JP6750509B2 - 車両 - Google Patents

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本発明は、車両に関し、詳しくは、モータと、モータを駆動するためのインバータと、蓄電装置と、蓄電装置からの電力を昇圧してインバータに供給する昇圧回路と、を備える車両に関する。
従来、この種の車両としては、エンジンと2つのモータと2つのモータを駆動制御するモータ用の制御装置を備えるハイブリッド自動車において、2つのモータを駆動する2つのインバータのキャリア周波数を変更するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、エンジンが作動期間と休止期間とを交互に繰り返す間欠運転を行なっており、車速が閾車速より小さい場合、休止期間における2つのインバータのキャリア周波数を作動期間における2つのインバータのキャリア周波数より低く設定する。これにより、低速で走行を継続する場合でも、インバータの発熱を抑制している。
特開2008−307908号公報
こうしたハイブリッド自動車や電動自動車では、バッテリなどの蓄電装置の電力を昇圧してモータを駆動するインバータに供給する昇圧回路を備えるものがある。この昇圧回路による昇圧は、通常はモータの駆動状態に応じて制御されるため、モータを駆動制御する制御装置により制御される場合が多い。制御装置によるモータの駆動制御は、モータの回転速度に応じて行なわれるため、制御装置の処理負荷はモータの回転速度に応じて変動する。このため、処理負荷が制御装置の性能をオーバーする可能性が生じる。
本発明の車両は、制御装置の処理負荷がその性能をオーバーしそうなときにより適正に対応することを主目的とする。
本発明の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
発電可能なモータと、
前記モータを駆動するためのインバータと、
蓄電装置と、
前記蓄電装置からの電力を昇圧して前記インバータに供給する昇圧回路と、
前記インバータの制御により前記モータを駆動制御するモータ制御処理と、周波数を変更可能な昇圧用キャリアに同期して前記昇圧回路の昇圧を制御する昇圧制御処理と、を含む複数の処理を実行する制御装置と、
を備える車両であって、
前記制御装置は、前記複数の処理における全処理負荷が許容負荷を超えたときには、前記全処理負荷が前記許容負荷を下回るのに必要な前記昇圧用キャリアの周波数の削減量を前記昇圧用キャリアの周波数から削減して前記昇圧制御処理を実行する、
ことを要旨とする。
この本発明の車両では、制御装置が、インバータの制御によりモータを駆動制御するモータ制御処理と、周波数を変更可能な昇圧用キャリアに同期して前記昇圧回路の昇圧を制御する昇圧制御処理と、を含む複数の処理を実行する。そして、制御装置は、複数の処理における全処理負荷が許容負荷を超えたときには、全処理負荷が許容負荷を下回るのに必要な昇圧用キャリアの周波数の削減量を昇圧用キャリアの周波数から削減して昇圧制御処理を実行する。これにより、全処理負荷を許容負荷未満にすることができ、制御装置の処理負荷がその性能をオーバーするのを回避することができる。しかも、全処理負荷が許容負荷を下回るのに必要な昇圧用キャリアの周波数の削減量だけを削減するから、昇圧制御処理を間引き処理するものに比して、エネルギ効率の悪化を抑制することができる。また、昇圧制御処理における昇圧用キャリアの周波数を削減するだけでモータ制御処理については変更しないから、モータ駆動に与える影響を小さくすることができる。
こうした本発明の車両において、前記制御装置は、前記全処理負荷と前記許容負荷との差分(処理負荷削減量)を前記複数の処理におけるメイン周期内の前記昇圧制御処理の実行回数を1回削減することによって前記全処理負荷が低減する1回削減処理負荷で除した値の小数第1位を切り上げた整数値に、前記メイン周期内の前記昇圧制御処理の実行回数を1回削減するのに必要な前記昇圧用キャリアの周波数の低減量(1回削減キャリア周波数)を乗じた周波数を前記削減量とするものとしてもよい。こうすれば、メイン周期を乱すことなく全処理負荷を許容負荷未満にすることができ、制御装置の処理負荷がその性能をオーバーするのを回避することができる。
本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 MG1ECU40aにより実行されるキャリア周波数調整処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 キャリア周波数の調整前、実施例、比較例1,2におけるキャリアや全処理負荷Kt、昇圧制御処理の実行回数、昇圧コンバータ56へのデューティ出力の時間変化の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、昇圧コンバータ56と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
エンジン22は、ガソリンや軽油などを燃料として動力を出力する内燃機関として構成されている。このエンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24によって運転制御されている。
エンジンECU24は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。エンジンECU24には、エンジン22を運転制御するのに必要な各種センサからの信号、例えばエンジン22のクランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ23からのクランク角θcrなどが入力ポートを介して入力されている。エンジンECU24からは、エンジン22を運転制御するための種々の制御信号が出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ23からのクランク角θcrに基づいてエンジン22の回転数Neを演算している。
プラネタリギヤ30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。プラネタリギヤ30のサンギヤには、モータMG1の回転子が接続されている。プラネタリギヤ30のリングギヤには、駆動輪38に連結された駆動軸36が接続されている。プラネタリギヤ30のキャリヤには、図示しないダンパを介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されており、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤに接続されている。インバータ41は、昇圧コンバータ56を介してバッテリ50と接続されている。モータMG1は、第1モータ用電子制御ユニット(以下、「MG1ECU」という)40aによって、インバータ41の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されており、回転子がリダクションギヤ37を介して駆動軸36に接続されている。インバータ42は、昇圧コンバータ56を介してバッテリ50と接続されている。モータMG2は、第2モータ用電子制御ユニット(以下、「MG2ECU」という)40bによって、インバータ42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
昇圧コンバータ56は、図示しないが、2つのトランジスタと2つのダイオードとリアクトルとからなる周知のDC/DCコンバータとして構成されている。昇圧コンバータ56はMG1ECU40aによって、図示しない2つのトランジスタがスイッチング制御されることにより、バッテリ50側の電池電圧系電力ライン54bの電力を昇圧してインバータ41,42側の駆動電圧系電力ライン54aに供給したり、駆動電圧系電力ライン54aの電力を降圧して電池電圧系電力ライン54bに供給したりする。
MG1ECU40aは、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。MG1ECU40aには、モータMG1を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えばモータMG1の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43からの回転位置θm1や、図示しない電流センサからのインバータ41からモータMG1に印加する相電流Iu1,Iv1などが入力ポートを介して入力されている。また、駆動電圧系電力ライン54aに取り付けられた図示しない電圧計からの駆動電圧系電圧VHや、電池電圧系電力ライン54bに取り付けられた図示しない電圧計からの電池電圧系電圧VLも入力ポートを介して入力されている。MG1ECU40aからは、インバータ41の図示しない複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号や、昇圧コンバータ56へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。MG1ECU40aは、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。MG1ECU40aは、回転位置検出センサ43からのモータMG1の回転子の回転位置θm1に基づいてモータMG1の回転数Nm1を演算している。
MG2ECU40bは、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。MG2ECU40bには、モータMG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号、例えばモータMG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ44からの回転位置θm2や、図示しない電流センサからのインバータ42からモータMG1に印加する相電流Iu2,Iv2などが入力ポートを介して入力されている。また、駆動電圧系電力ライン54aに取り付けられた図示しない電圧計からの駆動電圧系電圧VHも入力ポートを介して入力されている。MG2ECU40bからは、インバータ42の図示しない複数のスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。MG2ECU40bは、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。MG2ECU40bは、回転位置検出センサ44からのモータMG2の回転子の回転位置θm2に基づいてモータMG2の回転数Nm2を演算している。
実施例では、MG1ECU40aと、MG2ECU40bと、インバータ41,42と、昇圧コンバータ56とを単一の筐体に収納し、これらをパワーコントロールユニット(以下、「PCU」という)40と称している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。このバッテリ50は、上述したように、昇圧コンバータ56を介してインバータ41,42と接続されている。バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの電池電圧Vbや、バッテリ50の出力端子に取り付けられた図示しない電流センサからの電池電流Ibなどが入力ポートを介して入力されている。バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。バッテリECU52は、電流センサ51bからの電池電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。
HVECU70は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,フラッシュメモリ,入出力ポート,通信ポートを備える。HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。HVECU70に入力される信号としては、例えば、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号や、シフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、ブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP、車速センサ88からの車速Vなども挙げることができる。HVECU70からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,MG1ECU40a,MG2ECU40b,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20では、CD(Charge Depleting)モードまたはCS(Charge Sustaining)モードでハイブリッド走行(HV走行)または電動走行(EV走行)を行なう。ここで、CDモードは、バッテリ50の蓄電割合SOCを低下させるモードであり、CSモードはバッテリ50の蓄電割合SOCを制御中心SOC*を中心とする範囲に維持するモードである。
実施例のハイブリッド自動車20が搭載するMG1ECU40aは、HVECU70からモータMG1のトルク指令Tm1*を受信すると、モータMG1からトルク指令Tm1*のトルクが出力されるようにインバータ41のスイッチング素子をスイッチング制御するモータ制御処理を実行する。また、MG1ECU40aは、HVECU70から駆動電圧系電圧VHの目標電圧VH*を受信すると、駆動電圧系電圧VHが目標電圧VH*となるように昇圧コンバータ56の2つのトランジスタをスイッチング制御する昇圧制御処理を実行する。このように、MG1ECU40aは、モータ制御処理と昇圧制御処理を含む複数の処理を実行している。
次に、実施例のハイブリッド自動車20が搭載するMG1ECU40aの動作、特にMG1ECU40aのメイン周期T[ms]内の全処理負荷Kt[%]が許容負荷Kal[%]より大きくなったときの動作について説明する。図2は、MG1ECU40aのメイン周期T内の全処理負荷Ktが許容負荷Kalより大きくなったときの処理の一例としてのMG1ECU40aにより実行されるキャリア周波数調整処理ルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは所定時間毎(例えば、数msec毎)に繰り返し実行される。
キャリア周波数調整処理ルーチンが実行されると、MG1ECU40aは、まず、メイン周期T内の全処理負荷Ktが許容負荷Kalより大きいか否かを判定する(ステップS100)。メイン周期T内の全処理負荷Ktが許容負荷Kal以下のときには、キャリア周波数の調整は不要と判断し、本ルーチンを終了する。
メイン周期T内の全処理負荷Ktが許容負荷Kalより大きいときには、全処理負荷Ktから許容負荷Kalを減じて処理負荷削減量Kcut[%]を計算する(ステップS110)。次に、次式(1)により、処理負荷削減量Kcutを1回削減処理負荷Kset1[%]で除して得られる値の小数第1位を切り上げた整数値をメイン周期T内において昇圧制御処理の実行回数を削減する数としてのキャリア削減量Ncutとして設定する(ステップS120)。式(1)のROUNDUP関数は、ROUNDUP(x,n)と記載し、xの小数第(n+1)位を切り上げて小数第n位までの値とするものである。1回削減処理負荷Kset1は、メイン周期T内において昇圧制御処理の実行回数を1回だけ削減したときの削減される負荷である。キャリア周波数をf[kHz]、昇圧制御処理の1回の実行当たりのキャリアの周期数をm、MG1ECU40aの全処理負荷Ktに対する昇圧制御処理の負荷の比率をp[%]とすると、メイン周期T内における昇圧制御処理の実行回数nは式(2)により計算することができ、1回削減処理負荷Kset1は式(3)により計算することができる。
Ncut=ROUNDUP(Kcut/Kset1,0) (1)
n=T×10-3×f×103÷m (2)
Kset1=p・1/n (3)
次に、次式(4)により、指令値としてのキャリア周波数fcar*[kHz]から1回削減キャリア周波数fset1[kHz]にキャリア削減量Ncutを乗じた値を減じて昇圧コンバータ56のキャリア周波数fcar[kHz]を決定し(ステップS130)、本ルーチンを終了する。1回削減キャリア周波数fset1は、メイン周期T内の昇圧制御処理の実行回数を1回削減するのに必要な昇圧用キャリアの周波数の削減量であり、式(5)により計算することができる。
fcar=fcar*−fset1・Ncut (4)
fset1=f/n (5)
いま、メイン周期T内のキャリアの周期数が12で、キャリアの1周期毎に昇圧制御処理が実行されて昇圧コンバータ56のデューティが設定されており、メイン周期T内の全処理負荷Ktが97.2%であり、許容負荷Kalが95%であり、1回削減処理負荷Kset1が0.8%であるときを考える。この場合、処理負荷削減量Kcut(Kcut=Kt−Kal)は2.2%となり、キャリア削減量Ncutは上記式(1)よりROUNDUP(2.2/0.8,0)=3となる。したがって、実施例では、1回削減キャリア周波数fset1に値3を乗じた周波数を削減することになり、調整後の全処理負荷Ktは調整前の値から2.4%(3×0.8%)だけ小さい94.8%となる。この場合のキャリア周波数の調整前、実施例、比較例1,2におけるキャリアや全処理負荷Kt、昇圧制御処理の実行回数、昇圧コンバータ56へのデューティ出力の時間変化の一例を図3に示す。図3(a)は調整前の状態を示し、図3(b)は実施例による調整後の状態を示し、図3(c)は比較例1による調整後の状態を示し、図3(d)は比較例2による調整後の状態を示す。比較例1は、キャリア周波数を半分にする調整であり、比較例2は、キャリア周波数はそのままで昇圧制御処理の実行回数を1/2に間引く調整である。比較例1,2の調整後の全処理負荷Ktは、調整前の97.2%から4.8%(6×0.8%)だけ小さい92.4%となる。実施例では、比較例1,2による調整に比して昇圧制御処理の実行回数が多くなるから、比較例1,2に比して、昇圧コンバータ56による昇圧を精度高く行なうことができ、モータMG1,MG2の駆動制御を精度良く行なうことができる。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20が搭載するMG1ECU40aでは、メイン周期T内の全処理負荷Ktが許容負荷Kalより大きいときには、全処理負荷Ktが許容負荷Kalを下回るように昇圧コンバータ56の昇圧制御に用いるキャリアの周波数を削減して昇圧制御処理を実行する。これにより、全処理負荷Ktを許容負荷Kal未満にすることができ、MG1ECU40aの全処理負荷Ktがその性能をオーバーするのを回避することができる。しかも、全処理負荷Ktが許容負荷Kalを下回るのに必要な昇圧コンバータ56のキャリアの周波数の削減量だけを削減するから、昇圧制御処理を間引き処理するものに比して、より高い精度で昇圧コンバータ56による昇圧を行なうことができる。また、昇圧制御処理における昇圧コンバータ56のキャリアの周波数を削減するだけでモータMG1の駆動制御(モータ制御処理)については変更しないから、モータMG1の駆動に与える影響を小さくすることができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、メイン周期T内の全処理負荷Ktが許容負荷Kalより大きいときに、全処理負荷Ktが許容負荷Kalを下回るように昇圧コンバータ56の昇圧制御に用いるキャリアの周波数を削減して昇圧制御処理を実行するものとした。しかし、メイン周期Tとは異なる周期の全処理負荷が許容負荷より大きいときに、その周期の全処理負荷が許容負荷を下回るように昇圧コンバータ56の昇圧制御に用いるキャリアの周波数を削減して昇圧制御処理を実行するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、MG1ECU40aによりモータMG1と昇圧コンバータ56とを制御し、MG2ECU40bによりモータMG2を制御するものとしたが、1つの電子制御ユニットによりモータMG1とモータMG2と昇圧コンバータ56とを制御するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22と2つのモータMG1,MG2とバッテリ50と昇圧コンバータ56とMG1ECU40a,MG2ECU40bを搭載するものとしたが、バッテリの電力を昇圧コンバータにより昇圧してモータを駆動するインバータに供給するものであれば、如何なる構成のハイブリッド自動車や電動自動車にも適用することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両の製造産業などに利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、23 クランクポジションセンサ、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、30 プラネタリギヤ、36 駆動軸、37 リダクションギヤ、38 駆動輪、40 パワーコントロールユニット(PCU)、40a 第1モータ用電子制御ユニット(MG1ECU)、40b 第2モータ用電子制御ユニット(MG2ECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54a 駆動電圧系電力ライン、54b 電池電圧系電力ライン、56 昇圧コンバータ、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 イグニッションスイッチ、82 シフトポジションセンサ、84 アクセルペダルポジションセンサ、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 発電可能なモータと、
    前記モータを駆動するためのインバータと、
    蓄電装置と、
    前記蓄電装置からの電力を昇圧して前記インバータに供給する昇圧回路と、
    前記インバータの制御により前記モータを駆動制御するモータ制御処理と、周波数を変更可能な昇圧用キャリアに同期して前記昇圧回路の昇圧を制御する昇圧制御処理と、を含む複数の処理を実行する制御装置と、
    を備える車両であって、
    前記制御装置は、前記複数の処理における全処理負荷が許容負荷を超えたときには、前記全処理負荷が前記許容負荷を下回るのに必要な前記昇圧用キャリアの周波数の削減量を前記昇圧用キャリアの周波数から削減して前記昇圧制御処理を実行するものであり、
    更に、前記制御装置は、前記全処理負荷と前記許容負荷との差分としての処理負荷削減量を前記複数の処理におけるメイン周期内の前記昇圧制御処理の実行回数を1回削減することによって前記全処理負荷が低減する1回削減処理負荷で除した値の小数第1位を切り上げた整数値に、前記メイン周期内の前記昇圧制御処理の実行回数を1回削減するのに必要な前記昇圧用キャリアの周波数の低減量としての1回削減キャリア周波数を乗じた周波数を前記削減量とする、
    車両。
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