JP6747693B2 - 光デバイス、投光装置及び光学式センサ - Google Patents

光デバイス、投光装置及び光学式センサ Download PDF

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Description

本発明は、光デバイス、投光装置及び光学式センサに関する。
測定対象物に照射した投光ビームの反射光を2次元イメージセンサによって受光して、受光レベルのピーク位置から物体の表面までの変位又は距離を算出する光式変位センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特開2004−170437号公報
従来、第1の方向に広がる光束を第2の方向に収束させようとすると、第1の方向において、焦点を結ぶ位置と焦点を結ばない位置が生じる場合がある。例えば、ライン光を提供する場合に、第1の方向に広がる光束のファンアングルを大きくするほど、ライン光の中央と端部との間における光路長の差が大きくなる。そのため、照射面において線幅が不均一になってしまう場合がある。
第1の態様においては、光デバイスは、入射光を第1の方向に広げる第1の光素子を備える。光デバイスは、第1の光素子からの光を、第1の方向に直交する第2の方向に収束させる第2の光素子を備える。第2の光素子は、第2の方向に屈折率分布を有し、光入射面から光出射面までの距離が、第1の方向において変化するように形成されてよい。
第2の光素子の入射面及び出射面の少なくとも一方は、第1の方向に沿って曲面形状を有してよい。
第2の光素子の屈折率は、第2の方向において、第2の光素子の光軸から離れるに従って減少してよい。
第2の光素子は、第2の方向に一次元の屈折率分布を有してよい。
第2の光素子の光出射面は、凸形状を有してよい。
第2の光素子の光入射面は、平面形状を有してよい。
第2の光素子に入射する光線の進行方向における光入射面から光出射面までの距離は、第1の方向において、光線が前記第2の光素子の光軸から離れるに従って、減少してよい。
光入射面及び光出射面の少なくとも一方の形状は、光デバイスの光軸と交差する予め定められた基準面上において第2の光素子からの光が第1の方向に延びる実質的に線状の光に収束するように、形成されてよい。
第2の態様においては、投光装置は、上記の光デバイスを備える。投光装置は、第1の光素子への入射光を発する発光部を備えてよい。
第2の態様においては、光学式センサは、上記の光デバイスを備える。光学式センサは、光デバイスから出射される第1の方向に延びる線状の光により、対象物の形状を測定する測定部を備えてよい。
光学式センサは、第1の光素子への入射光を発する発光部をさらに備えてよい。
上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となりうる。
一実施形態における光学式センサ100の機能構成の一例を概略的に示す。 光デバイス30が備える第1の光素子10及び第2の光素子20の構成を概略的に示す斜視図である。 第2の光素子20のy軸方向の屈折率分布を概略的に示す。 第2の光素子20が光束fl1に与える作用を概略的に示す。 第2の光素子20が光束fl2に与える作用を概略的に示す。 投光装置90の変形例としての投光装置1090を概略的に示す。 第2の光素子1020が光束fl1001に与える作用を概略的に示す。 投光装置90の変形例としての投光装置1090を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態における光学式センサ100の機能構成の一例を概略的に示す。光学式センサ100は、投光装置90と、測定装置190とを備える。投光装置90は、発光部80と、光デバイス30とを備える。測定装置190は、受光系140と、測定部150とを備える。受光系140は、レンズ120と、受光部130とを備える。
光学式センサ100は、対象物の形状を光により測定する。具体的には、光学式センサ100は、対象物の高さを測定することにより、対象物の形状を測定する。本実施形態において、光学式センサ100は、対象物の表面の、予め定められた基準面からの高さHを測定する。本実施形態において、「高さ」は、投光装置90の光軸AXに沿う方向における、基準面からの距離を示す。本実施形態において、対象物の表面の、予め定められた基準面からの高さのことを「対象物の高さ」と呼ぶ場合がある。
本実施形態において、基準面は、投光装置90の光軸AXに直交する面であるとする。基準面は、投光装置90の光軸AXに交差する面の一例である。基準面が光軸AXに直交しない形態も採用できる。
投光装置90は、線状の光を対象物に投射する。具体的には、投光装置90は、基準面において線状の光となる光束を対象物に投射する。本実施形態において、線状の光をライン光と呼ぶ。
本実施形態の説明において、xyz座標系を用いて方向等を表す場合がある。直交座標系のz軸を、投光装置90の光軸AXに平行な向きに定める。投光装置90からの光が進む方向を、z軸マイナス方向とする。基準面上においてライン光が延びる方向を、x軸とする。x軸、y軸、z軸は右手系の直交座標系とする。また、実施形態の説明において、受光部130の方向等を表す場合に、XYZ座標系を用いる場合がある。Z軸は、受光部130の光軸に平行な方向に定める。Y軸は、y軸と同じ方向に定める。X軸、Y軸、Z軸は右手系の直交座標系とする。
投光装置90において、発光部80は、対象物の形状を測定するための光を出射する。発光部80は、例えばレーザダイオード(LD)であり、レーザ光を出射する。発光部80が出射した光は、光デバイス30に入射する。光デバイス30から出射した光が対象物に入射する。対象物に入射した光は、対象物の表面で反射する。測定装置190には、対象物の表面で反射した光のうちの少なくとも一部の光が入射する。
測定装置190に入射した光は、レンズ120を通過して、受光部130に入射する。受光部130は、対象物からの光を検出するための部材である。本実施形態において、受光部130は、エリアセンサである。
対象物の高さHは、三角測量の原理に基づいて、投光装置90の光デバイス30の位置、受光部130の位置、投光装置90の光軸AXの角度、受光系140のレンズ120の光軸の角度から定まる。一般に、三角測量においては、2つの基準点のそれぞれから測定対象点への角度を測定して、測定された角度と、2つの基準点の位置とに基づいて、2つの基準点を結ぶ基線に対する測定対象点の位置を算出する。光学式センサ100において、光デバイス30及び受光部130が、三角測量における2つの基準点に対応し、光軸AXの角度、及び、受光系140の光軸AXの角度が、三角測量における各基準点から測定対象点への角度に対応する。これにより、三角測量の原理に基づいて、基線に対する対象物の位置を測定することができ、それにより、特定の基準面からの対象物の高さHを測定できる。
本実施形態において、光学式センサ100は、光切断方式により対象物の形状を測定する。具体的には、光デバイス30から、x軸方向に延びるライン光が対象物に照射される。対象物からの光が受光部130に入射する入射位置は、対象物の高さHと、対象物のx軸方向の位置によって定まる。受光部130におけるX軸方向の入射位置は、対象物のx軸方向の位置に応じて定まる。受光部130におけるY軸方向の入射位置は、対象物の高さHに応じて定まる。光学式センサ100は、対象物のx軸方向の高さHを一度に測定することができる。
光デバイス30は、線幅が比較的に均一なライン光を提供する。また、光デバイス30は、線幅が比較的に細いライン光を提供する。光デバイス30の具体的な構成について説明する。図2は、光デバイス30が備える第1の光素子10及び第2の光素子20の構成を概略的に示す斜視図である。図2には、第1の光素子10及び第2の光素子20の他に、光デバイス30からの光束のうち、光軸AX近傍を通過する光束fl1と、光軸AXから最も離れた位置で入射面21に入射する光束fl1と、基準面上のライン光200とが概略的に示されている。
第1の光素子10は、入射光を第1の方向に広げる。第1の光素子10は、例えば、パウエルレンズである。第2の光素子20は、第1の光素子10からの光を、第1の方向に直交する第2の方向に収束させる。本実施形態において、第1の方向は、x軸方向であり、第2の方向は、y軸方向である。
第2の光素子20は、y軸方向に屈折率分布を有する。本実施形態において、第2の光素子20の屈折率は、y軸方向において、第2の光素子20の光軸AXから離れるに従って減少する。第2の光素子20は、y軸方向に一次元の屈折率分布を有する。例えば、第2の光素子20は、y軸方向に厚みdを持ち、厚み方向に屈折率分布を有する板状のGRINレンズである。図3は、第2の光素子20のy軸方向の屈折率nの分布を概略的に示す。
第2の光素子20は、光入射面21から光出射面22までの距離が、x軸方向において変化するように形成されている。ここで、光入射面21から光出射面22までの距離とは、光軸AXに沿う方向の距離である。本実施形態において、光入射面21から光出射面22までの距離とは、入射面21に入射光する光束の中心光線に沿う方向の距離である。
例えば、第2の光素子20の入射面21及び出射面22の少なくとも一方は、x軸方向に沿って曲面形状を有する。第2の光素子20の光入射面21及び光出射面22の少なくとも一方の形状は、後述するように、光デバイスの光軸AXと交差する基準面上において第2の光素子20からの光がx軸方向に延びる実質的に線状の光に収束するように、形成されている。
本実施形態において、第2の光素子20の入射面21は平面形状を有する。第2の光素子20の出射面22は曲面形状を有する。第2の光素子20の出射面22は、x軸方向に沿って法線方向が変化する。より具体的には、第2の光素子20の出射面は凸形状を有する。したがって、第2の光素子20に光軸AXに平行に入射した光の進行方向における光入射面21から光出射面22までの距離L1は、光軸AXを含みx軸方向に平行な面内(xz面内)で光軸AXに対して角度をなして第2の光素子20に入射した光の進行方向における光入射面21から光出射面22までの距離より、長くすることができる。例えば、光入射面21に直交する方向に入射した光が第2の光素子20内を通過する距離L1を、光入射面21に斜めに入射した光が第2の光素子20内を通過する距離より、長くすることができる。このように、第2の光素子20に入射する光線の進行方向における光入射面21から光出射面22までの距離は、x軸方向において、光線が第2の光素子20の光軸から離れるに従って、減少する。第2の光素子20に入射する光線の進行方向における光入射面21から光出射面22までの距離は、x軸方向において、光入射面21における光線の入射位置が第2の光素子20の光軸から離れるに従って減少するともいえる。
例えば、第1の光素子10からの光束のうち、光軸AX近傍を通過する光束fl1が光デバイス30を通過する距離L1を、光軸AXから最も離れた位置を通過する光束fl2が光デバイス30を通過する距離L2より長くすることができる。これにより、基準面において光束fl1及び光束fl2のy軸方向の幅の均一性を高めることができる。第2の光素子20が光束fl1及び光束fl2に与える作用については、図4及び図5に関連して説明する。
図4は、第2の光素子20が光束fl1に与える作用を概略的に示す。第2の光素子20に入射した光束fl1の軸外光線は、第2の光素子20により光軸AXに沿って略放物線状に進む。光束fl1の軸外光線は、光軸AXに沿って第2の光素子20内を距離L1だけ進む間に、y軸に近づく方向に偏向される。光束fl1は、第2の光素子20の出射面22において焦点を結ぶ前に出射面22から出射して、距離L1'だけ進んだ基準面の位置で実質的に焦点を結ぶ。
図5は、第2の光素子20が光束fl2に与える作用を概略的に示す。図5は、yz平面の投影図ではなく、光束fl2が進む方向に沿って見た場合の図である。
第2の光素子20に入射した光束fl2の軸外光束は、第2の光素子20により、屈折率が最大となる中心線に沿って略放物線上に屈折される。光束fl2の軸外光線は、光軸AXに沿って第2の光素子20内を距離L2だけ進む間に、y軸に近づく方向に偏向される。光束fl2は、第2の光素子20の出射面22において焦点を結ぶ前に出射面22から出射して、距離L2'だけ進んだ基準面の位置で実質的に焦点を結ぶ。
出射面22は、L2がL1より短くなるように、光軸AXを頂点として凸形状に形成されている。そのため、光束の進行方向に沿って見た場合、入射面21に入射してから出射面22から出射するまでの光路長について、光束fl1の進行方向に沿って見た場合の光路長より、光束fl2の進行方向に沿って見た場合の光路長を短くすることができる。これにより、光路長の差を小さくすることができるため、ライン光200の端部における線幅と中心部における線幅との差を小さくすることができる。
また、光束fl1の光路長と光束fl2の光路長が一致するようにL1及びL2を設計することで、光束fl1及び光束fl2が基準面において実質的に焦点を結ぶようにすることができる。更に、基準面において光束全体の光路長が一致するように光出射面22の形状を設計することで、基準面において実質的に焦点を結ぶライン光を提供することができる。
なお、第2の光素子20において、光入射面21を凸形状とし、光出射面22を平面形状にしてもよい。光入射面21及び光出射面22の両方を曲面形状としてもよい。各光線の間の光路長の差が小さくなるように設計できれば、光入射面21及び光出射面22のいずれを曲面形状とすることも可能である。
以上に説明したように、光デバイス30によれば、線幅が均一なライン光を提供することができる。そのため、ファンアングルを大きくしても、対象物の位置によって光学的な解像度が大きく異ならないようにすることができる。また、光デバイス30によれば、基準面において線幅を小さくすることができる。そのため、光学的に解像度が高い光学式センサ100を提供することができる。
第2の光素子20は、厚み方向に一次元の屈折率分布を持つ板状のGRINレンズの一端面を凸形状に切断し、切断面を研磨することにより製造される。厚み方向に一次元の屈折率分布を持つGRINレンズは、板状のガラス材を溶融塩に浸してイオン交換させることによって製造されてよい。第2の光素子20の材料は、ガラスに限られない。第2の光素子20の材料は樹脂であってよい。
投光装置90が投光する光は、可視光であってよい。投光装置90が投光する光は、赤外光であってよい。赤外光を投光する場合、第2の光素子20の材料として、ゲルマニウム、シリコン、合成石英等を例示することができる。
本実施形態において、基準面を平面としたが、基準面は曲面であってよい。
以上に説明した光学式センサ100の測定対象は、一例として、基板に形成された電極である。光学式センサ100の測定対象は、基板に形成されたバンプ等であってよい。光学式センサ100の測定対象は、トンネルの内壁であってよい。光学式センサ100の測定対象は、これらに限られない。
図6は、投光装置90の変形例としての投光装置1090を概略的に示す。投光装置1090は、光デバイス1030と、発光部1080とを備える。光デバイス1030は、光デバイス30の変形例である。発光部1080は、発光部80の変形例である。
光デバイス1030は、第1の光素子10と、第2の光素子1020とを備える。第2の光素子1020は、第2の光素子20の変形例である。光学式センサ100において、投光装置90に代えて投光装置1090を適用できる。投光装置1090については、主として投光装置90との相違点を説明し、重複する説明を省略する場合がある。
発光部1080は、y軸方向に収束する光を出射する。発光部1080はレーザダイオードと、レーザダイオードからの光をy軸方向に収束するためのレンズとを備えてよい。これにより、第2の光素子1020には、x軸方向に広がり、y軸方向に収束する光が入射する。なお、発光部1080がy軸方向に収束する光を出射する構成に代えて、y軸方向に収束するためのレンズを第1の光素子10の後段に設けてもよい。
第2の光素子1020の屈折率は、第2の光素子20とは異なり、y軸方向において、第2の光素子1020の光軸AXから離れるに従って増加する。第2の光素子1020は、光入射面1021が凹面形状を有する。第2の光素子1020は、光出射面1022が平面形状を有する。
図7は、第2の光素子1020が光束fl1001に与える作用を概略的に示す。図7は、図4に対応する図である。光束fl1001は、光束fl1に対応する。光束fl1001は、光軸AX近傍の光束である。
第2の光素子1020に入射する光束fl1001は、y軸方向に収束する収束光である。第2の光素子1020の屈折率は、y軸方向において中心部が低く中心から離れるほど増加する。そのため、第2の光素子1020に入射した光束fl1001の収束角度は、光束fl1001が光軸AXに沿って第2の光素子1020内を距離L11だけ進む間に小さくなる。光束fl1001は、第2の光素子1020の出射面22において平行光となる前に出射面22から出射して、距離L11'だけ進んだ基準面の位置で実質的に焦点を結ぶ。
図8は、第2の光素子1020が光束fl1002に与える作用を概略的に示す。図8は、図5に対応する図である。光束fl1002は、光束fl2に対応する。光束fl1002は、光軸AXから最も離れた位置で第2の光素子1020に入射する光束である。図8は、yz平面の投影図ではなく、光束fl1002が進む方向に沿って見た場合の図である。
第2の光素子1020に入射した光束fl1002の収束角度は、光束fl1002が光軸AXに沿って第2の光素子1020内を距離L21だけ進む間に小さくなる。光束fl1002は、第2の光素子1020の出射面22において平行光となる前に出射面22から出射して、距離L21'だけ進んだ基準面の位置で実質的に焦点を結ぶ。
光出射面1022は、L21がL11より長くなるように、光軸AXを頂点として凹形状に形成されている。そのため、光束の進行方向に沿って見た場合、光入射面1021に入射してから光出射面1022から出射するまでの光路長について、光束fl1001の進行方向に沿って見た場合の光路長より、光束fl1002の進行方向に沿って見た場合の光路長を長くすることができる。これにより、光束fl1002の収束角度をより小さくすることができる。これにより、これにより、光路長の差を小さくすることができるため、ライン光200の端部における線幅と中心部における線幅との差を低減することができる。
また、光束fl1001の光路長と光束fl2の光路長が一致するように出射面22の形状を設計することで、光束fl1001及び光束fl2が基準面において実質的に焦点を結ぶようにすることができる。更に、基準面において光束全体の光路長が一致するように光出射面22の形状を設計することで、基準面において実質的に焦点を結ぶライン光を提供することができる。
なお、第2の光素子1020において、光入射面1021を平面形状とし、光出射面1022を凹形状にしてもよい。光入射面1021及び光出射面1022の両方を曲面形状としてもよい。各光線の間の光路長の差が小さくなるように設計できれば、光入射面1021及び光出射面1022のいずれを曲面形状とすることも可能である。
第2の光素子1020を備える光デバイス1030によっても、光デバイス1030と同様の効果を奏する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 第1の光素子
20 第2の光素子
30 光デバイス
80 発光部
90 投光装置
21 入射面
22 出射面
100 光学式センサ
120 レンズ
130 受光部
140 受光系
150 測定部
190 測定装置
200 ライン光
fl1、fl2 光束
1020 第2の光素子
1021 光入射面
1022 光出射面
1030 光デバイス
1080 発光部
1090 投光装置
fl1001、fl1002 光束

Claims (11)

  1. 入射光を第1の方向に広げる第1の光素子と、
    前記第1の光素子からの光を、前記第1の方向に直交する第2の方向に収束させる第2の光素子と
    を備え、
    前記第2の光素子は、前記第2の方向に屈折率分布を有し、光入射面から光出射面までの距離が、前記第1の方向において変化するように形成されている
    光デバイス。
  2. 前記第2の光素子の入射面及び出射面の少なくとも一方は、前記第1の方向に沿って曲面形状を有する
    請求項1に記載の光デバイス。
  3. 前記第2の光素子の屈折率は、前記第2の方向において、前記第2の光素子の光軸から離れるに従って減少する
    請求項1又は2に記載の光デバイス。
  4. 前記第2の光素子は、前記第2の方向に一次元の屈折率分布を有する
    請求項3に記載の光デバイス。
  5. 前記第2の光素子の前記光出射面は、凸形状を有する
    請求項3又は4に記載の光デバイス。
  6. 前記第2の光素子の前記光入射面は、平面形状を有する
    請求項5に記載の光デバイス。
  7. 前記第2の光素子に入射する光線の進行方向における前記光入射面から前記光出射面までの距離は、前記第1の方向において、当該光線が前記第2の光素子の光軸から離れるに従って、減少する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の光デバイス。
  8. 前記光入射面及び前記光出射面の少なくとも一方の形状は、前記光デバイスの光軸と交差する予め定められた基準面上において前記第2の光素子からの光が前記第1の方向に延びる実質的に線状の光に収束するように、形成されている
    請求項1から7のいずれか一項に記載の光デバイス。
  9. 請求項1から7のいずれか一項に記載の光デバイスと、
    前記第1の光素子への入射光を発する発光部と
    を備える投光装置。
  10. 請求項1から7のいずれか一項に記載の光デバイスと、
    前記光デバイスから出射される前記第1の方向に延びる線状の光により、対象物の形状を測定する測定部と
    を備える光学式センサ。
  11. 前記第1の光素子への入射光を発する発光部
    をさらに備える請求項10に記載の光学式センサ。
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