JP6748459B2 - 記録媒体を使用する販売システム及び当該販売システムにおける返金金額の返金方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体を使用する販売システム及び当該販売システムにおける返金金額の返金方法に関する。
物品の販売方法として、自動販売機を使用する販売システムが広く普及している。このような販売システムのひとつとして、ICカード等の記録媒体に事前に入金された金額情報を記録し、入金記録されている金額の範囲内で、商品の購入を可能とする販売システムがある。このような販売システムは、記録媒体としてプリペイドカード(以降、プリカと表示)を利用するシステムとして知られている(例えば、特許文献1〜4)。
かかる販売システムにおいては、販売機に付属する読取り装置にプリカに記録されている残高情報を読み込ませ、予め、購入予定の商品の数(量)、若しくは、購入予定金額を残高の範囲内で指定する。そして、この指定した商品の数(量)に対応する金額、若しくは購入予定金額を差し引いた額に、プリカの残高を更新する。
これにより利用者は、指定した商品の数(量)に対応する金額の範囲内、若しくは、指定した購入予定金額の範囲内で、商品の購入が可能となる。そして、商品の購入が終了すると、実際の購入金額を求め、指定した商品の数(量)に対応する金額、若しくは購入予定金額との差分を釣銭として、プリカに戻し、残高記録を更新する。
例として、給油所におけるガソリン等の燃料油の販売について説明する。プリカを利用して行う販売システムにおける燃料油の販売手続きの流れは、大凡図1に示すごとくである。
図1において、先ず、利用者は、POS端末に付属する外設端末の操作部を操作して、現金あるいはプリカでの支払い方法を選択する(ステップS1)。プリカによる支払いである場合、読み取り機にプリカを挿入する。あるいは、非接触のプリカである場合、読み取り機にかざして(ステップS2) 、残高データの読み取りを行わせる(ステップS3) 。次いで、利用者は、ハイオク、レギュラー、軽油等の油種を選択、指定し(ステップS4)、給油金額を指定する(ステップS5)。
ここで、燃料油の販売を、プリカにより行う場合であって給油後に精算を行うような形態では、給油後に精算を行わない不正行為(入れ逃げ)をされるおそれがある。そのため、一端、チャージ金額(残高)から指定された給油金額あるいは、残高全額が、入金額としてプリカの残高から引き落とされ、プリカの残高が更新される(ステップS6)。
指定給油金額を選択された油種の給油単価で除算して給油可能量を算出する(ステップS7)。これにより給油可能量の範囲内で給油を可能とし、給油が終了すると計量機で実際の給油量に単価を乗じて実給油金額を演算し、請求金額を表示する(ステップS8)。
さらに、POS端末において、実際の給油量に単価を乗じて実給油金額を演算し、入金額から減算して返金金額を求める(ステップS9)。そして、返金金額をプリカの残高に加えて、プリカ残高を更新する(ステップS10)。外設端末に実給油量及び請求金額を表示し(ステップS11)、同時に領収書を出力する(ステップS12)。
特開平6-176251号公報 特許第4205694号公報 特許第4520670号公報 特許第4929219号公報
上記した図1に示す販売の流れにおいては、実給油金額を入金額から差し引き、返金金額を求め、プリカの残高に加算して精算を行っている。
この様に、販売行為の終了まで、販売品の量や金額が確定しない商品の販売においては、販売品の販売量が販売単位の整数倍とならず、小数点以下の端数が生じることが多い。主なものとして、上記した給油所(以下、適宜SSという)での燃料油販売がある。SSにおける計量機による給油単位は、100分の 1 リットルであるが、販売単価は、1リットルに対して設定されている。
したがって、販売金額は、少数点以下第二位までの値を有する販売量とガソリン単価を乗じたものとなるので、最終的な販売金額は、この小数点以下の端数により影響を受けることになる。
上記特許文献1〜4に記載の発明においては、プリカから引き落とした額(入金額)を単価で割り返して算出される給油可能量を上限として、給油をさせるものである。そして、上記したように実際の給油量に販売単価を乗じて算定した請求金額を、入金額から差し引いて返金金額を算出している。
入金額を販売単価で割り返して算出されるその金額での給油可能量は、販売量と同様に、小数点以下第二位の桁までとしていることから、入金額とそれに基づく給油可能量とは、小数点以下第三位以下の端数分に相当する分の差異を有することになる。よって、場合により、入金額から請求金額を差し引いた返金金額では、給油可能量と実際の給油量との差分に相当する量の給油を行うために必要な金額に不足する事態が生じる。
これらの金額の不足分は、1円単位の誤差でしかないが、最少決済単位を1円の単位とする取引が、頻繁に起こるようになると、影響は大きなものとなる。したがって、かかる不都合に鑑みて、本発明の目的は、上記のような不正確さを解消する記録媒体を使用する販売システムを提供するものである。
上記課題を解決する本発明の第一の側面は、POS端末と、販売機を有し、記録媒体を用いて商品の販売を行う販売システムにおける商品の販売において生じる返金金額を求めるものであって、前記POS端末に、前記記録媒体に記録された残高の範囲内で、利用者に購入金額を指定させ、前記指定された購入金額を前記残高から差し引いて新たな残高として前記記録媒体の残高を更新させ、前記指定された購入金額に基づき商品の購入可能量を計算させ、前記販売機に、前記商品の購入可能量の範囲で、前記利用者に対する商品の販売を実行させ、さらに、前記POS端末に、前記商品の購入可能量から実際の購入量を差し引き、商品の返却数量を計算させ、前記商品の返却数量に前記商品の単位価格を乗算して、返金金額を求め、前記求められた返金金額を前記記録媒体の更新された残高に加算して新たな残高に更新させることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明の第二の側面は、POS端末と、販売機を有し、記録媒体を用いて商品の販売を行う販売システムにおける商品の販売において生じる返金金額を求めるものであって、前記POS端末に、前記記録媒体に記録された残高の範囲内で、利用者に購入量を指定させ、前記指定された購入量に前記商品の単位価格を乗算することで購入金額を計算し、前記計算された購入金額を前記残高から差し引いて新たな残高として前記記録媒体の残高を更新させ、前記販売機に、前記商品の指定購入量の範囲で、前記利用者に対する商品の販売を実行させ、さらに、前記POS端末に、前記商品の指定購入量から実際の購入量を差し引き、商品の返却数量を計算させ、前記商品の返却数量に前記商品の単位価格を乗算して、返金金額を求め、前記求められた返金金額を前記記録媒体の更新された残高に加算して新たな残高に更新させることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明の第三の側面は、POS端末と、計量機を有し、記録媒体を用いて燃料の販売を行う燃料販売システムにおける燃料の販売において生じる返金金額を求めるものであって、前記POS端末に、前記記録媒体に記録された残高の範囲内で、利用者に給油金額を指定させ、前記指定給油金額を前記残高から差し引いて新たな残高として前記記録媒体の残高を更新させ、前記指定給油金額に基づき燃料の給油可能量を計算させ、前記計量機に、前記燃料の給油可能量の範囲で、前記利用者に対する燃料の給油を実行させ、さらに、前記POS端末に、前記燃料の給油可能量から実際の給油量を差し引き、燃料の返却油量を計算させ、前記燃料の返却油量に前記燃料の給油単価を乗算して、返金金額を求め、前記求められた返金金額を前記記録媒体の更新された残高に加算して新たな残高に更新させることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明の第四の側面は、POS端末と、計量機を有し、記録媒体を用いて燃料の販売を行う燃料販売システムにおける燃料の販売において生じる返金金額を求めるものであって、前記POS端末に、前記記録媒体に記録された残高の範囲内で、利用者に燃料の給油量を指定させ、前記指定された給油量に前記燃料の給油単価を乗算することで給油金額を計算し、前記計算された給油金額を前記残高から差し引いて新たな残高として前記記録媒体の残高を更新させ、前記計量機に、前記燃料の指定給油量の範囲で、前記利用者に対する燃料の給油を実行させ、さらに、前記POS端末に、前記燃料の指定給油量から実際の給油量を差し引き、燃料の返却油量を計算させ、前記燃料の返却油量に前記燃料の給油単価を乗算して、返金金額を求め、前記求められた返金金額を前記記録媒体の更新された残高に加算して新たな残高に更新させることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明の第三の側面において第一の態様として、前記POS端末に、前記利用者が指定する給油金額(以降、顧客指定給油金額と表示)を前記燃料の給油単価で除算させて給油可能量を算出させ、該給油可能量に小数点以下の端数がある場合、所定の小数点以下桁数で四捨五入を行わせ、該四捨五入後の給油可能量に前記給油単価を乗算し、暫定指定給油金額を計算させ、前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分を算出させ、さらに、前記返却油量に前記給油単価を乗算し返金金額を算定し、算定した値に対し、前記四捨五入の切り上げまたは切り下げ処理に応じ、前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分を加減する処理を行わせることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明の第三の側面における第二の態様または第四の側面における第一の態様として、さらに、前記計量機側の請求金額算定方式に基づき、前記計量機側の計算過程における小数点以下の端数の四捨五入の時期及び四捨五入桁数に対応して、前記POS端末に、当該POS端末で計算した返金金額の値に、前記計量機側の四捨五入による切り上げまたは切り下げ処理により増加する値又は減少する値を相殺する様に、加算又は減算処理を行わせることを特徴とする。
さらに、上記課題を解決する本発明の第三の側面において第三の態様として、前記計量機が、外税方式による税抜の給油金額である税抜単価を表示する場合、前記POS端末に、前記税抜単価から消費税を加算した税込単価を算出させ、前記顧客指定給油金額を該税込単価で除算して給油可能量を算出させ、該給油可能量に小数点以下の端数がある場合、所定の小数点以下桁数で四捨五入を行わせ、該四捨五入後の給油可能量に前記税込単価を乗算し、暫定指定給油金額を計算させ、前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分を算出させ、前記給油可能量を給油した時の税抜金額を算出させ、返却油量から税抜の返金金額を算出させ、前記給油可能量を算出したときの税抜金額から税抜返金金額を引き算して税抜給油金額を算出させ、小数点以下の端数を四捨五入させて整数値を求め、前記税抜給油金額に消費税率を乗算させ、四捨五入して整数の消費税額を算出させ、前記税抜給油金額の整数値及び消費税額の整数値を計算する過程で行った四捨五入による切上げ、又は切下げにより増加、又は減少した値を計算し、さらに、前記返却油量に税込単価を乗算し、返金金額を算定し、算定した値に対し、前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分及び前記四捨五入により増加、又は減少した値を加減する処理を行わせることを特徴とする。
上記課題を解決する本発明の第三の側面における第四の態様または第四の側面における第二の態様として、前記燃料の返却油量に前記燃料の給油単価を乗算して求めた返金金額を当初返金金額とし、前記指定給油金額から前記当初返金金額を差し引いて求めた第1の請求金額と実際の給油量に給油単価を乗じて求めた第2の請求金額とが差異を有する時、実際の給油量をA.B(Aは整数部の数字、Bは少数点以下部分の数字)リットルとし、第1の請求金額を給油単価で除算した商をCとし、余りをDとし、
但し、C=|(指定給油金額−当初返金金額)/給油単価|(整数部分の値)
D=<{(指定給油金額−当初返金金額)/給油単価}−|(指定給油金額−当初
返金金額)/給油単価|(整数部分の値)>*給油単価
次いで、少数点以下分の実給油量Bに給油単価を乗じて、少数点以下の実給油量に相当する請求金額Eを計算し、上記整数部AとCとを比較し、整数部AとCに相違が無ければ、少数点以下の給油量に相当する上記余りDと上記Eを比較し、DとEに相違が無ければ、前記当初返金金額を返金金額とし、DとEに相違があれば、前記当初返金金額にDからEを減じて得た差分を加算したものを返金金額とし、整数部AとCの比較で相違があれば、前記当初返金金額に、上記整数部CからAを減じて得た差分に給油単価を乗じて得た値を加算し、更に、上記Dと上記Eを比較する処理を行い、DからEを減じて得た差分を加算することを特徴とする。
上記課題を解決する本発明の第三の側面における第五の態様または第四の側面における第三の態様として、前記燃料の返却油量に前記燃料の給油単価を乗算して求めた返金金額を当初返金金額とし、前記燃料の実際の給油量をA.B(Aは整数部の数字、Bは少数点以下部分の数字)リットルとし、当初返金金額から求めた請求金額から実際の給油量の整数部分に相当する税抜額を引いた額をW1として次式から求め、
W1=(指定給油金額−当初返金金額)−A*給油単価(税抜額)
実給油量の小数点以下の値Bに税抜き給油単価を乗算して求めた値をXとし、実給油量に税抜き給油単価を乗算して求めた値をYとし、実給油量に軽油税を乗算して求めた値をZとし、実給油量の1リットル未満分の請求金額と消費税額総額の合計W2を次式で表すとき、
W2=X+{(Y−Z)*消費税率}(小数点以下四捨五入)
W1とW2が等しければ、当初返金金額を返金金額とし、W1とW2が異なれば、当初返金金額に、W1からW2を引いた値を加算した値を返金金額とすることを特徴とする。
さらに、上記課題を解決する本発明の第一乃至第四の側面において、前記プリカにおいて、取引を特定するための通番を保持させ、利用者が、プリカを読み込ませると、指定金額が引き落とされるとともに、当取引行為を特定する通番を前記POS端末に記録させ、取引終了後、利用者が、再度プリカを読み込ませると、前記POS端末で保持している通番と合致する通番を有するプリカに対して、前記返金金額を返金させ、同時に前記プリカが保持する通番を歩進させることを特徴とする。
本発明は、プリカを使用する販売システムにおいて、プリカの引き落とし額を単価で割り返して算出されるその金額での購入可能量から実際の購入量を差し引いた量、すなわち返却数量に対して、単価を乗じて返金金額を算出するものである。購入量による差額を直接に返金金額に反映することができ、返金金額とその取引における未購入分の数量を、より正確に一致させることができる。
販売システムにおける燃料油の販売手続きの大凡の流れを示すフロー図である。 本発明を適用するSSにおける燃料油販売システムの構成例を示す図である。 POS端末に付属する外設端末の操作面を説明する図である。 燃料油販売システムにおいて、本発明に従う未給油量に相当する返金金額を求める基本構成の処理の流れを示すフローチャートである。 基本構成に従う第1の具体例を説明するフローである。 基本構成に従う第2の具体例であり、返金金額に小数点以下の端数が生じる場合の処理を説明するフローである。 本発明の第2の構成を説明する図である。 第3の構成であり、計量機の計算方式を前提にする内税方式の場合のPOS端末側で実行される計算方法の一例の処理フローである。 第3の構成であり、計量機の計算方式を前提にする外税方式の場合のPOS端末側で実行される計算方法の一例を示すフロー図(その1)である。 第3の構成であり、計量機の計算方式を前提にする外税方式の場合のPOS端末側で実行される計算方法の一例を示すフロー図(その2)である。 POS端末と計量機での少数点以下の端数により生じる請求金額の相違を解消する第4の構成の処理の流れを説明するフロー図である。 第4の構成に従う第1の具体例を示すフロー図である。 第4の構成に従う第2の具体例を示すフロー図である。 第5の構成の処理の流れを説明するフロー図である。 第5の構成に従う第1の具体例を示すフロー図である。
以下図面に従い、本発明の実施例を説明する。図面は、本発明の理解のためのものであり、本発明の保護の範囲は、かかる図示された実施例に限定されず、特許請求の範囲の記載及びその均等物にも及ぶ。
なお、以下の説明において、商品として燃料油を例にするが、本発明に従う販売システムは、燃料油を販売する場合に限られるものではない。すなわち、本発明は、販売行為の終了まで、販売品の量や金額が確定しない商品の販売システムにおいても広く適用が可能である。
[本発明の基本構成]
図2、3は、本発明を適用するSSにおける燃料油販売システムの構成例を示す図である。さらに、図4は、燃料油販売システムにおいて、本発明に従う未給油分に相当する返金金額を求める基本構成の処理の流れを示すフローチャートである。
図2において、販売機である複数の計量機1がLAN等の通信線により、POS端末2に接続されている。複数の計量機1のそれぞれには、複数の油種に対応して複数の給油ホース3を有する給油機4と、その上部に請求金額等の表示を行う表示装置6を有する。
POS端末2には、取引の際、利用者とのインタフェースを果たす外設端末5が付属されている。外設端末5の詳細は、一例として図3に示す様に構成される。
図3において、外設端末5は、コンピュータ等の制御手段50を内蔵し、POS端末2と情報送受を行う。外設端末5のパネル表面側には、選択された油種に対応する単価を表示する第1の表示部51,給油量、請求金額等の表示を行う第2の表示部52を有する。
さらに、外設端末5のパネル表面側に、カード情報の読み取り口53,現金投入口54、支払選択ボタン55を有する。支払選択ボタン55で選択した支払い方法に対応して、制御手段50の制御によりカード情報の読み取り口53に挿入されるプリカ、あるいは、非接触プリカからの残高情報の読み取り、あるいは現金投入口54で現金受け取りを有効とする。
また、油種選択ボタン56により、油種が選択され、制御手段50により、POS端末2を通して対応する給油機4の給油ホース3を有効にする。
さらに、予定給油量、又は金額を指定するボタン57を有し、制御手段50の制御により第2の表示部52に、指定された内容が表示される。これにより、利用者は、確認ボタン58により、指定した予定給油量、又は金額を確定することができる。
外設端末5により読み取ったプリカ内部データは、POS端末2に送られる。また、POS端末2からは、計量機1に対し、単価、指定した油種及び指定した給油量もしくは給油金額の情報が送られている。
POS端末2は、プリカから読み取った残高データから給油指定量に対応する商品購入予定額である給油予定額を差し引いてプリカの残高データを更新する。給油後、POS端末2により給油量に対応する請求金額の計算が行われ、その結果が外設端末5に送られ、第2の表示部52に表示される。同時に、プリント出力部59から取引結果として領収書を発行する。
一方、計量機1側は、給油後に計測した実際の給油量に単価を乗じて、請求金額を算定してこの請求金額を表示装置6に表示する。
図4は、上記構成の販売システムにおいて、本発明に従う燃料油販売システムの基本構成の処理の流れを示すフローチャートである。図4において、先に図1で説明した従来の燃料油の販売の流れにおけるステップS8までの処理は、同じである。
本発明の特徴は、返金金額の算出方法にある。すなわち、POS端末2は、計量機1からの給油終了と実給油量の通知に基づき、指定の給油金額より算出される給油可能量から実給油量を減算して給油が行われなかった未給油量即ち、返却油量を演算する(ステップS9A)。さらに、演算した未給油量に給油単価を乗算して返金金額を算出する(ステップS9B)。
ついで、演算した返金金額をプリカ残高に加算して残高を更新する(ステップS10)。
POS端末2で上記ステップS9A,S9B及びステップS10の計算を行い、外設端末5に計算結果が送られる。したがって、POS端末2の外設端末5は、実給油量、及び対応する請求金額を第2の表示部52に表示し(ステップS11)、同時にプリント出力部59から取引結果として領収書を発行する(ステップS12)。
ここで、上記説明において、利用者が給油金額を指定する場合を説明したが、給油金額に代えてプリカ残高の範囲内で給油可能な給油量を指定することも可能である。かかる場合は、図4において、ステップS5で「給油量を指定する」、ステップS6で「指定給油量に対応する入金額、又は全額をプリカ残高から減算して更新」と置き換えるのみで良い。また、ステップS7の処理は不要となる。以下の他の構成例においても同様である。
図5は、上記基本構成に従う第1の具体例を説明するフローである。
処理ステップの参照記号は、図4の基本の処理フローに対応して示している。以下他の具体例においても同様である。
例として、9,000円が残高として記録されているプリカを使って給油する例を示す。
給油単価が140円/リットル(以降、Lと表記する)と外設端末5の第1の表示部51に表示される(ステップS0)。
利用者は、プリカを外設端末5のカード情報の読み取り口53にかざし、9,000円の残高を読み取らせ、更に予定給油量/金額指定ボタン57により、指定給油金額7,000円を入力する(ステップS5)。
指定給油金額が入力されると、9,000円の残高から指定給油金額7,000円を指し引いた残高2,000円にプリカの残高を書き換える(ステップS6)。次いで、POS端末2は、指定給油金額7,000円を給油単価140円で割り算して、給油可能量50Lと計算する(ステップS7)。
したがって、利用者は、50Lまでの給油が可能であり、給油可能量50Lの内40Lまで給油が行われた場合、計量機1は、実給油量40Lに給油単価140円を乗算して得られる請求金額5,600円を表示装置6に表示する(ステップS8)。
一方、POS端末2は、給油可能量50Lから実給油量40Lを減算して未給油量(返却油量)を10Lと計算する(ステップS9A)。
次に、計算された返却油量10Lに給油単価140円を乗算して返却油量分の返金金額1,400円を求める(ステップS9B)。求められた返金金額1,400円をプリカの残高に加算して、新しい残高3,400円に更新する(ステップS10)。この際、POS端末2により計算された給油分の請求金額5,600円(7,000円−1,400円)が、外設端末5の第2の表示部52に表示される(ステップS11)。
さらに、プリント出力部59から取引結果として上記給油量、及び請求金額を表示する領収書を出力する(ステップS12)。
図6は、上記基本構成に従う第2の具体例であり、返金金額に小数点以下の端数が生じる場合の処理を説明するフローである。
例として、ここでも9,000円が残高として記録されているプリカを使って給油する例を示す。給油単価が151円/Lとし、外設端末5の第1の表示部51に表示される(ステップS0)。
利用者は、プリカを外設端末5のカード情報の読み取り口53にかざし、9,000円の残高を読み取らせ、更に予定給油量/金額指定ボタン57により、指定給油金額7,000円を入力する(ステップS5)。
指定給油金額が入力されると、9,000円の残高から指定給油金額7,000円を差し引いた残高2,000円にプリカの残高を書き換える(ステップS6)。次いで、POS端末2は、指定給油金額7,000円を給油単価151円で割り算して、給油可能量46.36L(少数点以下第三位を四捨五入)と計算する(ステップS7)。
したがって、利用者は、46.36Lまでの給油が可能であり、給油可能量46.36Lの内、実際には36.78Lまで給油が行われた場合、計量機1は、実給油量36.78Lに給油単価151円を乗算して得られる請求金額5,554円(小数点以下四捨五入)を表示装置6に表示する(ステップS8)。
一方、POS端末2は、給油可能量46.36Lから実給油量36.78Lを減算して未給油量(返却油量)を9.58Lと計算する(ステップS9A)。
次に、計算された返却油量9.58Lに給油単価151円を乗算して返却油量分の返金金額1,447円(少数点以下四捨五入)を求める(ステップS9B)。求められた返金金額1,447円をプリカの残高に加算して、新しい残高3,447円に更新する(ステップS10)。この際、POS端末2により計算された給油分の請求金額5,553円(7,000円−1,447円)が、第2の表示部52に表示される(ステップS11)。
さらに、プリント出力部59から取引結果として上記給油量、及び請求金額を表示する領収書を出力する(ステップS12)。
[本発明の第2の構成]
従来のSSの給油販売では、図1で説明したように、利用者がPOS端末2の外設端末5にプリカを読み込ませ、引き落とし金額を指定すると、POS端末2から計量機1に、ガソリン単価、引き落とし金額の情報が送信され、計量機1側では、引き落とし金額を単価で割り返して算出されるその金額に対応する給油可能量を上限として、給油を行う。
給油後は、計量機1側で、計測した実際の給油量に単価を乗じて、請求金額を算定している。この請求金額を計量機1において表示装置6に表示するとともに、POS端末2に請求金額と実際の給油量を通知し、外設端末5では、この請求金額に基づき、プリペイドカードの値の書換えを行っている。
このように、計量機1側で請求金額の計算を行う場合に、先に基本構成の第2の具体例で示したように、POS端末2側で本発明による請求金額の計算を行うと、小数点以下の端数の影響により、計量機1とPOS端末2の間で1円単位での表示差異が生じることがある。
このような場合にも、実際の給油量をより反映している本発明の計算による請求金額を請求することが望ましいが、計量機1側で請求金額を非表示とすることや請求金額をPOS端末2での計算による請求金額に修正することが困難な場合もあり得る。
外設端末5の請求金額の表示と計量機1側の請求金額の表示が異なると、利用者は、不審に思い、その都度、SSの従業員に確認するなど、煩わしい思いをすることから、両者の請求金額を揃えることが望ましい。
かかる場合には、以下に示す方法により、POS端末2側で計算した請求金額を補正することができ、両者の請求金額を合致させることができる。
しかし、場合によっては、引き落とし額から請求金額を差し引いた返金金額では、給油可能量と実際の給油量との差分に相当する量の給油を行うために必要な金額に不足する事態が生じる。そのため、各計量機1に設置される機器の構成や運営方針に基づき、本構成を採用するか否かは、任意に選択されることが望ましい。
図7は、かかるPOS端末2と計量機1での少数点以下の端数により生じる請求金額の相違を解消する本発明の第2の構成を説明する図である。
指定される給油金額に対して、給油可能量を計算して、小数点以下の所定の桁数を丸めると、給油金額に対して、小数点以下で丸めた分だけ、本来の給油可能量を超過したり、反対に不足することがある。
第2の構成は、小数点以下の所定の桁数で丸めた分を補正により補うことで、丸めによる誤差を最小にするものである。
例えば、指定給油金額が7,000円であり、給油単価が151円とすると、給油可能量は、46.3576Lとなる。これを少数点以下第三位で丸めると46.36Lとなる。
かかる場合、0.0024L多く供給することになる(図7、Aで示す範囲)。
この超過油量を金額に換算すると、46.36Lに給油単価を乗じた値から7,000
円を引いた値である0.36円となる(図7、Bで示す範囲)。
したがって、実給油量が36.78Lである時、見かけ上の返却油量は、46.36Lから36.78Lを引いた9.58Lとなる。(図7,Cで示す範囲)。
本来返金対象とするべき返却油量は9.5776Lであり、46.36Lから0.0024Lを引いた値から36.78Lを引いた値となる(図7,Dで示す範囲)。
したがって、返金金額は、Dで示す範囲の返却油量に、給油単価を乗じた1,446.2176円を四捨五入した1,446円とするのが、より正確な返金金額となる。
あるいは、Cで示す範囲の見かけ上の返却油量に給油単価を乗じた返金金額からBで示す範囲の金額を引いた値を四捨五入した値である1,446円として求めることができる。
このように、丸め処理をする前の給油数量を基準に調整することで、丸め処理は最後の1回のみとなり、誤差を最小にすることができる。
この第2の構成では、丸めに基づく誤差が、その回数が増えるごとに拡大することに着目し、POS端末2において多数回にわたり丸めを行っている場合に、最終的な返金金額を算定するに当たり、本来の丸めない給油可能量を基準に補正を行うものである。
正確な給油可能量に基づく返金金額とすることで、極力丸めに起因する誤差を排除することができる。
丸めを行わない本来の数値としては、数量、金額、いずれにおいても同様な効果が期待できる。
前記の例は、最初の丸めの結果、数量は指定金額に対して多くなる例であるが、反対に少なくなる場合もある。この場合は、計算式の加減を調整することで、同様な結果とすることができる。
次に先に説明した丸め処理をする前の給油可能量を基準として端数による影響を減少させる方法に加え、計量機側での四捨五入による丸めによる差分を直接排除する調整方法の構成例を説明する。
[本発明の第3の構成]
第3の構成例の基本概念は、予め計量機1側での請求金額算定方法を解析し、計算の過程における端数の四捨五入の時期、桁数を把握し、この計量機1側の処理に対応してPOS端末2側で計算した返金金額の値に、前記端数の四捨五入処理で、増加又は減少する値を相殺する様に、加算又は減算処理を行うものである。
図8は、第3の構成例であって、計量機1側での請求金額算定方法に対応する内税方式の場合のPOS端末2側で実行される計算方法の一例の処理フローである。
先ず顧客の指定した給油金額(以降、顧客指定給油金額と表示する)を給油単価で除算して給油可能量を算出する(ステップSA1)。この時、小数点以下所定桁数で四捨五入する。
次いで、この四捨五入後の給油可能量に給油単価を乗算して暫定の指定給油金額(以降、暫定指定給油金額と表示する)を計算する(ステップSA2)。
この暫定指定給油金額は、給油可能量の計算(ステップSA1)で四捨五入処理されているので、顧客指定給油金額と差異がある。この差分を求める(ステップSA3)。
次いで、返金金額を求める(ステップSA4)。返金金額は、ステップSA1で求めた給油可能量から実給油量を引いた値に給油単価を乗算することにより求める。ここでも、給油可能量に小数点以下の端数があるために、四捨五入により整数の返金金額を求める。
次いで、顧客指定給油金額から返却油量に給油単価を乗算した値を差し引いて給油金額を算出する(ステップSA5)。小数点未満の端数がある場合は、四捨五入により整数値とする(ステップSA6)。
ここで、あらかじめ把握しておいた計量機1側における請求金額の算定方式に基づき補正を行う。計量機1側の算定方式により求めたステップSA6の給油金額の小数点未満に対応する値の小数点以下の数値が、四捨五入により、切り上がっているとき、すなわち、0.5を加算したときに1以上となるときには、計量機1側で計算した請求金額から得られる返金金額は、ステップSA4で求めた返金金額より(1−小数点未満の値)分少なくなっている。反対に、切り下げられているとき、すなわち、0.5を加算したときに1未満となるときには、計量機1側で計算した請求金額から得られる返金金額は、ステップSA4で求めた返金金額より小数点未満分だけ多くなっている。
したがって、本構成例では、上記のような計量機1における算定方式に従い、POS端末2において、以降の調整処理を行う。すなわち、四捨五入処理により(ステップSA7)で切り上げが行われる場合(Y)は、(1−小数点未満分数値)を差し引く(ステップSA8)。一方、切り下げが行われる場合(N)は、小数点未満分の数値を加算する(ステップSA9)。
さらに、ステップSA3において求めた顧客指定給油金額と暫定指定給油金額との差額を、加算する(ステップSA10)。
この様な処理により、内税方式で消費税を表示する場合の、計量機1側での四捨五入処理によって生じる返金金額における差分を相殺することが可能となる。
次に、消費税を外税表示とする場合の返金金額の算定について説明する。現在の消費税率は、8%であるため、税抜表示されている給油単価(以降、税抜単価と表示)に消費税率を乗じて求めた税込単価(以降、税込単価と表示)は、小数点以下の端数を有することになる。また、給油量に税抜単価を乗じて算定した請求金額に消費税率を乗じて算定する金額にも、同様に小数点以下の端数が生じることになる。
単価に消費税を含めずに表示し、実際の請求の際に消費税を合算して表示する外税方式の場合、消費税による小数点以下の端数を含めた計算が多く出現するために、その四捨五入による値の変動の影響が大きい。したがって、本構成例は、かかる不都合を解消するために有効なものとなる。
まずは、計量機1における具体的な請求金額及び給油可能量の算定方式の一例を示す。本構成例では計量機1側での計算方法を解析し、それに応じて、POS端末2側での返金金額の調整を行う。
顧客により指定された給油金額を7000円とし、単価を税抜きで130円とする。また、軽油税は1L当たり32.1円とする。
税抜単価から税込単価を次の式で求める。
(130-32.1)*0.08 +130 = 137.832円 ここでは少数点以下第四位で四捨五入する。
この税込単価から暫定給油可能量を算出すると、7000 / 137.832 = 50.7864646Lとなり、これを少数点以下第三位で四捨五入すると給油可能量は50.79Lとなる。
ついで、給油可能量から顧客指定給油金額を計算し直すと、
137.832 * 50.79 = 7000.48728円
給油可能量を計算した際の小数点以下の端数の四捨五入の影響により、顧客指定給油金額より四捨五入により切りあがった給油可能量に相当する金額0.48728が増加することになる。
消費税抜指定給油金額は、130 * 50.79 = 6602.7 となり、これの小数点以下第一位を四捨五入すると 6603円となる。消費税は、指定給油金額7000円からこの消費税抜指定給油金額である6603円を引いた397円となる。
以下、かかる計量機1の計算方式を前提にして、POS端末2における、返金金額の調整を具体的に説明する。
図9A,図9Bは、上記計量機1の計算方式を前提にするPOS端末2での算定方式の一例を示すフロー図(その1,その2)である。この例は、外税方式による消費税を含まない給油単価の例であり、税抜単価は130円、軽油税は1L当たり32.1円、顧客指定給油金額は7,000円、実際の給油量を39.02Lとする。本例は軽油税を含む例である。
図9Aにおいて、税抜単価から税込単価を求める(ステップSB1)。 税込単価は、137.832円となる。 顧客指定給油金額7,000円から求められる給油可能量は、計量機1で次の計算で求められる(ステップSB2)。
7,000 / 137.832 = 50.7864646
計量機1では、小数点以下第三位を四捨五入して50.79 Lとする。したがって、この給油可能量から求める暫定指定給油金額は、次のように、
50.79*137.832 = 7,000.48728 となる(ステップSB3)。
ここで、顧客指定給油金額と暫定指定給油金額との差分を求めると次のようになる(ステップSB4)。
差分 = 7,000 - 7,000.48728 = -0.48728 この差分は、上記ステップSB2における四捨五入処理によるものである。
税抜きの顧客指定給油金額を求める(ステップSB5)と、6602.7円である。
ここで、実際の給油量を39.02Lとすると、返却すべき油量は、50.79-39.02 = 11.77Lとなる(ステップSB6)。したがって、返却すべき油の消費税抜きの金額は、次のように計算される(ステップSB7)。
11.77*130 = 1530.1
したがって、ステップSB5で求めた税抜きの顧客指定給油金額に基づいて、税抜きの給油金額は、次のように計算される(ステップSB8)。6602.7 - 1530.1 = 5072.6 これを小数点以下で四捨五入すると5073 円となる。
このステップSB8における四捨五入に対する調整処理を行う(ステップSB9)。
給油金額のうちの税抜きの金額は、税抜顧客指定給油金額から返却油量の税抜金額を差し引いたものであるから 6602,7 -130 * 11.77 = 5072.6 であるが、そのうちの少数部の値を求める。これを用いてステップSB8の四捨五入による影響を修正する。
(6602.7 - 130 * 11.77) - [6602.7 - 130 * 11.77](切り捨てて整数を取る)= 0.6 この数字が四捨五入により切り上がる(少数部に0.5を加えて切り捨てる。[0.6 + 0.5](
切り捨てて整数を取る)= 1となる)ときは、返金金額は、POS端末2において返却油量*税抜単価により計算した額よりも、1-0.6だけ少なくなる。
反対に、この数字が四捨五入により切り下がる(少数部の値に0.5を加えた値< 1となる)とき、返金金額は、POS端末2において返却油量*税抜単価にて計算した額よりも、少数部の値だけ多くなる。本例では、ステップSB9では、切り上げを行っている。
要するに、四捨五入で切り上がった時に、税抜給油金額がどれだけ増加し、それにより返金金額がどれだけ減少するか、または四捨五入で切り捨てられた時に税抜給油金額がどれだけ減少し、それにより返金金額がどれだけ増加するかの計算を行っている。
図9Bにおいて、顧客指定給油金額の内の軽油税額(第1軽油税額)を求める(ステップSB10)。この第1軽油税額は、1630.359円である。
さらに、返金金額の内の軽油税額(第2軽油税額)を求める(ステップSB11)。第2軽油税額は、377.817円である。
したがって、給油金額の内の軽油税額は、1630.359 - 377.817 = 1252.542 と計算される(ステップSB12)。これを、四捨五入すると、1253円となる。
次に、消費税額は、次の通り計算する(ステップSB13)。
(5073 -1253)*0.08 =305.6 これを四捨五入すると306円となる。これがPOS端末2における消費税額である 。
ここで、本来の税抜単価(1Lあたり)の消費税額は、(130-32.1)*0.08 = 7.832である。計量機1側では、給油金額のうちの消費税額は、顧客指定給油金額の消費税から返却油量の返金金額の消費税を引いたものであるから、7.832 * 50.79 - 7.832 * 11.77 = 305.60464
となる。
POS端末2で算定する消費税は、[([6602.7-130*11.77+0.5](切り捨てて整数を取る)-1253)* 0.08+0.5](切り捨てて整数を取る)= 306 となる。これと計量機1側の消費税額との差額は、[([6602.7-130*11.77 +0.5](切り捨てて整数を取る)- 1253) * 0.08 +0.5](切り捨てて整数を取る)(これは306である)-(7.832 *50.79 - 7.832 * 11.77)(これは305.60464である) = 1-0.60464 。
これが、上記ステップSB13の四捨五入による影響を調整するための調整分を計算したものである。以上要するに、給油金額に賦課される消費税が四捨五入で切り上がったときにどれだけ増加し、それにより返金金額がどれだけ減少するか、または四捨五入で切り捨てられたときにどれだけ減少し、それにより返金金額がどれだけ増加するかの計算を行ったものである。
上記の場合、1 - 0.60464 = 0.39536 だけ切り上がっている。したがって、返金金額は、返金金額*税抜単価により計算した場合よりも、1- 0.60464 だけ少なくなる。
以上に基づき返金金額を算出する(ステップSB14)。
税込返金金額=税込単価*返却油量=137.832 * 11.77 = 1622.28264
税込返金金額にステップSB4で求めた差分(給油可能量に対応する給油金額と、実際の指定金額との差額)を加算する(ステップSB15)。
加算結果は、次となる。
1621.79536 = 1622.28264 + (-0.48728)
ステップSB8 及びステップSB13において四捨五入処理をしていることから、それらの数値の切り上げまたは切り下げの判定を行い(ステップSB16、ステップSB18)、上記の1621.79536から、これらの小数点未満数値(0.4, 0.39536)を差し引く(ステップSB17、ステップSB19)。したがって、最終的な、返金金額は、1621円となる。
次に、外税方式による消費税を含まない給油単価の例であり、かつ軽油税を含まない場合について、具体的な数値を用いて説明する。
税抜単価は130円、顧客指定給油金額は7,000円、実際の給油量を39.02Lとする。
税抜単価から税込単価を求める。 税込単価は、130*1.08 = 140.4円となる。
顧客指定給油金額7,000円から求められる給油可能量は、計量機1で次の計算で求められる。
7,000 / 140.4 = 49.857549
計量機1では、小数点以下第三位を四捨五入して49.86 Lとする。したがって、この給油可能量から求める暫定指定給油金額は、次のように、
49.86*140.4 = 7,000.344 となる。
ここで、顧客指定給油金額と暫定指定給油金額との差分を求めると次のようになる。
差分 = 7,000 - 7,000.344 = -0.344 この差分は、給油可能量算定における四捨五入処理によるものである。
税抜きの顧客指定給油金額を求めると、130 * 49.86 = 6481.8円である。
ここで、実際の給油量を39.02Lとすると、返却すべき油量は、49.86-39.02 = 10.84Lとなる。したがって、返却すべき油の消費税抜きの金額は、次のように計算される。
10.84*130 = 1409.2
したがって、税抜きの顧客指定給油金額に基づいて、税抜きの給油金額は、次のように計算される。6481.8 - 1409.2 = 5072.6 これを小数点以下で四捨五入すると5073 円となる。
この四捨五入に対する調整処理を行う。
給油金額のうちの税抜きの金額は、税抜顧客指定給油金額から返却油量の税抜金額を差し引いたものであるから 6481.8 -130 * 10.84 = 5072.6 であるが、そのうちの少数部の値を求める。これを用いて四捨五入による影響を修正する。
(6481.8 -130 * 10.84) - [6481.8 -130 * 10.84](切り捨てて整数を取る)= 0.6 この数字が四捨五入により切り上がる(少数部に0.5を加えて切り捨てる。[0.6 + 0.5](切り捨てて整数を取る)= 1となる)ときは、返金金額は、POS端末2において返却油量*税抜単価により計算した額よりも、1-0.6だけ少なくなる。
反対に、この数字が四捨五入により切り下がる(少数部の値に0.5を加えた値< 1となる)とき、返金金額は、POS端末2において返却油量*税抜単価にて計算した額よりも、少数部の値だけ多くなる。本例では、切り上げを行っている。
次に、消費税額は、次の通り計算する。
5073 * 0.08 =405.84 これを四捨五入すると406円となる。これがPOS端末2における消費税額である 。
ここで、本来の税抜単価(1Lあたり)の消費税額は、130 * 0.08 = 10.4である。計量機1側では、給油金額のうちの消費税額は、顧客指定給油金額の消費税から返却油量の返金金額の消費税を引いたものであるから、10.4 * 49.86 - 10.4 * 10.84 = 405.808となる。
POS端末2で算定する消費税は、[([6481.8 -130 * 10.84+0.5](切り捨てて整数を取る))* 0.08+0.5](切り捨てて整数を取る)= 406 となる。これと計量機1側の消費税額との差額は、[([6481.8 -130 * 10.84 +0.5](切り捨てて整数を取る)) * 0.08 +0.5](切り捨てて整数を取る)(これは406である)-(10.4 * 49.86 - 10.4 * 10.84)(これは405.808である) = 1-0.808 。
これが、消費税の四捨五入による影響を調整するための調整分を計算したものである。以上要するに、給油金額に賦課される消費税が四捨五入で切り上がったときにどれだけ増加し、それにより返金金額がどれだけ減少するか、または四捨五入で切り捨てられたときにどれだけ減少し、それにより返金金額がどれだけ増加するかの計算を行ったものである。
上記の場合、1-0.808 = 0.192 だけ切り上がっている。したがって、返金金額は、返金金額*税抜単価により計算した場合よりも、1-0.808 だけ少なくなる。
以上に基づき返金金額を算出する。
税込返金金額=税込単価*返却油量=140.4 * 10.84 = 1521.936
税込返金金額に差分(給油可能量に対応する給油金額と、実際の指定金額との差額)を加算する。
加算結果は、次となる。
1521.592 = 1521.936 + (-0.344)
上記の1521.592から、四捨五入による調整分である小数点未満数値(0.4, 0.192)を差し引く。したがって、最終的な、返金金額は、1521円となる。
なお、実際の計算では、小数点以下の桁数により僅かな誤差が生じることもあるが、1円単位の誤差に影響を及ぼすものではない。
[本発明の第4の構成]
図10の処理は、図4におけるステップS7(給油可能量計算ステップST1)、ステップS9A(返却油量計算ステップST2),ステップS9B(返金金額計算ステップST3)で小数点以下の端数の出る処理の結果に対する返金金額の端数処理の方法に特徴がある。
すなわち、指定給油金額および給油量に相当する金額の丸め誤差は、1Lあたりの単価が整数の金額であるため、給油可能な給油量、実際の給油量および返金すべき未給油量(返却油量)において、それぞれの1L単位については発生しない。したがって、指定給油金額について給油可能となる給油量、実際の給油量および未給油量(返却油量)のうち1L未満の数量にそれぞれ相当する金額について演算を行い、返金金額の調整を行うことに特徴を有する。
実際の給油量をA.B(Aは整数部の数字、Bは少数点以下部分の数字)Lとする。
ステップ(ST4−ST10)は、返金金額の調整を行うステップである。
返却油量に給油単価を乗算して求めた返金金額を当初返金金額とし、指定給油金額から当初返金金額を差し引いて求めた第1の請求金額と実際の給油量に給油単価を乗じて求めた第2の請求金額とが差異を有する時、その差異を補正により調整する。
第1の請求金額を給油単価で除算した商をCとし、余りをDとし、下記により計算する(ステップST4)。
給油数量=(指定給油金額−当初返金金額)/給油単価=C余りD
C=|(指定給油金額−当初返金金額)/給油単価|(整数部分の値)
D=<{(指定給油金額−当初返金金額)/給油単価}−|(指定給油金額−当初返金金額)/給油単価|(整数部分の値)>*給油単価
次いで、実際の給油量の少数点以下の部分Bの請求金額Eを計算する(ステップST5)。
請求金額Eは、少数点以下分の実給油量に給油単価を乗じて求められる。
ついで、上記整数部AとCとを比較する(ステップST6)。AとCに相違が無ければ、少数点以下の請求金額Dと上記Eを比較する(ステップST7)。DとEに相違が無ければ、当初返金金額を最終的な返金金額とする(ステップST8)。それに対し、DとEに相違があれば、当初返金金額にDからEを減じて得られた差分を加算したものを返金金額とする(ステップST9)。
一方、整数部AとCの比較(ステップST6)で相違があれば、当初返金金額に上記CからAを減じて得られた差分に給油単価を乗じた数値を加算する(ステップST10)。さらに、少数点以下の数値について、上記のステップST7に移行して調整を行い、DとEに相違があれば、当初返金金額に上記CからAを減じて得られた差分に給油単価を乗じた数値を加算した値(ステップST10の返金金額)に、DからEを減じて得られた差分を加算したものを、最終的な返金金額とする(ステップST9)。DとEに相違がなければ、当初返金金額に上記CからAを減じて得られた差分に給油単価を乗じた数値を加算した値(ステップST10の返金金額)を最終的な返金金額とする(ステップST8)。
上述の補正方法では、実際の給油量のうち小数点以下の値に給油単価を乗じることにより、実際の給油量のうち1L未満分について請求する金額を算定する。
一方、本発明の方法により計算した当初返金金額に基づく請求金額を給油単価で割り、「商」と「余り」をとると、「余り」の部分が、実際の給油量のうち1L未満分の請求金額に相当する金額となる。
実際の給油量、上記「商」及び「余り」、実際の給油量のうち1L未満分の請求金額を比較し、差異がある場合には、差異を消失させるように補正処理を行うものである。
本実施例構成では、POS端末2の外設端末5の請求金額の表示と計量機1側の請求金額の表示を揃えることができる。
図11は、上記第4の構成に従う第1の具体例を示すフロー図である。
指定給油金額を7,000円、給油単価を151円として説明する。POS端末2における返金金額の計算は、次の様である。
給油可能量を計算すると46.36Lである(ステップST1)。
実際の給油量が36.78Lであると、整数部分Aは、36であり、少数点以下部分Bは0.78である。
給油可能量から実際の給油量を差し引くと、未給油量は9.58Lである(ステップST2)。これより、当初返金金額は、9.58Lに151円を乗じた1,447円となる(ステップST3)。
一方、計量機1では、実給油量36.78Lに給油単価151円を掛けて請求金額5,554円として表示装置6に表示する。したがって、返金金額は、1,446円であり、POS端末2で求めた返金金額と相違する。
したがって、両方の返金金額を一致させるため、次の様に返金金額の調整を行う。
指定給油金額から当初返金金額を引いた請求金額は、(7,000円−1,447円)である。これを給油単価151で除算して給油数量を求める(ステップST4)。計算結果において、給油数量はC余りD(整数部分C=36,余りD=117円)となる。
次いで、1L未満分の請求金額Eを計算する(ステップST5)と、E=0.78L*151円=118円(少数点以下四捨五入)である。
ここで、上記整数部分AとC比較すると、両者は同じであるので(ステップST6,Y)、少数点以下部分EとDを比較する(ステップST7)。D=117円とE=118円が異なるので、当初返金金額にDとEの差分である−1を加える(ステップST9)と1,446円となる。
したがって、計量機1において計算する請求金額から得られる返金金額とPOS端末2により計算する返金金額は一致する。
図12は、更に上記第4の構成に従う第2の具体例を示すフロー図である。
指定給油金額を6,000円、給油単価を134円として説明する。POS端末2における返金金額の計算は、次の様である。
給油可能量を計算すると44.78Lである(ステップST1)。
実際の給油量が43Lであると、整数部分Aは、43であり、少数点以下部分Bは0.00である。
給油可能量から実際の給油量を差し引くと、未給油量は1.78Lである(ステップST2)。これより、当初返金金額は、1.78Lに134円を乗じた239円となる(ステップST3)。
一方、計量機1では、実給油量43Lに給油単価134円を掛けて請求金額5,762円として表示装置6に表示する。したがって、返金金額は238円であり、POS端末2で求めた返金金額と相違する。
したがって、両方の返金金額を一致させるため、次の様に返金金額の調整を行う。
指定給油金額から当初返金金額を引いた請求金額は、(6,000円−239円)である。これを給油単価134円で除算して給油数量を求める(ステップST4)。計算結果において、給油数量はC余りD(整数部分C=42,余りD=133円)となる。
次いで、1L未満分の請求金額Eを計算する(ステップST5)と、E=0.00L*134円=0円である。
ここで、上記整数部分AとCを比較すると、両者は異なるので(ステップST6,N)、当初返金金額239円にCとAの差分である−1に給油単価134円を乗算したものを加えると105円となる(ステップST10)。
次いで、(ステップST7)でEとDを比較すると、両者は異なるので、ステップST10で求めた105円に、さらに、D=133からE=0を引いた差分である133円を加えて(ステップST9)238円となる。
したがって、計量機1とPOS端末2による返金金額は一致する。
[本発明の第5の構成]
本構成例は、 消費税を考慮した場合の補正計算を行う別の構成例である。消費税を外税表示とした場合、小数点以下の端数の丸め処理をどの段階で行うかにより、最終的な請求金額の値に違いが生じることがある。
軽油を販売する場合、価格には軽油税が含まれることから、請求金額を算定するには以下の計算式が考えられる。
本来、この両式の計算結果は一致するものであるが、上述のように、小数点以下の数値の端数の丸め処理をどの段階で行うかにより、値に違いが生じることになる。
(I)(実際の給油数量*税抜単価−軽油税総額)*消費税率として消費税額総額を算出し税抜請求額に合算した請求金額。
(II)税抜単価+(税抜単価−軽油税)*消費税率として消費税込み単価を算出し実際の給油数量を乗じて算定した請求金額。
本構成例では、返却する数量に販売品の単価を乗じて、返金金額を算定する方法として、(II)の計算式を用いる場合について説明する。
計量機1側の計算で、(I)の計算式を用いる場合に、本発明に従いながら、なおかつ計量機1が計算する請求金額から得られる返金金額とPOS端末2で求める返金金額とを一致させるために、以下に示すような補正を行う。
指定給油金額および給油量に相当する金額の丸め誤差は、1Lあたりの単価が整数の金額部分については、給油可能な給油量、実際の給油量および返金すべき未給油量(返却油量)のそれぞれの1L単位の計算では、税抜部分において発生しない。
よって、指定給油金額について給油可能となる給油量、実際の給油量および未給油量(返却油量)のうち1L未満の数量にそれぞれ相当する金額の端数代金部分及び消費税について演算を行い、返金金額の調整を行う。
[返金金額の算出](端数丸めの設定の1例である)
図13は、第5の構成に対応する処理を説明するフロー図である。
(i)指定給油金額を給油単価(小数点以下を含む税込額)で除算して給油可能な給油
量(小数点以下第三位四捨五入)を求める(ステップSTA1)。
(ii)給油可能な給油量から実際の給油量を差し引いて返却油量を求める(ステップSTA2)。実際の給油量をA.B(Aは整数部の数字、Bが小数点以下部分の数字)Lとする。
(iii)ステップSTA2で求めた返却油量に給油単価(小数点以下を含む税込額)を乗算して当初返金金額(小数点以下四捨五入)を求める(ステップSTA3)。
一方、計量機1では、実給油量に給油単価を乗算して実際の給油量分の請求金額を求める。そして、指定給油金額から実際の給油量分の請求金額を差し引いて返金金額を求めている。このように、計量機1における返金金額と上記(ステップSTA1〜STA3)による本発明の当初返金金額の求め方において、消費税、及び軽油税に基づく端数処理で差が生じることを以下の処理により補正することができる。
[返金金額の調整](端数処理の補正の1例である)
(iv)当初返金金額を基に請求金額を算出し、少数点以下の部分に相当する請求金額と消費税額総額との合算値を求める(ステップSTA4)。
すなわち、(指定給油金額−当初返金金額)−A*給油単価(税抜額)が、請求金額から実際の給油量の整数部分に相当する税抜額を引いた額であり、実際の給油量の小数点以下に相当する額と消費税額総額の合算値である。この値をW1とする。
(v)消費税、及び軽油税を含む1L未満の請求金額を次の式により求める(ステップ
STA5)。実際の給油量の小数点以下の給油分に対する請求金額をX,実際の給油量に対する請求金額をY、実際の給油量に対する軽油税額をZとすると、以下のようになる。
実際の給油量の小数点以下の値B*給油単価(税抜額)=X(小数点以下四捨五入)
実際の給油量*給油単価(税抜額)=Y(小数点以下四捨五入)
実際の給油量*軽油税=Z
したがって、消費税額の総額と実際の給油量の1L未満分の請求金額W2(小数点以下四捨五入の税込み額)は、
X+{(Y−Z)*消費税率}(小数点以下四捨五入)となる。
(vi)ついで、(iv:W1)と(v:W2)の値を比較する(ステップSTA6)。
(iv)と(v)の値が同じ場合(ステップSTA6,Y)
補正後返金金額=当初返金金額となる(ステップSTA7)。
(iv)と(v)の値が同じでない場合(ステップSTA6,N)
補正後返金金額=当初返金金額+{W1−W2}(ステップSTA8)となる。
本構成による補正の方法は、実際の給油量の1L未満の端数と消費税及び軽油税という端数部分の比較による補正である。上記補正処理について、具体的な数値を当てはめて説明する。
図14は、上記図13のフローに従う第5の構成例における具体例を示すフロー図である。
[返金金額の算出]
税抜単価を137円、軽油税を1L当たり32.1円、消費税率を8%とすると、消費税込み単価は145.392円となる。実際の給油量は39.75Lとする。
(i) 給油可能な給油量=7,000円(指定給油金額)/145.392円(給油単価(小数点以下を含む税込額))=48.15L(小数点以下第三位四捨五入)(ステップSTA1)
(ii) 返却油量=48.15L(給油可能な給油量)−39.75L(実際の給油量)
=8.4L(ステップSTA2)
実際の給油量をA.B(A=39が整数部の数字、B=0.75が小数点以下部分の数字)Lとする。
(iii) 当初返金金額=8.4L(返却油量)*145.392円(給油単価(小数点以下を含む税込額)=1,221円(小数点以下四捨五入)(ステップSTA3)
[返金金額の調整]
(iv)当初返金金額から求めた請求金額のうち、実際の給油量の少数点以下に相当する額と消費税額総額の合算値は、次の様になる。
(7,000円(指定給油金額)−1,221円(当初返金金額))−A*137円(給油単価(税抜額))=436円(ステップSTA4) この値をW1とする。
(v) 実給油量の少数点以下の給油分に対する請求金額X,実給油量に対する請求金額Y,実給油量に対する軽油税額Zとすると以下の様になる。
X=0.75L(実際の給油量の小数点以下の値B)*137円(給油単価税抜額)=103円(小数点以下四捨五入)
Y=39.75L(実際の給油量)*137円(給油単価税抜額)=5,446円(小
数点以下四捨五入)
Z=39.75L(実際の給油量)*32.1円(軽油税)=1,275.975円
したがって、実際の給油量の1L未満分の請求金額と消費税額総額の合算値は、
103円+{(5,446円−1,275.975円)*0.08}(小数点以下四捨五入)=437円(ステップSTA5)である。この値をW2とする。
(vi)ついで (iv:W1)と(v:W2)の値を比較する(ステップSTA6)。(iv)と(v)の値が同じでない場合に相当するので(ステップSTA6,N)、
補正後の返金金額=当初返金金額+{W1−W2}により、
当初返金金額は、1,221円であり、上記の通り計算した補正後の返金金額は、1,220円となる。(ステップSTA8)
一方、計量機1が(I)の方法で算出する請求金額から得られる返金金額は、次のとおりである。
請求金額は、39.75L*137円(小数点以下四捨五入)+{39.75L*137円(小数点以下四捨五入)−39.75L*32.1円}*0.08(小数点以下四捨五入)=5,780円(小数点以下四捨五入)となる。従って、返金金額は、7,000円(指定給油金額)−5,780円(請求金額)=1,220円となり、ステップSTA8の値と合致する。
[その他の構成例]
本出願人が先に提案した発明(特許文献4)と本願発明を組み合わせることが可能で
ある。
プリカに、給油販売等の取引を特定するためのお釣通番を保持させておく。利用者が給油のために、POS端末2の外設端末5に、プリカを読み込ませると、指定金額が引き落とされるとともに、当該給油等の取引行為を特定するお釣通番が、POS端末2に記録される。
給油終了後、利用者が、POS端末2の外設端末5に、再度プリカを読み込ませると、POS端末2は、POS端末2側で保持しているお釣通番と合致するお釣通番を有するプリカに対して、お釣りを返金するとともにプリカが保持するお釣通番を歩進させる。
この場合のお釣り金額の算定を、本発明の方法により行うことが可能である。
また、上記実施例構成において、信用度の高い利用者、住所等連絡先が特定できる利用者に対しては、給油可能量の上限を超える給油を可能とし、上限を超えた給油量に対して、マイナスの返金金額とし、プリカ残高から精算するように構成することも可能である。
現在、交通系のICカードでも、決済額は、1円単位となっており、小銭のお釣りを受け取る煩わしさのない電子マネーの特性を生かした精算方式の普及が進んでいる。ガソリン販売などにおいても、電子マネーによる決済が今後主流になると思われ、1円単位の決済が頻繁に行われるようになると予想される。その場合、未購入分の給油量を請求金額に直接反映することができる本発明に従う販売システム、及び当該システムは、産業上寄与するところが大である。
さらに、本発明の適用として、無人に近い販売エリアで、販売行為が終了しないと、販売数量と金額が確定しない取引形態、例えば、フルーツ狩り、渓流管理釣り場などにおいて、将来的にPOSシステム化が実現するような場合にも適用可能である。
1 計量機
2 POS端末
3 給油ホース
4 給油機
5 外設端末
50 制御手段
51 第1の表示部
52 第2の表示部
53 カード情報の読み取り口
54 現金投入口
55 支払選択ボタン
56 油種選択ボタン
57 予定給油量、又は金額を指定するボタン
58 確認ボタン
59 プリント出力部
6 表示装置

Claims (15)

  1. 記録媒体を用いて商品の販売を行う販売システムであって、
    POS端末と、
    販売機を有し、
    前記POS端末に、
    前記記録媒体に記録された残高の範囲内で、利用者に購入金額を指定させ、
    前記指定された購入金額を前記残高から差し引いて新たな残高として前記記録媒体の残高を更新させ、
    前記指定された購入金額に基づき商品の購入可能量を計算させ、
    前記販売機に、
    前記商品の購入可能量の範囲で、前記利用者に対する商品の販売を実行させ、
    さらに、前記POS端末に、
    前記商品の購入可能量から実際の購入量を差し引き、商品の返却数量を計算させ、
    前記商品の返却数量に前記商品の単位価格を乗算して、返金金額を求め、
    前記求められた返金金額を前記記録媒体の更新された残高に加算して新たな残高に更新させる、
    ことを特徴とする販売システム。
  2. 記録媒体を用いて商品の販売を行う販売システムであって、
    POS端末と、
    販売機を有し、
    前記POS端末に、
    前記記録媒体に記録された残高の範囲内で、利用者に購入量を指定させ、
    前記指定された購入量に前記商品の単位価格を乗算することで購入金額を計算し、
    前記計算された購入金額を前記残高から差し引いて新たな残高として前記記録媒体の残高を更新させ、
    前記販売機に、
    前記商品の指定購入量の範囲で、前記利用者に対する商品の販売を実行させ、
    さらに、前記POS端末に、
    前記商品の指定購入量から実際の購入量を差し引き、商品の返却数量を計算させ、
    前記商品の返却数量に前記商品の単位価格を乗算して、返金金額を求め、
    前記求められた返金金額を前記記録媒体の更新された残高に加算して新たな残高に更新させる、
    ことを特徴とする販売システム。
  3. 記録媒体を用いて燃料油の販売を行う販売システムであって、
    POS端末と、
    計量機を有し、
    前記POS端末に、
    前記記録媒体に記録された残高の範囲内で、利用者に給油金額を指定させ、
    前記指定給油金額を前記残高から差し引いて新たな残高として前記記録媒体の残高を更新させ、
    前記指定給油金額に基づき燃料の給油可能量を計算させ、
    前記計量機に、
    前記燃料の給油可能量の範囲で、前記利用者に対する燃料の給油を実行させ、
    さらに、前記POS端末に、
    前記燃料の給油可能量から実際の給油量を差し引き、燃料の返却油量を計算させ、
    前記燃料の返却油量に前記燃料の給油単価を乗算して、返金金額を求め、
    前記求められた返金金額を前記記録媒体の更新された残高に加算して新たな残高に更新させる、
    ことを特徴とする販売システム。
  4. 記録媒体を用いて燃料油の販売を行う販売システムであって、
    POS端末と、
    計量機を有し、
    前記POS端末に、
    前記記録媒体に記録された残高の範囲内で、利用者に燃料の給油量を指定させ、
    前記指定された給油量に前記燃料の給油単価を乗算することで給油金額を計算し、
    前記計算された給油金額を前記残高から差し引いて新たな残高として前記記録媒体の残高を更新させ、
    前記計量機に、
    前記燃料の指定給油量の範囲で、前記利用者に対する燃料の給油を実行させ、
    さらに、前記POS端末に、
    前記燃料の指定給油量から実際の給油量を差し引き、燃料の返却油量を計算させ、
    前記燃料の返却油量に前記燃料の給油単価を乗算して、返金金額を求め、
    前記求められた返金金額を前記記録媒体の更新された残高に加算して新たな残高に更新させる、
    ことを特徴とする販売システム。
  5. 請求項3において、
    前記POS端末に
    前記利用者が指定する給油金額である顧客指定給油金額を前記燃料の給油単価で除算させて給油可能量を算出させ、
    前記給油可能量に小数点以下の端数がある場合、所定の小数点以下桁数で四捨五入を行わせ、前記四捨五入後の給油可能量に前記給油単価を乗算して暫定指定給油金額を計算させ、
    前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分を算出させ、更に、
    前記返却油量に前記給油単価を乗算して返金金額を算定し、算定された値に対し、前記四捨五入による切り上げ又は切り下げ処理に応じて、前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分を加減する処理を行わせる、
    ことを特徴とする販売システム。
  6. 請求項3、4又は5において、
    前記計量機側の請求金額算定方式に基づき、前記計量機側の計算過程における小数点以下の端数の四捨五入の時期及び四捨五入桁数に対応して、
    前記POS端末に、
    当該POS端末で計算した返金金額の値に、前記計量器側の四捨五入による切り上げ又は切り下げ処理で増加する値又は減少する値を相殺する様に、加算又は減算処理を行わせる、
    ことを特徴とする販売システム。
  7. 請求項5において、
    前記計量機が、外税方式による税抜の給油金額である税抜単価を表示する場合、前記POS端末に、
    前記税抜単価から消費税を加算した税込単価を算出させ、
    前記顧客指定給油金額を該税込単価で除算して給油可能量を算出させ、該給油可能量に小数点以下の端数がある場合、所定の小数点以下桁数で四捨五入を行わせ、
    前記四捨五入後の給油可能量に前記税込単価を乗算し、暫定指定給油金額を計算させ、
    前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分を算出させ、
    前記給油可能量を給油した時の税抜金額を算出させ、返却油量から税抜の返金金額を算出させ、
    前記給油可能量を算出したときの税抜金額から税抜返金金額を引き算して税抜給油金額を算出させ、
    小数点以下の端数を四捨五入させて整数値を求め、前記税抜給油金額に消費税率を乗算させ、四捨五入して整数の消費税額を算出させ、
    前記税抜給油金額の整数値及び消費税額の整数値を計算する過程で行った四捨五入による切上げ、又は切下げにより増加、又は減少した値を計算し、
    さらに、前記返却油量に税込単価を乗算し、返金金額を算定し、算定した値に対し、前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分及び前記四捨五入により増加、又は減少した値を加減する処理を行わせる、
    ことを特徴とする販売システム。
  8. POS端末と、販売機を有し、記録媒体を用いて商品の販売を行う販売システムにおける商品の販売において生じる返金金額の返金方法であって、
    前記POS端末に、
    前記記録媒体に記録された残高の範囲内で、利用者に購入金額を指定させ、
    前記指定された購入金額を前記残高から差し引いて新たな残高として前記記録媒体の残高を更新させ、
    前記指定された購入金額に基づき商品の購入可能量を計算させ、
    前記販売機に、
    前記商品の購入可能量の範囲で、前記利用者に対する商品の販売を実行させ、
    さらに、前記POS端末に、
    前記商品の購入可能量から実際の購入量を差し引き、商品の返却数量を計算させ、
    前記商品の返却数量に前記商品の単位価格を乗算して、返金金額を求め、前記求められた返金金額を前記記録媒体の更新された残高に加算して新たな残高に更新させる、
    ことを特徴とする返金金額の返金方法。
  9. POS端末と、計量機を有し、記録媒体を用いて燃料の販売を行う販売システムにおける燃料の販売において生じる返金金額の返金方法であって、
    前記POS端末に、
    前記記録媒体に記録された残高の範囲内で、利用者に給油金額を指定させ、
    前記指定給油金額を前記残高から差し引いて新たな残高として前記記録媒体の残高を更新させ、
    前記指定給油金額に基づき燃料の給油可能量を計算させ、
    前記計量機に、
    前記燃料の給油可能量の範囲で、前記利用者に対する燃料の給油を実行させ、
    さらに、前記POS端末に、
    前記燃料の給油可能量から実際の給油量を差し引き、燃料の返却油量を計算させ、
    前記燃料の返却油量に前記燃料の給油単価を乗算して、返金金額を求め、前記求められた返金金額を前記記録媒体の更新された残高に加算して新たな残高に更新させる、
    ことを特徴とする返金金額の返金方法。
  10. 請求項9において、
    前記POS端末に
    前記利用者が指定する給油金額である顧客指定給油金額を前記燃料の給油単価で除算させて給油可能量を算出させ、
    前記給油可能量に小数点以下の端数がある場合、所定の小数点以下桁数で四捨五入を行わせ、前記四捨五入後の給油可能量に前記給油単価を乗算して暫定指定給油金額を計算させ、
    前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分を算出させ、更に、
    前記返却油量に前記給油単価を乗算して返金金額を算定し、算定された値に対し、前記四捨五入による切り上げ又は切り下げ処理に応じて、前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分を加減する処理を行わせる、
    ことを特徴とする返金金額の返金方法。
  11. 請求項9又は10において、
    前記計量機側の請求金額算定方式に基づき、前記計量機側の計算過程における小数点以下の端数の四捨五入の時期及び四捨五入桁数に対応して、
    前記POS端末に、
    当該POS端末で計算した返金金額の値に、前記計量器側の四捨五入による切り上げ又は切り下げ処理で増加する値又は減少する値を相殺する様に、加算又は減算処理を行わせる、
    ことを特徴とする返金金額の返金方法。
  12. 請求項10において、
    前記計量機が、外税方式による税抜の給油金額である税抜単価を表示する場合、前記POS端末に、
    前記税抜単価から消費税を加算した税込単価を算出させ、
    前記顧客指定給油金額を該税込単価で除算して給油可能量を算出させ、該給油可能量に小数点以下の端数がある場合、所定の小数点以下桁数で四捨五入を行わせ、
    前記四捨五入後の給油可能量に前記税込単価を乗算し、暫定指定給油金額を計算させ、
    前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分を算出させ、
    前記給油可能量を給油した時の税抜金額を算出させ、返却油量から税抜の返金金額を算出させ、
    前記給油可能量を算出したときの税抜金額から税抜返金金額を引き算して税抜給油金額を算出させ、
    小数点以下の端数を四捨五入させて整数値を求め、前記税抜給油金額に消費税率を乗算させ、四捨五入して整数の消費税額を算出させ、
    前記税抜給油金額の整数値及び消費税額の整数値を計算する過程で行った四捨五入による切上げ、又は切下げにより増加、又は減少した値を計算し、
    さらに、前記返却油量に税込単価を乗算し、返金金額を算定し、算定した値に対し、前記暫定指定給油金額と前記顧客指定給油金額との差分及び前記四捨五入により増加、又は減少した値を加減する処理を行わせる、
    ことを特徴とする返金金額の返金方法。
  13. 請求項9において、
    前記燃料の返却油量に前記燃料の給油単価を乗算して求めた返金金額を当初返金金額とし、
    前記指定給油金額から前記当初返金金額を差し引いて求めた第1の請求金額と実際の給油量に給油単価を乗じて求めた第2の請求金額とが差異を有する時、
    実際の給油量をA.B(Aは整数部の数字、Bは少数点以下部分の数字)リットルとし、
    前記第1の請求金額を給油単価で除算した商をCとし、余りをDとし、
    但し、C=|(指定給油金額−当初返金金額)/給油単価|(整数部分の値)
    D=<{(指定給油金額−当初返金金額)/給油単価}−|(指定給油金額−当初
    返金金額)/給油単価|(整数部分の値)>*給油単価
    次いで、少数点以下分の実給油量Bに給油単価を乗じて、少数点以下の実給油量に相当する請求金額Eを計算し、
    前記整数部AとCとを比較し、整数部AとCに相違が無ければ、少数点以下の給油量に相当する上記余りDと上記Eを比較し、DとEに相違が無ければ、前記当初返金金額を返金金額とし、
    DとEに相違があれば、前記当初返金金額にDからEを減じて得た差分を加算したものを返金金額とし、
    前記整数部AとCの比較で相違があれば、前記当初返金金額に、前記整数部CからAを減じて得た差分に給油単価を乗じて得た値を加算し、更に、前記Dと前記Eを比較する処理を行い、DからEを減じて得た差分を加算する、
    ことを特徴とする返金金額の返金方法。
  14. 請求項9において、
    前記燃料の返却油量に前記燃料の給油単価を乗算して求めた返金金額を当初返金金額とし、
    前記燃料の実際の給油量をA.B(Aは整数部の数字、Bは少数点以下部分の数字)リットルとし、
    当初返金金額から求めた請求金額から実際の給油量の整数部分に相当する税抜額を引いた額をW1として次式から求め、
    W1=(指定給油金額−当初返金金額)−A*給油単価(税抜額)
    実給油量の小数点以下の値Bに税抜き給油単価を乗算して求めた値をXとし、
    実給油量に税抜き給油単価を乗算して求めた値をYとし、
    実給油量に軽油税を乗算して求めた値をZとし、
    実給油量の1リットル未満分の請求金額と消費税額総額の合計W2を次式で表すとき、
    W2=X+{(Y−Z)*消費税率}(小数点以下四捨五入)
    W1とW2が等しければ、
    前記当初返金金額を返金金額とし、
    W1とW2が異なれば、
    当初返金金額に、W1からW2を引いた値を加算した値を返金金額とする、
    ことを特徴とする返金金額の返金方法。
  15. 請求項8、9、10、11及び12のいずれか1項において、
    前記プリカにおいて、取引を特定するための通番を保持させ、
    利用者が、プリカを読み込ませると、指定金額が引き落とされるとともに、当取引行為を特定する通番を前記POS端末に記録させ、
    取引終了後、利用者が、再度プリカを読み込ませると、前記POS端末で保持している通番と合致する通番を有するプリカに対して、前記返金金額を返金させ、同時に前記プリカが保持する通番を歩進させる、
    ことを特徴とする返金金額の返金方法。
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