの外周部底面が、第一載置部54、54及び第二載置部56、56の上面に載置される。また、レンズ本体2aは第一位置決め部55、55及び第二位置決め部57、57によって水平方向(セット面12bに水平な方向)に対して位置規制される。
図7にはプランジャ30の概略構成を示す。プランジャ30は、ノズル本体10よりもやや大きな前後方向長さを有している。そして、円柱形状を基本とした先端側の作用部31と、矩形ロッド形状を基本とした後端側の挿通部32とから形成されている。そして、作用部31は、円柱形状とされた円柱部31aと、円柱部31aの左右方向に広がる薄板状の扁平部31bとを含んで構成されている。
作用部31の先端部分には、切欠部31cが形成されている。この切欠部31cは、図7から分かるように、作用部31の上方向に開口し左右方向に貫通する溝状に形成されている。また、図7(b)から分かるように、切欠部31cの先端側の溝壁は作用部31の先端側に行くに連れて上方に向かう傾斜面で形成されている。
一方、挿通部32は、全体的に概略H字状の断面を有しており、その左右方向及び上下方向の寸法は、ノズル本体10の貫通孔10cよりも僅かに小さく設定されている。また、挿通部32の後端には、上下左右方向に広がる円板状の押圧板部33が形成されている。
挿通部32の前後方向の中央より先側の部分には、挿通部32の上側に向けて突出し、プランジャ30の素材の弾性により上下に移動可能な爪部32aが形成されている。そして、プランジャ30がノズル本体10に挿入された際には、ノズル本体10の上面において厚さ方向に設けられた図3に示す係止孔10eと爪部32aが係合し、このことにより初期状態におけるノズル本体10とプランジャ30との相対位置が決定される。なお、爪部32aと係止孔10eの形成位置は、係合状態において、作用部31の先端が、ステージ部12にセットされた眼内レンズ2のレンズ本体2aの後側に位置し、レンズ本体2aの後側の支持部2bを切欠部31cが下方から支持可能な場所に位置するよう設定されている。
上記のように構成された挿入器具1の眼内レンズ2の収納前においては、プランジャ30がノズル本体10に挿入されて初期位置に配置される。また、位置決め部材50が、前述のように、セット面12bの下方からノズル本体10に取り付けられる。これにより、位置決め部材50の第一載置部54、54及び第二載置部56、56がセット面12bに突出した状態に保持される。
次に、眼内レンズ2のレンズ本体2aが支持部2b、2bをノズル本体10の前後方向に向けた状態で第一載置部54、54及び第二載置部56、56の上面に載置され位置決めされる。この状態において、眼内レンズ2の後側の支持部2bは、プランジャ30の切欠部31cの底面によって支持されている。
挿入器具1を用いて眼内レンズ2を眼球内に挿入する場合には、まず、ニードル孔20aから注射器の針を挿入して必要な位置に眼内レンズ2の潤滑剤であるヒアルロン酸を注入する。ここで、図8を参照しながら、本実施形態における挿入部20について説明する。図8(a)は挿入部20の上面図を示し、図8(b)は図8(a)のA−A線による挿入部20の断面図である。なお、図8(b)中、断面部分をハッチングにて示す。図8(a)に示すように、挿入部20の案内壁部20bは、ステージ蓋部13の上方から見た場合、その外壁21及び内壁22がニードル孔20aを円弧状に取り囲むように設けられて
いる。使用者は、注射器の針をニードル孔20aに挿入する際に、案内壁部20bの位置を確認することでニードル孔20aの位置を把握することができる。このように、案内壁部20bはニードル孔20aの視認性を高める効果を有する。
また、図8(a)からわかるように、ニードル孔20aは、案内壁部20bが形成する円弧の開放部23よりも案内壁部20bに近い位置に配される。そして、案内壁部20bの内壁22が形成する円弧の中心Oは、ニードル孔20aの中心O’に対して偏心している。したがって、使用者は、注射器の針の先端が案内壁部20bに当接したときに、針の先端を案内壁部20bの内壁22に沿ってニードル孔20aの近傍へ案内することができる。なお、本実施形態では、ステージ蓋部13の上方から見た場合の案内壁部20bの形状は円弧であるが、注射器の針をニードル孔20aに案内させる機能を有すれば、任意の形状の案内壁部を設け、ステージ蓋部13の上面における案内壁部の中心(重心)とニードル孔20aの中心とが一致しないように構成すればよい。
本実施形態において、案内壁部20bは、ステージ蓋部13の上面13dに対して略垂直に延びている。案内壁部20bの厚さは、使用する注射器の針が案内壁部20bを貫通しないように適宜設定される。また、案内壁部20bの上面13dからの高さは、使用者が目視により確認できる程度に適宜設定される。一例として、案内壁部20bの厚さを0.5mm、上面13dからの高さを1.5mmに設定することができる。また、内壁22が形成する円弧の直径は、例えば2.0mmに設定することができる。
また、図8(b)に示すように傾斜部20cの形状は漏斗状であり、傾斜部20cの上端では案内壁部20bの内壁22と接続し、傾斜部20cの下端ではニードル孔20aの内面に接続する。本実施形態では、挿入部20に傾斜部20cが形成されていることで、使用者は、注射器の針の先端を内壁22に当接させた場合だけでなく、さらに傾斜部20cに当接させた場合にも、針の先端を滑らせて傾斜部20cからニードル孔20aへ案内することができる。
図9に、眼内レンズ2がステージ部12にセットされてステージ蓋部13が閉じられた後に、注射器の針60がニードル孔20aからステージ部12内に挿入されたときの、眼内レンズ2と挿入部20と針60の位置関係の一例を示す。図9には、注射器の針60が案内壁部20bに当接している状態を示す。なお、便宜上、図9では眼内レンズ2の一部を実線にて示すが、眼内レンズ2はステージ部12とステージ蓋部13により構成される収納部内に収納されている。注射器の針60は、ニードル孔20aに挿し通されると、ニードル孔20aと案内壁部20bとによって水平方向(ステージ蓋部13の上面13dに対して水平な方向)の移動が制限される。したがって、ステージ蓋部13の上面13dに垂直な方向(紙面手前方向)に対する注射器の針60の傾斜角が、案内壁部20bによって所定の範囲に制限される。この傾斜角が制限される所定の範囲は、案内壁部20bの高さや案内壁部20bとニードル孔20aとの相対位置やニードル孔20aの直径などによって定まる。
このように注射器の針60の移動を制限することで、注射器の針60の先端が、ステージ部12に位置決めされた眼内レンズ2のレンズ本体2aに接触しないようにすることができる。また、本実施形態では、ステージ蓋部13の上方から見た場合に、案内壁部20bの形状を円弧状にし、ニードル孔20aを完全に囲まず開放部23を有するように案内壁部20bを構成する。これにより、注射器の針60をニードル孔20aに案内させやすくすることができる。さらに、案内壁部20bの一部が開放されていることで、注射器の針60をニードル孔20aに挿入した後に、この開放部23では注射器の針60の移動が案内壁部20bによって制限されない。したがって、眼内レンズ2のレンズ本体2aに触れない範囲で注射器の針60の移動を許容することで、注射器の針60の移動の自由度を
高めることもできる。
また、本実施形態では、案内壁部20bの開放部23は、ステージ蓋部13が閉蓋された後で注射器の針60をニードル孔20aに案内させやすくするために、ステージ蓋部13の上面13dにおいてノズル本体10の前後方向(長手方向)に直交する方向に設けられている。このように構成することで、注射器の針60の位置を適切に制限しつつ、挿入器具1の使い勝手を向上させることができる。なお、注射器の針60が眼内レンズのレンズ本体2aに接触しなければ、開放部23を設ける位置は適宜変更することができる。
使用者は、注射器の針60をニードル孔20aから挿入してヒアルロン酸を注入した後、位置決め部材50をノズル本体10から取り外す。これにより、眼内レンズ2のレンズ本体2aを支持していた第一載置部54、54及び第二載置部56、56がセット面12bから後退し、眼内レンズ2がセット面12b上に移動可能に載置される。
続いて、眼組織に設けた切開創に、ノズル本体10のノズル部15における先端部10aを挿入する。ここにおいて、先端部10aは斜めの開口形状を有しているので、切開創への挿入を容易に行なうことができる。そして、切開創にノズル部15を挿入した後に、その状態で、プランジャ30の押圧板部33をノズル本体10の先端側に押し込む。これにより、セット面12bにセットされた眼内レンズ2のレンズ本体2a外周にプランジャ30の作用部31の先端が当接し、プランジャ30によって眼内レンズ2が先端部10aに向けて案内され、先端部10aの開口から眼内に放出される。
以上が本実施形態に関する説明であるが、上記の挿入部などの構成は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想と同一性を失わない範囲内において種々の変更が可能である。例えば、上記の説明では、挿入部20の案内壁部20bは、ステージ蓋部13の上方から見た場合の形状が円弧状となるように形成されているが、使用者が案内壁部20b及びニードル孔20aの位置を視認できれば、案内壁部20bの形状は上記に限られず適宜変更することができる。なお、以下の変形例の説明においても、各案内壁部の形状は適宜変更することができる。
以下に上記の実施形態の変形例を6例示す。なお、以下の説明において各構成要素は、上記の実施形態における構成要素に対応するものについては、同一の符号を付し、特に言及しない限りその説明を省略する。
〔変形例1〕
図10は、変形例1に係る挿入部200の概略を示す斜視図である。図10に示すように、挿入部200はニードル孔20aと案内壁部200bと傾斜部200cを有する。ステージ蓋部13の上方から見たときの案内壁部200bの外壁201の形状は、上記の実施形態と同じであり、上記の実施形態の開放部23に対応する開放部203が形成されている。また、ニードル孔20aは、ステージ蓋部13の上面において開放部203よりも案内壁部200bの内壁202に近い位置に形成されている。また、案内壁部200bの内壁202は、ステージ蓋部13の上方から見たときに略V字形状となるように形成されている。さらに、傾斜部200cは、内壁202とニードル孔20aによって定まる円弧形状として形成されている点を除けば、上記の実施形態における傾斜部20cと同じである。
図10に示すように、案内壁部200bをニードル孔20aに隣接して設ける場合でも、使用者は、挿入部200の案内壁部200bを、ニードル孔20aの位置を示す指標として用いることができる。また、上記の実施形態と同様、案内壁部200bや傾斜部200cが、注射器の針をニードル孔20aに案内する役割を果たす。さらに、注射器の針は
、ニードル孔20aに挿入された後、案内壁部200bによって眼内レンズ2のレンズ本体2aに触れないように移動が制限される。
〔変形例2〕
図11は、変形例2に係る挿入部300の概略を示す斜視図である。変形例2では、変形例1における案内壁部200bの厚み方向における内壁202側の高さが外壁201の高さよりも低くなるように設定されている。このため、図11に示すように、案内壁部300bには、第一内壁302aに加えて、上面300dとR部300eと第二内壁302bとからなる段差が形成されている。さらに、傾斜部300c及び開放部303は、変形例1の傾斜部200c及び開放部203にそれぞれ対応する。
変形例2においても、使用者は、挿入部300の案内壁部300bを、ニードル孔20aの位置を示す指標として用いることができる。また、注射器の針は、ニードル孔20aに挿入された後、案内壁部300bによって眼内レンズ2のレンズ本体2aに触れないように移動が制限される。
また、図11に示すように、案内壁部300bに形成された段差の第二内壁302bも、注射器の針をニードル孔20aに案内する役割を果たす。さらに、ニードル孔20aに挿入された注射器の針は、当該段差によっても移動が制限される。そして、変形例2では、内壁の一部の高さを外壁の高さよりも低くして上記のように段差を設けることで、いわゆる射出成形における肉抜きを施すことができるため、第二内壁302bの高さを外壁301の高さに合わせて形成する場合、すなわち案内壁部を変形例1に示す案内壁部200bとした場合と比較して、挿入部を射出成形する際のヒケを防止する効果も得られる。
〔変形例3〕
図12は、変形例3に係る挿入部400の概略を示す図である。なお、以下の説明では、各図に示すように、ステージ蓋部13の上面に平行な平面に、互いに直交するX軸とY軸を設定する。図12(a)は斜視図であり、図12(b)は平面図である。図12に示すように、案内壁部400bはニードル孔20aに隣接する位置に設けられた平板状の壁である。なお、案内壁部400bの位置などは、ニードル孔20aと位置決めされた眼内レンズのレンズ本体2aとの位置関係に応じて適宜設定すればよい。変形例3においても、使用者は、案内壁部400bをニードル孔20aの位置を示す指標として用いることができる。また、注射器の針がニードル孔20aに挿入されたとき、注射器の針がレンズ本体2aに接触しないように、案内壁部400bによって、注射器の針の移動が制限される。
〔変形例4〕
図13は、変形例4に係る挿入部500の概略を示す図である。図13(a)は斜視図であり、図13(b)は平面図である。図13に示すように、案内壁部500bは、ニードル孔20aの周囲を環状に囲む領域に設けられている。また、図13(b)に示すように、平面図においてニードル孔20aと案内壁部500bの外壁及び内壁とは同心円(中心O’’)となるように構成されている。変形例4においても、使用者は、案内壁部500bをニードル孔20aの位置を示す指標として用いることができる。また、注射器の針がニードル孔20aに挿入されたとき、注射器の針がレンズ本体2aに接触しないように、案内壁部500bによって、注射器の針の移動が制限される。
〔変形例5〕
図14は、変形例5に係る挿入部600の概略を示す図である。図14(A)は斜視図であり、図14(b)は平面図である。変形例5における挿入部600は、変形例4における挿入部500の中心が、ニードル孔20aの中心に対して偏心するように設けられて
いる点を除けば、挿入部500と同様の構成を有する。すなわち、変形例5では、ニードル孔20aは、平面図において、案内壁部600bの内壁602の所定部分との距離Lが内壁602の他の部分よりも短くなるように構成されている。ここで所定部分とは、注射器の針をニードル孔20aに案内させやすくすることや注射器の針の移動をレンズ本体2aに接触しないように適切に制限することなどを踏まえて決定される。変形例5においても、使用者は、案内壁部600bをニードル孔20aの位置を示す指標として用いることができる。また、注射器の針がニードル孔20aに挿入されたとき、注射器の針がレンズ本体2aに接触しないように、案内壁部600bによって、注射器の針の移動が制限される。
〔変形例6〕
図15は、変形例6に係る挿入部700の概略を示す図である。図15(a)は斜視図であり、図15(b)は平面図である。変形例6における挿入部700には、平面図において開放部703を有する略U字形の案内壁部700bが形成されている。そして、案内壁部700bは、ニードル孔20aを囲むように配置されている。なお、ニードル孔20aの位置に対する案内壁部700bや開放部703の位置は、注射器の針をニードル孔20aに案内させやすくすることや注射器の針の移動をレンズ本体2aに接触しないように適切に制限することなどを踏まえて決定される。変形例6においても、使用者は、案内壁部600bをニードル孔20aの位置を示す指標として用いることができる。また、開放部703が設けられていることで、変形例4や5のように開放部703を設けない場合と比較して、使用者は、注射器の針をニードル孔20aにより容易に案内させることができる。さらに、注射器の針がニードル孔20aに挿入されたとき、注射器の針がレンズ本体2aに接触しないように、案内壁部700bによって、注射器の針の移動が制限される。なお、上記の変形例3〜6においても、傾斜部20c、200c、300cと同様の傾斜部を案内壁部とニードル孔20aの間に設けることができる。
1 挿入器具
2 眼内レンズ
2a レンズ本体
2b 支持部
10 ノズル本体
10a ノズル本体の先端部
10b ノズル本体の後端部
12 ステージ部
13 ステージ蓋部
20、200、300、400、500、600、700 挿入部
20a ニードル孔
20b、200b、300b、400b、500b、600b、700b 案内壁部
20c、200c、300c 傾斜部
21、201、301 外壁
22、202、602 内壁
302a 第一内壁
302b 第二内壁
23、203、303、603、703 開放部
30 プランジャ
50 位置決め部材
60 注射器の針

Claims (2)

  1. 眼球内に挿入される器具本体に一体又は別体に設けられ、眼内レンズを収納することで前記眼内レンズを前記器具本体に配置可能であり、前記眼内レンズに潤滑剤を供給する注射器の針が挿通する孔を有する収納部と、
    前記収納部を形成する部材において前記孔に隣接する位置に前記部材と一体形成され、前記注射器の針を前記孔に案内する案内壁部とを備え、
    前記案内壁部は、前記孔に挿通された後に前記注射器の針の先端が前記収納部内の前記眼内レンズのレンズ本体の方へ接近するように前記孔に対し傾けられた前記注射器の針が当接すると、前記孔に挿通された後の当該注射器の針の傾斜角を当該注射器の針が前記レンズ本体に接触しない範囲に制限するように構成されており、
    前記針が挿通する孔と前記案内壁部は、いずれも前記収納部を構成するステージ蓋部に形成されていることを特徴とする眼内レンズの挿入器具。
  2. 前記案内壁部は、前記収納部から突出するように形成され、前記案内壁部の少なくとも一部は、前記孔を囲まないように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の眼内レンズの挿入器具。
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