JP6750338B2 - 光ファイバセンサシステム - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバセンサシステムに関するものである。
特許文献1には、光源と、受光器と、偏光子及び2つのカプラを有する光分岐結合部と、ファイバループ部とを備えた光ファイバ振動センサが記載されている。光源と光分岐結合部とは光学的に結合しており、偏光子によって偏光状態が同一になるように制御された光が光分岐結合部を介してファイバループ部に出力される。ファイバループ部には右回り光と左回り光とが伝搬される。右回り光と左回り光は、光分岐結合部において再結合して干渉し、干渉光が得られる。干渉光は、受光器によって受光されて電気信号に変換される。ファイバループに音響信号が加えられると、右回り光及び左回り光に互いに異なる位相差が付与されて干渉光の干渉状態が変化する。干渉状態が変化した干渉光を受光器が受光することによってファイバループに加えられた応力が検知される。
特開2008−309776号公報
上述した光ファイバセンサシステムにおいて、受光器によって得られる電気信号の電圧値は、ファイバループに加えられた音響信号の振幅の2乗に比例する(二次の依存性)。従って、音響信号が微弱である場合、受光器によって得られる電気信号は更に微弱となるため、音響信号の検出が困難となる。
本発明は、微弱な音響信号を検知することができる光ファイバセンサシステムを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る光ファイバセンサシステムは、測定光を出力する光源と、ループ状の光経路、及び、光経路が巻かれるコイルを有し、コイルに加えられた応力によって光経路を通る光を変調させる変調部と、光源と光経路の両端とに光学的に結合され、測定光を入力して測定光と偏光状態が異なる第1の光と第2の光に分岐し、第1の光を光経路の一端から他端に向けて出力し、第2の光を光経路の他端から一端に向けて出力し、他端に入力した第1の光と一端に入力した第2の光とを結合して干渉光を出力する光結合器と、干渉光を、偏光状態が互いに直交する第1成分及び第2成分に分離して出力する偏光分離器と、偏光分離器と光学的に結合された第1偏光制御器と、偏光分離器と光学的に結合され、偏光分離器から出力された第1成分が入力する第1光検出器を有し、第1光検出器に入力した第1成分を第1電気信号に変換して応力を検知する第1検出部と、を備え、第1偏光制御器は、第1電気信号が応力に対して一次の応答を示すように、偏光分離器に入力される光の偏光状態を制御する。
本発明によれば、微弱な音響信号を検知することができる。
図1は、実施形態に係る光ファイバセンサシステムを示す図である。 図2は、センサヘッドとして機能するコイルを示す図である。 図3は、コイルに付与された応力と検出信号の強度との関係を示すグラフである。 図4は、各偏光における検出信号の強度を時系列で示すグラフである。
[本発明の実施形態の説明]
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。(1)本発明の一側面に係る光ファイバセンサシステムは、測定光を出力する光源と、ループ状の光経路、及び、光経路が巻かれるコイルを有し、コイルに加えられた応力によって光経路を通る光を変調させる変調部と、光源と光経路の両端とに光学的に結合され、測定光を入力して測定光と偏光状態が異なる第1の光と第2の光に分岐し、第1の光を光経路の一端から他端に向けて出力し、第2の光を光経路の他端から一端に向けて出力し、他端に入力した第1の光と一端に入力した第2の光とを結合して干渉光を出力する光結合器と、干渉光を、偏光状態が互いに直交する第1成分及び第2成分に分離して出力する偏光分離器と、偏光分離器と光学的に結合された第1偏光制御器と、偏光分離器と光学的に結合され、偏光分離器から出力された第1成分が入力する第1光検出器を有し、第1光検出器に入力した第1成分を第1電気信号に変換して応力を検知する第1検出部と、を備え、第1偏光制御器は、第1電気信号が応力に対して一次の応答を示すように、偏光分離器に入力される光の偏光状態を制御する。
この光ファイバセンサシステムでは、第1電気信号が応力に対して一次の依存性を示すように、第1偏光制御器が偏光分離器に入力する光の偏光状態を制御する。従って、応力による音響信号の振幅に比例する第1電気信号を得ることができるので、微弱な音響信号を高感度に検出することができる。
(2)前述の光ファイバセンサシステムは、偏光分離器と光学的に結合され、偏光分離器から出力された第2成分が入力する第2光検出器を有し、第2光検出器に入力した第2成分を第2電気信号に変換する第2検出部と、第2検出部から出力された第2電気信号に基づいて第1偏光制御器を制御する制御部と、を更に備えてもよい。これにより、第2成分に基づいて、偏光分離器に入力する光の偏光状態を制御することができる。
(3)前述の光ファイバセンサシステムでは、制御部は、第2光検出器に入力する第2成分の光強度が最小となるように第1偏光制御器を制御してもよい。これにより、第1成分の光強度が最大となるように第1偏光制御器による偏光制御を行うことができる。従って、音響信号をより高感度に検出することができる。
(4)前述の光ファイバセンサシステムは、光経路の途中に設けられた第2偏光制御器を更に備えてもよい。この場合、第2偏光制御器によって、光経路を通る光の偏光状態を制御することができる。
(5)前述の光ファイバセンサシステムでは、制御部は、第1電気信号に基づいて第2偏光制御器を制御してもよい。この場合、制御部が第2偏光制御器を制御することによって、光経路を通る光の偏光状態を制御することができる。
(6)前述の光ファイバセンサシステムでは、制御部は、第1電気信号の直流成分が最大値と最小値の平均値となるように、第2偏光制御器を制御してもよい。この場合、応力に対して一次の依存性を示す成分を大きくすることができる。
(7)前述の光ファイバセンサシステムでは、光結合器は、2入力2出力の光結合器であってもよい。この場合、光結合器のポートを、測定光の入力用、干渉光の出力用、並びに光経路の一端及び他端に割り当てることができるので、光損失の発生を抑制できる。
(8)前述の光ファイバセンサシステムでは、測定光は、直線偏光であり、光結合器は、測定光を円偏光である第1の光と第2の光とに分岐し、変調部は、旋光性を有すると共に、第1の光と第2の光とを楕円偏光に変換し、光結合器は、楕円偏光である第1の光と第2の光とを結合して、第1の光と第2の光とは異なる楕円偏光である干渉光を出力してもよい。このように偏光状態を制御することにより、応力に対して一次の依存性を示す成分を効率よく生成することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る光ファイバセンサシステムの具体例を図面を参照しつつ説明する。なお、本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態に係る光ファイバセンサシステム1の構成を示す。光ファイバセンサシステム1は、例えば、構造物の健全性診断に用いられる光ファイバ音響センサであり、構造物でひび割れが生じたときに発生する音響放出(AE:Acoustic Emission)を検出する。光ファイバセンサシステム1は、光源11と、光結合器12と、変調部13と、第1偏光制御器14と、偏光分離器15と、第1検出部16と、第2検出部17と、制御部18とを備えている。
光源11は、光結合器12と光学的に結合されている。光源11は、光結合器12に測定光L1を出力する。光源11としては、例えば、コヒーレント長が短い広帯域光源を用いることができ、この場合、反射光雑音等に対する耐性を高めることができる。
光結合器12は、光源11が出力した測定光L1を入力する。光結合器12は、4つのポート12a,12b,12c,12dを備えた2入力2出力の光結合器である。ポート12aと光源11とは光学的に結合され、光源11から出力された測定光L1はポート12aに入力される。光結合器12は、測定光L1を右回り光(第1の光)L2と左回り光(第2の光)L3とに分岐する。測定光L1と、右回り光L2及び左回り光L3とは、互いに異なる偏光状態を有する。
変調部13は、ポート12cとポート12dを結合するループ状の光経路21と、光経路21が巻かれるコイル22と、光経路21の途中に設けられる遅延経路23と、光経路21を通る光の偏光状態を制御する第2偏光制御器24とを備える。光経路21の一端はポート12cに接続され、光経路21の他端はポート12dに接続されている。また、遅延経路23はポート12cとコイル22の間に設けられ、第2偏光制御器24はコイル22とポート12dの間に設けられる。
右回り光L2は、ポート12cから出力され、遅延経路23、コイル22及び第2偏光制御器24を通って、ポート12dに入力される。左回り光L3は、ポート12dから出力され、第2偏光制御器24、コイル22及び遅延経路23を通って、ポート12cに入力される。
光結合器12は、ポート12dに入力された右回り光L2と、ポート12cに入力された左回り光L3とを合波して、干渉光L4をポート12bから出力する。また、光経路21は、光ファイバを含むと共に、旋光性を有するように構成されている。この旋光性は、例えば、光経路21の光ファイバのねじれによって実現される。
従って、ポート12c及びポート12dのそれぞれから出力される右回り光L2及び左回り光L3と、ポート12bから出力される干渉光L4と、は偏光状態が互いに異なる。また、右回り光L2及び左回り光L3は、同一の光経路21を伝搬するため、右回り光L2と左回り光L3の光路長は互いに同一である。このように、本実施形態の光結合器12及び変調部13はサニャック干渉計を構成している。
具体的には、光源11は直線偏光である測定光L1を出力する。光結合器12は、測定光L1を円偏光である右回り光L2と左回り光L3とに分岐し、それぞれをコイル22に出力する。更に、変調部13は旋光性(例えば45°又はその奇数倍の旋光性)を有し、右回り光L2及び左回り光L3を楕円偏光に変換して光結合器12に出力する。光結合器12は、楕円偏光である右回り光L2と左回り光L3とを結合し、右回り光L2及び左回り光L3とは異なる(例えば偏光状態が90°回転された)楕円偏光である干渉光L4を出力する。
図2に示されるように、コイル22は、光経路21が螺旋状に巻き付けられる芯22aを有する。コイル22は、測定対象となる構造物Sに取り付けられると共に、光ファイバセンサシステム1のセンサヘッドとして機能する。構造物Sは、機械的破壊等によって音響信号Aを放出し、コイル22を介して光経路21を伸縮させる。このとき、コイル22に付与される応力によって光経路21を構成する光ファイバの屈折率が変化し、右回り光L2及び左回り光L3の光路長が変化する。その結果、右回り光L2及び左回り光L3に位相変調が生じる。
再び図1を参照する。遅延経路23は、右回り光L2及び左回り光L3に遅延を付与する。遅延が付与された左回り光L3は光結合器12のポート12cに直接出力される。一方、遅延が付与された右回り光L2はコイル22及び第2偏光制御器24を通って光結合器12のポート12dに出力される。従って、応力によって右回り光L2に与えられる変調のタイミングと、応力によって左回り光L3に与えられる変調のタイミングとは、互いに異なっている。
本実施形態では、右回り光L2の往路に遅延経路23が配置されている。よって、右回り光L2には、左回り光L3よりも所定時間だけ遅れて音響信号Aが伝搬される。また、第2偏光制御器24は、光経路21の途中に設けられており、光経路21を通る光の偏光状態を制御する。
第1偏光制御器14は、光結合器12のポート12bと光学的に結合されている。ポート12bから出力された干渉光L4は第1偏光制御器14に入力される。第1偏光制御器14は、ポート12bから入力した干渉光L4の偏光状態を制御する。第1偏光制御器14及び第2偏光制御器24による偏光状態の制御については、後に詳述する。
偏光分離器15は、第1偏光制御器14と光学的に結合されている。第1偏光制御器14から出力された光L5は偏光分離器15に入力される。偏光分離器15は、入力した光L5を、偏光状態が互いに異なる第1成分L6と第2成分L7とに分離して出力する。例えば、第1成分L6と第2成分L7とは互いに直交している。
第1検出部16は、偏光分離器15と光学的に結合されている。第1検出部16には、偏光分離器15から出力された第1成分L6が入力され、音響信号を検出するための検出信号である第1電気信号E1を生成する。第1検出部16は、例えば、第1光検出器16aと第1増幅器16bとを備えている。第1光検出器16aは、入力された第1成分L6の光強度を電圧値に変換する。第1増幅器16bは、第1光検出器16aによって得られた電圧値から第1電気信号E1を生成して第1電気信号E1を出力する。
第2検出部17は、偏光分離器15と光学的に結合されている。第2検出部17には、偏光分離器15から出力された第2成分L7が入力され、音響信号を検出するための検出信号である第2電気信号E2を生成する。第2検出部17は、第2光検出器17aと第2増幅器17bとを備えている。第2光検出器17aは、入力された第2成分L7の光強度を電圧値に変換する。第2増幅器17bは、第2光検出器17aによって得られた電圧値から第2電気信号E2を生成して出力する。
制御部18は、第2検出部17から出力された第2電気信号E2に基づいて第1偏光制御器14を制御する。制御部18は、第2検出部17に入力する第2成分L7の光強度が最小となるように、第1偏光制御器14を制御する。制御部18は、第1偏光制御器14を用いて光L5の偏光状態を制御することにより、干渉光L4に音響信号Aの振幅に比例する成分を付加している。
また、制御部18は、第1検出部16から出力された第1電気信号E1に基づいて第2偏光制御器24を制御する。制御部18は、第1電気信号E1の直流成分が最大値と最小値の平均値となるように第2偏光制御器24を制御する。このように、制御部18は第2偏光制御器24を用いて光経路21を通る光の偏光制御を行う。よって、音響信号Aの振幅に比例する成分を大きくすることができる。
図3は、コイル22に付与された応力と電気信号E1,E2の強度との関係を示すグラフである。図3に示されるように、出力が最小とされた側の第2成分L7を暗偏光、暗偏光に直交する第1成分L6を明偏光とすると、応力によって微弱な信号が入力された場合、暗偏光の信号強度は応力の2乗に比例し、明偏光の信号強度は応力の1乗に比例する。
図4は、明偏光及び暗偏光のそれぞれにおける電気信号E1の強度の時系列データを示すグラフである。明偏光の直流成分が最大側又は最小側に調整された場合には、電気信号E1は、応力の2乗に比例する成分が大きくなる。これに対し、第2偏光制御器24が光経路21を通る光の偏光状態を制御して、明偏光が最大値と最小値との平均値に調整された場合には、応力に比例する成分を最大にすることができる。なお、前述の最小値及び最大値は、共に、第2偏光制御器24の分解能によって変動する値であり、測定可能な最小値及び最大値を示している。
次に、光ファイバセンサシステム1から得られる効果についてより詳細に説明する。
光ファイバセンサシステム1では、音響信号Aに対して一次の依存性を示す成分を含む干渉光が出力されるように、第1偏光制御器14から偏光状態が制御された光L5が出力される。そして、偏光分離器15において、音響信号Aに対して一次の依存性を示す第1成分L6を分岐し、第1成分L6は第1光検出器16aに入力する。第1偏光制御器14は、第1電気信号E1が応力に対して一次の依存性を示すように、干渉光L4の偏光状態を制御する。従って、微弱な音響信号Aを高感度に検出することができる。
また、光ファイバセンサシステム1は、偏光分離器15と光学的に結合され、偏光分離器15から出力された第2成分L7が入力する第2光検出器17aを有し、第2光検出器17aに入力した第2成分L7を第2電気信号E2に変換する第2検出部17と、第2検出部17から出力された第2電気信号E2に基づいて第1偏光制御器14を制御する制御部18とを備える。これにより、第2電気信号E2に基づいて、偏光分離器15に入力する光L5の偏光状態を制御できる。
また、光ファイバセンサシステム1では、制御部18は、第2検出部17に入力する第2成分L7の光強度が最小となるように第1偏光制御器14を制御する。これにより、第1成分L6の光強度が最大となるように第1偏光制御器14を制御することができるので、音響信号Aを高感度に検出できる。
また、光ファイバセンサシステム1は、光経路21の途中に設けられた第2偏光制御器24を備える。従って、第2偏光制御器24によって光経路21を通る光の偏光状態を制御することができる。
また、光ファイバセンサシステム1では、制御部18は、第1電気信号E1に基づいて第2偏光制御器24を制御する。このように、制御部18が第2偏光制御器24を制御することによって、光経路21を通る光の偏光状態を制御することができる。
また、光ファイバセンサシステム1では、制御部18は、第1電気信号E1の直流成分が最大値と最小値の平均値となるように、第2偏光制御器24を制御している。これにより、応力に対して一次の依存性を示す第1電気信号E1を出力できるので、微弱な音響信号Aを高感度に検出することができる。
また、光ファイバセンサシステム1では、光結合器12は、2入力2出力の光結合器である。よって、光結合器12のポート12a〜12dを、測定光L1の入力用、干渉光L4の出力用、並びに光経路21の一端及び他端に割り当てることができ、光損失の発生を抑制できる。
また、光ファイバセンサシステム1では、測定光L1は、直線偏光であり、光結合器12は、測定光L1を円偏光である右回り光L2と左回り光L3とに分岐する。変調部13は、旋光性を有し、右回り光L2と左回り光L3とを楕円偏光に変換する。光結合器12は、楕円偏光である右回り光L2と左回り光L3とを結合して、右回り光L2と左回り光L3とは異なる楕円偏光である干渉光L4を出力する。このように光結合器12及び変調部13を構成することにより、干渉光L4に、応力に対して一次の応答を示す偏光状態を有する成分を効率よく付加することができる。従って、応力に対して一次の応答を示す成分を効率よく生成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、前述の実施形態において、遅延経路23は右回り光L2の往路に配置されていた。しかし、遅延経路23の配置態様は上記実施形態に限定されず、例えば、左回り光L3の往路に遅延経路23が配置されていてもよい。
1…光ファイバセンサシステム、11…光源、12…光結合器、12a,12b,12c,12d…ポート、13…変調部、14…第1偏光制御器、15…偏光分離器、16…第1検出部、16a…第1光検出器、16b…第1増幅器、17…第2検出部、17a…第2光検出器、17b…第2増幅器、18…制御部、21…光経路、22…コイル、22a…芯、23…遅延経路、24…第2偏光制御器、A…音響信号、E1…第1電気信号、E2…第2電気信号、L1…測定光、L2…右回り光(第1の光)、L3…左回り光(第2の光)、L4…干渉光、L5…光、L6…第1成分、L7…第2成分、S…構造物。

Claims (6)

  1. 測定光を出力する光源と、
    ループ状の光経路、及び、前記光経路が巻かれるコイルを有し、前記コイルに加えられた応力によって前記光経路を通る光を変調させる変調部と、
    前記光源と前記光経路の両端とに光学的に結合され、前記測定光を入力して前記測定光と偏光状態が異なる第1の光と第2の光に分岐し、前記第1の光を前記光経路の一端から他端に向けて出力し、前記第2の光を前記光経路の前記他端から前記一端に向けて出力し、前記他端に入力した前記第1の光と前記一端に入力した前記第2の光とを結合して干渉光を出力する光結合器と、
    前記干渉光を、偏光状態が互いに直交する第1成分及び第2成分に分離して出力する偏光分離器と、
    前記偏光分離器と光学的に結合された第1偏光制御器と、
    前記偏光分離器と光学的に結合され、前記偏光分離器から出力された前記第1成分が入力する第1光検出器を有し、前記第1光検出器に入力した前記第1成分を第1電気信号に変換する第1検出部と、を備え、
    前記第1偏光制御器は、前記第1電気信号が前記応力に対して一次の応答を示すように、前記偏光分離器に入力される光の偏光状態を制御し、
    前記偏光分離器と光学的に結合され、前記偏光分離器から出力された前記第2成分が入力する第2光検出器を有し、前記第2光検出器に入力した前記第2成分を第2電気信号に変換する第2検出部と、
    前記第2検出部から出力された前記第2電気信号に基づいて前記第1偏光制御器を制御する制御部と、を更に備え、
    前記光経路の途中に設けられた第2偏光制御器を更に備える、
    光ファイバセンサシステム。
  2. 前記制御部は、前記第2光検出器に入力する前記第2成分の光強度が最小となるように前記第1偏光制御器を制御する、
    請求項に記載の光ファイバセンサシステム。
  3. 前記制御部は、前記第1電気信号に基づいて前記第2偏光制御器を制御する、
    請求項に記載の光ファイバセンサシステム。
  4. 前記制御部は、前記第1電気信号の直流成分が最大値と最小値の平均値となるように、前記第2偏光制御器を制御する、
    請求項又はに記載の光ファイバセンサシステム。
  5. 前記光結合器は、2入力2出力の光結合器である、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の光ファイバセンサシステム。
  6. 前記測定光は、直線偏光であり、
    前記光結合器は、前記測定光を円偏光である前記第1の光と前記第2の光とに分岐し、
    前記変調部は、旋光性を有すると共に、前記第1の光と前記第2の光とを楕円偏光に変換し、
    前記光結合器は、楕円偏光である前記第1の光と前記第2の光とを結合して、前記第1の光と前記第2の光とは異なる楕円偏光である前記干渉光を出力する、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の光ファイバセンサシステム。
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