JP6746627B2 - レーザー照射用補助部材、ハンドピース - Google Patents
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被覆管31はハンドピース100の移動に追随して柔軟に移動することが好ましいため、可撓性を有する材料により形成されている。その具体的な材料は特に限定されることはないが、例えばステンレス製フレキシブルホース、繊維強化プラスチック(FRP)、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等を挙げることができる。
なお、後述するようにガイド部112がレーザーハンドピース本体101のレーザー光出射口101aの縁に一体に直接配置されるような形態(図9参照)では、必ずしも基部を備える必要はない。
従ってこのようにガイド部112はレーザー光の照射を阻害しない位置に配置されていればよく、本形態では開口111aの縁に配置されているが、これに限定されることなく、例えば図7に変形例のレーザー照射用補助部材110’で示したように、基部111のいずれかの部位からレーザー光の出射方向に沿ってガイド部112が延びるように構成されていればよい。
これにより、ガイド部の先端を患部近傍に接触させつつレーザー光を照射することで、自動的にレーザー光の焦点形成位置が患部となるようにすることができるとともに、その位置関係を容易に維持することが可能となる。図6(a)の例ではガイド部112の先端を患部近傍の歯肉や歯牙等に接触させることにより自動的にレーザー光の焦点形成位置が患部となるようにすることができる。図6(b)の例ではガイド部112に対して焦点位置Fに揃う位置に目印112bを設けることで、この目印を頼りに自動的にレーザー光の焦点形成位置が患部となるようにすることができる。
このように長さLはレーザー光の焦点位置に基づいて決められるが、概ね3mm以上12mm以下の範囲の大きさとなることが好ましい。
ただし、レーザー光を照射する過程以外の過程における外科的処置としては、排膿及び圧排に限られることはなく、他の外科的処置であってもよい。従ってガイド部の長手方向の形状は、当該他の外科的処置に適する形状を備えることができる。他の外科的処置としては掻爬、把持(ピンセット形状)等を挙げることができる。
本形態のような排膿及び圧排のための形状である場合には、具体的には、図5(a)に表れているように、ガイド部112がその長手方向において屈折部を有している。これにより特にガイド部112の先端側の外面112aで患部を押圧して排膿及び圧排がしやすくなる。ここでは1つの屈折部を有する形態としたが2つ以上の屈折部を有してもよいし、湾曲部を有する形態であってもよい。
図5(a)にθで示した、ガイド部112の基部111の軸線に対する傾斜角は、軸線から離れる方向に広がるように0°より大きく以上40°以下であることが好ましい。このように、ガイド部112が全体として軸線に対して離れる方向に広がるように形成されることで、レーザー光の照射中に他の部位が治療を阻害し難くなる。ただし、必ずしも広がるように形成されなくてもよく、この場合にはθは0°となる。
図5(a)にφで示した屈折部の角度は90°以上180°以下であることが好ましい。
図5(a)にAで示した、屈曲部から先端までの長さは2mm以上5mm以下であることが好ましい。
図5(a)にBで示した、ガイド部112の先端とガイド部112の根本との軸線に直交する方向の距離は、0mmより大きいことが好ましい。これによりガイド部112が全体として軸線に対して離れる方向に広がるように形成されてレーザー光の照射中に他の部位が治療を阻害し難くなるとともに、より確実にガイド部112がレーザー光を阻害し難くなる。
また、ガイド部112は図5(b)に表れる断面において、存在する角部の角度がいずれも90°より大きいことが好ましい。これにより角部が歯肉等を傷つけることを防止することが可能となる。
レーザー光を患部に対して照射する際には、レーザー光が患部に照射されるように位置を決めつつ、図6(a)の例のようにレーザー光の焦点位置とガイド部の先端位置とが揃っているハンドピースでは、ガイド部112の先端を患部近くの患者の部位(例えば歯肉)に接触させる。一方、図6(b)の例のようにレーザー光の焦点位置を越えてガイド部が延びるように構成されているハンドピースでは、焦点位置を表す目印112bを頼りにハンドピースの位置を決める。
これによりレーザー光の焦点位置が患部となるとともに、この状態を容易に維持することができる。また、ガイド部112が上記のように構成されているのでガイド部112がレーザー光の照射を阻害することがない。
一方、レーザー光の照射した後に排膿をする際にはガイド部112の先端側の外面112aを患部に押し当てることで用いて行えばよい。
このようなレーザー照射用補助部材210も上記したレーザー照射用補助部材110と同様の効果を有するものとなる。
そして基部211をハンドピース本体101の先端に被せることにより、レーザー照射用補助部材310をハンドピース本体101に装着することができる。
このようなレーザー照射用補助部材310も上記したレーザー照射用補助部材110と同様の効果を有するものとなる。
ここでガイド部112はレーザー光の照射を阻害しない位置に配置されていればよく、本形態では出射口101aの縁に配置されているが、これに限定されることなく、ハンドピース本体101のいずれかの部位からレーザー光の出射方向に沿って延びるように構成されていればよい。
11 本体
11a 入力パネル
12 筐体
20 レーザー照射ユニット
21 レーザー発振器
30 光導波路
40 フットスイッチ
50 保持手段
51 連結部材
52 保持棒
53 保持片
54 保護管
100 ハンドピース
101 ハンドピース本体
110 レーザー照射用補助部材
111 基部
112 ガイド部
Claims (7)
- 歯科治療に用いられるレーザー光を出射するハンドピースに備えられる補助部材であって、
開口を有する管である基部と、
前記基部から延びる棒状のガイド部と、を有しており、
前記ガイド部は、その先端の位置が前記ハンドピースから出射される前記レーザー光の焦点位置に揃う又は前記焦点位置を越えて長く延びるとともに、その少なくとも一部において、前記基部から前記先端に向かうにつれて前記基部の前記管の軸線から離隔するように延びる部位を有し、前記基部の前記管の前記軸線を横切ることなく、前記先端が前記基部に接続する端部よりも前記軸線から離隔する位置にあり、前記レーザー光の照射とは異なる他の外科的処置を可能とする、レーザー照射用補助部材。 - 歯科治療に用いられるレーザー光を出射するハンドピースに備えられる補助部材であって、
開口を有する管である基部と、
前記基部から延びる棒状のガイド部と、を有しており、
前記ガイド部は、その先端の位置が前記ハンドピースから出射される前記レーザー光の焦点位置に揃う又は前記焦点位置を越えて長く延びるとともに、その少なくとも一部において、前記基部から前記先端に向かうにつれて前記基部の前記管の軸線から離隔するように延びる部位を備え、その長さ方向で屈折部又は湾曲部を有し、前記基部の前記管の前記軸線を横切ることなく、前記先端が前記基部に接続する端部よりも前記軸線から離隔する位置にある、
レーザー照射用補助部材。 - 前記基部、及び前記ガイド部は前記基部の管の軸線を中心に回転可能とされ、前記ガイド部の位置を回転させて変えることができるように構成されている請求項1又は2に記載のレーザー照射用補助部材。
- 歯科治療に用いられるレーザー光を出射するハンドピースであって、
前記レーザー光を出射するハンドピース本体と、
前記ハンドピース本体に装着された請求項1乃至3のいずれかに記載のレーザー照射用補助部材と、を備え、
前記レーザー照射用補助部材の前記開口が、前記ハンドピース本体の前記レーザー光の出射口に配置されている、ハンドピース。 - 歯科治療に用いられるレーザー光を出射するハンドピースであって、
前記レーザー光を出射するハンドピース本体と、
前記ハンドピース本体から前記レーザー光の出射方向に沿って延びる棒状のガイド部と、を有しており、
前記ガイド部は、その先端の位置が前記ハンドピース本体から出射される前記レーザー光の焦点位置に揃う又は前記焦点位置を越えて長く延びるとともに、その少なくとも一部において、前記ハンドピース本体から前記先端に向かうにつれて前記レーザー光の光軸から離隔するように延びる部位を有し、前記光軸を横切ることなく、前記先端が前記ハンドピース本体に接続する端部よりも前記光軸から離隔する位置にあり、前記レーザー光の照射とは異なる他の外科的処置を可能とする、ハンドピース。 - 歯科治療に用いられるレーザー光を出射するハンドピースであって、
前記レーザー光を出射するハンドピース本体と、
前記ハンドピース本体から前記レーザー光の出射方向に沿って延びる棒状のガイド部と、を有しており、
前記ガイド部は、その先端の位置が前記ハンドピース本体から出射される前記レーザー光の焦点位置に揃う又は前記焦点位置を越えて長く延びるとともに、その少なくとも一部において、前記ハンドピース本体から前記先端に向かうにつれて前記レーザー光の光軸から離隔するように延びる部位を備え、その長さ方向で屈折部又は湾曲部を有し、前記光軸を横切ることなく、前記先端が前記ハンドピース本体に接続する端部よりも前記光軸から離隔する位置にある、
ハンドピース。 - 前記ガイド部は前記レーザー光の光軸周りを回転可能とされ、前記ガイド部の位置を回転させて変えることができるように構成されている請求項5又は6に記載のハンドピース。
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JP2018026331A JP6746627B2 (ja) | 2018-02-16 | 2018-02-16 | レーザー照射用補助部材、ハンドピース |
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2018
- 2018-02-16 JP JP2018026331A patent/JP6746627B2/ja active Active
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