JP6753567B1 - 亜鉛化合物回収装置及び亜鉛化合物回収方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な装置ないしは工程でもって、低コストで、亜鉛化合物を含む汚泥から亜鉛化合物を回収することを可能にする手段を提供する。【解決手段】亜鉛化合物回収装置Sは、汚泥濾過装置1と乾燥装置2と塩酸混合装置3と汚泥スラリーの濾過装置4と濃縮装置5と濃縮液の濾過装置6とアルカリ混合装置7と析出物スラリーの濾過装置8とを有する。汚泥濾過装置1は亜鉛含有汚泥を濾過する。乾燥装置2は汚泥濾過装置1のケークに乾燥処理を施す。塩酸混合装置3は乾燥汚泥に希塩酸を混合する。濾過装置4は、塩酸混合装置3のスラリーを濾過する。濃縮装置5は濾過装置4の濾液を濃縮する。濾過装置6は濃縮装置5の濃縮液を濾過する。アルカリ混合装置7は濾過装置6の濾液に水酸化ナトリウムを加えて水酸化亜鉛を生成する。濾過装置8はアルカリ混合装置7のスラリーを濾過して水酸化亜鉛を回収する。【選択図】図1

Description

本発明は、亜鉛又は亜鉛化合物と、亜鉛以外の金属又はその化合物とを含む汚泥から亜鉛化合物を回収する亜鉛化合物回収装置及び亜鉛化合物回収方法に関するものである。
一般に、製鉄、非鉄金属製造、金属メッキ、無機化学品製造、窯業、印刷などに係る事業所で発生する汚泥ないしは廃物には、種々の金属又はその化合物が含まれている。このような汚泥ないしは廃物に含まれる金属又はその化合物のうちの一部のものは資源としての価値が高いので、汚泥ないしは廃物から特定の金属又はその化合物を回収するための金属回収装置ないしは金属回収方法が種々提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。
とくに、リン酸製造、亜鉛クロムメッキ、溶融亜鉛メッキなどに係る事業所で発生する汚泥ないしは廃物には、資源としての価値が高い亜鉛又はその化合物が多く含まれているので、このような汚泥ないしは廃物から亜鉛化合物を回収するための亜鉛化合物回収装置ないしは亜鉛化合物回収方法が種々提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開昭59−88319号公報 特開昭61−158818公報 特開2002−121626号公報 特開2016−56434号公報
しかしながら、特許文献1〜2に開示された亜鉛化合物回収装置ないしは亜鉛化合物回収方法では、亜鉛含有物(廃物)から亜鉛を回収するために金属亜鉛を添加するようにしているので、比較的低純度の亜鉛化合物を回収するために高純度の金属亜鉛を消費しなければならず、亜鉛回収効果が減殺されるといった問題がある。さらに、亜鉛含有物からの亜鉛の溶出にアンモニアを用いた後、アンモニアを回収して循環使用するようにしているので、アンモニアを循環使用するための複雑な機構を必要とするといった問題がある。
また、特許文献3に開示されたメッキスラッジからの亜鉛化合物の回収装置ないしは回収方法では、亜鉛化合物の晶析に大量のエタノールを使用するので、亜鉛化合物の回収コストが非常に高くつくといった問題がある。
本発明は、前記従来の問題を解決するためになされたものであって、比較的簡素な装置ないしは工程でもって、低コストで、亜鉛又は亜鉛化合物と亜鉛以外の金属又はその化合物とを含む汚泥から亜鉛化合物を回収することを可能にする手段を提供することを解決すべき課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明に係る、亜鉛又は亜鉛化合物と、亜鉛よりイオン化傾向が大きい金属又はその化合物とを含む汚泥から亜鉛化合物(汚泥中の亜鉛化合物と同一物質であるとは限らない。)を回収する亜鉛化合物回収装置は、乾燥装置と、第1の混合装置と、第1の濾過装置と、濃縮装置と、第2の濾過装置と、第2の混合装置と、第3の濾過装置とを備えている。
本発明に係る亜鉛化合物回収装置において、乾燥装置は汚泥に乾燥処理を施す。混合装置は、乾燥装置によって乾燥処理が施された汚泥に塩酸を混合し、汚泥中の亜鉛又は亜鉛化合物から塩化亜鉛を生成して塩酸中に溶解させるとともに、汚泥中の亜鉛よりイオン化傾向が大きい金属又はその化合物から金属塩化物を生成して塩酸中に溶解させる。第1の濾過装置は、第1の混合装置によって生成された、汚泥と塩化亜鉛と金属塩化物(塩化亜鉛を除く)と残留する塩酸とを含むスラリーを濾過する。
濃縮装置は、第1の濾過装置によって分離された濾液を、加熱して水分を気化させることにより濃縮し、塩化亜鉛は析出せず、金属塩化物(塩化亜鉛を除く)の一部が析出した濃縮液を生成する。第2の濾過装置は、濃縮装置によって生成された金属塩化物(塩化亜鉛を除く)の析出物を含む濃縮液を濾過する。第2の混合装置は、第2の濾過装置によって分離された濾液に、水素指数がpH8〜11(好ましくはpH9〜10)となるようにアルカリ性物質を加え、濾液中に溶解している塩化亜鉛から難溶性(ほぼ非水溶性)の水酸化亜鉛を生成して析出させる。第3の濾過装置は、第2の混合装置によって生成された水酸化亜鉛の析出物を含むスラリーを濾過し、水酸化亜鉛を含むケークを分離して回収する。
本発明に係る、亜鉛又は亜鉛化合物と、亜鉛よりイオン化傾向が大きい金属又はその化合物とを含む汚泥から亜鉛化合物(汚泥中の亜鉛化合物と同一物質であるとは限らない。)を回収する亜鉛化合物回収方法は、乾燥工程と、塩酸混合工程と、第1の濾過工程と、濃縮工程と、第2の濾過工程と、アルカリ性物質混合工程と、第3の濾過工程とを有する。
本発明に係る亜鉛化合物回収方法において、乾燥工程では汚泥に乾燥処理を施す。塩酸混合工程では、乾燥工程で乾燥処理が施された汚泥に塩酸を混合し、汚泥中の亜鉛又は亜鉛化合物から塩化亜鉛を生成して塩酸中に溶解させるとともに、汚泥中の亜鉛よりイオン化傾向が大きい金属又はその化合物から金属塩化物を生成して塩酸中に溶解させる。第1の濾過工程では、塩酸混合工程で生成された、汚泥と塩化亜鉛と金属塩化物(塩化亜鉛を除く)と残留する塩酸とを含むスラリーを濾過する。
濃縮工程では、第1の濾過工程で分離された濾液を、加熱して水分を気化させることにより濃縮し、塩化亜鉛は析出せず、金属塩化物(塩化亜鉛を除く)の一部が析出した濃縮液を生成する。第2の濾過工程では、濃縮工程で生成された金属塩化物(塩化亜鉛を除く)の析出物を含む濃縮液を濾過する。アルカリ性物質混合工程では、第2の濾過工程で分離された濾液に、該濾液の水素指数がpH8〜11(好ましくは、pH9〜10)となるようにアルカリ性物質を加えて濾液中に溶解している塩化亜鉛から難水溶性(ほぼ非水溶性)の水酸化亜鉛を生成する。第3の濾過工程では、アルカリ性物質混合工程で生成された水酸化亜鉛の析出物を含むスラリーを濾過し、水酸化亜鉛を含むケークを分離して回収する。
本発明に係る亜鉛化合物回収装置又は亜鉛化合物回収方法において、亜鉛よりイオン化傾向が大きい金属は、カリウム、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム及びアルミニウムのうちの少なくとも1つを含むものであってもよい。水酸化亜鉛を生成するためのアルカリ性物質は、水酸化ナトリウムもしくはその水溶液又は水酸化カリウムもしくはその水溶液であるのが好ましい。なお、乾燥工程に導入される汚泥は、亜鉛よりイオン化傾向が小さい金属(例えば、鉄、ニッケル、錫、鉛、銅等)又はその化合物を含んでいてもよい。
本発明に係る亜鉛化合物回収装置又は亜鉛化合物回収方法によれば、簡素な装置ないしは工程でもって、低コストで、亜鉛又は亜鉛化合物と、亜鉛よりイオン化傾向が大きい金属又はその化合物とを含む汚泥から水酸化亜鉛を回収することができる。また、汚泥が亜鉛よりイオン化傾向が小さい金属又はその化合物を含む場合も、同様に水酸化亜鉛を回収することができる。
本発明の実施形態に係る亜鉛化合物回収装置の模式的なシステム構成図である。 塩化亜鉛及び亜鉛よりイオン化傾向が大きいいくつかの金属の塩化物の水に対する溶解度を示すグラフである。 本発明に係る亜鉛化合物回収装置の所定の部位における汚泥、スラリー、濾液、ケーク又は濃縮液に含まれる金属化合物等の質量流量を示す図である。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を具体的に説明する。
図1に示すように、亜鉛化合物回収装置S(以下「回収装置S」と略称する)は、汚泥濾過装置1と、乾燥装置2と、塩酸混合装置3(第1の混合装置)と、汚泥スラリー濾過装置4(第1の濾過装置)と、濃縮装置5と、濃縮液濾過装置6(第2の濾過装置)と、アルカリ性物質混合装置7(第2の混合装置。以下「アルカリ混合装置7」と略称する。)と、析出物スラリー濾過装置8(第3の濾過装置)とを備えている。
汚泥濾過装置1は、連続式の真空回転円筒型濾過器(例えば、オリバーフィルタ)である。そして、汚泥濾過装置1は、原料ないしは材料として亜鉛及び/又は亜鉛化合物を使用する事業所(以下「亜鉛使用事業所」という。)で発生する亜鉛、亜鉛イオン、亜鉛化合物及び/又は亜鉛化合物イオン(以下「亜鉛成分」という。)を含む汚泥(以下「亜鉛含有汚泥」という。)を濾過により固液分離して、濾液とケークとを生成する。ケークは乾燥装置2に導入され、濾液は廃水処理施設(図示せず)に導入されて適切に処理される。なお、亜鉛使用事業所としては、例えば、リン酸製造、亜鉛クロムメッキ、溶融亜鉛メッキなどに係る事業所が挙げられる。
亜鉛含有汚泥は、亜鉛使用事業所で発生する廃液、廃スラッジ、廃水、汚水、洗浄廃水及び/又は冷却廃水等(以下「廃液等」という。)に凝集沈殿処理等を施すことにより生成された汚泥ないしはスラッジであり、亜鉛成分を含むとともに、亜鉛以外の金属及び/又はその化合物あるいはこれらのイオン(以下「亜鉛以外金属成分」という。)を含んでいる。亜鉛含有汚泥の含水率は通常は96〜98質量%であるが、汚泥濾過装置1は、亜鉛含有汚泥を濾過して、濾液と、含水率が70〜85質量%のケークとを生成する。
亜鉛以外金属成分としては、亜鉛よりイオン化傾向が大きいカリウム、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム及び/又はその化合物あるいはこれらのイオンと、亜鉛よりイオン化傾向が小さい鉄、ニッケル、錫、鉛、銅及び/又はその化合物あるいはこれらのイオンとが挙げられる。なお、亜鉛使用事業所で発生する廃液等には凝集沈殿処理が施されるが、一般に凝集剤としてポリ塩化アルミニウム(PAC)が用いられるので、亜鉛以外金属成分のうちで最も多い成分は、通常はアルミニウム成分である。
乾燥装置2は、汚泥濾過装置1から導入されたケークを移動させつつ高温の空気と接触させ、含水率がほぼ0(例えば含水率0〜0.1%)の乾燥汚泥となるように乾燥させる。具体的には、乾燥装置2は、中心軸がおおむね水平方向に伸びるように配置された略円筒形のハウジング11と、ハウジング11内にほぼ同軸に配設されたスクリューコンベア12とを備えている。スクリューコンベア12はモータ(図示せず)によって回転駆動され、ハウジング11の一端側(図1中における位置関係では左端側)に導入されたケークないしは汚泥を他端側(図1中における位置関係では右端側)に向かってハウジング中心軸方向に移動させる。
なお、乾燥装置内でのケークの移動を促進するために、乾燥装置2を、ハウジング11及びスクリューコンベア12が一端側(図1中における位置関係では左端側)から他端側(図1中における位置関係では右端側)に向かってやや下降傾斜(例えば、10〜20°の傾斜角)するように配置してもよい。
また、乾燥装置2は、ハウジング11に空気を導入するための空気供給通路13と、それぞれ空気供給通路13に介設された送風ブロワ14及び空気加熱器15とを備えている。送風ブロワ14は、空気供給通路13を介してハウジング11に空気を送り、空気加熱器15は、ハウジング11に送られる空気を、伝熱媒体(例えば、加熱炉で加熱された250〜300℃の熱媒油)で加熱して所定の温度(例えば150〜250℃)まで昇温させる。さらに、乾燥装置2は、ハウジング11から空気を排出するための空気排出通路16と、空気排出通路16に介設された排気ブロワ17とを備えている。
乾燥装置2による乾燥処理により、汚泥(ケーク)中の亜鉛成分の大半は酸化亜鉛(ZnO)となる。また、汚泥中の亜鉛以外金属成分は、カリウム成分及びナトリウム成分を除けば、大半が金属酸化物(例えばCaO、MgO、Al、FeO、Fe、Fe、NiO、SbO、PbO、CuO等)となる。なお、カリウム成分及びナトリウム成分は酸化物ではなく塩(炭酸塩等)となる。乾燥汚泥は塩酸混合装置3に導入される。
塩酸混合装置3は、乾燥装置2から導入された乾燥汚泥と希塩酸(例えば、5質量%)とを混合してスラリーを生成する。具体的には、塩酸混合装置3は、中心軸が鉛直方向に伸びるように配置された細長い略円筒形の混合槽18と、混合槽18内に同軸状に配置された複数の直列の攪拌翼を有する攪拌機19と、混合槽18の直下に配置されたスラリー貯槽20とを備えている。かくして、乾燥装置2から排出された乾燥汚泥と希塩酸とが混合槽18内で攪拌機19により攪拌されてスラリーとなる。このスラリーはスラリー貯槽20に一時的に貯留される。スラリー貯槽20内のスラリーは、ポンプ21によってスラリー供給通路22を介して汚泥スラリー濾過装置4に導入される。
混合槽18内では、乾燥汚泥に含まれている酸化亜鉛は塩化亜鉛(ZnCl)ないしはそのイオンとなって希塩酸に溶解する。また、乾燥汚泥に含まれている亜鉛よりイオン化傾向が大きい金属の酸化物ないしは塩は金属塩化物(以下「高還元性金属塩化物」という。)ないしはそのイオンとなって希塩酸に溶解する。なお、高還元性金属塩化物としては、塩化カリウム(KCl)、塩化カルシウム(CaCl)、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化マグネシウム(MgCl)、塩化アルミニウム(AlCl)などが挙げられる。一方、乾燥汚泥に含まれている亜鉛よりイオン化傾向が小さい金属の酸化物(FeO、Fe、Fe、NiO、SbO、PbO、CuO等)は、短時間(例えば、1時間未満)ではほとんど塩化物とはならず、希塩酸にはほとんど溶解しないので、固体状態のままである。
希塩酸の濃度(塩化水素濃度)は、限定されるわけではないが、3〜7質量%であるのが好ましい。なお、乾燥汚泥に対する希塩酸の添加量ないしは濃度は、酸化亜鉛を塩化亜鉛に変化させるとともに、亜鉛よりイオン化傾向が大きい金属の酸化物ないしは塩を高還元性金属塩化物に変化させることができ(すなわち、当量以上)、かつ乾燥汚泥と塩酸の混合物が適切な流動性を有するスラリーとなるように好ましく設定される。なお、希塩酸の添加量は、前記の条件を満たす範囲内で可及的に少量にとどめるのが経済的である。
汚泥スラリー濾過装置4は、加圧式濾過機(例えば、フィルタプレス)であり、ポンプ21によってスラリー貯槽20から導入されたスラリーを加圧濾過により固液分離し、濾液とケークとを生成する。その際、スラリーに含まれていた塩化亜鉛(ZnCl)及び高還元性金属塩化物(例えば、KCl、CaCl、NaCl、MgCl、AlCl、等)は、スラリーの液体成分(水)に溶解しているので、その大半は濾液に含まれることになる。
一方、亜鉛よりイオン化傾向が小さい金属の酸化物(例えば、FeO、Fe、Fe、NiO、SbO、PbO、CuO等)は、スラリーの液体成分(水)には溶解せず懸濁状態の固体であるので、ほぼすべてがケーク中に含まれることになる。すなわち、濾液は、実質的には塩化亜鉛及び高還元性金属塩化物は含むが、亜鉛よりイオン化傾向が小さい金属成分は含まない。濾液は濃縮装置5に導入され、ケークは廃棄物として適切に処理される。
濃縮装置5は、汚泥スラリー濾過装置4によって分離された濾液を、加熱して水分を気化させることにより濃縮し、塩化亜鉛は析出していないが、高還元性金属塩化物(例えば、KCl、CaCl、NaCl、MgCl、AlCl等)のうちの少なくとも一部のものについてその一部ないしは大部分が固体となって析出した濃縮液(以下「析出物含有濃縮液」という。)を生成する。
具体的には、濃縮装置5は、蒸発缶23と、蒸発缶23内に配置されたスチーム加熱器24とを有し、汚泥スラリー濾過装置4から蒸発缶23内に導入された濾液を沸騰させる。これにより濾液から大量の水蒸気(例えば、濾液中の90〜99%の水分)が外部に放出され、濾液が濃縮されて析出物含有濃縮液が生成される。蒸発缶23内の析出物含有濃縮液には、塩化亜鉛及び高還元性金属塩化物の一部が溶解しているので、これらの溶質に起因する沸点上昇により、沸騰している析出物含有濃縮液は溶質濃度に応じて100℃より高い温度(例えば、105〜130℃)となる。なお、スチーム加熱器24内で発生するスチームの凝縮水(ドレン)は、自動的にスチームトラップ25から排水溝(図示せず)に排出される。
図2に示すように、0℃から140℃の温度範囲では、塩化亜鉛(ZnCl)の水に対する溶解度は、高還元性金属塩化物である塩化カリウム(KCl)、塩化カルシウム(CaCl)、塩化ナトリウム(NaCl)、塩化マグネシウム(MgCl)又は塩化アルミニウム(AlCl)の水に対する溶解度に比べて非常に大きい。また、図2から明らかなとおり、塩化亜鉛の水に対する溶解度は温度の上昇に伴って急激に増加するが、高還元性金属塩化物の水に対する溶解度は温度が上昇してもさほど増加しない。したがって、高温になればなるほど、塩化亜鉛と高還元性金属塩化物との間での溶解度の差が大きくなる。そこで、回収装置Sでは、比較的高温状態における塩化亜鉛と高還元性金属塩化物の間での水に対する溶解度の差を利用して、塩化亜鉛は析出せず、高還元性金属塩化物が可及的に多く析出するように、汚泥スラリー濾過装置4から導入された濾液を高温で濃縮するようにしている。
再び図1に示すように、濃縮装置5の下方には、蒸発缶23から排出された析出物含有濃縮液を一時的に貯留する濃縮液貯槽27が設けられている。濃縮液貯槽27内の析出物含有濃縮液は、温度調節器(図示せず)によって比較的高温状態(例えば、70〜80℃)に保持される。濃縮液貯槽27内の析出物含有濃縮液は、ポンプ28によって濃縮液供給通路29を介して濃縮液濾過装置6に導入される。なお、濃縮液供給通路29は保温材(図示せず)によって保温され、濃縮液貯槽27内の析出物含有濃縮液は、ほとんど温度が低下せずに濃縮液濾過装置6に導入される。
濃縮液濾過装置6は、加圧式濾過機(例えば、フィルタプレス)であり、ポンプ28によって濃縮液貯槽27から導入された析出物含有濃縮液を加圧濾過により固液分離し、濾液とケークとを生成する。濾液は、塩化亜鉛と、析出せずに濾液中に溶解している高還元性金属塩化物とを含む水溶液であるが、溶質の大半は塩化亜鉛である。一方、ケークの固体成分は、析出物含有濃縮液中に析出した高還元性金属塩化物である。濾液は、アルカリ混合装置7に導入され、ケークは適切に廃棄される。
アルカリ混合装置7は、濃縮液濾過装置6によって分離された濾液に、該濾液の水素指数がpH8〜11、好ましくはpH9〜10となるように水酸化ナトリウム水溶液(例えば、5〜20質量%)を加えて濾液中に溶解している塩化亜鉛から難水溶性(ほぼ非水溶性)の水酸化亜鉛を生成する。具体的には、アルカリ混合装置7は、中心軸が鉛直方向に伸びるように配置された細長い略円筒形の混合槽30と、混合槽30内に配置された複数の直列の攪拌翼を有する攪拌機31とを備えている。
かくして、濃縮液濾過装置6から排出された濾液と水酸化ナトリウム水溶液とが混合槽30内で攪拌機31によって混合・攪拌される。なお、水酸化ナトリウム水溶液の供給量は、pH制御装置(図示せず)によって、混合槽30内の混合液がpH8〜11(好ましくは、pH9〜10)となるように自動的に制御される。その結果、混合槽30内には、難水溶性(ほぼ非水溶性)の水酸化亜鉛と、カリウム及びナトリウムを除く亜鉛よりイオン化傾向が大きい金属(例えば、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム)の難水溶性の水酸化物(以下「亜鉛以外金属水酸化物」という。)とが懸濁する析出物スラリーが生成される。この析出物スラリー中の固体成分の大半は水酸化亜鉛であり、亜鉛以外金属水酸化物は少量である。なお、カリウム及びナトリウムは、イオンの状態で析出物スラリー中に溶解している。析出物スラリーは析出物スラリー濾過装置8に導入される。
析出物スラリー濾過装置8は、連続式の真空回転円筒型濾過器(例えば、オリバーフィルタ)である。そして、析出物スラリー濾過装置8は、アルカリ混合装置7によって生成された析出物スラリーを濾過により固液分離し、濾液とケークとを生成する。ケークの固体成分は、大部分が水酸化亜鉛であり、残部は亜鉛以外金属水酸化物である。固形成分の大部分が水酸化亜鉛であるケークは、析出物スラリー濾過装置8の真空ドラム32の空気中に露出した周面上で、散水機33から噴射される洗浄水で洗浄される。
これにより、ケーク中の水に溶解している金属化合物(例えば、塩化カリウム、塩化ナトリウム、水酸化カルシウム等)ないしはその金属イオンが除去される。なお、ケーク中に比較的難溶性の水酸化カルシウムが固体の状態で含まれている場合、この水酸化カルシウムは洗浄水に溶解し、ケークから除去される。洗浄されたケークは乾燥処理が施され、亜鉛製造原料として使用される。なお、析出物スラリー濾過装置8の濾液は、水処理装置(図示せず)で適切に処理された後、排水溝等に排出される。
図3に、下記の表1に示す組成の乾燥汚泥を、回収装置Sにより100kg/hrの処理速度で連続的に処理して水酸化亜鉛を回収する場合における、回収装置Sの要所における、亜鉛化合物、亜鉛よりイオン化傾向が大きい金属の化合物、水、炭酸等の流量の一例を示す。表1に示す乾燥汚泥の組成は、2018年11月24日に、ある亜鉛使用事業所で採取した汚泥を実際に分析して得たデータである。なお、表1又は図3において、「その他」は、亜鉛よりイオン化傾向が小さい金属ないしはその化合物と非金属性の汚泥成分の混合物である。
Figure 0006753567
図3から明らかなとおり、この例では、毎時、100kgの乾燥汚泥に1080kgの5wt%塩酸を混合し、22.19kgの水酸化亜鉛を回収している。析出物スラリー濾過装置8で回収されるケーク(乾燥基準)の量は25.43kgであり、該ケーク中の水酸化亜鉛は22.19kgであるので、ケークの水酸化亜鉛の含有率は約87%である(22.19/25.43=0.873)。また、乾燥汚泥100kg中の酸化亜鉛は21.00kgであり、析出物スラリー濾過装置8で回収されるケーク中の水酸化亜鉛は22.19kgであるので、金属亜鉛の回収率は、次の式で示すように86.5%である。
[22.19×(65.4/99.4)]/[21.00×(65.4/81.4)]×100=86.5(%)
以上、本発明の実施形態に係る亜鉛化合物回収装置ないしは亜鉛化合物回収方法によれば、比較的簡素な装置ないしは工程でもって、低コストで、亜鉛含有汚泥から水酸化亜鉛を回収することができる。
S 亜鉛化合物回収装置(回収装置)、1 汚泥濾過装置、2 乾燥装置、3 塩酸混合装置、4 汚泥スラリー濾過装置、5 濃縮装置、6 濃縮液濾過装置、7 アルカリ性物質混合装置(アルカリ混合装置)、8 析出物スラリー濾過装置、11 ハウジング、12 スクリューコンベア、13 空気供給通路、14 送風ブロワ、15 空気加熱器、16 空気排出通路、17 排気ブロワ、18 混合槽、19 攪拌機、20 スラリー貯槽、21 ポンプ、22 スラリー供給通路、23 蒸発缶、24 スチーム加熱器、25 スチームトラップ、27 濃縮液貯槽、28 ポンプ、29 濃縮液供給通路、30 混合槽、31 攪拌機、32 真空ドラム、33 散水機。

Claims (2)

  1. 亜鉛又は亜鉛化合物と、亜鉛よりイオン化傾向が大きい所定金属又はその化合物とを含む汚泥から亜鉛を水酸化亜鉛の形態で回収する亜鉛化合物回収装置であって、
    該亜鉛化合物回収装置は、
    前記汚泥を濾過により固液分離して濾液とケークとを生成する連続式の真空回転円筒型濾過器と、
    前記真空回転円筒型濾過器から導入されたケークをスクリューコンベアで移動させつつ150〜250℃の空気と接触させて含水率が0〜0.1%の汚泥となるよう該ケークに乾燥処理を施す乾燥装置と、
    前記乾燥装置によって乾燥処理が施された汚泥に、塩化水素濃度が3〜7質量%の希塩酸を混合し、該汚泥中の亜鉛又は亜鉛化合物から塩化亜鉛を生成して塩酸中に溶解させるとともに、該汚泥中の前記所定金属又はその化合物から所定金属塩化物を生成して塩酸中に溶解させる第1の混合装置と、
    前記第1の混合装置によって生成された、汚泥と塩化亜鉛と前記所定金属塩化物とを含むスラリーを濾過する第1の濾過装置と、
    前記第1の濾過装置によって分離された濾液を、加熱して水分を気化させることにより濃縮し、塩化亜鉛は析出せず、前記所定金属塩化物の一部が析出した濃縮液を生成する濃縮装置と、
    前記濃縮装置によって生成された前記所定金属塩化物の析出物を含む濃縮液を受け入れて貯留するとともに、該濃縮液の温度を70〜80℃に保持する濃縮液貯槽と、
    前記濃縮液貯槽内の濃縮液を、ほとんど温度を低下させずに受け入れて濾過する第2の濾過装置と、
    前記第2の濾過装置によって分離された濾液に、水素指数がpH8〜11となるように5〜20質量%の水酸化ナトリウム水溶液を加え、濾液中に溶解している塩化亜鉛から水酸化亜鉛を生成して析出させる第2の混合装置と、
    前記第2の混合装置によって生成された水酸化亜鉛の析出物を含むスラリーを濾過し、水酸化亜鉛を含むケークを分離して回収する第3の濾過装置とを備えていて、
    前記所定金属は、カリウム、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム及びアルミニウムのうちの少なくとも1つを含み、
    前記第1の混合装置に導入される希塩酸は、該第1の混合装置に導入される汚泥に含まれている亜鉛又は亜鉛化合物を塩化亜鉛に変化させるとともに前記所定金属又はその化合物を前記所定金属塩化物に変化させるための当量の塩化水素を含み、前記希塩酸の添加量 は、前記汚泥と該希塩酸の混合物が流動性を有するスラリーを形成することができる量であることを特徴とする亜鉛化合物回収装置。
  2. 亜鉛又は亜鉛化合物と、亜鉛よりイオン化傾向が大きい所定金属又はその化合物とを含む汚泥から亜鉛を水酸化亜鉛の形態で回収する亜鉛化合物回収方法であって、
    該亜鉛化合物回収方法は、
    前記汚泥を、連続式の真空回転円筒型濾過器で濾過することにより固液分離して、濾液とケークとを生成する真空濾過工程と、
    前記真空濾過工程で生成されたケークをスクリューコンベアで移動させつつ150〜250℃の空気と接触させて含水率が0〜0.1%の汚泥となるよう該ケークに乾燥処理を施す乾燥工程と、
    前記乾燥工程で乾燥処理が施された汚泥に、塩化水素濃度が3〜7質量%の希塩酸を混合し、該汚泥中の亜鉛又は亜鉛化合物から塩化亜鉛を生成して塩酸中に溶解させるとともに、該汚泥中の前記所定金属又はその化合物から所定金属塩化物を生成して塩酸中に溶解させる塩酸混合工程と、
    前記塩酸混合工程で生成された、汚泥と塩化亜鉛と前記所定金属塩化物とを含むスラリーを濾過する第1の濾過工程と、
    前記第1の濾過工程で分離された濾液を、加熱して水分を気化させることにより濃縮し、塩化亜鉛は析出せず、前記所定金属塩化物の一部が析出した濃縮液を生成する濃縮工程と、
    前記濃縮工程で生成された前記所定金属塩化物の析出物を含む濃縮液を濃縮液貯槽に受け入れて貯留するとともに、該濃縮液の温度を70〜80℃に保持する濃縮液貯留工程と、
    前記濃縮液貯留工程で70〜80℃に保持された濃縮液を、ほとんど温度を低下させずに受け入れて濾過する第2の濾過工程と、
    前記第2の濾過工程で分離された濾液に、水素指数がpH8〜11となるように5〜20質量%の水酸化ナトリウム水溶液を加えて濾液中に溶解している塩化亜鉛から水酸化亜鉛を生成するアルカリ性物質混合工程と、
    前記アルカリ性物質混合工程で生成された水酸化亜鉛の析出物を含むスラリーを濾過し、水酸化亜鉛を含むケークを分離して回収する第3の濾過工程とを有し、
    前記所定金属は、カリウム、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム及びアルミニウムのうちの少なくとも1つを含み、
    前記塩酸混合工程で用いられる希塩酸は、該塩酸混合工程に導入される汚泥に含まれている亜鉛又は亜鉛化合物を塩化亜鉛に変化させるとともに前記所定金属又はその化合物を前記所定金属塩化物に変化させるための当量の塩化水素を含み、前記希塩酸の添加量は、前記汚泥と該希塩酸の混合物が流動性を有するスラリーを形成することができる量であることを特徴とする亜鉛化合物回収方法。
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