JP3119811U - 消臭機能付き便器装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】便器内に設置した吸気装置で排気通路と排水管の相通結合を通して臭いを回収・排出し、トイレ内の空気を新鮮に保つ、消臭機能付き便器装置の提供。
【解決手段】本考案の消臭機能付き便器装置は、便器本体の便器装置、前記便器本体内に設置された消臭装置及び便器本体上に設置された電源スイッチ装置を含んで構成され、そのうち、前記消臭装置は吸気装置を含み、この吸気装置は排気通路を介して吸気口に対し吸気を行い、前記吸気口は便器本体の適切な位置に設けられ、前記排気通路の一端は前記便器本体内の排水管に通じ、且つ、前記排気通路と前記排水管間には少なくとも１つの逆止弁が設置され、前記吸気装置のオン/オフを制御することができる前記電源スイッチ装置が前記吸気装置に接続される。
【選択図】 図１
【解決手段】本考案の消臭機能付き便器装置は、便器本体の便器装置、前記便器本体内に設置された消臭装置及び便器本体上に設置された電源スイッチ装置を含んで構成され、そのうち、前記消臭装置は吸気装置を含み、この吸気装置は排気通路を介して吸気口に対し吸気を行い、前記吸気口は便器本体の適切な位置に設けられ、前記排気通路の一端は前記便器本体内の排水管に通じ、且つ、前記排気通路と前記排水管間には少なくとも１つの逆止弁が設置され、前記吸気装置のオン/オフを制御することができる前記電源スイッチ装置が前記吸気装置に接続される。
【選択図】 図１
Description
本考案は消臭機能付き便器装置に関し、特に、便器内に設置された消臭装置を利用し、効果的に便器内の排泄物のにおいを除去する便器装置であって、トイレ使用後の悪臭を排出してにおいを除去し、トイレ空間の空気品質を改善する、消臭機能を備えた便器装置に関する。
トイレの使用は、前の使用者の排泄物の臭いがトイレ空間内に残り、前後の使用者が共に不快な思いをする。現今の一般的な処理方法には、トイレの中に芳香剤を置いて芳香剤が発する香りと排泄物の臭いを混合し、その臭いを抑えるものがあるが、臭いはトイレ全体に飛散し、効果的にその臭いを消すことが困難であり、且つ、トイレ内に香りを保つには、使用が完了した芳香剤を絶え間なく交換する必要があり、これには少なからぬ費用がかかる。また、別のものではトイレを使用する前後に消臭剤を便器内に滴らせる方法がある、この方法は消臭剤と排泄物が発生する臭いとが中和し、悪臭を消すことができるが、使用前後に便器内に滴らせる必要があるため、使用上非常に面倒であり、且つ、金銭の無駄となる。
または、トイレの壁面上に換気扇を設置し、臭いを室外へ排出する方法もあるが、換気扇と便器間の距離が離れているため、その臭いの除去効果には限りがあり、且つ、トイレの使用時にはやはり臭いがトイレ全体にこもってしまうため、使用上の効果は理想的ではない。さらに別のものでは、壁面上の換気扇に管路を接続し、この管路の他端を便器に設けた後方座面上に接続する方法があり、この方法の効果は優れているものの、別途管路を設置する必要があり、施工上一定の不便さがあるだけでなく、その使用上も完全とはいえない。
このため、本考案は上述の問題に鑑みて、消臭機能付き便器装置を提供し、上述の問題を解決するものである。
本考案の第一の目的は、便器内に設置した吸気装置により、排気通路と排水管の相通結合を通して臭いを回収・排出し、臭いが拡散しないようにしてトイレ内の空気を新鮮に保つことができる、消臭機能付き便器装置を提供することにある。
本考案の第二の目的は、吸気装置と排気通路を便器内に設置し、統合して一体型の消臭機能付き便器装置とした、消臭機能付き便器装置を提供することにある。
本考案の第三の目的は、電源スイッチ装置を便器上に設置し、トイレの使用者が随時制御することができる、消臭機能付き便器装置を提供することにある。
本考案の第四の目的は、便器の側面にメンテナンス窓を設け、使用者が便器のメンテナンスや検査に用いることができる、消臭機能付き便器装置を提供することにある。
本考案の第五の目的は、排気通路と排水管の相通結合により、従来の消臭機能付き便器装置の管路施工の不便さを改善し、管路が占用していた空間を節約することができる、消臭機能付き便器装置を提供することにある。
上述の目的を達するため、本考案の消臭機能付き便器装置は、便器本体の便器装置、前記便器本体内に設置された消臭装置及び便器本体上に設置された電源スイッチ装置を含んで構成され、そのうち、前記消臭装置は吸気装置を含み、この吸気装置は排気通路を介して吸気口に対し吸気を行い、前記吸気口は便器本体の適切な位置に設けられ、前記排気通路の一端は前記便器本体内の排水管に通じ、且つ、前記排気通路と前記排水管間には少なくとも１つの逆止弁が設置され、前記吸気装置のオン/オフを制御することができる前記電源スイッチ装置が前記吸気装置に接続される。
以下、本考案の目的、技術内容、特徴及びその達成可能な効果について、具体的な実施例と図面に基づき詳細に説明する。
本考案の消臭機能付き便器装置は、まず図１、図２に示すように、便器装置１０、消臭装置２０及び電源スイッチ装置３０を含み、そのうち、便器装置１０は便器本体１１及びタンク１２を含み、前記便器本体１１の後方座面１１１上に便座１３及び便器蓋１４が軸着され、前記便座１３の後半部側縁に突起辺縁部１３１を設け、この突起辺縁部１３１は便器本体１１と密接させるために用いられ、便座１３後方により良い耐圧効果を生む。便器本体１１内に設置された消臭装置２０は吸気口２１を含み、この吸気口２１は便器本体１１の後方座面１１１上に設けられ、便座１３の軸着個所の前方に位置する。且つ、この吸気口２１上にはさらにフィルター２４を設け、雑物の進入を防止するようにしてもよい。この吸気口２１は便器本体１１内に設けた排気通路２２に通じ、この排気通路２２の一端は便器本体１１内に設けた排水管２３に通じさせることができ、吸気口２１と排水管２３が通じる排気通路２２は吸気装置２５に接続される。この排気通路２２は一定角度傾斜した状態で排水管２３に通じ、排水管２３内の排泄物が排気通路２２に進入するのを防ぐ。最良の実施例においては、排気通路２２の最も高い位置で湾曲させた後と排水管２３に接続される個所との間に逆止弁を設けて排泄物の進入を防止してもよい。且つ、便器本体１１の適切な設計においては、該吸気装置２５を便器本体１１のボウル部内の最高水位の高さより高くし、便器本体１１後方の適切な高さの位置に設置する。電源スイッチ装置３０は便器本体１１上に設置され、且つ、吸気装置２５に接続される。この電源スイッチ装置３０は吸気装置２５のオン/オフを制御することができ、電源線３１を介して吸気装置２５に接続される。便器本体１１の側面にはメンテナンス窓４０を設けてもよく、このメンテナンス窓４０は使用者がメンテナンスや検査に用いることができる。
本考案の消臭機能付き便器装置の使用時には、まず吸気装置２５を起動し、吸気口２１が気体を吸入する作用を形成する。そのうち、この吸気装置２５は吸気ファン２５１及び排水管２３の一端近くに設置された逆止弁２５２を含む。図３A、図３Bに示すように、トイレの使用時に便器本体１１内の排泄物の臭いが吸気口２１の吸入力により迅速に吸入され、排気通路２２に沿って吸気装置２５へ到達し、気体は吸気装置２５内の吸気ファン２５１に吸い込まれ、運転中の吸気ファン２５１が吸い込んだ気体を逆止弁２５２へと送り出し、逆止弁２５２が開いて気体を通過させ、気体は排水管２３へと送られて排出される。トイレの使用完了後は、電源スイッチ装置３０をオフにすると吸気ファン２５１が運転を停止し、逆止弁２５２が作動前の閉止位置に戻るため、管路内の臭気が逆方向に逆止弁２５２を通過することができず、トイレの使用中に使用者はその臭いに不快感を覚えることがなく、またその後にトイレを使用する使用者も前の使用者の臭いに不快な思いをしなくても済み、トイレの空気をよい品質に保つことができる。
図４に本考案の実施例２を示す。この実施例は便器装置１０、消臭装置５０及び電源スイッチ装置３０を含み、前記便器装置１０は便器本体１１及びタンク１２を含み、この便器本体１１の後方座面１１１上に便座１３及び便器蓋１４が軸着され、この便座１３の後半部側縁に突起辺縁部１３１が設けられる。消臭装置５０は吸気孔５１２を備え、この吸気孔５１２は便器本体１１の後方座面１１１上に設けられ、この吸気孔５１２は便器本体１１内に設置された排気通路５２に通じる。便器本体１１内に設置されたこの消臭装置５０はさらに吸気口５１１を備え、この吸気口５１１は便器本体１１の後方座面１１１上の便座１３軸着個所前方に設けられる。この吸気口５１１は便器本体１１内に設けた排気通路５２に通じ、この排気通路５２の一端はさらに便器本体１１内に設けた排水管５３に通じており、吸気口５１１と排水管５３が通じる排気通路５２は吸気装置５５に接続される。この排気通路５２は一定角度傾斜した状態で排水管５３に接続され、排水管５３内の排泄物が排気通路５２に進入するのを防ぐ。吸気孔５１２は便器本体１１の後方座面１１１上に設けた吸気管５１に通じ、この吸気管５１は扁平状を呈し、その前端に吸気口５１１が設けられ、トイレ使用時の臭いを吸入し、管路沿って排出するために用いられる。電源スイッチ装置３０は、吸気装置５５のオン/オフを制御することができ、この電源スイッチ装置３０は電源線３１を介して吸気装置５５に接続される。
図５に本考案の実施例３を示す。この実施例は、便器装置１０及び消臭装置６０を含み、前記便器装置１０は便器本体１１、タンク１２、便座１３及び便器蓋１４を含み、そのうち、前記便座１３の後部底縁に切欠槽１３２を設ける。前記消臭装置６０は吸気管６１を含み、この吸気管６１は前記便座１３の切欠槽１３２に嵌設され、便座１３が下ろされたとき、この吸気管６１が便器本体１１の後方座面１１１上に位置する。この吸気管６１は扁平状を呈し、その前端に吸気口６１１が設けられ、トイレ使用時の臭いを吸入するために用いられる。吸気管６１の後端には軟質管接続体６１２が設けられ、この軟質管接続体６１２は便器本体１１内に設けた排気通路６２に通じ、この排気通路６２の一端は便器本体１１内に設けた排水管６３に通じており、吸気口６１１と排水管６３が通じる排気通路６２は吸気装置６５に接続される。
図６A、図６Bに本考案の実施例４を示す。この実施例は便器装置１０及び消臭装置７０を含み、前記便器装置１０は便器本体１１、タンク１２、便座１３及び便器蓋１４を含み、そのうち、前記便座１３は後部底縁に封鎖面１３０を備え、この封鎖面１３０内側に開槽状の吸入槽口１３４を設け、さらにこの封鎖面１３０に槽孔１３３を設ける。前記消臭装置７０は吸気管７１を含み、この吸気管７１は扁平状の軟質管接続体であり、その前端に吸気口７１１を備え、この吸気口７１１は前記便座１３の槽孔１３３に位置決めされ、便座１３を下ろしたときこの吸気口７１１が封鎖面１３０の吸入槽口１３４を介してトイレ使用時の臭いを吸入することができる。前記吸気管７１の後端は便器本体１１の側辺部に設けた吸気孔７１２に接続され、この吸気孔７１２は便器本体１１内部に設けた排気通路７２に接続され、さらにこの排気通路７２の一端は便器本体１１内に設けた排水管７３に通じており、吸気口７１１と排水管７３が通じる排気通路７２は吸気装置７５に接続される。
そのうち、本考案は上述の実施例のほか、図７に示すように、本考案の吸気装置２５と排気通路２２は便器本体１１の座面１１２辺縁の溝槽１１３内に設置することもできる。このため、本考案は使用上さまざまな必要性に合わせて全体の部材の配置を変えることができ、単一の状況の必要性に制限されることはない。
上述のように、本考案の消臭機能付き便器装置は、便器内に設置された吸気装置により排気通路と排水管の相通結合を介して臭いを回収・排出し、臭いが拡散されず、トイレ内の空気を新鮮に保つことができる。また、電源スイッチ装置を便器上に設けることで、トイレ使用者が随時制御することができ、且つ、本考案は統合一体型の消臭機能付き便器装置であるため、従来の消臭機能付き便器装置における管路施工の不便さを改善し、管路が占用する空間を節約することができるという利点がある。
以上で述べた説明は、本考案の最良の実施例に基づくものであり、本考案の実施の範囲を制限するものではなく、本考案の請求の範囲で述べる形状や構造、特徴及び精神に基づくあらゆる変化や修飾はすべて本考案の請求の範囲に含まれるものとみなす。
１０ 便器装置
１１ 便器本体
１１１ 後方座面
１１２ 座面
１１３ 溝槽
１２ タンク
１３ 便座
１３０ 封鎖面
１３１ 突起辺縁部
１３２ 切欠槽
１３３ 槽孔
１３４ 吸入槽口
１４ 便器蓋
２０ 消臭装置
２１ 吸気口
２２ 排気通路
２３ 排水管
２４ フィルター
２５ 吸気装置
２５１ 吸気ファン
２５２ 逆止弁
３０ 電源スイッチ装置
３１ 電源線
４０ メンテナンス窓
５０ 消臭装置
５１ 吸気管
５１１ 吸気口
５１２ 吸気孔
５２ 排気通路
５３ 排水管
５５ 吸気装置
６０ 消臭装置
６１ 吸気管
６１１ 吸気口
６１２ 軟質管接続体
６２ 排気通路
６３ 排水管
６５ 吸気装置
７０ 消臭装置
７１ 吸気管
７１１ 吸気口
７１２ 吸気孔
７２ 排気通路
７３ 排水管
７５ 吸気装置
１１ 便器本体
１１１ 後方座面
１１２ 座面
１１３ 溝槽
１２ タンク
１３ 便座
１３０ 封鎖面
１３１ 突起辺縁部
１３２ 切欠槽
１３３ 槽孔
１３４ 吸入槽口
１４ 便器蓋
２０ 消臭装置
２１ 吸気口
２２ 排気通路
２３ 排水管
２４ フィルター
２５ 吸気装置
２５１ 吸気ファン
２５２ 逆止弁
３０ 電源スイッチ装置
３１ 電源線
４０ メンテナンス窓
５０ 消臭装置
５１ 吸気管
５１１ 吸気口
５１２ 吸気孔
５２ 排気通路
５３ 排水管
５５ 吸気装置
６０ 消臭装置
６１ 吸気管
６１１ 吸気口
６１２ 軟質管接続体
６２ 排気通路
６３ 排水管
６５ 吸気装置
７０ 消臭装置
７１ 吸気管
７１１ 吸気口
７１２ 吸気孔
７２ 排気通路
７３ 排水管
７５ 吸気装置
Claims (1)
- 便器装置と消臭装置と電源スイッチ装置を含み、そのうち、前記便器装置は便器本体を含み、前記消臭装置が前記便器本体内に設置され、前記消臭装置は吸気装置を含み、前記吸気装置は排気通路を介して吸気口に対し吸気を行うことができ、前記吸気口は前記便器本体の適切な位置に設けられ、前記排気通路の一端が前記便器本体内の排水管に接続され、且つ、前記排気通路と前記排水管間に少なくとも１つの逆止弁が設置されると共に、前記電源スイッチ装置は前記便器本体上に設けられ、且つ、前記吸気装置に接続され、前記電源スイッチ装置を用いて前記吸気装置のオン/オフを制御することができる消臭機能付き便器装置。
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