JP6747261B2 - 作業機械のエンジン再始動システムおよびエンジン再始動方法 - Google Patents
作業機械のエンジン再始動システムおよびエンジン再始動方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6747261B2 JP6747261B2 JP2016223647A JP2016223647A JP6747261B2 JP 6747261 B2 JP6747261 B2 JP 6747261B2 JP 2016223647 A JP2016223647 A JP 2016223647A JP 2016223647 A JP2016223647 A JP 2016223647A JP 6747261 B2 JP6747261 B2 JP 6747261B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- work machine
- obstacle factor
- crane
- obstacle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
Description
このような構成によれば、アイドリングストップ機能を備えた作業機械の安全性向上を実現することができる。
このような構成によれば、障害因子の誤検知や検知漏れを抑制することができ、これにより、アイドリングストップ機能を備えた作業機械の安全性向上を確実に実現することができる。
このような構成によれば、エンジンの自動再始動時において作業機械が予期せず動作することを防止でき、アイドリングストップ機能を備えた作業機械の更なる安全性向上を実現することができる。
このような構成によれば、アイドリングストップ機能を備えた作業機械の安全性向上を実現することができる。
このような構成によれば、障害因子の誤検知や検知漏れを抑制することができ、アイドリングストップ機能を備えた作業機械の安全性向上を確実に実現することができる。
このような構成によれば、エンジンの自動再始動時において作業機械が予期せず動作することを防止でき、アイドリングストップ機能を備えた作業機械の更なる安全性向上を実現することができる。
まず始めに、本発明の一実施形態に係るエンジン再始動システムの適用対象たる作業機械の一例であるクレーンの全体構成について、図1を用いて説明する。
図1に示す如く、クレーン1は、本発明の一実施形態に係るエンジン再始動システムの適用対象たる作業機械の一例であり、所望の場所に移動可能な移動式クレーンである。
クレーン1は、走行車両10と、作業機であるクレーン装置20を備えている。
走行車両10の四方角部には、アウトリガ12・12・12・12が設けられている。アウトリガ12は、走行車両10の幅方向両側に油圧によって延伸可能な張り出しビーム12aと地面に垂直な方向に延伸可能な油圧式のジャッキシリンダ12bとから構成されている。そして、走行車両10は、ジャッキシリンダ12bを接地させることにより、クレーン1を作業可能な状態とすることができ、張り出しビーム12aの延伸長さを大きくすることにより、クレーン1の作業可能範囲(作業半径)を広げることができる。
クレーン装置20は、メインフックブロック23の他に、搬送物Wを引掛けて吊り下げるためのサブフックブロック24をさらに備えており、サブフックブロック24には、搬送物Wを吊るサブフックF2が設けられている。
メインウインチ26は、メインワイヤロープ27が巻きつけられるメインドラムがメイン用油圧モータによって回転されるように構成されている。メインウインチ26は、メイン用油圧モータが一方向へ回転するように作動油が供給されることでメインドラムに巻きつけられているメインワイヤロープ27を繰り出し、メイン用油圧モータが他方向へ回転するように作動油が供給されることでメインワイヤロープ27をメインドラムに巻きつけて繰り入れるように構成されている。
作業機コントローラ40は、キャビン30内の運転座席31(図1参照)の周囲に配置された各種レバーや各種ペダル等の操作具51の操作に応じて、起伏シリンダ25、伸縮シリンダ52、旋回モータ53等への作動油の給排制御を行う各種の制御弁V・V・・・をコントロールする。
アイドリングストップセンサ54は、アイドリング状態を停止させるべき条件が整ったことを検出すると、エンジン60を自動的に停止させる信号(以下、自動停止信号と記載する)を下部コントローラ41に送出する。以下、エンジン60が自動的に停止された状態を「アイドリングストップ」とも記載する。
そして、下部コントローラ41は、作業機コントローラ40から自動停止信号を受信すると、ECU61を介してエンジン60を停止させる。なお、アイドリングストップセンサ54が自動停止信号を送出する条件を構成する項目としては、伸縮ブーム22の操作の有無や、伸縮ブーム22の先端に吊り下げられている吊荷の有無だけではなく、キャビン30(運転座席31)におけるオペレータの有無等を含む構成としてもよい。
また、クレーン1においては、作業機コントローラ40や下部コントローラ41は、エンジン60が停止してもPTOスイッチ58がONであれば、バッテリ63から電力が供給されるように構成されている。
図2に示す如く、エンジン再始動システム70は、下部コントローラ41、障害因子検出手段71、判定部72、領域設定部73等によって構成されている。
判定部72は、障害因子検出手段71から下部コントローラ41に入力される障害因子の検出信号に基づいて、エンジン60の再始動の可否を判定する部位である。
領域設定部73は、障害因子検出手段71による障害因子の検出をどの範囲(領域)で行うか、その領域を設定するための部位である。
図1に示すように、第一の実施形態に係る障害因子検出手段71は、伸縮ブーム22の先端部(トップブーム部材22f)に付設したカメラ71Aである。
エンジン再始動システム70を構成する障害因子検出手段71として、カメラ71Aを用いた場合には、クレーン1(特に走行車両10)の周囲の俯瞰画像をカメラ71Aで撮影し、撮影した画像データに基づいて、画像処理の手法により、障害因子を検出する。
尚、エンジン再始動システム70を構成するカメラ71Aは、クレーン1の搬送物W(吊荷)を監視するための監視カメラと兼用してもよい。また、カメラ71Aを付設する位置は、伸縮ブーム22の先端部には限定されず、キャビン30の上部等に複数のカメラを配置する構成であってもよく、走行車両10の周囲の俯瞰画像が撮影できる構成であれば、種々の構成を採用し得る。
カメラ71Aによって、クレーン1の周囲全体を広い範囲で障害因子を検出しようとすると、誤検知や検知漏れが生じる可能性が高くなる。
尚、クレーン1の周囲の状況を俯瞰的に把握するための手段としては、カメラ71Aのみならず、レーザーセンサ等を用いることも可能である。
このような構成によれば、障害因子の誤検知や検知漏れを抑制することができ、これにより、アイドリングストップ機能を備えたクレーン1の安全性向上を確実に実現することができる。
エンジン再始動システム70を構成する障害因子検出手段71として、障害物センサ71B・71Bを用いる場合には、走行車両10の下部全域を警戒領域Dとして設定する。
エンジン再始動システム70を構成する障害因子検出手段71として、人感センサ71C・71Cを用いる場合には、走行車両10の下部全域を警戒領域Dとして設定する。
即ち、カメラ71Aで撮影した俯瞰画像と、障害因子の走行車両10の下部への進入を検知する障害物センサ71Bおよび人感センサ71Cを組み合わせることによって、人が走行車両10のキャビン30内に乗り込んだのか、それとも、走行車両10の下部にもぐりこんだのか、を正確に区別することができるようになり、何処に人がいるのかという情報をオペレータに提示することも可能になる。
このような構成のエンジン再始動システム70によれば、アイドリングストップ機能を備えたクレーン1の安全性向上を実現することができる。
図2および図5に示す如く、クレーン1(図1参照)がアイドリングストップ状態であって、バッテリ電圧センサ56によって、バッテリ63の過放電を検出した場合(S001)、エンジン再始動システム70は、下部コントローラ41によって、キャビン30(図1参照)内に警告を行う(S002)。
このときの警告は、キャビン30内に設けられたランプ(図示せず)の点滅や液晶パネル(図示せず)への表示、スピーカ(図示せず)からの警告音の発報等によって行い、キャビン30内のオペレータに対して、バッテリ63の過放電状態を報知する。
ここ(S003)では、運転座席31にオペレータがいる場合(YESの場合)には、バッテリ63の過放電状態が解消されるまで、下部コントローラ41によって、警告を発し続ける。尚、この場合には、オペレータの操作に基づいてエンジン60の再始動が行われ、バッテリ63の過放電状態が解消されることを見込んでいる。
キャビン30の外部への警告は、障害因子検出手段71によって、警戒領域Dにおける障害因子の検出がなくなるまで発し続ける。この場合、キャビン30の外部への警告に基づいて、警戒領域Dの外側に人が移動したり、警告に気付いた作業員が警戒領域D内の物を外部に移動させたりすることが見込まれている。
このときの警告は、キャビン30の外部に設けられた回転灯(図示せず)の点灯や、スピーカ(図示せず)からの警告音、警告音声の発報等によって行い、キャビン30の外部にいる者に対して、まもなくエンジン60の再始動が行われる旨を報知する。
これにより、クレーン1のアイドリングストップ状態が解除される。
このような構成によれば、アイドリングストップ機能を備えたクレーン1の安全性向上を実現することができる。
このような構成のエンジン60の再始動方法によれば、障害因子の誤検知や検知漏れを抑制することができ、アイドリングストップ機能を備えたクレーン1の安全性向上を確実に実現することができる。
図2、図6に示す如く、クレーン1(図1参照)では、エンジン再始動システム70によってエンジン60が再始動され、アイドリングストップ状態が解除されるとき、同時にエンジン再始動システム70は、下部コントローラ41によって、作業機コントローラ40に制限信号を送出し、クレーン1(即ち、クレーン装置20の各部)の動作を制限する処理を行う(S101)。
具体的には、エンジン再始動システム70は、下部コントローラ41によって、作業機コントローラ40に制限信号を出力することによって、クレーン装置20の各部の動作を制限する構成としている。
ここ(S102)で、下部コントローラ41によって、運転座席31にオペレータが着座していると判定された場合には、エンジン再始動システム70は、クレーン1(即ち、クレーン装置20の各部)の動作の制限を解除する(S103)。
具体的には、エンジン再始動システム70は、下部コントローラ41によって、作業機コントローラ40に対する制限信号の出力を止めることによって、クレーン装置20の各部の動作の制限を解除する。
このような構成によれば、エンジン60の自動再始動時においてクレーン1が予期せず動作することを防止でき、アイドリングストップ機能を備えたクレーン1の更なる安全性向上を実現することができる。
20 クレーン装置(作業機)
40 作業機コントローラ(第一の制御手段)
41 下部コントローラ(第二の制御手段)
60 エンジン
62 電動モータ(エンジン始動手段)
70 エンジン再始動システム
71 障害因子検出手段
71A カメラ(障害因子検出手段の第一の実施形態)
71B 障害物センサ(障害因子検出手段の第二の実施形態)
71C 人感センサ(障害因子検出手段の第三の実施形態)
72 判定部(判定手段)
73 領域設定部(領域設定手段)
D 警戒領域(領域)
Claims (6)
- 作業機の動作を制御するとともに前記作業機の使用状態を検出する第一の制御手段を備え、前記第一の制御手段によって、前記作業機の使用状態に応じてエンジンへ自動停止信号を出力して前記エンジンを自動停止させる、アイドリングストップ機能を有する作業機械のエンジン再始動システムであって、
アイドリングストップ状態の前記エンジンを再始動する再始動信号を出力する第二の制御手段と、
前記作業機械の周囲における障害因子を検出する障害因子検出手段と、
前記エンジンの始動可否を判定する判定手段と、
を備え、
前記エンジンがアイドリングストップ状態であるときに、
前記障害因子検出手段によって障害因子が検出されない場合には、
前記判定手段によって、前記エンジンの始動を許可する判定を行うとともに、
前記第二の制御手段によって、前記エンジンを始動させるエンジン始動手段に再始動信号を出力する、
ことを特徴とする作業機械のエンジン再始動システム。 - さらに、
前記作業機械の周囲に前記障害因子を検出する領域を設定する領域設定手段を備え、
前記障害因子検出手段によって、前記領域における障害因子を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の作業機械のエンジン再始動システム。 - 前記第二の制御手段は、
前記エンジンに再始動信号を出力するときに、
前記第一の制御手段に対して、前記作業機の動作を制限する制限信号を出力する、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の作業機械のエンジン再始動システム。 - 作業機の動作を制御するとともに前記作業機の使用状態を検出する第一の制御手段によって、前記作業機の使用状態に応じてエンジンへ自動停止信号を出力して、前記エンジンを自動停止させる、アイドリングストップ機能を有する作業機械のエンジン再始動方法であって、
前記エンジンがアイドリングストップ状態であるときに、
前記作業機械の周囲における障害因子を検出する障害因子検出手段によって障害因子を検出し、前記障害因子が検出されない場合には、前記エンジンの始動可否を判定する判定手段によって、前記エンジンの始動を許可する判定を行うとともに、アイドリングストップ状態の前記エンジンに再始動信号を出力する第二の制御手段によって、前記エンジンを始動させるエンジン始動手段に再始動信号を出力する、
ことを特徴とする作業機械のエンジン再始動方法。 - 領域設定手段によって、前記作業機械の周囲に前記障害因子を検出する領域を設定し、
前記障害因子検出手段によって、前記領域における障害因子を検出する、
ことを特徴とする請求項4に記載の作業機械のエンジン再始動方法。 - 前記第二の制御手段は、
前記エンジンに再始動信号を出力するときに、
前記第一の制御手段に対して、前記作業機の動作を制限する制限信号を出力する、
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の作業機械のエンジン再始動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016223647A JP6747261B2 (ja) | 2016-11-16 | 2016-11-16 | 作業機械のエンジン再始動システムおよびエンジン再始動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016223647A JP6747261B2 (ja) | 2016-11-16 | 2016-11-16 | 作業機械のエンジン再始動システムおよびエンジン再始動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018080646A JP2018080646A (ja) | 2018-05-24 |
JP6747261B2 true JP6747261B2 (ja) | 2020-08-26 |
Family
ID=62197095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016223647A Active JP6747261B2 (ja) | 2016-11-16 | 2016-11-16 | 作業機械のエンジン再始動システムおよびエンジン再始動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6747261B2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006257724A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 作業機械の安全装置 |
JP4862881B2 (ja) * | 2008-11-25 | 2012-01-25 | コベルコクレーン株式会社 | エンジン制御装置 |
JP2011208568A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Kobelco Cranes Co Ltd | 作業機械のエンジン制御装置 |
JP2012067629A (ja) * | 2010-09-21 | 2012-04-05 | Tadano Ltd | 作業車両のアイドリングストップ装置 |
JP5731152B2 (ja) * | 2010-09-22 | 2015-06-10 | 株式会社タダノ | 作業車両のアイドリングストップ装置 |
JP6122088B2 (ja) * | 2015-11-17 | 2017-04-26 | 株式会社タダノ | 作業機 |
-
2016
- 2016-11-16 JP JP2016223647A patent/JP6747261B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018080646A (ja) | 2018-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6390065B2 (ja) | クレーン | |
JP2010241548A (ja) | クレーンの安全確認装置 | |
WO2020235450A1 (ja) | 作業機械および作業機械における映像表示制御方法 | |
WO2020189578A1 (ja) | 作業機械 | |
JP2009193494A (ja) | 警報システム | |
JPWO2017170243A1 (ja) | 作業機械 | |
WO2017057593A1 (ja) | クレーン車 | |
WO2022080025A1 (ja) | 建設機械 | |
WO2020235448A1 (ja) | 作業機械および作業機械の制御方法 | |
JP6365513B2 (ja) | 建設機械 | |
JP6747261B2 (ja) | 作業機械のエンジン再始動システムおよびエンジン再始動方法 | |
WO2020129573A1 (ja) | 作業車 | |
JP2013076381A (ja) | 作業機械 | |
CN110194419B (zh) | 甲板起重机系统及甲板起重机的控制方法 | |
JP6202665B2 (ja) | 作業機械の外部電源接続装置 | |
JP2021187636A (ja) | クレーン走行支援装置 | |
KR20210140724A (ko) | 쇼벨 | |
CN113443561B (zh) | 起重机及起重机的监视装置 | |
JP7399836B2 (ja) | 作業車両 | |
WO2020235176A1 (ja) | 作業機械 | |
JP2009263092A (ja) | ウインチ装置 | |
CN113443561A (zh) | 起重机及起重机的监视装置 | |
JP2024006225A (ja) | 作業機械用監視装置 | |
JPH1111881A (ja) | タワークレーンのブーム起伏制御方法および同装置 | |
JP2013044286A (ja) | バッテリ上がり防止装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20170313 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170313 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191024 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200707 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200720 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6747261 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |