JP6752099B2 - ヘルメット - Google Patents
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Description
また、上述のようにヘッドバンドのハンモックに対する取付位置を上下に変更可能に支持するものとしては、特許文献2に記載されたヘルメットも知られている。
しかしながら、上述のようにヘッドバンドのハンモックおよび帽体に対する取付位置を上下方向に移動可能とするだけでは、ヘアスタイルや頭部の形状・大きさによっては、頭部にフィットして被るのが難しい場合がある。
一方、後ろに束ねた髪をヘッドバンドの上を通すことができるように、帽体(ハンモック)に対するヘッドバンドの取付位置を下げた場合、ヘルメットの被り深さまで変化する。特に、女性などのようにヘルメット装着者の頭部が小さい場合は、被り深さが深くなると視界の悪化を招くおそれがある。また、耳にヘッドバンドが当たり、耳が痛くなるおそれがある。
さらに、前記可動構造部は、前記アジャストバンドを前記バンド本体に対し上方へ移動するのに伴い前記帽体の後方向にも変位させ、前記バンド本体に対し下方へ移動するのに伴い前記帽体の前方向にも変位させるよう形成されていることが好ましい。
また、前記帽体は、耳紐を取り付ける耳紐取付部を、左右それぞれの前後2箇所に備え、前記帽体は、前記バンド本体を取り付けるバンド取付部を、左右それぞれの前後2箇所に備え、前記連結部は、前後の前記耳紐取付部の中間位置よりも後方であり、かつ、後ろ側の前記バンド取付部よりも前方に配置されていることが好ましい。
さらに、可動構造部が、アジャストバンドの上方移動に伴い後方に移動させ、アジャストバンドの下方移動に伴い前方に移動させるものでは、アジャストバンドを上下移動させた場合に、アジャストバンドがヘルメット装着者の頭部の形状に沿って移動することができ、アジャストバンドの上下移動に伴うフィット感の変化を抑えることができる。
そして、位置調節部が、前後の耳紐取付部の中間位置よりも後方であり、かつ、後ろ側のバンド取付部よりも前方位置に配置されているものでは、アジャストバンドを下げた際に、耳紐の間に位置する耳に当たりにくいとともに、その分、アジャストバンドの移動量を大きく確保でき、サイズ調整量を確保できる。
本実施の形態のヘルメットは、以下に詳述するように、ヘルメットの被り深さを変えることなく、髪型や頭部の形状・大きさの違いに対応して頭部にフィット可能なものである。
実施の形態1のヘルメットHは、図1に示すように、帽体10、ライナ20、ハンモック30、ヘッドバンド40、保持紐50を備える。
上述した取付ピン41は、それぞれ、図3に示すように、バンド本体42の取付ピン設置片42a,42b,42c,42dに設けられている。なお、取付ピン設置片42a,42bは、帽体10の前部の左右に配置される。また、取付ピン設置片42c,42dは、帽体10の後部の左右に配置される。
前述したように、ヘッドバンド40がヘルメット装着者の頭部HEの周囲にフィットするように、ヘッドバンド40は、周方向の長さを調節するアジャストバンド43を備える。
図1、図2に示すように、帽体10にはヘルメット着用状態を保持するための保持紐50が取り付けられている。保持紐50は、帽体10の左右両側部からそれぞれ略V字をなすように垂下された左右一対の耳紐51と、これら耳紐51の下端間を連結する顎紐52とを備える。
また、顎紐52は、耳紐51に設けられた雌型コネクタ54と着脱可能な雄型コネクタ53を備え、両コネクタ53、54の着脱により耳紐51と着脱可能となっている。また、顎紐52には、長さ調節用のバックル55により長さを調節可能となっている。
本実施の形態のアジャストバンド43は、バンド本体42に対する連結位置を上下方向に変更可能に形成されており、以下に、その詳細について説明する。
スライド片441,451は、ロックバンド44およびラチェットバンド45に一体に略長方形の板状に形成されている。
挿通部422は、バンド本体42と一体に形成され、スライド片441,451を挿通可能な門型状に形成されている。
したがって、ロックバンド44およびラチェットバンド45は、バンド本体42に対して上方にスライドさせると帽体10の前後方向では後方側に変位し、下方にスライドさせると帽体10の前後方向では前方に変位する。
次に、実施の形態1のヘルメットHの作用を説明する。
(ヘルメットの被り深さの調節)
ヘルメット装着者は、ヘルメットHの被り深さを調節する場合、バンド本体42のハンモック30への上下方向の取付位置により調節することができる。すなわち、バンド本体42を相対的にハンモック30(帽体10)に対して上側に取り付ければ被りが浅くなり、下側に取り付ければ被りが深くなる。
ヘルメット装着者は、アジャストバンド43の長さを調節することでヘッドバンド40の周長を調節して、ヘルメットHの装着時のフィット感を調節することができる。
すなわち、図4に示すように、ロックバンド44のロック部44aに対するラチェットバンド45の挿通量を多くしてアジャストバンド43の長さを短くすれば、頭部HEに対する締り(フィット感)がきつくなり、上記挿通量を減らしてアジャストバンド43の長さを長くすれば、頭部HEに対する締り(フィット感)が緩くなる。
本実施の形態1では、ヘルメット装着者の髪型や頭部の形状・大きさに応じてアジャストバンド43の上下方向の位置を調節することができる。
そして、このとき、バンド本体42の高さは変えていないため、ヘルメットHの被りの深さが変化することなく最適の深さに維持できるとともに、ヘッドバンド40の内側に束ねた髪HRを間に挟まないため、ヘッドバンド40によるフィット感も最適な状態に設定できる。したがって、ヘッドバンド40の位置を下げた場合のように、耳にヘッドバンド40が当たり、耳が痛くなるおそれもない。
以下に、実施の形態1のヘルメットの効果を列挙する。
1)実施の形態1のヘルメットは、
帽体10と、
帽体10の内側に周状に装着されたヘッドバンド40と、
ヘッドバンド40の後部に設けられ、ヘッドバンド40の周方向の長さを調節するアジャスト機構(ラチェット歯45a、ロック部44a)と、
を備え、
ヘッドバンド40が、帽体10の前部および側部に配置される部位から成るバンド本体42と、アジャスト機構を含んで帽体10の後部に配置される部位から成るアジャストバンド43とに分割され、
バンド本体42が、帽体10にハンモック30を介して支持され、
アジャストバンド43が、バンド本体42の後部に連結され、
アジャストバンド43とバンド本体42との連結部(スライド連結部46,47)が、バンド本体42に対するアジャストバンド43の連結位置を上下方向に変更可能に形成されていることを特徴とする。
したがって、バンド本体42の帽体10に対する位置を変えることなくアジャストバンド43のみ上下に位置を変更可能である。これにより、バンド本体42により規定される被り深さは変更することなく、アジャストバンド43の高さを髪型に応じて変更可能である。
よって、ヘルメットHの被り深さを変えることなく、髪型の違いに対応して頭部HEにフィットさせることができる。
連結部(スライド連結部46,47)は、アジャストバンド43をバンド本体42に対して上下方向に移動可能とする可動構造部(スライドガイド部421、スライド片441,451)を備えることを特徴とする。
したがって、アジャストバンド43はバンド本体42に対して移動して高さを変更するため、例えば、連結ピンなどで規定される連結位置を変えて高さを変更するものと比較して、操作性に優れる。
可動構造部(スライドガイド部421、スライド片441,451)は、アジャストバンド43をバンド本体42に対し上方へ移動するのに伴い帽体10の後方向にも変位させ、バンド本体42に対し下方へ移動するのに伴い帽体10の前方向にも変位させるよう形成されていることを特徴とする。
したがって、アジャストバンド43を上下移動させる際に、後頭部の湾曲形状に沿うように移動させることが可能であり、この上下移動によるフィット感の変化を抑えることができる。
帽体10は、耳紐51を取り付ける耳紐取付部51a,51bを、左右それぞれの前後2箇所に備え、
帽体10は、バンド本体42を取り付けるバンド取付部32を、左右それぞれの前後2箇所に備え、
連結部(スライド連結部46,47)は、前後の耳紐取付部51a,51bの中間位置よりも後方であり、かつ、後ろ側のバンド取付部32よりも前方に配置されていることを特徴とする。
したがって、アジャストバンド43を下げた際に、耳紐51の間に位置する耳に当たりにくいとともに、その分、アジャストバンド43の移動量を大きく確保でき、サイズ調整量を確保できる。
バンド本体42は、ハンモック30(帽体10)に対する上下移動範囲で突起部11の内側を覆うカバー部42fを備えることを特徴とする。
したがって、バンド本体42を上下させても、突起部11が頭部HEに当たることなく快適に装着できる。
以下に、他の実施の形態について説明する。
なお、他の実施の形態は、実施の形態1の変形例であるため、実施の形態1と共通する構成には実施の形態1と同じ符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点のみ説明する。
例えば、アジャストバンドとバンド本体との連結部におけるアジャストバンドの連結位置の上下方向の変更は、実施の形態で示したスライドによる移動に限定されない。例えば、取付ピン設置片42a〜42dと取付ピン41とを係合させる構造のように、ピンと複数の穴との連結構造を用い、ピンを挿通する穴の位置を選択的することで連結位置を上下方向に変更するようにしてもよい。
また、本実施の形態に係るヘッドバンドは、帽体に直接的、間接的に取り付けられていればよく、ライナおよび/またはハンモックを有しないヘルメットにも適用することができる。
11 突起部
30 ハンモック
32 バンド取付部
40 ヘッドバンド
43 アジャストバンド
44 ロックバンド
44a ロック部(アジャスト機構)
45 ラチェットバンド
45a ラチェット歯(アジャスト機構)
46 スライド連結部(連結部:可動構造部)
47 スライド連結部(連結部:可動構造部)
51 耳紐
51a,51b 耳紐取付部
421 スライドガイド部(可動構造部)
441 スライド片(可動構造部)
451 スライド片(可動構造部)
HE 頭部
HR (束ねた)髪
Claims (5)
- 帽体と、
前記帽体の内側に周状に装着されたヘッドバンドと、
前記ヘッドバンドの後部に設けられ、前記ヘッドバンドの周方向の長さを調節するアジャスト機構と、
を備え、
前記ヘッドバンドが、前記帽体の前部および側部に配置される部位から成るバンド本体と、前記アジャスト機構を含んで前記帽体の後部に配置される部位から成るアジャストバンドとに分割され、
前記バンド本体が、前記帽体に支持され、
前記アジャストバンドが、前記バンド本体の後部に連結され、
前記アジャストバンドと前記バンド本体との連結部が、前記バンド本体に対する前記アジャストバンドの連結位置を上下方向に変更可能に形成されていることを特徴とするヘルメット。 - 請求項1に記載のヘルメットにおいて、
前記連結部は、前記アジャストバンドを前記バンド本体に対して前記上下方向に移動可能とする可動構造部を備えることを特徴とするヘルメット。 - 請求項2に記載のヘルメットにおいて、
前記可動構造部は、前記アジャストバンドを前記バンド本体に対し上方へ移動するのに伴い前記帽体の後方向にも変位させ、前記バンド本体に対し下方へ移動するのに伴い前記帽体の前方向にも変位させるよう形成されていることを特徴とするヘルメット。 - 請求項2または請求項3に記載のヘルメットにおいて、
前記可動構造部は、前記連結部の前記アジャストバンドを前記連結部の前記バンド本体に対して上下方向に移動するのに伴い前後方向に円弧状に移動させる構造であることを特徴とするヘルメット。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のヘルメットにおいて、
前記帽体は、耳紐を取り付ける耳紐取付部を、左右それぞれの前後2箇所に備え、
前記帽体は、前記バンド本体を取り付けるバンド取付部を、左右それぞれの前後2箇所に備え、
前記連結部は、前後の前記耳紐取付部の中間位置よりも後方であり、かつ、後ろ側の前記バンド取付部よりも前方に配置されていることを特徴とするヘルメット。
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