JP6746748B2 - オイルシールキャップ及びそれを備える偏心揺動型歯車装置 - Google Patents
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Description
本発明は、第1孔が貫通するように形成された本体部と、前記第1孔の貫通方向に見て前記本体部の外周部の内側で前記本体部に設けられ、前記第1孔の貫通方向と同方向に延びる第2孔が貫通するように形成されたポート部と、前記ポート部に着脱可能に設けられ、前記第2孔を塞ぐ栓部材と、を備え、前記第2孔は、前記第1孔を通して、前記本体部に対し前記ポート部が設けられた側とは反対側に向けて開放しており、前記本体部及び前記ポート部のうちの少なくとも一方の表面に、当該表面に対して突出する又はへこむ係止部が設けられている、オイルシールキャップ、であってもよい。
また、本体部を取り外すことなく栓部材だけを取り外して、油を第1孔及び第2孔の内側に通すことができる。しかも、本体部又はポート部の係止部を工具で係止することにより、本体部の移動を防止することができるので、栓部材の着脱作業を容易に行うことができる。
これにより、本発明に係るオイルシールキャップによれば、加工に手間をかけることなく閉鎖対象部分に取り付けることができ、且つ油の通し作業を効率良く行うことができる。
具体的には、このような構成において、本体部又はポート部の係止部を工具で係止することにより、栓部材を第2孔に対して回転させる際に本体部が一緒に回転することを防止することができるので、栓部材の着脱作業を容易に行うことができる。
この構成によれば、操作用溝を利用して栓部材を回転させることができる。これにより、工具によって栓部材を容易に回転させることができる。
より具体的には、前記底板部は、前記第1孔の貫通方向に見たときの形状が円形状に形成され、前記周壁部は、円筒状に形成されていてもよい。
この構成では、本体部が円形の閉鎖対象部分に取り付けられる場合に、本体部が簡易的で且つ径方向に変形し易い形状をとるため、金属等の剛性部材を利用することにより本体部を円形の閉鎖対象部分に容易に取り付けることができ、これによって、円形の閉鎖対象部分に、加工に手間をかけることなくオイルシールキャップを取り付けることができる。
この構成によれば、つば部が閉鎖対象部分の適所又はその周辺の部分に当接されることにより、オイルシールキャップの軸方向の移動を抑制できる。これにより、栓部材の着脱作業の作業効率を向上できる。
この構成によれば、オイルシールキャップの寸法を抑制できる。
この構成によれば、ポート部の先端において栓部材を工具で操作し、工具からポート部を介して本体部に軸方向に沿う力が作用した場合に、当該力が本体部の周壁部を径方向の外側に向けて変形させる。これにより、本体部が円形の閉鎖対象部分に取り付けられる場合に、周壁部が閉鎖対象部分の内周面に押し付けられるので、オイルシールキャップの移動を抑制できる。これにより、栓部材の着脱作業の作業効率を向上できる。
この構成によれば、ポート部を容易に形成することができ、生産効率を向上できる。
このような構成によれば、工具をポート部の軸方向に沿って移動させ、工具の一部を溝の第1溝部から第2溝部に移動させ、この工具の一部が第2溝部に至った際に工具を回転させて、その後、この工具の一部を第2溝部に周方向及び軸方向から当接可能な状態にセットすることにより、オイルシールキャップの回転及び軸方向の移動を防止できる。これにより、栓部材の着脱作業の作業効率を極めて効果的に向上できる。
また、前記第2溝部は、前記ポート部の軸方向に見たときに扇形状または半円状に形成され、その円弧部分が前記ポート部の外周面から開放していてもよい。
また、本体部を取り外すことなく栓部材だけを取り外して、油を第1孔及び第2孔の内側に通して、閉空間から油を排出したり、閉空間に油を供給したりすることができる。しかも、本体部又はポート部の係止部を工具で係止することにより、本体部の移動を防止することができるので、栓部材の着脱作業を容易に行うことができる。
これにより、加工に手間をかけることなくオイルシールキャップを連通孔に取り付けることができ、且つ油の通し作業を効率良く行うことができる。
この構成によれば、オイルシールキャップが連通孔の軸方向に移動することを抑制できる。これにより、栓部材の着脱作業の作業効率を向上できる。
この構成によれば、オイルシールキャップが連通孔の軸方向に移動することを抑制できる。これにより、栓部材の着脱作業の作業効率を向上できる。
本発明の第1の実施の形態に係る偏心揺動型歯車装置(以下、歯車装置と称する)1は、例えばロボットの旋回胴や腕関節等の旋回部、各種工作機械の旋回部等に減速機として適用されるものである。
次に、本発明の第2の実施の形態について図4乃至図8を用いて説明する。本実施の形態の構成部分のうちの第1の実施の形態の構成部分と同様のものについては、同一の符号を示し、説明は省略する。以下では、第1の実施の形態と相違する構成について主に説明する。
また、工具103には、貫通孔4dの淵部(周縁部)に当接する係止部103bが設けられてもよい。そして、図8に示すように、この係止部103bを設けることにより、工具103の内部におけるオイルシールキャップ30の挿入位置を規制するようにしてもよい。
なお、ピン部103aが第2溝部38b2に至った際に第3の工具103を回転させる方向は、第2の工具102によって栓部材33を回転させる方向とは、逆方向とすることが好ましい。この場合には、第2の工具102によって栓部材33を回転させた際に一緒に回転しようとする本体部31が、ポート部322の第2溝部38b2を介してピン部103aに直ぐに係止されるため、本体部31の回転を確実に防止することができるからである。
次に、本発明の第3の実施の形態について図9を用いて説明する。本実施の形態の構成部分のうちの第1及び第2の実施の形態の構成部分と同様のものについては、同一の符号を示し、説明は省略する。以下では、第1及び第2の実施の形態と相違する構成について主に説明する。
次に、本発明の第4の実施の形態について図10を用いて説明する。本実施の形態の構成部分のうちの第1乃至第3の実施の形態の構成部分と同様のものについては、同一の符号を示し、説明は省略する。以下では、第1乃至第3の実施の形態と相違する構成について主に説明する。
次に、本発明の第5の実施の形態について図11を用いて説明する。本実施の形態の構成部分のうちの第1乃至第4の実施の形態の構成部分と同様のものについては、同一の符号を示し、説明は省略する。以下では、第1乃至第4の実施の形態と相違する構成について主に説明する。
次に、本発明の第6の実施の形態について図12を用いて説明する。本実施の形態の構成部分のうちの第1乃至第5の実施の形態の構成部分と同様のものについては、同一の符号を示し、説明は省略する。以下では、第1乃至第5の実施の形態と相違する構成について主に説明する。
2 外筒
3 内歯ピン
3a 内歯
4 キャリア
4a 基板部
4d 貫通孔
4d1 第1孔部
4d2 第2孔部
4d3 段差面
4d4 面取り部
4e クランク軸取付孔
5 基部
7 端板部
7b クランク軸取付孔
10 クランク軸
10a 第1偏心部
10b 第2偏心部
10c 軸本体
14 第1揺動歯車
14a 第1外歯
16 第2揺動歯車
16a 第2外歯
30 オイルシールキャップ
31,313,314,316,317 本体部
31a 第1孔
31b,313b,314b,317b 底板部
31c,313c,314c,317c 周壁部
314d つば部
32,322,325,327 ポート部
32a 第2孔
32b 雌ねじ部
33 栓部材
33b 雄ねじ部
33c 操作用溝
36,363,367 外面形成部
37,373,377 内面形成部
38a,38b,38c,38d 係止部
38b1 第1溝部
38b2 第2溝部
S 閉空間
Claims (5)
- 連通孔に取り付けられる本体部と、
前記本体部に設けられ、孔が貫通するように形成されたポート部と、
前記ポート部に着脱可能に設けられ、前記孔を塞ぐ栓部材と、を備え、
前記ポート部に、前記本体部の移動を防止する工具が係止される係止部が設けられている、オイルシールキャップ。 - 第1の部材と第2の部材との間で所定の回転数比で回転数を変換して駆動力を伝達する歯車装置であって、
偏心部と、
前記偏心部が挿入される挿通孔を有すると共に歯部を有する揺動歯車と、
前記第1の部材及び前記第2の部材の一方に取り付け可能に構成され、前記揺動歯車の前記歯部と噛み合う内歯を有する外筒と、
前記第1の部材及び前記第2の部材の他方に取り付け可能に構成されるキャリアと、
請求項1に記載のオイルシールキャップと、を備え、
前記キャリア及び前記外筒により、前記揺動歯車を収容する閉空間が形成され、
前記キャリア及び前記外筒の一方には、前記閉空間に連通する連通孔が形成され、
前記オイルシールキャップは、前記連通孔を塞いでいる、偏心揺動型歯車装置。 - 前記連通孔には、外部側を指向する段差面が形成されており、
前記オイルシールキャップは、前記本体部を前記段差面に当接させた状態で前記連通孔に取り付けられている、請求項2に記載の偏心揺動型歯車装置。 - 連通孔に取り付けられる本体部と、
前記本体部に設けられ、孔が貫通するように形成されたポート部と、
前記ポート部に着脱可能に設けられ、前記孔を塞ぐ栓部材と、を備え、
前記本体部及び前記ポート部のうちの少なくとも一方に、前記本体部の移動を防止する工具が係止される係止部が設けられ、
前記本体部の弾性力によって前記連通孔に取り付けられた状態において、前記係止部に係止された前記工具によって前記本体部及び前記ポート部の移動を防止した状態で前記栓部材を取り外すことで、前記本体部を前記連通孔から取り外すことなく前記栓部材だけ取り外すことが可能なオイルシールキャップ。 - 潤滑油を交換するための孔に栓部材が取り付けられ、潤滑油交換時に工具によって回転が防止されるポート部と、
前記ポート部が取り付けられるとともに、弾性力によって減速機のキャリアの連通孔に取り付けられ、前記栓部材を回転させる際に前記工具によって前記ポート部の回転が防止されることで前記栓部材とともに回転することを防止される本体部と、を備え、
潤滑油交換時に前記本体部を前記連通孔から取り外すことなく前記栓部材だけ取り外すことが可能であり、かつ、前記弾性力によって前記連通孔に取り付けられた前記本体部と前記連通孔との間から潤滑油が漏れないようになっている、オイルシールキャップ。
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JP2019072886A JP6746748B2 (ja) | 2019-04-05 | 2019-04-05 | オイルシールキャップ及びそれを備える偏心揺動型歯車装置 |
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JP2019113190A JP2019113190A (ja) | 2019-07-11 |
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JP2019072886A Active JP6746748B2 (ja) | 2019-04-05 | 2019-04-05 | オイルシールキャップ及びそれを備える偏心揺動型歯車装置 |
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JP2000291788A (ja) * | 1999-04-09 | 2000-10-20 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 減速機カバーの取付装置 |
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