JP6752132B2 - 集合ます、集合ますの配管構造、および集合ますの施工方法 - Google Patents

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本発明は、集合ます、集合ますの配管構造、および集合ますの施工方法に関する。
従来から、複数の排水設備から排出される排水をいったん合流させてから排出する排水システムが知られている。そのような排水システムとして、例えば、排水設備に接続されかつ床下に設置された複数の配管と、それら複数の配管に接続されかつ床下に設置された集合ますと、集合ますと屋外配管とを繋ぐ配管とを備えた排水システムが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許第5530420号公報
上記集合ますは複数の配管に接続されるので、側部に複数の流入口を備えている。そのため、いずれか一つの流入口から流入した排水が集合ますの内部で滞留すると、排水が他の一つの流入口から流出してしまうおそれがある。すなわち、逆流が生じるおそれがある。ここで、集合ますの内部空間が大きいと排水は滞留しにくい。しかし、上記集合ますは、床下の小さなスペースに設置されるので、比較的小型に形成される。よって、滞留を防止するために内部空間を大きくすることに関して、一定の限界がある。そこで、大型化しなくても排水の滞留を防止できる集合ますが望まれていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、内部において排水が滞留しにくく、逆流が生じにくい集合ますを提供することである。
本発明に係る集合ますは、筒状のます本体と、前記ます本体の側部に設けられた第1流入口と、前記ます本体の側部に設けられた第2流入口と、前記ます本体の一端部に設けられ、開口が形成された底板と、前記底板の前記開口から、前記ます本体の中心線から傾いた方向に延びる筒体と、前記筒体の先端部に設けられた流出口と、を備えている。前記開口は、前記ます本体の中心線の方向から見たときに、前記筒体の中心線に沿った方向の長さが前記ます本体の中心線と垂直な方向の長さよりも長い非真円形状に形成されており、前記開口の開口面積は前記流出口の開口面積よりも大きい。一の発明では、前記ます本体は、横断面形状が真円形状に形成されている。他の一の発明では、前記筒体は円筒状に形成されている。
上記集合ますによれば、筒体はます本体に対して傾いており、底板には、ます本体の中心線の方向から見たときに非真円形状の開口が形成されている。開口は流出口よりも開口面積が大きいので、第1流入口または第2流入口からます本体の内部に流入した排水は、当該開口を通じて筒体の内部に流れ込みやすい。ます本体の内部に流入した排水は、いったん筒体を経てから、流出口を通じて流出する。したがって、上記集合ますによれば、ます本体の内部において排水が滞留しにくい。ます本体の内部に流入した排水は円滑に流出するので、逆流が生じにくい。
本発明の好ましい一態様によれば、前記ます本体の内部に配置され、前記第1流入口と前記第2流入口との間に配置された第1仕切板を有する仕切りを備えている。
上記態様によれば、第1仕切板によって、第1流入口から流入した排水が第2流入口に向けて流れることが阻止され、第2流入口から流入した排水が第1流入口に向けて流れることが阻止される。よって、逆流を確実に防止することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記ます本体の側部に設けられた第3流入口を備えている。前記仕切りは、前記第2流入口と前記第3流入口との間に配置された第2仕切板と、前記第3流入口と前記第1流入口との間に配置された第3仕切板とを有している。
上記態様によれば、第2仕切板によって、第2流入口から流入した排水が第3流入口に向けて流れることが阻止され、第3流入口から流入した排水が第2流入口に向けて流れることが阻止される。また、第3仕切板によって、第3流入口から流入した排水が第1流入口に向けて流れることが阻止され、第1流入口から流入した排水が第3流入口に向けて流れることが阻止される。よって、第1〜第3流入口を備えた集合ますにおいて、逆流を確実に防止することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記ます本体の中心線の方向から見たときに、前記筒体は前記第1〜第3流入口のいずれとも重なっていない。
上記態様によれば、第1〜第3流入口から流入した排水は、流れの方向を大きくUターンさせずに、前記筒体を通じて円滑に排出される。そのため、ます本体の内部における滞留は、更に生じにくくなる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記底板の外周部から前記ます本体の中心線と平行に延びる平行筒体を備えている。前記流出口、前記筒体、前記底板、および前記平行筒体は、互いに一体化されて底蓋を形成している。前記ます本体と前記底蓋とは別体に形成され、前記ます本体の前記一端部が前記平行筒体に嵌め込まれることによって組み立てられている。
上記態様によれば、例えば基礎に埋設されたさや管に集合ますを固定する場合、始めに底蓋をさや管に固定した後、ます本体を底蓋に嵌め込むことによって、集合ますを施工することができる。そのため、底蓋をさや管に固定した後、ます本体を底蓋に固定する前に、現場の状況に応じてます本体の位置を微調整することができる。よって、集合ますの施工が容易となる。また、ます本体は、ます本体の中心線の方向に関して、平行筒体の寸法の分だけスペースの余裕が生じる。そのため、ます本体の内部において、排水を滞留させられる余裕空間を確保することができる。よって、排水の逆流をより確実に防止することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記ます本体の側部に設けられた通気口と、前記通気口に接続され、内部圧力が所定値以上になると開く通気弁と、を備えている。
上記態様によれば、集合ますの内部圧力が高くなると通気弁が開き、内部圧力の上昇が抑えられる。よって、集合ますの内部圧力が高くなることを防止することができる。これによっても、逆流が防止される。
本発明に係る集合ますの配管構造は、前記集合ますと、基礎内に埋設されたさや管の内部に配置された内管と、を備える。前記流出口は受口であり、前記内管の一端部が挿入されることにより前記内管に接続されている。
上記配管構造によれば、集合ますの流出口が受口であるので、さや管の内部の内管に集合ますを接続するに際して、内管の一端部は差口で足りる。そのため、現場において内管を適宜に切断することによって内管の長さを調整したうえで、集合ますの流出口を内管に容易に接続することができる。よって、集合ますの施工が容易となる。
本発明に係る集合ますの施工方法は、前記底蓋の前記流出口に配管を接続する工程と、少なくとも一部がコンクリート製の基礎内に埋設されたさや管の内部に、前記配管、前記流出口、および前記筒体を挿入する工程と、前記底蓋の前記平行筒体に前記ます本体の前記一端部を嵌め込む工程と、前記平行筒体と前記ます本体の前記一端部とを接着する工程と、を包含する。
上記施工方法によれば、流出口に接続された配管等をさや管の内部に挿入した後、現場の状況に応じて、ます本体の位置を微調整することができる。よって、集合ますの施工が容易となる。
本発明によれば、内部において排水が滞留しにくく、逆流が生じにくい集合ますを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る集合ますおよび当該集合ますに接続された配管の一部を破断して示す側面図である。 集合ますの平面図である。 集合ますの側面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV−V線断面図である。 底蓋の側面図である。 底蓋の平面図である。 底蓋の裏面図である。 ます本体の内側の輪郭および仕切りを示す断面図である。 集合ますの施工方法の説明図である。 集合ますの施工方法の説明図である。 集合ますの施工方法の説明図である。 集合ますの施工方法の説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の一形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る集合ます1は、コンクリート製の基礎100と床101との間に配置されている。すなわち、集合ます1は床下に配置されている。集合ます1は、屋内の複数の排水設備(図示せず)から排出される汚水をいったん合流させてから、屋外の配管102に向けて排出するものである。排水設備は、例えば、台所、トイレ、風呂、洗面台などであるが、特に限定されない。排水設備と集合ます1とは、配管105によって接続されている。
屋外の配管102は、排水ます104に接続されている。また、排水ます104には、配管106が接続されている。基礎100には、さや管103が埋設されている。集合ます1と配管106とは、さや管103内に挿入された可撓管107によって接続されている。なお、図1における符号GLは、地面を表している。
図2は集合ます1の平面図、図3は集合ます1の側面図である。図4は図3のIV−IV線断面図である。なお、図4では、後述の通気弁50の図示は省略している。図5は図3のV−V線断面図である。図5に示すように、集合ます1は、筒状のます本体10と、ます本体10の一端部(下端部)に設けられた底蓋20と、ます本体10の他端部(上端部)に嵌め込まれた上蓋30と、ます本体10の内部に配置された仕切り40と、ます本体10の側部に取り付けられた通気弁50とを備えている。
図2に示すように、ます本体10の側部には、第1流入口11、第2流入口12、および第3流入口13が設けられている。第1流入口11、第2流入口12、および第3流入口13には、それぞれ床下に配置された配管105(図1参照)が接続される。本実施形態では、第1流入口11、第2流入口12、および第3流入口13は、いずれも受口である。ただし、第1流入口11、第2流入口12、および第3流入口13の少なくとも一つは差口であってもよい。なお、受口とは、他の配管が内部に挿入されることによって他の配管に接続される口である。差口とは、他の配管の内部に挿入されることによって他の配管に接続される口である。図4に示すように、第1流入口11、第2流入口12、および第3流入口13の内径は互いに等しい。ます本体10の中心線10cの方向から見て、第1流入口11の中心線11cと第2流入口12の中心線12cとは互いに垂直であり、第2流入口12の中心線12cと第3流入口13の中心線13cとは互いに垂直である。中心線11c、12c、および13cは、同一水平面内に位置している。第1流入口11、第2流入口12、および第3流入口13は、同一の高さ位置に配置されている。ただし、ここで説明する第1流入口11、第2流入口12、および第3流入口13の内径、位置、および向きは一例であり、特に限定される訳ではない。例えば、第1〜第3流入口11〜13の内径または高さ位置は、互いに異なっていてもよい。
また、図5に示すように、ます本体10の側部には通気口14が形成されている。通気口14は、ます本体10の周方向に関して、第3流入口13と第1流入口11との間に設けられている。通気口14の中心線14cは、第2流入口12の中心線12cよりも上方に位置している。図示は省略するが、ます本体10の中心線10cの方向から見て、通気口14の中心線14cと第3流入口13の中心線13cとは直交し、通気口14の中心線14cと第1流入口11の中心線11cとは直交している。通気口14の内径は、第1〜第3流入口11〜13の内径よりも小さい。
ます本体10、第1流入口11、第2流入口12、第3流入口13,および通気口14は一体物であり、本実施形態では合成樹脂により一体成形されている。
通気口14には通気弁50が接続されている。通気弁50は、ます本体10の側方に配置されている。通気弁50は、内部圧力が所定値以上になると開く弁である。通気弁50には、公知の任意の通気弁を好適に用いることができる。通気弁50は、通気弁50の上面が上蓋30の上面以下となるように配置されている。これにより、通気弁50が上蓋30よりも上方に出っ張ることがなく、集合ます1の全体の上下方向の寸法が抑えられる。集合ます1を床下に設置したときに、通気弁50が邪魔にならないようになっている。
底蓋20は、ます本体10の一端部(下端部)に設けられた底板21と、ます本体10の中心線10cから傾いた方向に延びる筒体22と、筒体22の先端部に設けられた流出口25と、底板21の外周縁からます本体10の中心線10cと平行に延びる平行筒体23とを有している。ます本体10の下端面は底板21に当接している。図5において、符号22cは筒体22の中心線を表している。筒体22は底板21から斜め下方に延びている。底板21と筒体22と流出口25と平行筒体23とは、一体的に形成されている。本実施形態では、底板21と筒体22と流出口25と平行筒体23とは合成樹脂製であり、一体成形されている。
図6は底蓋20の側面図であり、図7は底蓋20の平面図であり、図8は底蓋20の裏面図である。図7に示すように、底板21には、ます本体10の中心線10cの方向から見たときに非真円形状の開口24が形成されている。ここで非真円形状とは、真円形状以外の形状を意味する。非真円形状には、例えば、楕円形状、トラック形状などが含まれる。開口24は、角を持たない形状であってもよい。すなわち、開口24は、輪郭が曲線のみからなる形状であってもよい。開口24は、ます本体10の中心線10cの方向から見たときに、筒体22の中心線22cに沿った方向の長さL1が、中心線22cと垂直な方向の長さL2よりも長い形状に形成されている。底板21は、流入口11〜13の中心線11c〜13cと平行な外周部21bと、中心線11c〜13cと平行な方向に対して傾斜した傾斜部21aとを有している。ます本体10の中心線10cの方向から見たときに、傾斜部21aは外周部21bの内側に位置している。傾斜部21aは、ます本体10の中心線10cの方に行くほど下方に向かうように傾斜している。このように底板21が傾斜部21aを有していることにより、流入口11〜13から流入する汚水は、開口24に向かって円滑に導かれる。よって、流入口11〜13から流入する汚水を流出口25から円滑に流出させることができる。
図5に示すように、筒体22は開口24から延びている。開口24は筒体22の上端に位置する。筒体22の中心線22cの方向から見たときに、開口24は非真円形状に形成され、流出口25は真円形状に形成されている。開口24の開口面積(ます本体10の中心線10cの方向から見たときの開口面積)は、流出口25の開口面積(流出口25の中心線と直交する断面の開口面積)よりも大きい。なお、本実施形態では、流出口25の内径は第1〜第3流入口11〜13の内径と等しく、流出口25の開口面積は第1〜第3流入口11〜13の開口面積と等しい。ただし、流出口25の開口面積は第1〜第3流入口11〜13の開口面積と異なっていてもよい。流出口25は受口からなっているが、差口であってもよい。図4に示すように、ます本体10の中心線10cの方向から見たときに、筒体22は第1〜第3流入口11〜13のいずれとも重なっていない。ます本体10の中心線10cの方向から見たときに、筒体22の中心線22cは、第1流入口11の中心線11cおよび第2流入口12の中心線12cに対して垂直である。
図5に示すように、平行筒体23には、ます本体10の一端部が嵌合している。ます本体10の一端部の端面は、底板21の外周部21bに当接している。本実施形態では、ます本体10の一端部が平行筒体23の内側に差し込まれている。ただし、平行筒体23がます本体10の一端部の内側に差し込まれていてもよい。ます本体10の一端部と平行筒体23とは、ます本体10の径方向に重なっている。
図6および図8に示すように、底板21の傾斜部21aおよび筒体22の上部には、リブ27が設けられている。リブ27の個数は特に限定されないが、本実施形態では3個である。ここでは、リブ27は周方向に90度間隔で設けられている。底板21の傾斜部21aおよび筒体22は第1〜第3流入口11〜13の中心線11c〜13cに対して傾いているが、リブ27の下端面27aは中心線11c〜13cと平行である。そのため、リブ27の下端面27aが設置面と接触するように底蓋20を設置面上に載置することにより、第1〜第3流入口11〜13を容易に設置面と平行に配置することができる。
上蓋30は、ます本体10の他端部(上端部)に嵌め込まれている。ここでは、上蓋30は、ます本体10の他端部の内側に嵌め込まれている。ただし、上蓋30は、ます本体10の他端部の外側に嵌め込まれていてもよい。図2に示すように、上蓋30には取っ手39が備えられている。
図5に示すように、仕切り40は上蓋30の下方に配置されている。仕切り40は上蓋30と一体的に形成されている。本実施形態では、仕切り40と上蓋30とは、合成樹脂により一体成形されている。ただし、仕切り40と上蓋30とは別体であって、組み付けられていてもよい。仕切り40は、ます本体10の中心線10cの方向に延びる複数の仕切板からなっている。図4に示すように、仕切り40は、第1流入口11と第2流入口12との間に配置された第1仕切板31と、第2流入口12と第3流入口13との間に配置された第2仕切板32と、第3流入口13と第1流入口11との間に配置された第3仕切板33と、第4仕切板34とを有している。第3仕切板33は、第3流入口13と第1流入口11との間に位置する仕切板33aと、第3流入口13と通気口14との間に位置する仕切板33bとを含んでいる。第4仕切板34は、仕切板33aと仕切板33bとの境界部分に繋がっており、通気口14と第1流入口11との間に配置されている。第1〜第4仕切板31〜34は、合成樹脂により一体成形されている。第1〜第4仕切板31〜34は、ます本体10の中心側から外周側に延びている。仕切り40の中心部には、空洞36が形成されている。
図5に示すように、仕切り40と底板21との間には、上下方向の間隔が設けられている。仕切り40は底板21から離間している。仕切り40の下端は第1〜第3流入口11〜13の下端と同じ高さにあってもよく、第1〜第3流入口11〜13の下端よりも低くてもよく、高くてもよい。
図4に示すように、ます本体10には、ます本体10の中心側に突出する第1突片31A、第2突片32A、第3突片33A、および第4突片34Aが設けられている。図5に示すように、第2突片32Aは、ます本体10の中心線10cと平行に延びている。図示は省略するが、第1突片31A、第3突片33A、および第4突片34Aも第2突片32Aと同様、ます本体10の中心線10cと平行に延びている。すなわち、第1〜第4突片31A〜34Aは、上下方向に延びている。ここでは第1〜第4突片31A〜34Aの上下方向の長さは、それぞれ第1〜第4仕切板31〜34の上下方向の長さに等しいが、特に限定されない。図4に示すように、第1〜第4突片31A〜34Aは、それぞれ第1〜第4仕切板31〜34に対して、ます本体10の周方向に重ねられている。ます本体10の周方向の一方を第1方向R1とすると、第1突片31Aは第1仕切板31の第1方向R1側に配置され、第2突片32Aは第2仕切板32の第1方向R1側に配置され、第3突片33Aは第3仕切板33の第1方向R1側に配置され、第4突片34Aは第4仕切板34の第1方向R1側に配置されている。第1〜第4仕切板31〜34の先端は、ます本体10の内周面に接触していてもよく、接触していなくてもよい。
図9に示すように、仕切り40は、第1流入口11に面する第1対向面41と、第2流入口12に面する第2対向面42と、第3流入口13に面する第3対向面43と、通気口14に面する通気口対向面44とを有している。なお、第1仕切板31の一方の面31dは第1対向面41の一部を形成し、他方の面31cは第2対向面42の一部を形成している。第2仕切板32の一方の面32cは第2対向面42の一部を形成し、他方の面32dは第3対向面43の一部を形成している。第3仕切板33の一方の面33dは第3対向面43の一部を形成し、他方の面33cは通気口対向面44の一部を形成している。第4仕切板34の一方の面34cは通気口対向面44の一部を形成し、他方の面34dは第1対向面41の一部を形成している。
ここで、第1流入口11の開口面積(第1流入口11の中心線11cに直交する断面の開口面積)をA11とする。第1流入口11の中心線11cを含みかつます本体10の中心線10cと直交する断面において、ます本体10の内側の輪郭10Kと第1対向面41とによって囲まれる領域(以下、第1仕切り領域という)K1の面積をA1とする。A1は、A1≧0.5×A11に設定されている。本実施形態では、A1はA11に略等しい。A1=0.95×A11〜1.05×A11である。ただし、特に限定されず、例えばA1=0.5×A11〜1.05×A11であってもよい。A1=0.98×A11〜1.02×A11であってもよい。A1およびA11の数値は特に限定されないが、ここでは、第1流入口11の内径は8.3cmであるので、A11=54.10cmである。A1=53.87cmであり、A1/A11=0.996である。
第2流入口12の開口面積(第2流入口12の中心線12cに直交する断面の開口面積)をA12とする。第2流入口12の中心線12cを含みかつます本体10の中心線10cと直交する断面において、ます本体10の内側の輪郭10Kと第2対向面42とによって囲まれる領域(以下、第2仕切り領域という)K2の面積をA2とする。A2は、0.5×A2≧A12に設定されている。本実施形態では、A2はA12に略等しい。A2=0.95×A12〜1.05×A12に設定されている。ただし、特に限定されず、例えばA2=0.5×A12〜1.05×A12であってもよい。A2=0.98×A12〜1.02×A12であってもよい。A2およびA12の数値は特に限定されないが、ここでは第2流入口11の内径は8.3cmであるので、A12=54.10cmである。A2=55.17cmであり、A2/A12=1.020である。
第3流入口13の開口面積(第3流入口13の中心線13cに直交する断面の開口面積)をA13とする。第3流入口13の中心線13cを含みかつます本体10の中心線10cと直交する断面において、ます本体10の内側の輪郭10Kと第3対向面43とによって囲まれる領域(以下、第3仕切り領域という)K3の面積をA3とする。A3は、A3≧0.5×A13に設定されている。本実施形態では、A3はA13に略等しい。A3=0.95×A13〜1.05×A13に設定されている。ただし、特に限定されず、例えばA3=0.5×A13〜1.05×A13であってもよい。A3=0.98×A13〜1.02×A13であってもよい。A3およびA13の数値は特に限定されないが、ここでは第3流入口13の内径は8.3cmであるので、A13=54.10cmである。A3=53.87cmであり、A3/A13=0.996である。
通気口14の開口面積(通気口14の中心線14cに直交する断面の開口面積)をA14とする。通気口14の中心線14cを含みかつます本体10の中心線10cと直交する断面において、ます本体10の内側の輪郭10Kと通気口対向面44とによって囲まれる領域(以下、第4仕切り領域という)K4の面積をA4とする。A4は、A4≧0.5×A14に設定されている。本実施形態では、A4はA14に略等しい。A4=0.95×A14〜1.05×A14に設定されている。ただし、特に限定されず、例えばA4=0.5×A14〜1.05×A14であってもよい。A4=0.98×A14〜1.02×A14であってもよい。A4およびA14の数値は特に限定されないが、ここでは通気口14の内径は4.0cmであるので、A14=12.56cmである。A4=12.26cmであり、A4/A14=0.976である。
以上が集合ます1の構成である。次に、集合ます1の施工方法の一例を説明する。集合ます1は、既存の建物等に設置することも可能であるが、以下では、建物の新築時に設置されるものとする。
図10に示すように、まず、さや管103を配置した状態でコンクリートを打設し、基礎100を設置する。次に、図11に示すように、基礎100に埋設されたさや管103を、基礎100の表面に合わせて切断する。すなわち、さや管103の上端面が基礎100の表面に揃うように、さや管103を切断する。次に、図12に示すように、底蓋20の流出口25に可撓管107を接続し、可撓管107、流出口25および筒体22をさや管103に挿入する。そして、底蓋20をさや管103に固定する。前述の通り、底蓋20には、下端面27aが流入口11〜13の中心線11c〜13cと平行なリブ27が設けられている。そのため、リブ27を基礎100の表面上に載置することにより、流入口11〜13を容易に水平に配置することができる。
次に、図13に示すように、底蓋20にます本体10を嵌め込む。そして、ます本体10と底蓋20とを接着する。その後、第1〜第3流入口11〜13に、排水設備に接続された配管105(図1参照)を接続する。なお、集合ます1は、ます本体10の中心線10cの方向から見たときに、第2流入口12の中心線12cと筒体22の中心線22c(なお、筒体22の中心線22cは流出口25の中心線と一致する)とが同一直線上に位置するように設計されているが(図4参照)、ます本体10は底蓋20と別体であるので、ます本体10を中心線10c周りに回転させることが可能である。施工現場によっては、第1〜第3流入口11〜13の向きを若干変更したい場合がある。ます本体10の中心線10cの方向から見たときに、第2流入口12の中心線12cが筒体22の中心線22cと交差するように、ます本体10を設置したい場合がある。そのような場合は、ます本体10を底蓋20に嵌め込んだ後、それらを接着する前に、ます本体10を回転させることにより、ます本体10の位置を調整するとよい。
以上のようにして、集合ます1を施工することができる。なお、上記の施工方法は一例に過ぎず、集合ます1の施工方法は何ら限定されるものではない。上記施工方法では、底蓋20をさや管103に固定した後、ます本体10を底蓋20に組み付けることとしたが、それに限られない。ます本体10を底蓋20に組み付けた後、流出口25に可撓管107を接続し、可撓管107をさや管103に挿入してもよい。
排水設備から排出された汚水は、配管105を通じて集合ます1に流れ込む。集合ます1は第1〜第3流入口11〜13を備えており、汚水は第1〜第3流入口11〜13のそれぞれから集合ます1に流れ込む。集合ます1に流入した汚水は流出口25から流出し、可撓管107および配管106を流れてから屋外の排水ます104に流入し、配管102に排出される。
本実施形態に係る集合ます1によれば、図7に示すように、底板21には、流出口25よりも開口面積の大きな非真円形状の開口24が形成されており、この開口24から、筒体22がます本体10の中心線10cから傾いた方向に延びている。開口24の開口面積が大きいので、第1〜第3流入口11〜13から流入した汚水は、開口24を通じて筒体22に流れ込み、流出口25から円滑に流出する。第1〜第3流入口11〜13から流入した汚水は、ます本体10から流出しやすい。よって、集合ます1によれば、ます本体10の内部に汚水が滞留しにくい。したがって、ます本体10から第1流入口11〜第3流入口13に向かって汚水が流れ出ることがなく、逆流を防止することができる。
また、集合ます1によれば、図4に示すように、第1流入口11と第2流入口12との間に第1仕切板31が配置されている。第1仕切板31により、第1流入口11から流入した汚水が第2流入口12に向かって流れることが阻止され、また、第2流入口12から流入した汚水が第1流入口11に向かって流れることが阻止される。同様に、第2流入口12と第3流入口13との間に第2仕切板32が配置され、第3流入口13と第1流入口11との間に、仕切板33aを含む第3仕切板33が配置されている。よって、第1〜第3流入口11〜13のいずれか一つから他の一つに向かって汚水が流れることを阻止することができる。したがって、逆流を確実に防止することができる。
また、ます本体10の中心線10cの方向から見たときに、筒体22は第1〜第3流入口11〜13のいずれとも重なっていない(図4参照)。例えば、仮に、上記方向から見たときに筒体22が第1流入口11と重なっている場合、第1流入口11から流入する汚水は、筒体22を経て流出口25から流出するために、流れの方向を略Uターンさせる必要がある。すなわち、流れの方向を大きく変える必要がある。しかし、本実施形態に係る集合ます1によれば、第1〜第3流入口11〜13から流入する汚水は、流れの方向をそれほど大きく変えることなく流出口25から流出する。そのため、第1〜第3流入口11〜13から流入する汚水は、ます本体10の内部に滞留しにくい。
前述のように、集合ます1によれば、ます本体10は底蓋20と別体に形成されており、ます本体10の一端部が底蓋20の平行筒体23に嵌め込まれることによって組み立てられている。底蓋20を先に設置した後、ます本体10を底蓋20に固定することにより、集合ます1を設置することができる。ます本体10を底蓋20に固定する前に、現場の状況に応じて、ます本体10の位置を調整することができる。したがって、本実施形態に係る集合ます1によれば、現場の状況に応じて施工することができる。また、ます本体10は、ます本体10の中心線10cの方向に関して、平行筒体23の寸法の分だけスペースの余裕が生じる。そのため、ます本体10の内部において、排水を滞留させられる余裕空間を確保することができる。よって、排水の逆流をより確実に防止することができる。
集合ます1には通気口14が設けられており、通気口14には通気弁50が接続されている。集合ます1の内部圧力が所定値以上になると通気弁50が開き、集合ます1の内部圧力の上昇が抑えられる。よって、排水システムの内部圧力の上昇を抑えることができ、このことによっても、集合ます1の逆流を防止することができる。
図4に示すように、通気口14と第3流入口13との間には第3仕切板33の仕切板33bが配置されており、通気口14と第1流入口11との間には第4仕切板34が配置されている。仕切板33bおよび第4仕切板34により、通気口14に汚水が流れ込むことを防止することができる。よって、通気弁50を良好に作動させることができる。
本実施形態によれば、集合ます1の流出口25は受口であり、さや管103内の可撓管(内管)107の一端部が挿入されることにより可撓管107に接続されている。集合ます1の流出口25が受口であるので、可撓管107の一端部は差口で足りる。そのため、現場において可撓管107の一端部を適宜に切断することによって可撓管107の長さを調整したうえで、集合ます1の流出口25を可撓管107に容易に接続することができる。よって、集合ます1の施工が容易となる。
また、本実施形態に係る集合ます1によれば、第1仕切り領域K1の面積A1は、第1流入口11の開口面積A11の半分以上である。第1仕切り領域K1の面積A1が比較的大きいので、第1流入口11から流入した汚水は第1仕切り領域K1内に円滑に流れこみ、第1仕切り領域K1から流出口25に向かって円滑に流れる。同様に、第2仕切り領域K2の面積A2は第2流入口12の開口面積A12の半分以上である。第3仕切り領域K3の面積A3は第3流入口13の開口面積A13の半分以上である。第2仕切り領域K2の面積A2および第3仕切り領域K3の面積A3も比較的大きいので、第2流入口12および第3流入口13から流入した汚水も流出口25に向かって円滑に流れる。したがって、本実施形態に係る集合ます1によれば、ます本体10の内部において汚水が滞留しにくい。
また、本実施形態に係る集合ます1によれば、第1仕切り領域K1の面積A1は、第1流入口11の開口面積A11と略等しい。そのため、第1流入口11から流入した汚水は、流れ方向の流路断面積の変化が少ないので、第1仕切り領域K1内に更に円滑に流れこみ、第1仕切り領域K1から流出口25に向かって更に円滑に流れる。同様に、第2仕切り領域K2の面積A2は第2流入口12の開口面積A12と略等しく、第3仕切り領域K3の面積A3は第3流入口13の開口面積A13と略等しいので、第2流入口12および第3流入口13から流入した汚水も流出口25に向かって円滑に流れる。したがって、本実施形態に係る集合ます1によれば、ます本体10の内部において汚水がより一層滞留しにくい。
また、集合ます1によれば、第4仕切り領域K4の面積A4は、通気口14の開口面積A14と略等しい。ます本体10の内部において、第1〜第3流入口11〜13から仕切られかつ通気弁50と連通する空間として、横断面の面積が通気口14の開口面積A14と略等しい空間を確保することができる。よって、通気弁50を良好に作動させることができる。
本実施形態に係る集合ます1では、第1〜第4仕切り領域K1〜K4の面積A1〜A4を前述のように設定するため、仕切り40の形状および寸法に工夫を施している。領域K1〜K4の面積A1〜A4の調整のため、仕切り40の中心部の幅が大きくなることがある。本実施形態に係る集合ます1では、仕切り40の中心部に空洞36が形成されている。そのため、仕切り40の中心部の幅を確保しながら、仕切り40の体積を削減することができる。よって、仕切り40の材料費を抑えることができる。ただし、空洞36は必ずしも必要ではなく、仕切り40を中実体で形成することも勿論可能である。
また、集合ます1によれば、図4に示すように、ます本体10には第1〜第4突片31A〜34Aが設けられており、第1〜第4突片31A〜34Aは、それぞれ第1〜第4仕切板31〜34に対して、ます本体10の周方向に重ねられている。よって、汚水は第1〜第4仕切板31〜34の先端とます本体10の内周面との間を通過しにくい。第1〜第3流入口11〜13のいずれか一つから流入した汚水が、ます本体10の内周面を伝って他の流入口に流れ込むことを防止することができる。したがって、第1〜第3流入口11〜13からの逆流をより確実に防止することができる。また、第1〜第3流入口11〜13からます本体10に流入した汚水が、ます本体10の内周面を伝って通気口14に流れ込むことを防止することができる。よって、通気弁50を良好に作動させることができる。
また、本実施形態に係る集合ます1によれば、第1〜第4突片31A〜34Aは、それぞれ第1〜第4仕切板31〜34に対し第1方向R1側に配置されている。仕切り40と一体の上蓋30をます本体10に嵌め込み、上蓋30を第1方向R1に若干回転させることにより、仕切り40の第1〜第4仕切板31〜34を第1〜第4突片31A〜34Aに接触させることができ、重ねることができる。よって、仕切り40をます本体10に容易に組み込むことができる。
以上、本発明の実施の一形態について説明したが、本発明が前記実施形態に限定されないことは勿論である。
前記実施形態では、ます本体10に第1〜第3流入口11〜13が設けられていたが、流入口の数は3つに限定されない。流入口の数は2つでもよく、4つ以上であってもよい。
前記実施形態では、ます本体10の側部に通気口14が形成され、通気口14に通気弁50が接続されていた。通気口14は、ます本体10の側部以外の部分に形成されていてもよい。通気弁50は、例えば上蓋30に接続されていてもよい。また、通気弁50は必ずしも必要ではない。通気口14および通気弁50を省略することも可能である。
ます本体10の第1〜第4突片31A〜34Aは必ずしも必要ではなく、それらの一部または全部を省略してもよい。
第1〜第4突片31A〜34Aは、必ずしも第1〜第4仕切板31〜34に対して第1方向R1側に配置されていなくてもよい。第1〜第4突片31A〜34Aの一部が第1方向R1側に配置され、他の一部が第1方向R1側と逆側に配置されていてもよい。
集合ます1の設置場所は床下に限定されない。排水は汚水に限らず、雨水であってもよい。
1 集合ます
10 ます本体
11 第1流入口
12 第2流入口
13 第3流入口
14 通気口
20 底蓋
21 底板
22 筒体
23 平行筒体
24 開口
25 流出口
31 第1仕切板
32 第2仕切板
33 第3仕切板
36 空洞
40 仕切り
41 第1対向面
42 第2対向面
43 第3対向面
44 通気口対向面
50 通気弁

Claims (9)

  1. 筒状のます本体と、
    前記ます本体の側部に設けられた第1流入口と、
    前記ます本体の側部に設けられた第2流入口と、
    前記ます本体の一端部に設けられ、開口が形成された底板と、
    前記底板の前記開口から、前記ます本体の中心線から傾いた方向に延びる筒体と、
    前記筒体の先端部に設けられた流出口と、を備え、
    前記ます本体は、横断面形状が真円形状に形成されており、
    前記開口は、前記ます本体の中心線の方向から見たときに、前記筒体の中心線に沿った方向の長さが前記ます本体の中心線と垂直な方向の長さよりも長い非真円形状に形成されており、
    前記開口の開口面積は、前記流出口の開口面積よりも大きい、集合ます。
  2. 筒状のます本体と、
    前記ます本体の側部に設けられた第1流入口と、
    前記ます本体の側部に設けられた第2流入口と、
    前記ます本体の一端部に設けられ、開口が形成された底板と、
    前記底板の前記開口から、前記ます本体の中心線から傾いた方向に延びる筒体と、
    前記筒体の先端部に設けられた流出口と、を備え、
    前記筒体は、円筒状に形成され、
    前記開口は、前記ます本体の中心線の方向から見たときに、前記筒体の中心線に沿った方向の長さが前記ます本体の中心線と垂直な方向の長さよりも長い非真円形状に形成されており、
    前記開口の開口面積は、前記流出口の開口面積よりも大きい、集合ます。
  3. 前記ます本体の内部に配置され、前記第1流入口と前記第2流入口との間に配置された第1仕切板を有する仕切りを備えている、請求項1または2に記載の集合ます。
  4. 前記ます本体の側部に設けられた第3流入口を備え、
    前記仕切りは、前記第2流入口と前記第3流入口との間に配置された第2仕切板と、前記第3流入口と前記第1流入口との間に配置された第3仕切板とを有している、請求項に記載の集合ます。
  5. 前記ます本体の中心線の方向から見たときに、前記筒体は前記第1〜第3流入口のいずれとも重なっていない、請求項に記載の集合ます。
  6. 前記底板の外周部から前記ます本体の中心線と平行に延びる平行筒体を備え、
    前記流出口、前記筒体、前記底板、および前記平行筒体は、互いに一体化されて底蓋を形成しており、
    前記ます本体と前記底蓋とは別体に形成され、前記ます本体の前記一端部が前記平行筒体に嵌め込まれることによって組み立てられている、請求項1〜5のいずれか一つに記載の集合ます。
  7. 前記ます本体の側部に設けられた通気口と、
    前記通気口に接続され、内部圧力が所定値以上になると開く通気弁と、
    を備えた、請求項1〜6のいずれか一つに記載の集合ます。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載の集合ますと、
    基礎内に埋設されたさや管の内部に配置された内管と、を備え、
    前記流出口は受口であり、前記内管の一端部が挿入されることにより前記内管に接続されている、集合ますの配管構造。
  9. 請求項6に記載の集合ますを施工する方法であって、
    前記底蓋の前記流出口に配管を接続する工程と、
    少なくとも一部がコンクリート製の基礎内に埋設されたさや管の内部に、前記配管、前記流出口、および前記筒体を挿入する工程と、
    前記底蓋の前記平行筒体に前記ます本体の前記一端部を嵌め込む工程と、
    前記平行筒体と前記ます本体の前記一端部とを接着する工程と、
    を包含する、集合ますの施工方法。
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