JP6746792B2 - トルク伝達方向変更機構 - Google Patents

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Description

本発明は、ラチェット機構に係り、特に順方向非係合の方向変更防止機構に関する。
工具を締め付けるためのラチェットレンチとして、ハンドルの端部に回転体が接続され、回転体の円周側にラチェットが設けられ、正逆となる一対の係止爪のうちの1つの係止爪が選択的にラチェットと組み合わせられることによって、回転体で締付具を直接または間接的に正転方向または逆転方向に回転させ、係止爪に接続される切り替えアセンブリによって正逆回転方向を切り替える(たとえば特許文献1、2)。
中国特許出願公開第102019595号明細書 特開2004−345011号公報
上述した従来技術では、以下の不備が存在する。
(1)ハンドルによって回転体を回転させる際に、主に2種類の状態を有する。状態1として、ハンドルは、順方向に回転する際に、トルクを回転体に伝達するが、逆方向に回転する際に、回転体がハンドルに対し滑る。状態2として、ハンドルは、逆方向に回転する際に、トルクを回転体に伝達するが、順方向に回転する際に、回転体がハンドルに対し滑り、ハンドルが空転する。当該2種類の状態では、正逆方向でハンドルと回転体との間のトルク伝達を同時に遮断することができない。作業環境によっては、状態3が必要となる。したがって、さまざまな作業環境に適用する際に、一定の制限が存在する。
もちろん、切り替えアセンブリによって、順方向、逆方向の係止爪が特定位置に位置ように制御する際に、順方向、逆方向の係止爪の両方がラチェットから離脱する可能性がある。しかし、それは、切り替えの本来の目的ではなく、当該特定位置において正しい位置決めができず、正常な作動状態を有しない。
(2)順方向、逆方向の一対の係止爪のうちの1つがラチェットと組み合わせて正逆回転方向の切り替えを実現するには、いずれも切り替えアセンブリが必要であり、切り替えの際に一定の不便が存在する。
本発明は、さまざまな作業環境のニーズに応えることができるとともに、トルク伝達と状態の切り替えを直接ハンドルで実現できる順方向非係合の方向変更防止機構を提供する。
デュアルラチェットスリーブと、ポールベースと、偏心駆動機構と、工具ハンドルとを含む順方向非係合の方向変更防止機構であって、以下の特徴を有する。当該デュアルラチェットスリーブの軸線方向には、一方が順方向ワンウェイラチェットリングギヤであり、他方が逆方向ワンウェイラチェットリングギヤである第1ワンウェイラチェットリングギヤと第2ワンウェイラチェットリングギヤとが配置される。当該ポールベースは、前記デュアルラチェットスリーブの軸線方向に上部領域と下部領域とに分けられる。前記ポールベースの前記上部領域が前記デュアルラチェットスリーブの内部に回転可能に取り付けられることによって、前記ポールベースは、前記デュアルラチェットスリーブの軸線周りに回転可能であり、前記デュアルラチェットスリーブの軸線方向に動きが規制されて位置決めされる。前記ポールベースの前記上部領域には、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直な方向に移動可能な第1ポールと第2ポールとが取り付けられる。前記第1ポール、前記第2ポールは、それぞれ、前記第1ワンウェイラチェットリングギヤ、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に対し、嵌められまたは離脱するように移動可能である。前記ポールベースは、前記上部領域から前記下部領域まで延びる駆動レバー案内孔を有する。当該駆動レバー案内孔の軸線は、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に対して平行である。前記第1ポール及び前記第2ポールを駆動するための前記偏心駆動機構は、偏心輪と、偏心輪軸と、ポール駆動レバーと、弾性押さえ具とを含む。前記偏心輪は、前記ポールベースの下部領域に前記偏心輪軸を介して回転可能に取り付けられる。前記偏心輪軸の軸線は、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直である。前記ポール駆動レバーは、前記ポールベースの内部の駆動レバー案内孔の内部に配置され、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行な方向に移動可能である。前記ポール駆動レバーは、前記ポールベースの前記上部領域に位置する部分が前記第1ポール及び前記第2ポールに接触し、前記ポール駆動レバーは、前記ポールベースの前記下部領域に位置する一端が前記弾性押さえ具を介して前記偏心輪の表面に押し付けられる。前記ポールベースを回転させる前記工具ハンドルを前記偏心輪または前記偏心輪軸に接続して固定することによって、前記工具ハンドルと前記偏心輪との連動を実現する。前記工具ハンドルは、前記偏心輪の回転によって、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行な方向に前記ポール駆動レバーを移動させ、さらに、前記ポール駆動レバーの駆動によって、前記第1ポール、前記第2ポールは、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直な方向に移動して、前記順方向ワンウェイラチェットリングギヤ、前記逆方向ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められまたは離脱する。ここで、前記工具ハンドルは、第1位置、第2位置、第3位置に位置決められるように回転される。前記第1位置では、(a)前記工具ハンドルの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直である、(b)前記第1ポールが前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、前記第2ポールが前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する、との条件が必然的に同時に発生する。前記第2位置では、(c)前記工具ハンドルの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行である、(d)前記第1ポール、前記第2ポールは、それぞれ、対応する前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する、との条件が必然的に同時に発生する。前記第3位置では、(e)前記工具ハンドルの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直である、(f)前記第2ポールが前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、前記第1ポールが前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する、との条件が必然的に同時に発生する。
さらに、前記偏心駆動機構で、前記ポール駆動レバーの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行になるように配置され、前記ポール駆動レバーの長手方向の両側面は第1側面、第2側面である。前記ポール駆動レバーには、その長手方向において順に第1ポール作動セクション、共通作動セクション、第2ポール作動セクションが設けられる。前記第1ポール作動セクションは、前記第1側面で前記ポール駆動レバーの長手方向と角度をなす第1傾斜面を有する。前記第2ポール作動セクションは、前記第2側面で前記第1傾斜面に平行な第2傾斜面を有し、かつ前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とが前記ポール駆動レバーの長手方向に対して逆方向となるように設けられる。前記共通作動セクションは、前記第1側面、前記第2側面でそれぞれ前記ポール駆動レバーの長手方向に平行な第1平行面、第2平行面を有し、かつ前記第1側面の前記第1平行面と前記第1傾斜面とは近接して設けられて第1ポール駆動面を形成し、前記第2側面の前記第2平行面と前記第2傾斜面とは近接して設けられ第2ポール駆動面を形成する。前記第1ポールは、前記第1ポール駆動面と組み合わされる第1案内部と、第1スプリングリミットとを有し、前記第1スプリングリミットと前記ポールベースとの間に第1復帰スプリングが設けられる。前記第2ポールは、前記第2ポール駆動面と組み合わされる第2案内部と、第2スプリングリミットとを有し、前記第2スプリングリミットと前記ポールベースとの間に第2復帰スプリングが設けられる。
さらに、前記第1ポールは、前記第1復帰スプリングの弾性変形力によって前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、前記第2ポールは、前記第2復帰スプリングの弾性変形力によって前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められる。前記第1ポール、前記第2ポールは、ともに前記ポール駆動レバーの駆動によって、前記第1ワンウェイラチェットリングギヤ、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する。
さらに、前記第1ワンウェイラチェットリングギヤと前記第1ポールとの組み合わせ、および前記第2ワンウェイラチェットリングギヤと前記第2ポールとの組み合わせで、前記第1ポール、前記第2ポールの移動方向と、対応する前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝との作動面角度が0〜5°であり、非作動面角度が50〜60°である。
さらに、前記ポールベースは、分離型構造であり、前記ポールベースの前記上部領域は、固定部分と可動部分を含み、前記固定部分は、前記ポールベースの前記下部領域と一体で加工される。
さらに、分離型ポールベースの構造で前記第1ポール、前記第2ポールの作動面は、前記可動部分側に位置し、非作動面は、前記固定部分側に位置する。
さらに、前記駆動レバー案内孔の軸線は、前記ポールベースの中心に位置し、かつ前記デュアルラチェットスリーブの軸線に重なる。
(1)本発明において、偏心駆動機構の動作で第1ポール、第2ポールを駆動することによって、第1、第2ポールのうちの一方は、対応する第1ワンウェイラチェットリングギヤまたは第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、他方は、対応する第1ワンウェイラチェットリングギヤまたは第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱し、または、第1、第2ポールは、同時に第1、第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する。デュアルラチェットスリーブとポールベースとの間のトルク伝達方向を変更させ、順方向回転と逆方向空転、逆方向回転と順方向空転、及び正逆方向の空転の3種類の作動状態を実現する。
(2)本発明において、工具ハンドルと偏心駆動機構の偏心輪または偏心輪軸を接続して連動を実現するため、デュアルラチェットスリーブとポールベースとの間のトルク伝達方式または方向を変更する必要がある場合、工具ハンドルの回転で偏心輪を回転させ、さらに弾性押さえ具と組み合わせてポール駆動レバーを動作させ、第1、第2ポールが第1、第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に対し嵌められまたは離脱するようにして、作動状態の切り替えを実現する。そのため、別途設置された切り替えアセンブリによって行う必要がない。
(3)本発明において、工具ハンドルが3つの位置に位置決められるように回転される。第1、第3位置では、第1、第2ポールのうちの一方は、対応するワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、他方は、対応するワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する。当該状態では、工具ハンドルでポールベースを駆動してトルク伝達を行う必要がある。当該位置では、工具ハンドルの長手方向がちょうどデュアルラチェットスリーブの軸線方向に垂直であるため、工具ハンドルが最も省力の位置に位置し、さらに本機構の利便性を向上させる。
(4)本発明において、デュアルラチェットスリーブは、第1ワンウェイラチェットリングギヤと第2ワンウェイラチェットリングギヤを有する。そのため、デュアルラチェットスリーブの回転方向を制御する第1、第2ポールは、内蔵型の取付態様を採用することができ、本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の全体的なサイズを効果的に小さくでき、よりコンパクトな構造とすることができる。
(5)本発明において、偏心駆動機構のポール駆動レバーは、セクショナル楔状構造であり、ポールの案内部と組み合わせ、復帰スプリングとともに、第1、第2ポールをデュアルラチェットスリーブの軸線方向に垂直な方向に移動させる。3種類の作動状態のうち、第1、第2ポールがフロントリミットまたはリヤリミットに位置するため、中間位置の作動状態が存在しない。よって、作動位置が明確であり、正確である。
好ましい実施形態として、第1、第2復帰スプリングの弾性変形力によって、第1、第2ポールが第1、第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、ポール駆動レバーと第1、第2ポールの案内部との組み合わせによって、第1、第2ポールが第1、第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する。機構においてデュアルラチェットスリーブと第1、第2ポールとが過度に締め付けられて離脱できないということが避けられ、機構の信頼性を確保することができる。
(6)本発明において、第1、第2ポールの移動方向と、対応する第1、第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝との角度を選択する際に、本発明で限定された角度の範囲とすることにより、第1、第2ポールは、滞ることもなく係止されることもなく、よりスムーズに第1、第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に対し嵌められまたは離脱する。
(7)本発明において、ポールベースは、固定ベースと可動ベースとを組み合わせた形態であり、第1、第2ポールおよび第1復帰スプリング、第2復帰スプリングを容易にポールベースに取り付けられると同時に、ポールベースの加工及び製造に有利である。
(8)本発明において、ポール駆動レバーを収容して案内するための駆動レバー案内孔がポールベースの中心に設けられるため、加工しやすく、かつ意匠性に優れる。
以下、添付図面と具体的な実施形態と関連付けて本発明をさらに説明する。
本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1の外観を示す。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1の立体分解図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1の正面図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1の側面図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1の平面図である。 図4のA−A線断面図である。 図6のB−B線断面図である。 図6のC−C線断面図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1のデュアルラチェットスリーブの構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1のポールベースの構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1のポール駆動レバーの構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1のポール駆動レバーの正面図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1の第1ポールと第1復帰スプリングの構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1の第2ポールと第2復帰スプリングの構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1における偏心輪軸を示す。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1におけるポールベース、偏心駆動機構および工具ハンドルの接続形式2の構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1におけるポールベース、偏心駆動機構および工具ハンドルの接続形式3の構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1におけるポールベース、偏心駆動機構および工具ハンドルの接続形式4の構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例2の正面図である。 図19のD−D線断面図である。 図19のE−E線断面図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例2におけるポールベース、偏心駆動機構および工具ハンドルの接続形式の構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例2における偏心輪軸の構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例2における偏心輪と工具ハンドルの構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例2におけるポール駆動レバーの構造図である。 本発明の順方向非係合の方向変更防止機構の実施例1に基づく自動車保守スリーブレンチの構造図である。
本発明は、以下の実施例によって、当業者にとってより明らかになる。しかし、それによって記載した実施例により本発明は限定されることはない。
(実施例1)
図1〜8には、デュアルラチェットスリーブ1と、ポールベース2と、偏心駆動機構3と、工具ハンドル4とを含む本実施例の順方向非係合の方向変更防止機構の構造が示されている。
図9に示すように、デュアルラチェットスリーブ1には、その軸線方向に第1ワンウェイラチェットリングギヤ11と第2ワンウェイラチェットリングギヤ12とが配置されている。第1ワンウェイラチェットリングギヤ11と第2ワンウェイラチェットリングギヤ12とのうち、一方は順方向ワンウェイラチェットリングギヤであり、他方は逆方向ワンウェイラチェットリングギヤである。
本実施例において、第1ワンウェイラチェットリングギヤ11と第2ワンウェイラチェットリングギヤ12とを段階状構造にし、すなわちそれぞれを異なる径にする。これにより、第1ワンウェイラチェットリングギヤ11と第2ワンウェイラチェットリングギヤ12とを、直接デュアルラチェットスリーブ1に一体加工で成型するのに有利であるとともに、一体で成型されたデュアルラチェットスリーブ構造の体積を小さくでき小型の順方向非係合の方向変更防止機構を製造するのに有利である。
ポールベース2は、図10に示すように、デュアルラチェットスリーブの軸線方向に上部領域2aと下部領域2bとに分けられる。ポールベース2の上部領域2aの外円面には、外側リング形状スナップリング溝23が加工される。またデュアルラチェットスリーブ1の内壁には、対応する内側リング形状スナップリング溝13が加工される。ポールベースの上部領域2aは、デュアルラチェットスリーブ1に嵌められ、前記外側リング形状スナップリング溝23、内側リング形状スナップリング溝13に嵌められたスナップリング5によって、デュアルラチェットスリーブ1の内部に回転可能に取り付けられる。よって、ポールベース2は、デュアルラチェットスリーブ1の軸線周りに回転可能であるとともに、デュアルラチェットスリーブ1の軸線方向には動きが規制されて位置決められている。
ポールベース2の上部領域2aには、第1ポール21と第2ポール22とが取り付けられる。第1ポール21と第2ポール22とは、ポールベースの上部領域2aがデュアルラチェットスリーブ1の内部に取り付けられると、第1ワンウェイラチェットリングギヤ11と第2ワンウェイラチェットリングギヤ12とに位置決められる。同時に、第1ポール21と第2ポール22とは、ポールベースの上部領域2aで、デュアルラチェットスリーブ1の軸線に垂直な方向に移動可能に配置される。さらに、第1ポール21または第2ポール22は、外力で駆動されて移動すると、その端部が、対応する第1ワンウェイラチェットリングギヤ11または第2ワンウェイラチェットリングギヤ12の歯溝に押し込まれ、ポールベース2とデュアルラチェットスリーブ1との相対的な回転を制限する。
ポールとラチェットをスムーズに組み合わせるために、第1ワンウェイラチェットリングギヤ11と第1ポール21との組み合わせ、および第2ワンウェイラチェットリングギヤ12と第2ポール22との組み合わせにおいては、第1、第2ポールの移動方向と、対応する第1、第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝との作動面角度は0〜5°であり、非作動面角度は50〜60°に設定されている。
ここで、作動面と非作動面とは、具体的に、ポール(すなわち第1ポールまたは第2ポール)とデュアルラチェットスリーブとの組み合わせにおいて、ポールがデュアルラチェットスリーブを回転させる際に、ポールとデュアルラチェットスリーブのラチェットの接触面は、作動面であるが、ポールとデュアルラチェットスリーブが相対的に滑る際に、ポールとデュアルラチェットスリーブのラチェットの接触面は、非作動面である。
ポールベース2の下部領域2bは、方向変更駆動機構を取り付けるための本体構造として用いられる。
方向変更駆動機構として、本実施例では、偏心輪31と、偏心輪軸32と、ポール駆動レバー33と、弾性押さえ具34とを含む偏心駆動機構3が用いられる。偏心輪31は、ポールベース2の下部領域に偏心輪軸32を介して回転可能に取り付けられる。偏心輪軸32の軸線は、デュアルラチェットスリーブ1の軸線に垂直である。ポール駆動レバー33は、ポールベース2の内部に配置される。ポールベース2は、デュアルラチェットスリーブ1の軸線に平行な案内孔27を有する。ポール駆動レバー33は、当該案内孔27に取り付けられることによって、デュアルラチェットスリーブ1の軸線に平行な方向に移動可能である。ポール駆動レバー33は、ポールベースの上部領域2aに位置する部分が第1ポール、第2ポールに接触する。ポール駆動レバーは、ポールベースの下部領域2bに位置する一端が弾性押さえ具34を介して偏心輪31の表面に押し付けられる。
弾性押さえ具34は、ポール駆動レバー33を偏心輪31の表面に押し付ける際に、ポール駆動レバー33の長軸方向において、偏心輪31から離れた側に配置される。弾性押さえ具34は、ポールベース2の上部の押さえ具取付孔28の内部に設けられ、キャップ35によって位置決められて固定される。
この方式によれば、弾性押さえ具34の交換・保守に有利であるとともに、ポールベース2の加工に際し、ポール駆動レバーを収容するための空間および弾性押さえ具34を収容するための押さえ具取付孔28を、1つの共通の孔で実現することができ、加工に有利である。
本実施例のより具体的な実施形態として、偏心駆動機構3では、ポール駆動レバー33と弾性復帰具との組み合わせによって第1ポール21、および第2ポール22の動作を実現する。すなわち、ポール駆動レバー33によって、第1ポール21、及び第2ポール22を駆動して、デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直な方向のうちの一方向に移動させる。また、弾性復帰具によって、第1ポール21、第2ポール22を駆動して、デュアルラチェットスリーブ1の軸線に垂直な方向のうちの他方向に移動させる。
具体的に、ポール駆動レバー33は、その長手方向がデュアルラチェットスリーブ1の軸線と平行するように配置され、ポール駆動レバー33の長手方向の両側面は第1側面、及び第2側面である。図11と図12に示すように、ポール駆動レバーは、セクショナル楔状構造であり、その長手方向において順に第1ポール作動セクション331、共通作動セクション332、及び第2ポール作動セクション333が設けられる。第1ポール作動セクション331は、第1側面において、ポール駆動レバー33の長手方向と角度をなす第1傾斜面3311を有する。第2ポール作動セクション333は、第2側面において、第1傾斜面3311に平行な第2傾斜面3331を有している。また、第1傾斜面3311と第2傾斜面3331とは、ポール駆動レバー33の長手方向に対して逆方向となるように設けられる。共通作動セクション332は、第1、第2側面でそれぞれポール駆動レバー33の長手方向に平行な第1平行面3312、第2平行面3332を有する。また、第1側面の第1平行面3312と第1傾斜面3311とは近接して設けられて第1ポール駆動面を形成し、第2側面の第2平行面3332と第2傾斜面3331とは近接して設けられ第2ポール駆動面を形成する。
図13に示すように、第1ポール21は、第1ポール駆動面と組み合わされる第1案内部211と、第1スプリングリミット212とを有し、第1スプリングリミット212とポールベース2との間に第1復帰スプリング23が設けられる。図14に示すように、第2ポール22は、第2ポール駆動面と組み合わされる第2案内部221と、第2スプリングリミット222とを有し、第2スプリングリミット222とポールベース2との間に第2復帰スプリング24が設けられる。
第1ワンウェイラチェットリングギヤ11、第2ワンウェイラチェットリングギヤ12に対し嵌められまたは離脱するように第1ポール21、第2ポール22を駆動する動力として、それぞれ、ポール駆動レバー33、弾性復帰具を選択したとする。この場合、弾性復帰具の弾性変形力によって、第1ポール21、第2ポール22を第1ワンウェイラチェットリングギヤ11、第2ワンウェイラチェットリングギヤ12に押し込み、ポール駆動レバーによって、第1ポール21、第2ポール22を逆方向に第1ワンウェイラチェットリングギヤ11、第2ワンウェイラチェットリングギヤ12から離脱させることが最適である。
機構においてデュアルラチェットスリーブと、第1ポール、第2ポールとは過度に組み合わせられて離脱できないということが避けられ、機構の信頼性を確保できるからである。
第1ポール21、第2ポール22、第1復帰スプリング23、及び第2復帰スプリング24を、より容易にポールベース2に取り付けられるようにするとともに、ポールベース2の加工及び製造のために、さらに、ポールベース2は、固定ベース25と可動ベース26とを組み合わせた形態とする(図10と図7とを参照する)。ポールベース2の上部領域2aは、固定部分と可動部分を含み、固定部分は、ポールベース2の下部領域2bと一体に加工される。一方、可動部分は、デュアルラチェットスリーブのインナーリングによって直接位置決められ、固定部分側に押し付けられる。
図7に示すように、分離型ポールベースの構造で、第1ポール21、第2ポール22の作動面は、可動部分側に位置し、非作動面は、固定部分側に位置する。ポールによってデュアルラチェットスリーブを回転させる際に、ポールが受ける反作用力は、可動部分に付勢される。
本実施例の順方向非係合の方向変更防止機構の作動中に、工具ハンドル4によってポールベース2を回転させる必要があるとともに、工具ハンドル4によって、偏心駆動機構3を介してデュアルラチェットスリーブ1とポールベース2の間のトルク伝達方式または方向を変更させる必要がある。
本実施例において、工具ハンドル4を偏心輪31または偏心輪軸32に接続して固定し、工具ハンドル4と偏心駆動機構3の連動を実現する。よって、工具ハンドル4は、偏心輪31の回転によって、デュアルラチェットスリーブ1の軸線に平行な方向にポール駆動レバー33を移動させる。さらに、ポール駆動レバー33の駆動によって、第1ポール21及び第2ポール22は、デュアルラチェットスリーブ1の軸線に垂直な方向に移動して、順方向ワンウェイラチェットリングギヤ、逆方向ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に対し嵌められまたは離脱する。
工具ハンドル4は、第1位置、第2位置、及び第3位置に位置するように回転される。第1位置では、(a)工具ハンドル4の長手方向がデュアルラチェットスリーブ1の軸線に垂直であること、(b)第1ポール21が第1ワンウェイラチェットリングギヤ11の歯溝に嵌められ、第2ポール22が第2ワンウェイラチェットリングギヤ12の歯溝から離脱するとの条件が必然的に同時に発生する。第2位置では、(c)工具ハンドル4の長手方向はデュアルラチェットスリーブ1の軸線に平行であり、(d)第1ポール21、第2ポール22は、それぞれ、対応する第1ワンウェイラチェットリングギヤ11の歯溝、第2ワンウェイラチェットリングギヤ12の歯溝から離脱するとの条件が必然的に同時に発生する。第3位置では、(e)工具ハンドル4の長手方向がデュアルラチェットスリーブ1の軸線に垂直であること、(f)第2ポール22が第2ワンウェイラチェットリングギヤ12の歯溝に嵌められ、第1ポール21が第1ワンウェイラチェットリングギヤ11の歯溝から離脱するとの条件が必然的に同時に発生する。
工具ハンドル4が第1位置と第3位置に位置するように回転されると、工具ハンドル4の長手方向はデュアルラチェットスリーブ1の軸線方向に対して垂直である。そのために、工具ハンドル4が最も省力の位置に位置し、さらに本機構の利便性を向上させる。
本実施例のポールベース2、偏心駆動機構3、および工具ハンドル4の接続形式について紹介する。
図2に示す方式1において、偏心輪31は工具ハンドル4と一体構造で作製され、ポールベース2の下部領域2bは、デュアル接続プレート構造であり、軸を支持するための2つの接続プレート29を有している。接続プレート29には、軸孔291があけられる。偏心輪31は、偏心輪軸32を介して、2つの接続プレート29の間で形成された隙間に回転可能に取り付けられ、ポール駆動レバー33に対応して設けられる。
当該方式では、図15に示すように、偏心輪軸32は、段階構造であり、円中軸体をその軸線に沿って一部をカットして形成される。よって、偏心輪軸32は、長手方向に沿って順に円柱セクション321と非円柱セクション322とを有している。非円柱セクション322の横断面は、円弧と弦からなる平面形状である。
偏心輪31は、工具ハンドル4と一体構造で作製され、その中心には、非円柱セクションをちょうど嵌め込み可能な偏心輪軸接続孔311があけられている。このように、偏心輪31と偏心輪軸32とは、非円柱セクション322によってトルク伝達が実現される。偏心輪軸32は、一方の接続プレートに嵌め込んだ部分が円柱セクション321であり、他方の接続プレートに嵌め込んだ部分が非円柱セクション322である。当該非円柱セクション322は、円柱軸体から一部をカットして形成される。そのため、偏心輪軸32は、ポールベース2のデュアル接続プレート構造に支持されてスムーズに回転することができる。工具ハンドル4を回転させれば、直接偏心輪31を偏心輪軸32の軸線周りに回転駆動できる。
図16に示す方式2では、偏心輪軸32の中部を偏心輪型面を加工することによって、偏心輪31と偏心輪軸32とを一体構造としている。
ポールベース2の下部領域2bにデュアル接続プレート構造が用いられ、2つの軸内側接続プレート29を有する。軸内側接続プレート29に軸孔291があけられている。工具ハンドル4は、2つの軸外側接続プレート41を有するY型構造であり、軸外側接続プレート41には同様に軸孔411があけられている。
偏心輪軸32は、2つの軸内側接続プレート29によって、ポールベース2の下部領域2bに回転可能に設けられる。偏心輪31は、2つの軸内側接続プレート29の間の隙間に位置し、ポール駆動レバー33に対応して設けられる。偏心輪軸32の両端部は、軸外側接続プレート41の軸孔411に嵌められ、軸外側接続プレート41に接続されて固定される。さらに、工具ハンドル4によって、偏心輪軸32、及び偏心輪31を、偏心輪軸32の軸線周りに回転させる。
図17に示す方式3は、方式1とは基本的に同一であるが、偏心輪31と工具ハンドル4とは分離した構造であり、工具ハンドル4が2つの軸外側接続プレート41を有するY型構造であり、偏心輪軸32の両端部が軸方向に沿ってポールベース2の接続プレート19から延出して工具ハンドル4に接続されるという点で相違する。工具ハンドル4に接続されて固定された偏心輪軸32によって、偏心輪31を回転駆動する。
図18に示す方式4では、工具ハンドル4は、Y型構造であり、その2つの上部が偏心輪の外部輪郭を有する構造に設けられている。すなわち、工具ハンドル4と偏心輪31とを一体にし、偏心輪31に偏心輪軸32の取付孔312があけられている。ポールベース2の下部領域2bは、単一接続プレート210の構造が用いられる。当該単一接続プレート210は、偏心輪軸32を貫通させる軸孔を有する。工具ハンドル4の上部の2つの偏心輪31は、単一接続プレート210の両側に設けられ、偏心輪軸32によって工具ハンドル4をポールベース2に回転可能に取り付ける。また、工具ハンドル4の上部の2つの偏心輪31のうちの1つは、ポール駆動レバー33に対応して設けられ、工具ハンドル4が偏心輪軸32周りに回転することによって、直接偏心輪31を回転させる。
(実施例2)
図19〜21は、デュアルラチェットスリーブ1´と、ポールベース2´と、偏心駆動機構3´と、工具ハンドル4´とを含む本実施例の順方向非係合の方向変更防止機構の構造が示されている。実施例1と比べ、ポールベース2´の上部領域から下部領域まで延びる駆動レバー案内孔27´の位置、偏心駆動機構3´における偏心輪31´と偏心輪軸32´とポール駆動レバー33´との構造を変更させた。
図20に示すように、本実施例の駆動レバー案内孔27´の軸線は、ポールベースの中心に位置し、かつデュアルラチェットスリーブ1´の軸線と重なるので、加工するのに有利であり、かつ意匠性に優れる。
本実施例において、分離型ポールベースの構造では、図21に示すように、第1ポール21´、第2ポール22´の作動面が可動部分側に位置し、非作動面が固定部分側に位置する。ポールによってデュアルラチェットスリーブを回転させると、ポールが受ける反作用力が固定部分に付勢される。よって、図21の構造の形式を用いることによって、ポールの支持構造がより安定し信頼できる構造である。また、ポールとデュアルラチェットスリーブをより安定的に噛み合わせるに、ポールのラチェットは複数設けられる。
また、本実施例におけるポールベース2´と、偏心駆動機構3´と、工具ハンドル4´との接続形式を説明する。図22に示すように、偏心輪31´は工具ハンドル4´と一体構造で作製され、ポールベース2´の下部領域はデュアル接続プレート構造であり、軸を支持するための2つの接続プレート29´を有している。接続プレート29´には、軸孔291´があけられている。偏心輪31´は、偏心輪軸32´を介して、2つの接続プレート29´の間で形成された隙間に回転可能に取り付けられ、ポール駆動レバー33´に対応して設けられる。
当該方式では、図23に示すように、偏心輪軸32´は、段階状構造であり、異なる径の円柱が接続された2段の円柱を含む。そして、1段目の円柱の径方向には、上から収容孔321´があけられている。当該収容孔321´には、接続軸35´を収容可能である。1段目円柱の外部端面の中心に溝322´があけられている。図24に示すように、偏心輪31´と工具ハンドル4´とは一体構造で作製される。また、偏心輪31´の中心には、円柱偏心輪軸をちょうど収容可能な接続孔311´が形成される。また、偏心輪31´には、円周方向において等間隔で、第1位置決めピット312´、第2位置決めピット313´および位置決め孔314´が配置される。第1位置決めピット312´は、工具ハンドル4´の軸線の延長線上に位置する。第2位置決めピット313´および位置決め孔314´は、第1位置決めピット312´に垂直に設けられ、ポール駆動レバー33の軸線の延長線上に位置する。第2位置決めピット313´と位置決め孔314´との間の偏心輪31´の空間には、接続軸35´を収容する収容空間が設けられ、接続軸35´と位置決め孔314´とによって組み合わせて第3位置決めピットを形成する。このような接続によれば、さらに偏心輪31´と偏心輪軸32´の接続を強固にし、工具ハンドル4´を回転させることで直接偏心輪31´を偏心輪軸32´の軸線周りに回転駆動できる。
当該構造の偏心輪31´と組み合わせるために、本実施例は、ポールベース2の内部の駆動レバー案内孔27内のポール駆動レバー33´に限定される。図25に示すように、その下端は、突出した球状構造が形成される。このような構造によれば、ポール駆動レバー33´と偏心輪31´上の位置決めピット312´とをより効果的に組み合わせられる。同時に、本実施例において弾性押さえ具34´によってポール駆動レバー33´を偏心輪31´の表面に押し付ける際に、ポール駆動レバー33´の長軸方向において偏心輪31´寄りに弾性押さえ具34´を設ける。
(応用例)
図26には、実施例1の順方向非係合の方向変更防止機構に基づく自動車保守スリーブレンチが示されている。当該自動車保守スリーブレンチは、十字型に配列された4つの順方向非係合の方向変更防止機構6を含む。前記の4つの順方向非係合の方向変更防止機構6は、偏心輪7および偏心輪7に接続される工具ハンドル8を共用する。各順方向非係合の方向変更防止機構6におけるデュアルラチェットスリーブは、異なる規格のスリーブまたは異なる規格のスリーブを取り付けるためのクイック接続構造を有する。
本発明の基本的な原理と主な特徴および本発明の利点を示して記載した。本発明は、上記実施例に限定されず、上記実施例および明細書での記載が単に本発明の原理の説明に用いられるものであり、本発明の趣旨や範囲を逸脱することなくさらにさまざまな変更や改良をすることができ、これらの変更や改良がいずれも本発明の範囲に入ることは、当業者にとって自明である。本発明の保護範囲は、添付する特許請求の範囲およびその等価物によって限定される。
(付記)
(付記1)
デュアルラチェットスリーブと、ポールベースと、偏心駆動機構と、工具ハンドルとを含む順方向非係合の方向変更防止機構であって、
当該デュアルラチェットスリーブの軸線方向には、一方が順方向ワンウェイラチェットリングギヤであり、他方が逆方向ワンウェイラチェットリングギヤである第1ワンウェイラチェットリングギヤと第2ワンウェイラチェットリングギヤとが配置され、
当該ポールベースは、前記デュアルラチェットスリーブの軸線方向に上部領域と下部領域とに分けられ、前記ポールベースの前記上部領域が前記デュアルラチェットスリーブの内部に回転可能に取り付けられることによって、前記ポールベースは、前記デュアルラチェットスリーブの軸線周りに回転可能であり、前記デュアルラチェットスリーブの軸線方向に動きが規制されて位置決められ、前記ポールベースの前記上部領域には、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直な方向に移動可能な第1ポールと第2ポールとが取り付けられ、前記第1ポール、前記第2ポールは、それぞれ、前記第1ワンウェイラチェットリングギヤ、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に対し、嵌められまたは離脱するように移動可能であり、前記ポールベースは、前記上部領域から前記下部領域まで延びる駆動レバー案内孔を有し、当該駆動レバー案内孔の軸線は、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に対して平行であり、
前記第1ポール及び前記第2ポールを駆動するための前記偏心駆動機構は、偏心輪と、偏心輪軸と、ポール駆動レバーと、弾性押さえ具とを含み、前記偏心輪は、前記ポールベースの下部領域に前記偏心輪軸を介して回転可能に取り付けられ、前記偏心輪軸の軸線は、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直であり、前記ポール駆動レバーは、前記ポールベースの内部の駆動レバー案内孔の内部に配置され、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行な方向に移動可能であり、前記ポール駆動レバーは、前記ポールベースの前記上部領域に位置する部分が前記第1ポール及び前記第2ポールに接触し、前記ポール駆動レバーは、前記ポールベースの前記下部領域に位置する一端が前記弾性押さえ具を介して前記偏心輪の表面に押し付けられ、
前記ポールベースを回転させる前記工具ハンドルを前記偏心輪または前記偏心輪軸に接続して固定することによって、前記工具ハンドルと前記偏心輪との連動を実現し、
前記工具ハンドルは、前記偏心輪の回転によって、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行な方向に前記ポール駆動レバーを移動させ、さらに、前記ポール駆動レバーの駆動によって、前記第1ポール、前記第2ポールは、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直な方向に移動して、前記順方向ワンウェイラチェットリングギヤ、前記逆方向ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められまたは離脱し、
ここで、前記工具ハンドルは、第1位置、第2位置、第3位置に位置決められるように回転され、
前記第1位置では、
(a)前記工具ハンドルの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直である、
(b)前記第1ポールが前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、前記第2ポールが前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する、
との条件が必然的に同時に発生し、
前記第2位置では、
(c)前記工具ハンドルの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行である、
(d)前記第1ポール、前記第2ポールは、それぞれ、対応する前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する、
との条件が必然的に同時に発生し、
前記第3位置では、
(e)前記工具ハンドルの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直である、
(f)前記第2ポールが前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、前記第1ポールが前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する、
との条件が必然的に同時に発生する、
ことを特徴とする順方向非係合の方向変更防止機構。
(付記2)
前記偏心駆動機構で、前記ポール駆動レバーの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行になるように配置され、前記ポール駆動レバーの長手方向の両側面は第1側面、第2側面であり、
前記ポール駆動レバーには、その長手方向において順に第1ポール作動セクション、共通作動セクション、第2ポール作動セクションが設けられ、
前記第1ポール作動セクションは、前記第1側面で前記ポール駆動レバーの長手方向と角度をなす第1傾斜面を有し、
前記第2ポール作動セクションは、前記第2側面で前記第1傾斜面に平行な第2傾斜面を有し、かつ前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とが前記ポール駆動レバーの長手方向に対して逆方向となるように設けられ、
前記共通作動セクションは、前記第1側面、前記第2側面でそれぞれ前記ポール駆動レバーの長手方向に平行な第1平行面、第2平行面を有し、かつ前記第1側面の前記第1平行面と前記第1傾斜面とは近接して設けられて第1ポール駆動面を形成し、前記第2側面の前記第2平行面と前記第2傾斜面とは近接して設けられ第2ポール駆動面を形成し、
前記第1ポールは、前記第1ポール駆動面と組み合わされる第1案内部と、第1スプリングリミットとを有し、前記第1スプリングリミットと前記ポールベースとの間に第1復帰スプリングが設けられ、
前記第2ポールは、前記第2ポール駆動面と組み合わされる第2案内部と、第2スプリングリミットとを有し、前記第2スプリングリミットと前記ポールベースとの間に第2復帰スプリングが設けられる、
ことを特徴とする付記1に記載の順方向非係合の方向変更防止機構。
(付記3)
前記第1ポールは、前記第1復帰スプリングの弾性変形力によって前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、前記第2ポールは、前記第2復帰スプリングの弾性変形力によって前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、前記第1ポール、前記第2ポールは、ともに前記ポール駆動レバーの駆動によって、前記第1ワンウェイラチェットリングギヤ、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する、
ことを特徴とする付記2に記載の順方向非係合の方向変更防止機構。
(付記4)
前記第1ワンウェイラチェットリングギヤと前記第1ポールとの組み合わせ、および前記第2ワンウェイラチェットリングギヤと前記第2ポールとの組み合わせで、前記第1ポール、前記第2ポールの移動方向と、対応する前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝との作動面角度が0〜5°であり、非作動面角度が50〜60°である、
ことを特徴とする付記1に記載の順方向非係合の方向変更防止機構。
(付記5)
前記ポールベースは、分離型構造であり、前記ポールベースの前記上部領域は、固定部分と可動部分を含み、前記固定部分は、前記ポールベースの前記下部領域と一体で加工される、
ことを特徴とする付記1に記載の順方向非係合の方向変更防止機構。
(付記6)
分離型ポールベースの構造で前記第1ポール、前記第2ポールの作動面は、前記可動部分側に位置し、非作動面は、前記固定部分側に位置する、
ことを特徴とする付記5に記載の順方向非係合の方向変更防止機構。
(付記7)
前記駆動レバー案内孔の軸線は、前記ポールベースの中心に位置し、かつ前記デュアルラチェットスリーブの軸線に重なる、
ことを特徴とする付記1に記載の順方向非係合の方向変更防止機構。

Claims (7)

  1. デュアルラチェットスリーブと、ポールベースと、偏心駆動機構と、工具ハンドルとを含むトルク伝達方向変更機構であって、
    当該デュアルラチェットスリーブの軸線方向には、一方が順方向ワンウェイラチェットリングギヤであり、他方が逆方向ワンウェイラチェットリングギヤである第1ワンウェイラチェットリングギヤと第2ワンウェイラチェットリングギヤとが配置され、
    当該ポールベースは、前記デュアルラチェットスリーブの軸線方向に上部領域と下部領域とに分けられ、前記ポールベースの前記上部領域が前記デュアルラチェットスリーブの内部に回転可能に取り付けられることによって、前記ポールベースは、前記デュアルラチェットスリーブの軸線周りに回転可能であり、前記デュアルラチェットスリーブの軸線方向に動きが規制されて位置決められ、前記ポールベースの前記上部領域には、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直な方向に移動可能な第1ポールと第2ポールとが取り付けられ、前記第1ポール、前記第2ポールは、それぞれ、前記第1ワンウェイラチェットリングギヤ、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に対し、嵌められまたは離脱するように移動可能であり、前記ポールベースは、前記上部領域から前記下部領域まで延びる駆動レバー案内孔を有し、当該駆動レバー案内孔の軸線は、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に対して平行であり、
    前記第1ポール及び前記第2ポールを駆動するための前記偏心駆動機構は、偏心輪と、偏心輪軸と、ポール駆動レバーと、弾性押さえ具とを含み、前記偏心輪は、前記ポールベースの下部領域に前記偏心輪軸を介して回転可能に取り付けられ、前記偏心輪軸の軸線は、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直であり、前記ポール駆動レバーは、前記ポールベースの内部の駆動レバー案内孔の内部に配置され、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行な方向に移動可能であり、前記ポール駆動レバーは、前記ポールベースの前記上部領域に位置する部分が前記第1ポール及び前記第2ポールに接触し、前記ポール駆動レバーは、前記ポールベースの前記下部領域に位置する一端が前記弾性押さえ具により前記偏心輪の表面に押し付けられ、
    前記ポールベースを回転させる前記工具ハンドルを前記偏心輪または前記偏心輪軸に接続して固定することによって、前記工具ハンドルと前記偏心輪との連動を実現し、
    前記工具ハンドルは、前記偏心輪の回転によって、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行な方向に前記ポール駆動レバーを移動させ、さらに、前記ポール駆動レバーの駆動によって、前記第1ポール、前記第2ポールは、前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直な方向に移動して、前記順方向ワンウェイラチェットリングギヤ、前記逆方向ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められまたは離脱し、
    ここで、前記工具ハンドルは、第1位置、第2位置、第3位置に位置決められるように回転され、
    前記第1位置では、
    (a)前記工具ハンドルの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直である、
    (b)前記第1ポールが前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、前記第2ポールが前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する、
    との条件が必然的に同時に発生し、
    前記第2位置では、
    (c)前記工具ハンドルの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行である、
    (d)前記第1ポール、前記第2ポールは、それぞれ、対応する前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する、
    との条件が必然的に同時に発生し、
    前記第3位置では、
    (e)前記工具ハンドルの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に垂直である、
    (f)前記第2ポールが前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、前記第1ポールが前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する、
    との条件が必然的に同時に発生する、
    ことを特徴とするトルク伝達方向変更機構。
  2. 前記偏心駆動機構で、前記ポール駆動レバーの長手方向が前記デュアルラチェットスリーブの軸線に平行になるように配置され、前記ポール駆動レバーの長手方向の両側面は第1側面、第2側面であり、
    前記ポール駆動レバーには、その長手方向において順に第1ポール作動セクション、共通作動セクション、第2ポール作動セクションが設けられ、
    前記第1ポール作動セクションは、前記第1側面で前記ポール駆動レバーの長手方向と角度をなす第1傾斜面を有し、
    前記第2ポール作動セクションは、前記第2側面で前記第1傾斜面に平行な第2傾斜面を有し、かつ前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とが前記ポール駆動レバーの長手方向に対して逆方向となるように設けられ、
    前記共通作動セクションは、前記第1側面、前記第2側面でそれぞれ前記ポール駆動レバーの長手方向に平行な第1平行面、第2平行面を有し、かつ前記第1側面の前記第1平行面と前記第1傾斜面とは近接して設けられて第1ポール駆動面を形成し、前記第2側面の前記第2平行面と前記第2傾斜面とは近接して設けられ第2ポール駆動面を形成し、
    前記第1ポールは、前記第1ポール駆動面と組み合わされる第1案内部と、第1スプリングリミットとを有し、前記第1スプリングリミットと前記ポールベースとの間に第1復帰スプリングが設けられ、
    前記第2ポールは、前記第2ポール駆動面と組み合わされる第2案内部と、第2スプリングリミットとを有し、前記第2スプリングリミットと前記ポールベースとの間に第2復帰スプリングが設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトルク伝達方向変更機構。
  3. 前記第1ポールは、前記第1復帰スプリングの弾性変形力によって前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、前記第2ポールは、前記第2復帰スプリングの弾性変形力によって前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝に嵌められ、前記第1ポール、前記第2ポールは、ともに前記ポール駆動レバーの駆動によって、前記第1ワンウェイラチェットリングギヤ、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝から離脱する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のトルク伝達方向変更機構。
  4. 前記第1ワンウェイラチェットリングギヤと前記第1ポールとの組み合わせ、および前記第2ワンウェイラチェットリングギヤと前記第2ポールとの組み合わせで、前記第1ポール、前記第2ポールの移動方向と、対応する前記第1ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝、前記第2ワンウェイラチェットリングギヤの歯溝との作動面角度が0〜5°であり、非作動面角度が50〜60°である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトルク伝達方向変更機構。
  5. 前記ポールベースは、分離型構造であり、前記ポールベースの前記上部領域は、固定部分と可動部分を含み、前記固定部分は、前記ポールベースの前記下部領域と一体で加工される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトルク伝達方向変更機構。
  6. 分離型ポールベースの構造で前記第1ポール、前記第2ポールの作動面は、前記可動部分側に位置し、非作動面は、前記固定部分側に位置する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のトルク伝達方向変更機構。
  7. 前記駆動レバー案内孔の軸線は、前記ポールベースの中心に位置し、かつ前記デュアルラチェットスリーブの軸線に重なる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のトルク伝達方向変更機構。
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