JP6751802B1 - ドライバビット及びねじ締め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ねじを安定して螺合することができるドライバビット及びねじ締め装置を提供する。【解決手段】ねじ40を螺合するドライバビット10であって、ねじ40の頭部42に嵌合する嵌合部15を有する柱状のビット本体部11と、嵌合部15を囲んだ環状をなし、ねじ40を支持する支持部20と、を備え、支持部20は、ねじ40の頭部42と対向する対向面20Aを備え、その対向面20Aにはねじ40の頭部42が嵌まり込む凹部25が形成され、嵌合部15は、凹部25の底面26から突出した形をなすこと。【選択図】図8

Description

本発明は、ドライバビット及びねじ締め装置に関する。
従来、ドライバビットとして、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載のドライバビットでは、軸線回りに翼部と溝部とを交互に配して成る係合部を有し、溝部の底形状に相応する部位がねじの駆動穴に嵌合するように構成されていることが開示されている。
特開2000−280181号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、ドライバビットでねじを螺合する際に、ドライバビットの係合部がねじの駆動穴(頭部)にうまく嵌合せず、ねじがふらついたり倒れたりすることで、ねじを螺合することができないことがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ねじを安定して螺合することができるドライバビット及びねじ締め装置を提供することを目的とする。
本発明は、ねじを螺合するドライバビットであって、前記ねじの頭部に嵌合する嵌合部を有する柱状のビット本体部と、前記嵌合部を囲んだ環状をなし、前記ねじを支持する支持部と、を備え、前記支持部は、前記ねじの頭部と対向する対向面を備え、その対向面には前記ねじの頭部が嵌まり込む凹部が形成され、前記嵌合部は、前記凹部の底面から突出した形をなすことに特徴を有する。
このようなドライバビットによると、ねじを螺合する際は、ねじの頭部が、支持部の凹部によって支持されながら、嵌合部に嵌合することができる。また、嵌合部は、凹部の底面から突出した形をなしているため、嵌合部がねじの頭部における中心(ねじが回転する回転中心)に嵌合した状態を保ちながら、ドライバビットを回転させて、ねじを螺合することができる。これにより、ねじを螺合する際に、ねじがふらついたり倒れたりすることを抑制することができる。
上記構成において、前記凹部は、前記底面の径方向外側が、前記ねじ側に立ち上がった縁部を備え、前記嵌合部が前記ねじの前記頭部に嵌合した状態では、前記縁部が前記頭部の径方向外側に当接することで、前記支持部が前記ねじを支持することとすることができる。
このようなドライバビットによると、縁部が頭部の径方向外側に当接することで、支持部がねじを支持するので、ねじの頭部の径方向内側の形状の精度にばらつきがあったとしても、ねじを安定させて螺合することができる。
上記構成において、前記支持部は、径方向内側に窪み、前記ビット本体部の軸方向に対して平行となる方向に延設した溝状の溝部を備えることとすることができる。
このようなドライバビットによると、例えば、当該ドライバビットを筒状の筒状部に収容した場合に、溝部と筒状部との間に隙間を設けることができる。これにより、当該隙間を介して空気を吸引しながらねじを螺合することができる。
上記構成において、前記ビット本体部は、前記嵌合部側に向かうほど径方向内側に傾いた斜面を有する斜面部を備え、前記斜面部と前記支持部との間には、隙間が設けられていることとすることができる。
このようなドライバビットによると、斜面部と支持部との間に設けられた隙間を介して、空気を吸引しながらねじを螺合することができる。
上記構成において、前記支持部は、径方向内側において前記ビット本体部の軸方向に対して平行となる方向に貫通する貫通孔を備えることで環状をなし、当該貫通孔に前記嵌合部が挿通する形で前記ビット本体部に取り付けられており、前記ビット本体部は、前記嵌合部との境界において、径方向内側に立ち下がった壁面を有する立下部を備え、前記立下部は、前記貫通孔の孔縁に当接していることとすることができる。
一般的に、ドライバビットは、ねじの頭部に嵌合する嵌合部が摩耗や破損することで、交換される頻度が比較的高くなる。しかし、上記のようなドライバビットによると、支持部をビット本体部に取り付けたときに、支持部の貫通孔の孔縁が立下部に当接するので、ビット本体部のみを交換した場合であっても、ビット本体部の嵌合部が支持部の底面からねじ側に突出する高さの誤差を小さくすることができる。これにより、ねじを安定して螺合することができる。
また、本発明は、上記に記載のドライバビットと、前記ドライバビットを収容する筒状の筒状部と、前記筒状部から気体を吸引する吸引部と、を備えることを特徴とするねじ締め装置である。
このようなねじ締め装置によると、空気を吸引する吸引部によって、筒状部から空気を吸引しながら安定してねじを螺合する実用的なねじ締め装置を提供することができる。
本発明によれば、ねじを安定して螺合することができるドライバビット及びねじ締め装置を提供することが可能となる。
実施形態に係るねじ締め装置を正面から視た図 前方から視た筒状部の内部を示す断面図 側方から視た筒状部の内部を示す断面図 ドライバビットを上方かつ左手前方向から視た斜視図 ビット本体部を下方かつ左手前方向から視た斜視図 支持部を下方かつ左手前方向から視た斜視図 支持部を下方から(対向面側から)視た図 ドライバビットがねじに嵌合した状態を示す断面図 取付工具とドライバビットを示す断面図
<実施形態>
本発明の実施形態を図1から図9によって説明する。本実施形態では、車両(乗物)としての自動車のドアに取り付けられるドアトリム(内装材)の裏面側(車室外側)に立設したボスに、ねじを螺合するねじ締め装置100を説明する。尚、矢印方向Uを上方、矢印方向Dを下方、矢印方向Lを左方、矢印方向Rを右方、矢印方向Fを前方、矢印方向Bを後方として各図を説明する。また、図8に示すように、本実施形態で用いられるねじ(ビス)40は、時計回りに回転することでボスに螺合するものである。ねじ40は、円盤状の頭部42と、頭部42の中心から下方に延びるねじ部41と、を備え、頭部42が、上方に膨出した膨出部43と、膨出部43から径方向外側に広がる周囲部44と、を備えてなるワッシャーヘッド型である。
図1に示すように、ねじ締め装置100は、上下方向に延在する筒状の筒状部1と、筒状部1の上側に取り付けられた駆動部2と、筒状部1の下側に取り付けられた保持部4にねじを供給するねじ供給部3と、を備える。また、ねじ締め装置100は、駆動部2の後方に設けられ、筒状部1から空気(気体)を吸引する吸引部5と、駆動部2の上方に設けられ、各部を制御する制御部6と、を備える。
図2及び図3に示すように、筒状部1の内側には、保持部4に供給されたねじ40をボスに螺合するドライバビット10が収容されている。ドライバビット10は、上下方向に長手状をなす柱状であり、その素材としては、鉄等の金属を採用することができる。ドライバビット10は、大部分を占める柱状のビット本体部11と、ビット本体部11から上方に延伸する部分であって、駆動部2に連結する連結部12と、を備える。
図1から図3に示すように、制御部6は、ねじ供給部3から保持部4にねじを供給した後、駆動部2を駆動してドライバビット10を下降させる。このとき、制御部6は、吸引部5によって筒状部1から空気を吸引させ、図8に示すように、ドライバビット10の嵌合部15をねじ40の頭部42に嵌合させる。そして、制御部6は、ドライバビット10を引き続き下降させるとともに回転させ、ボスにねじ40を螺合させる。その後、制御部6は、駆動部2を駆動してドライバビット10を上昇させる。尚、制御部6は、駆動部2の上方に設けられるものとしたが、これに限られず、種々の位置に設けられるものとしてもよい。
図4及び図5に示すように、ビット本体部11は、当該ビット本体部11の下側部11Aにおいて、左右側に配された2つの斜面部13,13と、前後側に配された2つの立下部14,14と、斜面部13,13及び立下部14,14から下方に柱状に延伸した嵌合部15と、を備える。
図5に示すように、下側部11Aの左側に配された斜面部13は、下方(嵌合部15側)に向かうほど径方向(一点鎖線で示す軸方向Xに対し垂直に交わる方向)内側に傾いた面である斜面13Aと、斜面13Aの下端に繋がり、ビット本体部11の軸方向Xに平行となる方向(上下方向)に平面をなす平行面13Cと、を備える。斜面13Aは、上端を曲線、下端を直線とする半楕円状である。平行面13Cは、上下方向を短手、前後方向を長手とする長方形である。平行面13Cの前後方向における中央は、嵌合部15の表面15Aに繋がっている。以上により、斜面部13は、斜面13Aにより径方向内側に縮径して嵌合部15に繋がっている。尚、下側部11Aの右側に配された斜面部13についても、同様の構成とする。
立下部14は、嵌合部15との境界において、斜面部13の斜面13Aと平行面13Cとの前後端に繋がり、径方向外側に曲がった面である曲面14Aと、曲面14Aの下端から径方向内側に立ち下がった壁面である立下壁面14Cと、を備える。立下壁面14Cは、円弧状をなしている。立下壁面14Cの左右端は、斜面部13の平行面13Cの下端に繋がっている。立下壁面14Cの径方向内側の端は、嵌合部15の表面15Aに繋がっている。以上により、立下部14は、立下壁面14Cの高さ分(径方向の長さ分)、径方向内側に縮径し、嵌合部15に繋がっている。立下部14の曲面14Aと嵌合部15の表面15Aとは、立下壁面14Cの高さ分、段差があるともいえる。
ビット本体部11の下側部11Aは、斜面部13,13及び立下部14,14によって径方向内側に縮径して、嵌合部15に繋がっている。図2から図5に示すように、下側部11Aの左右側に配された2つの平行面13C,13C間の距離は、嵌合部15の径と等しく、後述する支持部20の貫通孔21の径よりも小さい、下側部11Aの前後側に配された2つの曲面14A,14A間の距離は、支持部20の貫通孔21の径よりも大きい。
図2から図4及び図8に示すように、ドライバビット10は、嵌合部15の周囲を囲む形で上下方向に柱状かつ円環状(筒状)をなし、嵌合部15がねじ40の頭部42に嵌合した際に、頭部42を支持する支持部20を備える。支持部20は、径方向内側において、上下方向に貫通する貫通孔21を備えることで円環状をなす。貫通孔21は、上下方向を高さ方向とする円柱状の空間により構成されている。支持部20は、貫通孔21に嵌合部15が挿通されるとともに、嵌合部15に対し径方向外側に隙間S分の間隔を空けた状態でホーローセット30によってビット本体部11に取り付けられている。
支持部20がビット本体部11に取り付けられた状態では、立下部14の立下壁面14C(図5参照)が、支持部20の上端部20Bにおける貫通孔21の孔縁21Bに当接し、隙間Sを塞いでいる。一方、斜面部13の平行面13Cの前後方向における中央は、孔縁21Bに当接しておらず、斜面部13と支持部20の上端部20Bとの間が開口している。隙間Sは、斜面部13と支持部20との間において、嵌合部15の下端部(先端部)16に至るまで下方に連通している。
図4から図8に示すように、支持部20は、溝状をなす4つの溝部22と、ホーローセット30が挿通する孔23と、後述する取付工具50の突部51(図9参照)を受容するための2つの開口24と、を備える。4つの溝部22は、支持部20の外周側から径方向内側に直角に窪み、支持部20において上下方向に延設している。溝部22は、支持部20において、右前側、右奥側、左前側、及び左奥側に一つずつ設けられており、筒状部1との間に所定間隔の隙間を設けている。
図9に示すように、取付工具50を用いて支持部20を回転させることで、ドライバビット10の連結部12を駆動部2に連結させることができる(図1及び図3参照)。取付工具50は、筒状部1に挿入可能な太さの柱状体である。取付工具50は、上端部において、凹状に窪んだ窪み部52と、窪み部52の径方向外側において、上方に突出した2つの突部51と、を備える。取付工具50の上端部を筒状部1に挿入し、突部51を支持部20の開口24に嵌合させると、支持部20を回転させることができる。このとき、ビット本体部11の嵌合部15における先端部16は、取付工具50の窪み部52に収容される。
図6から図8に示すように、支持部20は、下端部において下方を向く対向面20Aを備える。対向面20Aは、ねじ40の頭部42と対向する面である。対向面20Aには、上方に凹状をなす凹部25であって、ねじ40の頭部42が嵌まり込む凹部25が形成されている。凹部25は、貫通孔21を囲む環状の底面26と、底面26の径方向外側が、下側(ねじ40側)に垂直に立ち上がってなる縁部27と、を備える。縁部27は、底面26に対し、左右側、及び前後側にそれぞれ一つずつ、合計4つが設けられている。隣り合う縁部27の間には、溝部22が設けられている。
図2、図3、及び図8に示すように、嵌合部15の先端部16は、凹部25の底面26から下方に突出し、径方向内側に縮径している。先端部16は、ねじ40の頭部42における膨出部43に設けられた溝に嵌合することができる。図8に示すように、先端部16が膨出部43の溝に嵌合した状態(嵌合部15がねじ40の頭部42に嵌合した状態)では、支持部20の凹部25における縁部27が、ねじ40の頭部42において膨出部43から径方向外側に広がる周囲部44に当接する。このとき、凹部25における底面26は、頭部42における膨出部43に当接しておらず、隙間が設けられる。
続いて、本実施形態の効果について説明する。本実施形態では、ねじ40を螺合するドライバビット10であって、ねじ40の頭部42に嵌合する嵌合部15を有する柱状のビット本体部11と、嵌合部15を囲んだ環状をなし、ねじ40を支持する支持部20と、を備え、支持部20は、ねじ40の頭部42と対向する対向面20Aを備え、その対向面20Aにはねじ40の頭部42が嵌まり込む凹部25が形成され、嵌合部15は、凹部25の底面26から突出した形をなすことを示した。
このようなドライバビット10によると、ねじ40を螺合する際は、ねじ40の頭部42が、支持部20の凹部25によって支持されながら、嵌合部15に嵌合することができる。また、嵌合部15は、凹部25の底面26から突出した形をなしているため、嵌合部15がねじ40の頭部42における中心(ねじ40が回転する回転中心)に嵌合した状態を保ちながら、ドライバビット10を回転させて、ねじ40を螺合することができる。これにより、ねじ40を螺合する際に、ねじ40がふらついたり倒れたりすることを抑制することができる。
また、本実施形態において、凹部25は、底面26の径方向外側が、ねじ40側に立ち上がった縁部27を備え、嵌合部15がねじ40の頭部42に嵌合した状態では、縁部27が頭部42の径方向外側に当接することで、支持部20がねじ40を支持する。
このようなドライバビット10によると、縁部27が頭部42の径方向外側に当接することで、支持部20がねじ40を支持するので、ねじ40の頭部42の径方向内側の形状の精度にばらつきがあったとしても、ねじ40を安定させて螺合することができる。
また、本実施形態において、支持部20は、径方向内側に窪み、ビット本体部11の軸方向Xに対して平行となる方向に延設した溝状の溝部22を備える。
このようなドライバビット10によると、当該ドライバビット10が筒状部1に収容されることで、溝部22と筒状部1との間に隙間を設けることができる。これにより、当該隙間を介して空気を吸引しながらねじ40を螺合することができる。
また、本実施形態において、ビット本体部11は、嵌合部15側に向かうほど径方向内側に傾いた斜面13Aを有する斜面部13を備え、斜面部13と支持部20との間には、隙間Sが設けられている。
このようなドライバビット10によると、斜面部13と支持部20との間に設けられた隙間Sを介して、空気を吸引しながらねじ40を螺合することができる。
また、本実施形態において、支持部20は、径方向内側においてビット本体部11の軸方向Xに対して平行となる方向に貫通する貫通孔21を備えることで環状をなし、当該貫通孔21に嵌合部15が挿通する形でビット本体部11に取り付けられており、ビット本体部11は、嵌合部15との境界において、径方向内側に立ち下がった立下壁面14Cを有する立下部14を備え、立下部14の立下壁面14Cは、貫通孔21の孔縁21Bに当接している。
一般的に、ドライバビット10は、ねじ40の頭部42に嵌合する嵌合部15が摩耗や破損することで、交換される頻度が比較的高くなる。しかし、上記のようなドライバビット10によると、支持部20をビット本体部11に取り付けたときに、支持部20の貫通孔21の孔縁21Bが立下部14の立下壁面14Cに当接するので、ビット本体部11のみを交換した場合であっても、ビット本体部11の嵌合部15が支持部20の底面26からねじ40側に突出する高さの誤差を小さくすることができる。これにより、ねじ40を安定して螺合することができる。
また、本実施形態では、上記に記載のドライバビット10と、ドライバビット10を収容する筒状の筒状部1と、筒状部1から気体を吸引する吸引部5と、を備えることを特徴とするねじ締め装置100を示した。
このようなねじ締め装置100によると、空気を吸引する吸引部5によって、筒状部1から空気を吸引しながら安定してねじ40を螺合する実用的なねじ締め装置100を提供することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態以外にも、ねじの形状は適宜変更可能である。上記実施形態では、ねじは、ワッシャーヘッド型としたが、これに限られない。例えば、ねじは、抵頭型、トラス型、皿型、なべ型等、種々の形状を採用することができる。
(2)上記実施形態では、ねじ締め装置は、自動車のドアに取り付けられるドアトリムの裏面側に立設したボスに、ねじを螺合するものとしたが、これに限られない。例えば、内装材として、インストルメントパネルやカウルサイドトリム等を採用してもよい。また、ねじを螺合する構造物は、ボスに限らず、基板やスピーカグリル等の他部材の孔に螺合するものとしてもよく、内装材の裏面側においてねじが螺合されるものであればよい。
(3)上記実施形態では、支持部は、嵌合部を囲んだ円環状(径方向の断面が円形となる形)としたが、これに限らない。例えば、支持部は、嵌合部を囲んだ環状、かつ、径方向の断面が四角となる形や、径方向の断面が多角形となる形であってもよい。
(4)上記実施形態で例示したドライバビット及びねじ締め装置は、車両用に提供されるもの限られず、種々の乗物において提供されるものであってもよい。例えば、地上の乗物としての列車や遊戯用車両、飛行用乗物としての飛行機やヘリコプター、海上や海中用乗物としての船舶や潜水艇などの乗物についても上記ドライバビット及びねじ締め装置を適用することができる。
1…筒状部、5…吸引部、10…ドライバビット、11…ビット本体部、13…斜面部、14…立下部、15…嵌合部、20…支持部、20A…対向面、21…貫通孔、21B…孔縁、22…溝部、25…凹部、26…底面、27…縁部、40…ねじ、42…頭部、100…ねじ締め装置

Claims (4)

  1. ねじを螺合するドライバビットであって、
    前記ねじの頭部に嵌合する嵌合部を有する柱状のビット本体部と、
    前記嵌合部を囲んだ環状をなし、前記ねじを支持する支持部と、を備え、
    前記支持部は、
    前記ねじの頭部と対向する対向面と、
    当該支持部の外周側から径方向内側に凹状に窪み、前記ビット本体部の軸方向に対して平行となる方向に延設した溝状の溝部と、を備え、
    前記対向面には前記ねじの頭部が嵌まり込む凹部が形成され、
    前記凹部は、底面と、前記底面の径方向外側において、前記ねじ側に立ち上がった円弧状の縁部と、を備え、
    前記嵌合部は、前記凹部の前記底面から突出した形をなし、
    前記ねじとして、前記頭部に、膨出部と、前記膨出部の径方向外側に配された周囲部と、が設けられ、前記膨出部が、前記周囲部から当該ねじの軸方向に膨出した形をなすものを用いるものであって、
    前記嵌合部が前記ねじの前記頭部に嵌合した状態では、前記縁部が前記周囲部に当接することで、前記支持部が前記ねじを支持することとされ、
    前記縁部は、前記底面から立ち上がる高さが、前記膨出部が前記周囲部から膨出する高さよりも高いものとされ、
    前記溝部と前記縁部とは、前記支持部を前記対向面側から視た場合に、前記底面の外周に沿って等間隔に並ぶ形で複数設けられていることを特徴とするドライバビット。
  2. 前記ビット本体部は、前記嵌合部側に向かうほど径方向内側に傾いた斜面を有する斜面部を備え、
    前記斜面部と前記支持部との間には、隙間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のドライバビット。
  3. 前記支持部は、径方向内側において前記ビット本体部の軸方向に対して平行となる方向に貫通する貫通孔を備えることで環状をなし、当該貫通孔に前記嵌合部が挿通する形で前記ビット本体部に取り付けられており、
    前記ビット本体部は、前記嵌合部との境界において、径方向内側に立ち下がった壁面を有する立下部を備え、
    前記立下部は、前記貫通孔の孔縁に当接していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のドライバビット。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のドライバビットと、
    前記ドライバビットを収容する筒状の筒状部と、
    前記筒状部から気体を吸引する吸引部と、を備えるねじ締め装置。
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