JP6748944B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関する。
衛生洗浄装置においては、第1プレート及び第2プレートを有するケーシングに、脱臭ユニットを含む複数のユニットが収納されることがある。従来、複数のユニットは、第1プレート及び第2プレートのどちらか一方に集約されていた。
例えば、第1プレート上には、多機種の製品に共通するユニットが集約され、第2プレート上には、機種ごとに必要なユニットが配置される。この場合、第1プレート上に配置されたユニットは第1プレートのみに固定され、第2プレート上に配置されたユニットは第2プレートのみに固定される。このような2つのプレートを組み合わせることで、効率的な生産体制を実現することができる。しかし、第1プレート及び第2プレートのいずれかに複数のユニットを集約すると、ケーシングの収納効率が低下することがある。
一方、特許文献1では、第1プレート及び第2プレートに跨るように脱臭ユニットが配置されている。この場合、脱臭ユニットは、第1プレート及び第2プレートのそれぞれに固定される。具体的には、第1プレートに第1ダクトが予め取り付けられ、第2プレートに第2ダクトが予め取り付けられ、第1プレートと第2プレートとを接続することで、第1ダクトと第2ダクトとが接続される。
特開2013−96113号公報
脱臭ユニットを第1プレート及び第2プレートのそれぞれに固定する場合には、第1プレートと第2プレートとの接続にばらつきがあると、脱臭ユニットを取り付けられないおそれがある。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、脱臭ユニットを確実に取り付けることができる衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、第1プレートと、前記第1プレートと接続される第2プレートと、前記第1プレートの上方に配置される部分と、第2プレートの上方に配置される部分と、を有する脱臭ユニットと、を備え、前記脱臭ユニットは、前記第1プレート及び前記第2プレートのいずれか一方に固定されていることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、第1プレートと第2プレートとの接続にばらつきがある場合であっても、脱臭ユニットを確実に取り付けることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1プレート及び前記第2プレートのうち前記脱臭ユニットが固定されない他方は、前記脱臭ユニットの下方に位置するリブを有することを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、脱臭ユニットを傾けたり、ねじったりする応力が生じても、リブにより、傾いたり、ねじれたりしないよう脱臭ユニットを支持することができる。これにより、脱臭ユニットが安定的に固定される。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記脱臭ユニットによって脱臭された空気を排気する排気口部を有するカバーと、前記脱臭ユニットと前記カバーとの間に設けられ、前記脱臭ユニットおよび前記カバーと接するパッキンと、をさらに備えたことを衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、パッキンによって、脱臭ユニットが揺れることを抑制することができ、脱臭ユニットの位置を安定させることができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記脱臭ユニットは、空気を吸い込むファンを有し、前記ファンが前記第1プレート及び前記第2プレートの前記一方に固定されることで、前記脱臭ユニットは、前記第1プレート及び前記第2プレートの前記一方に固定されることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、ファンを確実に固定することができる。これにより、ファンの振動を抑制することができ、脱臭ユニットの位置を安定させることができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記脱臭ユニットは、ダクトを有し、前記ダクトは、前記第1プレート及び前記第2プレートの前記一方と印籠嵌合していることを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、第1プレート及び第2プレートの一方と、ダクトと、の間に隙間が生じることを抑えることができる。したがって、脱臭ユニットが吸い込んだ空気が漏れることを抑え、より確実に脱臭を行うことができる。
本発明の態様によれば、脱臭ユニットを確実に取り付けることができる衛生洗浄装置が提供される。
実施形態に係る衛生洗浄装置が設置されたトイレルームを例示する斜視図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置の本体部を例示する斜視図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置の本体部を例示する平面図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置のケースプレートを例示する分解斜視図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニットを例示する斜視図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニットを例示する分解斜視図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニット及びケースプレートを例示する断面図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニット及びケースプレートを例示する平面図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニット及びケースプレートを例示する分解斜視図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニットを例示する斜視図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニットおよびケースプレートを例示する断面図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニット及びケースプレートを例示する断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る衛生洗浄装置が設置されたトイレルームを例示する斜視図である。
図1に示すように、トイレルームTRには、洋式腰掛大便器(以下、単に「便器」と称する)150が設置されている。実施形態に係る衛生洗浄装置100は、便器150の上に設置される。衛生洗浄装置100は、本体部10と、便蓋11と、便座12と、を有する。本体部10は、便器150の後方部の上に載置される。便蓋11及び便座12は、それぞれ、本体部10に対して開閉可能に軸支されている。
ここで、本願明細書においては、便座12に座った使用者からみて上方を「上方」とし、便座12に座った使用者からみて下方を「下方」とする。開いた状態の便蓋11に背を向けて便座12に座った使用者からみて前方を「前方」とし、後方を「後方」とし、右側を「右側方」とし、左側を「左側方」とする。
図2は、実施形態に係る衛生洗浄装置の本体部を例示する斜視図である。
図3は、実施形態に係る衛生洗浄装置の本体部を例示する平面図である。
図2に示すように、本体部10は、ケーシング20を有する。ケーシング20は、ケースカバー21と、ケースプレート22(図3参照)と、を有する。
図3は、本体部10からケースカバー21を取り外した状態を示す。
本体部10は、給水ユニット31、洗浄ノズル33(洗浄ノズルユニット)、脱臭ユニット35及び熱交換器37(熱交換ユニット)などの複数の機能ユニットを有する。これらの機能ユニットは、ケースプレート22の上に設けられており、これらを覆うようにケースカバー21がケースプレート22と固定される。
図4は、実施形態に係る衛生洗浄装置のケースプレートを例示する分解斜視図である。 図4に示すように、ケースプレート22は、第1プレート221と第2プレート222とを有する。第2プレート222の前方には、前方に延びる延出部222aが設けられている。この延出部222aの上に、第1プレート221の後方部を重ねるようにして、第1プレート221と第2プレート222とが互いに接続される。
第2プレート222の延出部222aには、溝(孔)222bが設けられている。第1プレート221の裏面には、溝222bに対応した形状を有する突起(不図示)が設けられている。第1プレート221と第2プレート222とを接続する際には、第1プレート221の突起と第2プレート222の溝222bとを嵌合し、第1プレート221と第2プレート222との相対的位置を固定する。
なお、第1プレート221と第2プレート222とを接続する方法は、上記に限られない。例えば、上記とは逆に、第1プレート221に溝又は凹部を設け、その溝又は凹部に対応する突起を第2プレート222に設けてもよいし、凹部及び突起の形状は、任意である。また、ピンやねじを用いて、第1プレート221と第2プレート222とを接続してもよい。実施形態において、第1プレート221と第2プレート222との接続には、任意の構成を用いることができる。
図3に示すように、給水ユニット31、洗浄ノズル33(洗浄ノズルユニット)、脱臭ユニット35及び熱交換器37は、第1プレート221の上に固定されている。
給水ユニット31は、給水口31eと、流路開閉弁31f(電磁弁)と、を有する。給水口31eは、給水配管などを介して、水道管などの給水源などと接続される。流路開閉弁31fが開くことにより、本体部10に水が供給される。
給水ユニット31から供給された水は、図示しない電磁弁や流路切換弁等によって、洗浄ノズル33へ水を導く流路や、脱臭ユニット35へ水を導く流路へ流れる。つまり、電磁弁や流路切換弁によって、洗浄ノズル33及び脱臭ユニット35のそれぞれに、適宜、水が供給される。
熱交換器37は、水を洗浄ノズル33へ導く流路上に設けられ、供給された水を加熱し、温水を生成する。熱交換器37は、例えばセラミックヒータなどを用いた瞬間加熱式(瞬間式)の熱交換器でもよいし、貯湯タンクを用いた貯湯加熱式の熱交換器でもよい。
洗浄ノズル33は、ケースプレート22の左右方向における略中央に設けられている。洗浄ノズル33は、モータ等を有する駆動部33fからの駆動力を受け、図3に破線で示した洗浄ノズル33のように便器150のボウル内に進出することができる。また、洗浄ノズル33は、駆動部33fからの駆動力を受け、ケーシング20の内部に後退することができる。
洗浄ノズル33の先端部には吐水口33hが設けられており、洗浄ノズル33は、供給された水を吐水口33hから吐水する。これにより、便座に座った使用者の局部(例えば「おしり」など)を洗浄することができる。
脱臭ユニット35は、ケースプレート22上の左端部に設置されている。
図2及び図3に表した矢印A1のように、脱臭ユニット35は、ケーシング20の左側面の前方に設けられた吸気口部41から、トイレルームTR内の空気を吸い込む。吸気口部41から吸い込まれた空気に含まれる悪臭成分は、脱臭ユニット35によって捕集される。なお、悪臭成分は、例えば、アンモニア成分である。この悪臭成分は、トイレルームTRの床や壁などに付着してしまった尿により、発生するものである。
図2及び図3に表した矢印A2のように、脱臭ユニット35によって悪臭成分が捕集され脱臭された空気は、ケーシング20の左側面の後方に設けられた排気口部43から、トイレルームTR内に吐き出される。
なお、図2に示したように、吸気口部41は、ケースカバー21とケースプレート22との隙間に設けられた開口部である。また、ケースカバー21の側面には、着脱可能なカバー44が設けられている。排気口部43は、このカバー44に設けられた排気ルーバである。すなわち、排気口部43は、羽板43aと、羽板43a間の開口部43bと、を有する。羽板43aは、下方に向かって傾斜しているため、脱臭ユニット35によって脱臭された空気は、ケーシング20から斜め下方に向けて排出される。
図5は、実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニットを例示する斜視図である。
図6は、実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニットを例示する分解斜視図である。
図7は、実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニット及びケースプレートを例示する断面図である。図7は、図3に示すC1−C2線における断面を示す。
図5〜図7に示すように、脱臭ユニット35は、噴霧ノズル51と、ファン52と、ダクト53と、脱臭フィルタ55と、を有する。
例えば、図6に示すように、ダクト53は、上部材53a(蓋)と、下部材53bと、を有する。上部材53a及び下部材53bのそれぞれは、例えば、樹脂成型などにより形成されており、継目のない形状を有する。また、パッキン88は、下部材53bの上方の開口の縁に沿った環状である。パッキン88を挟むように、下部材53bの上に上部材53aを固定することで、気密性の高いダクト53が形成される。また、下部材53bには、排気口54が設けられている。
ファン52は、ケーシング20の吸気口部41(図3参照)の側方に設置されている。また、排気口54は、ケーシング20の排気口部43(図3参照)と対向するように設置されている。
ファン52は、例えば樹脂製のシロッコファンである。ファン52は、内部に設けられた複数の羽が回転することで、例えば図7に表した矢印A3のように、吸気口部41を介してトイレルームTR内の空気を吸い込む。吸い込まれた空気は、図6に表した矢印A4のようにダクト53の斜面を通過して、上方から下方に向かって脱臭フィルタ55を通過する。
脱臭フィルタ55を通過した空気は、図5に表した矢印A5のように排気口54を通過し、その後ケーシング20の排気口部43からケーシング20の外へ排気される。
図3に関して説明した給水ユニット31から供給された水の一部は、噴霧ノズル51へ導かれる。噴霧ノズル51は、脱臭フィルタ55に水を噴霧する。脱臭フィルタ55には、例えば多孔質セラミックが用いられる。噴霧ノズル51から脱臭フィルタ55に水が噴霧されると、脱臭フィルタ55は、その水を内部に保つ。脱臭フィルタ55が内部に水を保った状態において、ファン52を動作させることで、脱臭フィルタ55を通過する空気から悪臭成分を取り除くことができる。
脱臭フィルタ55は、ファン52と排気口54との間、即ちファン52の下流側に設けられている。言い換えれば、ファン52は、噴霧ノズル51によって水が噴霧された脱臭フィルタ55よりも上流側に設置される。そのため、湿気を含んだ空気が脱臭フィルタ55から電気機器のファン52へ送られることがない。よって、湿気により、ファン52が故障することを防ぐことができる。また、ファン52から排出された空気は、脱臭フィルタ55を通過する。そのため、ファン52が作動する前に衛生洗浄装置100の内部に溜まった空気は、脱臭フィルタ55を通過し、悪臭成分が捕集された後にトイレルームTRへ排出されることとなる。よって、ファン52を作動させた際に、衛生洗浄装置100の内部に溜まった空気が悪臭成分を捕集又は分解されずにトイレルームTRへ排出されることを防ぐことができる。さらに、脱臭フィルタ55を収納した脱臭フィルタケース55cは、使用者の操作によって、排気口54から自由に取り出し可能とされている。このことより、脱臭フィルタ55の清掃性が向上する。
噴霧ノズル51から噴霧された水の一部(例えば脱臭フィルタ55に保水されなかった余剰水)は、ダクト53内の底面の傾斜に従い、ダクト53の前方部に流れ、ダクト53の前方部に設けられた排水口56(後述の図9参照)から外部に流れる。排水口56から流れ出た水は、第1プレート221に設けられた排水溝94(後述の図9参照)を流れ、便器150のボウル内へ排出される。
図7に示すように、第1プレート221は、第2プレート222と重なる重複部V1と、第2プレート222と重ならない非重複部N1と、を有する。同様に、第2プレート222は、第1プレート221と重なる重複部V2と、第1プレート221と重ならない非重複部N2と、を有する。
脱臭ユニット35は、第1プレート221及び第2プレート222に跨るように配置される。換言すれば、脱臭ユニット35は、第1プレート221の上方に配置される部分と、第2プレート222の上方に配置される部分と、を有する。より具体的には、脱臭ユニット35の第1部分35aは、第1プレート221の非重複部N1の上に配置され、脱臭ユニット35の第2部分35bは、第2プレート222の非重複部N2の上に配置される。脱臭ユニット35の第3部分35cは、重複部V1、V2の上に配置される。
第1プレート221及び第2プレート222に跨るように脱臭ユニット35を配置することで、ケーシング20内のユニットの配置の自由度が向上し、例えば、ケーシング20の側方に排気口部43を配置しやすくしたり、ケーシング20の収納効率を向上させたりできる。
脱臭ユニット35は、第1プレート221及び第2プレート222の一方に固定される。すなわち、脱臭ユニット35は、第1プレート221及び第2プレート222のいずれか一方のみに直接的に取り付けられ、他方には直接的に取り付けられない。図7に示した例では、脱臭ユニット35は、第1プレート221に固定されている。
第1プレート221と第2プレート222とを接続すると、第1プレート221と第2プレート222との相対的な位置関係がばらつき、がたつきが生じることがある。このばらつきは、例えば、第1プレート221及び第2プレート222の寸法ばらつきや、第1プレート221及び第2プレート222を接続する作業精度のばらつき等に起因する。脱臭ユニット35を第1プレート221及び第2プレート222の双方に固定する場合には、上述のばらつきにより、脱臭ユニット35を取り付けることができない可能性がある。
これに対して、実施形態においては、第1プレート221及び第2プレート222の一方に脱臭ユニット35の固定構造を集約し、脱臭ユニット35は、当該一方に固定される。これにより、第1プレート221と第2プレート222との接続にばらつきがある場合であっても、確実に脱臭ユニット35を取り付けることができる。
また、従来、第1プレート上に第1ダクトを固定し、第2プレート上に第2ダクトを固定した後、2つのダクトを接続する方法がある。しかし、この場合には、第1ダクトと第2ダクトとの接続部分から、噴霧ノズルからの余剰水が漏れ出る可能性がある。また、この場合には、第1、第2ダクトの2つのダクトを用いるため、部品の数が増大してしまう。
これに対して、実施形態においては、ダクト53(上部材53a及び下部材53bのそれぞれ)は継目のない構造であるため、上述のような接続部分がない。これにより、余剰水が漏れることを抑制できる。また、部品の数を少なくすることができる。
以下では、脱臭ユニット35が第1プレート221に固定され、第2プレート222には固定されていない場合を例に挙げ、脱臭ユニット35の取り付けについて説明する。但し、実施形態には、脱臭ユニット35が第2プレート222に固定され、第1プレート221に固定されない構成を用いてもよい。
図8は、実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニット及びケースプレートを例示する平面図である。
図9は、実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニット及びケースプレートを例示する分解斜視図である。
図10は、実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニットを例示する斜視図である。図10は、脱臭ユニット35を下方から眺めた様子を表している。
例えば、脱臭ユニット35は、図8に示した第1〜第3ポイントP1〜P3において、第1プレート221に固定される。図9に示すように、第1プレート221は、ねじ75aに対応するねじ穴77aと、ねじ75bに対応するねじ穴77bと、を有する。ファン52は、ねじ75aが挿通される挿通孔76aと、ねじ75bが挿通される挿通孔76bと、を有する。
挿通孔76aを介して、ねじ穴77aに、ねじ75を固定する。挿通孔76bを介して、ねじ穴77bに、ねじ75bを固定する。これにより、第1、第2ポイントP1、P2において、ファン52が第1プレート221に固定される。
すなわち、実施形態においては、第1プレート221及び第2プレート222の一方(この例では第1プレート221)にファン52が固定されることで、脱臭ユニット35は、第1プレート221及び第2プレート222の当該一方に固定される。これにより、ファン52を確実に固定して、振動を抑制することができる。
図10に示すように、ダクト53の底面には、突起部78が設けられている。また、図9に示すように、第1プレート221の後方部には、突起部78に対応した穴79が設けられている。突起部78と穴79とを嵌め合わせることで、脱臭ユニット35は、第3ポイントP3において第1プレート221に固定される。
図11は、実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニットおよびケースプレートを例示する断面図である。
図11は、図8に示すC3−C4線における断面を示す。
図11に示すように、ダクト53は、第1プレート221と印籠嵌合している。なお、印籠嵌合とは、2つの部材の一方が凸部を有し、他方が凹部を有し、その凸部と凹部とを嵌め合わせることにより、2つの部材を接続することをいう。具体的には、以下の如くである。
図10に示すように、ダクト53の前方部の底面には、ファン52に吸い込まれる空気が通過する開口部84が設けられている。開口部84は、ファン52の吸気口52eと重なるように設けられている。ダクト53の底面には、下方に凸の凸部85が設けられている。平面視(上方から見たとき)において、凸部85は、開口部84を囲む環状である。
図9に示すように、第1プレート221は、上述の凸部85に対応する凹部86(溝)を有する。凹部86の形状は、凸部85の形状に対応しており、平面視において環状である。
図11に示すように、凸部85は、テーパ状となっており、凹部86に嵌め合わされる。このような印籠嵌合を用いることにより、第1プレート221とダクト53との間に隙間が生じることを抑制できる。これにより、ファン52によって吸気口部41から吸い込まれた空気が、第1プレート221とダクト53との間の隙間から漏れることを抑え、より確実に脱臭を行うことができる。
図12は、実施形態に係る衛生洗浄装置の脱臭ユニット及びケースプレートを例示する断面図である。
図12は、図8に示したC5−C6線における断面を示す。また、図12では、排気口部43(ケーシング20のカバー44)も併せて示す。
図12に示すように、衛生洗浄装置100は、パッキン87を有する。パッキン87は、ダクト53の下部材53bと、カバー44と、の間に設けられる。パッキン87は、ダクト53の下部材53b及びカバー44と接する。パッキン87は、例えば、弾性又は可撓性を有し、ダクト53の下部材53b及びカバー44によって左右から挟まれている。
パッキン87の材料には、例えば、ゴムや樹脂を用いることができる。パッキン87は、側方から見たときに、ダクト53の排気口54の周囲を囲む環状である。パッキン87は、カバー44とダクト53との間の隙間を塞ぐシール部材であり、空気や水が漏れることを防ぐ。
既に述べた通り、この例において、脱臭ユニット35は、第1プレート221に固定され、第2プレート222には固定されていない。このため、第2プレート222(図7の非重複部N2)の上に位置する脱臭ユニット35の後方部は、衛生洗浄装置100が作動する際の振動に伴い、揺れやすいことがある。これに対して、排気口54及びパッキン87は、第2プレート222(非重複部N2)の上に配置されている。これにより、パッキン87は、緩衝部材として機能し、脱臭ユニット35が揺れることを抑制し、脱臭ユニット35の位置を安定させることができる。
第1プレート221及び第2プレート222のうち、脱臭ユニット35が固定されていないプレートは、脱臭ユニット35の下方に設けられたリブを有する。すなわち、この例では図9及び図12に示すように、第2プレート222は、リブ91を有する。図10及び図12に示すように、ダクト53は、ダクト53の底面に設けられ、リブ91の上方に位置するリブ93を有する。
パッキン87及びカバー44を取り付ける際には、脱臭ユニット35の後方部に右側方に向かう力が加えられる。一方、脱臭ユニット35は、前方部において第1プレート221に固定されており、後方部においては、固定されていない。このため、脱臭ユニット35の後方部に右側方に向かう力が加えられることにより、脱臭ユニット35を傾けたり、ねじったりする応力が生じる。これに対して、リブ91は、脱臭ユニット35が傾いたり、ねじれたりしないように、リブ93を介して脱臭ユニット35を支持することができる。これにより、脱臭ユニット35を安定的に固定することができる。
なお、リブ91とリブ93との間には、隙間があってよい。脱臭ユニット35を傾けたり、ねじったりする応力が生じた際には、リブ93がリブ91に当接することで、脱臭ユニット35の傾きやねじれを抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、第1プレート、第2プレート、脱臭ユニットなどが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10 本体部、 11 便蓋、 12 便座、 20 ケーシング、 21 ケースカバー、 22 ケースプレート、 31 給水ユニット、 31e 給水口、 31f 流路開閉弁、 33 洗浄ノズル、 33f 駆動部、 33h 吐水口、 35 脱臭ユニット、 35a 第1部分、 35b 第2部分、 35c 第3部分、 37 熱交換器、 41 吸気口部、 43 排気口部、 43a 羽板、 43b 開口部、 44 カバー、 51 噴霧ノズル、 52 ファン、 52e 吸気口、 53 ダクト、 53a 上部材、 53b 下部材、 54 排気口、 55 脱臭フィルタ、 55c 脱臭フィルタケース、 76a、76b 挿通孔、 77a、77b ねじ穴、 78 突起部、 79 穴、 84 開口部、 85 凸部、 86 凹部、 87 パッキン、 88 パッキン、 91 リブ、 93 リブ、 100 衛生洗浄装置、 150 便器、 221 第1プレート、 222 第2プレート、 222a 延出部、 222b 孔、 TR トイレルーム

Claims (5)

  1. 第1プレートと、
    前記第1プレートと接続される第2プレートと、
    前記第1プレートの上方に配置される部分と、第2プレートの上方に配置される部分と、を有する脱臭ユニットと、
    を備え、
    前記脱臭ユニットは、前記第1プレート及び前記第2プレートのいずれか一方に固定されていることを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記第1プレート及び前記第2プレートのうち前記脱臭ユニットが固定されない他方は、前記脱臭ユニットの下方に位置するリブを有することを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記脱臭ユニットによって脱臭された空気を排気する排気口部を有するカバーと、
    前記脱臭ユニットと前記カバーとの間に設けられ、前記脱臭ユニットおよび前記カバーと接するパッキンと、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記脱臭ユニットは、空気を吸い込むファンを有し、
    前記ファンが前記第1プレート及び前記第2プレートの前記一方に固定されることで、前記脱臭ユニットは、前記第1プレート及び前記第2プレートの前記一方に固定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記脱臭ユニットは、ダクトを有し、
    前記ダクトは、前記第1プレート及び前記第2プレートの前記一方と印籠嵌合していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の衛生洗浄装置。

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